JPH05224054A - 石英系ミラー導波路の製造方法 - Google Patents

石英系ミラー導波路の製造方法

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JPH05224054A
JPH05224054A JP2800992A JP2800992A JPH05224054A JP H05224054 A JPH05224054 A JP H05224054A JP 2800992 A JP2800992 A JP 2800992A JP 2800992 A JP2800992 A JP 2800992A JP H05224054 A JPH05224054 A JP H05224054A
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JP
Japan
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mirror
waveguide
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mask
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Pending
Application number
JP2800992A
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English (en)
Inventor
Isao Oyama
功 大山
Takeshi Ueki
健 植木
Shiro Nakamura
史朗 中村
Takeo Shimizu
健男 清水
Hisaharu Yanagawa
久治 柳川
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Furukawa Electric Co Ltd
Original Assignee
Furukawa Electric Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ミラーの配置精度が高い石英系ミラー導波路
の製造方法を提供する。 【構成】 上面にマスク層10が形成されている石英系
クラッドの中に埋設された石英系折返し導波路4の折返
し部4aに、ミラー形成用の目合わせパターン6,6を
基準にしてミラーを形成するに際し、前記マスク層10
のうち前記目合わせパターンの直上の部分14’,1
4’のみがマスク未形成の状態でエッチング処理を行な
ってミラー用スリットを形成し、ついで、前記ミラー用
スリットにミラー用材料を被着させてミラーを形成す
る。 【効果】 目合わせパターンの直上には高反射材のマス
ク層は存在しないので、そこから目合わせパターンを視
認することが容易であり、位置合わせを高精度で行うこ
とができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は光通信システムに用いる
石英系ミラー導波路の製造方法に関し、更に詳しくは、
折返し導波路の折返し部にミラーを高い精度で配置され
ている石英系ミラー導波路の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】光通信システムにおいて、導波路の進行
方向に変える場合には、通常、曲がり導波路が用いられ
ている。しかしながら、曲がり導波路は、その曲げ半径
が小さくなると、曲げによる光の放射損失が増大すると
いう問題があり、このことが光導波路の集積化・小型化
を困難にしている。
【0003】このような問題を解決するために、最近で
は石英系のミラー導波路が提案されている。この石英系
ミラー導波路は、図10で示したように、例えばSiか
ら成る基板1の上に石英系の下部クラッド層2と上部ク
ラッド層3から成るクラッドが形成され、このクラッド
の中に、所望の角度で折返している石英系折返し導波路
4が埋設され、その折返し導波路4の折返し部4aの位
置にミラー5が配置された構造になっている。
【0004】このミラー導波路においては、例えば折返
し導波路4の一方の導波路に入射した光L1 は、折返し
部4aの位置に配置されているミラー5で反射し、他の
導波路から光L2 として出射する。このように、ミラー
導波路は光の進行方向をある程度自由に変更することが
できる。なお、図10において、折返し導波路と一緒に
クラッドに埋設されている突起6,6は、後述するよう
に、ミラー5を形成するときに利用する目合わせパター
ンである。
【0005】このミラー導波路は、従来、つぎのように
して製造されている。以下にその工程を、図4〜図9に
則して説明する。まず、例えばSiから成る基板1の上
に、火炎堆積法で石英ガラスの微粒子を堆積したのちこ
れをガラス化して、所望厚みの下部クラッド層2,コア
層7を順次形成する(図4)。
【0006】ついで、コア層7の上を全面に亘り、例え
ばスパッタ法によって薄いα−Si膜で被覆してマスク
層8を形成したのち、このマスク層8の上に、ホトレジ
ストを塗布して、形成すべき折返し導波路と目合わせパ
ターンを有するレジスト層9をパターニングする(図
5)。その後、RIBE装置またはRIE装置を用いた
ドライエッチングにより、コア層7に、目的とする折返
し導波路と目合わせパターンを形成する。すなわち、ま
ずレジスト層9をマスクにして例えばCBrF3 ガスを
用いてパターニングした部分以外のα−Si膜をエッチ
ング除去し、ついで、レジストのパターニング形状のま
まで残っているα−Si膜の部分層をマスクにして例え
ばC2 6 ガスを用いてコア層7の石英ガラスを下部ク
ラッド層2の境界までエッチング除去して、折返し導波
路4と目合わせパターン6,6を形成する(図6)。
【0007】形成された折返し導波路4と目合わせパタ
ーン6,6の上に残留しているα−Si層8をエッチン
グ除去したのち、その上から再び火炎堆積法によって石
英微粒子を堆積しそれをガラス化して所望厚みの上部ク
ラッド層3を形成して折返し導波路4と目合わせパター
ン6,6をクラッド内に埋設する(図7)。ついで、上
部クラッド層3の上を全面に亘り、例えばスパッタ法に
よってα−Si膜で被覆してマスク層10を形成し、そ
のマスク層10の上にホトレジストを塗布してレジスト
層11を形成したのち、ホトリソグラフィーによって、
配置すべきミラーに相当するパターン12を形成する
(図8)。このとき、パターン12は、その反射面にな
るべき個所が折返し導波路4の折返し部4aの直上に位
置するようにしてレジスト層11に形成される。具体的
には、ホトリソグラフィーにおいて、目合わせパターン
6,6を基準にして位置合わせがなされる。
【0008】レジスト層11をマスクにし、例えばCB
rF3 ガスを用いることにより、パターン12の下に位
置するα−Si膜をエッチング除去したのちレジスト層
11を除去し、ついで露出したマスク層(α−Si)1
0をマスクにし、例えばC26 ガスを用いてパターン
12の直下に位置する上部クラッド層3を下部クラッド
層2の境界までエッチング除去してミラー用スリット1
3を形成する(図9)。
【0009】ついで、表面に残っているα−Siのマス
ク層10をRIE装置で除去して上部クラッド層3の上
面を露出させたのち、上部クラッド層3の表面とミラー
用スリット13の表面に、例えば銀のような反射率の高
い材料を蒸着する。かくして、ミラー用スリット13の
表面すなわち折返し導波路4の折返し部4aにはミラー
5が配置されたことになる(図10)。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来のミラー
導波路の製造方法における難点は、図8で示したよう
に、配置すべきミラーに相当するパターン12を形成す
るときに、上部クラッド層3の全面が高反射材であるα
−Siのマスク層10で被覆されているので、そのマス
ク層10の下に位置している目合わせパターン6,6が
明瞭に視認できないことである。そのため、ホトレジス
トのパターニングにおける正確な位置合わせが非常に困
難になる。
【0011】ミラーの配置精度が劣る場合は、得られた
ミラー導波路の光損失が大きくなるので、この精度を高
めることはミラー導波路の実用化にとって極めて重大な
問題としてある。本発明は従来の方法における上記した
問題を解決し、目合わせパターンを視認しながらミラー
用のレジストパターンをパターニングすることができる
工程を含むミラー導波路の製造方法の提供を目的とす
る。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ために、本発明においては、上面にマスク層が形成され
ている石英系クラッドの中に埋設された石英系折返し導
波路の折返し部に、ミラー形成用の目合わせパターンを
基準にしてミラーを形成するに際し、前記マスク層のう
ち前記目合わせパターンの直上の部分のみがマスク層未
形成の状態でエッチング処理を行なってミラー用スリッ
トを形成し、ついで、前記ミラー用スリットにミラー用
材料を被着させてミラーを形成することを特徴とする石
英系ミラー導波路の製造方法が提供される。
【0013】
【作用】本発明によれば、ミラー用スリットをホトリソ
グラフィーで形成するときに、既に形成されている目合
わせパターンの直上には、高反射率のマスク層の部分が
存在していないので、その部分から目合わせパターンを
視認することができ、そのため精度の高いパターニング
を行うことができる。
【0014】
【実施例】
実施例1 図4〜図7に関して説明した方法と同様にして折返し導
波路と目合わせパターンをクラッド内に形成した。その
後、上部クラッド層3にα−Siのマスク層を形成する
に際し、図1で示したように、上部クラッド層3の表面
で、目合わせパターン6,6の上に位置する個所にマス
ク14,14を配置した。なお、マスク14,14の大
きさは目合わせパターン6,6が隠れる程度であれば充
分である。その状態で上部クラッド層3の全面をα−S
iで成膜し、ついで、上記したマスク14,14を除去
した。その結果、図2で示したように、上部クラッド層
3の上面には、マスク14,14に相当する個所1
4’,14’だけが被覆されていない状態でα−Siか
ら成るマスク層10が形成された。
【0015】これらの個所14’,14’からは上部ク
ラッド層3を通して目合わせ部分6,6を視認すること
ができるので、それら目合わせパターン6,6を基準と
しながら、以後は図8〜図10に関して説明した方法と
同様の方法でホトリソグラフィーを行い、ドライエッチ
ングを行なってミラー用スリットを形成し、そこに銀と
銅を2層に亘って蒸着してミラーとした。ミラーの配置
精度は、設計目標に対し±1.0μmであった。
【0016】実施例2 図7まで従来方法と同様に進め、更に上部クラッド層の
全面に従来とおなじようにしてα−Siから成るマスク
層を形成した。ついで、マスク層の上にホトレジストを
塗布してホトリソグラフィーを行い、図3で示したよう
に、目合わせパターン6,6の直上の部分14”,1
4”だけが除去されているレジスト層11を形成した。
【0017】その後、レジスト層11をマスクにして例
えばCBrF3 ガスを用いて上記の部分14”,14”
から露出するα−Siのマスク層10をエッチング除去
し、残余のレジスト層11も除去した。上部クラッド層
3の上には、目合わせパターン6,6の直上部分が除去
されているα−Siのマスク層10が存在するので、こ
の除去部から目合わせパターン6,6を視認しながら実
施例1と同様にしてミラーを配置した。
【0018】実施例3 図2で示したように、上部クラッド層3の上に、目合わ
せ部分6,6の直上部分が除去されているα−Siのマ
スク層10を形成した。ついで、マスク層10の全面に
中間レジストをスピンコートしたのち、目合わせパター
ンの直上部分14’,14’だけを覆った状態で、α−
SiまたはSiO2 をスパッタした。真上部分14’,
14’の覆いを除去し、その部分の中間レジストをRI
E装置によるO2 で除去した。
【0019】直上部分14’,14’から視認できる目
合わせパターン6,6を基準にしてホトレジストでミラ
ーに相当するパターンを形成したのち、RIE装置でド
ライエッチングを行いミラー用スリットを形成し、そこ
に銀と銅を2層蒸着してミラーとした。このような3層
レジスト法によっても、ミラーの配置精度が±1.0μm
であるミラー導波路を製造することができた。
【0020】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、本発明方
法によれば、目合わせパターンを視認しながらレジスト
のホトリソグラフィーを行うことができるので、ミラー
の配置精度は±1μm程度であり、非常に高くなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】目合わせパターンの直上にマスクを載置した状
態を示す斜視図である。
【図2】目合わせパターンの直上部が除去された状態で
α−Siのマスク層を形成した場合を示す斜視図であ
る。
【図3】目合わせパターンの直上部が除去された状態で
レジスト層を形成した場合を示す斜視図である。
【図4】基板の上に下部クラッド層とコア層を順次形成
した状態を示す断面図である。
【図5】折返し導波路と目合わせパターンをパターニン
グした状態を示す斜視図である。
【図6】折返し導波路と目合わせパターンを形成した状
態を示す斜視図である。
【図7】折返し導波路と目合わせパターンをクラッド内
に埋設した状態を示す斜視図である。
【図8】ミラー用のレジストパターンを形成した状態を
示す斜視図である。
【図9】ミラー用スリットを形成した状態を示す斜視図
である。
【図10】ミラー導波路を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 Si基板 2 下部クラッド層 3 コア層 4 折返し導波路 4a 折返し導波路4の折返し部 5 ミラー 6 目合わせパターン 7 コア層 8 マスク層(α−Si) 9 パターニングしたホトレジスト層 10 マスク層(α−Si) 11 ホトレジスト層 12 ミラー用のレジストパターン 13 ミラー用スリット 14 マスク 14’ 除去されたマスク層の部分 14” 除去されたレジスト層の部分
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 清水 健男 東京都千代田区丸の内2丁目6番1号 古 河電気工業株式会社内 (72)発明者 柳川 久治 東京都千代田区丸の内2丁目6番1号 古 河電気工業株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上面にマスク層が形成されている石英系
    クラッドの中に埋設された石英系折返し導波路の折返し
    部に、ミラー形成用の目合わせパターンを基準にしてミ
    ラーを形成するに際し、前記マスク層のうち前記目合わ
    せパターンの直上の部分のみがマスク層未形成の状態で
    エッチング処理を行なってミラー用スリットを形成し、
    ついで、前記ミラー用スリットにミラー用材料を被着さ
    せてミラーを形成することを特徴とする石英系ミラー導
    波路の製造方法。
JP2800992A 1992-02-14 1992-02-14 石英系ミラー導波路の製造方法 Pending JPH05224054A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100508336B1 (ko) * 2003-05-07 2005-08-17 광주과학기술원 반사 거울이 집적화된 광도파로의 제작방법 및 이를이용한 광연결구조

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100508336B1 (ko) * 2003-05-07 2005-08-17 광주과학기술원 반사 거울이 집적화된 광도파로의 제작방법 및 이를이용한 광연결구조

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