JPH05228850A - インパクトレンチ - Google Patents

インパクトレンチ

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JPH05228850A
JPH05228850A JP2860392A JP2860392A JPH05228850A JP H05228850 A JPH05228850 A JP H05228850A JP 2860392 A JP2860392 A JP 2860392A JP 2860392 A JP2860392 A JP 2860392A JP H05228850 A JPH05228850 A JP H05228850A
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JP
Japan
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output shaft
hammer
impact
detecting element
pressure detecting
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP2860392A
Other languages
English (en)
Inventor
Koji Soshin
耕児 宗進
Shinichi Okamoto
真一 岡本
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Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Works Ltd filed Critical Matsushita Electric Works Ltd
Priority to JP2860392A priority Critical patent/JPH05228850A/ja
Publication of JPH05228850A publication Critical patent/JPH05228850A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】工具サイズを大きくすることなく締め付け力が
検出可能なインパクトレンチを提供するにある。 【構成】出力軸2は後端の両側に突起10、10を突設
してT型に形成されたもので、突起10、10をハンマ
ー32の前面の両側に形成した略扇状の凹部11,11
内に係合させる形で配置している。一方の突起10は圧
力検出素子13を設け、この圧力検出素子13の検出信
号を信号線路14a、14bを介して出力軸2の前端部
のスリップリング16a,16bに夫々電気的に接続し
てある。これらのスリップリング16a,16bは出力
軸2に対して筒状絶縁体15により電気的に絶縁される
とともに、夫々ブラシ18a,18bが摺接して、圧力
検出素子13の検出信号をブラシ18a,18bを通じ
て外部に取り出すことができるようになっている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ボルトやナット等のね
じ具を締め付けるインパクトレンチに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】ボルトやナットによる締め付け作業にお
いては、従来よりスパナやボックスレンチ等の手動工具
を使用したり、締め付け力や作業効率を高めるために、
インパクトレンチが用いられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】特に、インパクトレン
チにおいては、圧縮空気を用いたエアーモータにより駆
動されるタイプのものが多く用いられているが、コンプ
レッサや空気配管が必要であり、作業性が悪い場所では
充電電池式のインパクトレンチが有利である。しかしな
がら充電電池式のインパクトレンチにおいては、そのバ
ッテリー切れが問題となるため、できるだけ効率良くね
じ締めをする必要があり、インパクト式の工具では、所
定トルクに達したところで素早く回路を切断することが
望まれる。
【0004】実際のインパクトレンチによるねじ締め時
の測定トルクを図6に示す。これによると、ねじが着座
し徐々に締まる初期段階には、発生した衝撃力はねじの
締め付け力に吸収され、測定データは小さく、ねじが締
まるにつれて徐々に増加する。そして、最後は発生衝撃
力とねじの締め付け力が一致すると、これ以上ねじに締
め付け力を与えることができず、測定される衝撃力は飽
和する。
【0005】従って、トルクを知るために、トルクセン
サを備え、発生トルクを知ることは充電電池式のインパ
クトレンチにおいては重要なポイントとなる。この電動
機1と出力軸2との間の回転伝達手段にトルクの検出の
ために図7に示すようにトーションバー42を用いて軸
の捩じれを検出してトルク換算する手段を用いた従来例
があるが、実際に取り付けるには工具サイズからみて困
難であった。
【0006】本発明は、上記問題点に鑑みて為されたも
ので、その目的とするところは、工具サイズを大きくす
ることなく締め付け力が検出可能なインパクトレンチを
提供するにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述の目的を
達成するために、電動機の回転を出力軸の回転衝撃力に
変換し、出力軸の回転衝撃力によりボルトやナット等の
ねじ具を締め付けようにしたインパクトレンチにおい
て、出力軸の打撃部に設けた圧力検出素子と、該圧力検
出素子の検出信号を外部に伝えるために出力軸に設けた
スリップリングとを備えたものである。
【0008】
【作用】而して本発明によれば、スリップリングによ
り、出力軸の打撃部に設けた圧力検出素子グからの検出
信号を外部に取り出すことができ、そのためトーション
バー等工具サイズを大きくするものを用いることなく、
締め付け力を検出することができ、結果工具サイズも現
状の大きさで済む。
【0009】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。まず、本発明が適用されるインパクトレンチの構
造の一例を図3に基づいて説明を行う。図3に示すよう
に、インパクトレンチは、電動機1の回転を出力軸2の
回転衝撃力に変換し、出力軸2の回転衝撃力を大きくす
るために回転衝撃発生手段3を備えた構造となってい
る。電動機1と回転衝撃発生手段3の間には、減速機構
7が設けられており、電動機1の回転トルクを増幅して
いる。
【0010】ハウジング12の把手6内の上部には電動
機1の回転を制御するスイッチ部4と、充電電池5が納
装されている。また、把手6の外側の上部には工具の動
作をオンオフする操作スイッチ9と、回転方向を切り換
えるレバー8が配設されている。次に、内部機構につい
て説明する。図4に示すように、電動機1は充電電池5
により駆動され、その回転力は減速機構7において減速
される。本実施例では、減速機構7は2段の遊星歯車に
より構成されている。この減速機構7により決まる減速
比で減速された回転力は伝達軸26に伝達され、回転衝
撃発生手段3に接続されている。回転衝撃発生手段3
は、減速機構7と出力軸2との間に設けている。出力軸
2はハウジング12の前端において軸受28により回転
自在に枢支されている。
【0011】駆動軸27は減速機構7の伝達軸26と一
体に成形されており、その先端部は先に述べた出力軸2
の後端部に設けられた凹部29に嵌合された軸受30に
より回転自在に枢支されている。駆動軸27の中央部に
は円筒形のカム31が設けられており、カム31の外側
にはハンマー32が遊嵌されている。ハンマー32は駆
動軸27の軸方向に摺動可能となっており、カム31と
ハンマー32との間は鋼球33により係合されている。
【0012】すなわち、カム31の外周面には中央部で
駆動軸27の先端側へ突極したV字形のカム溝34を形
成し、このカム溝34に対応してハンマー32の内面に
は、軸方向のカム溝35の後端に配置してある鋼球33
の移動を止めるためのストッパ端36(カム溝34の
端)を設け、カム溝34とカム溝35との間に鋼球33
を転動自在に嵌合させてある。
【0013】しかして、駆動軸27の回転は鋼球33を
介してハンマー32に伝達され、ハンマー32も駆動軸
27と同じ回転数で回転する。また、ハンマー32はス
プリング37の作用により前方に押されているので、鋼
球33は通常は図5のようにカム溝34の中央(前端)
に位置しているが、カム31とハンマー32との間に回
転方向の滑りを生じると鋼球33がカム溝34内をイ方
向へ移動するので、ハンマー32のストッパ端36が鋼
球33に押されてハンマー32が後方へ強制的にスライ
ドさせられる。
【0014】また、出力軸2の後端面には爪38が突設
されており、この爪38に対向させてハンマー32にも
爪39が突設されており、両爪38と39はハンマー3
2がスライドすることにより係合したり、分離したりで
きるようになっている。駆動軸27の後端に嵌合された
スプリング受け部40とハンマー32の内周のスプリン
グ受け部41の間にはスプリング37が張られており、
スプリング37はハンマー32を前方へ付勢して爪38
と爪39とを互いに係合させている。
【0015】回転衝撃発生手段3は上記のように構成さ
れているので、次のような動作により電動機1の回転力
を回転衝撃力に変換して出力軸2に間欠的に回転衝撃力
を加えることができる。すなわち、駆動軸27が減速回
転すると、カム31を介してハンマー32も同じ回転数
で回転し、ハンマー32の爪39と出力軸2の爪38と
が係合しているので、出力軸2も回転する。
【0016】この時、出力軸2の先のレーンアタッチメ
ント43がボルトやナット等を掴んでいると、ボルトや
ナット等がある程度締まった時に回転に対する抵抗が生
じ、この抵抗力によって出力軸2の回転が妨げられるた
めに、ハンマー32とカム31との間に回転方向の滑り
を発生する。駆動軸27の回転方向を図5に示すように
ロ方向とすると、滑りにより鋼球33はカム溝34内を
イ方向へ移動し、ハンマー32は鋼球33によって後方
へ押され、ハンマー32はスプリング37を押し縮めな
がら後方へスライドする。
【0017】ハンマー32が後方へスライドしてハンマ
ー32の爪39が出力軸2の爪38から外れると、スプ
リング37の押圧力のためにハンマー32は前方へ押し
戻されると同時に、カム31に追従すべく駆動軸27よ
りも高速で回転し、ハンマー32が出力軸2に衝突する
と共に、ハンマー32の爪39が出力軸2の爪38と係
合可能な状態となり、ハンマー32が回転してハンマー
32の爪39が一つ進んだ状態で出力軸2の爪38と係
合した瞬間にハンマー32の回転力が回転衝撃力として
出力軸2に伝えられる。
【0018】尚、ボルトやナットが締まってくると、こ
の衝撃力が反発力になり工具回転方向とは逆の方向にハ
ンマー32が動作する場合も見られるが、上記の動作を
繰り返すことにより、ボルトやナットが高い締め付けト
ルクで締め付けられるのである。本発明は、前述のよう
に、ハンマー32が衝撃を発生した際に、衝撃力が出力
軸2に伝達された際に発生するトルクを圧力検出素子で
検出しようとするものである。
【0019】つまり、出力軸2は図1に示すように後端
の両側に上記爪38の代わりに突起10、10を突設し
てT型に形成されたもので、突起10、10をハンマー
32の前面の両側に形成した略扇状の凹部11,11内
に係合させる形で配置するとともに、図6の場合と同様
にハンマー32の中央を貫通させた駆動軸27を内装の
軸受30に結合させている。凹部11が上記爪39の代
わりとなり、凹部11と突起10の係合離脱がハンマー
32の動きに応じて行われる。
【0020】一方の突起10には圧力検出素子13を設
け、この圧力検出素子13の検出信号を信号線路14
a、14bを介して出力軸2の前端部の太径部17の外
周に設けた導体からなるスリップリング16a,16b
に夫々電気的に接続してある。これらのスリップリング
16a,16bは出力軸2に対して筒状絶縁体15によ
り電気的に絶縁されるとともに、夫々ブラシ18a,1
8bが摺接して、上記圧力検出素子13の検出信号をブ
ラシ18a,18bを通じて外部に取り出すことができ
るようになっている。
【0021】而して上述のようにハンマー32が衝撃を
発生した場合に、その衝撃力が出力軸2の突起2aに加
わり、その部分で発生したトルクを圧力検出素子13で
検出する。この検出信号はスリップリング16a、16
bとブラシ18a,18bとで外部に取り出されること
になる。この検出信号は図2に示す衝撃検出部19によ
りトルク値に応じた電圧値の信号に変換され、比較部2
0に於いて予め設定している所定の基準値Vrerと比
較されて、比較部20の基準値Vrefを検出値が越え
ている場合、電流制御部21に停止信号Sを送り、電流
制御部21はこの停止信号Sが入力すると電動機1の電
流を制御して電動機1の回転を停止させるのである。
【0022】
【発明の効果】本発明は、電動機の回転を出力軸の回転
衝撃力に変換し、出力軸の回転衝撃力によりボルトやナ
ット等のねじ具を締め付けようにしたインパクトレンチ
において、出力軸の打撃部に設けた圧力検出素子と、該
圧力検出素子の検出信号を外部に伝えるために出力軸に
設けたスリップリングとを備えたから、スリップリング
により、出力軸の打撃部に設けた圧力検出素子からの検
出信号を外部に取り出すことができ、そのためトーショ
ンバー等工具サイズを大きくするものを用いることな
く、締め付け力を検出することができ、結果工具サイズ
も現状の大きさで済むという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の要部の拡大斜視図である。
【図2】本発明の一実施例のブロック回路構成図であ
る。
【図3】本発明にかかるインパクトレンチの側面図であ
る。
【図4】本発明にかかるインパクトレンチの拡大断面図
である。
【図5】本発明にかかるインパクトレンチの動作説明図
である。
【図6】衝撃トルクの測定図である。
【図7】従来例の断面図である。
【符号の説明】
2 出力軸 10 突起 11 凹部 13 圧力検出素子 14a,14b 信号線路 15 筒状絶縁体 16a,16b スリップリング 18a,18b ブラシ 32 ハンマー

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】電動機の回転を出力軸の回転衝撃力に変換
    し、出力軸の回転衝撃力によりボルトやナット等のねじ
    具を締め付けようにしたインパクトレンチにおいて、出
    力軸の打撃部に設けた圧力検出素子と、該圧力検出素子
    の検出信号を外部に伝えるために出力軸に設けたスリッ
    プリングとを備えたことを特徴とするインパクトレン
    チ。
JP2860392A 1992-02-15 1992-02-15 インパクトレンチ Withdrawn JPH05228850A (ja)

Priority Applications (1)

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JP2860392A JPH05228850A (ja) 1992-02-15 1992-02-15 インパクトレンチ

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JP2860392A JPH05228850A (ja) 1992-02-15 1992-02-15 インパクトレンチ

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JPH05228850A true JPH05228850A (ja) 1993-09-07

Family

ID=12253163

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JP2860392A Withdrawn JPH05228850A (ja) 1992-02-15 1992-02-15 インパクトレンチ

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Cited By (6)

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Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 19990518