JPH05230880A - ピンと節点部材から成る多層空間骨組板 - Google Patents
ピンと節点部材から成る多層空間骨組板Info
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- JPH05230880A JPH05230880A JP3197194A JP19719491A JPH05230880A JP H05230880 A JPH05230880 A JP H05230880A JP 3197194 A JP3197194 A JP 3197194A JP 19719491 A JP19719491 A JP 19719491A JP H05230880 A JPH05230880 A JP H05230880A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 ピンと節点部材から成る多層空間骨組板を、
上側面および側壁における外側に向いて開いた中空室が
別の空間骨組で閉鎖され、この範囲にも屋根板あるいは
側壁ラギング（外被）に対して十分な支持体ないし固定
箇所が存在するように改良する。 【構成】 空間骨組板（１２，１３）が、切断された空
間骨組板（１２，１３）の上側面および側壁における外
側に向いて開いた中空室（開口１５，１６，１７，２
１）の中に空間骨組板（１２，１３）の上側面および側
壁に一平面内にピン（６）と節点部材（７）から成る格
子が存在するように二層の補助空間骨組（１〜５）が組
み込まれるように、切断されている。
上側面および側壁における外側に向いて開いた中空室が
別の空間骨組で閉鎖され、この範囲にも屋根板あるいは
側壁ラギング（外被）に対して十分な支持体ないし固定
箇所が存在するように改良する。 【構成】 空間骨組板（１２，１３）が、切断された空
間骨組板（１２，１３）の上側面および側壁における外
側に向いて開いた中空室（開口１５，１６，１７，２
１）の中に空間骨組板（１２，１３）の上側面および側
壁に一平面内にピン（６）と節点部材（７）から成る格
子が存在するように二層の補助空間骨組（１〜５）が組
み込まれるように、切断されている。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、ハニカム状基礎構造物
に沿って延びる多数の互いに結合された環状網細工から
成り、その環状網細工が基礎ブロックから構成され、即
ち対角線ピンで補強された六面体、八面体およびそれら
の部分体から構成され、環状網細工が外側に向いて開い
た中空室も境界づけているようなピンと節点部材から成
る多層空間骨組板に関する。
に沿って延びる多数の互いに結合された環状網細工から
成り、その環状網細工が基礎ブロックから構成され、即
ち対角線ピンで補強された六面体、八面体およびそれら
の部分体から構成され、環状網細工が外側に向いて開い
た中空室も境界づけているようなピンと節点部材から成
る多層空間骨組板に関する。
【０００２】
【従来の技術】かかる多層の空間骨組板はドイツ連邦共
和国特許出願公開第３６２７６３３号公報で公知であ
る。この空間骨組板は特殊な構造により、従来の一般的
な二層あるいは三層の空間骨組板で実施できるよりも大
きなスパンで構成できる。
和国特許出願公開第３６２７６３３号公報で公知であ
る。この空間骨組板は特殊な構造により、従来の一般的
な二層あるいは三層の空間骨組板で実施できるよりも大
きなスパンで構成できる。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかしこの公知の空間
骨組板は、上側面および側壁における多数の開口のため
に屋根構造物として簡単に採用できないという欠点を有
する。即ちそれらの開口の範囲では、屋根板あるいは側
壁ラギング（外被）に対する母屋桁ないし支持点として
必要な節点部材が不足する。換言すればこの空間骨組板
の環状網細工における開口の寸法は、屋根板あるいは側
壁ラギングによって簡単に覆うためには大き過ぎる。
骨組板は、上側面および側壁における多数の開口のため
に屋根構造物として簡単に採用できないという欠点を有
する。即ちそれらの開口の範囲では、屋根板あるいは側
壁ラギング（外被）に対する母屋桁ないし支持点として
必要な節点部材が不足する。換言すればこの空間骨組板
の環状網細工における開口の寸法は、屋根板あるいは側
壁ラギングによって簡単に覆うためには大き過ぎる。
【０００４】本発明の目的は、上述した形式の多層空間
骨組板を、上側面および側壁における外側に向いて開い
た中空室が別の空間骨組で閉鎖され、この範囲にも屋根
板あるいは側壁ラギングに対して十分な支持体ないし固
定箇所が存在するように改良することにある。
骨組板を、上側面および側壁における外側に向いて開い
た中空室が別の空間骨組で閉鎖され、この範囲にも屋根
板あるいは側壁ラギングに対して十分な支持体ないし固
定箇所が存在するように改良することにある。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明によればこの目的
は、冒頭に述べた形式の多層空間骨組板において、空間
骨組板が、切断された空間骨組板の上側面および側壁に
おける外側に向いて開いた中空室の中に空間骨組板の上
側面および側壁に一平面内にピンと節点部材から成る格
子が存在するように二層の補助空間骨組が組み込まれる
ように、切断されていることによって達成される。
は、冒頭に述べた形式の多層空間骨組板において、空間
骨組板が、切断された空間骨組板の上側面および側壁に
おける外側に向いて開いた中空室の中に空間骨組板の上
側面および側壁に一平面内にピンと節点部材から成る格
子が存在するように二層の補助空間骨組が組み込まれる
ように、切断されていることによって達成される。
【０００６】この補助空間骨組は、空間骨組板の環状網
細工と同じ基礎ブロックから構成されていると非常に有
利である。別の基礎ブロックとしては単に、四面体、四
角柱および半四角柱が必要とされるだけである。本発明
の別の大きな利点は、多層空間骨組板がその上側面およ
び側壁における最外側層に格子形に配置された節点部材
を有しており、これらの節点部材に間接的あるいは直接
に屋根板ないし側壁ラギングが固定できることである。
更にまた補助空間骨組においても比率が２：１の二種類
のピン長さおよび二種類の角度（４５°と６０°）しか
存在しない。本発明の有利な実施態様は特許請求の範囲
の請求項２から請求項１０に記載されている。
細工と同じ基礎ブロックから構成されていると非常に有
利である。別の基礎ブロックとしては単に、四面体、四
角柱および半四角柱が必要とされるだけである。本発明
の別の大きな利点は、多層空間骨組板がその上側面およ
び側壁における最外側層に格子形に配置された節点部材
を有しており、これらの節点部材に間接的あるいは直接
に屋根板ないし側壁ラギングが固定できることである。
更にまた補助空間骨組においても比率が２：１の二種類
のピン長さおよび二種類の角度（４５°と６０°）しか
存在しない。本発明の有利な実施態様は特許請求の範囲
の請求項２から請求項１０に記載されている。
【０００７】
【実施例】以下図に示した実施例を参照して本発明を詳
細に説明する。図１に示した空間骨組板１０は、ハニカ
ム状に立体的に六層にわたって延び互いに結合された多
数の環状網細工を有している。図１にはこれらの環状網
細工の１つに符号１１が付されている。この環状網細工
１１は基礎ブロックから構成され、各基礎ブロックは対
角線ピンによって補強された一連の六面体、八面体並び
に半六面体を有している。
細に説明する。図１に示した空間骨組板１０は、ハニカ
ム状に立体的に六層にわたって延び互いに結合された多
数の環状網細工を有している。図１にはこれらの環状網
細工の１つに符号１１が付されている。この環状網細工
１１は基礎ブロックから構成され、各基礎ブロックは対
角線ピンによって補強された一連の六面体、八面体並び
に半六面体を有している。
【０００８】従来技術に相応したこの空間骨組板１０か
ら、本発明を説明するために切断線Ｓ１，Ｓ２，Ｓ３に
沿って例えば平面六角形の空間骨組板１２ないし平面矩
形の空間骨組板１３が切り出される。図１において空間
骨組板１２は実線で示され、空間骨組板１３は破線で示
されている。空間骨組板１２の側壁は水平線に対して交
互に約５４°および約７０°の角度で傾斜し、平面矩形
の空間骨組板１３は切断線Ｓ３に沿った垂直側壁と、切
断線Ｓ１，Ｓ２に沿った約５４°および約７０°の角度
で傾斜した側壁とを有している。
ら、本発明を説明するために切断線Ｓ１，Ｓ２，Ｓ３に
沿って例えば平面六角形の空間骨組板１２ないし平面矩
形の空間骨組板１３が切り出される。図１において空間
骨組板１２は実線で示され、空間骨組板１３は破線で示
されている。空間骨組板１２の側壁は水平線に対して交
互に約５４°および約７０°の角度で傾斜し、平面矩形
の空間骨組板１３は切断線Ｓ３に沿った垂直側壁と、切
断線Ｓ１，Ｓ２に沿った約５４°および約７０°の角度
で傾斜した側壁とを有している。
【０００９】図６には、環状網細工１１によって境界づ
けられた中空室の開口１５，１６を持った空間骨組板１
２の上側面における２つの上側層１４が示されている。
その中空室の開口１５，１６は、空間骨組板１２の上側
面において一平面内にピンと節点部材の格子が存在する
ように閉じられねばならない。この目的のために、図６
（Ａ），図６（Ｂ），図６（Ｃ）に示されているように
二層の補助空間骨組１，３あるいは２と３が使用され
る。２層の補助空間骨組１又は２は選択的に開口１５の
中に組み込まれる。二層の補助空間骨組３は開口１６を
閉じるために規定されている。図６の左側半部には、空
間骨組板１２の２つの最上層に例えば２つの補助空間骨
組１および３つの補助空間骨組３が組み立てられた状態
が示されている。図６の右側半部には例えば２つの補助
空間骨組２が組み立てられた状態が示されている。
けられた中空室の開口１５，１６を持った空間骨組板１
２の上側面における２つの上側層１４が示されている。
その中空室の開口１５，１６は、空間骨組板１２の上側
面において一平面内にピンと節点部材の格子が存在する
ように閉じられねばならない。この目的のために、図６
（Ａ），図６（Ｂ），図６（Ｃ）に示されているように
二層の補助空間骨組１，３あるいは２と３が使用され
る。２層の補助空間骨組１又は２は選択的に開口１５の
中に組み込まれる。二層の補助空間骨組３は開口１６を
閉じるために規定されている。図６の左側半部には、空
間骨組板１２の２つの最上層に例えば２つの補助空間骨
組１および３つの補助空間骨組３が組み立てられた状態
が示されている。図６の右側半部には例えば２つの補助
空間骨組２が組み立てられた状態が示されている。
【００１０】二層の補助空間骨組１は、ピン６および節
点部材７から成る次の基礎ブロック即ち９つの四面体
（Ｔ）、３つの半八面体（１／２ Ｏ）、１つの八面体
（Ｏ）および３つの半六面体（１／２ ＣＯ）から構成
されている。補助空間骨組１に対する代用品として利用
される二層の補助空間骨組２は、次の基礎ブロック即ち
６つの半六面体（１／２ ＣＯ）および八面体（Ｏ）か
ら構成されている。二層の補助空間骨組３は基礎ブロッ
クとして３つの半八面体（１／２ Ｏ）と４つの四面体
（Ｔ）を有している。
点部材７から成る次の基礎ブロック即ち９つの四面体
（Ｔ）、３つの半八面体（１／２ Ｏ）、１つの八面体
（Ｏ）および３つの半六面体（１／２ ＣＯ）から構成
されている。補助空間骨組１に対する代用品として利用
される二層の補助空間骨組２は、次の基礎ブロック即ち
６つの半六面体（１／２ ＣＯ）および八面体（Ｏ）か
ら構成されている。二層の補助空間骨組３は基礎ブロッ
クとして３つの半八面体（１／２ Ｏ）と４つの四面体
（Ｔ）を有している。
【００１１】以上のことから明らかなように、二層の補
助空間骨組１，２，３は空間骨組板１２の環状網細工１
１と同じ基礎ブロックから構成されている。空間骨組板
１２の最外側層１４内に三角格子で配置された節点部材
７に、屋根板（図示せず）が一般的な方式で取り付けら
れる。
助空間骨組１，２，３は空間骨組板１２の環状網細工１
１と同じ基礎ブロックから構成されている。空間骨組板
１２の最外側層１４内に三角格子で配置された節点部材
７に、屋根板（図示せず）が一般的な方式で取り付けら
れる。
【００１２】空間骨組板１２の環状網細工１１によって
境界づけられた中空室は、空間骨組板１２の側壁におい
ても、空間骨組板１２の上側面における開口１５，１６
に相応した開口１５，１６並びに３つの開口１７に開口
している。その開口１５には二層の補助空間骨組１（図
６（Ａ）参照）あるいは補助空間骨組２（図６（Ｂ）参
照）が組み込まれ、開口１６には二層の補助空間骨組３
（図６（Ｃ）参照）が組み込まれる。空間骨組板１２の
３つの側にある開口１７は矩形の二層の補助空間骨組４
（図７参照）によって閉じられている。各補助空間骨組
４は一連の半八面体（１／２ Ｏ）および半六面体（１
／２ ＣＯ）から基礎ブロックとして構成されている。
空間骨組板１２の側壁にはこのようにして三角格子およ
び四角格子がピン６および節点部材７によりそれぞれ一
平面内に形成され、その場合（最外側層において）節点
部材７に側壁ラギング（図示せず）が取り付けられる。
境界づけられた中空室は、空間骨組板１２の側壁におい
ても、空間骨組板１２の上側面における開口１５，１６
に相応した開口１５，１６並びに３つの開口１７に開口
している。その開口１５には二層の補助空間骨組１（図
６（Ａ）参照）あるいは補助空間骨組２（図６（Ｂ）参
照）が組み込まれ、開口１６には二層の補助空間骨組３
（図６（Ｃ）参照）が組み込まれる。空間骨組板１２の
３つの側にある開口１７は矩形の二層の補助空間骨組４
（図７参照）によって閉じられている。各補助空間骨組
４は一連の半八面体（１／２ Ｏ）および半六面体（１
／２ ＣＯ）から基礎ブロックとして構成されている。
空間骨組板１２の側壁にはこのようにして三角格子およ
び四角格子がピン６および節点部材７によりそれぞれ一
平面内に形成され、その場合（最外側層において）節点
部材７に側壁ラギング（図示せず）が取り付けられる。
【００１３】図８は上側面および側壁が閉鎖され屋根板
ないし側壁ラギングを持たない空間骨組板１２′を示し
ている。既に述べたように、空間骨組板１２′の上側面
および側壁における最外側層は三角格子ないし三角格子
と四角格子とを有している。
ないし側壁ラギングを持たない空間骨組板１２′を示し
ている。既に述べたように、空間骨組板１２′の上側面
および側壁における最外側層は三角格子ないし三角格子
と四角格子とを有している。
【００１４】図９の空間骨組板１２″は上側面および３
つの側壁に補助空間骨組２，３を有し、残りの３つの側
壁に更に補助空間骨組４を有している。従って空間骨組
板１２″はその上側面および３つの側壁に六角形格子を
有し、残りの３つの側壁に更に四角格子を有している。
つの側壁に補助空間骨組２，３を有し、残りの３つの側
壁に更に補助空間骨組４を有している。従って空間骨組
板１２″はその上側面および３つの側壁に六角形格子を
有し、残りの３つの側壁に更に四角格子を有している。
【００１５】図１０には空間骨組板１２（図１から図５
参照）の２つの最下層が示されている。空間骨組板１
２′の支持縁はピン２０と節点部材１９とから三結合ベ
ルト(Drei-Gurtbinder) １８を形成している。三結合ベ
ルト１８は六角形に結合され、空間骨組板１２′の２つ
の最下層に、支持体として使用する節点部材１９が一平
面内に位置するように組み込まれている。このことは図
１３から良好に理解でき、図１３は更に、空間骨組板１
２′の下側面において環状網細工１１によって境界づけ
られた中空室の開口が開いていることも示している。
参照）の２つの最下層が示されている。空間骨組板１
２′の支持縁はピン２０と節点部材１９とから三結合ベ
ルト(Drei-Gurtbinder) １８を形成している。三結合ベ
ルト１８は六角形に結合され、空間骨組板１２′の２つ
の最下層に、支持体として使用する節点部材１９が一平
面内に位置するように組み込まれている。このことは図
１３から良好に理解でき、図１３は更に、空間骨組板１
２′の下側面において環状網細工１１によって境界づけ
られた中空室の開口が開いていることも示している。
【００１６】図１４、図１５並びに図１に破線で示した
平面矩形の六層空間骨組板１３は、切断線Ｓ３に沿って
２つの垂直側壁を有し、切断線Ｓ１，Ｓ２に沿って水平
線に対して約５４°ないし約７０°の角度で傾斜した側
壁を有している。１つの側壁における環状網細工１１に
よって境界づけられた中空室の開口１７には、二層の補
助空間骨組４（図７参照）が組み込まれている。空間骨
組板１３の両方の垂直側壁における環状網細工１１によ
って境界づけられた中空室の開口２１には、それぞれ二
層の補助空間骨組５（図１６参照）が、空間骨組板１３
の左側の側壁に対して図１７に図示されているように組
み込まれている。図１７には、二層の補助空間骨組５が
空間骨組板１３の１つの垂直側壁における対応した開口
２１に挿入する前の状態で示されており、即ちその垂直
壁に対してまだ間隔を有している。両方の各補助空間骨
組５はピン６と節点部材７から成る一連の基礎ブロック
により構成され、即ち四角柱、対角線ピン８付きの四角
柱および半四角柱から構成されている（図１６参照）。
平面矩形の六層空間骨組板１３は、切断線Ｓ３に沿って
２つの垂直側壁を有し、切断線Ｓ１，Ｓ２に沿って水平
線に対して約５４°ないし約７０°の角度で傾斜した側
壁を有している。１つの側壁における環状網細工１１に
よって境界づけられた中空室の開口１７には、二層の補
助空間骨組４（図７参照）が組み込まれている。空間骨
組板１３の両方の垂直側壁における環状網細工１１によ
って境界づけられた中空室の開口２１には、それぞれ二
層の補助空間骨組５（図１６参照）が、空間骨組板１３
の左側の側壁に対して図１７に図示されているように組
み込まれている。図１７には、二層の補助空間骨組５が
空間骨組板１３の１つの垂直側壁における対応した開口
２１に挿入する前の状態で示されており、即ちその垂直
壁に対してまだ間隔を有している。両方の各補助空間骨
組５はピン６と節点部材７から成る一連の基礎ブロック
により構成され、即ち四角柱、対角線ピン８付きの四角
柱および半四角柱から構成されている（図１６参照）。
【００１７】空間骨組板１３の別の傾斜側壁並びに空間
骨組板１３の上側面における開口１５，１６は、図２か
ら図１３における実施例の場合と同様に、二層の補助空
間骨組１，３（図６（Ａ）、図６（Ｃ）参照）で閉じら
れているか、あるいは補助空間骨組２，３（図６
（Ｂ）、図６（Ｃ）参照）で閉じられている。図１８に
は上側面および４つの側壁における六層の空間骨組板１
３′が閉鎖状態で（屋根板および側壁ラギング無しに）
示されている。これによって上側面および側壁に六角形
格子が生じ、残りの３つの側壁に四角形格子が生じてい
る。この実施例においても、補助空間骨組（例えば２と
４）が空間骨組板１３ないし１３′の環状網細工１１と
同じ基礎ブロックから構成されるという利点がある。た
だ補助空間骨組３と５に対して、四面体および部分的に
対角線ピン８を持った四角柱あるいは半四角柱が必要と
される。空間骨組板１３′の上側面および側壁には最外
側層に、格子形に配置された節点部材７がそれぞれ一平
面内に存在しているので、この節点部材７に屋根板ある
いは側壁ラギングが取り付けられる（図示せず）。
骨組板１３の上側面における開口１５，１６は、図２か
ら図１３における実施例の場合と同様に、二層の補助空
間骨組１，３（図６（Ａ）、図６（Ｃ）参照）で閉じら
れているか、あるいは補助空間骨組２，３（図６
（Ｂ）、図６（Ｃ）参照）で閉じられている。図１８に
は上側面および４つの側壁における六層の空間骨組板１
３′が閉鎖状態で（屋根板および側壁ラギング無しに）
示されている。これによって上側面および側壁に六角形
格子が生じ、残りの３つの側壁に四角形格子が生じてい
る。この実施例においても、補助空間骨組（例えば２と
４）が空間骨組板１３ないし１３′の環状網細工１１と
同じ基礎ブロックから構成されるという利点がある。た
だ補助空間骨組３と５に対して、四面体および部分的に
対角線ピン８を持った四角柱あるいは半四角柱が必要と
される。空間骨組板１３′の上側面および側壁には最外
側層に、格子形に配置された節点部材７がそれぞれ一平
面内に存在しているので、この節点部材７に屋根板ある
いは側壁ラギングが取り付けられる（図示せず）。
【００１８】
【発明の効果】本発明に基づく多層空間骨組板は、その
上側面および側壁における最外側層に格子形に配置され
た節点部材を有しており、これらの節点部材に間接的あ
るいは直接に屋根板ないし側壁ラギングが固定できる。
本発明に基づく補助空間骨組は比率が２：１の二種類の
ピン長さおよび二種類の角度（４５°と６０°）しか存
在しない。
上側面および側壁における最外側層に格子形に配置され
た節点部材を有しており、これらの節点部材に間接的あ
るいは直接に屋根板ないし側壁ラギングが固定できる。
本発明に基づく補助空間骨組は比率が２：１の二種類の
ピン長さおよび二種類の角度（４５°と６０°）しか存
在しない。
【図１】互いに結合されている多数の環状網細工から成
る公知の六層空間骨組板の平面図であり、実線ないし破
線で平面六角形ないし平面矩形の切り出すべき空間骨組
板が示されている。
る公知の六層空間骨組板の平面図であり、実線ないし破
線で平面六角形ないし平面矩形の切り出すべき空間骨組
板が示されている。
【図２】補助空間骨組が組み込まれる前の平面六角形の
空間骨組板の平面図。
空間骨組板の平面図。
【図３】図２における矢印Ａ−Ａ方向から見た空間骨組
板の側面図。
板の側面図。
【図４】図２の矢印Ｂ方向の上から見た空間骨組板の斜
視図。
視図。
【図５】図２の矢印Ｃ方向の上から見た空間骨組板の斜
視図。
視図。
【図６】図２から図５の空間骨組板の上側面における２
つの上側層の平面図であり、この空間骨組板の外側に向
いて開いた開口の一部に既に本発明に基づく補助空間骨
組が組み込まれている。図６（Ａ）は代表的な基礎ブロ
ックを持つ二層の補助空間骨組の第１の実施例、図６
（Ｂ）は代表的な基礎ブロックを持つ二層の補助空間骨
組の第２の実施例、図６（Ｃ）は図６（Ａ），図６
（Ｂ）における実施例と共に採用される代表的な基礎ブ
ロックを持つ二層の補助空間骨組の第３の実施例を示し
ている。
つの上側層の平面図であり、この空間骨組板の外側に向
いて開いた開口の一部に既に本発明に基づく補助空間骨
組が組み込まれている。図６（Ａ）は代表的な基礎ブロ
ックを持つ二層の補助空間骨組の第１の実施例、図６
（Ｂ）は代表的な基礎ブロックを持つ二層の補助空間骨
組の第２の実施例、図６（Ｃ）は図６（Ａ），図６
（Ｂ）における実施例と共に採用される代表的な基礎ブ
ロックを持つ二層の補助空間骨組の第３の実施例を示し
ている。
【図７】代表的な基礎ブロックを持つ２層の補助空間骨
組の第４の実施例の平面図。
組の第４の実施例の平面図。
【図８】図２に相応しているが本発明に基づいて上側面
および側壁が閉じられている六層の空間骨組板の平面
図。
および側壁が閉じられている六層の空間骨組板の平面
図。
【図９】図８に相応しているが上側面および側壁が異な
って閉じられている六層の空間骨組板の平面図。
って閉じられている六層の空間骨組板の平面図。
【図１０】図３のＸ−Ｘ線に沿った２つの最下層を示し
た空間骨組板の断面図。
た空間骨組板の断面図。
【図１１】図１０における空間骨組板の縁部を形成する
ために使用される平面六角形の三結合ベルトの平面図。
ために使用される平面六角形の三結合ベルトの平面図。
【図１２】図１１における三結合ベルトが一体にされて
いる空間骨組板の図１０に相応した平面図。
いる空間骨組板の図１０に相応した平面図。
【図１３】下側面に組み込まれている三結合ベルトを明
瞭にした図８の空間骨組板を下側から見た斜視図。
瞭にした図８の空間骨組板を下側から見た斜視図。
【図１４】図１の破線で切断された平面矩形の空間骨組
板の平面図であり、上側面および側壁に環状網細工によ
って境界づけられまだ開いている開口を有している。
板の平面図であり、上側面および側壁に環状網細工によ
って境界づけられまだ開いている開口を有している。
【図１５】図１４の空間骨組板を上から見た斜視図。
【図１６】代表的な基礎ブロックを持つ二層の補助空間
骨組の第５の実施例の斜視図。
骨組の第５の実施例の斜視図。
【図１７】図１４および図１５の空間骨組板の両方の垂
直側壁にある環状網細工によって境界づけられた開口を
図１６の補助空間骨組で閉鎖する状態を示した図１４お
よび図１５の空間骨組板を上から見た部分斜視図。
直側壁にある環状網細工によって境界づけられた開口を
図１６の補助空間骨組で閉鎖する状態を示した図１４お
よび図１５の空間骨組板を上から見た部分斜視図。
【図１８】図１４および図１５の空間骨組板の平面図で
あり、上側面および側壁における環状網細工によって境
界づけられた開口が本発明に基づいて補助空間骨組によ
って閉じられている。
あり、上側面および側壁における環状網細工によって境
界づけられた開口が本発明に基づいて補助空間骨組によ
って閉じられている。
【図１９】傾斜側壁に補助空間骨組を持った平面矩形の
空間骨組板の部分斜視図。
空間骨組板の部分斜視図。
【図２０】傾斜側壁に異なった補助空間骨組を持った平
面矩形の空間骨組板の部分斜視図。
面矩形の空間骨組板の部分斜視図。
１〜５ 補助空間骨組 ６ ピン（棒材） ７ 節点部材 ８ 対角線ピン １２ 空間骨組板 １３ 空間骨組板 １５〜１７ 開口
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ハイム、ザンヘツ ドイツ連邦共和国ランデルザッケル、リン デルバッハ、オベレル、ガイゼルリンク、 ３
Claims (10)
- 【請求項１】ハニカム状基礎構造物に沿って延びる多数
の互いに結合された環状網細工から成り、その環状網細
工が基礎ブロックから構成され、即ち対角線ピンで補強
された六面体、八面体およびそれらの部分体から構成さ
れ、環状網細工が外側に向いて開いた中空室も境界づけ
ているようなピンと節点部材から成る多層空間骨組板に
おいて、 空間骨組板（１２，１３）が、切断された空間骨組板
（１２，１３）の上側面および側壁における外側に向い
て開いた中空室（開口１５，１６，１７，２１）の中に
空間骨組板（１２，１３）の上側面および側壁に一平面
内にピン（６）と節点部材（７）から成る格子が存在す
るように二層の補助空間骨組（１〜５）が組み込まれる
ように、切断されていることを特徴とするピンと節点部
材から成る多層空間骨組板。 - 【請求項２】平面六角形の空間骨組板（１２）の場合、
側壁が水平線に対して交互に約５４°および約７０°の
傾斜角度を有していることを特徴とする請求項１記載の
多層空間骨組板。 - 【請求項３】平面矩形形の空間骨組板（１３）の場合、
相対して位置する２つの垂直な側壁および水平線に対し
て約５４°および約７０°の角度を有する２つの傾斜し
た側壁が存在していることを特徴とする請求項１記載の
多層空間骨組板。 - 【請求項４】空間骨組板（１２，１３）の最外側層にお
ける格子が、三角形格子および又は六角形格子および又
は四角形格子であることを特徴とする請求項１記載の多
層空間骨組板。 - 【請求項５】空間骨組板（１２，１３）の外側に向いて
開いた中空室（開口１５，１６）の中に挿入するために
規定された二層の補助空間骨組（１，３）が、それぞれ
９つの四面体（Ｔ）、３つの半八面体（１／２ Ｏ）、
１つの八面体（Ｏ）および３つの半六面体（１／２ Ｃ
Ｏ）あるいは３つの半半八面体（１／２ Ｏ）および４
つの四面体（Ｔ）から成っていることを特徴とする請求
項１記載の多層空間骨組板。 - 【請求項６】空間骨組板（１２，１３）の外側に向いて
開いた中空室（開口１５，１６）の中に挿入するために
規定された二層の補助空間骨組（２，３）が、それぞれ
６つの半六面体（１／２ ＣＯ）および１つの八面体
（Ｏ）あるいは３つの半八面体（１／２ Ｏ）および４
つの四面体（Ｔ）から成っていることを特徴とする請求
項１記載の多層空間骨組板。 - 【請求項７】平面六角形の空間骨組板（１２′）の場
合、空間骨組板（１２）の側壁の外側に向いて開いた中
空室（開口１５，１６，１７）の中に、二層の補助空間
骨組（１，３，４）が組み込まれ、これらの空間骨組
（１，３，４）がそれぞれ９つの四面体（Ｔ）、３つの
半八面体（１／２ Ｏ）、１つの八面体（Ｏ）および３
つの半六面体（１／２ ＣＯ）、あるいは３つの半八面
体（１／２ Ｏ）および４つの四面体（Ｔ）、あるいは
一連の半八面体（１／２ Ｏ）および半六面体（１／２
ＣＯ）から成っていることを特徴とする請求項１記載
の多層空間骨組板。 - 【請求項８】平面六角形の空間骨組板（１２′）の場
合、空間骨組板（１２）の側壁の外側に向いて開いた中
空室（開口１５，１６，１７）の中に、二層の補助空間
骨組（２，３，４）が組み込まれ、これらの空間骨組
（２，３，４）がそれぞれ６つの半六面体（１／２
Ｏ）および１つの八面体（Ｏ）、あるいは３つの半八面
体（１／２ Ｏ）および４つの四面体（Ｔ）、あるいは
一連の半八面体（１／２ Ｏ）および半六面体（１／２
ＣＯ）から成っていることを特徴とする請求項１記載
の多層空間骨組板。 - 【請求項９】平面矩形の空間骨組板（１３′）の場合、
相対して位置する２つの垂直の側壁の外側に向いて開い
た中空室（開口２１）の中に、一部が対角線ピン（８）
を持つ四角柱および半四角柱から成る２層の補助空間骨
組（５）が組み込まれ、一方の傾斜側壁に、一連の半八
面体（１／２ Ｏ）および半六面体（１／２ ＣＯ）か
ら成る二層の補助空間骨組（４）が、他方の傾斜側壁
に、９つの四面体（Ｔ）、３つの半八面体（１／２
Ｏ）、１つの八面体（Ｏ）および３つの半六面体（１／
２ ＣＯ）から成る二層の補助空間骨組（１）、３つの
半八面体（１／２Ｏ）および４つの六面体（Ｔ）から成
る二層の補助空間骨組（３）が組み込まれるか、あるい
は６つの半六面体（１／２ ＣＯ）および１つの八面体
（Ｏ）から成る二層の補助空間骨組（２）、３つの半八
面体（１／２ Ｏ）および４つの四面体（Ｔ）から成る
二層の補助空間骨組（３）が組み込まれることを特徴と
する請求項１記載の多層空間骨組板。 - 【請求項１０】空間骨組板（１２′）の支持縁が三結合
ベルト（１８）によって形成され、支持体として使用す
る節点部材（１９）が一平面内に配置されていることを
特徴とする請求項１ないし請求項９のいずれかに記載の
多層空間骨組板。
Applications Claiming Priority (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| DE4022138A DE4022138C1 (ja) | 1990-07-11 | 1990-07-11 | |
| DE4022138.5 | 1990-07-11 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05230880A true JPH05230880A (ja) | 1993-09-07 |
Family
ID=6410112
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3197194A Pending JPH05230880A (ja) | 1990-07-11 | 1991-07-11 | ピンと節点部材から成る多層空間骨組板 |
Country Status (5)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US5201160A (ja) |
| EP (1) | EP0465997B1 (ja) |
| JP (1) | JPH05230880A (ja) |
| AT (1) | ATE112812T1 (ja) |
| DE (2) | DE4022138C1 (ja) |
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| NZ334681A (en) * | 1999-03-17 | 2001-09-28 | Vortec Energy Ltd | Annular diffuser, for a wind turbine, assembled from arcuate segments by lifting alternate ends and attaching segments |
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| DE102011008067A1 (de) * | 2011-01-07 | 2012-07-12 | Areva Np Gmbh | Schutzsystem für Gebäude- oder Behälterwände |
| CN108265870B (zh) * | 2018-01-18 | 2019-12-31 | 上海理工大学 | 基于分形理论的屋顶板及其附件 |
| US11045678B1 (en) * | 2020-12-04 | 2021-06-29 | Richard Dattner | Systems and methods for modular recreational structures |
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