JPH05228304A - フィルター装置 - Google Patents

フィルター装置

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Publication number
JPH05228304A
JPH05228304A JP3598592A JP3598592A JPH05228304A JP H05228304 A JPH05228304 A JP H05228304A JP 3598592 A JP3598592 A JP 3598592A JP 3598592 A JP3598592 A JP 3598592A JP H05228304 A JPH05228304 A JP H05228304A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
filter
container
bubbles
filter container
check valve
Prior art date
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Pending
Application number
JP3598592A
Other languages
English (en)
Inventor
Yukio Takashima
幸男 高島
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electronics Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electronics Corp filed Critical Matsushita Electronics Corp
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Publication of JPH05228304A publication Critical patent/JPH05228304A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Degasification And Air Bubble Elimination (AREA)
  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 レジスト液などの液体に混入した気泡を効果
的に除去する。 【構成】 加圧されたレジスト液がフィルター入口1よ
りフィルター容器2に流入してフィルター部3を通過し
てフィルター出口4より他の装置に供給される。振動装
置5は、フィルター部押え6に固定されたフィルター部
3を振動させてフィルター容器2の内壁とフィルター部
3の表面部分に発生した気泡を剥離する。剥離した気泡
は、フィルター容器2の上部付近に集められ、容器内部
が加圧されたときに、わずかのレジスト液とともに気泡
排出孔7および逆止弁8を通って排出される。逆止弁8
は、フィルター容器2の内部が負圧になったときに逆流
を防止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、主に半導体製造工程の
レジスト膜形成においてレジスト液に混入する気体成分
を効果的に除去して、安定な膜形成を可能にするフィル
ター装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】半導体製造工程におけるレジスト膜形成
は、スピンナー上に固定した半導体基板にレジスト液を
滴下した後、スピンナーを所定の回転数で回転させる方
法を用いるのが一般的である。
【0003】このとき滴下するレジスト液には、きわめ
て高い清浄度が要求される。なぜならば、レジスト液中
に異物や配管のリークによる気泡が存在すると、形成さ
れたレジスト膜に欠陥を生じるためである。
【0004】超LSIの量産におけるレジスト液の供給
は、レジストタンクからベローズポンプにより加圧され
てフィルター装置で濾過された後、ノズルから半導体基
板上に滴下される。
【0005】滴下されるレジスト液は、半導体基板一枚
あたり2〜4mlである。この供給系において接液部分
は不純物の抽出がきわめて少ない弗素樹脂あるいはフロ
ロカーボン樹脂等が使用される。
【0006】フィルター装置は孔径が0.1〜0.2μm
のフィルター部とフィルター部を覆うフィルター容器と
からなり、フィルター容器の上部に気泡除去孔が設けら
れており、フィルター容器がベローズポンプで加圧され
たときにフィルター部流量の5〜10%をレジスト液に
混入した気泡とともに排出させる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】超LSIの製造に使用
されるレジスト液は、ノボラック樹脂をベースレジンに
使ったポジ型レジストが大部分である。
【0008】感光剤はナフトキノンジアジドをベンゾフ
ェノン系のバックボーン材料につけたものが多い。これ
らを有機溶媒に溶かしてあるが感光剤は、レジスト中で
析出しやすい。
【0009】レジストの供給系では、配管の微小なリー
クによる空気の混入やレジスト液中に溶けていた空気が
気泡となってフィルター装置内に留まり、この部分で感
光剤が析出して異物を形成することが知られている。
【0010】このため、フィルター装置の上部に溜った
空気をつねに排出する機構が採用されている。
【0011】しかしこの方法では、発生した気泡がそれ
自体の浮力によってフィルター容器の内壁やフィルター
部の表面から離れてフィルター容器の上部に達するため
には、かなり大きな気泡に成長する必要があり、成長す
るまでに析出が起こる。この析出した異物は形成したレ
ジスト膜に欠陥を生ずる。
【0012】また、気泡を含んだレジスト液で膜形成を
行うと膜に塗布むら等の欠陥を生じる。これらの欠陥を
防止することは超LSI製造のレジスト膜形成工程にお
ける課題である。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明のフィルター装置
は、上記の問題を解決するために、フィルター容器の上
部にフィルター容器内の圧力よりも低圧で解放される逆
止弁を持つ気泡除去孔を設けるとともに、フィルター部
とそれを収納したフィルター容器に外部から振動を与え
る振動装置とを備えたものである。
【0014】
【作用】本発明によれば、フィルター部とフィルター容
器に振動を与えることによってフィルター容器の内壁面
およびフィルター部の表面に発生した気泡を効果的に剥
離してフィルター容器上部に集めることができる。
【0015】また、フィルター容器内に圧力を加えたと
きに、フィルター容器上部の気泡除去孔より集まった気
泡を確実に排出できる。気泡排出孔が持つ逆止弁は、フ
ィルター容器内の圧力が気泡排出孔の解放圧力よりも低
くなった場合に逆流を防止するものである。
【0016】
【実施例】本発明の一実施例について、図1を参照しな
がら説明する。
【0017】レジスト液はベローズポンプ(図示せず)
で間欠的に加圧されてフィルター入口1よりフィルター
容器2内に流入する。流量はベローズポンプの一動作当
り4mlである。
【0018】流入したレジスト液はフィルター部3を通
過して濾過された後、フィルター出口4より配管を経て
半導体基板に滴下される。
【0019】振動装置5はフィルター容器2に振動を与
え、その振動はフィルター部押え6を伝わってフィルタ
ー部3に伝えられる。これによってフィルター容器2の
内壁およびフィルター部3の表面に発生した気泡が剥離
し、その浮力によってフィルター容器2の上部にある気
泡排出孔7の付近に集まる。このとき、フィルター容器
2の全体を少し傾けて気泡排出孔7が高い位置になるよ
うに固定すると、効果的に気泡を集めることができる。
集まった気泡は、ベローズポンプによる圧力が加わった
ときに、気泡排出孔7より逆止弁8を経てわずかのレジ
スト液とともに排出される。
【0020】逆止弁8は、ベローズポンプの吸入動作の
ときに、弁の動作遅延によりフィルター容器2の内部が
わずかな負圧となるため、逆流を防止するためのもので
ある。
【0021】本実施例のフィルター装置は、フィルター
容器2にステンレススチール材料を使用して、ベローズ
ポンプの間欠的な加圧に対して高い剛性を持たせるとと
もに、接液部を高純度の弗素樹脂で被覆して、それから
レジスト液への不純物の抽出を防いでいる。また、フィ
ルター部3も高純度のフロロカーボンを使用している。
【0022】振動装置5は電磁ソレノイドを使用した振
動装置で、60Hz前後の振動波を発生させて1分程度
の振動を1時間毎にフィルター容器2とフィルター部3
に与える。
【0023】本実施例によれば、効果的にレジスト液に
混入した気泡をフィルター装置内から除去できることが
確認された。
【0024】
【発明の効果】本発明のフィルター装置は、レジスト液
などの液体に混入した気泡をフィルター装置内より効果
的に除去できるため、気泡と薬液の界面で析出する異物
の発生や配管内に残留する気泡によるトラブルをきわめ
て少なくすることができ、液体濾過分野において非常に
有用なものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明における一実施例のフィルター装置の断
面図
【符号の説明】
1 フィルター入口 2 フィルター容器 3 フィルター部 4 フィルター出口 5 振動装置 6 フィルター部押え 7 気泡排出孔 8 逆止弁

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フィルター入口と、前記フィルター容器
    の上部に、フィルター容器内の圧力よりも低い圧力で解
    放される逆止弁と、前記フィルター容器に外部から振動
    を与える振動装置と、前記フィルター入口から前記フィ
    ルター容器に流入する液体を濾過するフィルター部とを
    備えたフィルター装置。
JP3598592A 1992-02-24 1992-02-24 フィルター装置 Pending JPH05228304A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004056131A (ja) * 2003-07-03 2004-02-19 Miyazaki Oki Electric Co Ltd レジスト塗布装置
KR100669867B1 (ko) * 2001-05-30 2007-01-17 삼성전자주식회사 포토레지스트 조성물의 필터링 장치
KR100857995B1 (ko) * 2003-11-03 2008-09-10 동부일렉트로닉스 주식회사 감광액 여과장치 및 그 불순물 제거방법
JP2009060129A (ja) * 2008-10-30 2009-03-19 Oki Semiconductor Miyazaki Co Ltd レジスト塗布方法
KR20160107336A (ko) * 2014-01-27 2016-09-13 도쿄엘렉트론가부시키가이샤 포토레지스트 분배 시스템을 위한 능동 필터 기술

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JP2017506838A (ja) * 2014-01-27 2017-03-09 東京エレクトロン株式会社 フォトレジストディスペンスシステムのためのアクティブフィルタ技術

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