JPH05224203A - 液晶表示装置の配向方法 - Google Patents

液晶表示装置の配向方法

Info

Publication number
JPH05224203A
JPH05224203A JP2787792A JP2787792A JPH05224203A JP H05224203 A JPH05224203 A JP H05224203A JP 2787792 A JP2787792 A JP 2787792A JP 2787792 A JP2787792 A JP 2787792A JP H05224203 A JPH05224203 A JP H05224203A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
blow
substrate
nozzle
liquid crystal
ozone
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2787792A
Other languages
English (en)
Inventor
Katsuyuki Inoue
勝之 井上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP2787792A priority Critical patent/JPH05224203A/ja
Publication of JPH05224203A publication Critical patent/JPH05224203A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Liquid Crystal (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ラビング処理の不良を抑制でき、たとえラビ
ング処理の不良が生じても連続した不良を生じることが
ない液晶表示装置の配向方法を提供する。 【構成】 オゾン発生装置1には、オゾンガス発生源2
が内蔵されるとともに、上部に空気取入口3を形成し、
下部にオゾンガスを吹き出す吹出ノズル4を設ける。吹
出ノズル4は、吹出口を有する0.1mm〜0.5mm
の内径の細管を5°〜30°の角度で複数本蜜に束ね接
着剤で固着させる。オゾン発生装置1の空気取入口3か
ら空気を取り入れ、オゾンガス発生源2でオゾンを発生
させ、吹出ノズル4から0.5kg/cm2 程度の圧力
で、基板10の配向膜11に5°〜30°の角度でオゾンガ
スを噴射する。基板10を吹出ノズル4と一定の距離を保
ち、10mm/s〜150mm/sの速度で移動させ、
吹出ノズル4からのオゾンガスの噴射で斜め方向から配
向膜11をエッチングして、配向処理する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、配向膜に対して斜め方
向に配向を行なう液晶表示装置の配向方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、液晶表示装置の一対の基板に挟持
された液晶分子を一定方向に配向させる配向方法として
は、綿布で基板の表面を一定方向にするラビング法、シ
ャワー状のイオンビームを基板の表面に斜め方向から照
射するイオンシャワー法、あるいは、真空装置の中でS
IOなどの誘電体を基板に斜め方向から蒸着する斜め蒸
着法などが知られている。
【0003】そして、イオンビーム法および斜め蒸着法
は真空装置を必要とするため、生産効率が低いので、一
般的にはラビング法が用いられている。
【0004】ところが、いずれの方法によっても、十分
な配向処理がなされた基板と、配向処理が不十分な基板
とは、直接目視で判断することができないほど微細な違
いである。このため、ラビング処理が十分になされてい
るか否かは、生産ラインから基板を抜き取り配向処理の
良否を判別している。そして、通常は、抜き取りによる
判別を行なっている間にも、生産ラインでは生産を継続
して行なっている。
【0005】特に、ラビング法では、基板の表面を綿布
などで擦っているため、綿布に堅さの異なるガラスある
いは金属などの小片が付着してしまうと、この綿布につ
いた小片の部分で擦った配向膜の表面は、配向処理の程
度が他の部分とは異なるために、液晶表示装置に傷のよ
うに現れてしまうことが多い。なお、ここでこのラビン
グの不良を、ラビ筋と称することにする。
【0006】そして、ラビング法の場合には、ガラスあ
るいは金属などの堅さの異なる小片がいつ付着するか分
からないため、生産現場では、次の配向膜検査までの間
に生産される何百枚の基板を連続してラビ筋不良にして
しまうおそれがある。
【0007】また、配向膜を擦ることにより発生した塵
埃を取除く必要があるため、ラビング処理の後に基板の
洗浄を行なう必要がある。
【0008】そして、このラビング処理の不良を防止す
る方法としては、たとえば特開昭54−21860号公
報記載の構成が知られている。
【0009】この特開昭54−21860号公報記載の
構成は、数μm〜数10μmの微細粒子を加圧状態で一
定方向から噴射して配向処理するものである。
【0010】しかしながら、配向膜の厚さが実際には1
00オングストローム程度と薄いため、微細粒子の噴射
によっては、配向膜自体が除去されてしまい配向膜がな
くなってしまうことが多く、制御が非常に微妙で実用的
ではない。
【0011】さらに、微細粒子が基板に接着して完全に
除去できなくなり、2枚の基板間を5μm〜6μmの間
隙に対向させて平行配置させることができず、いわゆる
ギャップ不良となる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】上述のように、通常の
ラビング法の場合には、ガラスあるいは金属などの堅さ
の異なる小片がいつ付着するか分からないため、生産現
場では、次の配向膜検査までの間に生産される何百枚の
基板を連続してラビング処理の不良にしてしまうおそれ
があるとともに、ラビング処理の後に基板を洗浄する必
要も生ずる。
【0013】また、特開昭54−21860号公報記載
の構成の場合には、微細粒子の噴射によっては配向膜が
除去されてしまいなくなってしまうことが多いととも
に、微細粒子が基板に接着して完全に除去できなくな
り、ギャップ不良となる問題を有している。
【0014】本発明は、上記問題点に鑑みなされたもの
で、ラビング処理の不良を生じにくく、かつ、たとえラ
ビング処理に不良が生じても、液晶表示装置の配向処理
の連続したラビング処理の不良を生じることがない液晶
表示装置の配向方法を提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明は、内壁面に配向
膜を形成した2枚の基板を、液晶を挟持して平行に対向
配置した液晶表示装置の配向方法において、前記基板の
配向膜に対して斜め方向からオゾンガスを吹き付け配向
させるものである。
【0016】
【作用】本発明は、基板の配向膜に対して斜め方向から
オゾンガスを吹き付け配向させるため、従来のように、
綿布などが直接に配向膜に接触することがないのでラビ
ング不良を抑制でき、かつ、綿布を用いないので堅さが
異なる小片のようなものが接着することもなくなるの
で、たとえラビング処理の不良が発生しても、連続した
ラビング不良を防止できるとともに、オゾンガスを吹き
付けているためラビング処理により発生した塵埃を除去
でき、ラビング処理後に基板の洗浄を行なう必要もな
い。
【0017】
【実施例】以下、本発明の液晶表示装置の配向方法の一
実施例を図面を参照して説明する。
【0018】図1において、1はオゾン発生装置で、こ
のオゾン発生装置1には、オゾンガス発生源2が内蔵さ
れるとともに、上部には空気取入口3が形成され、さら
に、下部にはオゾンガスを吹き出す吹出ノズル4が設け
られている。
【0019】そして、この吹出ノズル4は、図2に示す
ように、0.1mm〜0.5mmの内径の吹出口5を有
する細管6を、5°〜30°の角度で複数本蜜に束ね接
着剤7で固着させたものである。
【0020】そうして、この吹出ノズル4の先端に、基
板10の表面に形成された配向膜11を5°〜30°の角度
で対向させる。
【0021】次に、上記実施例の動作について説明す
る。
【0022】まず、オゾン発生装置1の空気取入口3か
ら空気を取り入れ、オゾンガス発生源2でオゾンを発生
させ、吹出ノズル4から0.5kg/cm2 程度の圧力
で、基板10の配向膜11に5°〜30°の角度でオゾンガ
スを噴射する。
【0023】そして、この吹出ノズル4の先端に、基板
10の表面に形成された配向膜11を5°〜30°の角度で
対向させ、この基板10を吹出ノズル4と一定の距離を保
った状態で、10mm/s〜150mm/sの速度で移
動させ、吹出ノズル4からのオゾンガスの噴射により斜
め方向からエッチングして、配向処理する。
【0024】また、エッチングに濃淡をつける場合に
は、オゾン発生装置1に取り入れた空気に振動を与え、
噴射されるオゾンガスの濃度または圧力に差を与える。
【0025】そうして、配向処理された2枚の基板10,
10間に液晶を挟み、基板10の移動方向に対して平行に、
液晶分子の長軸方向を配向し、液晶表示装置を構成す
る。
【0026】なお、上記実施例では、オゾン発生装置1
に対して基板10を移動させているが、オゾン発生装置1
と基板10とは相対的に移動すればよいので、オゾン発生
装置1を基板10に対して移動させるようにしてもよい。
【0027】上記実施例によれば、従来のように、綿布
などが直接に配向膜11に接触することがないのでラビン
グ不良を防止でき、かつ、綿布を用いないので堅さが異
なる小片のようなものが接着することもなくなるので、
たとえラビング不良が生じても、連続したラビング不良
を防止できるとともに、ラビング処理により発生した配
向膜11の塵埃などはオゾンガスにより吹き飛ばされるの
で、ラビング処理後に基板10の洗浄を行なう必要もなく
なる。
【0028】
【発明の効果】本発明の液晶表示装置の配向方法によれ
ば、基板の配向膜に対して斜め方向からオゾンガスを吹
き付け配向させるため、従来のように、綿布などが直接
に配向膜に接触することがないのでラビング不良を防止
でき、かつ、綿布を用いないので堅さが異なる小片のよ
うなものが接着することもなくなるので、たとえラビン
グ処理の不良が発生しても、連続したラビング不良を防
止できるとともに、オゾンガスを吹き付けているためラ
ビング処理により発生した塵埃を除去でき、ラビング処
理後に基板の洗浄を行なう必要もなくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の液晶表示装置の配向方法の一実施例を
示す説明図である。
【図2】同上吹出しノズルを示す断面図である。
【符号の説明】
10 基板 11 配向膜

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内壁面に配向膜を形成した2枚の基板
    を、液晶を挟持して平行に対向配置した液晶表示装置の
    配向方法において、 前記基板の配向膜に対して斜め方向からオゾンガスを吹
    き付け配向させることを特徴とする液晶表示装置の配向
    方法。
JP2787792A 1992-02-14 1992-02-14 液晶表示装置の配向方法 Pending JPH05224203A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2787792A JPH05224203A (ja) 1992-02-14 1992-02-14 液晶表示装置の配向方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2787792A JPH05224203A (ja) 1992-02-14 1992-02-14 液晶表示装置の配向方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05224203A true JPH05224203A (ja) 1993-09-03

Family

ID=12233126

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2787792A Pending JPH05224203A (ja) 1992-02-14 1992-02-14 液晶表示装置の配向方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH05224203A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20030018084A (ko) * 2001-08-27 2003-03-06 (주)아이씨디 플라즈마를 이용하여 기판 위에 도포된 유기 배향막을제거하고 이를 재생하는 방법
KR101280635B1 (ko) * 2011-10-24 2013-07-01 하이디스 테크놀로지 주식회사 액정표시장치용 러빙장치 및 러빙방법

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20030018084A (ko) * 2001-08-27 2003-03-06 (주)아이씨디 플라즈마를 이용하여 기판 위에 도포된 유기 배향막을제거하고 이를 재생하는 방법
KR101280635B1 (ko) * 2011-10-24 2013-07-01 하이디스 테크놀로지 주식회사 액정표시장치용 러빙장치 및 러빙방법

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3517585B2 (ja) 液晶表示パネルの製造方法およびこれに用いられる洗浄装置
US5853962A (en) Photoresist and redeposition removal using carbon dioxide jet spray
JP5918823B2 (ja) 電子顕微鏡プラズマクリーナ及び電子顕微鏡洗浄方法
US20060151015A1 (en) Chemical liquid processing apparatus for processing a substrate and the method thereof
US20120279519A1 (en) Integrated Substrate Cleaning System and Method
JP2004191990A (ja) 偏光板取付装置
JP2003203897A (ja) ノズル、基板処理装置、基板処理方法、及び基板処理プログラム
JPS62195662A (ja) マスクリペア方法及び装置
JPH05224203A (ja) 液晶表示装置の配向方法
JP3036687B2 (ja) レーザcvd装置
US5468344A (en) Method for manufacturing semiconductor devices
TWM631544U (zh) 單晶圓處理設備
JP2004031924A (ja) エアロゾル洗浄方法及び装置
US5474640A (en) Apparatus for marking a substrate using ionized gas
JPH01210932A (ja) 液晶表示装置の配向処理方法
KR100211648B1 (ko) 반도체 웨이퍼 재생방법
US6625836B1 (en) Apparatus and method for cleaning substrate
JP3716854B2 (ja) 液晶パネルの製造方法
TWI806604B (zh) 單晶圓處理設備、單晶圓處理方法和單晶圓處理系統
JPH03169012A (ja) 半導体基板異物除去装置
KR100815906B1 (ko) 액정표시소자 제조장치
CN116741663A (zh) 一种晶片双面除液部件及其使用方法
JPH08254676A (ja) 大気圧プラズマを用いた液晶パネルの製造方法及びそれを用いた液晶パネル
JPH0159734B2 (ja)
JPS5878429A (ja) 反応性イオンエツチング装置