JPH0522520A - 画像読取装置 - Google Patents

画像読取装置

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JPH0522520A
JPH0522520A JP3172511A JP17251191A JPH0522520A JP H0522520 A JPH0522520 A JP H0522520A JP 3172511 A JP3172511 A JP 3172511A JP 17251191 A JP17251191 A JP 17251191A JP H0522520 A JPH0522520 A JP H0522520A
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JP
Japan
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line
sensor
magnification
line sensor
scanning direction
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JP3172511A
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English (en)
Inventor
Akio Kojima
章夫 小嶋
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 複数の並列配置のカラーラインセンサを副走
査方向の拡大縮小率に応じた速度で移動する画像読取装
置において、読取り倍率を倍率の最小設定単位で拡大縮
小しても、副走査方向に対して複数のライセンサの画像
読取り位置のずれ量を精度良く補正できる画像読取装置
の提供を目的とする。 【構成】 倍率に応じた速度で副走査方向に走査される
3ライン並列配置のカラーセンサ1において、副走査方
向の拡大縮小倍率における倍率の最小設定単位をZ、副
走査方向のセンサ画素サイズdy(μm)とした時に、
drb=P×(1÷Z)×dy(μm)、dgb=Q×
(1÷Z)×dy(μm)とし、P,Qは係数で、正の
整数であるように配置距離を設定した並列配置のカラー
センサを構成すれば、各色ラインセンサ2、3、4の画
像読取り位置のずれ量は読取画素数で必ず正の整数とな
り、正確に遅延補正することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は複数のラインセンサを用
いてカラー画像の拡大縮小を行う画像読取装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】近年、カラー原稿を読み取るラインセン
サは、分解色ごとにラインセンサを並列で複数本持ち、
光源、あるいは色フィルタの切り換えをしない同時読み
取り色分解方式を用いている。一方、画像読取装置はカ
ラー原稿の拡大縮小処理を行うには、主走査方向に関し
ては画素信号の水増しや間引きが読み取り倍率に応じて
実行され、また、副走査方向に関しては複数のラインセ
ンサの駆動タイミングを固定とし、ラインセンサの読み
取り位置の移動速度を読み取り倍率に応じて変化させる
ことにより実行されている。
【0003】以下に従来の画像読取装置のについて説明
する。図3は従来の画像読取装置の3ライン並列カラー
センサの構成図を示すものである。
【0004】図3において、カラーセンサ301は、レ
ッド(以下単にRと記す。)の色分解フィルタが塗布さ
れているRラインセンサ302と、グリーン(以下単に
Gと記す。)の色分解フィルタが塗布されているGライ
ンセンサ303と、ブルー(以下単にBと記す。)の色
分解フィルタが塗布さているBラインセンサ304がそ
れぞれ並列に配置されている。各ラインセンサ間の間隔
はRラインセンサ302とBラインセンサ304が36
0μm、Gラインセンサ303とBラインセンサ304
が180μmである。センサ画素サイズは主走査方向、
副走査方向共に10μmである。
【0005】以上のように構成されたカラーセンサ30
1を走査することによってカラー原稿画像はR,G,B
の色分解信号に変換される。
【0006】図4は従来の画像読取装置のブロック図を
示すものである。図4において、光源317によって露
光走査されたプラテンガラス319上に置かれた原稿3
20の反射光像は、レンズユニット318によってカラ
ーセンサ301の各ラインセンサ302、303、30
4上の受光素子に縮小して結像される。カラーセンサ3
01は、例えばCCDカメラ等に使用される光電変換素
子を用い、結像されたカラー原稿画像をアナログ画像信
号に変換する。信号処理回路305はカラーセンサ30
1から出力されるR,G,Bアナログ画像信号を増幅
し、さらにアナログ信号からデジタル信号に変換するA
/D変換器により、アナログ画像信号をそれぞれR,
G,Bのデジタル画像信号に変換する。センサ駆動回路
311は水平同期信号と水平同期信号に同期した画素ク
ロックを発生し、カラーセンサ301、信号処理回路3
05、位置ずれ補正回路306及び制御部312に出力
する。
【0007】位置ずれ補正回路306は、nライン遅延
メモリ307、mライン遅延メモリ308、補間演算回
路309、補間演算回路310より構成され、カラー原
稿320を読み取り走査する際、読み取り原稿上での各
Rラインセンサ302、Gラインセンサ303、Bライ
ンセンサ304に対応する読み取り画素の位置ずれ量を
補正する。
【0008】制御部312は倍率設定部313から設定
される拡大倍率に応じて、モータ駆動回路314に走査
速度の設定と補間演算回路309、補間演算回路310
の設定を行う。モータ駆動回路314はモータ315を
駆動し、光源317、レンズユニット318、カラーセ
ンサ301を一体となって動かすためのキャリッジユニ
ット321を副走査方向に拡大倍率に応じた一定走査速
度で往復駆動させる。
【0009】以上のように構成された画像読取装置につ
いて、以下その動作について説明する。
【0010】図3に示すようにRラインセンサ302、
Gラインセンサ303、Bラインセンサ304の各ライ
ンセンサは互いに平行であり、各受光素子の面積は10
μm×10μmである。間隔は図3の如く、Rラインセ
ンサ302とBラインセンサ304の間隔が360μ
m、Gラインセンサ303とBラインセンサ304の間
隔が180μmである。従って、各Rラインセンサ30
2、Gラインセンサ303、Bラインセンサ304によ
り同時に読み取られる原稿上の画像走査ラインはセンサ
間隔に対応してずれている。
【0011】拡大倍率Nとし、XをRラインセンサ30
2とBラインセンサ304間の距離をセンサの等倍時の
副走査方向の読取画素ピッチで割った数、YをGライン
センサ303とBラインセンサ304間の距離をセンサ
の等倍時の副走査方向の読取画素ピッチで割った数とす
る。図3に示すセンサ間距離によってX=36、Y=1
8となる。
【0012】105%の副走査方向の拡大を行なう場合
は、N=1.05倍率であり、Rラインセンサ302と
Bラインセンサ304の間隔内に含まれる画素数はN×
X=1.05×36=37.8(画素)となる。ここ
で、N×Xは拡大倍率Nにおけるセンサ間の読取画素数
である。nライン遅延メモリ307において+37ライ
ンの画像データ401をD(37)、+38ラインの画
素データ402をD(38)とし、式(1)の線形演算
により現在Bラインセンサ304が読み取っているB信
号407の原稿位置と同じ位置に対応するR信号405
の値を補間演算回路309は計算し、出力する。(数
1)の補間演算の設定は制御部312によって補間演算
回路309に設定される。
【0013】
【数1】
【0014】同様に、Gインセンサ303とBラインセ
ンサ304の間隔内に含まれる画素数はN×Y=1.0
5×18=18.9(画素)となる。ここで、N×Yは
拡大倍率Nにおけるセンサ間の読取画素数である。mラ
イン遅延メモリ308において+18ラインの画像デー
タ403をD(18)、+19ラインの画素データ40
4をD(19)とし、式(2)の線形演算により現在B
ラインセンサ304が読み取っているB信号407の原
稿位置と同じ位置に対応するG信号406の値を補間演
算回路310は計算し、出力する。(数2)の補間演算
の設定は制御部312によって補間演算回路310に設
定される。
【0015】
【数2】
【0016】以上の動作によって、拡大倍率Nに応じた
速度で副走査方向に走査される各色ラインセンサからの
画像信号ラインの位置ずれ量を補間演算を用いて補間す
る。副走査の拡大倍率を変化させても、見かけ上は各色
ラインセンサから出力される画像信号のライン位置を合
わせている(例えば、特開平1−109966号公
報)。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記のよ
うな構成では、副走査方向の拡大時に、見かけ上は画像
信号ライン位置が合っていても、各ラインセンサの受光
素子の信号レベルでは補間処理によって読み取りの受光
面積が広くなったことに相当し、先鋭度が悪くなる。ま
た、副走査方向の縮小処理では各ラインセンサの積分時
間が固定の為、各受光素子の信号レベルでの読み取りの
受光面積は拡大時に比較して広くなり、補間処理するこ
とによって拡大時に比べて縮小時の先鋭度はさらに劣化
する。また、縮小時の位置合わせ精度は拡大時より悪く
なるという問題点を有していた。
【0018】本発明は上記問題点に鑑み、読取り倍率を
倍率の最小設定単位で拡大縮小しても、副走査方向に対
して複数のライセンサの画像読取り位置のずれ量を精度
良く補正でき、画質劣化のない画像読取装置の提供を目
的とする。
【0019】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明の画像読取装置は、並列に配置された複数のラ
インセンサと、前記複数のラインセンサの原稿読取り位
置を読取り倍率に応じた速度で移動する移動手段と、前
記複数のラインセンサの読取り位置のずれを補正する補
正手段とを有し、前記複数のラインセンサの配置間隔を
読取り倍率の最小設定単位で変化させても副走査方向に
対して前記複数のライセンサの読取り位置のずれ量がセ
ンサ間の読取画素数で正の整数になるように構成してい
る。
【0020】
【作用】この構成によって、副走査方向に対して読取り
倍率を倍率の最小設定単位で変化させても複数のライセ
ンサの読取り位置のずれ量がセンサ間の読取画素数で正
の整数になることから、補間処理を行なうことなく、高
精度な遅延補正ができる。
【0021】
【実施例】以下本発明の一実施例の画像読取装置につい
て、図面を参照しながら説明する。 図1は本発明の実
施例における画像読取装置の3ライン並列カラーセンサ
の構成図を示すものである。
【0022】図1において、カラーセンサ1は、レッド
(以下単にRと記す。)の色分解フィルタ201が塗布
されているRラインセンサ2と、グリーン(以下単にG
と記す。)の色分解フィルタ202が塗布されているG
ラインセンサ3と、ブルー(以下単にBと記す。)の色
分解フィルタ203が塗布さているBラインセンサ4が
それぞれ並列に配置されている。各ラインセンサ間の間
隔はRラインセンサ2とBラインセンサ4がdrb、G
ラインセンサ3とBラインセンサ4がdgbである。セ
ンサ画素サイズは主走査方向はdxであり、副走査方向
はdyである。
【0023】ラインセンサの配置距離は読み取り倍率の
最小設定単位によって設定される。例えば、倍率の最小
設定単位を0.01単位とする。これは、1%単位に拡
大縮小率を設定できることを示す。配置距離drb、d
gbは副走査方向のセンサ画素サイズをdy、倍率の最
小設定単位をZとした時、(数3)、及び(数4)に基
づいて設定される。
【0024】
【数3】
【0025】
【数4】
【0026】P,Qは係数で、正の整数である。例え
ば、倍率の最小設定単位Zを0.01単位、P=2、Q
=1、dy=5(μm)とすれば、配置距離drb=1
000(μm)、dgb=500(μm)となる。
【0027】以上のように構成されたカラーセンサ1を
走査することによってカラー原稿画像はR,G,Bの色
分解信号に変換される。
【0028】図2は従来の画像読取装置のブロック図を
示すものである。図2において、光源17によって露光
走査されたプラテンガラス19上に置かれた原稿20の
反射光像は、レンズユニット18によってカラーセンサ
1の各ラインセンサ2、3、4上の受光素子に縮小して
結像される。カラーセンサ1は、例えばCCDカメラ等
に使用される光電変換素子を用い、結像されたカラー原
稿画像をアナログ画像信号に変換する。信号処理回路5
はカラーセンサ1から出力されるR,G,Bアナログ画
像信号を増幅し、さらにアナログ信号からデジタル信号
に変換するA/D変換器により、アナログ画像信号をそ
れぞれR,G,Bのデジタル画像信号に変換する。セン
サ駆動回路11は水平同期信号と水平同期信号に同期し
た画素クロックを発生し、カラーセンサ1、信号処理回
路5、位置ずれ補正回路6、画像処理回路9及び制御部
12に出力する。センサ駆動回路11からの水平同期信
号、及び水平同期信号に同期した画素クロックは倍率設
定部13から設定される倍率に関係なく、固定である。
【0029】位置ずれ補正回路6はnライン遅延メモリ
7とmライン遅延メモリ8より構成され、カラー原稿2
0を読み取り走査する際、読み取り原稿上での各Rライ
ンセンサ2、Gラインセンサ3、Bラインセンサ4に対
応する読み取り画素の位置ずれ量を補正する。
【0030】画像処理回路9は、カラーセンサ1の色分
解フィルタ201、202、203のにごり成分を補正
する色補正、色修正等を行なう画像処理回路であり、処
理信号Rn、Gn、Bnを出力する。
【0031】制御部12は倍率設定部13から設定され
る倍率に応じて、位置ずれ補正回路6のnライン遅延メ
モリ7とmライン遅延メモリ8に遅延量を設定し、モー
タ制御回路14に制御信号を出力する。モータ制御回路
14は制御部12からの制御信号によってモータ15を
駆動し、光源17、レンズユニット18、カラーセンサ
1を一体となって動かすためのキャリッジユニット21
を原稿20の始端位置から終端位置まで副走査方向に往
復駆動する。結果、カラーセンサ1は原稿20の始端位
置から終端位置まで読み取り走査繰り返し行なうことが
できる。
【0032】位置検出回路10は基準位置に取り付けら
れたセンサ22によって位置信号を初期化し、原稿20
の始端位置、終端位置、及びキャリッジユニット21の
原稿に対する位置をモータ15の駆動軸に取り付けられ
たエンコーダによって検出し、位置信号をモータ制御回
路14に出力する。モータ制御回路14は位置検出回路
10からの位置信号に従ってモータ15を制御し、カラ
ーセンサ1が取り付けられたキャリッジユニット21の
副走査速度が設定倍率に応じた速度で一定になるように
する。倍率N、等倍時の読み取り速度をV(mm/s)
とすると設定倍率に応じた速度ZV(mm/s)は(数
5)に基づいて設定される。
【0033】
【数5】
【0034】例えば、N=0.5の縮小が設定された場
合は速度ZVは2Vとなり、これは等倍時の2倍の速度
である。N=2.0の拡大が設定された場合は、速度Z
VはV/2となり、これは等倍時の半分の速度になる。
【0035】以上のように構成された画像読取装置につ
いて、以下その動作について説明する。
【0036】図1に示すようにRラインセンサ2、Gラ
インセンサ3、Bラインセンサ4の各ラインセンサは互
いに平行である。本実施例では各受光素子の画素サイズ
をdx=5(μm)、dy=5(μm)とし、倍率の最
小設定単位Zを0.01単位、P=2、Q=1とすれ
ば、(数3)、及び(数4)より配置距離drb=10
00(μm)、dgb=500(μm)となる。よっ
て、各受光素子の面積は5μm×5μmとなり、間隔は
図1の如く、Rラインセンサ2とBラインセンサ4の間
隔が1000μm、Gラインセンサ3とBラインセンサ
4の間隔が500μmである。従って、各Rラインセン
サ2、Gラインセンサ3、Bラインセンサ4により同時
に読み取られる原稿上の画像走査ラインはセンサ間隔に
対応してずれている。
【0037】倍率Nとし、XをRラインセンサ2とBラ
インセンサ4間の距離をセンサの等倍時の副走査方向の
読取画素ピッチで割った数、YをGラインセンサ3とB
ラインセンサ4間の距離をセンサの等倍時の副走査方向
の読取画素ピッチで割った数とする。本実施例では各受
光素子の画素サイズをdx=5(μm)、dy=5(μ
m)とし、倍率の最小設定単位Zを0.01単位、P=
2、Q=1とすれば、(数3)、及び(数4)より配置
距離drb=1000(μm)、dgb=500(μ
m)となる。よって、図1に示すセンサ間距離によって
X=200、Y=100となる。倍率設定は倍率設定部
13によって行い、設定された拡大縮小率は制御部12
に出力される。
【0038】105%の副走査方向の拡大を行なう場合
は、倍率NはN=1.05であり、Rラインセンサ2と
Bラインセンサ4の間隔内に含まれる画素数はN×X=
1.05×200=210(画素)となる。ここで、N
×Xは拡大倍率Nにおけるセンサ間の読取画素数であ
る。制御部12は倍率設定部13から出力される設定倍
率によってN×Xを計算し、nライン遅延メモリ7に遅
延量を設定する。nライン遅延メモリ7はRラインセン
サ2が読み取っている画像ラインの画像データ101を
制御部12からの遅延量に従って210ライン分遅延さ
せ、R信号103を出力する。R信号103は現在Bラ
インセンサ4が読み取っているB信号105の原稿ライ
ン位置と同じライン位置になる。
【0039】同様に、Gラインセンサ3とBラインセン
サ4の間隔内に含まれる画素数はN×Y=1.05×1
00=105(画素)となる。ここで、N×Yは拡大倍
率Nにおけるセンサ間の読取画素数である。制御部12
は倍率設定部13から出力される設定倍率によってN×
Yを計算し、mライン遅延メモリ8に遅延量を設定す
る。mライン遅延メモリ8はGラインセンサ3が読み取
っている画像ラインの画像データ102を制御部12か
らの遅延量に従って105ライン分遅延させ、G信号1
04を出力する。G信号104は現在Bラインセンサ4
が読み取っているB信号105の原稿ライン位置と同じ
ライン位置となる。
【0040】また、95%の副走査方向の縮小を行なう
場合は、N=0.95倍率であり、Rラインセンサ2と
Bラインセンサ4の間隔内に含まれる画素数はN×X=
0.95×200=190(画素)となる。ここで、N
×Xは縮小倍率Nにおけるセンサ間の読取画素数であ
る。制御部12は倍率設定部13から出力される設定倍
率によってN×Xを計算し、nライン遅延メモリ7に遅
延量を設定する。nライン遅延メモリ7はRラインセン
サ2が読み取っている画像ラインの画像データ101を
制御部12からの遅延量に従って190ライン分遅延さ
せ、R信号103を出力する。R信号103は現在Bラ
インセンサ4が読み取っているB信号105の原稿ライ
ン位置と同じライン位置になる。
【0041】同様に、Gラインセンサ3とBラインセン
サ4の間隔内に含まれる画素数はN×Y=0.95×1
00=95(画素)となる。ここで、N×Yは縮小倍率
Nにおけるセンサ間の読取画素数である。制御部12は
倍率設定部13から出力される設定倍率によってN×Y
を計算し、mライン遅延メモリ8に遅延量を設定する。
mライン遅延メモリ8はGラインセンサ3が読み取って
いる画像ラインの画像データ102を制御部12からの
遅延量に従って95ライン分遅延させ、G信号104を
出力する。G信号104は現在Bラインセンサ4が読み
取っているB信号105の原稿ライン位置と同じライン
位置となる。
【0042】以上の動作によって、倍率Nに応じた速度
で副走査方向に走査される各色ラインセンサからの画像
信号ラインの位置ずれ量N×X、及びN×Yは正の整数
となる。結果、ライン間の補間処理を行なうことなく、
読み取り画像ラインの位置ずれ量を正確に遅延補正でき
る。
【0043】以上のように本実施例によれば、副走査方
向の拡大縮小倍率を倍率の最小設定単位Zで変化させて
も、(数3)及び(数4)によって配置距離を設定した
複数の並列ラインセンサを構成すれば、各色ラインセン
サ2、3、4の画像読み取り位置のずれ量はセンサ間の
読取画素数で必ず正の整数となり、Rラインセンサ2、
Gラインセンサ3の遅延画素を使用してBラインセンサ
の読取画素に正確に合わせることができる。副走査方向
の拡大縮小を行なっても画像処理回路9は原稿20上の
同一位置の画素信号であるR信号103、G信号10
4、B信号105を使用することができ、高精度な色修
正が実現できる。結果、拡大縮小を行なっても画質劣化
がない。
【0044】
【発明の効果】以上のように本発明は、並列に配置され
た複数のラインセンサと、前記複数のラインセンサの原
稿読取り位置を読取り倍率に応じた速度で移動する移動
手段と、前記複数のラインセンサの読取り位置のずれを
補正する補正手段とを有し、前記複数のラインセンサの
配置間隔を読取り倍率の最小設定単位で変化させても副
走査方向に対して前記複数のライセンサの読取り位置の
ずれ量が読取り画素数で正の整数になるように構成して
いる為、副走査方向の拡大縮小倍率を倍率の最小設定単
位で変化させても複数のライセンサの読取り位置のずれ
量が読取り画素数で正の整数になることから、画像ライ
ン間の補間処理をなくすことができ、高精度な遅延補正
ができる。結果、副走査方向に拡大縮小を行なっても画
質劣化のない優れた画像読取装置を実現できるものであ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例における3ライン並列カ
ラーセンサの構成図
【図2】第1の実施例における画像読取装置のブロック
【図3】従来の画像読取装置の3ライン並列カラーセン
サの構成図
【図4】従来の画像読取装置のブロック図
【符号の説明】
1 カラーセンサ 5 信号処理回路 6 位置ずれ補正回路 10 位置検出回路 11 センサ駆動回路 12 制御部 13 倍率設定部 14 モータ制御回路 15 モータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04N 9/093 8943−5C

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】並列に配置された複数のラインセンサと、 前記複数のラインセンサの原稿読取り位置を読取り倍率
    に応じた速度で移動する移動手段と、 前記複数のラインセンサの読取り位置のずれを補正する
    補正手段とを有する画像読取装置において、 読取り倍率を倍率の最小設定単位で変化させたとき、副
    走査方向に対して前記複数のライセンサの読取り位置の
    ずれ量がセンサ間の読取り画素数で正の整数になるよう
    に前記複数のラインセンサの配置間隔を設定したことを
    特徴とする画像読取装置。
JP3172511A 1991-07-12 1991-07-12 画像読取装置 Pending JPH0522520A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5483359A (en) * 1993-10-12 1996-01-09 Matsuhita Electric Industrial Co., Ltd. Color image scanning apparatus for reading a color original without color shift regardless of a magnification ratio of the original
JP2015002539A (ja) * 2013-06-18 2015-01-05 株式会社リコー 光電変換素子、画像読取装置、画像形成装置及び画像読取方法

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US5483359A (en) * 1993-10-12 1996-01-09 Matsuhita Electric Industrial Co., Ltd. Color image scanning apparatus for reading a color original without color shift regardless of a magnification ratio of the original
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