JPH05226658A - 薄膜トランジスタ - Google Patents
薄膜トランジスタInfo
- Publication number
- JPH05226658A JPH05226658A JP2984092A JP2984092A JPH05226658A JP H05226658 A JPH05226658 A JP H05226658A JP 2984092 A JP2984092 A JP 2984092A JP 2984092 A JP2984092 A JP 2984092A JP H05226658 A JPH05226658 A JP H05226658A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- film
- electrode
- drain electrode
- source
- thin film
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Drying Of Semiconductors (AREA)
- Thin Film Transistor (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】薄膜トランジスタの動作層を構成する半導体層
に接続して設けたソース・ドレイン電極の段差部におけ
る断線を防止する。 【構成】動作層を構成するa−Si膜4及びn+ a−S
i膜5の両端を含む領域に接続して設けたソース・ドレ
イン電極のドレイン電極7の段差部を含む段差部上段ま
で延在して設けたITO膜からなる表示電極8と、ソー
ス電極6の段差部を被覆するITO保護膜9とを備える
ことにより、ソース電極6及びドレイン電極7をマスク
としてn+ a−Si膜5をドライエッチングする際にソ
ース電極6及びドレイン電極7の段差部がプラズマに侵
されて断線を生ずることを防止することができる。
に接続して設けたソース・ドレイン電極の段差部におけ
る断線を防止する。 【構成】動作層を構成するa−Si膜4及びn+ a−S
i膜5の両端を含む領域に接続して設けたソース・ドレ
イン電極のドレイン電極7の段差部を含む段差部上段ま
で延在して設けたITO膜からなる表示電極8と、ソー
ス電極6の段差部を被覆するITO保護膜9とを備える
ことにより、ソース電極6及びドレイン電極7をマスク
としてn+ a−Si膜5をドライエッチングする際にソ
ース電極6及びドレイン電極7の段差部がプラズマに侵
されて断線を生ずることを防止することができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はアクティブマトリクス駆
動の液晶ディスプレイ等に用いる薄膜トランジスタに関
する。
動の液晶ディスプレイ等に用いる薄膜トランジスタに関
する。
【0002】
【従来の技術】従来の薄膜トランジスタは、図2(a)
に示すように、透明なガラス基板1の上にゲート電極2
を設け、ゲート電極2を含む表面にゲート絶縁膜3を形
成する。次に、ゲート絶縁膜3の上にノンドープのアモ
ルファスシリコン膜(以下a−Si膜と記す)4及びn
+ 型アモルファスシリコン膜(以下n+ a−Si膜と記
す)5を順次堆積してパターニングし、ゲート電極2の
上に動作層を形成する。次に、動作層を含む表面にCr
等の金属膜を堆積してパターニングし、動作層の対向す
る夫々の端部を含む領域にソース電極6及びドレイン電
極7を形成する。次に、ITO(Indium Tin
Oxide)膜からならなりドレイン電極7の端部と
電気的に接続する表示電極8を選択的に形成する。次
に、ソース電極6及びドレイン電極7をマスクとして動
作層のn+ a−Si層5及びa−Si層4の上部をドラ
イエッチングして除去する。
に示すように、透明なガラス基板1の上にゲート電極2
を設け、ゲート電極2を含む表面にゲート絶縁膜3を形
成する。次に、ゲート絶縁膜3の上にノンドープのアモ
ルファスシリコン膜(以下a−Si膜と記す)4及びn
+ 型アモルファスシリコン膜(以下n+ a−Si膜と記
す)5を順次堆積してパターニングし、ゲート電極2の
上に動作層を形成する。次に、動作層を含む表面にCr
等の金属膜を堆積してパターニングし、動作層の対向す
る夫々の端部を含む領域にソース電極6及びドレイン電
極7を形成する。次に、ITO(Indium Tin
Oxide)膜からならなりドレイン電極7の端部と
電気的に接続する表示電極8を選択的に形成する。次
に、ソース電極6及びドレイン電極7をマスクとして動
作層のn+ a−Si層5及びa−Si層4の上部をドラ
イエッチングして除去する。
【0003】次に、図2(b)に示すように動作層を含
む表面に保護膜10を堆積し、薄膜トランジスタを構成
する。
む表面に保護膜10を堆積し、薄膜トランジスタを構成
する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この従来の薄膜トラン
ジスタは、動作層の段差部を含むガラス基板上に金属膜
を成膜するためのスパッタリング条件を最適にすると金
属膜のグレインサイズが大きくなり、その結果ソース・
ドレイン電極の段差部は脆弱な膜となっており、ソース
・ドレイン電極をマスクとして動作層をドライエッチン
グする際にスパッタ作用をうけ段差部の断線を生じ、デ
ィスプレイの画素不良を発生させるという問題があっ
た。
ジスタは、動作層の段差部を含むガラス基板上に金属膜
を成膜するためのスパッタリング条件を最適にすると金
属膜のグレインサイズが大きくなり、その結果ソース・
ドレイン電極の段差部は脆弱な膜となっており、ソース
・ドレイン電極をマスクとして動作層をドライエッチン
グする際にスパッタ作用をうけ段差部の断線を生じ、デ
ィスプレイの画素不良を発生させるという問題があっ
た。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の薄膜トランジス
タは、透明なガラス基板上に設けたゲート電極と、前記
ゲート電極の上にゲート絶縁膜を介して設けた半導体層
と、前記半導体層の両端のそれぞれの段差部を含む表面
に設けたソース電極及びドレイン電極とを有する薄膜ト
ランジスタにおいて、前記ソース電極及びドレイン電極
の段差部の表面に設けた導電膜を有する。
タは、透明なガラス基板上に設けたゲート電極と、前記
ゲート電極の上にゲート絶縁膜を介して設けた半導体層
と、前記半導体層の両端のそれぞれの段差部を含む表面
に設けたソース電極及びドレイン電極とを有する薄膜ト
ランジスタにおいて、前記ソース電極及びドレイン電極
の段差部の表面に設けた導電膜を有する。
【0006】
【実施例】次に、本発明について図面を参照して説明す
る。
る。
【0007】図1は本発明の一実施例を示す断面図であ
る。
る。
【0008】図1に示すように、従来例と同様の工程で
透明なガラス基板1の上にゲート電極2及びゲート絶縁
膜3を設け、ゲート絶縁膜3の上にa−Si膜4及びn
+ a−Si膜5を順次堆積してパターニングした動作層
を設けた後、動作層を含む表面にスパッタ法によりCr
膜を0.2μmの厚さに堆積してパターニングし、動作
層の段差部を含む領域のそれぞれにソース電極6及びド
レイン電極7を形成する。次に、スパッタ法によりソー
ス電極6及びドレイン電極7を含む表面にITO膜を6
0nmの厚さに形成してパターニングし、ドレイン電極
7と電気的に接続し且つドレイン電極7の段差部上段ま
で延在する表示電極8と、ソース電極6の段差部を被覆
するITO保護膜9とを形成する。ここで、表示電極8
及びITO保護膜9はドレイン電極7及びソース電極6
の段差部上端より約3μmの幅で段差部上段を被覆して
おり、表示電極パターンのアライメントずれが生じても
ソース電極6及びドレイン電極7の段差部が露出してド
ライエッチングのプラズマに晒されることを防止でき
る。次に、ソース電極6及びドレイン電極7をマスクと
して動作層のn+ a−Si膜5及びa−Si膜4の上部
をエッチングした後、全面に保護膜10を形成して薄膜
トランジスタを構成する。
透明なガラス基板1の上にゲート電極2及びゲート絶縁
膜3を設け、ゲート絶縁膜3の上にa−Si膜4及びn
+ a−Si膜5を順次堆積してパターニングした動作層
を設けた後、動作層を含む表面にスパッタ法によりCr
膜を0.2μmの厚さに堆積してパターニングし、動作
層の段差部を含む領域のそれぞれにソース電極6及びド
レイン電極7を形成する。次に、スパッタ法によりソー
ス電極6及びドレイン電極7を含む表面にITO膜を6
0nmの厚さに形成してパターニングし、ドレイン電極
7と電気的に接続し且つドレイン電極7の段差部上段ま
で延在する表示電極8と、ソース電極6の段差部を被覆
するITO保護膜9とを形成する。ここで、表示電極8
及びITO保護膜9はドレイン電極7及びソース電極6
の段差部上端より約3μmの幅で段差部上段を被覆して
おり、表示電極パターンのアライメントずれが生じても
ソース電極6及びドレイン電極7の段差部が露出してド
ライエッチングのプラズマに晒されることを防止でき
る。次に、ソース電極6及びドレイン電極7をマスクと
して動作層のn+ a−Si膜5及びa−Si膜4の上部
をエッチングした後、全面に保護膜10を形成して薄膜
トランジスタを構成する。
【0009】なお、ITO膜のパターニングに使用した
フォトレジスト膜を残したまま動作層の上部をエッチン
グしても良く、ITO膜をプラズマから保護する利点が
ある。
フォトレジスト膜を残したまま動作層の上部をエッチン
グしても良く、ITO膜をプラズマから保護する利点が
ある。
【0010】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、動作層に
接続して設けたソース・ドレイン電極の段差部にITO
膜を被覆することにより後工程でのドライエッチングの
影響による段差部の断線を防止し、ディスプレイの画素
不良(ドット不良とも云われる)の発生を抑えることが
できるという効果を有する。
接続して設けたソース・ドレイン電極の段差部にITO
膜を被覆することにより後工程でのドライエッチングの
影響による段差部の断線を防止し、ディスプレイの画素
不良(ドット不良とも云われる)の発生を抑えることが
できるという効果を有する。
【図1】本発明の一実施例を示す断面図。
【図2】従来の薄膜トランジスタの製造方法を説明する
ための工程順に示した断面図。
ための工程順に示した断面図。
1 ガラス基板 2 ゲート電極 3 ゲート絶縁膜 4 a−Si膜 5 n+ a−Si膜 6 ソース電極 7 ドレイン電極 8 表示電極 9 ITO保護膜 10 保護膜
Claims (2)
- 【請求項1】 透明なガラス基板上に設けたゲート電極
と、前記ゲート電極の上にゲート絶縁膜を介して設けた
半導体層と、前記半導体層の両端のそれぞれの段差部を
含む表面に設けたソース電極及びドレイン電極とを有す
る薄膜トランジスタにおいて、前記ソース電極及びドレ
イン電極の段差部の表面に設けた導電膜を有することを
特徴とする薄膜トランジスタ。 - 【請求項2】 導電膜がITO膜である請求項1記載の
薄膜トランジスタ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2984092A JPH05226658A (ja) | 1992-02-18 | 1992-02-18 | 薄膜トランジスタ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2984092A JPH05226658A (ja) | 1992-02-18 | 1992-02-18 | 薄膜トランジスタ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05226658A true JPH05226658A (ja) | 1993-09-03 |
Family
ID=12287212
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2984092A Pending JPH05226658A (ja) | 1992-02-18 | 1992-02-18 | 薄膜トランジスタ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05226658A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20010003763A (ko) * | 1999-06-25 | 2001-01-15 | 김영환 | 박막 트랜지스터 액정 표시소자의 제조방법 |
US8143621B2 (en) | 2006-03-10 | 2012-03-27 | Samsung Electronics Co., Ltd. | Active type display device |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS61239670A (ja) * | 1985-04-16 | 1986-10-24 | Nec Corp | 薄膜トランジスタ及びその製造方法 |
-
1992
- 1992-02-18 JP JP2984092A patent/JPH05226658A/ja active Pending
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS61239670A (ja) * | 1985-04-16 | 1986-10-24 | Nec Corp | 薄膜トランジスタ及びその製造方法 |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20010003763A (ko) * | 1999-06-25 | 2001-01-15 | 김영환 | 박막 트랜지스터 액정 표시소자의 제조방법 |
US8143621B2 (en) | 2006-03-10 | 2012-03-27 | Samsung Electronics Co., Ltd. | Active type display device |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 19980331 |