JPH052280B2 - - Google Patents

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JPH052280B2
JPH052280B2 JP61266799A JP26679986A JPH052280B2 JP H052280 B2 JPH052280 B2 JP H052280B2 JP 61266799 A JP61266799 A JP 61266799A JP 26679986 A JP26679986 A JP 26679986A JP H052280 B2 JPH052280 B2 JP H052280B2
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JP
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guide thimble
damage
fuel assembly
guide
tool
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JP61266799A
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JPS62113094A (ja
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Miruton Sharenbaagaa Jon
Josefu Fuaaran Suteiibun
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CBS Corp
Original Assignee
Westinghouse Electric Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Westinghouse Electric Corp filed Critical Westinghouse Electric Corp
Publication of JPS62113094A publication Critical patent/JPS62113094A/ja
Publication of JPH052280B2 publication Critical patent/JPH052280B2/ja
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    • GPHYSICS
    • G21NUCLEAR PHYSICS; NUCLEAR ENGINEERING
    • G21CNUCLEAR REACTORS
    • G21C3/00Reactor fuel elements and their assemblies; Selection of substances for use as reactor fuel elements
    • G21C3/30Assemblies of a number of fuel elements in the form of a rigid unit
    • G21C3/32Bundles of parallel pin-, rod-, or tube-shaped fuel elements
    • G21C3/334Assembling, maintenance or repair of the bundles
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E30/00Energy generation of nuclear origin
    • Y02E30/30Nuclear fission reactors
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T29/00Metal working
    • Y10T29/49Method of mechanical manufacture
    • Y10T29/49718Repairing
    • Y10T29/49721Repairing with disassembling
    • Y10T29/49723Repairing with disassembling including reconditioning of part
    • Y10T29/49725Repairing with disassembling including reconditioning of part by shaping

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Plasma & Fusion (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • High Energy & Nuclear Physics (AREA)
  • Monitoring And Testing Of Nuclear Reactors (AREA)
  • Processing Of Terminals (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 発明の背景 発明の分野 本発明は、一般に原子炉の燃料集合体に関し、
特に、燃料集合体の再構成中に案内シンブルの破
損もしくは損傷した上端部を補修(即ち、修理或
は除去)するための方法及び装置に関するもので
ある。
先行技術の説明 多くの原子炉において、炉心は細長い多数の燃
料集合体から構成されている。これ等の燃料集合
体の従来の構造は、燃料集合体の長さに沿つて隔
置された複数の格子によつて組織的な配列に保持
された複数の燃料棒と複数の制御棒案内シンブル
とを含んでおり、格子は制御棒案内シンブルに取
着されている。燃料集合体の両端にある上部ノズ
ル及び下部ノズルは、燃料棒の端部よりも若干上
方及び下方に延びるこれ等の案内シンブルに取着
される。燃料集合体の上端では、案内シンブルは
上部ノズルのアダプタ板に形成された通路内に装
着される。各案内シンブルは上部ノズルへの取着
のための上部インサート、即ちスリーブを有して
いてよい。
原子炉におけるこのような燃料集合体の運転
中、主に内部応力により、燃料棒の少数のものに
その長さに沿つて割れが時々生じて、放射性の核
分裂生成物がしみ出し、原子炉の一次冷却材に入
る可能性がある。このような欠陥燃料棒を有する
燃料集合体の交換に関連した高コストのために、
最近、再構成可能な燃料集合体が開発されてき
た。燃料集合体を再構成可能にする一般的な解決
策は、燃料集合体に着脱自在な上部ノズルを設け
ることである。
上部ノズルを着脱自在とする1つの解決策は、
ヨーロツパ特許出願第036821号明細書に記載され
開示されている。この解決策の1つの実施例にお
いては、上記ヨーロツパ特許出願の第3図,第6
図及び第7図に示されているように、上部ノズル
の取り外しを可能とするため、上部ノズルのアダ
プタ板の直ぐ下方で案内シンブルを切断してい
る。次いで、案内シンブルの外径よりも若干大き
な直径を有する短管を備えた新しい上部ノズルを
案内シンブルの切断された上端部に取り付けてそ
こに膨出により固定する。しかし、この解決策
は、新しい上部ノズルを必要とする点と、燃料集
合体の再構成が1回のみしかできない点とで不具
合である。
再構成可能な燃料集合体構造に対する別の解決
策は、本出願人による米国特許願連番第644758号
明細書に記載され開示されている。この解決策
は、上部ノズルを制御棒案内シンブルの上端部に
着脱自在に装着するための取り外し可能の取付構
造を含んでいる。上部ノズルを取り外し交換する
ために取付構造を取り外したり装着したりするの
に使用される種々の工具及び装置は特願昭60−
249142号、特願昭60−251005号、特願昭61−832
号及び特願昭61−14891号各明細出書に記載され
開示されている。取付構造のための最近考え出さ
れた再使用可能なロツク管は特願昭61−72646号
明細書に記載され開示されている。
この取付構造は、上部ノズルのアダプタ板に画
成された複数の外側ソケツトと、案内シンブルの
上端部にそれぞれ形成された複数の内側ソケツト
と、内側ソケツトを外側ソケツトに対して係合状
態に維持するため内側ソケツトに挿入される複数
の着脱自在在なロツク管とを有する。各外側ソケ
ツトは、アダプタ板を貫通する通路の形態であつ
て、環状の溝を有する。各内側ソケツトは、環状
の膨出部を有する案内シンブルの中空上端部の形
態であつて、膨出部は、案内シンブルの上端部が
アダプタ板の通路に挿入される時に、環状の溝内
に着座する。案内シンブルの上端部には細長い複
数の軸方向スロツトが設けられていて、該スロツ
トが形成された部分が内方へ弾性的に収縮するの
を許容し、膨出部の大きな直径がアダプタ板の通
路にある環状の円周方向溝内に挿入されたり該円
周方向溝から抜け出たりするのを可能にしてい
る。このようにして、案内シンブルの内側ソケツ
トは外側ソケツトとのロツク係合状態に挿入され
たり該ロツク係合状態から離脱されたりする。
ロツク管は、上部ノズルの上方から、内側ソケ
ツトを形成する案内シンブルの中空上端部内にロ
ツク位置に挿入される。ロツク管は、そのロツク
位置に挿入されると、内側ソケツトの膨出部を環
状の溝との拡張した係合状態に保持すると共に、
内側ソケツトが外側ソケツトから離脱しうる収縮
した解放位置に内側ソケツトが移動するのを防止
する。このようにして、ロツク管は内側ソケツト
を外側ソケツトとのロツク係合状態に保持し、そ
れにより案内シンブルの上端部に対して上部ノズ
ルを取り付ける。
起こり得ないことではあるが、燃料集合体の再
構成作業中に、どんな欠陥燃料棒にもアクセスで
きるように上部ノズルを放射化した燃料集合体か
ら取り外す間に、案内シンブルの上端部、即ち挿
入スリーブが工具により或は案内シンブルの上端
部に衝突する落下物体により不都合にも損傷を受
ける可能性が存在する。このようにな不都合が起
きると、損傷した部分が上部ノズルのアダプタ板
の通路に入ることができず且つロツク管によつて
適正に取着されなければ、この燃料集合体は原子
炉において更に使用するのには不適であるとされ
る。
従つて、成功裡に燃料集合体の再構成を行うこ
とを危うくさせる、起こりそうにもないが可能性
はある損傷に関連した潜在的問題を効果的に解決
する、破損した案内シンブル上端部を補修(即
ち、修理又は除去)し収容する実行可能な修理策
の必要性がある。
本発明は、上述した先行出願と共に、損傷した
案内シンブル上端部を補修(即ち、修理又は除
去)し収容するように設計された再構成装置及び
上部ノズル・案内シンブル継手構造を提供するこ
とによつて、上述した必要性を満たすようにして
いる。
本発明は、破損した案内シンブル上端部を補修
する装置及び方法に関係している。特に、遠隔操
作される装置は、適度に破損した案内シンブル上
端部を補修し、そして修理不能なまでに破損した
案内シンブル上端部を切断するように作動可能で
あり、従つて、案内シンブルの修理され、切断さ
れた上端部に上部ノズルを再装着し、そして原子
炉において、再構成された燃料集合体を続けて使
用することを可能にする。
破損した案内シンブル上端部が修理不能であり
切り落とさなければならない場合、本出願人の米
国特許願連番第797333号明細書記載の発明が、幾
つかの切断された案内シンブル上端部、即ち挿入
スリーブを有する燃料集合体骨格構造に適合する
改良型上部ノズルの取付思想を提案している。特
に、改良型上部ノズルにおいては、上部ノズルの
アダプタ板に前から構造継手を設けていた切断さ
れた案内シンブル上端部に代わつて、非構造継手
を用いている。特定の燃料集合体構造に依存する
が、少なくとも4〜6個の取り外し可能な上部ノ
ズル・案内シンブル構造継手を、残りの構造継手
によつて支持される負荷を認容し得ないレベルま
で増すことなく、無くすことができる。
従つて、本発明は、上部ノズルが取り外されて
複数の案内シンブルが露出した状態で作業ステー
シヨン内に保持されており、案内シンブルの少な
くとも1つが幾種類かの損傷の1つを持つてい
る、再構成可能な燃料集合体に使用するための、
案内シンブルの損傷補修方法及び装置を提供して
いる。
この案内シンブルの損傷の補修装置、(a)燃料集
合体の案内シンブルに整合するパターンで画成さ
れた複数の工具位置決め開口を有する基板と、(b)
基板をその工具位置決め開口が燃料集合体の案内
シンブルに整列するように作業ステーシヨンに装
着する装着手段と、(c)案内シンブルの幾種類かの
損傷の1つをそれぞれが補修するように操作可能
である、基板の工具位置決め開口内に選択的に装
着できる複数の種類の工具と、を含んでいる。ま
た、損傷補修装置は、案内シンブルとの係合を生
起させるように、且つそれと同時に、修理可能な
幾種類かの案内シンブル損傷のそれぞれ1つを補
修するようになつている、基板に装着された複数
の工具の各々の作動を生起させるように、基板を
案内シンブルに向かつて移動させる移動手段を含
んでいる。この移動手段は、修理不能な幾種類か
の案内シンブル損傷のそれぞれ1つを補修するよ
うになつている、基板に装着された複数の工具の
各々を、案内シンブルに関する作動位置に置くよ
うに、基板を案内シンブルに向かつて移動させ
る。
更に具体的には、工具の1つは、外方に湾曲し
た上端部の形態である案内シンブルの1つに対す
る修理可能な損傷を、湾曲した部分をその元の位
置に向かつて内方へ圧縮することによつて、修理
するように作動可能な圧縮ソケツトである。別の
工具の1つは、内方に湾曲した上端部の形態であ
る案内シンブルの1つに対する修理可能な損傷
を、湾曲した部分をその元の位置に向かつて外方
へ拡張もしくは拡開することによつて、修理する
ように作動可能な拡開ピンである。更に別の工具
の1つは、案内シンブルの1つの上端部に対する
修理不能な損傷を、修理不能なまでに損傷した部
分を切断し捕捉することによつて、補修するよう
に作動できるカツターである。
更に、損傷補修装置は、基板の対応する数の位
置決め開口内に選択的に取り付けられる複数の位
置決め要素を含んでいて、各工具による損傷補修
作業を正確に遂行するため、損傷補修装置を案内
シンブルに対して正確に位置決めする。特に、各
位置決め要素は、損傷していない案内シンブルの
1つの上端部に装着するようになつている非圧縮
ソケツトである。
案内シンブルの損傷を補修する方法は、(a)燃料
集合体の案内シンブルに整合するパターンで画成
された複数の工具位置決め開口を有する基板を用
意し、(b)基板をその工具位置決め開口が燃料集合
体の案内シンブルに整列するように作業ステーシ
ヨンに装着し、(c)案内シンブルの幾種類かの損傷
の1つをそれぞれが補修可能な複数の種類の工具
を用意し、(d)複数の種類の工具から選択し、該選
択された工具によつて補修しうる幾種類かの損傷
を有する案内シンブルの各々と整列するように、
選択された工具を基板の工具位置決め開口の各々
に装着する、諸ステツプからなつている。また、
この損傷補修方法は、案内シンブルとの係合を生
起させるように、且つそれと同時に、修理可能な
幾種類かの案内シンブル損傷のそれぞれ1つを補
修するようになつている、基板に装着された複数
の工具の各々の作動を生起させるように、そし
て、修理不能な幾種類かの案内シンブル損傷のそ
れぞれ1つを補修するようになつている、基板に
装着された複数の工具の各々を、案内シンブルに
関する作動位置に置くように、基板を案内シンブ
ルに向かつて移動させるステツプを含んでいる。
本発明によるこれ等の利点及び結果、並びにそ
の他の利点及び結果は、本発明の好適な実施例を
示した添付図面に関する以下の詳細な説明を読む
ことにより当業者にとつて容易に明らかとなろ
う。
発明の詳細な説明 以下の説明において、全図面を通し同一参照数
字は同一部分もしくは対応部分を指すものとし、
そして「前方」、「後方」、「左方」、「右方」、「上

向もしくは上向き」、「下方向もしくは下向き」そ
の他の同様の術語は、説明の便宜上の表現として
用いたまでであつて、制限的な意味に解釈されて
はならない。
概 説 図面、特に第1図を参照すると、符号10で総
括的に示された再構成可能な燃料集合体が垂直方
向に短縮された形態で図示されている。基本的に
は、燃料集合体10は、原子炉(図示せず)の炉
心領域において下部炉心板(図示せず)上に燃料
集合体を支持するための下端構造、即ち下部ノズ
ル12と、この下部ノズル12から上方に長手方
向に延びる多数の案内管もしくは案内シンブル1
4とを含んでいる。更に、燃料集合体10は、案
内シンブル14に沿つて軸方向に離間して設けら
れている複数の横格子16と、該格子16によつ
て横方向に離間した関係で支持された燃料棒18
の配列とを備えている。また、燃料集合体10は
その中央に位置する計装管20と、諸部材を破損
することなく通常のように取り扱うことのできる
一体のユニツトを形成するために、後述する態様
で案内シンブル14の上端に着脱自在に取り付け
られる上端構造、即ち上部ノズル22とを有して
いる。
前述したように、燃料集合体10における燃料
棒18の配列は、燃料集合体の長さに沿つて離間
して設けられた格子16によつて互いに離間した
関係で保持されている。各燃料棒18は核燃料ペ
レツト24を収容しており、その両端は、燃料棒
を気密に封止するために、上部端栓26及び下部
端栓28によつて閉塞されている。通常、上部端
栓26と核燃料ペレツト24との間のプレナムに
はばね30が配置されていて、核燃料ペレツトを
燃料棒18内で密に詰まつた関係に保持してい
る。核分裂性物質からなる核燃料ペレツト24
は、原子炉の炉心の反応出力源となる。水又はほ
う素含有水のような液体減速材・冷却材が炉心の
燃料集合体を通つて上向きにポンプ送りされて、
該炉心内に発生される熱を有用な仕事を行わせる
ために取り出す。
核分裂過程を制御するために、多数の制御棒3
2が燃料集合体10において所定位置に配置され
た案内シンブル14内を往復動可能である。具体
的には、上部ノズル22は、半径方向に延びる複
数のフルークないしは腕38を備えた円筒形部材
36を有するロツドクラスタ制御機構34を含ん
でいる。円筒形部材36には内部にねじが切られ
ている。各腕38は1つ以上の制御棒32に相互
接続されているので、該ロツドクラスタ制御機構
34が、案内シンブル14内で制御棒32を上下
に移動させることにより燃料集合体10における
核分裂過程を制御するように、全て周知の態様で
作動可能である。
上部ノズル取付構造 第2図及び第7図に示すように、上部ノズル2
2は下方にアダプタ板40を有しており、該アダ
プタ板40にはそこを貫通するように複数の制御
棒通路42が形成されている(1個のみ図示)。
制御棒案内シンブル14の最上方の端部(上端
部)44は、アダプタ板40にある通路42内に
同軸関係で配置されてる。燃料集合体10の再構
成の際に燃料棒18に対してアクセス可能とする
ために、上部ノズル22のアダプタ板40は、総
括的に符号46で示された取付構造によつて案内
シンブル14の上端部44に着脱可能に接続され
ている。この取付構造46は、燃料集合体骨格構
造の上部ノズルと案内シンブルとの間に複数の構
造継手を与える。取付構造46は、前述した特願
昭61−72646号明細書に記載されたものとほぼ同
様であり、ここでは、本発明の理解を容易にする
ために必要な程度だけ説明する。
第2図〜第7図に最も良く示すように、再構成
可能な燃料集合体10の取付構造46は、各々環
状の周方向溝48(図には1個のみ示す)を含む
複数の通路42によつて上部ノズルのアダプタ板
40に画成された複数の外側ソケツト(図には1
個のみ示す)と、案内シンブル14の上端部44
上に画成された複数の内側ソケツト(図には1個
のみ示す)と、内側ソケツトを外側ソケツト内に
ロツク係合状態に保持するために内側ソケツトに
挿入される取り外し可能且つ再使用可能な複数の
ロツク管(図には1個のみ示す)50とを有す
る。
各内側ソケツトは、1つの案内シンブル14の
中空上端部44に、その上縁54より若干下方の
ところに設けられた周方向の環状膨出部52によ
つて画成されている。各案内シンブル14の上端
部44には軸方向に延びる細長い複数のスロツト
56が形成されているので、スロツトの付いた上
端部44は内方の圧縮位置へ弾性的に収縮可能で
あり、該上端部44にある周方向の膨出部52を
アダプタ板の通路42を介して環状の溝48内に
挿入したり該溝48から取り出したりするのを可
能にしてい。案内シンブルの上端部44がアダプ
タ板の通路42に挿入され拡張位置を取つた時に
は、環状の膨出部52は環状の溝48内に座着す
る。このようにして、各案内シンブル14の内側
ソケツトは、アダプタ板40の外側ソケツトの1
つとのロツク係合状態に挿入されたり該外側ソケ
ツトから取り出されたりする。
具体的には、アダプタ板40内を軸方向に延び
て外側ソケツトを画成する通路42は、上方の孔
58と下方の孔60とから構成されている。下方
の孔60は、上方の孔58よりもかなり軸方向の
長さが長く、また、上方及び下方の孔58,60
の接続部に形成された棚部62より若干下方に隔
置された環状の溝48を含んでいる。下方の孔6
0は上方の孔58よりも大きい直径を有している
ので、棚部62は下方に面している。棚部62の
主な目的は、内側ソケツトが外側ソケツト内に挿
入される時に、上端部44を通路42内で軸方向
に適切に位置決めするためのストツパないしは整
列ガイドとして作用することである。第7図に見
られるように、案内シンブル14の上縁54は棚
部62に当接する。
最後に、各ロツク管50は、上部ノズル22の
上方から、1つの内側ソケツトを形成する1つの
案内シンブル14の中空上端部44にあるそれぞ
れのロツク位置に装入される。ロツク管50がそ
のロツク位置に挿入されると、第7図に示すよう
に、該ロツク管は内側ソケツトの膨出部52を環
状の溝48との拡張されたロツク係合状態に保持
すると共に、内側ソケツトが外側ソケツトから抜
け出せうる収縮された解放位置に移動するのを防
止する。このようにして、各ロツク管50は各内
側ソケツトを外側ソケツトとのロツク係合状態に
保持し、それにより、外部ノズル22のアダプタ
板40を各案内シンブル14の上端部44に取着
することによつて形成された構造継手を剛な組立
形態に保持する。
また、ロツク管50は、若干外方に(例えば、
1〜2度の角度で)開いた上方周縁部64(第6
図)と、ロツク管をそのロツク位置に固定するた
めの1対の小さなデインプル66(大きさは誇張
されて示されている)とを有し、上方周縁部64
の外径は上方の孔58の直径より若干大きい。拡
開した周縁部64はアダプタ板40とのきつい摩
擦嵌合を可能にするのに対して、デインプル66
はアダプタ板の通路42に画成された円周方向の
溝48に延入する。ロツク管50は、溝48から
のデインプル66の離脱とロツク位置からのロツ
ク管の離脱とを許容する際に、一体的に変形し、
その後、ロツク管50はその最初の形状に弾性的
に戻る。
損傷した案内シンブル 上端部を補修する装置 第8図を参照して、再構成可能な燃料集合体1
0に含まれた燃料棒18の点検、取り外し、交換
及び/又は再配列を行うためには、放射化された
燃料集合体を原子炉の炉心から取り出して、標準
の燃料集合体取扱工具(図示せず)によつて作業
ステーシヨン68内に降下させる必要がある。作
業ステーシヨン68において、燃料集合体10は
冷却材中に浸漬されており、従つて、保守作業は
遠隔操作される水中の設備を操作することによつ
て行なわれる。かかる水中の設備の1つの要素が
ロツク管を取り外し交換するために使用され、該
ロツク管を取り外した後、別の要素が再構成可能
な燃料集合体10の案内シンブル14から上部ノ
ズル22を取り外したり、その後、該上部ノズル
22を案内シンブル14上に戻したりするのに使
用される。これ等の要素は前述の特願昭60−
249142号、特願昭60−251005、特願昭61−842号
及び特願昭61−14891号各明細書に記載されたも
ののような形態を取りうる。
作業ステーシヨン68は、その頂部フランジ7
2の対角線上の1対の角部に装着されそこから上
方に延びる細長い1対の案内部材70(弾丸形の
先端を有する)を含んでいる。案内部材70は、
ロツク管50を取り外したり、上部ノズル22を
取り除きそして戻したりするのに使用される種々
の要素の整列を助ける。また、作業ステーシヨン
68には、燃料集合体10の最上方の格子16の
位置で作業ステーシヨンの側壁76を貫通するよ
うに該側壁76に設けられた相対する複数対(1
対のみを示す)の可動パツド74が含まれてい
る。パツド74は、同様に側壁76に装着された
シリンダ78によつて内方に進められ、格子16
の各側辺に当接して作業ステーシヨン68と燃料
集合体10との間に隙間を画成し、かくして燃料
集合体を作業ステーシヨンに対して固定関係に維
持する。
第8図には、案内シンブル14の上端部(即ち
挿入スリーブ)44に対して、特に軸方向のスロ
ツトによつて分けられているそれ等の部分80に
対して、それ等が、上部ノズル22を燃料集合体
10から取り外して案内シンブルを上方から露出
させる燃料集合体10の再構成中に落下した物体
に当たつたり、設備の一部に衝突したりすると、
起こり得ないことではあるが起こる可能性はある
3つの一般的な損傷の種類が示されている。案内
シンブルの上端部44aに示されている第1の種
類の該部分の損傷は、1つ或はそれ以上の部分8
0aが所望の垂直位置から外れて外方へ湾曲する
ことである。該部分80aがこのような状態であ
ると、上部ノズルを案内シンブル上に置いた時
に、案内シンブル14の損傷した上端部44aが
上部ノズルのアダプタ板40にある対応の通路4
2に嵌合しない。案内シンブルの上端部44bに
示されている第2の種類の損傷は、1つ或はそれ
以上の部分80bが所望の垂直位置から外れて外
方へ湾曲することである。部分80bがこのよう
な状態であると、案内シンブル14bの損傷した
上端部44bは、アダプタ板にある対応の通路4
2に嵌合しうるのであろうが、そこにある溝48
内に適正に着座しないであろうし、また、ロツク
管50の1つを受け入れもしないであろう。
しかし、本発明によれば、これから説明するよ
うに、上述した部分の第1,第2のどの種類の損
傷でも直接修理しうるように考慮されている。案
内シンブルの上端部44cに示された第3の種類
の損傷の場合にはそのようになつてはいない。第
3の種類の損傷では、1つ或はそれ以上の部分8
0cが、それを逆に曲げて所望の垂直状態にする
ようなことによつて直接に修理するには極端に外
方へ湾曲している、即ち損傷している。それにも
拘わらず、本発明は、これから説明するように、
上端部44cの影響を受けた部分を除去すること
によつて、損傷を補修することを可能にしてい
る。また、下記に述べる米国特許願連番第797333
号明細書の発明に従つて、置換もしくは交換用の
構造が除去された部分のために用意されている。
第8図及び第9図〜第16図には、本発明の好
適な実施例を構成する損傷補修装置が総括的に符
号82で図示されている。この装置82は、必要
が生ずれば燃料集合体10の再構成中に使用し
て、燃料集合体の案内シンブル14の軸方向にセ
グメント化されたどの上端部44の損傷も補修
(即ち、修理又は除去)することができる。上部
ノズル22を燃料集合体10から取り外すと、燃
料集合体の再構成作業中に、案内シンブル部分8
0の少なくとも1つが、簡単に上に述べた3つの
種類の修理可能な及び修理不能な損傷の1つを受
ける、可能性が非常に少ないがありうる。
特に第9図及び第10図に示すように、損傷補
修装置82は、フレーム88に囲まれ且つ接続さ
れたほぼ正方形の板86からなる基板84を含ん
でいる。この板86には、案内シンブル14に整
合するパターンで複数の工具位置決め開口90が
画成されている。フレーム88は基板84を作業
ステーシヨン68に取り付ける装着手段を有す
る。該装着手段は、作業ステーシヨンの頂部フラ
ンジ72から上方に突き出る案内部材70を受け
入れるためにフレームの2つの対向する隅角部に
画成された1対の整列孔92の形態である。基板
84が、第8図に示すように、作業ステーシヨン
の上方に位置決めされ、そして、下降して作業ス
テーシヨンの案内部材70を上から整列孔92に
ちようど受け入れる時に、第18図に示すよに、
基板84の工具位置決め開口90が燃料集合体の
案内シンブル14の露出した上端部44との整列
状態に配置される。
更に、損傷補修装置82は、上に述べたように
案内シンブル14が受け得る3つの種類の損傷に
対応する3種の工具94,96,98を有する。
工具94,96,98の各々は、工具の上端に設
けられたナツト及びボルトからなるねじ結合部1
00によつて、工具位置決め開口90のどれか1
つで板86に選択的に装着しうる。従つて、基本
的には、各工具は案内シンブル14の上端部44
にある部分80に対する修理可能な及び修理不能
な種々の損傷の1つを補修するように作動するの
に適合している。挿入スリーブの形態を通常取る
上端部44は、始めに述べたように、上部ノズル
22を案内シンブル14上に再装着した時に、上
部ノズルのアダプタ板40と共に構造継手を形成
する。
損傷補修装置82は、工具94,96,98の
他に、どの工具によつても占拠されない基板の位
置決め開口90のうち選択されたものの中に取り
付けられた一群の位置決め要素102を含んでい
る。位置決め要素102の各々は、第11図及び
第12図に最も良く示すように、ねじ結合部10
6によつて位置決め開口90の1つで板86に取
着された円筒形の本体部104と、該本体部の下
端に画成された円筒形の空所108とを有する非
圧縮ソケツトである。本体部104はその下端に
外方にテーパの付いた案内開口109を有してお
り、この案内開口109が空所108内に通じて
いる。空所108は、上端部44のうち未損傷の
ものの外径より若干大きい直径を有し、これは、
第19図に示すように、位置決め要素102を案
内シンブルの未損傷の上端部44dに装着させる
のに適合している。従つて、非圧縮ソケツトであ
る位置決め要素102の取り付けのため装置の基
板84にある特定の位置決め開口90の選択は、
案内シンブルの未損傷の上端部44dに対応して
おり、この未損傷の上端部は、図面には簡略にす
るためただ1つしか図示しないが、4つが好まし
く、燃料集合体の骨格構造の各象限に1つづつあ
る。位置決め要素102の機能は、工具94,9
6,98による損傷補修作業を正確に行うのを保
証すべく、案内シンブルの上端部44に対して損
傷補修装置82を正確に位置決めすることであ
る。特に、非圧縮ソケツトである位置決め要素1
02の目的は、案内シンブルの上縁54の標準面
に対して平行に且つ該標準面の上方において、正
確な距離のところに損傷補修装置82を位置決め
することである。
第8図並びに第13図及び第14図において、
工具94は、案内シンブルの上端部44a上の部
分80aの1つ(又は2つ以上)に関する上述し
た第1の種類の損傷を補修するように構成された
ものである。該工具94は、ねじ式結合部100
によつて位置決め開口90の1つで基板の板86
に取着された円筒形の本体部110と、該本体部
の下端に画成された円筒形の空所112とを有す
る圧縮ソケツトの形態である。本体部110は、
空所112に通じる案内開口114を画成する外
方にテーパの付いた下縁114を有する。空所1
12は、上端部44のうちの未損傷の1つの外径
より若干小さい直径のものであり、これは、案内
シンブルの上端部44aの外方に湾曲した部分8
0aを第19図に示すようにその最初の位置へ内
方に圧縮することによつて、該上端部44aに対
する修理可能な損傷を補修するように圧縮ソケツ
トである工具94が作動するのに適合する。従つ
て、圧縮ソケツトである工具94は、第1の種類
の損傷を有する案内シンブルのものに対応する基
板84の位置決め開口90で取り付けられる。
第8図並びに第15図及び第16図において、
工具96は、案内シンブルの上端部44bにある
部分80bの1つ(又は2つ以上)関して上述し
た第2の種類の損傷を修理するように構成された
ものである。この工具96は、ねじ式結合部10
0によつて位置決め開口90の1つで板86に取
着された円筒形の本体部118と、本体部の下端
に画成されたテーパ付きの案内端122を備えた
縮径下端部120とを有する拡開ピンの形態のも
のである。本体部118は、上端部44のうちの
未損傷の1つの内径よりも若干小さい直径を有し
ており、これは、案内シンブルの上端部44bの
内方に湾曲した部分80bを第19図に示すよう
にその最初の位置へ外方に拡開することによつ
て、該上端部44bに対する修理可能な損傷を補
修するように拡開ピンである工具96が作動する
のに適合する。従つて、拡開ピンである工具96
は、第2の種類の損傷を有する案内シンブルのも
のに対応する基板84の位置決め開口90で取り
付けられる。
最後に、第3の種類の損傷を補修するためのも
のである工具98は、参照によつて本明細書の一
部となる米国特許願第649864号明細書に記載され
た2つの実施例のうちのどちらか一方のような精
密内部カツターの形態を取るのが好ましい。カツ
ターであるこの工具98は、第19図及び第20
図に示すように、修理不能な程に損傷した部分8
0cを有する案内シンブルの上端部44cの所定
部分124を切断して捕捉することによつて、案
内シンブルの上端部44cの湾曲した部分80c
の1つ(或は2つ以上)に対する修理不能の損傷
を補修するように作動可能である。
第17図及び第18図において、損傷補修装置
82は、案内部材70の上端が基板84の整列孔
92を通つて延びた状態で、作業ステーシヨン6
8に位置決めされ示されている。板86の中央に
ねじを切つて設けられた孔128に下端126だ
螺入する長柄付き昇降工具(図示せず)を使用し
て、第17図及び第18図に示された出発位置に
損傷補修装置82を移動させ、更に、同損傷補修
装置を案内シンブル14に向かつて移動させ、補
修作業を行う。
通常、所与の燃料集合体においては、一度に存
在するのは唯一種の損傷状態であつて、それ以上
は滅多にないことであり、従つて、工具94,9
6,98のうち適切なものを使用する各損傷補修
作業は別個に行なわれる。しかし、3種の損傷を
説明すると共に、損傷を補修すべく本発明の損傷
補修装置82で使用できる3種の工具94,9
6,98を説明するために、第18図における燃
料集合体の案内シンブル14では一度に3種の損
傷状態が存在するものとし、従つて、これ等の損
傷状態が3種の工具によつて同時に補修されるも
のとする。従つて、第17図及び第18図におい
ては、損傷補修装置82は、圧縮ソケツトからな
る1つの工具94と、拡開ピンである1つの工具
96と、カツターである1つの工具98と、非圧
縮ソケツトからなる4つの位置決め要素102と
を案内シンブルの損傷した上端部44a〜44c
及び未損傷の上端部44dの対応のものに整列さ
せ状態で、示されている。非圧縮ソケツトである
4つの位置決め要素102は燃料集合体10の4
つの象限に対応する板86の4つの異なる象限に
装着されていることに注目されたい。
下端126で基板84に結合されている長柄付
きの昇降工具(図示せず)の下方への運動によ
り、損傷補修装置82は、第18図におけるその
出発位置から、4つの位置決め要素102が案内
シンブルの未損傷の4つの上端部44d上に着座
する第19図の最下方位置へ移動する。損傷補修
装置82が下方へ移動する時、圧縮ソケツトであ
る工具94及び拡開ピンである工具96は、それ
ぞれ案内シンブル14a,14bの損傷した上端
部44a,44bに向かつて移動し、それ等に接
触する。工具94のテーパ付き下端縁114と工
具96のテーパ付き下端122とがそれぞれ案内
シンブル14a,14bの湾曲した部分80a,
80bに係合すると、損傷補修装置82が位置決
め要素102や工具94,96と共に下降するの
と同時に、部分80a,80bを最初の位置へ戻
す補正のための湾曲が始まる。案内シンブルの損
傷した上端部44a,44bの各々は、後から上
部ノズルのアダプタ板40に進入可能な有効外径
に、強制的に戻され可塑的に設定される。このよ
うにして、2種の修理可能な損傷を補修するよう
になつている工具94,96は、案内シンブル部
分の対応する種類の損傷を修理するよう作動す
る。
また、案内シンブル14に向かう損傷補修装置
82の上述した運動により、カツターである工具
98は、そのカツター刃130を修理不能の損傷
部分80cのある案内シンブルの部分124を切
断する作動位置にして、案内シンブル14cの修
理不能なまでに損傷した上端部44c内に置かれ
る。カツターである工具98は長柄付きのカツタ
ー作動工具(図示せず)に接続され該カツター作
動工具によつて作動される。損傷した部分124
を切断したり、カツター刃130を半径方向に進
めることによつて、損傷補修装置82を第20図
に示すように作業ステーシヨン68から退出させ
る際に、切り落とされた部分を捕捉する。
上部ノズル・案内シンブルの非構造継手 第1及び第2の種類の損傷が補正され、そして
案内シンブル14a,14bの修理済み上端部4
4a,44bが上部ノズルアダプタ板40を受け
入れて該アダプタ板40の構造継手を完成するば
かりになつていても、案内シンブル14cの切断
された上端部44cは上部ノズルとのかかる継手
を完成することはできない。付加的なある補正手
段を講じないと、案内シンブル14cの切断され
た上端縁134とアダプタ板40との間に開放ス
ペースもしくは隙間が残り、破壊性の冷却材横行
流が、この隙間を通り、切断された案内シンブル
14cの開放上端を横断して流れる。
第21図〜第24図において、前述の米国特許
願連番第797333号明細書の発明による解決策は、
切断された案内シンブル14cに整列するように
上部ノズルのアダプタ板40に形成された通路の
各々にアダプタスリーブ136を装着することで
ある。アダプタスリーブ136は案内シンブル1
4cから切断された損傷部分124よりも長い長
さのものである。アダプタスリーブ136の上部
138は切断された損傷部分124とほぼ同じ長
さ及び外径寸法を有するのに対し、下部140は
長さがもつと短く外径がもつと大きい。アダプタ
スリーブ136の下部140は、第24図に示す
ように、案内シンブル14cの切断された上端部
44cに具合良く嵌合して、上部ノズル22が案
内シンブル14cの未損傷の上端部44d及び修
理済み上端部44a上に戻される時に、アダプタ
スリーブ136と案内シンブル14cとの間に剛
な結合のない滑り嵌め継手を提供するような大き
さに形成されている。例えば、アダプタスリーブ
136は、長さが約3.9cm(1.5in)であるが、内
径及び外径は、約2.54cm(1in)の長さを有する
上部138上の切断部分124と同じにすること
ができる。長さが1.3cm(0.5in)である下部14
0は、残りの上端部44c(案内シンブル14c
に固着されたままになつている挿入スリーブリ部
分)の外径に対して狭いクリアランスの動き嵌め
を行える直径になるよう拡開される。
上述の解決策は、1つ(又は2つ以上)のアダ
プタスリーブ136をアダプタ板40に機械的に
取着することを必要とするだけで、機械加工され
た上部ノズルに対する変更を何等必要としない。
スリーブは、アダプタ板の通路にある溝48に延
入するようにスリーブ136に圧延形成された周
方向の膨出部140によつて、アダプタ板に永久
的に結合される。この改変の特質は、燃料集合体
10から取り外された元の上部ノズル22、或は
所望ならば新しい交換用上部ノズルを使用しうる
ことである。
アダプタスリーブ136は燃料集合体の骨格構
造である上部ノズル22と各案内シンブル14c
との間に構造継手を提供しない。しかし、上部ノ
ズルを骨格構造に結合する構造継手に対する安全
サイドの負荷余裕のために、(第7図における取
付構造4によつて提供される)構造継手の或るも
のは設計基準に違背することなく無くすことがで
きる。アダプタスリーブ136は、第24図にお
いて符号144で総括的に示された非構造継手の
一部を形成するので、負荷を何も支持しない。燃
料集合体10の荷重は残りの構造継手(取付構
造)46によつて支持される。これ等の構造継手
46の各々は、構造継手の全数が荷重を分担して
いた時に、構造継手が支持していた損傷の起こる
前の荷重より大きな荷重を支持する。しかし、燃
料構造に応じて、少なくとも4〜6個の部分12
4は残りの構造継手46に対する設計リミツトを
超えることなく無くすことができる。別の方法で
言えば、24本の案内シンブルを有する燃料集合体
においては、上部ノズルと案内シンブルとの間に
非構造継手の少なくとも3倍の構造継手があるべ
きである。
アダプタスリーブ136は上端部44c(又は
挿入スリーブ)の部分124と同じ材料、即ちス
テンレス鋼から形成されている。通常の上部ノズ
ル継手と同じ内法寸法を維持するためにロツク管
50がスリーブに挿入されているが、該アダプタ
スリーブ136は、ロツク管50を必要としな
い。
アダプタスリーブ136は、照射済み上部ノズ
ルのアダプタ板40内に水中で遠隔的に組み付け
ることができ、また、実地手順(hands‐on
procedure)によつて未照射の新しい交換用上部
ノズルに組み付けることができる。必要な数のア
ダプタスリーブ136を切断された案内シンブル
14cに整列した対応のアダプタ板通路42に装
着した後、標準の再構成のための取着を用いる通
常の態様で、且つ取り外し可能な上部ノズルの標
準の取り扱いのために開発された同じ手順に従つ
て、上部ノズル22を骨格構造に装着することが
できる。上述した改変は燃料集合体に必要となる
かも知れない以後の再構成を決して危うくするこ
とはしない。
従つて、アダプタスリーブ136の目的は、案
内シンブル14cの切断された上縁134の頂部
とアダプタ板40との間の隙間を橋絡し、以て燃
料集合体中に組み込まれた炉心構成要素、即ち制
御棒、シンブルプラグ、或はBPRA棒のための
連続的な保護囲いを提供することである。このア
ダプタスリーブ136は、該炉心構成要素に向か
う横行流を阻止すると共に、案内シンブルの内側
及び外側の双方に一次冷却材の通常の上向き流路
を維持する。多分、燃料集合体の骨格構造は上部
ノズルのアダプタ板40と案内シンブル14との
間に多数の構造継手46及び少数の非構造継手1
44を備えるであろう。
本発明及びそれに付随する利点の多くは上述し
た説明から理解されるであろうし、また、本発明
の精神及び範囲を逸脱することなく、或は本発明
の重要な利点の全てを犠性にすることなく本発明
の形態、構造及び配列に多くの変更を行うことが
可能であつて、上述の形態等は本発明の好適な或
は例示的な実施例に過ぎない。
【図面の簡単な説明】
第1図は、再構成可能な燃料集合体を、明瞭に
するため部分的に断面で且つ部分的に破断して示
す側面図であり、この燃料集合体に本発明の損傷
補修装置及び方法を実施して、その案内シンブル
の損傷した上端部を補修(即ち、修理又は除去)
することができる。第2図は、再構成可能な燃料
集合体の上部ノズル及び案内シンブルに関連した
取付構造の諸構成要素を断面で示す分解図、第3
図は、制御棒案内シンブルの上端の頂部を第2図
の3−3線に沿つて見下ろした平面図、第4図
は、取付構造の再使用可能なロツク管を第2図の
4−4線に沿つて示す側面図、第5図は、再使用
可能なロツク管の頂部を第4図の5−5線に沿つ
て見下ろした平面図、第6図は、第2図の改良さ
れた再使用可能なロツク管の上端における若干外
側にテーパの付いた、即ち開いた上側周縁部を示
す部分拡大図、第7図は、一緒に組み付けられた
第2図の取付構造の諸構成要素を示す断面図、第
8図は、本発明の損傷補修装置を作業ステーシヨ
ン及び燃料集合体の上方に整列して位置決めした
状態で、且つ燃料集合体の上部ノズルを取り外し
て、本発明の損傷補修装置を作動することによつ
て補修することがきる種々の上端部損傷を有しう
る案内シンブルを露出させた状態で、水中の作業
ステーシヨンに配設された再構成可能な燃料集合
体を示す部分側面図、第9図は、種々の修理及び
切断工具を有する第8図の損傷補修装置の基板を
示す拡大平面図、第10図は、第9図の10−1
0線に沿う断面図、第11図は、第8図において
は損傷補修装置の基板に装着され第9図において
は基板から取り外されて示された非圧縮ソケツト
の形態である位置決め要素を部分的に断面で部分
的に破断して示す拡大側面図、第12図は、第1
1図の12−12線に沿う位置決め要素の断面
図、第13図は、第8図においては損傷補修装置
の基板に装着され第10図においては基板から取
り外されて示された圧縮ソケツト(工具)を部分
的に断面で部分的に破断して示す拡大側面図、第
14図は、第13図の14−14線に沿う圧縮ソ
ケツト(工具)の断面図、第15図は、第8図に
おいては基板に装着され第10図においては基板
から取り外されて示された拡開ピン(工具)の拡
大側面図、第16図は、第15図の16−16線
に沿う拡開ピン(工具)の断面図、第17図は、
修理又は除去すべき損傷した案内シンブル上端部
即ち挿入スリーブを有する燃料集合体上の作動出
発位置において水中の作業ステーシヨンに装着さ
れた損傷補修装置の平面図、第18図は、燃料集
合体上の作動出発位置にある作業ステーシヨン及
び損傷補修装置を第17図の18−18線に沿つ
て示す断面図、第19図〜第21図は、第18図
に相当する図であるが、本発明の損傷補修装置に
よつて案内シンブル挿入スリーブの損傷を補修す
る諸段階を示す図であり、第19図においては、
外側及び内側に開いた又は湾曲した上端部部分を
有する挿入スリーブを修理したり、修理不能の損
傷を有する挿入スリーブを切断したりすべく降下
する損傷補修装置を示し、第20図においては、
切断された挿入スリーブを支持する損傷補修装置
の取り外しを示し、第21図においては、上部ノ
ズルが、米国特許願連番第797333号明細書の発明
に従つて切断された案内シンブル挿入スリーブを
有する改変型非構造継手を形成するアダプタスリ
ーブを支持した状態で、上部ノズルを案内シンブ
ル上に戻す再設置を示している。第22図は、米
国特許願連番第797333号明細書の発明に従つて改
変型非構造継手を形成するのに使用されるアダプ
タスリーブを部分的に断面で部分的に破断して示
す拡大側面図、第23図は、上部ノズルアダプタ
板の通路の溝におけるアダプタスリーブの膨出嵌
め結合について説明する第21図の上部ノズルの
拡大部分断面図、第24図は、第23図に類似す
る図であるが、切断された案内シンブル挿入スリ
ーブ上に挿入されたアダプタスリーブ及びこのア
ダプタスリーブ内に組み込まれたロツク管を示す
断面図である。 10…燃料集合体、14…案内シンブル、22
…上部ノズル、68…作業ステーシヨン、82…
損傷補修装置、84…基板、90…工具位置決め
開口、92…基板の装着手段(整列孔)、94…
工具(圧縮ソケツト)、96…工具(拡開ピン)、
98…工具(カツター)。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 上部ノズルが取り外されて複数の案内シンブ
    ルが露出した状態で作業ステーシヨン内に保持さ
    れており、前記案内シンブルの少なくとも1つが
    幾種類かの損傷の1つを持つている、再構成可能
    な燃料集合体に使用するための、前記案内シンブ
    ルの損傷補修方法であつて、 (a) 前記燃料集合体の前記案内シンブルに整合す
    るパターンで画成された複数の工具位置決め開
    口を有する基板を用意し、 (b) 前記基板をその前記工具位置決め開口が前記
    燃料集合体の前記案内シンブルに整列するよう
    に前記作業ステーシヨンに装着し、 (c) 前記案内シンブルの幾種類かの損傷の1つを
    それぞれが補修可能な複数の種類の工具を用意
    し、 (d) 前記複数の種類の工具から選択し、該選択さ
    れた工具によつて補修しうる前記幾種類かの損
    傷を有する前記案内シンブルの各々と整列する
    ように、前記選択された工具を前記基板の前記
    工具位置決め開口の各々に装着する、 諸ステツプからなる案内シンブルの損傷補修
    方法。 2 上部ノズルが取り外されて複数の案内シンブ
    ルが露出した状態で作業ステーシヨン内に保持さ
    れており、前記案内シンブルの少なくとも1つが
    幾種類かの損傷の1つを持つている、再構成可能
    な燃料集合体に使用するための、前記案内シンブ
    ルの損傷補修装置であつて、 (a) 前記燃料集合体の前記案内シンブルに整合す
    るパターンで画成された複数の工具位置決め開
    口を有する基板と、 (b) 前記基板をその前記工具位置決め開口が前記
    燃料集合体の前記案内シンブルに整列するよう
    に前記作業ステーシヨンに装着する装着手段
    と、 (c) 前記案内シンブルの幾種類かの損傷の1つを
    それぞれが補修するように操作可能である、前
    記基板の前記工具位置決め開口内に選択的に装
    着できる複数の種類の工具と、 からなる案内シンブルの損傷補修装置。
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US06/797,337 US4688416A (en) 1985-11-12 1985-11-12 Fixture and method for rectifying damaged guide thimble insert sleeves in a reconstitutable fuel assembly

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