JPH05225427A - 貨幣取引装置 - Google Patents

貨幣取引装置

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JPH05225427A
JPH05225427A JP4028311A JP2831192A JPH05225427A JP H05225427 A JPH05225427 A JP H05225427A JP 4028311 A JP4028311 A JP 4028311A JP 2831192 A JP2831192 A JP 2831192A JP H05225427 A JPH05225427 A JP H05225427A
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Masahiro Masui
正宏 増井
Shoichi Tokumura
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 硬貨を受皿に放出することによって顧客に硬
貨を返却等するための貨幣取引装置において、該受皿中
の硬貨の残留の有無を高精度で検出して、取り忘れ等の
防止を確実に行うことができる貨幣取引装置を提供する
ことを目的とする。 【構成】 硬貨放出用の受皿の一側に、交流電流がコイ
ルに印加されることによって受皿の貯留部側へ磁力線を
発生させる磁気センサを設け、該磁力線によって受皿内
の硬貨に発生するうず電流損失の作用で該コイルのイン
ピーダンス及びインダクタンスが変化することによる交
流電流の変化から硬貨の有無を判断し、硬貨の存在を判
断したときは、硬貨の取り忘れ等を報知する構成とし
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、交通機関の駅等に設置
される自動券売機、飲料や食料や煙草等を自動販売する
自動販売機、銀行等の金融機関に設置される自動金銭支
払用端末機等に設けられる貨幣取引装置に関し、特に、
釣銭その他の硬貨を返却等した際に、顧客の取り忘れを
防止する機能を備えた貨幣取引装置に関する。
【0002】
【従来の技術】上記のような自動券売機、自動販売機、
自動金銭支払用端末機、その他、顧客に対して自動的に
金銭の取扱いを行う装置(以下、自動金銭処理装置と総
称する)には、顧客が投入した金銭の額と販売物の価格
との差額を自動計算し、その差額分の硬貨を受皿に放出
することによって、顧客に釣り銭として返却したり、顧
客が購入の中止を指示すると、投入された硬貨を受皿に
放出することによって返却したり、磁気カードの提示と
支払い金額の指定に応じて金銭を受皿に放出することに
よって、支払い等を行うための貨幣取引装置が設けられ
ている。
【0003】このような自動金銭処理装置にあっては、
貨幣取引装置の受皿に硬貨が存在しているにもかかわら
ず、顧客が取得するのを忘れてしまう場合があることか
ら、硬貨の貯留の有無を検出すると共に、硬貨の貯留を
検出した場合には、顧客に対して取り忘れ防止のための
指示や表示を行う機能を備えたものがあった。
【0004】例えば、このような機能を備えた従来例の
装置としては、実開昭52−26550号、実公平1−
10686号、実開平2−2778号に開示されたもの
が知られている。
【0005】 実開昭52−26550号と実開平2−2
778号の技術は、相互に対向して設けられている発光
素子と受光素子の間の空間に貨幣等が介在すると、光の
遮蔽から貨幣等の存在を検出するものであり、実公平1
−10686号の技術は、一対の電気接点間に硬貨が介
在したときの電気的接続状態を検出することによって、
硬貨の存在を判断するようになっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、硬貨を
放出するための受皿の一端に発光素子と受光素子を相対
向して設置し、受皿内に硬貨が存在したときに発光素子
からの光が遮断されることで、硬貨の存在を検出する前
記の技術にあっては、受皿の材質や形状等に応じて硬貨
の静止位置が変動するので、硬貨が放出されたときに確
実にこれらの発光素子と受光素子の間に介在するとは限
らず、この結果、検出精度が悪く、又、調整が繁雑とな
ったり、受皿の形状に制約を生じる等の問題があった。
【0007】一方、一対の電気接点間に硬貨が介在した
ときの電気的接続状態を検出することによって、硬貨の
存在を判断するという従来の技術も、同様に、一対の開
放接点間に硬貨が常に安定的に介在するとは限らないの
で、検出精度が悪かったり、調整が繁雑となる等の問題
があった。
【0008】本発明は、このような従来の問題点に鑑み
てなされたものであり、硬貨を受皿に放出することによ
って硬貨を引き渡すための貨幣取引装置において、該受
皿中の硬貨の貯留の有無を高精度で検出して、取り忘れ
等の防止を確実に行うことができる貨幣取引装置を提供
することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るために本発明は、硬貨放出用の受皿の一側に、交流電
流がコイルに印加されることによって受皿の貯留部側へ
磁力線を発生させる磁気センサを設け、該磁力線によっ
て受皿内の硬貨に発生する渦電流損失の作用で該コイル
のインピーダンス及びインダクタンスが変化することに
よる交流電流の変化から硬貨の有無を判断し、硬貨の存
在を判断したときは、硬貨の取り忘れ等を表示する構成
とした。
【0010】
【作用】このような構成を有する貨幣取引装置によれ
ば、受皿内の磁力線内に硬貨が存在するときは、コイル
のインピーダンス及びインダクタンスの変化を上記交流
電流の振幅及び周波数の変化として検出することができ
るので、これらの変化を検出することによって硬貨の存
在を高精度で判別することができ、取り忘れ防止等の表
示を確実に行うことができる。又、磁力線の通過する磁
界内に硬貨が存在するだけで、硬貨の存在を検出するこ
とができることから、磁気センサの取付け位置や受皿の
形状が検出精度に対して大きく影響を及ぼさず、常に優
れた検出精度を維持することができる。
【0011】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面と共に説明す
る。尚、この実施例は、交通機関の駅等に設置される自
動券売機に設けられた貨幣取引装置に関するものであ
る。
【0012】まず、図1に基いて自動券売機の外観構造
を説明すると、パネル面には、顧客が硬貨を投入するた
めの硬貨投入口1、カードを投入するためのカード投入
口2紙幣を、挿入するための紙幣挿入口6乗車区間内の
運賃を指定するための複数の操作ボタン3が設けられて
いる。更に、投入金額を表示したり、その時間に利用可
能な鉄道線名やその他の運転状況を表示するための表示
部4と、投入金額、釣銭金額や自動券売機の故障等を表
示するための表示5、顧客に音声よる案内を行うスピー
カ31が設けられている。又、釣り銭を紙幣で返却する
ための紙幣放出口8の硬貨放出口7、切符を放出するた
めの切符放出口10に、硬貨放出口7の下側には、硬貨
放出口7から放出された硬貨を収容するための受皿9が
設けられ、切符放出口8の下側には、溝状のトレー部3
2が設けられている。
【0013】そして、顧客が、硬貨投入口1又は紙幣挿
入口6入して、運賃指定用のいずれかの操作ボタン3を
押圧すると、操作ボタン3で指定された区間の切符を切
符放出口10し差額がある場合には、紙幣放出口8又は
硬貨放出口7から釣り銭を出力する。
【0014】又、硬貨投入口1又は紙幣挿入口6から金
銭を挿入した後、顧客が切符購入を取り止めるために所
定の操作ボタン(図示せず)を押圧すると、挿入された
紙幣は紙幣放出口8から返却し、硬貨は硬貨放出口7か
ら返却する。
【0015】次に、このような構成の自動券売機に設け
られている貨幣取引装置を図2〜図6に基いて説明す
る。
【0016】この貨幣取引装置は、図2に示すように、
硬貨放出口7から放出された硬貨を収容するための凹部
(以下、貯留部という)を有する受皿9と、受皿9の裏
面に設けられた磁気センサ11、及び磁気センサ11に
接続される信号処理回路を搭載した電気ユニット12で
構成されている。
【0017】更に、磁気センサ11は、図3に示すよう
に、板状のフェライトコア13の一側面に、絶縁被覆さ
れた銅線を渦巻き状に巻かれて成るコイル14が固着さ
れた構造を有し、コイル14の渦巻き状の面が受皿9の
貯留部に裏面側から対面するようにして受皿9の裏面に
接着されている。尚、受皿9をプラスチック等の合成樹
脂で成型する場合に、磁気センサ11全体を受皿9中に
埋設することで両者を一体化した構造としてもよい。
【0018】又、磁気センサ11は、図4に示すような
構造のものも適用することができる。即ち、底部と底部
から突出する環状部15及び突起部16を有する筒状の
フェライトコア(ポットコア)の突起部16に、絶縁被
覆された銅線17を巻装した構造を有し、突起部16の
先端側が受皿9の貯留部に裏面側から対面するようにし
て受皿9の裏面に接着されたり、プラスチック成型時に
一体に埋設される。
【0019】そして、図3又は図4に示す磁気センサ1
1のコイル14(又は17)の終端が、図2に示す電気
ユニット12に接続されている。
【0020】次に、図5に基いて、電気ユニット12内
の信号処理回路の構成を説明する。尚、図3と図4に示
す磁気センサのいずれを適用しても同等の機能が得られ
るので、図3に示した磁気センサを適用するものとして
説明する。
【0021】図5において、受皿9に取付けられるコイ
ル14の終端間に一対のコンデンサC1 ,C2 が直列に
接続され、一方の終端x1が比較器18の非反転入力接
点に接続している。又、比較器18の反転入力接点がア
ース接点に接続し、更に、出力接点は抵抗を介して電源
ccに接続する共に、帰還抵抗Rf を介してコンデンサ
1 ,C2 の共通接続接点x2に接続している。
【0022】これらの比較器18、コンデンサC1 ,C
2 、抵抗Rf 及びコイル14から成る回路はコルピッツ
型の発振回路を構成しており、コンデンサC1 ,C2
びコイル14から成る同調回路の回路定数で決まる周波
数及び振幅の交流信号S1 が終端x1 に発生する。又、
コイル14に交流電流が流れることによってコイル14
から受皿9の内側へ磁力線が放射され、この磁力線によ
る磁界内に硬貨が侵入して硬貨に渦電流損失が発生する
と、コイル14のインダクタンス及びインピーダンスが
変化して交流信号S1の振幅及び周波数が変化する。
【0023】尚、上述したように、コイル14のインダ
クタンス及びインピーダンスは、磁力線による磁界内に
硬貨が侵入したときにその硬貨に生じる渦電流損失の影
響によって変化するので、図5中には、このインピーダ
ンスの変化を等価的に記号R1 で示している。又、コイ
ル14のインダクタンスLは、理論的に次式の関係に従
って変化する。
【0024】
【数1】
【0025】更に、終端x1 には、交流信号S1 を所定
の基準電圧VR と比較して波形整形することにより、交
流信号S1 と同じ周波数の矩形信号Df を発生する比較
器19が接続し、更に、周波数検出回路20がその矩形
信号Df の周波数を検出するようになっている。例え
ば、周波数検出回路20は、矩形信号Df の周期を逐次
計測するタイマー回路を内蔵し、このタイマー回路で計
測した周期の逆数から周波数を求める構成となってい
る。
【0026】更に、終端x1 には、検波回路が接続して
いる。即ち、検波回路は、交流信号S1 を電力増幅する
エミッタフォロワ接続のnpnトランジスタ21と、n
pnトランジスタ21から出力される信号の低周波数成
分を除去するコンデンサC3と、コンデンサC3 を通過
した信号を検波する検波用ダイオードD1 ,D2 と、検
波用ダイオードD1 ,D2 で検波された信号の高周波成
分を除去するために抵抗r1 ,r2 ,r3 及びコンデン
サC4 ,C5 で構成されたローパスフィルタを具備して
いる。そして、上記ローパスフィルタを通過した信号D
V の電圧が電圧レベル検出回路22によって計測され
る。
【0027】そして、警報回路23は、周波数検出回路
20から出力される第1の計測信号Ef と電圧レベル検
出回路22から出力される第2の計測信号EV の変化を
逐次判別し、その変化から受皿9に硬貨が貯留している
か否かを判断し、硬貨が貯留していると判断した場合に
は、図1に示す表示部4に硬貨の取り忘れ防止のための
文字表示を行わせるための制御信号Q1 を出力したり、
図示しない音声合成装置に対して取り忘れ防止のための
拡声を行わせるための制御信号Q2 を出力したり、受皿
9から硬貨が取り除かれるまでは硬貨投入口1と紙幣挿
入口2の入り口を一時的に遮断して、金銭の追加投入を
防止させる機構を作動させるための制御信号Q3 等を出
力する。
【0028】次に、かかる構成の信号処理回路の動作を
説明する。
【0029】まず、上記したコルピッツ型の発振回路に
よって交流電流がコイル14に流れることにより、同調
周波数に対応する磁界が受皿9内に発生する。
【0030】受皿9に硬貨が存在しない場合には、終端
1 に発生する交流信号S1 は、図6(a)の時点t1
以前の状態のように、コイル14とコンデンサC1 ,C
2 によって予め設定された同調周波数且つ所定の電圧振
幅となる。したがって、検波回路から出力される信号D
V は、図6(b)に示すように、交流信号S1 の振幅に
相当する電圧V0 となり、比較器19から出力される信
号Df は、交流信号S1 と同じ周波数の矩形波となる。
【0031】尚、この硬貨が受皿9内に存在しない場合
における信号DV の電圧V0 を電圧レベル検出回路22
が予め記憶し、周波数検出回路20も同様に硬貨が存在
しない場合での信号Df の周波数を予め記憶している。
【0032】次に、図6の時点t1 〜t2 の期間のよう
に、受皿9に硬貨が放出されて磁界内に侵入すると、硬
貨に渦電流損失が発生するので、図5中の等価インピー
ダンスR1 が変化する。この結果、図6(a)に示すよ
うに、交流信号S1 の振幅が減少すると同時に、その周
波数も低くなる。したがって、図6(b)に示すよう
に、信号DVの電圧V1 は電圧V0 よりも低くなり、電
圧レベル検出回路22は、この電圧低下を検出すること
によって硬貨が侵入しと判断して、警報回路23に計測
信号EV を出力する。又、図6(c)の時点t1 〜t2
の期間に示すように信号Df の周波数が低くなると、周
波数検出回路24がこの周波数の低下を検出して、硬貨
が侵入したことを示す計測信号Ef を警報回路23に出
力する。
【0033】ここで、信号Df の周波数は磁界内に侵入
した金属の材質に起因する特性を有しているので、周波
数検出回路20は、硬貨の種類及び各種硬貨の組み合わ
せによって決まる周波数のデータを予め記憶しており、
これらの周波数データから極端に異なる周波数の信号D
f を受信した場合には硬貨と判断せず、警報回路23に
対しても硬貨の存在を示す計測信号Ef を出力しないよ
うになっている。よって、硬貨とは異なる金属片等が受
皿9内に存在する場合については感知しない。そして、
警報回路23は、周波数検出回路20と電圧レベル検出
回路22の両方から計測信号Ef とEV を受信した場合
に、各種制御信号Q1 ,Q2 ,Q3 を出力する。尚、上
述したように、周波数検出回路20は硬貨と異なる金属
片等を感知しないので、警報回路23は、硬貨と異なる
金属片が受皿9内に存在していても取り忘れ防止のため
の処置を行わない。よって、自動券売機の券売業務に支
障をきたさなくて済むという効果が得られる。
【0034】次に、受皿9から硬貨が取り除かれると、
図6(a)〜(c)中の時点t2 以後に示すように、交
流信号S1 の振幅及び周波数が、時点t1 以前の元の状
態に戻り、信号Df 及びDV も同様に元の状態に戻る。
したがって、周波数検出回路20及び電圧レベル検出回
路22から警報回路23への計測信号Ef 及びEV の出
力が停止し、警報回路23の制御信号Q1 ,Q2 ,Q3
の出力も停止して、通常の券売業務を開始するようにな
る。
【0035】このように、この実施例によれば、磁界内
に硬貨が侵入したときにコイルのインダクタンス及びイ
ンピーダンスが変化するのを検出することで、硬貨の存
在を検出するようにしたので、比較的広い範囲に発生す
る磁界内に硬貨が侵入しさえすれば硬貨の存在を高精度
で検出することができる。したがって、硬貨受皿の大き
さや形状あるいは素材、あるいは磁気センサの取付け位
置等に対して厳密な考慮を払わなくてもよいことから、
繁雑な調整が大幅に低減されたり、設計の自由度が向上
したり、あらゆる自動金銭処理装置に対して適用するこ
とができるという汎用性に富む等の優れた効果を発揮す
る。
【0036】更に、図3に示してように、板状のフェラ
イトコア13の一側面にコイル14を固着して成る磁気
センサ11を適用した場合、フェライトコア13は薄く
ても磁束の発生機能が得られると共に、コイル14は面
方向に広がる構造であるので、全体として極めて薄い磁
気センサ11を実現することができる。したがって、こ
の磁気センサ11を装着して硬貨の有無を検出するため
の硬貨受皿を構成しても全体として大型にならずに済
み、又、設置空間の狭い場所に設けることも容易である
ことから優れた装着性を有する。
【0037】更に、磁気センサ11を適用すると、上記
のようにコイル11が面方向に広がりをもっているの
で、磁界の発生範囲が広くなる。したがって、硬貨受皿
全体に磁界を発生させることが容易となり、硬貨の貯留
部分の変動があっても検出感度がほぼ均一となることか
ら、硬貨の検出精度が優れているという電気的にも優れ
た効果を有する。
【0038】尚、この実施例では自動券売機を対象した
が、これに限定されるものではなく、自動販売機や自動
金銭支払用端末機その他の自動金銭処理装置に適用でき
る。
【0039】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
硬貨放出用の受皿の一側に、交流電流がコイルに印加さ
れることによって受皿の貯留部側へ磁力線を発生させる
磁気センサを設け、該磁力線によって受皿内の硬貨に発
生するうず電流損失の作用で該コイルのインピーダンス
及びインダクタンスが変化することによる交流電流の変
化から硬貨の有無を判断し、硬貨の存在を判断したとき
は、硬貨の取り忘れ等を表示する構成としたことによ
り、受皿内の磁力線内に硬貨が存在するときは、コイル
のインピーダンス及びインダクタンスの変化を上記交流
電流の振幅及び周波数の変化として検出することができ
るので、これらの変化を検出することによって硬貨の存
在を高精度で判別することができ、取り忘れ防止等の表
示や音声案内による報知を確実して行うことができる。
又、磁力線の通過する磁界内に硬貨が存在するだけで、
硬貨の存在を検出することができることから、磁気セン
サの取付け位置や受皿の形状が検出精度に対して大きく
影響を及ぼさず、常に優れた検出精度を維持することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施例に係わる自動券売機の外観を示すが外
観構造説明図である。
【図2】一実施例の貨幣取引装置の構成を示す斜視図で
ある。
【図3】図2に示す受皿に設けられる磁気センサの構造
を示す斜視図である。
【図4】図2に示す受皿に設けられる他の磁気センサの
構造を示す斜視図である。
【図5】一実施例の信号処理回路の構成を示す回路図で
ある。
【図6】図5に示す信号処理回路の動作及び硬貨検出の
ための原理を説明するための波形図である。
【符号の説明】
1…硬貨投入口、7…硬貨放出口、9…受皿、11…磁
気センサ、12…電気ユニット、13…コア、14…コ
イル、15…環状部、16…突起部、17…コイル、1
8…比較器、19…比較器、20…周波数検出回路、2
1…npnトランジスタ、22…電圧レベル検出回路、
23…警報回路、C1 ,C2 ,C3 ,C4 ,C5 …コン
デンサ、Rf ,r1 ,r2 ,r3 …抵抗、R1 …等価イ
ンピーダンス

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 個々の顧客の操作により現金の収受、物
    品の放出等を行う貨幣取引装置において、 硬貨を貯留するための受皿と、 コイルに交流電流が印加されることにより発生する磁力
    線を該受皿の貯留部内に放射する磁気センサと、 該受皿内に硬貨が存在すると、該磁力線により該硬貨に
    生じる渦電流損失に起因する上記コイルのインピーダン
    ス及びインダクタンスの変化を検出することにより、硬
    貨の貯留を検出する信号処理部とを具備することを特徴
    とする貨幣取引装置。
  2. 【請求項2】 前記信号処理部は、硬貨の貯留を検出す
    ると硬貨の存在を表示する表示手段を備えることを特徴
    とする請求項1の貨幣取引装置。
JP4028311A 1992-02-14 1992-02-14 貨幣取引装置 Expired - Lifetime JP2928674B2 (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012160122A (ja) * 2011-02-02 2012-08-23 Toshiba Tec Corp 硬貨出金装置
JP2016184253A (ja) * 2015-03-26 2016-10-20 センサテック株式会社 硬貨処理装置

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