JPH05231306A - 圧縮機の圧力検出方法 - Google Patents

圧縮機の圧力検出方法

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JPH05231306A
JPH05231306A JP4032532A JP3253292A JPH05231306A JP H05231306 A JPH05231306 A JP H05231306A JP 4032532 A JP4032532 A JP 4032532A JP 3253292 A JP3253292 A JP 3253292A JP H05231306 A JPH05231306 A JP H05231306A
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JP
Japan
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pressure
cylinder
compressor
suction
discharge
Prior art date
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Pending
Application number
JP4032532A
Other languages
English (en)
Inventor
Takahisa Suzuki
隆久 鈴木
Shigeo Numazawa
成男 沼澤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Corp
Original Assignee
NipponDenso Co Ltd
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Publication date
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  • Control Of Positive-Displacement Pumps (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 圧縮機の圧力検出方法におけるコストの低減
および圧力センサの取付け性改善を図ること。 【構成】圧縮機1には、リヤハウジング16を貫通し、
さらにリヤハウジング16側に配された吐出弁用プレー
ト14a、バルブプレート12、吸入弁用プレート13
aを貫通してシリンダ2内に開口する圧力導出路19が
設けられている。リヤハウジング16には、圧力導出路
19を介してシリンダ2上端側より導かれたシリンダ2
内の圧力を検出する圧力センサ20が取り付けられてい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、往復式圧縮機の吐出圧
力および吸入圧力を検出する圧力検出方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、車両用冷凍サイクルでは、サ
イクルの作動状態を把握する上で、圧縮機の吐出圧力お
よび吸入圧力を検出することが重要である。その圧縮機
の吐出圧力および吸入圧力を検出する方法としては、図
8に示すように、圧縮機100、凝縮器101、レシー
バ102、膨張弁103、蒸発器104により構成され
る冷凍サイクルにおいて、圧縮機100の吐出側および
吸入側の各配管105、106にそれぞれ圧力センサ1
07、108を設け、この各圧力センサ107、108
によって、圧縮機100の吐出圧力および吸入圧力を検
出していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、圧縮機10
0の吐出側配管105および吸入側配管106にそれぞ
れ圧力センサ107、108を設ける必要があることか
ら、コストが高くなる。また、圧力センサ107、10
8を配管105、106の途中に取り付ける(圧力セン
サ107、108が配管105、106と垂直方向にな
る)ために、冷凍サイクルを車両に搭載した場合には、
2つの圧力センサ107、108を取付けるための取付
けスペースを確保する必要があり、狭いエンジンルーム
内では取付け上の制約を受けることになる。本発明は、
上記事情に基づいて成されたもので、その目的は、コス
トの低減および取付性の改善を図った圧縮機の圧力検出
方法を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、シリンダ内をピストンが往復動する往復式
圧縮機の吐出圧力および吸入圧力を圧力センサにより検
出する圧縮機の圧力検出方法において、前記圧縮機は、
前記シリンダの上端側より前記シリンダ内の圧力を前記
シリンダ外部へ導く圧力導出口が設けられ、前記圧力セ
ンサは、前記圧力導出口を介して前記シリンダ内の圧力
を検出することを技術的手段とする。
【0005】
【作用】上記構成より成る本発明は、シリンダの上端側
より圧力導出口を介してシリンダ内の圧力を取り出し、
圧力センサによって検出することができる。従って、ピ
ストンがシリンダの上端側へ向かう圧縮行程時には、ピ
ストンの移動に伴って上昇するシリンダ内の圧力を、圧
力導出口を介して圧力センサにより検出することができ
る。また、ピストンがシリンダの上端側より離れていく
吸入行程時には、ピストンの移動に伴って降下するシリ
ンダ内の圧力を、圧力導出口を介して圧力センサにより
検出することができる。この結果、1つの圧力センサに
よって、圧縮機の吸入圧力と吐出圧力とを検出すること
ができる。
【0006】
【実施例】次に、本発明の一実施例を図1ないし図6を
基に説明する。図1は斜板式圧縮機の断面図である。本
実施例の斜板式圧縮機1(往復式圧縮機)は、複数個の
シリンダ2が形成された一対のシリンダブロック3、
4、このシリンダブロック3、4の中心部を貫通して、
軸受5、6を介してシリンダブロック3、4に回転自在
に支持されたシャフト7、このシャフト7に斜めに固定
された斜板8、シリンダ2に嵌装されて、シュー9およ
びボール10を介して斜板8に係留されたピストン11
等より構成されている。シリンダブロック3、4は、互
いのシリンダ2位置が周方向に一致するように組み合わ
されている。シリンダブロック3、4の端面には、それ
ぞれ各シリンダ2に連通する吸入口12aおよび吐出口
12bが形成されたバルブプレート12、バルブプレー
ト12の各吸入口12aおよび各吐出口12bを開閉す
る吸入弁13および吐出弁14が配されている。これら
バルブプレート12、吸入弁13、吐出弁14は、シリ
ンダブロック3、4の端面に気密に組み合わされるフロ
ントハウジング15およびリヤハウジング16によっ
て、シリンダブロック3、4との間に挟持されている。
フロントハウジング15およびリヤハウジング16に
は、それぞれ吸入口12aおよび吐出口12bを介して
シリンダ2と連通する吸入室17および吐出室18が形
成されている。なお、吸入室17および吐出室18は、
それぞれ外部の冷媒回路(図示しない)と連絡される。
ピストン11は、シャフト7とともに斜板8が回転する
ことにより、シリンダ2内を往復動する。
【0007】この斜板式圧縮機1には、シリンダ2内の
圧力をシリンダ2の外部へ導く圧力導出路19(本発明
の圧力導出口)が設けられている。この圧力導出路19
は、リヤハウジング16の吸入室17と吐出室18とを
区画する壁部16aを貫通し、さらにリヤハウジング1
6側に配された吐出弁用プレート14a、バルブプレー
ト12、および吸入弁用プレート13aを貫通してシリ
ンダ2内に開口されている。リヤハウジング16には、
この圧力導出路19を介して、シリンダ2の上端側より
シリンダ2内の圧力を検出する圧力センサ20が取り付
けられている。圧力センサ20は、リヤハウジング16
への取付け部20a、圧力変化を電気的変化に変換する
検出部20b、および出力用コネクタ20cより成り、
図2に示すように、取付け部20aの先端側に設けられ
た螺子部20dをリヤハウジング16に開口する圧力導
出路19内にねじ込むことでリヤハウジング16に取り
付けられている。なお、圧力センサ20の取付けに際し
ては、圧力の洩れを防止するため、取付け部20aとリ
ヤハウジング16との間にOリング21が装着されてい
る。
【0008】圧力センサ20の検出部20bは、圧力に
比例した変位または歪みを発生する1次変換素子と、発
生した変位または歪みを電気量に変換する2次変換素子
との組み合わせによって構成されている。なお、検出部
を構成する1次変換素子および2次変換素子は、どの様
な素子でも良く、例えば、1次変換素子としてはダイア
フラムやベローズ等、2次変換素子としてはひずみゲー
ジ、静電容量センサ、差動変圧器等、あるいは1次変換
素子と2次変換素子とが一体となった半導体式圧力変換
素子でも良い。
【0009】次に、本実施例の作動を説明する。まず、
ピストン11の下降(吸入行程)により、シリンダ2内
の圧力が吸入側(冷媒回路の低圧側)より低くなると、
吸入弁13が押し開かれて、フロントハウジング15お
よびリヤハウジング16の各吸入室17よりそれぞれガ
ス冷媒がシリンダ2内へ流入する。この際、吐出弁14
は、バルブプレート12の吐出室18側に設けられてい
ることから、吐出側圧力(冷媒回路の高圧側圧力)によ
ってバルブプレート12に圧着されることにより、吐出
口12bを塞いで、高圧側からシリンダ2内へガス冷媒
が逆流するのを防止する。次に、ピストン11の上昇
(圧縮行程)により、シリンダ2内の圧力が吐出側より
高くなると、吐出弁14が押し開かれて、シリンダ2内
で圧縮された高温、高圧のガス冷媒が、フロントハウジ
ング15およびリヤハウジング16の各吐出室18へ流
出する。この際、吸入弁13は、バルブプレート12の
シリンダ2側に設けられていることから、シリンダ2内
の圧力によってバルブプレート12に圧着されることに
より、吸入口12aを塞いで、ガス冷媒が吸入側へ逆流
するのを防止する。
【0010】ここで、圧力センサ20によってシリンダ
2内の圧力を検出すると、図3に示すように、高圧側
(吐出側)で過圧縮によるピーク値A、低圧側(吸入
側)でアンダーサクションによるピーク値Bを含む出力
波形となる。従って、正確な吐出圧力PDおよび吸入圧
力PSを検出するためには、ピーク値Aおよびピーク値
Bより、過圧縮ΔPD(ピーク値Aと吐出圧力PDとの
差)およびアンダーサクションΔPS(ピーク値Bと吸
入圧力PSとの差)を補正する必要がある。その過圧縮
ΔPDおよびアンダーサクションΔPSは、図4および
図5に示すように、圧縮機1の回転数r(rpm)と比
例する。そこで、図6に示すように、マイクロコンピュ
ータ22によって、圧力センサ20で検出されたピーク
値Aおよびピーク値Bを基に圧縮機1の回転数rを算出
し、その回転数rに基づいてピーク値Aおよびピーク値
Bからの補正を行うことにより、正確な吐出圧力PDお
よび吸入圧力PSを求めることができる。なお、圧縮機
1の回転数rは、ピーク値Aおよびピーク値Bの間隔Δ
Tより、次式により算出することができる。
【数1】r=60/ΔT
【0011】また、正確な吐出圧力PDおよび吸入圧力
PSを検出する他の方法としては、ピーク値AよりΔt
秒後の値を吐出圧力PD、ピーク値BよりΔt秒後の値
を吸入圧力PSとして検出しても良い。但し、Δtの値
は、圧縮機1の回転数rに応じて、
【数2】 Δt=a・60/r a:定数(0.1〜0.3) とする。
【0012】図7に本発明の第2実施例に係る斜板式圧
縮機1の半断面図を示す。この実施例では、シリンダ2
の上端側よりシリンダ2内圧力を取り出すために、シリ
ンダブロック4のリヤハウジング16近傍に圧力導出路
19を形成したもので、圧力センサ20は、その圧力導
出路19が形成されたシリンダブロック4の側面に取付
けられている。本実施例のように、シリンダ2上端側よ
りシリンダ2内の圧力を取り出すことができれば、圧力
センサ20の取付け位置が限定されることはない。な
お、上記実施例では、圧縮機1の回転数に基づいて、ピ
ーク値Aおよびピーク値Bからの補正を行ったが、正確
な吐出圧力PDおよび吸入圧力PSを検出する必要がな
ければ、ピーク値Aおよびピーク値Bより大まかな吐出
圧力PDおよび吸入圧力PSを検出しても良い。また、
圧力センサ20をリヤハウジング16側に設置したが、
フロントハウジング15側に設置しても良い。あるい
は、圧力センサ20本体を異常高温より防止するため
に、吸入室17の中、あるいは吸入室17近傍の低温部
に設置しても良い。本発明の往復式圧縮機として斜板式
圧縮機1を示したが、ワッブル式圧縮機、クランク式圧
縮機でも良い。
【0013】
【発明の効果】本発明は、1つの圧力センサで圧縮機の
吐出圧力および吸入圧力を検出することができるため、
コストの低減を図ることができる。また、圧力センサを
圧縮機に直接取り付けることから、圧縮機外形の凹凸形
状を利用して圧力センサの飛び出しを少なくすることが
できる。このため、圧力センサを配下途中に取り付ける
ことで大きな取付けスペースを確保する必要のある従来
の場合より、取付けスペースの縮小とともに取付け性の
改善を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】斜板式圧縮機の断面図である。
【図2】圧力センサの取付け状態を示す図である。
【図3】圧力センサの出力波形図である。
【図4】圧縮機回転数と過圧縮との関係を示すグラフで
ある。
【図5】圧縮機回転数とアンダーサクションとの関係を
示すグラフである。
【図6】本実施例に係るブロック図である。
【図7】本発明の第2実施例に係る斜板式圧縮機の半断
面図である。
【図8】従来技術を説明する冷凍サイクル図である。
【符号の説明】
1 斜板式圧縮機(往復式圧縮機) 2 シリンダ 11 ピストン 20 圧力センサ 19 圧力導出路(圧力導出口)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】シリンダ内をピストンが往復動する往復式
    圧縮機の吐出圧力および吸入圧力を圧力センサにより検
    出する圧縮機の圧力検出方法において、 前記圧縮機は、前記シリンダの上端側より前記シリンダ
    内の圧力を前記シリンダ外部へ導く圧力導出口が設けら
    れ、 前記圧力センサは、前記圧力導出口を介して前記シリン
    ダ内の圧力を検出することを特徴とする圧縮機の圧力検
    出方法。
JP4032532A 1992-02-20 1992-02-20 圧縮機の圧力検出方法 Pending JPH05231306A (ja)

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JP (1) JPH05231306A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE2934085A1 (de) * 1979-08-23 1981-03-26 Papst Licensing Gmbh, 78549 Spaichingen Tachogenerator
US6547531B1 (en) * 2002-01-16 2003-04-15 Terry L. Cumbo Variable-displacement axial piston pump

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