JPH05228692A - 板材の端面突き合わせ溶接方法 - Google Patents

板材の端面突き合わせ溶接方法

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Publication number
JPH05228692A
JPH05228692A JP6106292A JP6106292A JPH05228692A JP H05228692 A JPH05228692 A JP H05228692A JP 6106292 A JP6106292 A JP 6106292A JP 6106292 A JP6106292 A JP 6106292A JP H05228692 A JPH05228692 A JP H05228692A
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JP
Japan
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welding
face
end faces
butt
jig
Prior art date
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Pending
Application number
JP6106292A
Other languages
English (en)
Inventor
Hayato Shiratori
速人 白鳥
Takehiro Tanaka
武洋 田中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tanaka Kikinzoku Kogyo KK
Original Assignee
Tanaka Kikinzoku Kogyo KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 板材の端面突き合わせ部分がプラズマトーチ
のセンターからずれたり、重なったりすることがなく、
均一で安定した溶接のできる板材の端面突き合わせ溶接
方法を提供する。 【構成】 断面を緩やかな山状にし、頂部長手方向に溶
接用溝を設けた溶接治具の両側の傾斜面に板材を沿わせ
て、端面を頂部で突き合わせ溶接する方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、板材の端面突き合わせ
溶接方法に係り、特に硝子窯業用装置などに於ける機器
組立例えば硝子溶解用ルツボの組立製作に好適な板材の
端面突き合わせ溶接方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、板材の端面を突き合わせ溶接する
には、図4に示すように平坦な溶接治具1の中央長手方
向の溶接用溝2の位置で図5に示すように板材3、3′
の端面4、4′を突き合わせてプラズマトーチ5にて溶
接していた。
【0003】ところで、かかる溶接方法では、溶接し終
わった箇所の溶融、凝固に伴う膨張、収縮に伴い、端面
4、4′突き合わせ部分が長手方向で図6に示すように
プラズマトーチ5のセンターからずれたり、重なったり
して、溶接不良が生じる。このような現象は被溶接物で
ある板材3、3′の端面溶接距離が長ければ長い程、顕
著に現れる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】そこで本発明は、板材
の端面突き合わせ部分がプラズマトーチのセンターから
ずれたり、重なったりすることがなく、均一で安定した
溶接のできる板材の端面突き合わせ溶接方法を提供しよ
うとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の本発明の板材の端面突き合わせ溶接方法は、断面を緩
やかな山状にし頂部長手方向に溶接用溝を設けた溶接治
具の両側の傾斜面に板材を沿わせて、端面を頂部で突き
合わせ溶接することを特徴とするものである。
【0006】
【作用】上記のように本発明の板材の端面突き合わせ溶
接方法は、山状の溶接治具の両側の傾斜面に板材を沿わ
せて、端面を頂部で突き合わせ溶接するので、溶接し終
わった箇所の溶融、凝固に伴う膨張、収縮により端面突
き合わせ部分が傾斜面に沿って上方に逃げる。従って板
材の端面突き合わせ部分が長手方向でプラズマトーチの
センターからずれたり、重なったりすることがなく、常
に一定となり、均一で安定した溶接ができる。
【0007】
【実施例】本発明の板材の端面突き合わせ溶接方法の一
実施例を図によって説明すると、図1に示すように断面
を緩やかな山状にし頂部長手方向に幅6mm、深さ5mmの
溶接用溝2′を設けた幅 140mm、長さ 700mm、高さ8mm
の黄銅よりなる溶接治具1′の両側の高さ5mmの傾斜面
6に、図2に示すように厚さ 0.5mm、幅45mm、長さ409m
mのPt−Rh10%の板材3と、厚さ 0.8mm、幅40mm、
長さ 409mmのPt−Rh10%の板材3′とを沿わせて端
面4、4′を頂部で突き合わせて、端面4、4′から2.
75mmの高さに位置させたプラズマトーチ5を6mm/sec
の速度で移行させて、端端4、4′を突き合わせて溶接
したところ、溶接し終わった箇所の溶融、凝固に伴う膨
張、収縮により板材3、3′の端面4、4の突き合わせ
部分が図3に示すように傾斜面6に沿って上方に逃げ、
長手方向でプラズマトーチ5のセンターからずれたり、
重なったりすることがなく、一直線に安定して溶接でき
た。
【0008】然るに従来の板材の端面突き合わせ溶接方
法では図4に示すように幅 140mm、厚さ20mm、長さ 700
mmで上面中央長手方向に幅6mm、深さ5mmの溶接用溝2
を設けた平坦な溶接治具1の上面両側に前記実施例と同
じ板材3、3′を載せ、端面4、4′を図5に示すよう
に溶接用溝2の位置で突き合わせてプラズマトーチ5に
て溶接した処、長さ60mmまでしか溶接できず、その先は
図7に示すように穴明き状態となって溶接できない為、
溶接を中断した。
【0009】尚、実施例の溶接方法で、端面4、4′を
突き合わせ溶接した板材3、3′は、その後平坦に成形
するものである。実施例はプラズマ溶接による端面4、
4′の突き合わせ溶接であるが、他の溶接による突き合
わせ溶接についても有効である。
【0010】
【発明の効果】以上の通り本発明の板材の端面突き合わ
せ溶接方法によれば、板材の端面突き合わせ部分がプラ
ズマトーチのセンターからずれたり、重なったりするこ
とがなく、均一で安定した溶接ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の板材の端面突き合わせ溶接方法で用い
る溶接治具を示す斜視図である。
【図2】本発明の板材の端面突き合わせ溶接方法を示す
図である。
【図3】本発明の板材の端面突き合わせ溶接方法に於い
て、溶接箇所の溶融、凝固に伴う膨張、収縮により板材
の端面突き合わせ部分が上方に逃げる状態を示す断面図
である。
【図4】従来の板材の端面突き合わせ溶接方法で用いる
溶接治具を示す斜視図である。
【図5】従来の板材の端面突き合わせ溶接方法を示す図
である。
【図6】従来の板材の端面突き合わせ溶接方法に於い
て、溶接箇所の溶融、凝固に伴う膨張、収縮により板材
の端面突き合わせ部分が重なり合った状態を示す断面図
である。
【図7】従来の板材の端面突き合わせ溶接方法の具体例
を示す図である。
【符号の説明】
1′ 溶接治具 2′ 溶接用溝 3、3′ 板材 4、4′ 端面 5 プラズマトーチ 6 傾斜面

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 断面を緩やかな山状にし頂部長手方向に
    溶接用溝を設けた溶接治具の両側の傾斜面に板材を沿わ
    せて、端面を頂部で突き合わせ溶接することを特徴とす
    る板材の端面突き合わせ溶接方法。
JP6106292A 1992-02-17 1992-02-17 板材の端面突き合わせ溶接方法 Pending JPH05228692A (ja)

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JPH05228692A true JPH05228692A (ja) 1993-09-07

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