JP3206007B2 - 画像処理装置 - Google Patents

画像処理装置

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JP3206007B2
JP3206007B2 JP00772791A JP772791A JP3206007B2 JP 3206007 B2 JP3206007 B2 JP 3206007B2 JP 00772791 A JP00772791 A JP 00772791A JP 772791 A JP772791 A JP 772791A JP 3206007 B2 JP3206007 B2 JP 3206007B2
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季之 谷野
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Fuji Xerox Co Ltd
Fujifilm Business Innovation Corp
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、フルカラーセンサを用
いた画像読取手段で原稿を光学的に走査して得られた画
像情報から色分離を行い、マーカー色から領域を認識し
て該領域の画像データに編集、加工を施して出力する画
像処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、カラー複写機のデジタル化に伴っ
て比較的手頃な価格でユーザの要望に応じて2カラー、
フルカラー等、いくつかの異なるタイプのカラー複写機
が提供されるようになった。従来の2カラー複写機は、
2回の現像工程を実行するものであったが、本出願人
は、1回の現像工程で2カラーの複写を行う所謂1パス
2カラー複写機を別途提案(例えば特願平1ー3385
97号:名称「画像記録装置」)している。
【0003】図5は1パス2カラー方式の2色カラー画
像形成装置の全体構成を示すブロック構成図、図6は原
稿読み取り装置の走査部の概要を示す図、図7は1パス
2カラー用の画像出力部の構成例を示す図、図8はRO
Sの構成を示す図、図9は第1現像器と第2現像器の画
像再現特性を説明するための図である。
【0004】1パス2カラー複写機は、図5に示すよう
に画像読取部100と画像処理ユニット101と画像出
力部110により構成される。画像読取部100は、原
稿上を光学走査してB(青)、G(緑)、R(赤)の色
分解信号による原稿読み取りを行い、画像処理ユニット
101は、BGRの画像データから色分離、編集、加工
を行って濃度情報D及びカラーフラグCFを生成するも
のであり、画像出力部110は、濃度情報D及びカラー
フラグCFから2系統の画像データを再生して可視像化
するレーザプリンタである。このレーザプリンタは、例
えば赤(サブカラー)と黒(メインカラー)からなる2
色トナーの現像器を搭載し、いずれかの現像器を選択す
ることによって全赤又は全黒の画像再現を行い、双方の
現像器を作動させることによって赤黒2色の画像再現を
行うものである。そのため、感光体に一定のギャップを
おいて第1の露光部と第2の露光部を設定して、それぞ
れの露光部に画像を形成する走査ユニット、さらに赤色
トナーの現像器と黒色トナーの現像器を配置して、1パ
ス2カラーの2色画像を形成できるようにしている。
【0005】画像読取部100は、図6に示すように原
稿103が載置されるプラテン102の上部にプラテン
カバー104が設けられ、その下方部に光源105とセ
ルフォックレンズを含む光導部材106とCCD等の1
次元イメージセンサを用いたフルカラーセンサ10から
なる走査部が配置されている。そして、この走査部が図
示矢印方向に平行移動を行って原稿103の光学的走査
を行う過程で、フルカラーセンサ10から出力される受
光光量に対応したセル単位の検出信号に基づいて原稿1
03上に描かれた濃淡像、線図、文字等に対応した所定
画素単位の画像情報が生成される。
【0006】画像処理ユニット101は、画像情報を所
定の画素単位の色成分データ(B:青、G:緑、R:
赤)に変換し、画素単位に256階調の濃度情報Dと色
情報、さらに閉ループ指定のマーカ色情報を生成する。
そして、マーカ色情報に基づいて、読み取り画素が当該
マーカにて囲まれた領域の内側か外側かを判定し、その
結果を当該画素単位に出力し、濃度情報D及び色情報S
CF、MCFに対して拡大、縮小、色反転等の編集、加
工の処理を行う。
【0007】画像出力部110は、図7に示すような構
成となっている。図7において、120は例えば正帯電
型の感光体、121は感光体120を予め帯電する帯電
コロトロン、122はデュアルビーム走査ユニット(以
下、ROS[Raster OutputScanner ]という)、12
3は例えば正極性の赤色トナーが用いられる第1現像
器、124は例えば負極性の黒色トナーが用いられる第
2現像器、125は感光体120上のトナー像の極性を
揃える転写前処理コロトロン、126は記録シート12
7に感光体120上のトナー像を転写させる転写コロト
ロン、128は感光体120側に静電付着した記録シー
ト127を剥離するための除電コロトロン、129は感
光体120上残留トナーを除去するクリーナ、130は
感光体120上の残留電荷を除去するイレーザランプ、
131は転写工程後の記録シート127にトナー像を定
着させる定着器である。
【0008】なお、上記第1現像器123及び第2現像
器124の入力画像濃度に対する記録画像濃度の画像再
現特性は、夫々図9にYs、Ymで示すように異なった
ものになっている。
【0009】さらに、ROS122の詳細を図8により
説明する。141は1色目の画像形成用半導体レーザ、
142は2色目の画像形成用の半導体レーザ、143は
両者のレーザ141、142からのビームBmを異なる
角度にて反射させるポリゴンミラー、144はそのポリ
ゴンモータ、145はfθレンズ、146は1色目のレ
ーザ141からのビームBmを感光体120の第1現像
器123の手前に位置する第1露光部E1に導くミラ
ー、147は2色目のレーザ142からのビームBmを
感光体120の第1現像器123の後段に位置する第2
露光部E2に導くミラー、148及び149は1色目及
び2色目のレーザビームの走査開始位置を夫々検出する
SOSセンサである。
【0010】また、上記ROS122の駆動制御系は以
下のように構成されている。図7において、画像処理ユ
ニット101は、先に説明したように赤色(1色目)及
び黒色(2色目)の多階調画像データを濃度データDと
カラーフラグCFとに分離した状態で出力するものであ
り、データ振分け回路150は、画像処理ユニット20
から送出された濃度データDとカラーフラグCFとに基
づいて2系統の画像データDs、Dmに振り分けるもの
である。第1TRC(Tone Reproduction Controler の
略)151及び第2TRC152は、データ振分け回路
150で振分けられた画像データDs、Dmの濃度レベ
ルを再現画像濃度特性に応じて変換するものである。第
1スクリーンジエネレータ153及び第2スクリーンジ
エネレータ154は、夫々の画像データDs、Dmを別
々に処理し、各画像データに対応する画像濃度コードS
Os、SCmを生成するものであり、FIFO155
は、上記第1スクリーンジェネレータ153からの画像
濃度コードSCsを1旦格納して出力し、ギャップメモ
リ156は、上記第2スクリーンジェネレータ154か
らの画像濃度コードSCmを上記第1露光部E1と第2
露光部E2とのギャップGpに相当する走査時間分だけ
格納した後出力するものである。第1ROSコントロー
ラ157は、1色目のレーザ141及びポリゴンモータ
144を駆動制御し、第2ROSコントローラ158
は、2色目のレーザ142を駆動制御するものであり、
夫々のレーザドライバが159及び160である。16
1はポリゴンモータ144のモータドライバである。
【0011】なお、上記第1ROSコントローラ157
は露光部を画像部とし、第2ROSコントローラ158
は非露光部を画像部とするように上記各レーザ141、
142を制御するようになっている。
【0012】次に、このレーザプリンタ110の基本的
作動について説明する。図10は画像出力ユニットの画
像形成過程を説明するための図である。先ず、画像処理
ユニット101からの濃度データD及びカラーフラグC
Fは、データ振り分け回路15にて2系統の画像データ
Ds、Dmに振り分けられ、各TRC151、152に
てデータ変換された後、各スクリーンジェネレータ15
3、154にて2系統の画像濃度コードSCs、SCm
に変換される。しかる後、FIFO155あるいはギャ
ップメモリ156を介して第1、第2ROSコントロー
ラ157、158に送出される。
【0013】このとき、まず、第1ROSコントローラ
157がレーザ141及びポリゴンモータ144を駆動
し、感光体120の第1露光部E1に図10(a)に示
すような露光部が画像部となる潜像Z1が形成される。
そして、この潜像Z1が第1現像器123にて第1現象
バイアスVB1のもとに現像されると、同図に示すよう
に、第1トナー像T1が形成される。
【0014】この後、上記第2ROSコントローラ15
8がレーザ142を駆動し、感光体120の第2露光部
E2に図10(b)に示すような非露光部が画像部とな
る潜像Z2が形成される。そして、この潜像Z2が第2
現像器144にて第2現像バイアスVB2のもとに現像
されると、同図に示すように、第2トナー像T2が形成
される。
【0015】そして、これらのトナー像T1、T2は転
写前処理コロトロン125にて極性を揃えられた後、転
写コロトロン126にて記録シート127に転写され、
しかる後、定着器131にて定着されるようになってい
る。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような画像処理装置では、マーカー編集をする際におい
て、マーカー部の色分離、出力補正に種々の問題があ
る。
【0017】例えばマーカー色の認識では、先に説明し
たように色成分データ(B:青、G:緑、R:赤)から
マーカー色を分離しているが、マーカー部の縁の濃度が
低くなっている領域でマーカー色としての認識ができな
くなり、原稿の画像データと同様に処理されてしまう。
そのため、マーカー編集をする際にマーカー色として認
識した部分の画像は濃度を0にして出力することによっ
てマーカーを出力しないようにしているが、色分離され
にくいマーカー部の縁だけがそのままの濃度で出力され
黒く残ってしまうという問題が生じる。
【0018】しかも、マーカー編集をする際にマーカー
色として認識した部分を「0」の濃度で出力すると、原
稿の地肌部に濃度がある場合に、マーカーの部分が白抜
けになってしまうという問題が生じる。
【0019】また、マーカー色として用いられる色に
は、通常赤や青が多いので、これらのマーカー色を分離
するように固定されている。そのため、カラー原稿にお
いてマーカー編集をする場合や原稿上の特定色を検知し
てサブカラー(赤)でコピー出力をする場合には、マー
カー色と原稿の特定色との分離が難しくなる。つまり、
原稿の色とは異なる色のマーカーを自在に用いることが
できず、マーカー編集が制約されるという問題が生じ
る。
【0020】本発明は、上記の課題を解決するものであ
って、マーカー編集において、マーカー色の分離を確実
に行うことができ、マーカー部を地肌濃度で出力するこ
とができる画像処理装置を提供することを目的とするも
のである。
【0021】
【課題を解決するための手段】そのために本発明は、フ
ルカラーセンサを用いた画像読取手段で原稿を光学的に
走査して得られる画像データから色分離を行い、マーカ
ー色から領域を認識して該領域毎に画像データに画像処
理を施して出力する画像処理装置において、マーカー色
を設定して画像データから前記設定されたマーカー色を
分離する色分離手段と、画像データから原稿の濃度を演
算して濃度情報を出力する濃度演算手段と、該濃度演算
手段の濃度情報から地肌濃度を検出する地肌濃度検出手
段と、前記色分離手段により分離されたマーカー色を地
肌濃度の画像データに変換する濃度変換手段と、前記色
分離手段により分離されたマーカー色から領域を認識し
前記濃度変換手段によりマーカー色を地肌濃度の画像デ
ータに変換して前記領域毎に画像データに画像処理を施
す画像処理手段とを備えたことを特徴とする。
【0022】
【作用】本発明の画像処理装置では、画像情報からマー
カー色と原稿上の特定色とを分離してフラグを生成し出
力する色分離手段、画像情報から原稿の濃度を演算して
濃度データを出力する濃度演算手段、該濃度演算手段の
濃度データから地肌濃度を検出する地肌濃度検出手段、
及びマーカー部を地肌濃度に変換する濃度変換手段を備
えるので、マーカー部が白抜きになることなく、地肌濃
度に変換してマーカー編集、加工を施した画像の再現を
行うことができる。
【0023】
【実施例】以下、図面を参照しつつ実施例を説明する。
図1は本発明に係る画像処理装置の1実施例を示す図で
ある。図1において,フルカラーセンサ10は、先に図
6で説明したようにCCDラインセンサにより原稿を光
学的に走査するものであり、センサインタフェース回路
4は、フルカラーセンサ10からセル単位毎に時分割に
て順次出力される読み取り信号を所定の画素単位の色分
解データ(B:青、G:緑、R:赤)に分離してそれら
を並列的に出力するものである。
【0024】色画情報生成回路5は、センサインタフェ
ース回路4からの各色分解データから色相を求めて色分
離、マーカー部のエッジ消去、マーカー部の地肌濃度変
換等を行って画素単位に256階調の濃度情報Dと色情
報、さらに閉ループ指定のマーカ色情報を生成するもの
である。色情報としては、メインカラー(例えば黒)に
対応したメインカラーフラグMCFとサブカラー(例え
ば赤)に対応したサブカラーフラグSCFとを生成し、
マーカ色情報としては、第1AR色(例えば赤色)に対
応した第1ARカラーフラグARCF1と第2AR色
(例えば青色)に対応した第2ARカラーフラグARC
F2を生成している。
【0025】領域認識回路7は、上記色画情報生成回路
5から出力されるマーカ色情報(ARCF1、ARCF
2)に基づいて、読み取り画素が当該マーカにて囲まれ
た領域の内側か外側かを判定し、その結果を当該画素単
位に出力するものである。例えば原稿の走査方向にマー
カ色情報が検出されるまでは当該マーカにて囲まれた領
域の外側であり、初めにマーカ色情報が検出されれば、
そこから当該マーカにて囲まれた領域の内側となり、次
にマーカ色情報が検出されれば、そこから当該マーカに
て囲まれた領域の外側となる。ここでの判定結果の情報
は、第1AR色のマーカに囲まれた領域の内側を示す第
1AR領域内ARDT1、第2AR色のマーカに囲まれ
た領域の内側を示す第2AR領域内ARDT2、第1A
R領域及び第2AR領域双方の外側を示す領域外ARO
UTの3種類となる。
【0026】補正・フィルタ回路6は、色画情報生成回
路5からの濃度情報D及び色情報カラーフラグSCF、
MCFに対して各種の補正及びエッジ強調や平滑等のフ
ィルタ処理を行うものである。
【0027】編集・加工回路8は、補正・フィルタ回路
6を経た濃度情報D及び色情報SCF、MCFに対して
ネガポジ反転、色反転、拡大、縮小等の編集、加工の処
理を行うものであり、特に、CPU1からの領域指定に
より、領域認識回路7からの判定情報ARDT1、AR
DT2、AROUTに基づいて当該指定領域についての
み所定の編集、加工処理を行う機能を有している。
【0028】上記のようにして補正・フィルタ回路6及
び編集・加工回路8にて各種の処理を経た濃度情報D及
び色情報SCF、MCFは、インタフェース回路9を介
して2色再現を行うレーザプリンタや画像送受信機等の
具体的な画像形成機器に送出される。また、コンピュー
タに送出され、磁気ディスク装置等の補助記憶装置に格
納され利用される。
【0029】CPU1は、上記各回路の制御や各回路の
テーブル等のパラメータ設定を行うものであり、ユーザ
インタフェース2は、コントロールパネルやディスプレ
イ等によりユーザが出力枚数の指定や編集、加工の指
定、動作の指示等を行うものである。
【0030】図2は色画情報生成回路における色分離回
路の構成例を示す図、図3はマーカー部のエッジ消去回
路の構成例を示す図、図4はマーカー部の地肌濃度変換
回路の構成例を示す図である。
【0031】図2(a)に示す色画情報生成回路におけ
る色分離回路は、BGRの色成分データを入力して色情
報を生成するものであり、減算回路11は、(R−B)
の演算を行い、減算回路12は、(R−G)の演算を行
うものである。色相判定テーブル13は、減算回路1
1、12の演算結果を入力して色相Hを出力するルック
アップテーブルである。図2(b)に示すように(R−
G)を縦軸、(R−B)を横軸とした色空間を設定する
と、r2 =(R−G)2 +(R−B)2 により、また、
tanθ=(R−G)/(R−B)によりそれぞれ求め
られる原点Oからの距離rと回転角θにて任意の色が特
定できる。距離rは、主に彩度Cを決めるファクタとな
り、原点に近付くほど無彩色に近付く。また、回転角θ
は、主に色相Hを決めるファクタとなり、例えば赤、マ
ゼンタ、青、シアン、緑、黄は、それぞれ図示の位置に
分布する。
【0032】色分離テーブル15は、CPU1から書き
換え可能なRAMのルックアップテーブルであり、色相
判定テーブル13から出力された色相Hをアドレスとし
てメインカラーフラグMCF、サブカラーフラグSC
F、第1ARカラーフラグARCF1、第2ARカラー
フラグARCF2の信号を出力し、特定色やマーカー等
の色分離を行うものである。例えば色相判定テーブル1
3を図2(b)に示す色空間における回転角θを1°刻
みで出力するように構成した場合、これに対して色分離
テーブル15は、360°を1°刻みで分割した360
のアドレスを有し、それぞれのアドレスに対応して色分
離の信号を出力するように構成される。例えばサブカラ
ー(赤)、マーカー(赤)はそれぞれ図2(b)に示す
領域として色分離テーブル15に設定され、色相判定テ
ーブル13からの色相と色分離テーブル15に設定され
た色相が一致した場合にそれぞれサブカラーフラグSC
F、例えば第1ARカラーフラグARCF1の信号が出
力される。さらにマーカー(青)を用いる場合には、図
2(b)に示す色空間上のθ180°前後の領域で分離
されて例えば第2ARカラーフラグARCF2の信号が
出力される。また、メインカラーは、図2(b)に示す
サブカラー以外の領域すべてに設定し、サブカラーフラ
グSCFが「1」になる画像以外はすべてメインカラー
フラグMCFが出力される。すなわち原稿上の画像に対
し、MCFあるいはSCFのいずれかが出力される。
【0033】セレクタ14は、色分離テーブル15を書
き換える場合に、色分離テーブル15のアドレス入力を
色相判定テーブル13の出力からCPU1の出力に切り
換えるものであり、CPU1から色分離テーブル15を
ライトモードにすると共にセレクタ14を切り換え、ア
ドレスを指定してデータ入力端子DIからデータの書き
込みを行うことによって、色分離テーブル15の書き換
えが行われる。
【0034】上記のように色相判定テーブル13から出
力される色相をアドレスとして書き換え可能な色分離テ
ーブル15により、同系色でも識別範囲が重ならないよ
うに設定でき、色分離を高精度で行うことができる。例
えばサブカラーとマーカー色の範囲が同じ赤の組み合わ
せであっても、マーカー色の赤はピンクに近いことか
ら、サブカラーの赤とマーカー色の赤を重ならない図2
(b)に示す2つの斜線領域に示すような別々の範囲で
設定することができる。しかも、CPU1から色分離テ
ーブル15の書き換えを自由に行うことができるので、
ユーザインタフェース2からCPU1を通してユーザが
自由に色分離の範囲を指定することができる。
【0035】色画情報生成回路におけるマーカー部のエ
ッジ消去回路は、図3(a)に示すようにラッチ回路2
9、30により濃度データを2画素分遅延させると共
に、4個のラッチ回路21〜24とオアゲート回路25
〜28とを交互に直列接続する回路とラッチ回路21〜
24をバイパスする回路によりマーカーフラグを両側に
拡張させるようにするものである。
【0036】上記の回路によれば、入力されたマーカー
フラグは、ラッチ回路21〜24をバイパスする回路と
オアゲート回路25〜28により4画素分先に出力さ
れ、それに対応する画像データは、2画素分の遅延の後
に出力される。また、その画素データに対応するマーカ
ーフラグは、さらにラッチ回路23、24を経るため2
画素分の遅延の後まで出力される。このようにしてマー
カーの色分離領域を太らせ、色分離回路からのマーカー
フラグの出力そのままでは、先に説明したように両側に
おいて、マーカー色として色分離されずに残る黒縁の部
分を図3(b)から図3(c)に示すようにマーカーフ
ラグの拡張により消去するものである。
【0037】色画情報生成回路におけるマーカー部の地
肌濃度変換回路は、図4(a)に示すように濃度演算回
路31で生成された濃度データから地肌濃度検出回路3
3により地肌濃度を検出し、セレクタ34により濃度デ
ータをマーカーフラグにより地肌濃度に切り換えるもの
である。したがって、マーカー部以外は、原稿データそ
のままの濃度、つまり画像/地肌の濃度データがセレク
タ34から出力され、その濃度データに基づき指定され
たメインカラー或いはサブカラーの画像が形成される。
そして、セレクタ34では、マーカーフラグによりマー
カー部が地肌濃度に切り換えられるので、検出された地
肌濃度がkであれば、kの地肌濃度で出力される。した
がって、例えばkの地肌濃度の原稿に対し、画像部以外
の地肌部がkの地肌濃度で出力される場合に、マーカー
部もこれらと同じ地肌濃度で出力される。この場合、従
来は、画像部以外の地肌部がkの地肌濃度で出力されて
も、マーカー部を0の濃度にしてしまうので、白抜きに
なってしまう。
【0038】濃度演算回路31は、RGBの色成分デー
タから乗算回路と加算回路を用いた演算により明度Vを
求めるものであり、例えば V=(3/8)R+(1/2)G+(1/8)B の演算を行うものである。色分離回路32は、図2及び
図3に示す回路により黒縁がでないように太らせたマー
カーフラグを出力するものである。
【0039】地肌濃度検出回路33は、図4(b)に示
すようにコンパレータ49で検出した地肌濃度をラッチ
回路41〜44と加算回路46〜48により4画素分抽
出して平均値を求めるものである。そのため、コンパレ
ータ49は、地肌濃度のスレッショルド値thと入力濃
度データとを比較し、入力濃度データがスレッショルド
値thより小さい場合に地肌と判定するものであり、ア
ンドゲート回路50は、マーカーフラグがオンでない画
像情報のときにコンパレータ49で地肌と判定されたこ
とを条件としてビデオクロックVCLKをラッチクロッ
クとしてラッチ回路41〜44に出力するものである。
【0040】したがって、マーカーの直前に画像データ
がある場合にも、その画像データを除いた地肌の濃度デ
ータのみがラッチ回路41〜44にラッチされる。そし
て、ラッチ回路41〜44の出力からそれぞれ2ビット
シフトして1/4の濃度値を加算回路46〜48の入力
とすることにより、加算回路48から4画素の地肌平均
濃度値を得ることができる。
【0041】なお、本発明は、上記の実施例に限定され
るものではなく、種々の変形が可能である。例えば上記
の実施例では、色分離回路においてメインカラー、サブ
カラーフラグ、第1ARカラー、第2ARカラーの判
定、分離を行うようにしたが、さらに指定色1、指定色
2等の特別色の設定枠を設け、その都度、指定色を任意
に選択して色分離テーブルの設定を行うようにしてもよ
い。また、マーカー部のエッジ消去を主走査方向に対し
てのみ行うような説明をしたが、副走査方向に対しても
同様に行うようにしてもよい。さらには、色分離を色相
で行うようにしたが、(R−G)と(R−B)から求め
られる色相と彩度を用いるようにしてもよい。また、色
分離テーブルにルックアップテーブルを用いて4つのフ
ラグを出力するように構成したが、5つ以上のフラグを
出力するようにしてもよい。
【0042】なお、上記実施例においては、色分離手段
は、フルカラーセンサから得られた色分解データより色
相を判定し、該色相からマーカー色と原稿上の特定色と
を分離するように構成するので、色分離を高精度で行う
ことができ、色相をアドレスとしフラグを出力とするル
ックアップテーブルを設け、該ルックアップテーブルを
書き換え可能にするので、マーカー色や特定色を自由に
選択することができる。しかも、マーカーフラグを数画
素太らせる拡張処理回路を備えるので、マーカー部の色
分離が不十分なエッジ部をマーカーフラグ領域に取り込
むことができ、マーカー部に黒縁ができるのを防ぐこと
ができる。
【0043】さらに、地肌濃度検出手段は、スレッショ
ルド値との比較を行い所定の濃度以下の画素を地肌と認
識し、複数の地肌濃度を加算、平均して地肌濃度を検出
するように構成するので、地肌濃度のある原稿において
もマーカー編集によりマーカー部が白抜きになるのを防
ぐことができる。
【0044】そして、メインカラーとサブカラーとの2
色画像を再現することが可能となる。
【0045】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、色相により色分離を高精度で行うことができ
るので、同系色であっても原稿の特定色とマーカー色と
の分離が容易に行える。また、マーカーフラグを太らせ
るので、マーカー部に黒縁が残るのを防ぐことができ
る。さらには、地肌濃度を検出してその平均濃度でマー
カー部を置き換えるので、地肌濃度のある原稿において
もマーカー部が白抜きになることを防ぐことができ、し
かも、地肌濃度の濃淡に応じて濃度データを置き換える
ので、マーカー部を滑らかな地肌濃度で出力することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る画像処理装置の1実施例を示す
図である。
【図2】 色画情報生成回路における色分離回路の構成
例を示す図である。
【図3】 マーカー部のエッジ消去回路の構成例を示す
図である。
【図4】 マーカー部の地肌濃度変換回路の構成例を示
す図である。
【図5】 1パス2カラー方式の2色カラー画像形成装
置の全体構成を示すブロック構成図である。
【図6】 原稿読み取り装置の走査部の概要を示す図で
ある。
【図7】 1パス2カラー用の画像出力部の構成例を示
す図である。
【図8】 ROSの構成を示す図である。
【図9】 第1現像器と第2現像器の画像再現特性を説
明するための図である。
【図10】 画像出力ユニットの画像形成過程を説明す
るための図である。
【符号の説明】
1…CPU、2…ユーザインタフェース、4…センサイ
ンタフェース回路、5…色画情報生成回路、6…補正・
フィルタ回路、7…領域認識回路、8…編集・加工回
路、9…I/Oインタフェース、10…フルカラーセン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04N 1/38 - 1/393

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フルカラーセンサを用いた画像読取手段
    で原稿を光学的に走査して得られる画像データから色分
    離を行い、マーカー色から領域を認識して該領域に画
    像データに画像処理を施して出力する画像処理装置にお
    いて、マーカー色を設定して画像データから前記設定された
    ーカー色を分離する色分離手段と、 画像データから原稿の濃度を演算して濃度情報を出力す
    る濃度演算手段と、 該濃度演算手段の濃度情報から地肌濃度を検出する地肌
    濃度検出手段と、 前記色分離手段により分離されたマーカー色を地肌濃度
    画像データに変換する濃度変換手段と、前記色分離手段により分離されたマーカー色から領域を
    認識し前記濃度変換手段によりマーカー色を地肌濃度の
    画像データに変換して前記領域毎に画像データに 画像処
    理を施す画像処理手段とを備えたことを特徴とする画像
    処理装置。
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