JPH0523103B2 - - Google Patents

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JPH0523103B2
JPH0523103B2 JP58245908A JP24590883A JPH0523103B2 JP H0523103 B2 JPH0523103 B2 JP H0523103B2 JP 58245908 A JP58245908 A JP 58245908A JP 24590883 A JP24590883 A JP 24590883A JP H0523103 B2 JPH0523103 B2 JP H0523103B2
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output
light
blooming
circuit
level
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JP58245908A
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Tadashi Okino
Akihiko Tojo
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Canon Inc
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Publication date
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  • Exposure Control For Cameras (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (技術分野) 本発明は銀塩等に比べてダイナミツクレンジの
狭いイメージセンサと照明装置とを組み合わせて
使う場合に有効な、改良された静止画撮像装置に
関する。
(従来技術) 固体イメージセンサや撮像管等の撮像手段では
被写体の明るさに対するダイナミツクレンジが狭
い為、入射光量の調整は高い精度が要求される。
しかし、この様な光量調整を正確に行なつたとし
ても被写体の一部から強い光が入り込むと撮像手
段の受光面の広い範囲にわたりキヤリアが溢れる
ブルーミング現象が発生してしまうという問題が
ある。
このブルーミング対策として従来では、例えば
CCDイメージセンサの受光面内にオーバー・フ
ロー・ドレインを設け、過剰キヤリアを排出させ
るものが考えられている。
しかし、このようなドレインを受光面内に設け
るものだと、受光部の実際的な開口率が大巾に低
下してしまう為、解像度向上の妨げになるという
問題がある。従つて、例えば特開昭56−138371号
公報に示される如く水平ブランキング期間中に過
剰なキヤリアをセンサの表面で再結合させる事に
よりブルーミングを防止するようにしたイメージ
センサも考えられている。
このようなセンサに於ても又、前述のようなド
レインを有するセンサに於ても特に強い光が短時
間で集中して入射した場合にはやはりブルーミン
グが発生してしまうという点では完全なものでは
ない。
又、このような問題は日昼屋外で撮像をする場
合だけでなく、比較的光量の少ない照明光源下に
於ても発生する事が知られている。
これは被写体の一部に鏡面等反射率の高いもの
があると、照明の角度によつては正則反射光が入
射しイメージセンサ上に光源が結像する為であ
る。
勿論、このような高反射率の物体が曲面を有し
ていれば照明感度に拘らず反則反射光がセンサに
入射してしまう。そして、このような正則反射光
のレベルは一般的被写体からの乱反射光と比べて
像面照度で数十万倍高い。
一方、通常の照明光源下で自動絞りによる露光
量調整を行なつたり、或いは閃光照明光源下で調
光制御を行なつてもこれらは平均的測光に基づく
制御であるから、上記の如き正則反射光によるブ
ルーミングは防ぐ事はできない。
特に前述の如き表面再結合によりブルーミング
を低減する方式のイメージセンサに於ては、受光
面内の各画素は水平方向にはチヤンネルストツプ
により分離されているからブルーミングが発生し
た場合には画面上縦の白い縞ができ画質を著しく
劣化させてしまう。
勿論オーバー・フロー・ドレインを有するイメ
ージセンサであつても水平方向にはドレインは設
けられないので、同様にブルーミングは縦に広が
る傾向にある。
更に携帯用ビデオカメラ等にイメージセンサを
組み込んで撮像を行なう場合には照明光源も携帯
可能なものである事が望ましく、その場合照明効
率や携帯性から見て光源は点光源に近い小型のも
のとなる事が考えられる。
しかし、点光源に近づく程、同じ発光光量であ
つても光源の輝度が上昇し正則反射光レベルは高
くなる為、このような問題、即ち照明光の正則反
射光によるブルーミングの問題が大きくなつてし
まう。
(目的) 本発明はこのような従来技術の欠点を解消した
照明装置と共に使用される静止画撮像装置を提供
することを目的としている。
特に照明光源の反射光によるブルーミングを簡
単な構成で防止し得る静止画撮像装置を提供する
ことを目的としている。
又、照明光によるブルーミングを予め予知する
為の検出手段を極めて簡略化した静止画撮像装置
を提供することを目的としている。
(実施例) 以下、実施例に基づき本発明を説明する。
第1図a〜cは本願発明の第1の実施例を示す
図であり、同図aは撮像装置の構成例を示す図、
同図bはイメージセンサの構成例を示す図、同図
cは色分解フイルター構成例を示す図である。
図中1は例えば第1図bに示すような撮像手段
としてのイメージセンサであつて第1図bに示す
センサは所謂フレーム・トランスフアー型CCD
と呼ばれるものを示しているが本発明のイメージ
センサは撮像管でもMOS・X−Yセンサでも、
光学像を電気情報に変換するものであれば良い。
又、本実施例ではイメージセンサは前述の特開昭
56−138371号公報に示されるような電荷再結合に
よる電荷除去機能を有する。1aは受光部、1b
は遮光されたメモリ一部、1cは水平転送レジス
タ、1dは出力アンプであり、1aに於て蓄積さ
れた電荷は標準テレビジヨン信号の垂直ブランキ
ング期間内にメモリー部1bに高速で転送され次
の1フイールド期間かけて水平シフトレジスタ1
cにより順次1水平ラインずつ読み出される。
受光部1aには例えば第1図cのような色スト
ライプフイルターが水平方向の画素ピツチに合う
ように貼付けられている。
2はイメージセンサ1を駆動する為の駆動パル
スを供給するドライバーであつて、クロツクジエ
ネレータ3からのタイミング信号に応じて駆動パ
ルスを形成する。
4は例えば2MHz程度のカツトオフ特性を有す
るLPF(ローパスフイルタ)であつてセンサ1か
らの点順次出力を加算して擬似輝度信号を形成す
る。このLPF4の出力はプロセス回路5に於て
ガンマ補正、アパーチヤー補正等の各種処理を受
ける。
6〜8は夫々サンプルホールド回路であつて、
センサ1の点順次出力を夫々異なる位相でサンプ
ルホールドする事によりR(赤)、G(緑)、B(青)
の各色信号を分離する。次いでLPF9〜11に
より例えば500KHz以上の高域成分をカツトして
からプロセス回路12〜14に於て夫々各種レベ
ル補正を行なう。
プロセス回路5及び12〜14の出力は変換手
段としてのエンコーダー15に於て適宜の標準テ
レビジヨン方式に合つた変調等を受けた後、アナ
ログゲート回路16を介して記録ヘツド17に供
給され、記録媒体18に記録される。又、エンコ
ーダー15の出力はテレビジヨンモニタ−TVM
によつてモニター再生され、或いはプリンタPT
によりプリントの形で再生される。19は積分回
路であつてLPF4の出力を平均化又は積分した
値V2を出力するものである。
又、出力V2は不図示の絞りを自動制御する為
の制御信号としても使われる。
20は、この出力V2を所定の基準レベルV1
比較する為のコンパレーターであつて、V2>V1
のときローレベル、V1>V2のときハイレベル信
号を出力する。
このコンパレータ20の出力はデイレイ回路3
2を介して、光源21bへの電源ライン中に設け
られた電源スイツイチ22をON・OFF制御する
のに使われる。
尚、デイレイ回路は第1図dに示すように、コ
ンパレータ20の出力の立上りに同期したワンシ
ヨツト回路33と、このワンシヨツト回路33の
出力パルスによりセツトされるR−Sフリツプフ
ロツプ36とを有し、このフリツプフロツプ36
のリセツト端子にはコンパレータ20の出力の立
下りに同期したパルスを形成するワンシヨツト回
路34の出力がタイマー回路35を介して入力さ
れている。
従つてコンパレータ20の出力が立上がつてか
ら、コンパレータ20の出力の立下がり後所定時
間経過するまでの間デイレイ回路32からはハイ
レベル信号が出力される。又、前記スイツチ22
はこのデイレイ回路の出力がハイレベルの間ON
する。
尚、後述するように、電源スイツチ22がON
する事により光源21bに対し閃光発光に際して
必要な電気エネルギーが蓄積され始める。
又、24は係数回路であつて、LPF4の出力
に所定の係数を乗じる。又、23は出力V2と係
数回路出力V3とを比較する本発明の検出手段及
び比較手段としてのコンパレータであつて、例え
ば係数回路に於てLPF4の出力に1より小さい
係数を乗じる事により、擬似輝度信号中の、特に
相対レベルの大きさ信号のみがコンパレータ23
により検出される。
尚、前記係数回路24は積分回路19の中に設
けても良い。その場合の係数は例えば1より大き
く設定される。
又、V2>V3のときにはコンパレータ23はロ
ーレベルを出力し、V2<V3とときにはハイレベ
ルを出力する。このハイレベル信号は制御信号出
力手段としてのデイレイ回路33を介して後述の
照射特性制御回路21aに供給され、基本的には
デイレイ回路33がハイレベルを出力する間光源
21bの略同じ発光量を得る為の発光時間を長く
させ照明が時間的に平均化されるよう制御する。
ここでデイレイ回路33の構成はデイレイ回路3
2と同じものとする。
又、本実施例ではアンドゲート25により閃光
光源への電源スイツチ22が入つていて、かつ、
デイレイ回路33の出力がハイレベルの時だけこ
の所定時間当たりの発光量を低下させ、かつ発光
量は略同じになるよう切換えているが、これは光
源を使用しない場合に、照射特性制御を行なう無
駄を省く為である。従つてデイレイ回路33の出
力をそのまま回路21aに入力しても良い。
又、26はデイレイ回路33の出力とデイレイ
回路32のインバータ28を介した反転出力とを
入力とするアンドゲートであつて、積分値レベル
V2がレベルV1よりも高い場合に、この積分レベ
ルよりも極端に大きなレベルの信号がコンパレー
タ23により検出されるとハイレベルを出力す
る。
このハイレベル出力によりブルーミング発生の
警告回路27が作動し、音声又は光等で操作者に
警告を与える。28は静止画記録の為のトリガー
回路であつて、トリガー回路28の出力が得られ
た後の最初の垂直同期信号VDに同期してアンド
ゲート29からハイレベルの出力が得られる。
このアンドゲート29の出力は光源21bのト
リガー端子Tに入力される事により、アンドゲー
ト29の出力パルスの直後に閃光発光が行なわれ
る。
光源21bの0端子は閃光発光動作に伴なつて
発光信号を出力する端子である。この発光信号と
垂直同期信号VDの論理積をとるアンドゲート3
0によりワンシヨツト回路31が所定時間幅(例
えば1フイールド期間)のパルスを形成し、この
ワンシヨツト回路の出力によりゲート16が開い
てエンコーダ15の出力をヘツド17に導びく。
第2図は本発明による閃光装置の一実施例を示
す回路図である。電源Eにスイツチ22を介して
発振トランジスタ101、キヤパシタ102、発
振トランス103、抵抗104からなる発振昇圧
回路105を接続する。発振昇圧回路105の出
力105a,105bと夫々並列に、ダイオード
106と第1の主キヤパシタ107の直列回路、
ダイオード108と第2の主キヤパシタ109の
直列回路、そしてダイオード110と第3の主キ
ヤパシタ111の直列回路が接続される。又、ダ
イオード137と第4の主キヤパシタ138の直
列回路も接続される。第1の主キヤパシタ107
と並列に、抵抗112とトリガサイリスタ113
の直列回路および第1の閃光放電管114が接続
される。トリガサイリスタ113と並列にトリガ
キヤパシタ115とトリガトランス116の一次
巻線116aの直列回路が接続される。トリガト
ランス116の二次巻線116bは第1の閃光放
電管114のトリガ電極114aと陰極114b
の間に接続される。第2の主キヤパシタ109と
並列に、抵抗117とトリガサイリスタ118の
直列回路および第2の閃光放電管119が接続さ
れる。トリガサイリスタ118と並列にトリガキ
ヤパシタ120とトリガートランス121の一次
巻線121aの直列回路が接続される。トリガト
ランス121の二次巻線121bは第2の閃光放
電管119のトリガ電極119aと陰極119b
の間に接続される。第3の主キヤパシタ111と
並列に抵抗122とトリガサイリスタ123の直
列回路および第3の閃光放電管124と抵抗16
0の直列回路が接続される。トリガサイリスタ1
23と並列にトリガキヤパシタ125とトリガト
ランス126の一次巻線126aの直列回路が接
続される。トリガトランス126の二次巻線12
6bは第3の閃光放電管124のトリガ電極12
4aと陰極124bの間に接続される。第4の主
キヤパシタ138と並列に抵抗139とトリガサ
イリスタ140の直列回路及び第4の閃光放電管
141が接続される。トリガサイリスタ140と
並列にトリガキヤパシタ142とトリガトランス
143の一次巻線143aの直列回路が接続され
る。1143は放電管141に対して逆方向に直
列接続され、且つインダクター1142に並列接
続されたダイオード、144は光量制御回路であ
つて転流キヤパシタ145、このキヤパシタ14
4の充電抵抗146,147、サイリスタ14
8,149抵抗150,151,152、抵抗1
51を介してサイリスタ148のゲートに接続さ
れたキヤパシタ153等から成る。
又、153は被写体からの反射光を受光する受
光素子、154は受光素子153からの光電流に
応じて充電される積分キヤパシタ、155,15
6は分圧抵抗、157はサイリスタ149をON
する為のコンパレーターである。
又、TC′は抵抗147と放電管141との接続
点の電位が高くなるのに応じて所定巾(例えば
1H期間)のハイレベルパルスを出力するタイマ
ーである。
電源Eと夫々並列に抵抗125と126の直列
回路、抵抗127と128の直列回路、演算増幅
器129、シフトレジスタ130および抵抗13
5とシンクロ接点136の直列回路が接続され
る。演算増幅器129の出力P3と反転入力P2
の間に抵抗131が、またP2と電源Eの負極の
間にキヤパシタ132が接続され、FET134
を介して抵抗125と126の接続点P1と反転
入力P2が接続される。演算増幅器129の非反
転入力P5は抵抗127と128の接続点P4に
接続され、P3とP4の間に抵抗133が接続さ
れる。演算増幅器129の出力はシフトレジスタ
130のクロツク(CLK)入力端子に入力され
る。シフトレジスア130の電源(Vcc)端子お
よびデータ入力(IN)端子は電源Eの正極に、
グランド(GND)端子は電源Eの負極に接続さ
れる。シフトレジスタ130のデータ入力端子
Q1、Q2はスイツチ158を介してトリガサイリ
スタ113,118のゲートに接続され、入力端
子Q3はスイツチ159を介してサイリスタ12
3又は140のゲートに接続される。リセツト
(RESET)端子は抵抗135とシンクロ接点1
36の接続点P6に接続される。P6はまた
FET134のゲートに接続される。図中127,
128,129,131,132,133よりな
る破線Bで囲まれた部分は無安定マルチバイブレ
ータを形成する。
又、放電管124と抵抗160の接続点はタイ
マーTCに入力され、前記接続点がハイレベルに
なると所定時間(例えば1H期間)ハイレベル信
号を出力する。161はオアゲートであつて、タ
イマーTC、TC′の少なくとも一方がハイレベル
のときハイレベル信号を0端子に出力する。
又、端子104は第1図aのアンドゲート25
の出力に接続されており、ハイレベル入力のとき
スイツチ158をONすると共にスイツチ159
をa側に接続する。又ローレベル入力のとき、ス
イツチ158をOFFし、スイツチ159をb側
に接続する。
又、シンクロ接点136はT入力がハイレベル
のときONし、ローレベルのときOFFする。
又、スイツチ22はデイレイ回路32の出力が
ハイレベルのとき所定時間ONする。
本発明による閃光装置の一実施例は上記の如き
構成からなるものであり、以下に第3図〜第5図
を参照しながらその作用について説明する。
第3図はこのような本実施例のタイミング図で
あつて、不図示の撮像装置の電源スイツチをON
する事によちてクロツクジエネレータ3が標準テ
レビジヨン信号に同期したタイミングで各種パル
スを形成する。このパルスに基づきドライバー2
により形成された駆動パルスによつてイメージセ
ンサは周期的に蓄積、転送、読み出し等の動作を
行なう。センサからの点順次出力はLPF4によ
つて高域成分をカツトされた後、係数回路24に
於て、例えば1より小さい係数が乗じられ、第3
図示V3のような波形となる。一方LPF4の出力
は積分されて第3図示V2ような波形となる。
図示のようにレベルV1よりV2の方が小さい場
合にはコンパレータ20の出力はハイレベルとな
りデイレイ回路を介して光源21bの電源スイツ
チ22は入つている。
第1図示のデイレイ回路32の出力によりスイ
ツチ22がONすると発振昇圧回路105が作動
し第1、第2、第3、第4の主キヤパシタ10
7,109,111,138およびトリガキヤパ
シタ115,120,125,142をそれぞれ
図示の極性にほぼ同じ電圧に充電する。
シンクロ接点136がターンオンするまで
FET134のゲート端子およびシフトレジスタ
130のリセツト端子(RESET)は電源電位に
あるからFET134がオン状態にあり演算増幅
器129の反転入力端子P2の電位は電源Eの電
圧は抵抗125と126で分割したP1の電位に
固定される。一方ここで抵抗127,128,1
33の抵抗値が全て同一で、P1の電位VP1を、
電源Eの電圧をVccとした場合に、 Vp1(2/3+α)×Vcc、但し1/3>α>0(1) なる値であるように抵抗125,126の抵抗値
を設定したとすると、演算増幅の各端子は次の如
くなる。
出力:ローレベル(グランドで近似) 非反転入力:1/3Vcc 反転入力:(2/3+α)Vcc、但し1/3>α>0 これは演算増幅器として安定した端子電圧関係
を有し無安定マルチバイプレータBはこの状態に
保持される。またシフトレジスタ130はそのリ
セツト(RESET)端子が電源電圧レベルに保持
されているため出力Q1、Q2、Q3は全てローレベ
ルにある。
この状態で例えば時刻t1にレベルV3の値がレベ
ルV2の値を一旦越えるとコンパレータ23の出
力がハイレベルとなり、デイレイ回路33の出力
は少なくとも数H(水平期間)ハイレベルとなる。
これによりスイツチ158がON、159がa側
に接続される。
第1、第2、第3、第4の主キヤパシタ10
7,109,111,138およびトリガキヤパ
シタ115,120,125,142の充電電圧
が閃光放電管114,119,124,141の
発光に対して十分に高い値になつた後、適宜のタ
イミング(時刻t2)でトリガー回路28からトリ
ガー信号が出力されると、クロツクジエネレータ
3からの垂直同期信号VDに同期して光源21b
の発光が時刻t4以降に於て行なわれる。
尚、この発光タイミングはCCDタイプのイメ
ージセンサに於ては垂直ブランキング期間内で行
なわれないように選ばれる。
この発光は次のようにして行なわれる。
即ち、T端子の入力がハイレベルとなりシンク
ロ接点136がターンオンするとFET134が
ターンオフし無安定マルチバイブレータ回路Bお
よびシフトレジスタ130が作動状態になる。
第4図はマルチバイブレータBとシフトレジス
タ130の入出力波形を示すタイミングチヤート
図である。まず無安定マルチバイブレータBの作
動について第4図を用いて説明する。FET13
4がシンクロ接点136のオンによりそのゲート
がグランドレベルまで落ちるとターンオフし、P
1とP2が切り離されるためキヤパシタ132の
充電電荷は演算増幅器129の出力がローレベル
である故、抵抗131を介して放電する。その結
果P2の電位は第4図bに示した如く時刻t4以後
しだいに低下していきその値が非反転入力端子P
5の電位である1/3Vcc以下になろうとした時点
T1で演算増幅器129の出力はローレベルから
ハイレベルに反転する。演算増幅器出力のハイレ
ベルをVccに近似させると抵抗127,128,
133の抵抗値が同じであるとしているから非反
転入力端子P5の電位は2/3Vccに変わる。時刻
T1における入出力電圧の関係は夫々 出力:ハイレベル(Vcc) 非反転入力:2/3Vcc 反転入力:1/3Vcc となり入出力関係に矛盾がないからこの状態で一
次安定する。
T1以後演算増幅器129の出力がハイレベル
となることによつてこの出力が抵抗131を介し
てキヤパシタ132を充電するからP2の電位は
第4図bに示した如くしだいに上昇する。この値
が非反転入力P5の電位である2/3Vccを越えよ
うとした時に出力がハイレベルからローレベルに
反転する。この時点での演算増幅器129の入出
力電圧の関係は夫々 出力:ローレベル(グランド) 非反転入力:1/3Vcc 反転入力:2/3Vcc となり反転入力P2の電位が違うだけで時刻T0
とほぼ同じ関係が成り立ちキヤパシタ132の充
電電荷は演算増幅器129の出力がローレベルで
あるために、抵抗131を介して放電しはじめ
る。以後周期的に上記の事が繰り返され、演算増
幅器129の出力P3には第4図cに示すような
周期的な矩形波があらわれる。
時刻t4においてシンクロ接点136がオンする
事によつてシフトレジスタ130のリセツトが解
除され、シフトレジスタ130が作動状態にな
る。シフトレジスタ130にはクロツク(CLK)
入力がローレベルからハイレベルに立上る時にデ
ータ入力(IN)端子の入力電圧値をデータ出力
端子Q1に、データ出力端子Q1の出力電圧値を
データ出力端子Q2に、データ出力端子Q2の出
力電圧値をデータ出力端子Q3にシフトさせる働
きがある。従つてクロツク(CLK)入力に直結
された演算増幅器129の出力が第4図cに示し
たようにローレベルからハイレベルに立上る時刻
T1、T2、T3において上述のシフト作用がおこ
り、データ入力(IN)の直結されたハイレベル
のデータがデータ出力端子Q1,Q2,Q3へ
次々にシフトされていき、Q1は時刻T1以後に、
Q2は時刻T2以後に、Q3は時刻T3以後に夫々
ハイレベルになる。(第4図d,e,f) シフトレジスタ130の出力端子Q1,Q2,Q3
がハイレベルになるとトリガサイリスタ113,
118,123のゲートにゲート電流が供給さ
れ、これらのトリガサイリスタがターンオンし公
知のトリガ回路A1,A2,A3が働いて閃光放
電管114,119,124をそれぞれ順次第5
図A,B,Cの如くイオン化して発光させる。第
4図d,e,fに示した如くQ1,Q2,Q3が
ハイレベルに変化する時刻がずれているため、第
1、第2、第3の閃光放電管114,119,1
24の閃光発光時刻にもずれがあり、その時間関
係は第5図の発光波形A,B,Cに示した通りで
ある。
尚、本実施例においては説明を簡単にするため
閃光放電管が3個の場合について説明したが、こ
れの数を必要に応じて増加させる事ももち論可能
であり、そうする事によりブルーミング防止の効
果を一層大きくできる。
又、放電管124が発光すると、例えば1H期
間0端子よりハイレベル信号が出力れれ、このハ
イレベル信号の出力後の垂直同期し号VDと同期
してゲート16が1フイールド期間開き、記録媒
体18への記録が為される。
尚、記録媒体18は前記イメージセンサの駆動
と同期して回転制御されている。
一方、端子104からの入力がローレベルの時
にはスイツチ158はOFF、スイツチ159は
b側に接続される。
これにより前述の時刻T1、T2では発光が為さ
れず、時刻T3においてQ3端子がハイレベルに
なるとサイリスタ140がONしトリガ回路A4
が働いて放電管141が発光する。この発光によ
る反射光は受光素子153により検出され、該受
光素子には被写体輝度に応じた電流が流れるか
ら、この電流を積分するキヤパシタ154の両端
の電位レベルが抵抗155,156で決まる所定
レベルに達するとコンパレータ157からハイレ
ベル信号が出力される。この信号によりサイリス
タ149はONするので、キヤパシタ145,1
53は放電されていた電荷が放電され、サイリス
タ148のカソード、アノード間及びゲート入力
端を逆バイアスする。これによりサイリスタ14
8はOFFし、放電管141の発光は防止する。
このように本実施例によれば、イメージセンサ
に変更を加える事なく、その出力信号の状態を検
出するだけで被写体の中にブルーミングの発生し
やすいものがあるか否かを検出できるので製造が
容易である。
又、被写体の輝度レベルが全体的に高く、しか
もその少なくとも一部に相対的に大きなレベルが
ある場合には警告等の表示をしているのでテレビ
モニターがなくてもブルーミングの有無を認識し
得る。
又、輝度信号の積分レベルが所定レベル以下に
なると所定時間照明用光源の給電を自動的に行な
つているので操作が簡単で節電効果も高い。
又、本実施例では被写体像の少なくとも一部に
於ける輝度レベルが所定のレベルを越えたか否か
を検出する検出手段として撮像用のイメージセン
サを兼用しているので構成が簡単である。
又、本実施例ではブルーミングの発生が予測さ
れる場合には所定時間当たりの発光量を小さくし
てしかも必要な量の照明を行なつているので過剰
電荷を再結合により除去するタイプのイメージセ
ンサを用いた場合にブルーミング防止効果が極め
て高い。
又、ブルーミングの発生が予測されない場合に
は通常の1回の閃光発光により所定時間当たりの
発光量を上げて短時間で必要量の照明を行なつて
いるので動きのある被写体であつても像にブレ等
を生じない。
尚、本実施例では輝度の積分レベルに対して所
定以上の偏差値の信号が存在するか否かによりブ
ルーミングの確認又は予測を行なつているが、こ
の積分レベルを得る為の方法として、単に輝度信
号をローパスフイルターに通すだけでも良く、更
にはイメージセンサの出力の低域成分だけを抜き
取つて擬似的に積分レベルとしても良い。又、デ
ジタル演算回路によつて輝度信号の平均値を演算
しても良い。
又、本実施例ではトリガー回路28の出力と垂
直同期信号VDとのANDにより光源を発光させて
いるが、光源及び照射特性制御回路の安定状態に
関する信号(例えば光源の充電完了信号)も論理
的に乗じてから発光させるようにする事が望まし
い。
又、本実施例では光源21bは閃光光源である
が、例えばタングステン光源のような連続発光光
源にも適用できる。勿論その場合には電源スイツ
チ22は不要となる。
第6図は本発明に適した閃光装置の第2実施例
図で211,212はダイオード、213はプリ
発光用閃光放電管214を発光させるためのプリ
発光用キヤパシタ、216は抵抗217とトリガ
トランス218とトリガキヤパシタ219とトリ
ガサイリスタ220と抵抗221で形成された公
知のトリガ回路、222は主発光用閃光放電管2
23をトリガさせるための抵抗224とトリガキ
ヤパシタ225とトリガトランス226とトリガ
サイリスタ227と抵抗228とから形成された
トリガ回路であり、トリガサイリスタ227は主
サイリスタも兼ねている。
232は転流キヤパシタ233の充電抵抗であ
り、抵抗224はトリガキヤパシタ225の充電
用と転流キヤパシタ233の充電用を兼ねてい
る。
抵抗232と並列にインダクタンス234とダ
イオード235の直列回路及び副サイリスタ23
7が接続される。
241は撮影用の主発光閃光用放電管223を
発光させるための主キヤパシタ、242はシヤツ
ターレリーズボタンの第1段押圧によりオンする
スイツチ、243はシヤツターレリーズに同期し
てオンするシンクロ接点、TM1はプリ発光用タ
イマ回路、TM2は主発光用タイマ回路、245
は被写体からの反射光を受光する受光素子、24
6は受光素子245からの光電流により充電され
る積分キヤパシタ、262,263は分圧抵抗、
264は副サイリスタ237をオンにするコンパ
レータである。
抵抗301とトランジスタ302の直列回路が
分割抵抗263と並列に挿入され、トランジスタ
302のベースは抵抗303を介して端子104
に接続される。端子104はアンドゲート25の
出力端に接続されている。
一方、端子104はタイマーTM2の端子t2
も接続され、タイマーTM2はt2がローレベルに
ある時には出力t3に一発のみ、t2がハイレベルに
ある時には出力t3に三発パルス発生させるものと
する。
トランジスタ306のコレクタ・エミツタが積
分キヤパシタ246と並列に接続され、そのベー
スは抵抗305を介してタイマTM1の出力端子
t3に接続される。
次に動作について説明する。電源スイツチ22
をオンすると、昇圧回路105によりプリ発光用
キヤパシタ213にはプリ発光用閃光放電管21
4が発光するに充分な電圧が充電される。次にス
イツチ242をオンすると、タイマ回路TM1の
端子t3が撮像タイミングに同期して一定時間ハイ
レベルとなる。
これを第7図を用いて詳しく説明する。第7図
aは垂直同期信号で、ローレベルがブランキング
期間である。第7図bの如く、垂直同期信号と非
同期でカメラの第1ストロークが押されるとスイ
ツチ242がオンし、タイマーTM1のt3出力は
短時間ハイレベルとなる。(第7図c) 端子t3がハイレベルとなり、トリガ回路216
が動作し、プリ発光用閃光放電管214は発光を
開始する。
プリ発光よつてカメラ側においてブルーミング
が検出されなかつた場合についてまず考える。第
1ストロークが押されスイツチ242がONした
後第8図bの如く垂直同期信号VDと非同期でカ
メラのレリーズがされるとその次の1フイールド
内の適切なタイミングで第8図cに示す如くタイ
マTM2の出力t3が1回だけ閃光発光時間より充
分短かい時間ハイレベルになる。
タイマーTM2の端子t3がハイレベルになる
と、トリガ回路222が作動し、主発光放電管2
23は発光を開始する。この時第6図の極性に充
電された転流キヤパシタ233の電荷は主サイリ
スタ236、ダイオード235、インダクタンス
234を通じて放電する。ここで転流キヤパシタ
233とインダクタンス234が共振回路を形成
しているため、上述の放電は転流キヤパシタの電
荷がゼロになつた所で停止せずに図と逆極性でほ
ぼ同じ電圧まで充電される。その次に再び逆向き
の放電を行なおうとするがダイオード235によ
つて阻止される。すなわち転流キヤパシタ233
の充電々圧の極性が逆転する。この逆転は非常に
速やかに為される為閃光発光が実際に為される前
に完了する。
主発光用閃光放電管223の閃光が被写体に反
射して、受光素子245に受光されると、電流に
変換され、積分キヤパシタ246に充電される。
積分シヤパシタ246の充電電圧が分圧抵抗26
2,263の分圧点電圧より高くなると、コンパ
レータ264がハイレベルの信号を副サイリスタ
237へ出力すたるめ、副サイリスタ237がオ
ンし、転流キヤパシタ233の充電電荷により、
主サイリスタ236を逆バイヤスして、主サイリ
スタ236をオフにし、主発光用閃光放電管22
3の発光を停止させる。
次にプリ発光によつて電子カメラ側においてブ
ルーミングが検出された場合について第9図も参
照しながら説明する。第1ストロークが押されス
イツチ242がオンした後第9図bに示す如く垂
直同期信号VD(第9図a)と非同期で電子カメラ
のレリーズがされると、端子104からの入力に
よりタイマーTM2の入力t2がハイレベルである
からその次の1フイールド内の適切のタイミング
で第9図cに示す如くタイマTM2の出力t3が3
回極く短時間ハイレベルになる。抵抗224の抵
抗値を小さくとりトリガ回路222のトリガキヤ
パシタ225および転流キヤパシタ233の充電
に要する時間が上述したタイマTM2の出力t3
ハイレベルになる間隔を比べて十分短かければタ
イマTM2の出力がハイレベルになる毎にトリガ
回路222が動作し、主閃光用放電管223は発
光を行なう。この際転流キヤパシタの充電極性は
やはり逆転する。主閃光用放電管223の閃光が
被写体に反射して受光素子245に受光されると
電流に変換され、積分キヤパシタ246に充電さ
れる。これが抵抗分割によるコンパレータ264
の反転入力電圧より高くなる時発光を停止するの
はブルーミングがない時と同じである。ただし今
の場合端子104がハイレベルにあるためトラン
ジスタ302がオンとなり分割電圧は104がロ
ーレベルであつてトランジスタ302がオフの場
合と比べおよそ R262+R263R301/R262+R263 になる。この値が約1/3になるように設定してお
けば1回毎の閃光光量はブルーミングが検出され
なかつた場合に比較して約1/3になるため、3回
全部の発光量の和はブルーミングが検出されなか
つた場合の1回の発光量と同じになる。従つてブ
ルーミングを起こさない部分の被写体に対しては
第8図と同じ光量を照射するため、適正な露出が
得られる。一方ブルーミングを起こしやすい被写
体部分に対しては1回毎の光量は約1/3のため
各々でのブルーミングは1回だけで発光する時よ
りも十分小さく、各発光の間に電荷再結合により
過剰電荷を除去し得るためブルーミングによる悪
影響を抑制できる。
なお、ここでは説明を簡単にする為ブルーミン
グが検出された時の発光回数を3回にする事によ
り所定時間当りの発光量を低下させたが、更に回
数を多くする事によりブルーミングによる影響を
さらに軽減しても良い。
以上説明した本願発明の実施例によればブルー
ミングの発生し易い被写体がある場合に光源単位
時間当たりの照射量を低下させるよう切り換えて
いるのでたとえ鏡面が存在したとしてもブルーミ
ングの抑制効果は非常に大きくなり、しかも原理
的には像面露光量も変化しないので被写体全体に
対す露光は適正となる。
逆にブルーミングの発生し易い被写体が画角中
に存在しない場合には短時間で必要な照射量を被
写体に与えるようにしているので照明光は動きの
ある被写体を効率良く照明することができる。
第10図は本発明に係るブルーミングの確認及
び予測の為の他の構成を示す図である。
本実施例は受光面内にオーバーフロードレイン
を有するイメージセンサに好適なものであつて、
光源を用いるモードに於てオーバーフローを起こ
し易くする等、検出手段の検出感度を高くすると
共に、この時オーバーフローがあつた場合には光
源の照明特性を変化させるようにしたものであ
る。
図中、440は受光部1a内に設けられた排出
手段としてのオーバーフロードレインであつて受
光部の画素とオーバーフローバリアを介して隣接
配置されている。
各オーバーフロードレインは抵抗447を介し
て電源電位Vccに接続されている。449はこの
抵抗447に流れる電流量に応じた信号V4が所
定のレベルVrefを越えた場合に出力状態を切換
える検出手段としてのコンパレータであつて、通
常は信号V4にはノイズ成分しか含まれていない
が、前記レベルVrefの値をノイズ成分の上限レ
ベルより若干大きな値とする事によりこのノイズ
成分の中にオーバーフロー成分が含まれているか
否かを検出する。オーバーフロー成分が含まれて
いる場合にはコンパレータ449からはハイレベ
ル信号が出力され、デイレイ回路450により所
定時間巾のハイレベルパルスに変換される。この
デイレイ回路450は例えば第1図dに示すデイ
レイ回路32と同じ構成である。このデイレイ回
路450の出力は表示回路1452に於て、音又
は光で表示されると共に、光源の電源スイツチと
連動するスイツチ453の状態とアンドゲート4
51により論理的に乗ぜられて照射特性制御回路
21aによる特性の制御に用いられる。461は
インバーター、462はアンドゲートであつて電
源スイツチ22をONする事により光源がスタン
バイ状態になつてから光源のCC端子から充電完
了信号が得られるまでの間スイツチ443をb側
に切換える為のものである。
スイツチ443が接点a側にある間第1図aに
示したLPF4の出力は積分回路19により積分
され、この積分値に応じて絞り制御回路による絞
り制御が為される。これによりLPF4を介した
輝度信号の積分レベルは常に一定となるよう絞り
はサーボ制御される。これに対し、照明モードに
於ては充電が完了するまで前述した如くスイツチ
43の接点はb側に切換わるので積分回路19の
出力値は減算回路44により所定の補正用レベル
値V5だけ減算されから絞り制御回路に入力され
る。
従つて、絞りは露出オーバー気味となる。従つ
て被写体中に比較的強い反射光があれば画面内の
その位置でキヤリアがオーバーフローし、オーバ
ーフロードレインを介して電源Vccに導びかれ
る。この時電位V4が変化する為、コンパレータ
49はハイレベルを出力し、照射特性制御回路2
1aは光源21bの所定時間当りの照射光量特性
を低い側に切換えしかも発光量は確保する。尚、
オートアイリス等絞り制御は絞りの全閉状態から
全開状態よりも1〜2段絞つた絞り位置迄の範囲
で行なわれるものとする。
このように本実施例によれば照明光源を用いる
モードに於て絞りを若干開く事によりイメージセ
ンサに於けるオーバーフローを起こし易くするな
ど検出手段の感度を高めその状態でオーバーフロ
ーが検出された時には、これを表示しているの
で、撮像画面内に比較的反射率の高い物体がある
か否かが容易に判る。
又、イメージセンサそのものには何ら変更を加
える事なく、被写体中のオーバーフローし易い物
体を知る事ができ、仮に、そのような物体があつ
た場合には所定時間当たりの照射光量を自動的に
低下させ、かつ必要な発光量を確歩しているから
ブルーミングを抑制することができる。
尚、本実施例では照明モードに於て、絞りによ
りイメージセンサの受光部を露出オーバーにして
いるが、例えばシヤツターとしてロータリーシヤ
ツターを使うものにおいてはその開角量を所定量
だけ余分に開いてやるようにしても良い事は言う
迄もない。
その場合、第10図の絞り441をロータリー
シヤツターに、絞り制御回路をロータリーシヤツ
ターの開角制御回路に置き換えるだけで良い。
勿論、シヤツターと絞りの両方を露出オーバー
側に制御するようにしても良い。
尚、本実施例では光源21bへの充電が完了す
ると再びスイツチ443はa側に戻るので絞りは
適正な値に復帰し、照明光を用いた撮像は適正な
露出状態で行なわれる。
又、本実施例は露出をオーバー状態とした時に
オーバーフロードレインに流れ込んだ信号分を検
出して光源の特性を変化させているが、オーバー
フロードレインを用いなくとも、イメージセンサ
は一般に水平方向にはチヤネルストツプ又はアン
チブルーミングバリアにより仕切られているので
ブルーミングが発生すると水平方向よりも垂直方
向にキヤリアがオーバーフローする。
特に第11図bに示すようにオーバーフロード
レインを持たないイメージセンサに於てはこの傾
向が強い。
第11図aはこのような本発明の他の実施例を
示す図で、垂直方向のブルーミングを受光部の垂
直方向について隣接する遮光された水平方向の
CCD列により検出したものであつて第10図示
の装置と同様の効果を得るものである。
即ち、第11図aに示すようにブルーミング
BLMが発生するとキヤリアは特に垂直方向に溢
れ出す。1eはこの垂直方向のオーバーフロー分
を検出する本実施例に係るブルーミング検出用の
遮光された水平シフトレジスタであつて、ブルー
ミングが全く起きていない場合又はほとんど起き
ていない状態に於てはレジスタ1e内には暗電流
分しか形成されていない。
然し、一旦ブルーミングが発生するとこのレジ
スタ内の所定のセルには大きなレベルのキヤリア
が入り込む。従つてこの水平シフトレジスターを
常時高速で駆動していれば、ブルーミングがあつ
た直後に垂直方向に溢れて来たキヤリアは出力ア
ンプ1fに於て電圧信号として出力され、検出可
能である。
454,455は暗電流レベルを積分する為の
CR積分回路であり、456はこの積分回路出力
と、出力アンプ1fの直接の出力とを比較するコ
ンパレータであつてレジスタ1eからの出力中に
特に大きなレベルの信号が存在する場合にハイレ
ベル信号を出力する。457はこのハイレベル出
力を保持するデイレイ回路であつて、例えば第1
図dに示すものと同じ構成である。このデイレイ
回路457の出力は端子458を介して、第10
図示の表示回路452又はアンドゲート451の
一方の入力に供給される。
このように構成する事により容易にブルーミン
グを検出する事ができ、しかもオーバーフロード
レインを設けなくても良いので水平画素数をかせ
げるものである。
尚、第11図bに示す如く、各画素460間の
境界をチヤネル・ストツプ459により形成すれ
ばブルーミングが発生してもオーバーフローした
キヤリアは垂直方向にしか溢れ出さないので第1
1図aに示したブルーミング検出構成の感度は、
より向上する。
尚、以上の実施例では、被写体像を電気的に記
録又は再生する為の撮像信号を形成する撮像手段
によつて、被写体の少なくとも一部に於ける輝度
レベルのオーバーを検出しているが、本発明は前
記撮像手段とは別に複数の光電変換要素を設け、
この複数の光電変換要素に対して前記撮像手段の
受光面に結像される被写体像とほぼ等しい像を結
像する事により、前記検出を行なうようにしたも
のも含む。
又、この場合複数の光電変換要素の数は前記撮
像手段の受光面の画素数より少なくて良い。
尚、以上の実施例からも明らかなように本発明
は第2図、第6図に示すような単位時間当たりの
照射量を切換制御しかつ、総発光量を充分得るよ
うにし得る改善された閃光装置をも提供するもの
である。
(効果) 以上説明した如く、本発明によれば撮像手段の
受光面の各部分において形成された信号のレベル
が夫々所定のレベルを越えた場合に、被写体を照
明する為の光源の所定時間当たりの照明光量が低
下するよう制御し、かつ所要の発光量を得るよう
にするのでブルーミングを大巾に抑制することが
できる。又、ブルーミングを起こし易い被写体が
存在しない場合には照明光を短時間に必要量与え
ることによつて照明効果を向上させ動きのある被
写体をもブレなく撮像できる。
又、ブルーミングの起き易さを検出するのに撮
像装置内の撮像手段を用いているので構成を非常
に簡略化できる。
【図面の簡単な説明】
第1図aは本発明の静止画撮像装置の構成の一
例を示す図、第1図bはイメージセンサの一例を
示す図、第1図cはカラーフイルターの一例を示
す図、第1図dはデイレイ回路32の構成例を示
す図、第2図は本発明による閃光装置の一実施例
を示す回路図、第3図は全体のタイミングチヤー
ト、第4図は第2図中のマルチバイブレータBと
シフトレジスタ130の入出力波形を示すタイミ
ングチヤート図、第5図は第2図中閃光放電管1
14,119,124による発光波形を示す波形
図、第6図は本発明に適した閃光装置の第2実施
例、第7図は垂直同期信号VDとタイマーTM1
の作動タイミングの説明図、第8図、第9図はそ
れぞれブルーミングが検出されない場合とされた
場合のタイマーTM2と主発光のタイミングの説
明図、第10図は本発明の撮像装置の他の実施例
を示す図、第11図aは本発明の検出手段の他の
実施例を示す図、第11図bはイメージセンサの
構成の一例を示す図である。 1……撮像手段としてのイメージセンサ、19
……積分回路、23……検出手段及び比較手段と
してのコンパレータ、21b……光源、21a…
…照射特性制御回路、33……制御信号出力手段
としてのデイレイ回路、440………排出部とし
てのオーバーフロードレイン、1e……ブルーミ
ング検出部としての水平シフトレジスタ。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 被写体を照明するための閃光照明手段と、 被写体像を電気的画像情報に変換する撮像手段
    と、 前記被写体の輝度レベルのピーク値が所定のレ
    ベルを越えたか否かを検出する検出手段と、 前記検出手段の出力に応じて前記閃光照明手段
    の単位時間あたりの発光量を制御する信号を出力
    する制御信号出力手段とを有し、 前記ピーク値が前記所定のレベルを越えた場合
    には、前記閃光照明手段の単位時間あたりの発光
    量を抑制して、前記ピーク値が前記所定のレベル
    以下のときの前記閃光照明手段の発光量と同じ発
    光量を得るように構成されてなる静止画撮像装
    置。 2 前記検出手段は前記撮像手段から読み出され
    た時系列出力のレベルを順次所定のレベルと比較
    する比較手段を含む事を特徴とする特許請求の範
    囲第1項記載の静止画撮像装置。 3 前記撮像手段は少なくとも受光面において過
    剰な電気的画像情報を排出する排出手段を有し、
    前記検出手段は前記排出手段を介して排出された
    電気的画像情報を検出するものであることを特徴
    とする特許請求の範囲第1項記載の静止画撮像装
    置。 4 前記検出手段は、前記撮像手段の受光部にお
    けるテレビジヨン信号の垂直方向のブルーミング
    を検出する為のブルーミング検出部を有し、この
    検出部によりブルーミングが検出されたか否かに
    応じて異なる信号を出力することを特徴とする特
    許請求の範囲第1項記載の静止画撮像装置。
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