JPH0522330Y2 - - Google Patents

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JPH0522330Y2
JPH0522330Y2 JP3164888U JP3164888U JPH0522330Y2 JP H0522330 Y2 JPH0522330 Y2 JP H0522330Y2 JP 3164888 U JP3164888 U JP 3164888U JP 3164888 U JP3164888 U JP 3164888U JP H0522330 Y2 JPH0522330 Y2 JP H0522330Y2
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JP
Japan
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cover
divided
lower cover
sealing device
box
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JP3164888U
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は保温カバーのシール装置に関するもの
である。
(従来の技術) 高温物体の熱を外部に逃すことなく高温のまま
輸送する技術はこれまで数多く提案されている。
例えば製鉄所の連続鋳造設備より搬出される鋳
片を熱延工場へ運搬するために保温カバーを備え
た鋳片搬送用台車が使用されている。
この鋳片搬送用台車の保温カバーは初期のもの
は箱形であつたが、その後改良が加えられて、例
えば実開昭59−73008号公報には、スラブ運搬台
車に設けるスラブの保温ボツクスを上部ボツクス
と下部ボツクスとに2分割すると共に、上部ボツ
クスの取付け取外しにより開閉する可動式扉を下
部ボツクスの両側壁に設けたスラブの保温ボツク
スが開示されている。
(考案が解決しようとする課題) 前記従来技術は、高熱の鋳片を台車へ積込んだ
後上部ボツクスを載置することによつて開閉扉を
上昇させて下部ボツクスの左右両側壁に設けた開
口部を塞ぐように構成されており、上部ボツクス
着脱時におけるクレーンの揚程を低くすることが
でき、スラブの搭載量を多くして運搬することが
できるという利点がある。
しかしながら、保温ボツクスを上下に2分割し
たことによつて得られる前記効果とは反対に、2
分割したことによつて上部カバーと下部カバーと
の接触面間に熱歪等による隙間が生じ、この隙間
から放熱が生じるという点を解決しなければなら
ない技術的課題があつた。
(課題を解決するための手段) 本考案は上記技術的課題を有利に解決するため
になされたものであつて、保温カバーを上下に2
分割して上部カバーと下部カバーとで構成した保
温カバーにおいて、下部カバーの周壁上面を周長
方向に複数個に区分してそれぞれ区分された下部
カバーの上面に緩衝機構を介して上下動するシー
ル装置を設けたことを特徴とする保温カバーのシ
ール装置を要旨とするものである。
(作用) 本考案は、下部カバーの周壁上面を長さ方向に
複数個に区分して、その区切られた個々の下部カ
バー上面に緩衝機構を介して上下動可能にシール
装置を設けたことによつて、上部カバーの下端周
面に熱変形等による歪が生じても下部カバー上面
が緩衝機構により上下動して各区分毎にその歪を
吸収することができるので下部カバーと上部カバ
ーとの接触面に生じる隙間を小さくすることがで
きる。
(実施例) 第1図は本考案の実施例を示す平面図、第2図
イ及びロは第1図のA−Aにおける断面図であ
る。
本考案に係る下部カバー2の上面はその長さ方
向に上部を分割して複数個に区分している。即
ち、第1図に、2−1〜2−16に示すように下
部カバー2の上面は16個に区分されている。そし
て区分された個々の下部カバー上部は第2図イ及
びロに示すように、スプリング36を介してシー
ルプレート37を設けその上面に断熱材38を設
けてある。図中39はスプリング押え金物、40
はスプリング押え金物に固設したボルト、41は
ナツトである。
上部カバー16が下部カバー2上にない場合に
はスプリング36の作用でシールプレート37と
一体となつた断熱材38は第2図イのように上昇
した位置にある。この状態で断面を状とした断
熱材38と断面を状とした固定カバープレート
42とが遊嵌合するように形成してあるので熱の
移動を防止できる。
上部カバー16が降下して断熱材38に当接す
るとその後はスプリング36が圧縮されシールプ
レート37の下端が固定カバープレート42の内
面に当接して第2図ロの状態となつて降下が停止
する。この際スプリングカバー43の上端がスプ
リング押え金物39に当接するように構成してお
くとこの部分でも上部カバー16の荷重を支える
作用をなす。
なお図中41はナツトである。
(考案の効果) 本考案は以上述べたように構成したものである
から、上部カバーが高熱の鋳片を搬送中に熱歪に
よる変形が生じてその下端面に周長方向に凹凸が
生じても下部カバー上部に設けた複数個の緩衝機
構によつてその歪によつて生じる隙間を小さくす
るので、保温性に優れ、上部カバー及び下部カバ
ーを長期に亘つて使用できるから、省エネルギー
を作業性及び経済性の点で優れた効果を奏するも
のである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例を示す平面図、第2図
イ及びロは本考案の実施例を示す断面図である。 2は下部カバー、2−1〜2−16は区分され
た下部カバー上部、16は上部カバー、36はス
プリング、37はシールプレート、39はスプリ
ング押え金物、42は固定カバープレート、43
はスプリングカバー。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 保温カバーを上下に2分割して上部カバーと下
    部カバーとで構成した保温カバーにおいて、下部
    カバーの周壁上面を周長方向に複数個に区分して
    それぞれ区分された下部カバーの上面に緩衝機構
    を介して上下動するシール装置を設けたことを特
    徴とする保温カバーのシール装置。
JP3164888U 1988-03-11 1988-03-11 Expired - Lifetime JPH0522330Y2 (ja)

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JP3164888U JPH0522330Y2 (ja) 1988-03-11 1988-03-11

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JP3164888U JPH0522330Y2 (ja) 1988-03-11 1988-03-11

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Publication Number Publication Date
JPH01135105U JPH01135105U (ja) 1989-09-14
JPH0522330Y2 true JPH0522330Y2 (ja) 1993-06-08

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JPH01135105U (ja) 1989-09-14

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