JPH0522253Y2 - - Google Patents

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JPH0522253Y2
JPH0522253Y2 JP4886390U JP4886390U JPH0522253Y2 JP H0522253 Y2 JPH0522253 Y2 JP H0522253Y2 JP 4886390 U JP4886390 U JP 4886390U JP 4886390 U JP4886390 U JP 4886390U JP H0522253 Y2 JPH0522253 Y2 JP H0522253Y2
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stirring
cylindrical ring
container
stirring blades
rotating shaft
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JP4886390U
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  • Mixers Of The Rotary Stirring Type (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は高粘稠液を対象とする攪拌装置に関す
る。
(従来の技術) 従来この種の攪拌装置としては、例えば第3図
で示すように、処理容器a内中心に設けた垂直回
転軸bと、その外側で回転するU字形の回動部材
cから夫々突設した攪拌翼d,eを互いに上下食
違いに組合せて回転させることにより容器a内で
液を乱流により攪拌し、通常は容器壁をジヤケツ
トg形式として、これに熱媒又は冷媒を循環させ
て熱管理を行ないつつ作業するを一般とする。
(考案が解決しようとする課題) しかるに、上記従来手段による場合、低粘稠液
の処理では問題視されないが、高粘稠液を処理す
る場合は、該粘稠液が第3図の仮線で示すように
回転軸b、U字形回転部材cおよびこれらの攪拌
翼d,eに付着したまゝの状態で回動するのみで
攪拌が行われず、又熱管理も充分に完遂できない
等の不都合を生じ、高粘稠液の攪拌並びに熱管理
には不適であつた。
(課題を解決するための手段) 本考案は上記に鑑み、特に高粘稠液の攪拌に好
適な装置を提供することを目的とするもので、容
器の中心部に設けた垂直回転軸に、その長さ方向
において適宜間隔に複数の攪拌翼を側方に突設
し、各攪拌翼の直上又は直下に位置させて夫々垂
直回転軸に対し間隔を存して同心的に囲繞する適
宜高さの円筒環を、垂直回転軸の外側で該回転軸
と速度差を以つて回転する回転部材の内側に夫々
連結部材により一体に連結すると共に攪拌翼と円
筒環を1組として各組間に適当な間隔を形成した
ことを特徴とする。
(作用) 本考案において攪拌翼3と円筒環4を一組とす
る回転部において攪拌翼3の直上に位置して円筒
環4を設けた場合は、第1図で矢印イで示すよう
に攪拌翼3の回転により液は外方に送り出される
ため攪拌翼3の基部側は減圧し、このため上方の
液は円筒環4内を経て同図ロで示すように該減圧
部分に吸引される結果、円筒環4内部では上方か
ら下方への液流を生じ、各組における上記の液流
作動によつて容器1においては中心部で下向き
で、外周部では上向きの対流を生じ、実際には攪
拌翼3の回転による旋回流を伴つて液は絶えず循
環しつつ流動し、従つて容器1の壁面および内部
の各回転部分に粘稠物が固形状に付着することな
く、円滑な流動によつて攪拌作動が行なわれると
共に垂直回転軸2と回転部材6の速度差による回
転に伴う攪拌翼3と円筒環4の相互回転による剪
断作用によつて粘稠液の分散が効率的に行なわれ
る。
尚、攪拌翼3の直下に円筒環4を位置させた場
合は、容器1内における液流は、中心部において
上向きで、外周部では下向きの対流となる。
又、以上の作用において容器1をジヤケツト形
式として、これに熱媒又は冷媒を循環させて熱管
理を施しつつ攪拌し得る。
(実施例) 本考案の実施例を図面について説明する。
図面において、1は円筒状の処理容器で、その
中心部に適宜の駆動源(図示せず)で回転する垂
直回転軸2を設け、該回転軸2の長さ方向におい
て適宜間隔を存して複数の攪拌翼3を側方に突出
させて設けた。図示例では3個の攪拌翼3を設け
たもので、そのいづれも平板状のものを示すが、
これを軸線に対し捩れた翼板とすることもある。
4は各攪拌翼3の直上に位置させ、垂直回転軸
2に対し間隔を存して同心的に囲繞させた適宜高
さの円筒環で、該攪拌翼3と円筒環4とを一組と
して図示例のものはその3組を各組の間に適宜の
間隔7を形成して設けたが、その数は任意に増減
し得る。
各組の円筒環4は、容器1内において垂直回転
軸2の外側で軸6aにより回転するU字状の回転
部材6の内側に夫々連結部材5によつて一体に固
着し、該回転部材6は垂直回転軸2と反対方向に
任意の速度で回転させるか、又は回転軸2と速度
差を以つて同方向に回動させ、従つてこれに固着
した円筒環4を夫々の攪拌翼3に対し速度差を以
つて回転させるようにした。
又、円筒環4の固着用連結部材5を捩れ板状と
して、その回動により液流のドラフト作用を助長
させることもできる。
図中8は容器1の内壁面と摺擦して壁面の付着
物を掻取るようにしたU字状回転部材6の外側に
設けたスクレイパを示す。
(考案の効果) 本考案によるときは、容器内における攪拌翼と
円筒環の回転により容器内中心部においては円筒
環内を下向き又は上向きの軸流を起生させ、これ
に伴い外周部に生ずる液流により上下方向の対流
による強力なドラフト作用が絶えず円滑に行なわ
れて液が沈滞することがなく、しかも攪拌翼と円
筒環との速度差による回転によつて剪断作用も行
なわれるので高粘稠液の攪拌処理においても粘稠
物質が容器壁面および回転機構部に付着固化する
ことによる弊害を防止でき高粘稠液の攪拌処理を
安易にした効果を有する。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示すもので、第1図は
截断側面図、第2図は平面図、第3図は従来装置
の截断側面図である。 1……容器、2……垂直回転軸、3……攪拌
翼、4……円筒環、5……連結部材、6……回転
部材、7……間隔。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 容器1の中心部に設けた垂直回転軸2に、その
    長さ方向において適宜間隔に複数の攪拌翼3を側
    方に突設し、各攪拌翼3の直上又は直下に位置さ
    せて夫々垂直回転軸2に対し間隔を存して同心的
    に囲繞する適宜高さの円筒環4を、垂直回転軸2
    の外側で該回転軸2と速度差を以つて回転する回
    転部材6の内側に夫々連結部材5により一体に連
    結すると共に攪拌翼3と円筒環4を1組として各
    組間に適当な間隔7を形成して成る高粘稠液攪拌
    装置。
JP4886390U 1990-05-10 1990-05-10 Expired - Lifetime JPH0522253Y2 (ja)

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JP4886390U JPH0522253Y2 (ja) 1990-05-10 1990-05-10

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JP4886390U JPH0522253Y2 (ja) 1990-05-10 1990-05-10

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Publication Number Publication Date
JPH02147223U JPH02147223U (ja) 1990-12-13
JPH0522253Y2 true JPH0522253Y2 (ja) 1993-06-08

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JP4886390U Expired - Lifetime JPH0522253Y2 (ja) 1990-05-10 1990-05-10

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