JPH0522406A - トラヒツク輻輳制御方法 - Google Patents

トラヒツク輻輳制御方法

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JPH0522406A
JPH0522406A JP17153791A JP17153791A JPH0522406A JP H0522406 A JPH0522406 A JP H0522406A JP 17153791 A JP17153791 A JP 17153791A JP 17153791 A JP17153791 A JP 17153791A JP H0522406 A JPH0522406 A JP H0522406A
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JP
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control
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JP17153791A
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Seiichi Nakajima
誠一 中島
Hisao Yamamoto
尚生 山本
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Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 迅速に規制制御を発動させることができ、か
つ通信網全体を見た最適な輻輳制御を行うことができる
ようにする。 【構成】 輻輳を検出した交換機が輻輳制御センタ1に
輻輳情報を通知すると同時に、共通線信号方式等の応答
信号、切断信号等のバックワ−ド信号に規制情報を相乗
させて発側交換機に規制を通知することにより、発側交
換機は迅速に規制制御を実施する。その後、輻輳制御セ
ンタが輻輳情報、交換機間の交流トラヒックに基づいて
最適な呼数の割り当てを行い、各交換機に規制情報を通
知する。すなわち、本発明においては、最初に分散制御
を行い、次に集中制御を組合せる。これにより、迅速で
かつ最適な規制制御を実施できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、通信網の異常輻輳を迅
速かつ最適に制御することが可能なトラヒック輻輳制御
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、異常輻輳に対して、輻輳加入
者や輻輳地域への呼を発側の加入者交換機や中継交換機
で選択的に規制するトラヒック輻輳制御方法が用いられ
ていた。図2は、従来のトラヒック輻輳制御システムの
構成図である。図2において、1は輻輳制御センタ、2
〜4は交換機、5〜7は通信回線、8は信号中継機、9
〜12例えば共通線信号回線等の制御回線、13〜15
は加入者である。いま、例えば交換機4に収容された加
入者15に、トラヒックが集中して交換機4が輻輳した
と仮定する。なお、加入者15は、複数の回線を持った
代表加入者であると仮定する。交換機4がその輻輳を検
出すると、制御回線11,12を介して加入者15の加
入者番号を含む輻輳情報を輻輳制御センタ1に通知す
る。輻輳制御センタ1は、この輻輳情報に基づいて加入
者15が処理し得る単位時間当りの呼数(すなわち、処
理可能呼数)を算出し、この処理可能呼数を各交換機2
〜4に配分する。単位時間当りの配分呼数は、例えば加
入者15の回線数と各交換機2,3と交換機4の設計交
流トラヒック比率に基づき決定される。規制量である配
分呼数は、規制番号(局番、加入者番号等)とともに各
交換機2〜4に対し制御回線12,9〜11を介して通
知される。なお、規制量(例えば、配分呼数)と規制番
号は、規制情報と呼ばれる。各交換機2〜4は、規制番
号と配分呼数とに基づき加入者15への単位時間当りの
呼数がこの配分呼数以下になるように制御する。つま
り、各交換機2〜4に割り当てられた単位当りの呼数の
総計は、加入者15の処理可能数になっているので、交
換機4は輻輳せずかつ加入者15も最大効率で動作する
ことになる。
【0003】輻輳制御センタ1は、交換機4の輻輳情報
を周期的に受信し、また交換機2〜4における規制番号
宛の発生呼数ないし規制された呼数を制御回線9を介し
て収集する。輻輳制御センタ1は、これらの情報に基づ
き規制の解除、規制量の変更等のフィ−ドバック制御を
行う。なお、これらの輻輳制御方法は、例えば、特願昭
62−13781号(呼接続制御方式)および特願昭6
2−14989号(交換機における呼接続制御方式)の
各明細書および図面で詳述されている。なお、上述の例
は、加入者輻輳の場合であるが、交換機輻輳の場合、例
えば交換機4の周辺で火災が発生し、見舞い呼や問合せ
呼が交換機4に集中して、交換機4が輻輳した場合に
も、規制番号が交換機4の局番、処理可能数が交換機4
のものとなる点を除いて、加入者輻輳の場合と同じであ
る。このように、従来の通信網の設備は、通常生じるピ
−ク値に近いトラヒックに基づいて設計されていた。し
かし、電話によるチケット予約や、自然災害に伴う問合
せ等に起因して、設計トラヒックをはるかに越える異常
トラヒックが通信網に加わることがしばしば観測されて
いる。このような異常トラヒックの状況の下では、特定
加入者や特定地域への疎通が著しく劣化し、この状態を
放置しておくと、周辺にまでその影響が波及して、通信
網全体としての疎通能力が低下する。このような状況は
異常輻輳と呼ばれており、通信網の信頼性上、重要な課
題となっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、輻輳制御シ
ステムでは、前述のように処理可能呼数を各交換機に配
分する必要があるため、最適な配分を行うためのデ−タ
ベ−スが必要になる。また、輻輳加入者への呼がどの程
度通信網に加わっているかを知る必要がある。従って、
これらのことを考慮すると、輻輳制御センタ1で集中的
に制御する集中制御方式が望ましい。しかしながら、集
中制御方式では、輻輳制御センタ1の処理のし易さか
ら、交換機4等からの輻輳情報の転送が周期的に行われ
たり、または輻輳制御センタ1からの周期的なポ−リン
グで行われるのが現状である。この周期は短くても1分
程度であるのに対して、規制情報が交換機2〜4に通知
されることにより、規制が発動されるまでの時間は、輻
輳制御センタ1の処理時間や制御情報の転送周期を考慮
すると数分もかかる場合がある。特に、電話予約等によ
る輻輳の場合には、トラヒックの立ち上りが急峻である
ため、この数分間が問題になることがある。一方、輻輳
制御センタ1を用いることなく、交換機間で輻輳情報や
規制情報を通知し合うことにより制御する分散制御方式
がある。この分散制御方式では、輻輳情報や規制情報を
通知するのは迅速に行うことができるが、輻輳交換機で
各交換機に処理可能な呼数を最適配分したり、各交換機
から送られてきた制御遭遇呼数等を受信して、輻輳解除
を含むフィ−ドバック制御を行うためには、保持すべき
デ−タ量や処理量が多過ぎるため、輻輳交換機に負荷が
かかり過ぎるという問題がある。本発明の目的は、これ
ら従来の課題を解決し、通信網の輻輳に対して迅速に規
制制御を動作させることができ、しかも迅速かつ最適な
トラヒック輻輳制御を行うことができるトラヒック輻輳
制御方法を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明のトラヒック輻輳制御方法は、1以上のノ−
ドとノ−ドに輻輳情報を転送する制御線と、輻輳を制御
する輻輳制御センタとを備えた通信網において、任意の
ノ−ドが輻輳デ−タを測定してノ−ド内の輻輳を検出す
ると、輻輳情報を輻輳制御センタに通知するとともに、
検出したノ−ドが自身を含めた他のノ−ドに第1の規制
情報を通知し、第1の規制情報を受信したノ−ドは該第
1の規制情報に従って規制制御し、輻輳制御センタから
の第2の規制情報を受信したノ−ドは第2の規制情報に
従って規制制御することに特徴がある。
【0006】
【作用】本発明においては、集中制御方式と分散制御方
式の特質を組合せた方式のトラヒック輻輳制御方法であ
るため、輻輳が検出されると直ちに分散制御により規制
制御が発動され、その後に集中制御が発動されて通信網
全体を見た最適な制御に移行する。その結果、最適かつ
迅速な規制制御が可能となる。本発明の輻輳制御方法で
は、輻輳を検出した交換機が輻輳情報を輻輳制御センタ
1に通知するとともに、共通線信号方式等の応答信号、
切断信号等のバックワ−ド信号に規制情報を相乗りさせ
ることにより、発側交換機に規制を通知し、発側交換機
はこの輻輳交換機からの規制情報の指示(分散制御)に
より、とりあえず規制制御を開始する。一方、輻輳制御
センタでは、輻輳情報、交換機間の交流トラヒックに基
づく最適な呼数の割り当てを行い、各交換機に規制情報
を通知する。各交換機は、輻輳制御センタからの規制情
報を受信することにより、それ以後は輻輳制御センタか
らの指示(集中制御)に従って動作する。
【0007】
【実施例】以下、本発明の実施例を、図面により詳細に
説明する。なお、本実施例では、交換機は蓄積プログラ
ム制御方式を用いているが、これをハ−ドウェアで実現
することも可能である。ここでは、交換機4に収容され
た加入者15にトラヒックが集中して交換機4が輻輳し
たと仮定して、交換機2から交換機4への呼を例にとっ
て説明する。また、本発明の輻輳制御システムを含む通
信網は、図2に示す従来の構成と全く同じであり、動作
運用方法が異なるだけである。図1は、本発明の一実施
例を示す各交換機に実装されるプログラムモジュ−ルの
機能ブロック図である。図2に示すように、輻輳制御セ
ンタ1に制御される複数の交換機2〜4が設けられ、そ
れぞれ通信回線5〜7で相互接続されており、かつ信号
中継機8と各交換機2〜4の間には制御回線9〜11が
接続されている。各交換機2〜4には、図1に示すよう
に、呼処理モジュ−ル101、輻輳検出モジュ−ル10
2、および規制制御モジュ−ル103が設けられ、呼処
理モジュ−ル101と他の2つのモジュ−ル間は、各イ
ンタフェ−ス104,105で接続されている。
【0008】以下、図3〜図6により輻輳検出モジュ−
ル102の動作を、図7〜図8により呼処理モジュ−ル
101の動作を、図9〜図14により規制制御モジュ−
ル103の動作を、それぞれ詳述する。図3は、図1に
おける輻輳検出モジュ−ルの基本動作フロ−チャ−トお
よび各交換機が備えている輻輳検出テ−ブルの図であ
る。図3(b)において、151は輻輳検出テ−ブル、
152はテ−ブル中の輻輳管理番号を記憶するフィ−ル
ド、153は同じく規制番号を記憶するフィ−ルド、1
54は規制量を記憶するフィ−ルド、155は同じくキ
−Aを記憶するフィ−ルドである。図3(a)に示すよ
うに、交換機4の輻輳検出モジュ−ル102は、交換機
4の中央処理装置の使用率、制御バッファの使用率、加
入者当りの話中呼数等の輻輳デ−タを周期的に測定し
(ステップ111)、測定値が輻輳検出閾値以上か否か
を判断する(ステップ112)。この輻輳検出法として
は、例えば、中央処理装置の使用率が80%以上で、か
つ加入者当りの単位時間当りの話中呼数が50呼以上の
とき、その加入者を輻輳と判断する。閾値以上の場合に
は、輻輳検出テ−ブル151のフィ−ルド152に輻輳
管理番号を、フィ−ルド153に規制番号である輻輳し
た加入者番号(ここでは、加入者15の加入者番号)+
交換機の局番を、またフィ−ルド154に規制量を、フ
ィ−ルド155に0(キ−Aを0)を、それぞれ登録す
る(ステップ114)。なお、既に同一規制番号が登録
されている場合には、重複して登録しない(ステップ1
13)。規制量としては、例えば、加入者の回線数と平
均通話時間から処理し得る呼数を求め、単位時間T1当
りの呼数、またはその逆数である時間間隔Tg(Tg間
に最大1つの呼のみを通過させる時間間隔)を算出し、
さらに発側の交換機数を考慮して決められる。規制量の
より単純な決定方法としては、交換機4の処理可能呼数
の例えばa%を規制量として決定することもある。
【0009】図4は、図1における呼処理モジュ−ルの
動作フロ−チャ−トであり、また図7は、呼処理モジュ
−ルにおける転送処理のフロ−チャ−トである。交換機
4の呼処理モジュ−ル101では、着信呼を検出する
と、図7に示すように、インタフェ−ス104を介して
輻輳検出モジュ−ル102に着信番号を転送する(ステ
ップ201,202)。図4により、輻輳検出モジュ−
ル102はこの着信番号を受信すると(ステップ12
1)、輻輳検出テ−ブル151を検索し、その着信番号
と規制番号との一致をとり(ステップ122)、一致し
た場合にはインタフェ−ス104を介して呼処理モジュ
−ル101に規制中標示と規制量とを転送する(ステッ
プ123)。また、不一致の場合には、その旨を呼処理
モジュ−ル101に通知する(ステップ124)。図7
に戻って、呼処理モジュ−ル101はこの応答に従って
規制中標示があるか否かを判断し(ステップ203)、
呼の着信番号が規制中であるときには、共通線信号方式
のバックワ−ド信号等を用いて(局番+輻輳加入者番
号)(規制番号)と(規制量)をその呼の発側交換機に
転送する(ステップ204)。ここでは、呼が交換機2
からの発信呼であるので、交換機2に規制情報が返送さ
れることになる。なお、交換機4の自交換機内の呼であ
る場合には、やはり交換機4にこの規制情報が返送され
ることになり、交換機4の輻輳検出モジュ−ル102か
らその規制制御モジュ−ル103に転送される。次に呼
処理の続行に移る(ステップ205)。なお、その呼を
呼損とすることも可能である。ここで、バックワ−ド信
号として新たに定義するか、あるいはバックワ−ド信号
である切断信号、応答信号等に相乗りする形をとっても
よい。また、着信番号が規制番号と一致しなかった場合
には(ステップ203)、規制情報は転送されずにその
まま呼処理が続行される(ステップ205)。以上の動
作により、交換機4で輻輳が検出された時点に着信した
呼の発信元の交換機に規制情報を通知することができ
る。ここで、規制情報を通知できる交換機は、輻輳交換
機に発信した交換機であり、全ての交換機に同時に規制
情報を通知する必要はない。その理由は、輻輳交換機へ
の発信呼が発生していない交換機に対して規制情報を送
信する必要がないのは勿論のこと、逆に不要な規制情報
を転送する必要がなく、輻輳した交換機4の無効処理を
避けることができる。また、上述の説明では、規制情報
の転送は規制番号を持つ着信呼に同期したものである
が、予め発側交換機をリストアップしておき、このリス
トに従って規制情報を転送しても差し支えない。
【0010】図9は、図1における規制制御モジュ−ル
の動作フロ−チャ−トおよび規制制御テ−ブルの図であ
る。図9(b)に示すように、351は規制制御テ−ブ
ル、352は規制番号を記憶するフィ−ルド、353は
規制量を記憶するフィ−ルド、354はキ−Bを記憶す
るフィ−ルド、355,356は呼数を計数するフィ−
ルドである。図9(a)に示すように、規制制御モジュ
−ル103が分散制御モ−ドの規制情報を受信すると
(ステップ301)、規制制御テ−ブル351に同一の
規制番号が登録されているか否かを判断し(ステップ3
02)、未だ登録されていない場合には、規制制御テ−
ブル351に規制情報を登録する(ステップ303)。
すなわち、規制番号をフィ−ルド352に、規制量をフ
ィ−ルド353に、それぞれ記憶する。既に同一の規制
番号が登録されている場合には(ステップ302)、そ
のフィ−ルド354のキ−Bの値が0か否かを判断し
(ステップ304)、0の場合には同一位置に規制情報
を書き込み、規制情報を他の位置に重複して登録しな
い。ここで、キ−Bが0の場合には分散制御モ−ドで動
作していることを示し、またキ−Bが1の場合には集中
制御モ−ドで動作していることを示す。キ−Bが1の場
合には、集中制御モ−ドのために分散制御による規制制
御テ−ブル351は更新されない。
【0011】図10は、図1における規制制御モジュ−
ルの分散制御モ−ドの動作フロ−チャ−トであり、図1
3は規制制御モジュ−ルのタイマ−処理の動作フロ−チ
ャ−トである。また、図8は、呼処理モジュ−ルの動作
の一部を示すフロ−チャ−トである。図8に示すよう
に、交換機2の呼処理モジュ−ル101は、発信がある
とインタフェ−ス105を介してその呼の宛先である着
信番号を規制制御モジュ−ル103に通知する(ステッ
プ211,212)。図10に示すように、規制制御モ
ジュ−ル103は、着信番号を受信すると(ステップ3
11)、規制制御テ−ブル351を検索し、その着信番
号がフィ−ルド352の規制番号と一致するか否かを判
断し(ステップ312)、一致していない場合には、非
規制標示により処理続行の旨を通知する(ステップ31
3)。また、一致した場合には、その呼は規制対象呼で
あるから、その呼数を計数するためにフィ−ルド356
の内容を1加算する(ステップ314)。次に、フィ−
ルド355の呼数とフィ−ルド353の規制量とを比較
し(ステップ315)、フィ−ルド355の呼数がフィ
−ルド353の規制量よりも小さい場合には、通過させ
た呼数を計数するためにフィ−ルド355の内容を1加
算し(ステップ316)、処理続行の旨を呼処理モジュ
−ル101に通知する(ステップ313)。また、呼数
と規制量とを比較した結果、呼数が規制量以上の場合に
はト−キ等に接続してその呼を規制する旨をインタフェ
−ス105を介して呼処理モジュ−ル101に通知する
(ステップ317)。呼処理モジュ−ル101では、図
8に示すように、この標示を判断して(ステップ21
3)、呼処理を続行するか(ステップ215)、または
ト−キ等に接続して呼を規制する(ステップ214)。
なお、フィ−ルド355の内容は、図13に示すよう
に、ある単位時間T1(例えば、5秒)で0に設定され
る(ステップ341〜344)。以上によって、分散制
御が発動されることにより、輻輳加入者宛の呼が規制さ
れる。分散制御が発動されるまでの時間は、制御回線の
速度により異なるが、数100ms程度である。
【0012】図11は、図1における規制制御モジュ−
ルの集中制御モ−ドの動作フロ−チャ−トであり、図1
4は、同じく規制制御モジュ−ルの転送動作のフロ−チ
ャ−トである。前述のように、輻輳検出モジュ−ル10
2から輻輳制御センタ1に輻輳情報が転送されることに
より(図3のステップ115)、輻輳制御センタ1がこ
の輻輳情報を受信すると、最適な規制量を決定して制御
回線12,9〜11を介して交換機2〜4に規制情報を
送出する。なお、輻輳制御センタ1における動作は、前
提の特願昭62−13781号(呼接続制御方式)およ
び特願昭62−14989号(交換機における呼接続制
御方式)明細書および図面に詳述されているので、ここ
ではその説明を省略する。いま、図11に示すように、
交換機2の規制制御モジュ−ル102が輻輳制御センタ
1から規制情報を受信すると(ステップ321)、規制
制御テ−ブル351を検索して同一の規制番号を検出し
(ステップ322)、フィ−ルド353の値を輻輳制御
センタ1から送信された規制量に書き換えるとともに、
そのフィ−ルド354のキ−Bの値を1に設定して、分
散制御モ−ドから集中制御モ−ドに変更する(ステップ
323)。一方、同一の規制番号が検出されないときに
は(ステップ322)、規制情報を規制制御テ−ブル3
51に登録し、同時にキ−Bを1に設定する(ステップ
324)。これは、その交換機にとって、分散制御より
集中制御の指示が先に働いた場合であって、分散制御モ
−ドが省略された形になるが、何等不都合は生じない。
それ以降の交換機2の呼処理モジュ−ル101の動作、
規制制御モジュ−ル103の動作は、前述の分散制御モ
−ドの場合と全と同じであって、異なる点は規制量が輻
輳制御センタ1からの規制量になったことである。図1
4に示すように、図9(b)のテ−ブル351における
フィ−ルド356の値は周期的(T2)に輻輳制御セン
タ1に転送され(ステップ351〜354)、これは輻
輳制御センタ1でのフィ−ドバック制御、規制解除の判
断デ−タとして用いられる。
【0013】図5は、図1における輻輳検出モジュ−ル
のテ−ブル更新動作のフロ−チャ−トである。輻輳制御
センタ1は、輻輳情報を送出した交換機(ここでは、交
換機4)に対して集中制御が発動されたことを示す規制
発動信号を制御回線12,9〜11を介して通知する。
この規制発動信号には、輻輳検出モジュ−ル102で付
与された輻輳管理番号が付加されている。交換機4の輻
輳検出モジュ−ル102が規制発動信号を受信すると
(ステップ131)、輻輳検出テ−ブル151からフィ
−ルド152の輻輳管理番号を検索し、フィ−ルド15
5のキ−Aを1にセットする(ステップ132)。キ−
Aが1になったため、分散制御は行われないことにな
り、加入者15への呼が検出されても分散制御による規
制制御は交換機2には通知されない。また、輻輳検出モ
ジュ−ル102は、集中制御の対象となった規制番号に
対応する輻輳情報を周期的に転送する。すなわち、図3
に示すように、輻輳検出モジュ−ル102では、輻輳検
出テ−ブル151を検索して、フィ−ルド155に記憶
されているキ−Aが1である規制番号に対する輻輳情報
を輻輳制御センタ1に転送する(ステップ116,11
7)。このように、交換機の輻輳検出モジュ−ル102
では、輻輳制御センタ1から制御解除信号Bを受信する
まで、輻輳制御センタ1に輻輳情報を周期的に転送す
る。輻輳制御センタ1は、輻輳情報と交換機2等からの
規制番号宛呼数等に基づいてフィ−ドバック制御を行
い、規制量の変更、規制の解除を行う。
【0014】図6は、輻輳検出モジュ−ルの輻輳解除時
のテ−ブル更新動作のフロ−チャ−トであり、図12
は、規制制御モジュ−ルの輻輳解除時のテ−ブル更新動
作のフロ−チャ−トである。輻輳が収まったとき、輻輳
制御センタ1は規制解除信号Aを交換機2等に転送す
る。図12に示すように、規制解除信号を交換機の規制
制御モジュ−ル103が受信すると(ステップ33
1)、規制制御テ−ブル351を検索して規制制御テ−
ブル351から該当する規制情報を削除する(ステップ
332)。また、輻輳制御センタ1から交換機4には規
制解除信号Bも転送される。輻輳検出モジュ−ル102
は、図6に示すように、この規制解除信号Bを受信する
と(ステップ141)、輻輳検出テ−ブル151からそ
の輻輳管理番号を検索して、関連するフィ−ルド152
〜155をリセットする(ステップ142)。これによ
り、交換機4の輻輳検出モジュ−ル102は、輻輳情報
の周期的な転送を停止する。なお、上述の説明では、交
換機4が輻輳した場合で、交換機2に着目した場合の説
明であるが、交換機3も交換機2と同じように動作す
る。また、輻輳が生じてから規制が発動され、規制解除
までの一連の動作の流れを各モジュ−ル毎に別々に説明
したが、呼処理モジュ−ル101、輻輳検出モジュ−ル
102、および規制制御モジュ−ル103は、それぞれ
交換機2,3,4において同時並行して動作することは
勿論である。
【0015】実施例では、複数の交換機から構成された
通信網を仮定したが、例えば交換機4のみの場合でも本
発明を適用することが可能であり、不都合は生じない。
この場合には、交換機4が輻輳すると、交換機4の規制
制御モジュ−ル103に分散制御の規制情報が送られ、
この情報に従って規制制御を実行し、その後、輻輳制御
センタ1から交換機4に集中制御の規制情報が転送され
た時点より、交換機4はこの情報に従って規制制御を実
行する。実施例では、特定の加入者にトラヒックが集中
して交換機が輻輳する加入者輻輳の例を説明したが、例
えば交換機の周辺で火災が発生し、トラヒックが集中し
て交換機が輻輳した場合、また災害で特定の地域に見舞
い呼や問合せ呼が集中して中継交換機が輻輳する地域輻
輳の場合にも、本発明が適用できる。例えば、交換機4
にトラヒックが集中して交換機4が輻輳した場合には、
規制番号として(加入者番号+局番)であったのを交換
機4の局番に、また中継交換機が輻輳した場合には、輻
輳の原因となる市外局番号等が規制番号になる以外は、
上述の説明と同じ動作を行えばよい。また、実施例で
は、輻輳事象が1つの場合であったが、複数の輻輳が生
じた場合でも、個々の輻輳に対して上述の動作を行えば
よい。さらに、通信網の交換機を例に説明したが、通信
網を構成する他のノ−ド、例えば音声を蓄積するノ−ド
や情報を提供するノ−ドに対しても、本発明を適用する
ことができる。
【0016】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
輻輳が検出されると、先ず分散制御により呼のバックワ
−ド信号等を用いて規制情報を発信交換機に通知するの
で、迅速に規制制御が動作し、またその後は、集中制御
により通信網全体を見た規制制御に移行するので、迅速
かつ最適なトラヒック輻輳制御を行うことが可能にな
る。
【0017】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す各交換機内蔵のプログ
ラムモジュ−ルの機能ブロック図である。
【図2】従来における輻輳制御センタを備えた通信網の
接続系統図である。
【図3】本発明における輻輳検出モジュ−ルの基本動作
フロ−チャ−トおよび輻輳検出テ−ブルの図である。
【図4】図3の輻輳検出モジュ−ルの転送処理の動作フ
ロ−チャ−トである。
【図5】図3の輻輳検出モジュ−ルのテ−ブル更新動作
フロ−チャ−トである。
【図6】図3の輻輳検出モジュ−ルの規制解除時のテ−
ブル更新動作フロ−チャ−トである。
【図7】本発明における呼処理モジュ−ルの基本動作フ
ロ−チャ−トである。
【図8】図7の呼処理モジュ−ルの規制制御動作フロ−
チャ−トである。
【図9】本発明における規制制御モジュ−ルの基本動作
フロ−チャ−トおよび規制制御テ−ブルの図である。
【図10】図9の規制制御モジュ−ルの照合・通知動作
のフロ−チャ−トである。
【図11】図9の規制制御モジュ−ルのテ−ブル更新動
作フロ−チャ−トである。
【図12】図9の規制制御モジュ−ルの規制解除時の動
事フロ−チャ−トである。
【図13】図9の規制制御モジュ−ルのタイマ−による
テ−ブル更新動作のフロ−チャ−トである。
【図14】図9の規制制御モジュ−ルのタイマ−による
テ−ブル更新動作のフロ−チャ−トである。
【符号の説明】
1 輻輳制御センタ 2,3,4 交換機 9〜11,12 制御回線 5〜7 通信回線 13〜15 加入者端末 101 呼処理モジュ−ル 102 輻輳検出モジュ−ル 103 規制制御モジュ−ル 151 輻輳検出テ−ブル 351 規制制御テ−ブル

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 1以上のノ−ドと、該ノ−ドに輻輳情報
    を転送する制御線と、輻輳を制御する輻輳制御センタと
    を備えた通信網において、任意のノ−ドが輻輳デ−タを
    測定して該ノ−ド内の輻輳を検出すると、輻輳情報を上
    記輻輳制御センタに通知するとともに、検出した該ノ−
    ドが自身を含めた他のノ−ドに第1の規制情報を通知
    し、該第1の規制情報を受信したノ−ドは該第1の規制
    情報に従って規制制御し、上記輻輳制御センタからの第
    2の規制情報を受信したノ−ドは該第2の規制情報に従
    って規制制御することを特徴とするトラヒック輻輳制御
    方法。
JP17153791A 1991-07-12 1991-07-12 トラヒツク輻輳制御方法 Pending JPH0522406A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009232264A (ja) * 2008-03-24 2009-10-08 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> ゲートウェイ装置におけるトラヒック制御方法、トラヒック制御システム、トラヒック管理装置及びプログラム

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