JPH05229977A - メチルビニルエ−テルの合成方法 - Google Patents
メチルビニルエ−テルの合成方法Info
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- JPH05229977A JPH05229977A JP4039531A JP3953192A JPH05229977A JP H05229977 A JPH05229977 A JP H05229977A JP 4039531 A JP4039531 A JP 4039531A JP 3953192 A JP3953192 A JP 3953192A JP H05229977 A JPH05229977 A JP H05229977A
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- Y02P—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
- Y02P20/00—Technologies relating to chemical industry
- Y02P20/50—Improvements relating to the production of bulk chemicals
- Y02P20/52—Improvements relating to the production of bulk chemicals using catalysts, e.g. selective catalysts
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- Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
- Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】アセトアルデヒドジメチルアセタ−ルの熱分解
によりメチルビニルエ−テルを製造する設備において、
触媒の寿命を効果的に延ばす方法を提供すること。 【構成】アセトアルデヒドジメチルアセタ−ルを主とし
て含む粗液を出発原料にしてアルカリ触媒存在下でメチ
ルビニルエ−テルを合成する際、該粗液中の不純物アセ
トアルデヒド量を1重量%以下に保つように蒸留塔を操
作する。 【効果】メチルビニルエ−テル製造触媒の寿命を2倍以
上に延長することが可能となった。
によりメチルビニルエ−テルを製造する設備において、
触媒の寿命を効果的に延ばす方法を提供すること。 【構成】アセトアルデヒドジメチルアセタ−ルを主とし
て含む粗液を出発原料にしてアルカリ触媒存在下でメチ
ルビニルエ−テルを合成する際、該粗液中の不純物アセ
トアルデヒド量を1重量%以下に保つように蒸留塔を操
作する。 【効果】メチルビニルエ−テル製造触媒の寿命を2倍以
上に延長することが可能となった。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、アセトアルデヒドジメ
チルアセタ−ルの熱分解によるメチルビニルエ−テルの
製造に関するものである。
チルアセタ−ルの熱分解によるメチルビニルエ−テルの
製造に関するものである。
【0002】さらに詳しくは触媒存在下アセトアルデヒ
ドジメチルアセタ−ルを熱分解させてメチルビニルエ−
テルを製造する際に、原料液中の不純物であるアセトア
ルデヒドの濃度を管理することにより、触媒寿命を延長
することを特徴とするメチルビニルエ−テルの製造方法
である。
ドジメチルアセタ−ルを熱分解させてメチルビニルエ−
テルを製造する際に、原料液中の不純物であるアセトア
ルデヒドの濃度を管理することにより、触媒寿命を延長
することを特徴とするメチルビニルエ−テルの製造方法
である。
【0003】
【従来の技術】メチルビニルエ−テルのようなα,β−
不飽和エ−テルを製造する方法としてアセタ−ルをアル
カリ金属またはアルカリ土類金属の化合物触媒の存在
下、気相で熱分解する方法が知られている(有機合成
化学37、(10)、884 、USP3,285,967号公
報、特公昭63−45651等)。
不飽和エ−テルを製造する方法としてアセタ−ルをアル
カリ金属またはアルカリ土類金属の化合物触媒の存在
下、気相で熱分解する方法が知られている(有機合成
化学37、(10)、884 、USP3,285,967号公
報、特公昭63−45651等)。
【0004】公知のように下記(1) 式 CH3 CHO+2CH3 OH→CH3 CH(OCH3 )2 +H2 O (1) のアセタ−ル化反応は平衡反応であるため、水が存在す
ればアセトアルデヒドジメチルアセタ−ルは容易に加水
分解しアセトアルデヒドを発生するが、その精製方法と
しては蒸留分離によるもの以外には経済的に適切な単位
操作方法が見いだせない。
ればアセトアルデヒドジメチルアセタ−ルは容易に加水
分解しアセトアルデヒドを発生するが、その精製方法と
しては蒸留分離によるもの以外には経済的に適切な単位
操作方法が見いだせない。
【0005】しかも、分離に要する設備が大がかりにな
る、エネルギ−が多量に必要になるといった理由から、
アセトアルデヒドの検出限界以下への完全な分離は経済
的な問題から、従来はなされていなかった。
る、エネルギ−が多量に必要になるといった理由から、
アセトアルデヒドの検出限界以下への完全な分離は経済
的な問題から、従来はなされていなかった。
【0006】このため、アセトアルデヒドジメチルアセ
タ−ル中には2〜3重量%のアセトアルデヒドが含まれ
ており、その結果として触媒寿命が著しく短くなってい
た。
タ−ル中には2〜3重量%のアセトアルデヒドが含まれ
ており、その結果として触媒寿命が著しく短くなってい
た。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従来、触媒の活性が低
下した場合は、運転を停止し、触媒層に空気と窒素の混
合気を供給することで触媒表面の重縮合物を酸化・分解
し、触媒活性を回復させていた。
下した場合は、運転を停止し、触媒層に空気と窒素の混
合気を供給することで触媒表面の重縮合物を酸化・分解
し、触媒活性を回復させていた。
【0008】その頻度は反応器の型式、反応条件、及び
アセトアルデヒドジメチルアセタ−ルのアセトアルデヒ
ド含有量により変わるが、概ね30日に1回であった。
アセトアルデヒドジメチルアセタ−ルのアセトアルデヒ
ド含有量により変わるが、概ね30日に1回であった。
【0009】すなわち、従来の技術水準では1月に1度
運転を中止して触媒を再生しなければならず、熱分解反
応のように200℃以上の条件で運転を行う設備では触
媒層の冷却、加熱に時間を要するため、設備の利用効率
が悪かった。
運転を中止して触媒を再生しなければならず、熱分解反
応のように200℃以上の条件で運転を行う設備では触
媒層の冷却、加熱に時間を要するため、設備の利用効率
が悪かった。
【0010】よって、アセトアルデヒドジメチルアセタ
−ルの熱分解によりメチルビニルエ−テルを製造する設
備において、触媒の寿命(酸化により触媒の活性を復活
させるまでの時間)を効果的に延ばす方法が望まれてい
た。
−ルの熱分解によりメチルビニルエ−テルを製造する設
備において、触媒の寿命(酸化により触媒の活性を復活
させるまでの時間)を効果的に延ばす方法が望まれてい
た。
【0011】
【発明の目的】本発明の目的は、アセトアルデヒドジメ
チルアセタ−ルの熱分解によりメチルビニルエ−テルを
製造する設備において、触媒の寿命を効果的に延ばす方
法を提供することにある。
チルアセタ−ルの熱分解によりメチルビニルエ−テルを
製造する設備において、触媒の寿命を効果的に延ばす方
法を提供することにある。
【0012】
【課題を達成するための手段】以上のような状況下、本
発明者は鋭意検討を重ねた結果、熱分解触媒の表面でア
セトアルデヒドの重縮合反応を生じ、触媒寿命が著しく
短くなることを突き止めるとともに、熱分解触媒の寿命
を従来の2倍以上に延ばす方法を見いだした。すなわ
ち、本発明は、「アセトアルデヒドジメチルアセタ−ル
を主として含む粗液を出発原料にしてアルカリ触媒存在
下でメチルビニルエ−テルを製造する方法において、該
粗液中の不純物アセトアルデヒド量を1重量%以下に保
つように蒸留塔を操作することを特徴とするメチルビニ
ルエ−テルの合成方法」である。
発明者は鋭意検討を重ねた結果、熱分解触媒の表面でア
セトアルデヒドの重縮合反応を生じ、触媒寿命が著しく
短くなることを突き止めるとともに、熱分解触媒の寿命
を従来の2倍以上に延ばす方法を見いだした。すなわ
ち、本発明は、「アセトアルデヒドジメチルアセタ−ル
を主として含む粗液を出発原料にしてアルカリ触媒存在
下でメチルビニルエ−テルを製造する方法において、該
粗液中の不純物アセトアルデヒド量を1重量%以下に保
つように蒸留塔を操作することを特徴とするメチルビニ
ルエ−テルの合成方法」である。
【0013】本発明の方法により、メチルビニルエ−テ
ル製造触媒の寿命を2倍以上に延長することが可能とな
った。以下に本発明の合成方法を詳しく説明する。
ル製造触媒の寿命を2倍以上に延長することが可能とな
った。以下に本発明の合成方法を詳しく説明する。
【0014】まず、原料のアセトアルデヒドジメチルア
セタ−ルは有機カルボン酸、陽イオン交換樹脂、または
鉱産などの酸性触媒の存在下、アセトアルデヒド1モル
に対してメチルアルコ−ル2モルを反応させて得られ
る。上述のようにアセタ−ル化反応は平衡反応のため、
アセトアルデヒドを完全に反応させることはできないた
め、反応粗液には約16重量%のアセトアルデヒドと、
約10重量%の副生水が含まれる。
セタ−ルは有機カルボン酸、陽イオン交換樹脂、または
鉱産などの酸性触媒の存在下、アセトアルデヒド1モル
に対してメチルアルコ−ル2モルを反応させて得られ
る。上述のようにアセタ−ル化反応は平衡反応のため、
アセトアルデヒドを完全に反応させることはできないた
め、反応粗液には約16重量%のアセトアルデヒドと、
約10重量%の副生水が含まれる。
【0015】得られた反応粗液を連続的に蒸留塔に供給
し、副生水を塔底より抜き取ることで次工程でのアセト
アルデヒドジメチルアセタ−ルの加水分解を防ぐ。
し、副生水を塔底より抜き取ることで次工程でのアセト
アルデヒドジメチルアセタ−ルの加水分解を防ぐ。
【0016】一方、蒸留塔の塔頂から得られるアセトア
ルデヒド、アセトアルデヒドジメチルアセタ−ル及び、
メチルアルコ−ルの混合組成物は設備の簡略化のため
に、回分蒸留することにより、メチルビニルエ−テルの
原料であるアセトアルデヒドジメチルアセタ−ルとメチ
ルアルコ−ルの共沸組成物を得る。
ルデヒド、アセトアルデヒドジメチルアセタ−ル及び、
メチルアルコ−ルの混合組成物は設備の簡略化のため
に、回分蒸留することにより、メチルビニルエ−テルの
原料であるアセトアルデヒドジメチルアセタ−ルとメチ
ルアルコ−ルの共沸組成物を得る。
【0017】この操作において回分蒸留の製品留分への
切り替えを遅らせることにより、従来は大きな関心が払
われなかったアセトアルデヒドの含有量を1重量%以下
とした場合、熱分解触媒表面への重縮合物の付着が劇的
に減少させることができた。すなわち、エネルギ−効率
と設備の処理能力の向上の目的から、従来は共沸組成物
中に2〜3重量%のアセトアルデヒドが含まれていたも
のを多少の蒸留塔の使用効率の低下を許容することで、
熱分解触媒表面への重縮合物の蓄積を遅らせ、結果とし
て触媒寿命を従来の2倍以上に延長することが可能とな
った。
切り替えを遅らせることにより、従来は大きな関心が払
われなかったアセトアルデヒドの含有量を1重量%以下
とした場合、熱分解触媒表面への重縮合物の付着が劇的
に減少させることができた。すなわち、エネルギ−効率
と設備の処理能力の向上の目的から、従来は共沸組成物
中に2〜3重量%のアセトアルデヒドが含まれていたも
のを多少の蒸留塔の使用効率の低下を許容することで、
熱分解触媒表面への重縮合物の蓄積を遅らせ、結果とし
て触媒寿命を従来の2倍以上に延長することが可能とな
った。
【0018】次に本発明を実施例によって更に詳しく説
明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
【0019】[参考例−1]アセトアルデヒドを2.0
重量%、アセトアルデヒドジメチルアセタ−ルを75.
0重量%、及びメチルアルコ−ルを28重量%含む原料
液を蒸発器で気化させた後、燐酸リチウム触媒を充填し
た反応器に供給し、320から380℃で熱分解を行っ
た。反応器から出るガスをコンデンサ−で全縮させ、凝
縮液をガスクロで分析し触媒の活性を評価した。
重量%、アセトアルデヒドジメチルアセタ−ルを75.
0重量%、及びメチルアルコ−ルを28重量%含む原料
液を蒸発器で気化させた後、燐酸リチウム触媒を充填し
た反応器に供給し、320から380℃で熱分解を行っ
た。反応器から出るガスをコンデンサ−で全縮させ、凝
縮液をガスクロで分析し触媒の活性を評価した。
【0020】反応温度は320℃からアセトアルデヒド
ジメチルアセタ−ルの転化率を85%以上を保つように
徐々に380℃まで上げた。
ジメチルアセタ−ルの転化率を85%以上を保つように
徐々に380℃まで上げた。
【0021】アセトアルデヒドジメチルアセタ−ルの転
化率が84%以下となったのは、反応開始20日後であ
った。
化率が84%以下となったのは、反応開始20日後であ
った。
【0022】[実施例−1]参考例−1で反応器に仕込
んだ液を、30段のガラス製オルダ−ショウ塔を接続し
た回分式蒸留装置にて常圧下で低沸点物を蒸留分離し、
アセトアルデヒド分を0.1重量%とした。この原料液
を参考例と同じ反応器に供給し、メチルビニルエ−テル
を合成したところ、転化率が84%以下となったのは運
転開始45日後であった。なお、メチルビニルエ−テル
の選択率は99%であった。
んだ液を、30段のガラス製オルダ−ショウ塔を接続し
た回分式蒸留装置にて常圧下で低沸点物を蒸留分離し、
アセトアルデヒド分を0.1重量%とした。この原料液
を参考例と同じ反応器に供給し、メチルビニルエ−テル
を合成したところ、転化率が84%以下となったのは運
転開始45日後であった。なお、メチルビニルエ−テル
の選択率は99%であった。
【0023】[参考例−2]アセトアルデヒド、アセト
アルデヒドジメチルアセタ−ル及び、メチルアルコ−ル
をそれぞれ、18重量%、56重量%及び、26重量%
の混合物を、30段の回分式蒸留装置にて常圧で留分わ
けを行うに際し、アセトアルデヒドジメチルアセタ−ル
留分への切り替えを釜液中のアセトアルデヒド分(ガス
クロにより分析)が2.5重量%にて行った場合、得ら
れた共沸組成物中のアセトアルデヒドは2.3重量%で
あった。この液を参考例−1の反応器で熱分解を行った
ところ転化率が84%以下となったのは、運転開始後2
5日であった。
アルデヒドジメチルアセタ−ル及び、メチルアルコ−ル
をそれぞれ、18重量%、56重量%及び、26重量%
の混合物を、30段の回分式蒸留装置にて常圧で留分わ
けを行うに際し、アセトアルデヒドジメチルアセタ−ル
留分への切り替えを釜液中のアセトアルデヒド分(ガス
クロにより分析)が2.5重量%にて行った場合、得ら
れた共沸組成物中のアセトアルデヒドは2.3重量%で
あった。この液を参考例−1の反応器で熱分解を行った
ところ転化率が84%以下となったのは、運転開始後2
5日であった。
【0024】[実施例−2]参考例−2の回分蒸留にお
いて、留分の切り替えを釜液中のアセトアルデヒドが1
重量%で行ったところ、得られた共沸組成物中のアセト
アルデヒドは0.9重量%であり、また熱分解反応器は
36日間転化率84%以上を保った。また、メチルビニ
ルエ−テルの選択率は99%であった。
いて、留分の切り替えを釜液中のアセトアルデヒドが1
重量%で行ったところ、得られた共沸組成物中のアセト
アルデヒドは0.9重量%であり、また熱分解反応器は
36日間転化率84%以上を保った。また、メチルビニ
ルエ−テルの選択率は99%であった。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成4年3月12日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 メチルビニルエ−テルの合成方法
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、アセトアルデヒドジメ
チルアセタ−ルの熱分解によるメチルビニルエ−テルの
製造に関するものである。
チルアセタ−ルの熱分解によるメチルビニルエ−テルの
製造に関するものである。
【0002】さらに詳しくは触媒存在下アセトアルデヒ
ドジメチルアセタ−ルを熱分解させてメチルビニルエ−
テルを製造する際に、原料液中の不純物であるアセトア
ルデヒドの濃度を管理することにより、触媒寿命を延長
することを特徴とするメチルビニルエ−テルの製造方法
である。
ドジメチルアセタ−ルを熱分解させてメチルビニルエ−
テルを製造する際に、原料液中の不純物であるアセトア
ルデヒドの濃度を管理することにより、触媒寿命を延長
することを特徴とするメチルビニルエ−テルの製造方法
である。
【0003】
【従来の技術】メチルビニルエ−テルのようなα,β−
不飽和エ−テルを製造する方法としてアセタ−ルをアル
カリ金属またはアルカリ土類金属の化合物触媒の存在
下、気相で熱分解する方法が知られている(有機合成
化学37、(10)、884 、USP3,285,967号公
報、特公昭63−45651等)。
不飽和エ−テルを製造する方法としてアセタ−ルをアル
カリ金属またはアルカリ土類金属の化合物触媒の存在
下、気相で熱分解する方法が知られている(有機合成
化学37、(10)、884 、USP3,285,967号公
報、特公昭63−45651等)。
【0004】公知のように下記(1) 式 CH3 CHO+2CH3 OH→CH3 CH(OCH3 )2 +H2 O (1) のアセタ−ル化反応は平衡反応であるため、水が存在す
ればアセトアルデヒドジメチルアセタ−ルは容易に加水
分解しアセトアルデヒドを発生するが、その精製方法と
しては蒸留分離によるもの以外には経済的に適切な単位
操作方法が見いだせない。
ればアセトアルデヒドジメチルアセタ−ルは容易に加水
分解しアセトアルデヒドを発生するが、その精製方法と
しては蒸留分離によるもの以外には経済的に適切な単位
操作方法が見いだせない。
【0005】しかも、分離に要する設備が大がかりにな
る、エネルギ−が多量に必要になるといった理由から、
アセトアルデヒドの検出限界以下への完全な分離は経済
的な問題から、従来はなされていなかった。
る、エネルギ−が多量に必要になるといった理由から、
アセトアルデヒドの検出限界以下への完全な分離は経済
的な問題から、従来はなされていなかった。
【0006】このため、アセトアルデヒドジメチルアセ
タ−ル中には2〜3重量%のアセトアルデヒドが含まれ
ており、その結果として触媒寿命が著しく短くなってい
た。
タ−ル中には2〜3重量%のアセトアルデヒドが含まれ
ており、その結果として触媒寿命が著しく短くなってい
た。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従来、触媒の活性が低
下した場合は、運転を停止し、触媒層に空気と窒素の混
合気を供給することで触媒表面の重縮合物を酸化・分解
し、触媒活性を回復させていた。
下した場合は、運転を停止し、触媒層に空気と窒素の混
合気を供給することで触媒表面の重縮合物を酸化・分解
し、触媒活性を回復させていた。
【0008】その頻度は反応器の型式、反応条件、及び
アセトアルデヒドジメチルアセタ−ルのアセトアルデヒ
ド含有量により変わるが、概ね30日に1回であった。
アセトアルデヒドジメチルアセタ−ルのアセトアルデヒ
ド含有量により変わるが、概ね30日に1回であった。
【0009】すなわち、従来の技術水準では1月に1度
運転を中止して触媒を再生しなければならず、熱分解反
応のように200℃以上の条件で運転を行う設備では触
媒層の冷却、加熱に時間を要するため、設備の利用効率
が悪かった。
運転を中止して触媒を再生しなければならず、熱分解反
応のように200℃以上の条件で運転を行う設備では触
媒層の冷却、加熱に時間を要するため、設備の利用効率
が悪かった。
【0010】よって、アセトアルデヒドジメチルアセタ
−ルの熱分解によりメチルビニルエ−テルを製造する設
備において、触媒の寿命(酸化により触媒の活性を復活
させるまでの時間)を効果的に延ばす方法が望まれてい
た。
−ルの熱分解によりメチルビニルエ−テルを製造する設
備において、触媒の寿命(酸化により触媒の活性を復活
させるまでの時間)を効果的に延ばす方法が望まれてい
た。
【0011】
【発明の目的】本発明の目的は、アセトアルデヒドジメ
チルアセタ−ルの熱分解によりメチルビニルエ−テルを
製造する設備において、触媒の寿命を効果的に延ばす方
法を提供することにある。
チルアセタ−ルの熱分解によりメチルビニルエ−テルを
製造する設備において、触媒の寿命を効果的に延ばす方
法を提供することにある。
【0012】
【課題を達成するための手段】以上のような状況下、本
発明者は鋭意検討を重ねた結果、熱分解触媒の表面でア
セトアルデヒドの重縮合反応を生じ、触媒寿命が著しく
短くなることを突き止めるとともに、熱分解触媒の寿命
を従来の2倍以上に延ばす方法を見いだした。すなわ
ち、本発明は、「アセトアルデヒドジメチルアセタ−ル
を主として含む粗液を出発原料にしてアルカリ触媒存在
下でメチルビニルエ−テルを製造する方法において、該
粗液中の不純物アセトアルデヒド量を1重量%以下に保
つように蒸留塔を操作することを特徴とするメチルビニ
ルエ−テルの合成方法」である。
発明者は鋭意検討を重ねた結果、熱分解触媒の表面でア
セトアルデヒドの重縮合反応を生じ、触媒寿命が著しく
短くなることを突き止めるとともに、熱分解触媒の寿命
を従来の2倍以上に延ばす方法を見いだした。すなわ
ち、本発明は、「アセトアルデヒドジメチルアセタ−ル
を主として含む粗液を出発原料にしてアルカリ触媒存在
下でメチルビニルエ−テルを製造する方法において、該
粗液中の不純物アセトアルデヒド量を1重量%以下に保
つように蒸留塔を操作することを特徴とするメチルビニ
ルエ−テルの合成方法」である。
【0013】本発明の方法により、メチルビニルエ−テ
ル製造触媒の寿命を2倍以上に延長することが可能とな
った。以下に本発明の合成方法を詳しく説明する。
ル製造触媒の寿命を2倍以上に延長することが可能とな
った。以下に本発明の合成方法を詳しく説明する。
【0014】まず、原料のアセトアルデヒドジメチルア
セタ−ルは有機カルボン酸、陽イオン交換樹脂、または
鉱産などの酸性触媒の存在下、アセトアルデヒド1モル
に対してメチルアルコ−ル2モルを反応させて得られ
る。上述のようにアセタ−ル化反応は平衡反応のため、
アセトアルデヒドを完全に反応させることはできないた
め、反応粗液には約16重量%のアセトアルデヒドと、
約10重量%の副生水が含まれる。
セタ−ルは有機カルボン酸、陽イオン交換樹脂、または
鉱産などの酸性触媒の存在下、アセトアルデヒド1モル
に対してメチルアルコ−ル2モルを反応させて得られ
る。上述のようにアセタ−ル化反応は平衡反応のため、
アセトアルデヒドを完全に反応させることはできないた
め、反応粗液には約16重量%のアセトアルデヒドと、
約10重量%の副生水が含まれる。
【0015】得られた反応粗液を連続的に蒸留塔に供給
し、副生水を塔底より抜き取ることで次工程でのアセト
アルデヒドジメチルアセタ−ルの加水分解を防ぐ。
し、副生水を塔底より抜き取ることで次工程でのアセト
アルデヒドジメチルアセタ−ルの加水分解を防ぐ。
【0016】一方、蒸留塔の塔頂から得られるアセトア
ルデヒド、アセトアルデヒドジメチルアセタ−ル及び、
メチルアルコ−ルの混合組成物は設備の簡略化のため
に、回分蒸留することにより、メチルビニルエ−テルの
原料であるアセトアルデヒドジメチルアセタ−ルとメチ
ルアルコ−ルの共沸組成物を得る。
ルデヒド、アセトアルデヒドジメチルアセタ−ル及び、
メチルアルコ−ルの混合組成物は設備の簡略化のため
に、回分蒸留することにより、メチルビニルエ−テルの
原料であるアセトアルデヒドジメチルアセタ−ルとメチ
ルアルコ−ルの共沸組成物を得る。
【0017】具体的には、約18重量%のアセトアルデ
ヒドを含む連続式蒸留塔の留出液を理論段15段以上の
回分式蒸留塔に仕込み、(1) 全還流状態を8〜12時間
保ち塔頂部分にアセトアルデヒドを濃縮する。(2) 還流
比1〜2で5〜10分間留出させ、塔頂部分の低沸点成
分をカットする。
ヒドを含む連続式蒸留塔の留出液を理論段15段以上の
回分式蒸留塔に仕込み、(1) 全還流状態を8〜12時間
保ち塔頂部分にアセトアルデヒドを濃縮する。(2) 還流
比1〜2で5〜10分間留出させ、塔頂部分の低沸点成
分をカットする。
【0018】上述の(1) から(2) の操作を、留出液量が
所定量となるまで繰り返すことにより、アセトアルデヒ
ドを除去し、引き続き還流比1〜3でアセトアルデヒド
ジメチルアセタ−ルとメチルアルコ−ルの共沸組成物を
得る。
所定量となるまで繰り返すことにより、アセトアルデヒ
ドを除去し、引き続き還流比1〜3でアセトアルデヒド
ジメチルアセタ−ルとメチルアルコ−ルの共沸組成物を
得る。
【0019】この操作において、従来は回分式蒸留塔の
仕込み液の約20%を留出させた時点で製品留分へ切り
替えていたものを、約25%に遅らせることにより、ア
セトアルデヒドの含有量を1重量%以下とした。
仕込み液の約20%を留出させた時点で製品留分へ切り
替えていたものを、約25%に遅らせることにより、ア
セトアルデヒドの含有量を1重量%以下とした。
【0020】その結果、次工程の熱分解触媒表面への重
縮合物の付着が劇的に減少させることができた。
縮合物の付着が劇的に減少させることができた。
【0021】すなわち、エネルギ−効率と設備の処理能
力の向上の目的から、従来は共沸組成物中に2〜3重量
%のアセトアルデヒドが含まれていたものを多少の蒸留
塔の使用効率の低下を許容することで、熱分解触媒表面
への重縮合物の蓄積を遅らせ、結果として触媒寿命を従
来の2倍以上に延長することが可能となった。
力の向上の目的から、従来は共沸組成物中に2〜3重量
%のアセトアルデヒドが含まれていたものを多少の蒸留
塔の使用効率の低下を許容することで、熱分解触媒表面
への重縮合物の蓄積を遅らせ、結果として触媒寿命を従
来の2倍以上に延長することが可能となった。
【0022】次に本発明を実施例によって更に詳しく説
明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
【0023】[参考例−1]アセトアルデヒドを2.0
重量%、アセトアルデヒドジメチルアセタ−ルを75.
0重量%、及びメチルアルコ−ルを28重量%含む原料
液を蒸発器で気化させた後、燐酸リチウム触媒を充填し
た反応器に供給し、320から380℃で熱分解を行っ
た。反応器から出るガスをコンデンサ−で全縮させ、凝
縮液をガスクロで分析し触媒の活性を評価した。
重量%、アセトアルデヒドジメチルアセタ−ルを75.
0重量%、及びメチルアルコ−ルを28重量%含む原料
液を蒸発器で気化させた後、燐酸リチウム触媒を充填し
た反応器に供給し、320から380℃で熱分解を行っ
た。反応器から出るガスをコンデンサ−で全縮させ、凝
縮液をガスクロで分析し触媒の活性を評価した。
【0024】反応温度は320℃からアセトアルデヒド
ジメチルアセタ−ルの転化率を85%以上を保つように
徐々に380℃まで上げた。
ジメチルアセタ−ルの転化率を85%以上を保つように
徐々に380℃まで上げた。
【0025】アセトアルデヒドジメチルアセタ−ルの転
化率が84%以下となったのは、反応開始20日後であ
った。
化率が84%以下となったのは、反応開始20日後であ
った。
【0026】[実施例−1]参考例−1で反応器に仕込
んだ液を、30段のガラス製オルダ−ショウ塔を接続し
た回分式蒸留装置にて常圧下、還流比20〜30で仕込
み液の5%が留出するまで低沸点物を蒸留分離し、アセ
トアルデヒド分を0.1重量%とした。この原料液を参
考例と同じ反応器に供給し、メチルビニルエ−テルを合
成したところ、転化率が84%以下となったのは運転開
始45日後であった。なお、メチルビニルエ−テルの選
択率は99%であった。
んだ液を、30段のガラス製オルダ−ショウ塔を接続し
た回分式蒸留装置にて常圧下、還流比20〜30で仕込
み液の5%が留出するまで低沸点物を蒸留分離し、アセ
トアルデヒド分を0.1重量%とした。この原料液を参
考例と同じ反応器に供給し、メチルビニルエ−テルを合
成したところ、転化率が84%以下となったのは運転開
始45日後であった。なお、メチルビニルエ−テルの選
択率は99%であった。
【0027】[参考例−2]アセトアルデヒド、アセト
アルデヒドジメチルアセタ−ル及び、メチルアルコ−ル
をそれぞれ、18重量%、56重量%及び、26重量%
の混合物を、30段の回分式蒸留装置にて常圧で留分わ
けを行うに際し、アセトアルデヒドジメチルアセタ−ル
留分への切り替えを釜液中のアセトアルデヒド分(ガス
クロにより分析)が2.5重量%にて行った場合、(仕
込み液の20%を低沸点留分としてカット)得られた共
沸組成物中のアセトアルデヒドは2.3重量%であっ
た。この液を参考例−1の反応器で熱分解を行ったとこ
ろ転化率が84%以下となったのは、運転開始後25日
であった。
アルデヒドジメチルアセタ−ル及び、メチルアルコ−ル
をそれぞれ、18重量%、56重量%及び、26重量%
の混合物を、30段の回分式蒸留装置にて常圧で留分わ
けを行うに際し、アセトアルデヒドジメチルアセタ−ル
留分への切り替えを釜液中のアセトアルデヒド分(ガス
クロにより分析)が2.5重量%にて行った場合、(仕
込み液の20%を低沸点留分としてカット)得られた共
沸組成物中のアセトアルデヒドは2.3重量%であっ
た。この液を参考例−1の反応器で熱分解を行ったとこ
ろ転化率が84%以下となったのは、運転開始後25日
であった。
【0028】[実施例−2]参考例−2の回分蒸留にお
いて、留分の切り替えを釜液中のアセトアルデヒドが1
重量%で行ったところ(仕込み液の25%を低沸点分と
してカット)、得られた共沸組成物中のアセトアルデヒ
ドは0.9重量%であり、また熱分解反応器は36日間
転化率84%以上を保った。また、メチルビニルエ−テ
ルの選択率は99%であった。
いて、留分の切り替えを釜液中のアセトアルデヒドが1
重量%で行ったところ(仕込み液の25%を低沸点分と
してカット)、得られた共沸組成物中のアセトアルデヒ
ドは0.9重量%であり、また熱分解反応器は36日間
転化率84%以上を保った。また、メチルビニルエ−テ
ルの選択率は99%であった。
Claims (1)
- 【請求項1】 アセトアルデヒドジメチルアセタ−ルを
主として含む粗液を出発原料にしてアルカリ触媒存在下
でメチルビニルエ−テルを合成する際、該粗液中の不純
物アセトアルデヒド量を1重量%以下に保つように蒸留
塔を操作することを特徴とするメチルビニルエ−テルの
合成方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4039531A JPH05229977A (ja) | 1992-02-26 | 1992-02-26 | メチルビニルエ−テルの合成方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4039531A JPH05229977A (ja) | 1992-02-26 | 1992-02-26 | メチルビニルエ−テルの合成方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05229977A true JPH05229977A (ja) | 1993-09-07 |
Family
ID=12555632
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4039531A Pending JPH05229977A (ja) | 1992-02-26 | 1992-02-26 | メチルビニルエ−テルの合成方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05229977A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2009063926A1 (en) * | 2007-11-13 | 2009-05-22 | Showa Denko K.K. | PROCESS FOR PRODUCING α,β -UNSATURATED ETHER |
US7728181B2 (en) | 2006-01-30 | 2010-06-01 | Showa Denko K.K. | Method for producing α, β-unsaturated ether |
JP2013018744A (ja) * | 2011-07-12 | 2013-01-31 | Daicel Corp | ビニルエーテルの製造方法 |
-
1992
- 1992-02-26 JP JP4039531A patent/JPH05229977A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7728181B2 (en) | 2006-01-30 | 2010-06-01 | Showa Denko K.K. | Method for producing α, β-unsaturated ether |
WO2009063926A1 (en) * | 2007-11-13 | 2009-05-22 | Showa Denko K.K. | PROCESS FOR PRODUCING α,β -UNSATURATED ETHER |
JP2009120514A (ja) * | 2007-11-13 | 2009-06-04 | Showa Denko Kk | α,β−不飽和エーテルの製造方法 |
US8791307B2 (en) | 2007-11-13 | 2014-07-29 | Showa Denko K.K. | Process for producing α, β-unsaturated ether |
JP2013018744A (ja) * | 2011-07-12 | 2013-01-31 | Daicel Corp | ビニルエーテルの製造方法 |
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