JPH05229546A - 中空トレーの製造方法 - Google Patents
中空トレーの製造方法Info
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- JPH05229546A JPH05229546A JP4060934A JP6093492A JPH05229546A JP H05229546 A JPH05229546 A JP H05229546A JP 4060934 A JP4060934 A JP 4060934A JP 6093492 A JP6093492 A JP 6093492A JP H05229546 A JPH05229546 A JP H05229546A
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- tray
- film
- injection port
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Abstract
(57)【要約】
【構成】 少なくとも一方が可撓性を有する二枚のフィ
ルムを重ね合わせ、少なくともトレーの底面部と側面部
との境界部に相当する部分、及びトレーの側面部とフラ
ンジ部との境界部に相当する部分を、線状に接着した
後、非接着部分を膨満させることを特徴とする中空トレ
ーの製造方法。 【効果】 本発明によれば、熱成形用金型などを必要と
することなく、簡単な工程で中空トレーを安価に製造す
ることができる。しかも得られる中空トレーは、薄いフ
ィルムを膨満させて得られる中空体であるので、一穴開
けると嵩張らない形状となり、廃棄するのも容易であ
る。また、このため得られる中空トレーは、断熱性,緩
衝性に優れ ると共に、薄いフィルムを原料として用い
ればよく、原料の使用量が少ないので省資源,低コスト
であり、易廃棄性とも相まって、環境保護に大きく寄与
することが期待される。従って、本発明は食品用トレ
ー、冷菓用トレー等をはじめ、各種緩衝材用トレーなど
の製造に有効に用いることができる。
ルムを重ね合わせ、少なくともトレーの底面部と側面部
との境界部に相当する部分、及びトレーの側面部とフラ
ンジ部との境界部に相当する部分を、線状に接着した
後、非接着部分を膨満させることを特徴とする中空トレ
ーの製造方法。 【効果】 本発明によれば、熱成形用金型などを必要と
することなく、簡単な工程で中空トレーを安価に製造す
ることができる。しかも得られる中空トレーは、薄いフ
ィルムを膨満させて得られる中空体であるので、一穴開
けると嵩張らない形状となり、廃棄するのも容易であ
る。また、このため得られる中空トレーは、断熱性,緩
衝性に優れ ると共に、薄いフィルムを原料として用い
ればよく、原料の使用量が少ないので省資源,低コスト
であり、易廃棄性とも相まって、環境保護に大きく寄与
することが期待される。従って、本発明は食品用トレ
ー、冷菓用トレー等をはじめ、各種緩衝材用トレーなど
の製造に有効に用いることができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、食品用トレー、冷菓用
トレー等をはじめ、各種緩衝材用トレーなどとして好適
な中空トレーの製造方法に関し、詳しくは、易廃棄性,
断熱性,低廉性などに優れ、しかも省資源ともなり、環
境保護に寄与しうる中空トレーの製造方法に関する。
トレー等をはじめ、各種緩衝材用トレーなどとして好適
な中空トレーの製造方法に関し、詳しくは、易廃棄性,
断熱性,低廉性などに優れ、しかも省資源ともなり、環
境保護に寄与しうる中空トレーの製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来、
発泡ポリスチレンシートなどを熱成形してなるトレー
が、軽量で美麗なために広く使用されている。しかしな
がら、このトレーは嵩張るために、廃棄性が悪く、使用
後の廃棄,回収にコストがかかるという問題があった。
発泡ポリスチレンシートなどを熱成形してなるトレー
が、軽量で美麗なために広く使用されている。しかしな
がら、このトレーは嵩張るために、廃棄性が悪く、使用
後の廃棄,回収にコストがかかるという問題があった。
【0003】そこで中空状のトレーを作る方法が幾つか
提案されている。例えば、板状の中空体を連接・組立
て、空気吹込み口から空気を吹込むことにより、空気圧
で立ち上がる包装箱が提案されている(実開昭56−8
4921号公報)が、箱を作る工程が必要となり、コス
トが高いという問題がある。また、同様な技術として、
予め膨出部を形成した緩衝用シートを用い、この膨出部
に空気注入部を設けて、この空気注入部から空気を注入
することにより膨らませた緩衝箱(実開平1−1771
78号公報)が提案されているが、膨出部を予め作る必
要があり、しかも箱型に作るため製造工程が多いという
問題がある。
提案されている。例えば、板状の中空体を連接・組立
て、空気吹込み口から空気を吹込むことにより、空気圧
で立ち上がる包装箱が提案されている(実開昭56−8
4921号公報)が、箱を作る工程が必要となり、コス
トが高いという問題がある。また、同様な技術として、
予め膨出部を形成した緩衝用シートを用い、この膨出部
に空気注入部を設けて、この空気注入部から空気を注入
することにより膨らませた緩衝箱(実開平1−1771
78号公報)が提案されているが、膨出部を予め作る必
要があり、しかも箱型に作るため製造工程が多いという
問題がある。
【0004】本発明は、このような従来の欠点を解消し
た中空状のトレーを製造する方法を見出すべく鋭意研究
を進めた。その結果、二枚のフィルムを重ね合わせ、少
なくともトレーの底面部と側面部との境界部に相当する
部分、及びトレーの側面部とフランジ部との境界部に相
当する部分を、線状に接着した後、非接着部分を膨満さ
せることにより、二枚のフィルムに剛性を与え、簡単に
中空状のトレーとすることができると共に、断熱性が高
く、しかも穴を一つ開けるだけで容易に嵩張らない形状
となって、廃棄性に優れるものとなり、かつ、薄いフィ
ルムを使用すればよいので、省資源ともなることを見出
し、この知見に基づいて、本発明を完成するに到った。
た中空状のトレーを製造する方法を見出すべく鋭意研究
を進めた。その結果、二枚のフィルムを重ね合わせ、少
なくともトレーの底面部と側面部との境界部に相当する
部分、及びトレーの側面部とフランジ部との境界部に相
当する部分を、線状に接着した後、非接着部分を膨満さ
せることにより、二枚のフィルムに剛性を与え、簡単に
中空状のトレーとすることができると共に、断熱性が高
く、しかも穴を一つ開けるだけで容易に嵩張らない形状
となって、廃棄性に優れるものとなり、かつ、薄いフィ
ルムを使用すればよいので、省資源ともなることを見出
し、この知見に基づいて、本発明を完成するに到った。
【0005】
【課題を解決するための手段】すなわち本発明は、二枚
のフィルムを重ね合わせ、少なくともトレーの底面部と
側面部との境界部に相当する部分、及びトレーの側面部
とフランジ部との境界部に相当する部分を、線状に接着
した後、非接着部分を膨満させることを特徴とする中空
トレーの製造方法を提供するものである。
のフィルムを重ね合わせ、少なくともトレーの底面部と
側面部との境界部に相当する部分、及びトレーの側面部
とフランジ部との境界部に相当する部分を、線状に接着
した後、非接着部分を膨満させることを特徴とする中空
トレーの製造方法を提供するものである。
【0006】本発明で使用するフィルムとしては、例え
ば、ポリアミド(ナイロン)と、低密度ポリエチレン
(LDPE),線状低密度ポリエチレン(LLDP
E),ポリプロピレン(PP),二軸延伸ポリスチレン
(OPS)などのシーラントとの積層体や、ポリエチレ
ンテレフタレート(PET)の他に、汎用樹脂にガスバ
リヤー性を付加したもの、中間層にバリヤー層がある多
層バリヤーフィルムなどが挙げられ、使う商品や目的に
応じて樹脂を適宜選択すれば良い。
ば、ポリアミド(ナイロン)と、低密度ポリエチレン
(LDPE),線状低密度ポリエチレン(LLDP
E),ポリプロピレン(PP),二軸延伸ポリスチレン
(OPS)などのシーラントとの積層体や、ポリエチレ
ンテレフタレート(PET)の他に、汎用樹脂にガスバ
リヤー性を付加したもの、中間層にバリヤー層がある多
層バリヤーフィルムなどが挙げられ、使う商品や目的に
応じて樹脂を適宜選択すれば良い。
【0007】これらのフィルムの厚みは、10〜300
μm、好ましくは60〜150μmである。フィルムの
厚みが10μmよりも薄いと、トレーとしての強度が不
足し、一方、フィルムの厚みが300μmよりも厚い
と、賦形が難しくなるため好ましくない。
μm、好ましくは60〜150μmである。フィルムの
厚みが10μmよりも薄いと、トレーとしての強度が不
足し、一方、フィルムの厚みが300μmよりも厚い
と、賦形が難しくなるため好ましくない。
【0008】本発明の方法では、上記の如きフィルムを
二枚用いるが、賦形性を考慮すると、少なくとも一方は
可撓性(柔軟性,フレキシビリティー)を有するもので
あることが好ましく、両方が可撓性を有するものである
ことがより好ましい。
二枚用いるが、賦形性を考慮すると、少なくとも一方は
可撓性(柔軟性,フレキシビリティー)を有するもので
あることが好ましく、両方が可撓性を有するものである
ことがより好ましい。
【0009】以下、本発明の方法を図面に従って説明す
る。第1図は、本発明の方法(第1の方法)におけるフ
ィルムの接着部分を示す説明図である。第1図中、点線
部分はフィルムの外形を示し、実線部分は接着部分(ヒ
ートシール部分)を示す。本発明の方法では、上記の如
きフィルムを二枚重ね合わせ、次いで、少なくともトレ
ーの底面部と側面部との境界部に相当する部分A、及び
トレーの側面部とフランジ部との境界部に相当する部分
Bを、線状に接着(ヒートシール)する。ヒートシール
の条件は特に制限はないが、例えばナイロン(15μ
m)とLLDPE(60μm)との積層フィルムの場
合、130〜160℃の温度で、0.5秒間程度行なえ
ばよい。また、この場合の圧力は0.5〜5kgf/c
m2 程度である。なお、第1図では略楕円形状となるト
レーを製造するための接着部分を示したが、長方形状に
接着して、略長方形となるトレーとすることもできる。
第1図においては、接着に際して、気体の注入口Cを設
けるように部分接着している。なお、図中、符号Dは、
必要に応じて、トレーの底面部に補強リブを形成するた
めの接着部分であり、矢印は気体の注入方向を示してい
る。なお、補強リブは、図では線状のものを4本設けた
が、その本数は、トレーの材質,厚さ,大きさ等を考慮
して適宜決定すればよい。また、点状に接着してもよ
い。上記のように、部分接着した後、注入口Cから、非
接着部分に気体を封入して、非接着部分を膨満させる。
これにより、二枚のフィルムに剛性が付与される。非接
着部分を膨満させた後、注入口Cを熱シールや粘着テー
プ等の公知の手段により閉塞することにより、目的とす
る中空トレーが得られる。第2図は、第1図に示すもの
について、非接着部分を膨満させて得られた中空トレー
の斜視図である。
る。第1図は、本発明の方法(第1の方法)におけるフ
ィルムの接着部分を示す説明図である。第1図中、点線
部分はフィルムの外形を示し、実線部分は接着部分(ヒ
ートシール部分)を示す。本発明の方法では、上記の如
きフィルムを二枚重ね合わせ、次いで、少なくともトレ
ーの底面部と側面部との境界部に相当する部分A、及び
トレーの側面部とフランジ部との境界部に相当する部分
Bを、線状に接着(ヒートシール)する。ヒートシール
の条件は特に制限はないが、例えばナイロン(15μ
m)とLLDPE(60μm)との積層フィルムの場
合、130〜160℃の温度で、0.5秒間程度行なえ
ばよい。また、この場合の圧力は0.5〜5kgf/c
m2 程度である。なお、第1図では略楕円形状となるト
レーを製造するための接着部分を示したが、長方形状に
接着して、略長方形となるトレーとすることもできる。
第1図においては、接着に際して、気体の注入口Cを設
けるように部分接着している。なお、図中、符号Dは、
必要に応じて、トレーの底面部に補強リブを形成するた
めの接着部分であり、矢印は気体の注入方向を示してい
る。なお、補強リブは、図では線状のものを4本設けた
が、その本数は、トレーの材質,厚さ,大きさ等を考慮
して適宜決定すればよい。また、点状に接着してもよ
い。上記のように、部分接着した後、注入口Cから、非
接着部分に気体を封入して、非接着部分を膨満させる。
これにより、二枚のフィルムに剛性が付与される。非接
着部分を膨満させた後、注入口Cを熱シールや粘着テー
プ等の公知の手段により閉塞することにより、目的とす
る中空トレーが得られる。第2図は、第1図に示すもの
について、非接着部分を膨満させて得られた中空トレー
の斜視図である。
【0010】ここで封入する気体としては特に制限はな
いが、経済性,安全性等の面から、窒素ガスや空気など
が好ましい。また、注入圧力は通常、1〜3kgf/c
m2程度とすればよい。
いが、経済性,安全性等の面から、窒素ガスや空気など
が好ましい。また、注入圧力は通常、1〜3kgf/c
m2程度とすればよい。
【0011】第3図は、第1図において、さらにトレー
の側面部に相当する部分の二枚のフィルムを、側面部に
相当する部分に縦リブが形成されるように接着する状態
を示す説明図であり、符号Eが、縦リブ形成用の接着部
分である。第3図中、点線部分はフィルムの外形を示
し、実線部分は接着部分(ヒートシール部分)を示す。
なお、第3図では略楕円形状となるトレーを製造するた
めの接着部分を示したが、長方形状に接着して、略長方
形となるトレーとすることもできる。また、第4図は、
第3図に示すものについて、非接着部分を膨満させて得
られた中空トレーの斜視図である。なお、縦リブの本数
は、トレーの材質,厚さ,大きさ等を考慮して適宜決定
すればよい。
の側面部に相当する部分の二枚のフィルムを、側面部に
相当する部分に縦リブが形成されるように接着する状態
を示す説明図であり、符号Eが、縦リブ形成用の接着部
分である。第3図中、点線部分はフィルムの外形を示
し、実線部分は接着部分(ヒートシール部分)を示す。
なお、第3図では略楕円形状となるトレーを製造するた
めの接着部分を示したが、長方形状に接着して、略長方
形となるトレーとすることもできる。また、第4図は、
第3図に示すものについて、非接着部分を膨満させて得
られた中空トレーの斜視図である。なお、縦リブの本数
は、トレーの材質,厚さ,大きさ等を考慮して適宜決定
すればよい。
【0012】上記第1の方法では、注入口Cから、非接
着部分に気体を封入して、非接着部分を膨満させている
が、気体を封入することなく、非接着部分を膨満させる
ことも可能である。すなわち、フィルムとして、少なく
とも一方が可撓性を有する二枚のフィルムを用い、か
つ、圧空チャンバー内で、少なくともトレーの底面部と
側面部との境界部に相当する部分、及びトレーの側面部
とフランジ部との境界部に相当する部分を、線状に接着
した後、大気圧下で膨満させる方法(第2の方法)であ
る。この第2の方法は、圧空チャンバーを用いることに
より、上記第1の方法と同様の作用を行なわしめるもの
である。第5図は、上記第2の方法におけるフィルムの
接着部分を示す説明図である。第5図中、点線部分はフ
ィルムの外形を示し、実線部分は接着部分(ヒートシー
ル部分)を示す。この第2の方法では、圧空チャンバー
内で、少なくともトレーの底面部と側面部との境界部に
相当する部分A、及びトレーの側面部とフランジ部との
境界部に相当する部分Bを、線状に接着(ヒートシー
ル)する。なお、第5図では略楕円形状となるトレーを
製造するための接着部分を示したが、長方形状に接着し
て、略長方形となるトレーとすることもできる。この第
2の方法の場合、接着に際して、気体の注入口は設けな
い。なお、図中、符号Dは、必要に応じて、トレーの底
面部に補強リブを形成するための接着部分である。この
第2の方法では、圧空チャンバー内で、二枚のフィルム
の間の非接着部分に気体が挟まるような状態で接着した
後、圧空チャンバーより取り出し、大気圧下で膨満させ
る。第5図に示すものについて、非接着部分を膨満させ
ると、第1図に示すものを膨満させた場合と同様に、第
2図に示す如き形状の中空トレーとなる。また、第5図
に示すものに、さらに側面部に相当する部分に縦リブが
形成されるように接着した場合には、第4図に示す如き
形状の中空トレーとなる。なお、圧空チャンバーにおけ
る圧力は、通常は1〜7kgf/cm2 程度であるが、
これに限定されるものではなく、これ以上でも差支えな
い。
着部分に気体を封入して、非接着部分を膨満させている
が、気体を封入することなく、非接着部分を膨満させる
ことも可能である。すなわち、フィルムとして、少なく
とも一方が可撓性を有する二枚のフィルムを用い、か
つ、圧空チャンバー内で、少なくともトレーの底面部と
側面部との境界部に相当する部分、及びトレーの側面部
とフランジ部との境界部に相当する部分を、線状に接着
した後、大気圧下で膨満させる方法(第2の方法)であ
る。この第2の方法は、圧空チャンバーを用いることに
より、上記第1の方法と同様の作用を行なわしめるもの
である。第5図は、上記第2の方法におけるフィルムの
接着部分を示す説明図である。第5図中、点線部分はフ
ィルムの外形を示し、実線部分は接着部分(ヒートシー
ル部分)を示す。この第2の方法では、圧空チャンバー
内で、少なくともトレーの底面部と側面部との境界部に
相当する部分A、及びトレーの側面部とフランジ部との
境界部に相当する部分Bを、線状に接着(ヒートシー
ル)する。なお、第5図では略楕円形状となるトレーを
製造するための接着部分を示したが、長方形状に接着し
て、略長方形となるトレーとすることもできる。この第
2の方法の場合、接着に際して、気体の注入口は設けな
い。なお、図中、符号Dは、必要に応じて、トレーの底
面部に補強リブを形成するための接着部分である。この
第2の方法では、圧空チャンバー内で、二枚のフィルム
の間の非接着部分に気体が挟まるような状態で接着した
後、圧空チャンバーより取り出し、大気圧下で膨満させ
る。第5図に示すものについて、非接着部分を膨満させ
ると、第1図に示すものを膨満させた場合と同様に、第
2図に示す如き形状の中空トレーとなる。また、第5図
に示すものに、さらに側面部に相当する部分に縦リブが
形成されるように接着した場合には、第4図に示す如き
形状の中空トレーとなる。なお、圧空チャンバーにおけ
る圧力は、通常は1〜7kgf/cm2 程度であるが、
これに限定されるものではなく、これ以上でも差支えな
い。
【0013】さらに、フィルムとして、少くとも一方が
延伸された二枚のフィルムを用い、かつ、注入口を設け
るように部分接着し、熱収縮した後、当該注入口から非
接着部分に気体を封入して非接着部分を膨満させて、目
的とする中空トレーを得ることもできる。この方法(第
3の方法)では、少くとも一方が延伸された二枚のフィ
ルムを用い、熱収縮させること以外は、前記した第1の
方法と同様に行なえばよい。すなわち、部分接着は第1
図又は第3図に示すように行なう。なお、共に延伸され
た二枚のフィルムを用いる場合には、延伸率(熱収縮
率)の異なるフィルムを用い、容器内側にあたる側に延
伸率(熱収縮率)の大きいフィルムを用いる。より具体
的には、容器外側にあたる側に延伸率が1×1〜2×2
倍のものを用い、容器内側にあたる側に延伸率が2×2
〜4×4倍のものを用い、より好ましくは容器外側にあ
たる側に延伸率が1×1〜2×2倍のものを用い、容器
内側にあたる側に延伸率が3×3〜4×4倍のものを用
いる。この結果賦形性に優れたものとなる。このような
フィルムを用い、これを例えば、スチーム中(80〜9
0℃)に数秒間程度置いて熱収縮せしめた後、注入口か
ら非接着部分に気体を封入して非接着部分を膨満させ、
次いで注入口を公知の手段により閉塞することにより、
目的とする中空トレーを得ることができる。勿論、この
場合にも側面部に相当する部分に縦リブが形成されるよ
うに接着することにより、第4図に示す如き形状の中空
トレーとすることができる。
延伸された二枚のフィルムを用い、かつ、注入口を設け
るように部分接着し、熱収縮した後、当該注入口から非
接着部分に気体を封入して非接着部分を膨満させて、目
的とする中空トレーを得ることもできる。この方法(第
3の方法)では、少くとも一方が延伸された二枚のフィ
ルムを用い、熱収縮させること以外は、前記した第1の
方法と同様に行なえばよい。すなわち、部分接着は第1
図又は第3図に示すように行なう。なお、共に延伸され
た二枚のフィルムを用いる場合には、延伸率(熱収縮
率)の異なるフィルムを用い、容器内側にあたる側に延
伸率(熱収縮率)の大きいフィルムを用いる。より具体
的には、容器外側にあたる側に延伸率が1×1〜2×2
倍のものを用い、容器内側にあたる側に延伸率が2×2
〜4×4倍のものを用い、より好ましくは容器外側にあ
たる側に延伸率が1×1〜2×2倍のものを用い、容器
内側にあたる側に延伸率が3×3〜4×4倍のものを用
いる。この結果賦形性に優れたものとなる。このような
フィルムを用い、これを例えば、スチーム中(80〜9
0℃)に数秒間程度置いて熱収縮せしめた後、注入口か
ら非接着部分に気体を封入して非接着部分を膨満させ、
次いで注入口を公知の手段により閉塞することにより、
目的とする中空トレーを得ることができる。勿論、この
場合にも側面部に相当する部分に縦リブが形成されるよ
うに接着することにより、第4図に示す如き形状の中空
トレーとすることができる。
【0014】また、第4の方法として、熱成形された容
器の内側または外側に、注入口を設けるように、二枚の
フィルムを部分的に、かつ、線状に接着した後、当該注
入口から非接着部分に気体を封入して非接着部分を膨満
させることにより、目的とする中空トレーを製造するこ
ともできる。この方法の場合には、トレーを補強するた
めに、一枚ないし二枚のフィルム以外に、熱成形された
トレーを用いること以外は、前記した第1の方法と同様
に行なえばよい。この場合、このトレーには可撓性(フ
レキシビリティー)は必要ない。例えば、ポリスチレン
シートなどより、トレーを熱成形した後、該熱成形され
た容器の内側または外側に、注入口を設けるように、一
枚ないし二枚のフィルムを部分的に、かつ、線状に接着
した後、当該注入口から非接着部分に気体を封入して非
接着部分を膨満させた後、注入口を公知の手段により閉
塞することにより、第6図に示す如き形状の中空トレー
を得ることができる。このものは、剛性に優れたものと
なる。勿論、この場合にも側面部に相当する部分に縦リ
ブが形成されるように接着することにより、第4図に示
す如き、側面部に縦リブが形成された中空トレーとする
ことができる。
器の内側または外側に、注入口を設けるように、二枚の
フィルムを部分的に、かつ、線状に接着した後、当該注
入口から非接着部分に気体を封入して非接着部分を膨満
させることにより、目的とする中空トレーを製造するこ
ともできる。この方法の場合には、トレーを補強するた
めに、一枚ないし二枚のフィルム以外に、熱成形された
トレーを用いること以外は、前記した第1の方法と同様
に行なえばよい。この場合、このトレーには可撓性(フ
レキシビリティー)は必要ない。例えば、ポリスチレン
シートなどより、トレーを熱成形した後、該熱成形され
た容器の内側または外側に、注入口を設けるように、一
枚ないし二枚のフィルムを部分的に、かつ、線状に接着
した後、当該注入口から非接着部分に気体を封入して非
接着部分を膨満させた後、注入口を公知の手段により閉
塞することにより、第6図に示す如き形状の中空トレー
を得ることができる。このものは、剛性に優れたものと
なる。勿論、この場合にも側面部に相当する部分に縦リ
ブが形成されるように接着することにより、第4図に示
す如き、側面部に縦リブが形成された中空トレーとする
ことができる。
【0015】最後に、第5の方法として、二枚のフィル
ムを重ね合わせ、注入口を設けるように部分接着した
後、当該注入口から非接着部分に気体を封入して非接着
部分を膨満させ、次いで当該フィルムを折り曲げ、接着
して賦形することにより、中空トレーを製造することも
できる。この第5の方法では、第1図に示すものとは、
接着部分(ヒートシール部分)の形状が異なる。例え
ば、第7図に示すように、展開図の折り目部分のような
形状にヒートシールしたものについて、非接着部分を膨
満させると、第1図に示すものを膨満させた場合と同様
に、第8図に示す如き形状の中空トレーとなる。また、
第7図に示すものに、さらに側面部に相当する部分に縦
リブが形成されるように接着した場合には、第9図に示
す如き形状の中空トレーとなる。なお、この場合には、
ヒートシール部に切れ目を入れ、そこから折り曲げ、接
着する。通常紙器の製造と同様の方法により、組み立
て、シールして製造すればよい。本発明の場合には、空
気を入れると、中空トレーは変形するので、シール線の
形状を、部分的に段々太くしたり、或いは細くしたりし
て、トレー形状を安定させるとよい。
ムを重ね合わせ、注入口を設けるように部分接着した
後、当該注入口から非接着部分に気体を封入して非接着
部分を膨満させ、次いで当該フィルムを折り曲げ、接着
して賦形することにより、中空トレーを製造することも
できる。この第5の方法では、第1図に示すものとは、
接着部分(ヒートシール部分)の形状が異なる。例え
ば、第7図に示すように、展開図の折り目部分のような
形状にヒートシールしたものについて、非接着部分を膨
満させると、第1図に示すものを膨満させた場合と同様
に、第8図に示す如き形状の中空トレーとなる。また、
第7図に示すものに、さらに側面部に相当する部分に縦
リブが形成されるように接着した場合には、第9図に示
す如き形状の中空トレーとなる。なお、この場合には、
ヒートシール部に切れ目を入れ、そこから折り曲げ、接
着する。通常紙器の製造と同様の方法により、組み立
て、シールして製造すればよい。本発明の場合には、空
気を入れると、中空トレーは変形するので、シール線の
形状を、部分的に段々太くしたり、或いは細くしたりし
て、トレー形状を安定させるとよい。
【0016】以上のようにして、二枚のフィルムに剛性
を付与し、目的とする中空トレーを製造することができ
る。
を付与し、目的とする中空トレーを製造することができ
る。
【0017】
【実施例】次に本発明を実施例により詳しく説明する。 実施例1 二軸延伸ナイロンフィルム(厚み15μm,延伸倍率3
×3倍)とポリプロピレン(CPP)フィルム(厚み6
0μm)とを熱ラミネートしたフィルム二枚を重ね合わ
せ、第1図に示すように、トレーの底面部と側面部との
境界部に相当する部分A、及びトレーの側面部とフラン
ジ部との境界部に相当する部分Bを、線状に160℃,
2秒間,圧力1kg/cm2 の条件でヒートシールし
た。第1図中、実線部分がヒートシールした部分であ
り、注入口Cを設けた。次いで、注入口Cから空気を注
入した後、注入口Cをヒートシールして閉じることによ
り、第2図に示す形状の中空トレーを得た。この中空ト
レーは、一穴開けることにより、中の気体が抜け、簡単
に廃棄処理することができた。
×3倍)とポリプロピレン(CPP)フィルム(厚み6
0μm)とを熱ラミネートしたフィルム二枚を重ね合わ
せ、第1図に示すように、トレーの底面部と側面部との
境界部に相当する部分A、及びトレーの側面部とフラン
ジ部との境界部に相当する部分Bを、線状に160℃,
2秒間,圧力1kg/cm2 の条件でヒートシールし
た。第1図中、実線部分がヒートシールした部分であ
り、注入口Cを設けた。次いで、注入口Cから空気を注
入した後、注入口Cをヒートシールして閉じることによ
り、第2図に示す形状の中空トレーを得た。この中空ト
レーは、一穴開けることにより、中の気体が抜け、簡単
に廃棄処理することができた。
【0018】実施例2 実施例1において、ポリプロピレンフィルムの代わり
に、二軸延伸ポリスチレンフィルム(厚み100μm,
延伸倍率1×1倍)を用いると共に、ヒートシールの温
度を140℃とし、かつ、第3図に示すように、側面部
に相当する部分に縦リブEが形成されるように接着した
こと以外は、実施例1と同様にして第4図に示す形状の
中空トレーを得た。この中空トレーは、一穴開けること
により、中の気体が抜け、簡単に廃棄処理することがで
きると共に、実施例1のものより剛性に優れたものであ
った。
に、二軸延伸ポリスチレンフィルム(厚み100μm,
延伸倍率1×1倍)を用いると共に、ヒートシールの温
度を140℃とし、かつ、第3図に示すように、側面部
に相当する部分に縦リブEが形成されるように接着した
こと以外は、実施例1と同様にして第4図に示す形状の
中空トレーを得た。この中空トレーは、一穴開けること
により、中の気体が抜け、簡単に廃棄処理することがで
きると共に、実施例1のものより剛性に優れたものであ
った。
【0019】実施例3 圧力7kg/cm2 の圧空チャンバー内で、二軸延伸ナ
イロンフィルム(厚み15μm,延伸倍率3×3倍)と
二軸延伸ポリスチレンフィルム(厚み100μm,延伸
倍率1×1倍)とを熱ラミネートしたフィルム二枚を重
ね合わせ、この二枚のフィルム間に空気が挟まるように
して、第5図に示すように、トレーの底面部と側面部と
の境界部に相当する部分A、及びトレーの側面部とフラ
ンジ部との境界部に相当する部分Bを、線状に140
℃,2秒間,圧力1kg/cm2 の条件でヒートシール
した。第5図中、実線部分がヒートシールした部分であ
り、注入口は設けなかった。このものを大気中に取り出
すことにより、第2図に示す形状の中空トレーを得た。
この中空トレーは、一穴開けることにより、中の気体が
抜け、簡単に廃棄処理することができた。また、圧空チ
ャンバー内で、さらに第3図に示すように、側面部に相
当する部分に縦リブEをも形成するように接着したもの
を、同様にして大気中に取り出すことにより、第4図に
示す形状の中空トレーを得た。この中空トレーは、縦リ
ブEが形成されていないものに比べて、より剛性に優れ
たものであった。
イロンフィルム(厚み15μm,延伸倍率3×3倍)と
二軸延伸ポリスチレンフィルム(厚み100μm,延伸
倍率1×1倍)とを熱ラミネートしたフィルム二枚を重
ね合わせ、この二枚のフィルム間に空気が挟まるように
して、第5図に示すように、トレーの底面部と側面部と
の境界部に相当する部分A、及びトレーの側面部とフラ
ンジ部との境界部に相当する部分Bを、線状に140
℃,2秒間,圧力1kg/cm2 の条件でヒートシール
した。第5図中、実線部分がヒートシールした部分であ
り、注入口は設けなかった。このものを大気中に取り出
すことにより、第2図に示す形状の中空トレーを得た。
この中空トレーは、一穴開けることにより、中の気体が
抜け、簡単に廃棄処理することができた。また、圧空チ
ャンバー内で、さらに第3図に示すように、側面部に相
当する部分に縦リブEをも形成するように接着したもの
を、同様にして大気中に取り出すことにより、第4図に
示す形状の中空トレーを得た。この中空トレーは、縦リ
ブEが形成されていないものに比べて、より剛性に優れ
たものであった。
【0020】実施例4 実施例2において、トレーになる内側に、熱収縮率の大
きな二軸延伸ナイロンフィルム(厚み15μm,延伸倍
率4×4倍)とLDPEフィルム(厚み40μm)とを
熱ラミネートしたものと、PETフィルム(厚み12μ
m)とLDPEフィルム(厚み60μm,延伸倍率1×
1倍)とを熱ラミネートしたものを用い、かつ、ヒート
シール温度を140℃としたこと以外は、実施例2と同
様にして、第4図に示す形状のトレーを得た。この中空
トレーは、一穴開けることにより、中の気体が抜け、簡
単に廃棄処理することができると共に、実施例1のもの
より剛性に優れたものであった。
きな二軸延伸ナイロンフィルム(厚み15μm,延伸倍
率4×4倍)とLDPEフィルム(厚み40μm)とを
熱ラミネートしたものと、PETフィルム(厚み12μ
m)とLDPEフィルム(厚み60μm,延伸倍率1×
1倍)とを熱ラミネートしたものを用い、かつ、ヒート
シール温度を140℃としたこと以外は、実施例2と同
様にして、第4図に示す形状のトレーを得た。この中空
トレーは、一穴開けることにより、中の気体が抜け、簡
単に廃棄処理することができると共に、実施例1のもの
より剛性に優れたものであった。
【0021】実施例5 ポリスチレンフィルム(厚み200μm)を成形してト
レーを得た。このトレーに、実施例2と同様にして、二
軸延伸ナイロンフィルム(厚み50μm,延伸倍率2×
2倍)と二軸延伸ポリスチレンフィルム(厚み100μ
m,延伸倍率1×1倍)とをラミネートにより貼り合わ
せたものを二枚重ね合わせ、接着し、熱収縮させ、次い
で、注入口Cから空気を注入した後、注入口Cをヒート
シールして閉じることにより、第2図に示す形状の中空
トレーを得た。この中空トレーは、一穴開けることによ
り、中の気体が抜け、しかも成形トレーの強度は低いの
で、簡単に廃棄処理することができると共に、実施例1
のものより剛性に優れたものであった。
レーを得た。このトレーに、実施例2と同様にして、二
軸延伸ナイロンフィルム(厚み50μm,延伸倍率2×
2倍)と二軸延伸ポリスチレンフィルム(厚み100μ
m,延伸倍率1×1倍)とをラミネートにより貼り合わ
せたものを二枚重ね合わせ、接着し、熱収縮させ、次い
で、注入口Cから空気を注入した後、注入口Cをヒート
シールして閉じることにより、第2図に示す形状の中空
トレーを得た。この中空トレーは、一穴開けることによ
り、中の気体が抜け、しかも成形トレーの強度は低いの
で、簡単に廃棄処理することができると共に、実施例1
のものより剛性に優れたものであった。
【0022】実施例6 実施例1において、第7図において実線で示したような
形状にヒートシールしたこと以外は、同様にして二枚の
フィルムをヒートシールし、注入口Cを設け、熱収縮さ
せた。次いで、注入口Cから空気を注入した後、注入口
Cをヒートシールして閉じた。次に、得られたフィルム
に、紙器カットと同様にカット刃にて切れ目を入れ、そ
こから折り曲げ、接着して賦形することにより、第8図
に示す形状の中空トレーを得た。この中空トレーの剛性
は、実施例1〜5で得られたものより高いものの、製作
工程の煩雑さでは実施例1〜5よりは劣るものであっ
た。
形状にヒートシールしたこと以外は、同様にして二枚の
フィルムをヒートシールし、注入口Cを設け、熱収縮さ
せた。次いで、注入口Cから空気を注入した後、注入口
Cをヒートシールして閉じた。次に、得られたフィルム
に、紙器カットと同様にカット刃にて切れ目を入れ、そ
こから折り曲げ、接着して賦形することにより、第8図
に示す形状の中空トレーを得た。この中空トレーの剛性
は、実施例1〜5で得られたものより高いものの、製作
工程の煩雑さでは実施例1〜5よりは劣るものであっ
た。
【0023】比較例1 第10図に示す如き形状の市販の発泡ポリスチレン製ト
レーについて廃棄性を調べたところ、廃棄時に嵩張るも
のであった。
レーについて廃棄性を調べたところ、廃棄時に嵩張るも
のであった。
【0024】
【発明の効果】本発明によれば、熱成形用金型などを必
要とすることなく、簡単な工程で中空トレーを安価に製
造することができる。しかも本発明により得られる中空
トレーは、薄いフィルムを膨満させて得られる中空体で
あるので、一穴開けると嵩張らない形状となり、廃棄す
るのも容易である。また、このため本発明により得られ
る中空トレーは、断熱性,緩衝性に優れると共に、薄い
フィルムを原料として用いればよく、原料の使用量が少
ないので省資源,低コストであり、易廃棄性とも相まっ
て、環境保護に大きく寄与することが期待される。した
がって、本発明は食品用トレー、冷菓用トレー等をはじ
め、各種緩衝材用トレーなどの製造に有効に用いること
ができる。
要とすることなく、簡単な工程で中空トレーを安価に製
造することができる。しかも本発明により得られる中空
トレーは、薄いフィルムを膨満させて得られる中空体で
あるので、一穴開けると嵩張らない形状となり、廃棄す
るのも容易である。また、このため本発明により得られ
る中空トレーは、断熱性,緩衝性に優れると共に、薄い
フィルムを原料として用いればよく、原料の使用量が少
ないので省資源,低コストであり、易廃棄性とも相まっ
て、環境保護に大きく寄与することが期待される。した
がって、本発明は食品用トレー、冷菓用トレー等をはじ
め、各種緩衝材用トレーなどの製造に有効に用いること
ができる。
【図1】第1図は、本発明の第1の方法及び第3の方法
におけるフィルムの接着部分を示す説明図である。図
中、点線部分はフィルムの外形を示し、実線部分は接着
部分(ヒートシール部分)を示す。
におけるフィルムの接着部分を示す説明図である。図
中、点線部分はフィルムの外形を示し、実線部分は接着
部分(ヒートシール部分)を示す。
【図2】第2図は、第1図に示すものについて、非接着
部分を膨満させて得られた中空トレーの斜視図である。
部分を膨満させて得られた中空トレーの斜視図である。
【図3】第3図は、第1図において、さらにトレーの側
面部に相当する部分の二枚のフィルムを、側面部に相当
する部分に縦リブが形成されるように接着する状態を示
す説明図である。図中、点線部分はフィルムの外形を示
し、実線部分は接着部分(ヒートシール部分)を示す。
面部に相当する部分の二枚のフィルムを、側面部に相当
する部分に縦リブが形成されるように接着する状態を示
す説明図である。図中、点線部分はフィルムの外形を示
し、実線部分は接着部分(ヒートシール部分)を示す。
【図4】第4図は、第3図に示すものについて、非接着
部分を膨満させて得られた中空トレーの斜視図である。
部分を膨満させて得られた中空トレーの斜視図である。
【図5】第5図は、本発明の第2の方法におけるフィル
ムの接着部分を示す説明図である。図中、点線部分はフ
ィルムの外形を示し、実線部分は接着部分(ヒートシー
ル部分)を示す。
ムの接着部分を示す説明図である。図中、点線部分はフ
ィルムの外形を示し、実線部分は接着部分(ヒートシー
ル部分)を示す。
【図6】第6図は、本発明の第4の方法により得られる
中空トレーの斜視図である。
中空トレーの斜視図である。
【図7】第7図は、本発明の第5の方法におけるフィル
ムの接着部分を示す説明図である。図中、点線部分はフ
ィルムの外形を示し、実線部分は接着部分(ヒートシー
ル部分)を示す。
ムの接着部分を示す説明図である。図中、点線部分はフ
ィルムの外形を示し、実線部分は接着部分(ヒートシー
ル部分)を示す。
【図8】第8図は、本発明の第5の方法により得られる
中空トレーの斜視図である。
中空トレーの斜視図である。
【図9】第9図は、第7図に示すものに、さらに側面部
に相当する部分に縦リブが形成されるように接着して得
られる中空トレーの斜視図である。
に相当する部分に縦リブが形成されるように接着して得
られる中空トレーの斜視図である。
【図10】第10図は、比較例1における市販の発泡ポ
リスチレン製トレーの斜視図である。
リスチレン製トレーの斜視図である。
A トレーの底面部と側面部との境界部に相当する部分 B トレーの側面部とフランジ部との境界部に相当する
部分 C 注入口 D トレーの底面部に補強リブを形成するための接着部
分 E 縦リブ形成用の接着部分
部分 C 注入口 D トレーの底面部に補強リブを形成するための接着部
分 E 縦リブ形成用の接着部分
Claims (7)
- 【請求項1】 二枚のフィルムを重ね合わせ、少なくと
もトレーの底面部と側面部との境界部に相当する部分、
及びトレーの側面部とフランジ部との境界部に相当する
部分を、線状に接着した後、非接着部分を膨満させるこ
とを特徴とする中空トレーの製造方法。 - 【請求項2】 フィルムとして、少なくとも一方が可撓
性を有する二枚のフィルムを用い、かつ、注入口を設け
るように部分接着した後、当該注入口から非接着部分に
気体を封入して非接着部分を膨満させる請求項1記載の
方法。 - 【請求項3】 トレーの側面部に相当する部分の二枚の
フィルムを、縦リブが形成されるように接着してなる請
求項1記載の方法。 - 【請求項4】 フィルムとして、少なくとも一方が可撓
性を有する二枚のフィルムを用い、かつ、圧空チャンバ
ー内で、少なくともトレーの底面部と側面部との境界部
に相当する部分、及びトレーの側面部とフランジ部との
境界部に相当する部分を、線状に接着した後、大気圧下
で膨満させる請求項1記載の方法。 - 【請求項5】 フィルムとして、少くとも一方が延伸さ
れた二枚のフィルムを用い、かつ、注入口を設けるよう
に部分接着し、熱収縮した後、当該注入口から非接着部
分に気体を封入して非接着部分を膨満させる請求項1記
載の方法。 - 【請求項6】 熱成形されたトレーの内側または外側
に、注入口を設けるように少なくとも一枚のフィルムを
部分的に、かつ、線状に接着した後、当該注入口から非
接着部分に気体を封入して非接着部分を膨満させること
を特徴とする中空トレーの製造方法。 - 【請求項7】 二枚のフィルムを重ね合わせ、注入口を
設けるように部分接着した後、当該注入口から非接着部
分に気体を封入して非接着部分を膨満させ、次いで当該
フィルムを折り曲げ、接着して賦形することを特徴とす
る中空トレーの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4060934A JPH05229546A (ja) | 1992-02-18 | 1992-02-18 | 中空トレーの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4060934A JPH05229546A (ja) | 1992-02-18 | 1992-02-18 | 中空トレーの製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05229546A true JPH05229546A (ja) | 1993-09-07 |
Family
ID=13156708
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4060934A Withdrawn JPH05229546A (ja) | 1992-02-18 | 1992-02-18 | 中空トレーの製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05229546A (ja) |
-
1992
- 1992-02-18 JP JP4060934A patent/JPH05229546A/ja not_active Withdrawn
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19990518 |