JPH05227430A - 画像処理装置 - Google Patents

画像処理装置

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JPH05227430A
JPH05227430A JP3007729A JP772991A JPH05227430A JP H05227430 A JPH05227430 A JP H05227430A JP 3007729 A JP3007729 A JP 3007729A JP 772991 A JP772991 A JP 772991A JP H05227430 A JPH05227430 A JP H05227430A
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 サブカラーの外側にメインカラーによる輪郭
が生じない2色画像再現装置を提供する。 【構成】 フルカラーセンサ10を用いた画像読取手段
で得られた画像情報から色画情報生成手段5でマーカー
色、サブカラー、メインカラーの色分離を行い、補正・
フィルタ手段6は、サブカラーの濃度情報に対してはロ
ーパスフィルタを通さないようにバイパス回路を設け、
サブカラーの画像の外側にメインカラーの輪郭が出力さ
れないようにし、また、サブカラーの領域ではローパス
フィルタに入力する濃度データを0に切り換え、サブカ
ラーの領域からメインカラー領域への変化点でローパス
フィルタにサブカラーの濃度データが影響するのを防ぐ
ようにし、濃度情報と色情報に補正、フィルタ処理を行
い、領域認識手段7で領域を認識して該領域の画像デー
タに編集・加工手段8で拡大、縮小、色反転等の編集、
加工を施してサブカラーとメインカラーとの2色画像を
再現する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、フルカラーセンサを用
いた画像読取手段で原稿を光学的に走査して得られた画
像情報から色分離を行い、マーカー色から領域を認識し
て該領域の画像データに編集、加工を施してサブカラー
とメインカラーとの2色画像を再現する画像処理装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】近年、カラー複写機のデジタル化に伴っ
てユーザの要望に応じて2カラー、フルカラー等、いく
つかの異なるタイプのカラー複写機が提供されるように
なった。従来の2カラー複写機は、2回の現像工程を実
行するものであったが、本出願人は、1回の現像工程で
2カラーの複写を行う所謂1パス2カラー複写機を別途
提案(例えば特願平1ー338597号:名称「画像記
録装置」)している。
【0003】図3は1パス2カラー方式の2色カラー画
像形成装置の全体構成を示すブロック構成図、図4は原
稿読み取り装置の走査部の概要を示す図、図5は1パス
2カラー用の画像出力部の構成例を示す図、図6はRO
Sの構成を示す図、図7は第1現像器と第2現像器の画
像再現特性を説明するための図である。
【0004】1パス2カラー複写機は、図3に示すよう
に画像読取部100と画像処理ユニット101と画像出
力部110により構成される。画像読取部100は、原
稿上を光学的に走査してB(青)、G(緑)、R(赤)
の色分解信号による原稿読み取りを行い、画像処理ユニ
ット101は、BGRの色分解信号から色分離、編集、
加工を行って濃度情報D及びカラーフラグCFを生成す
るものであり、そして、画像出力部110は、濃度情報
D及びカラーフラグCFから2系統の画像データを再生
して可視像化するレーザプリンタである。このレーザプ
リンタは、例えば赤(サブカラー)と黒(メインカラ
ー)からなる2色トナーの現像器を搭載し、いずれかの
現像器を選択することによって全赤又は全黒の画像再現
を行い、双方の現像器を作動させることによって赤黒2
色の画像再現を行うものである。そのため、感光体に一
定のギャップをおいて第1の露光部と第2の露光部を設
定して、それぞれの露光部に画像を形成する走査ユニッ
ト、さらに赤色トナーの現像器と黒色トナーの現像器を
配置して、1パス2カラーの2色画像を形成できるよう
にしている。
【0005】画像読取部100は、図4に示すように原
稿103が載置されるプラテン102の上部にプラテン
カバー104が設けられ、その下方部に光源105とセ
ルフォックレンズを含む光導部材106とCCD等の1
次元イメージセンサを用いたフルカラーセンサ10から
なる走査部が配置されている。そして、この走査部が図
示矢印方向に平行移動して原稿103上を光学的に走査
する過程で、フルカラーセンサ10から出力される受光
光量に対応したセル単位の検出信号に基づいて原稿10
3上に描かれた濃淡像、線図、文字等に対応した所定画
素単位の画像情報が生成される。
【0006】画像処理ユニット101は、フルカラーセ
ンサからの画像情報を所定の画素単位の色分解データ
(B:青、G:緑、R:赤)に分離し、画素単位に25
6階調の濃度情報Dと色情報SCF、MCF、さらにマ
ーカー編集のために閉ループ指定されたマーカー色情報
ARCFを生成する。そして、濃度情報Dと色情報SC
F、MCF、ARCFに種々の補正、フィルタ処理を行
う。また、マーカー色情報に基づいて、読み取り画素が
当該マーカにて囲まれた領域の内側か外側かを判定し、
その結果を当該画素単位に出力し、濃度情報D及び色情
報SCF、MCFに対して拡大、縮小、色反転等の編
集、加工の処理を行う。
【0007】画像出力部110は、図5に示すような構
成となっている。図5において、120は例えば正帯電
型の感光体、121は感光体120を予め帯電する帯電
コロトロン、122はデュアルビーム走査ユニット(以
下、ROS[Raster OutputScanner ]という)、12
3は例えば正極性の赤色トナーが用いられる第1現像
器、124は例えば負極性の黒色トナーが用いられる第
2現像器、125は感光体120上のトナー像の極性を
揃える転写前処理コロトロン、126は記録シート12
7に感光体120上のトナー像を転写させる転写コロト
ロン、128は感光体120側に静電付着した記録シー
ト127を剥離するための除電コロトロン、129は感
光体120上残留トナーを除去するクリーナ、130は
感光体120上の残留電荷を除去するイレーザランプ、
131は転写工程後の記録シート127にトナー像を定
着させる定着器である。
【0008】なお、上記第1現像器123及び第2現像
器124の入力画像濃度に対する記録画像濃度の画像再
現特性は、夫々図7にYs、Ymで示すように異なった
ものになっている。
【0009】さらに、ROS122の詳細を図6により
説明する。141は1色目の画像形成用半導体レーザ、
142は2色目の画像形成用の半導体レーザ、143は
両者のレーザ141、142からのビームBmを異なる
角度にて反射させるポリゴンミラー、144はそのポリ
ゴンモータ、145はfθレンズ、146は1色目のレ
ーザ141からのビームBmを感光体120の第1現像
器123の手前に位置する第1露光部E1に導くミラ
ー、147は2色目のレーザ142からのビームBmを
感光体120の第1現像器123の後段に位置する第2
露光部E2に導くミラー、148及び149は1色目及
び2色目のレーザビームの走査開始位置を夫々検出する
SOSセンサである。
【0010】また、上記ROS122の駆動制御系は以
下のように構成されている。図5において、画像処理ユ
ニット101は、先に説明したように赤色(1色目)及
び黒色(2色目)の多階調画像データを濃度データDと
カラーフラグCFとに分離した状態で出力するものであ
り、データ振分け回路150は、画像処理ユニット10
1から送出された濃度データDとカラーフラグCFとに
基づいて2系統の画像データDs、Dmに振り分けるも
のである。第1TRC(Tone Reproduction Controler
の略)151及び第2TRC152は、データ振分け回
路150で振分けられた画像データDs、Dmの濃度レ
ベルを再現画像濃度特性に応じて変換するものである。
第1スクリーンジエネレータ153及び第2スクリーン
ジエネレータ154は、夫々の画像データDs、Dmを
別々に処理し、各画像データに対応する画像濃度コード
SOs、SCmを生成するものであり、FIFO155
は、上記第1スクリーンジェネレータ153からの画像
濃度コードSCsを1旦格納して出力し、ギャップメモ
リ156は、上記第2スクリーンジェネレータ154か
らの画像濃度コードSCmを上記第1露光部E1と第2
露光部E2とのギャップGpに相当する走査時間分だけ
格納した後出力するものである。第1ROSコントロー
ラ157は、1色目のレーザ141及びポリゴンモータ
144を駆動制御し、第2ROSコントローラ158
は、2色目のレーザ142を駆動制御するものであり、
夫々のレーザドライバが159及び160である。16
1はポリゴンモータ144のモータドライバである。
【0011】なお、上記第1ROSコントローラ157
は露光部を画像部とし、第2ROSコントローラ158
は非露光部を画像部とするように上記各レーザ141、
142を制御するようになっている。
【0012】次に、このレーザプリンタ110の基本的
作動について説明する。図8は画像出力ユニットの画像
形成過程を説明するための図である。先ず、画像処理ユ
ニット101からの濃度データD及びカラーフラグCF
は、データ振り分け回路150にて2系統の画像データ
Ds、Dmに振り分けられ、各TRC151、152に
てデータ変換された後、各スクリーンジェネレータ15
3、154にて2系統の画像濃度コードSCs、SCm
に変換される。しかる後、FIFO155あるいはギャ
ップメモリ156を介して第1、第2ROSコントロー
ラ157、158に送出される。
【0013】このとき、まず、第1ROSコントローラ
157がレーザ141及びポリゴンモータ144を駆動
し、感光体120の第1露光部E1に図8(a)に示す
ような露光部が画像部となる潜像Z1が形成される。そ
して、この潜像Z1が第1現像器123にて第1現象バ
イアスVB1のもとに現像されると、同図に示すよう
に、第1トナー像T1が形成される。
【0014】この後、上記第2ROSコントローラ15
8がレーザ142を駆動し、感光体120の第2露光部
E2に図8(b)に示すような非露光部が画像部となる
潜像Z2が形成される。そして、この潜像Z2が第2現
像器144にて第2現像バイアスVB2のもとに現像さ
れると、同図に示すように、第2トナー像T2が形成さ
れる。
【0015】そして、これらのトナー像T1、T2は転
写前処理コロトロン125にて極性を揃えられた後、転
写コロトロン126にて記録シート127に転写され、
しかる後、定着器131にて定着されるようになってい
る。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】上記1パス2カラーの
画像処理装置は、一般に網点や写真等の中間調画像を含
む白黒の原稿に赤で注記事項やアンダーライン、マーク
等を記入したビジネス文書を扱うことが多い。つまり、
サブカラーの赤を用いた画像は、文字や線画等の2値に
近い2値的画像であって、網点や写真のような中間調画
像はない。これに対してメインカラーの黒を用いた画像
は、2値画像と中間調画像が混在したものとなる。
【0017】ところが、画像処理装置では、滑らかな中
間調画像の再現性を高めるために平滑フィルタを用いて
平滑化処理を行い、画像を滑らかにしている。この平滑
フィルタのため、濃度データはエッジがなまり、その部
分が黒輪郭となって出力されてしまうという問題があ
る。
【0018】図9は赤文字の周りに生じる黒輪郭を説明
するための図である。上記1パス2カラーの画像処理装
置では、先に説明したようにフルカラーセンサで読み取
った原稿の色分解データから濃度情報と色情報を生成し
て所定の処理を行うものであるが、色情報では、マーカ
ー色、サブカラーに優先度が高く設定され、マーカー色
でもサブカラーでもない領域がメインカラーの色情報と
してフラグが生成されている。したがって、サブカラー
とメインカラーとの関係では、サブカラーフラグの外側
がメインカラーフラグとなっている。そのため、赤の2
値的画像があった場合、図9Aに示すようにその濃度デ
ータに対応してサブカラーフラグが生成され、その外側
にメインカラーフラグが生成される。この段階でみる限
りでは、濃度データはサブカラーフラグに取り込まれ、
メインカラーフラグの領域の濃度データにおける値はほ
ぼ0になっているので、黒輪郭が現れることはない。
【0019】しかし、先に説明したフィルタ処理がなさ
れると、図9Bに示すように濃度データが平滑化される
ため、濃度データはサブカラーフラグの外側にも一定の
濃度が現れてしまう。しかも、この領域は、メインカラ
ーフラグの領域であるので、サブカラーの赤の外側に黒
輪郭が現れてしまい、サブカラーの画質が低下するとい
う問題がある。
【0020】本発明は、上記の課題を解決するものであ
って、メインカラーとサブカラーとの2色画像を再現す
る画像処理装置において、サブカラーの外側にメインカ
ラーによる輪郭が生じないようにすることを目的とする
ものである。
【0021】
【課題を解決するための手段】そのために本発明は、フ
ルカラーセンサを用いた画像読取手段で原稿を光学的に
走査して得られた画像情報からマーカー色、サブカラ
ー、メインカラーの色分離を行い、マーカー色から領域
を認識して該領域の画像データに編集、加工を施してサ
ブカラーとメインカラーとの2色画像を再現する画像処
理装置において、画像情報から濃度情報と色情報を生成
する色画情報生成手段、濃度情報と色情報に補正、フィ
ルタ処理を行う補正・フィルタ手段、及び濃度情報と色
情報に対して拡大、縮小、色反転等の編集、加工を行う
編集・加工手段を備え、補正・フィルタ手段は、サブカ
ラーの濃度情報に対してはローパスフィルタを通さない
ようにバイパス回路を設けたことを特徴とし、また、サ
ブカラーの領域ではローパスフィルタに入力する濃度デ
ータを0に切り換えるように構成を特徴とする。
【0022】
【作用】本発明の画像処理装置では、サブカラーの濃度
情報に対してはローパスフィルタを通さないようにバイ
パス回路を設けたので、サブカラーの画像の外側にメイ
ンカラーの輪郭が出力され、画質が低下するのを防ぐこ
とができる。また、サブカラーの領域ではローパスフィ
ルタに入力する濃度データを0に切り換えるので、サブ
カラーの領域からメインカラー領域への変化点でローパ
スフィルタにサブカラーの濃度データが影響するのを防
ぐことができる。
【0023】
【実施例】以下、図面を参照しつつ実施例を説明する。
図1は本発明に係る画像処理装置の1実施例を示す図で
ある。図1において,フルカラーセンサ10は、先に図
4で説明したようにCCDラインセンサにより原稿を光
学的に走査するものであり、センサインタフェース回路
4は、フルカラーセンサ10からセル単位毎に時分割に
て順次出力される読み取り信号を所定の画素単位の色分
解データ(B:青、G:緑、R:赤)に分離してそれら
を並列的に出力するものである。
【0024】色画情報生成回路5は、センサインタフェ
ース回路4からの各色分解データから色相を求めて色分
離、マーカー部のエッジ消去、マーカー部の地肌濃度変
換等を行って画素単位に256階調の濃度情報Dと色情
報、さらに閉ループ指定のマーカ色情報を生成するもの
である。色情報としては、メインカラー(例えば黒)に
対応したメインカラーフラグMCFとサブカラー(例え
ば赤)に対応したサブカラーフラグSCFとを生成し、
マーカ色情報としては、第1AR色(例えば赤色)に対
応した第1ARカラーフラグARCF1と第2AR色
(例えば青色)に対応した第2ARカラーフラグARC
F2を生成している。
【0025】領域認識回路7は、上記色画情報生成回路
5から出力されるマーカ色情報(ARCF1、ARCF
2)に基づいて、読み取り画素が当該マーカにて囲まれ
た領域の内側か外側かを判定し、その結果を当該画素単
位に出力するものである。ここでの判定結果の情報は、
第1AR色のマーカに囲まれた領域の内側を示す第1A
R領域内ARDT1、第2AR色のマーカに囲まれた領
域の内側を示す第2AR領域内ARDT2、第1AR領
域及び第2AR領域双方の外側を示す領域外AROUT
の3種類となる。
【0026】補正・フィルタ回路6は、色画情報生成回
路5からの濃度情報D及び色情報カラーフラグSCF、
MCFに対して各種の補正及びエッジ強調や平滑等のフ
ィルタ処理を行うものである。
【0027】編集・加工回路8は、補正・フィルタ回路
6を経た濃度情報D及び色情報SCF、MCFに対して
拡大、縮小、色反転等の編集、加工の処理を行うもので
あり、特に、CPU(図示省略)からの領域指定によ
り、領域認識回路7からの判定情報ARDT1、ARD
T2、AROUTに基づいて当該指定領域についてのみ
所定の編集、加工処理を行う機能を有している。
【0028】上記のようにして補正・フィルタ回路6及
び編集・加工回路8にて各種の処理を経た濃度情報D及
び色情報SCF、MCFは、インタフェース回路9を介
して2色再現を行うレーザプリンタや画像送受信機等の
具体的な画像形成機器に送出される。また、コンピュー
タに送出され、磁気ディスク装置等の補助記憶装置に格
納され利用される。
【0029】CPU1は、上記各回路の制御やテーブル
等のパラメータ設定を行うものであり、ユーザインタフ
ェース2は、コントロールパネルやディスプレイ等によ
りユーザが出力枚数の指定や編集、加工の指定、動作の
指示等を行うものである。
【0030】図2はフィルタ部の1実施例構成を示す図
であり、ローパスフィルタ12は、注目画素と周囲の画
素の濃度データに対してパラメータを用いて演算を施
し、平滑化処理を行うものである。セレクタ11は、ロ
ーパスフィルタ12の入力データとして入力濃度データ
か0データのいずれかを選択するものであり、また、セ
レクタ13は、出力する濃度データとしてローパスフィ
ルタ12の出力か入力濃度データのいずれかを選択する
ものである。これらセレクタ11、13の選択信号がサ
ブカラーフラグSCFであり、サブカラーフラグSCF
がオフの場合にはAの入力が選択され、オンの場合には
Bの入力が選択される。
【0031】上記の構成においては、セレクタ11が重
要な意味をもっている。例えばセレクタ11がなくセレ
クタ13だけによるバイパス回路を構成すると、サブカ
ラーフラグSCFがオンのときにもローパスフィルタ1
2に入力濃度データがそのまま入力される。このように
した場合には、サブカラーフラグSCFがオフになるサ
ブカラーの外側でローパスフィルタ12からサブカラー
の濃度が平滑化されて現れることになる。すなわち、ロ
ーパスフィルタ12では、サブカラーの領域において濃
度を0にし、サブカラーの濃度を全くきかせないように
することによってはじめて、サブカラーフラグSCFが
オンの領域の外側で現れる平滑化されたメインカラーの
輪郭を除去することができるものである。
【0032】なお、本発明は、上記の実施例に限定され
るものではなく、種々の変形が可能である。例えば上記
の実施例では、メインカラーの場合の濃度データのみが
ローパスフィルタ12を通るようにしたが、特にユーザ
が写真モードを選択した場合にのみメインカラーの濃度
データに対してローパスフィルタ12を適用するように
構成してもよい。また、サブカラーについてもローパス
フィルタ12の適用、適用除外を選択できるように構成
してもよい。メインカラーを黒、サブカラーを赤とする
2色画像を再現する装置について説明したが、その他の
色を用いた装置でも同様に適用してもよい。
【0033】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、通常のビジネス文書に多く見られる黒のメイ
ンカラーの原稿上に赤のサブカラーにより注記やアンダ
ーライン、マーク等が記入された原稿を再現する場合、
赤のサブカラーの濃度データにローパスフィルタを通さ
ないようにしたので、赤文字の周りに黒い輪郭が発生す
るのを防ぐことができる。したがって、2値的画像と中
間調画像の混在した黒の原稿上に赤の2値的画像を重ね
た原稿において、画質を落とすことなく再現性を高める
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る画像処理装置の1実施例を示す
図である。
【図2】 フィルタ部の1実施例構成を示す図である。
【図3】 1パス2カラー方式の2色カラー画像形成装
置の全体構成を示すブロック構成図である。
【図4】 原稿読み取り装置の走査部の概要を示す図で
ある。
【図5】 1パス2カラー用の画像出力部の構成例を示
す図である。
【図6】 ROSの構成を示す図である。
【図7】 第1現像器と第2現像器の画像再現特性を説
明するための図である。
【図8】 画像出力ユニットの画像形成過程を説明する
ための図である。
【図9】 赤文字の周りに生じる黒輪郭を説明するため
の図である。
【符号の説明】
1…CPU、2…ユーザインタフェース、4…センサイ
ンタフェース回路、5…色画情報生成回路、6…補正・
フィルタ回路、7…領域認識回路、8…編集・加工回
路、9…I/Oインタフェース、10…フルカラーセン

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フルカラーセンサを用いた画像読取手段
    で原稿を光学的に走査して得られた画像情報からマーカ
    ー色、サブカラー、メインカラーの色分離を行い、マー
    カー色から領域を認識して該領域の画像データに編集、
    加工を施してサブカラーとメインカラーとの2色画像を
    再現する画像処理装置において、画像情報から濃度情報
    と色情報を生成する色画情報生成手段、濃度情報と色情
    報に補正、フィルタ処理を行う補正・フィルタ手段、及
    び濃度情報と色情報に対して拡大、縮小、色反転等の編
    集、加工を行う編集・加工手段を備え、補正・フィルタ
    手段は、サブカラーの濃度情報に対してはローパスフィ
    ルタを通さないようにバイパス回路を設けたことを特徴
    とする画像処理装置。
  2. 【請求項2】 サブカラーの領域ではローパスフィルタ
    に入力する濃度データを0に切り換えるように構成した
    ことを特徴とする請求項1記載の画像処理装置。
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