JPH05226370A - 電界効果型トランジスタおよびその製法 - Google Patents

電界効果型トランジスタおよびその製法

Info

Publication number
JPH05226370A
JPH05226370A JP2677192A JP2677192A JPH05226370A JP H05226370 A JPH05226370 A JP H05226370A JP 2677192 A JP2677192 A JP 2677192A JP 2677192 A JP2677192 A JP 2677192A JP H05226370 A JPH05226370 A JP H05226370A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
region
gate
semiconductor substrate
gate region
drain region
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2677192A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshikazu Nakagawa
義和 中川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Rohm Co Ltd
Original Assignee
Rohm Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Rohm Co Ltd filed Critical Rohm Co Ltd
Priority to JP2677192A priority Critical patent/JPH05226370A/ja
Publication of JPH05226370A publication Critical patent/JPH05226370A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Junction Field-Effect Transistors (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 化合物半導体を用いたFETにおいて、ゲー
ト長を短かくしても基板を経由する漏れ電流による短チ
ャネル効果を抑制し、動作の一層の高速化を図ったFE
Tおよびその製法を提供する。 【構成】 半導体基板のゲート領域形成場所の両側に高
濃度層のドレイン領域およびソース領域を形成し、その
のちゲート領域形成場所の表面をエッチングして凹部を
形成し、その凹部から不純物を注入し低濃度のゲート領
域を形成し、ドレイン領域およびソース領域の底面とゲ
ート領域の底面とをほぼ同一面かまたはゲート領域の底
面の方を深く形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は電界効果型トランジスタ
(以下、FETという)およびその製法に関する。さら
に詳しくは、高速動作が可能で高性能なFETに関す
る。
【0002】
【従来の技術】FETは多数キャリアデバイスであるた
め、キャリアの蓄積効果がなく、本質的に高速動作が可
能であるが、さらに高速化のためにはチャンネル長を短
くすることと、移動度μの大きい半導体を用いることが
有効で、移動度μの大きいGaAsなどの化合物半導体
を用いたショットキーゲートFFT(MESFET)が
有用されている。
【0003】この種のFETの断面構造説明図を図9に
示す。図9において、1はたとえば、GaAsなどの半
絶縁性の半導体基板で、不純物濃度が1014cm-3以下の弱
いp型基板、2、3はSiなどの不純物をイオン注入し
て形成したn+ 型の高濃度不純物領域で、それぞれドレ
イン領域およびソース領域を形成している。6はドレイ
ン領域2およびソース領域3よりは低濃度で、ドレイン
領域2などと同一導電型で形成されているゲート領域で
ある。8、9、10はそれぞれドレイン領域2、ソース領
域3およびゲート領域6の各電極である。
【0004】この種のFETの製法は半絶縁性半導体基
板1の表面にSi+ をイオン注入することにより、低濃
度のn型領域を形成し、ゲート電極10を形成したのち再
度Si+ をイオン打込みすると、高濃度のn+ 型領域が
ゲート電極10の両側に形成され、それぞれドレイン領域
2、ソース領域3となる。その後ドレイン電極8、ソー
ス電極9を形成することにより製造している。この低濃
度のn型領域を形成するには、たとえばSi+ を60keV
の注入エネルギーで2×1012cm-2のドース量でイオン打
込みし、高濃度のn+ 型領域を形成するには、たとえば
Si+ を200keVの注入エネルギーで4×1013cm-2のドー
ス量でイオン打込みすることにより形成している。この
注入エネルギーなどの差によりイオンの打込み深さは図
10に示すように、低濃度領域の形成は浅く、1015cm-3
濃度以上の深さは、n型領域であるゲート領域は0.14μ
mであるのに対し、ドレイン領域2およびソース領域3
は0.32μmと、不純物濃度領域の深さが異なり、図9に
示すように段差Eが形成される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】叙上のように製造され
るFETの高性能化をはかるばあい、ゲート長を短縮さ
せることが最も効果的であるが、一方ではゲート長をサ
ブミクロン化すると閾値電圧が負の方向にシフトするな
ど、いわゆる短チャネル効果が著しくなるという問題が
ある。短チャネル効果の原因として、半絶縁性基板を流
れる漏れ電流が挙げられる。基板の漏れ電流はドレイン
領域2およびソース領域3の両n+ 層間を半絶縁性基板
1(GaAs)を通して流れる電流である(図9のF〜
J)。半絶縁性といっても僅かの伝導性はあり、n+
から注入された電子は高移動度で流れる。この種のFE
Tでは、ゲート長の短縮に伴ない必然的に両n+ 層間隔
も短くなるから、漏れ電流も増大する。漏れ電流を抑制
する対策として、イオンの注入エネルギーを下げて、n
+ 層を薄層にすることも考えられるが、n+ 層の薄層化
はそのシート抵抗、すなわち付加抵抗の増大という問題
がある。
【0006】本発明では叙上の問題に鑑み、ゲート長を
短縮し、n+ 層間隔を短くしたばあいでも、基板の漏れ
電流を抑制するFETおよびその製法を提供することを
目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明によるFETは、
半導体基板上に高濃度の同一導電型で横方向に形成され
たドレイン領域およびソース領域と、該ドレイン領域お
よびソース領域のあいだに前記導電型で低濃度に形成さ
れたゲート領域とからなる電界効果型トランジスタであ
って、少なくとも前記半導体基板の前記ゲート領域形成
場所の表面に凹部が形成され、前記ゲート領域の表面が
前記ドレイン領域およびソース領域の表面より前記半導
体基板の内部に露出し、前記ゲート領域、ドレイン領域
およびソース領域の底面がほぼ同一面に形成されるか、
または前記ゲート領域の底面が前記ドレイン領域および
ソース領域より深く形成されてなることを特徴とするも
のである。
【0008】さらに本発明によるFETの製法は、半導
体基板のゲート領域形成場所の両側に高濃度不純物のド
レイン領域およびソース領域を形成し、前記ゲート領域
形成場所の表面に凹部を形成し、前記凹部の形成により
露出した部分の半導体基板に低濃度不純物のゲート領域
を形成し、前記ゲート領域の底面が前記ドレイン領域お
よびソース領域の底面とほぼ同じか深く形成されるよう
に前記凹部を形成することを特徴とするものである。
【0009】
【作用】本発明によれば、ゲート領域6のn型層とドレ
イン領域2、ソース領域3のn+ 型の底面がほぼ同一面
か、むしろn型層の底面の方が半導体基板内部に入り込
んでいるため、図9に示したE部の段層がなくなり、n
+ 層間の基板の漏れ電流のうち図9に示したF、G、H
の漏れ電流が発生しなくなる。図9に示した漏れ電流の
うちI、Jに相当する漏れ電流は、本発明によるFET
においても残ることになるが、全体の漏れ電流のうち
I、Jによる割合は非常に小さく、F、G、Hの漏れ電
流を防ぐことにより、基板での漏れ電流を大幅に減少す
ることができる。
【0010】さらに、n+ 層の厚さは従来と同様に厚く
形成されているため、シート抵抗は増大せず、悪影響を
生じることなく短チャネルを達成して、高速で動作す
る。
【0011】
【実施例】つぎに図面に基づき、本発明について詳細に
説明する。図1は本発明によるFETの断面説明図であ
る。図1において、図9と同じ部分には同じ符号を付し
てある。4はゲート領域形成場所の半導体基板1の表面
から、たとえばエッチングにより形成された凹部で、凹
部4の形成により、この部分では半導体基板の表面5が
半導体基板1の内部に露出する形となっている。
【0012】本発明によるFETでは、この凹部4を形
成して露出した半導体基板の表面5からSi+ をイオン
注入することにより、ゲート領域6であるn層およびド
レイン領域2、ソース領域3であるn+ 層の底面7はほ
ぼ同一平面になるように形成されている。すなわち、前
述のように不純物濃度に伴なうイオン注入エネルギーに
応じてイオン打込みの深さが異なり、不純物層の厚さが
異なるが、前述と同様にn+ 層の形成をSi+ を200keV
の注入エネルギー、4×1013cm-2のドース量でイオン打
込みをして形成すると、n+ 層の深さ(図1のC)は不
純物濃度が1015cm-3以上で0.32μmとなる。一方n層の
形成を、Si+ を60keV の注入エネルギー、2×1012cm
-2のドース量でイオン打込みして形成すると、n層の深
さ(図1のB)は不純物濃度が1015cm-3以上で0.14μm
となるため、凹部4の形成をその深さ(図1のA)が0.
18μmとなるように、たとえば硫酸と過酸化水素の混合
溶液でエッチングすることにより行う。その結果Si+
のイオン注入を前述の条件で行うことによりn+ 層およ
びn層の底面がほぼ同一面に形成できる。
【0013】また、本発明の目的はn+ 層のあいだに半
絶縁性の半導体層が形成されないようにすることが目的
であるため、n層がn+ 層より半導体基板側に深く形成
されることは差し支えない。すなわち、凹部4の形成を
深く形成してA寸法が大きくなっても問題はない。
【0014】つぎに、本発明によるFETの製法につい
て説明する。図2〜4は本発明によるFETを形成する
各工程を示す図で、まず図2に示すように半絶縁性の半
導体基板(弱いp型)1のゲート領域形成場所上の表面
にマスクをして、その両側に高濃度不純物のドレイン領
域2およびソース領域3を形成する。具体例として、た
とえばGaAsの半導体基板1にレジストにより第1の
マスク11を形成して、Si+ を150 〜200keVの注入エネ
ルギー、1〜6×1013cm-2のドース量でイオン注入する
ことにより、高濃度のn+ 層であるドレイン領域2およ
びソース領域3を形成した。
【0015】つぎに、ゲート領域形成場所の半導体基板
1をエッチングして凹部4を形成する。具体例として
は、図3に示すように、前工程でゲート領域の表面に形
成した第1のマスク11を剥離し、ドレイン領域2および
ソース領域3の表面にレジストにより第2のマスク12を
形成し、硫酸と過酸化水素の混合溶液でエッチングし
た。このエッチングの深さは、前述のようにn+ 層の形
成深さとn層の形成深さの差、すなわち本実施例では
(0.32−0.14=)0.18μmになるように形成した。この
エッチング液は、他にもクエン酸と過酸化水素の混合液
を使用することもできるし、また凹部形成の深さは前述
の理由により、これにより深めに形成することもでき
る。
【0016】つぎに図4に示すように凹部4により露出
した部分の半導体基板表面5から不純物を導入して低濃
度不純物のゲート領域6を形成する。具体例としては、
半導体基板1の表面全面からSi+ を60keV の注入エネ
ルギー、2×1012cm-2のドース量でイオン注入を行っ
た。この際、本来は凹部内のみにイオン注入を行えばよ
いため、他の部分はマスクをして行ってもよいが、n+
層に低濃度の不純物をイオン打込みしても何ら影響がな
いため、全面からイオン注入を行った。またイオン注入
の注入エネルギーは前述の例に限らず、10〜60keV の範
囲であればよく、またドース量は1×1012〜3×1013cm
-2の範囲であればよい。
【0017】そののち、シラン(SiH4 )、アンモニ
ア(NH3 )、酸化二チッ素(N2O)をキャリアガス
のチッ素(N2 )と共に導入して0.3 〜0.5Torr 、350
〜400 ℃でチッ化ケイ素膜を約500 オングストローム形
成し、770 〜820 ℃で10〜30分間、チッ素または水素雰
囲気中でアニールし、イオン注入により生じた結晶の損
傷を回復し、かつ注入不純物を活性化した。前述の保護
膜はチッ化ケイ素膜またはこれらの混合膜でもよい。
【0018】つぎにドレイン領域2、ソース領域3およ
びゲート領域6にそれぞれ電極を形成し、図1に示すよ
うなFETにする。具体例としては、ドレイン領域8お
よびソース領域9はオーミックコンタクトを形成する必
要があるため、ゲート領域部分にレジストでマスクし、
レジストパターンを形成後AuGeを1000〜4000オング
ストロームとNiを50〜200 オングストロームそれぞれ
蒸着し、レジスト膜を溶解させて不要部分の金属をリフ
トオフ除去した。そののち、350 〜480 ℃で5〜15分間
チッ素雰囲気中でシンターした。電極材料はAuGe/
Niに限らず、オーミック金属材料なら他の材料でも使
用できる。
【0019】さらにそののち、ドレイン領域2上および
ソース領域3上をレジストでマスクしてゲート領域上の
みを露出させ、Ti、Pt、Auをそれぞれ500 、500
、3000オングストローム、この順で形成した。これは
半導体材料との接着性を考慮したもので、Ti/Pb/
Auをそれぞれ前述と同じ厚さ形成したり、Ni/Al
をそれぞれ50/4000オングストローム形成したり、Ti
/Alをそれぞれ50/4000オングストローム形成するこ
ともできる。
【0020】つぎに本発明による製法の他の実施例につ
いて説明する。図5〜8はその第2の実施例の製造工程
を示す図である。
【0021】まず図5に示すように、ゲート領域形成場
所の半導体基板1表面に逆テーパ型のマスク13を形成
し、その両側にドレイン領域2およびソース領域3を形
成する。具体例としてはレジストで逆テーパのマスク13
を形成して前述の実施例と同じ条件でSi+ のイオン打
込みを行ってドレイン領域2およびソース領域3を形成
した。
【0022】つぎに図6に示すように、低温度で成長可
能なCVD法により保護膜を形成する。具体例としては
エレクトロサイクロトロン レゾナンス(electrocyclot
ronresonance 、以下ECRという)デポジションによ
り酸化ケイ素膜、チッ化ケイ素膜を順にそれぞれ約300
0、1000オングスロームづつ堆積した。この保護膜を2
層で形成するのは、次工程で説明するように、ゲート領
域6周辺で凹部4の形成部分での、ドレイン領域2およ
びソース領域3の長さを調整できるようにしたもので、
そのような調整を必要としないばあいは、一層で形成し
てもよい。
【0023】つぎに図7に示すように、ゲート領域形成
場所上のレジストを除去し、エッチングなどにより凹部
4を形成し、不純物を導入して低濃度不純物のゲート領
域6を形成する。具体例としては、レジストをアセトン
で溶解することにより、その上の保護膜もリフトオフで
除去した。そののち、濃度の淡いフッ酸により酸化ケイ
素膜のみを、選択的に横方向(図7のD)に数100 オン
グストロームエッチングした。さらにそののち、露出し
た半導体基板表面を前述の実施例と同じ条件でエッチン
グすることにより凹部4を形成し、前述の実施例と同じ
条件でSi+ をイオン注入し、ゲート領域6を形成し
た。
【0024】前述の酸化ケイ素膜のみを数100 オングス
トローム横方向にエッチングするのは、つぎの理由によ
る。すなわち、チッ化ケイ素膜15の開口はゲート領域の
面積を決める働きをし、酸化ケイ素膜14の開口は凹部4
の大きさを決める働きをする。その結果、凹部4の下側
に形成されたn+ 層の長さを任意に設定できるものであ
る。この凹部4の下のn+ 層は長い程ゲート耐圧を向上
させるが、n+ 層の厚さは薄いためシート抵抗が大きく
なる。したがって、所望の特性により、ゲート耐圧とシ
ート抵抗の兼ね合いで両者の開口部の大きさを選定する
ことができる。そののち、前述の実施例と同じ条件でア
ニールをし、イオン注入時に生じた結晶の損傷を回復
し、かつ不純物を活性化させた。
【0025】つぎに図8に示すように、ドレイン電極
8、ソース電極9、ゲート電極10を形成する。具体例と
しては、レジストパターンを形成後、CHF3 またはC
4 とO2 およびN2 ガスを用いたRIEまたはプラズ
マエッチングにより、チッ化ケイ素膜15および酸化ケイ
素膜14をエッチングして、前記の実施例と同様にオーミ
ック電極を形成し、シンターする。つぎにゲート電極を
前述の実施例と同様に形成する。このばあい、ドレイン
電極8およびソース電極9の周囲をマスクしてゲート電
極用金属が付着しないようにしてもよいが、全面に付着
してドレイン電極8およびソース電極9上にさらにゲー
ト電極用金属を付着してもよい。これはドレイン電極8
およびソース電極9はすでにドレイン領域2およびソー
ス領域3とオーミックコンタクトを形成しており、これ
らの電極金属とゲート電極用金属との電気接触は何ら不
都合がなく、逆にこれらの部分のみにマスクパターンを
形成するのは困難だからである。
【0026】この実施例によるFETは、n+ 層とゲー
ト領域とがセルフアラインになっているため、前述の実
施例に比べて均一性、再現性の点でとくに優れている。
【0027】以上説明した実施例では、半絶縁性基板と
してGaAsの例で説明したが、この他にもInPなど
他の化合物半導体でも同様であることは言うまでもな
い。
【0028】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、化
合物半導体のFETで、ドレイン領域およびソース領域
の高濃度層の底面とゲート領域の低濃度層の底面をほぼ
同一面とするか、または低濃度層の方を深く形成してい
るため、ゲート長を短くしても基板を経由した漏れ電流
を大幅に減少でき、一層の高速動作をするFETをえら
れる。
【0029】その結果、高周波数に対してもきわめて優
れた特性を発揮し、マイクロ波帯以上の高周波デバイス
として活用できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例であるFETの断面構造の説
明図である。
【図2】本発明の一実施例であるFETの製造工程の説
明図である。
【図3】本発明の一実施例であるFETの製造工程の説
明図である。
【図4】本発明の一実施例であるFETの製造工程の説
明図である。
【図5】本発明の他の実施例であるFETの製造工程の
説明図である。
【図6】本発明の他の実施例であるFETの製造工程の
説明図である。
【図7】本発明の他の実施例であるFETの製造工程の
説明図である。
【図8】本発明の他の実施例であるFETの製造工程の
説明図である。
【図9】従来のFETの断面構造の説明図である。
【図10】イオン注入の条件による半導体基板の表面か
らの深さに対する不純物濃度の関係を示す図である。
【符号の説明】
1 半導体基板 2 ドレイン領域 3 ソース領域 4 凹部 6 ゲート領域 13 逆テーパのマスク 14 酸化ケイ素膜 15 チッ化ケイ素膜

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体基板上に高濃度の同一導電型で横
    方向に形成されたドレイン領域およびソース領域と、該
    ドレイン領域およびソース領域のあいだに前記導電型で
    低濃度に形成されたゲート領域とからなる電界効果型ト
    ランジスタであって、少なくとも前記半導体基板の前記
    ゲート領域形成場所の表面に凹部が形成され、前記ゲー
    ト領域の表面が前記ドレイン領域およびソース領域の表
    面より前記半導体基板の内部に露出し、前記ゲート領
    域、ドレイン領域およびソース領域の底面がほぼ同一面
    に形成されるか、または前記ゲート領域の底面が前記ド
    レイン領域およびソース領域より深く形成されてなるこ
    とを特徴とする電界効果型トランジスタ。
  2. 【請求項2】 半導体基板のゲート領域形成場所の両側
    に高濃度不純物のドレイン領域およびソース領域を形成
    し、前記ゲート領域形成場所の表面に凹部を形成し、前
    記凹部の形成により露出した部分の半導体基板に低濃度
    不純物のゲート領域を形成し、前記ゲート領域の底面が
    前記ドレイン領域およびソース領域の底面とほぼ同じか
    深く形成されるように前記凹部を形成することを特徴と
    する電界効果型トランジスタの製法。
  3. 【請求項3】 前記高濃度不純物および前記低濃度不純
    物の各領域の形成がイオン注入により形成されてなる請
    求項2記載の電界効果型トランジスタの製法。
  4. 【請求項4】 前記ゲート領域形成場所の半導体基板表
    面に逆テーパのマスクを形成したのち前記ドレイン領域
    およびソース領域を形成し、前記逆テーパのマスクの周
    囲に垂直方向から低温CVD 法により保護膜を形成し、該
    保護膜をマスクとして前記凹部を形成することを特徴と
    する請求項2記載の電界効果型トランジスタの製法。
  5. 【請求項5】 前記保護膜を酸化ケイ素膜とチッ化ケイ
    素膜の2層で形成することを特徴とする請求項4記載の
    電界効果型トランジスタの製法。
JP2677192A 1992-02-13 1992-02-13 電界効果型トランジスタおよびその製法 Pending JPH05226370A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2677192A JPH05226370A (ja) 1992-02-13 1992-02-13 電界効果型トランジスタおよびその製法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2677192A JPH05226370A (ja) 1992-02-13 1992-02-13 電界効果型トランジスタおよびその製法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05226370A true JPH05226370A (ja) 1993-09-03

Family

ID=12202563

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2677192A Pending JPH05226370A (ja) 1992-02-13 1992-02-13 電界効果型トランジスタおよびその製法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH05226370A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR920002090B1 (ko) 전계효과 트랜지스터의 제조방법
US4711858A (en) Method of fabricating a self-aligned metal-semiconductor FET having an insulator spacer
US5036017A (en) Method of making asymmetrical field effect transistor
US5196358A (en) Method of manufacturing InP junction FETS and junction HEMTS using dual implantation and double nitride layers
US7402844B2 (en) Metal semiconductor field effect transistors (MESFETS) having channels of varying thicknesses and related methods
JP3377022B2 (ja) ヘテロ接合型電界効果トランジスタの製造方法
US5877047A (en) Lateral gate, vertical drift region transistor
US5905277A (en) Field-effect transistor and method of manufacturing the same
KR100563884B1 (ko) 접합형 전계 효과 트랜지스터의 제조 방법
US5580803A (en) Production method for ion-implanted MESFET having self-aligned lightly doped drain structure and T-type gate
US5159414A (en) Junction field effect transistor of a compound semiconductor
US5837570A (en) Heterostructure semiconductor device and method of fabricating same
EP0057605B1 (en) A schottky-barrier gate field effect transistor and a process for the production of the same
JPH06120524A (ja) デュアルゲートの金属半導体電界効果トランジスタ及びその製造方法
JPH05226370A (ja) 電界効果型トランジスタおよびその製法
JP3653652B2 (ja) 半導体装置
JP3018885B2 (ja) 半導体装置の製造方法
JP2626213B2 (ja) 電界効果トランジスタ
KR100376874B1 (ko) 반도체장치의트랜지스터제조방법
JP3407926B2 (ja) ドーピング方法、半導体装置、抵抗層、電界効果型トランジスタの製造方法、半導体回路素子の製造方法、電気伝導領域の作製方法、量子細線の形成方法、量子箱の形成方法、量子細線トランジスタ、半導体集積回路の製造方法、電子波干渉素子
JPH05275464A (ja) 化合物半導体集積回路装置の製造方法
JP3035969B2 (ja) 化合物半導体装置の製造方法
JPS6068661A (ja) 半導体装置
KR100244002B1 (ko) 화합물 반도체 장치의 제조 방법
KR100220870B1 (ko) 화합물 반도체 장치의 제조 방법