JPH05222110A - 薄膜形成装置 - Google Patents

薄膜形成装置

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JPH05222110A
JPH05222110A JP5788291A JP5788291A JPH05222110A JP H05222110 A JPH05222110 A JP H05222110A JP 5788291 A JP5788291 A JP 5788291A JP 5788291 A JP5788291 A JP 5788291A JP H05222110 A JPH05222110 A JP H05222110A
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JP
Japan
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thin film
plasma
vacuum
reactor
cartridge container
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Application number
JP5788291A
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English (en)
Inventor
Keiichiro Sano
慶一郎 佐野
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Suzuki Motor Corp
Original Assignee
Suzuki Motor Corp
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Publication date
Application filed by Suzuki Motor Corp filed Critical Suzuki Motor Corp
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  • Polymerisation Methods In General (AREA)
  • Other Resins Obtained By Reactions Not Involving Carbon-To-Carbon Unsaturated Bonds (AREA)

Abstract

(57)【要約】 〔目的〕 多大な時間と手間を要する真空反応器内の洗
浄工程を省略し、生産性を向上させ、形成される薄膜の
品質を高めることを目的とする。 〔構成〕 真空容器内に収まる交換可能なカートリッジ
容器を有し、そのカートリッジ容器内において部品表面
上への薄膜形成を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、樹脂あるいは金属、セ
ラミックス等の基体表面上に、有機、無機、金属等の皮
膜を形成する薄膜形成装置に関する。より具体的には、
自動車の樹脂性ヘッドランプレンズ、透明樹脂サンルー
フ、オートバイの透明樹脂性風防等への透明硬質薄膜形
成、あるいは船外機の金属部品への防錆薄膜形成に用い
る薄膜形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、自動車のヘッドランプレン
ズ、風防、サンルーフ等の材料として、無機ガラス以外
に、軽量でかつ加工性に優れるという利点から、透明樹
脂、特にポリカーボネートが用いられている。
【0003】しかし、ポリカーボネートは、耐擦傷性、
耐候性において、無機ガラスに著しく劣るという欠点を
有している。
【0004】樹脂が有するこのような欠点を補うため、
樹脂の表面に、プラズマCVD法、プラズマ重合法(特
開昭62−50338号公報)、真空蒸着法、スパッタ
リング法(特開昭62−240762号公報)、イオン
プレーティング法により、種種の無機、金属、有機皮膜
及び混合皮膜をコーティングして、耐擦傷性、耐候性を
向上させる技術が知られている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記技術の多
くは、真空反応器中で樹脂等の基材表面上に薄膜を形成
するため、同時に目的の基材表面以外の反応器内全面に
薄膜が付着し、反応器を汚染してしまうという欠点があ
った。真空反応器内に以前の薄膜形成時に付着した汚染
物質を残したまま、次の薄膜形成を行うと、汚染物質が
スパッタされ(あるいは蒸発し)、薄膜内に取り込まれ
てしまう。特に前回と異なる種類の薄膜をコーティング
する際、その物質が薄膜に混入し不純物を含有する皮膜
となってしまい、問題となる。
【0006】従って、従来の装置においては、多大な時
間を費して、手作業で、有機溶剤等を用いて真空反応器
内を洗浄する必要があり、生産性が著しく悪いという問
題があった。さらに、真空反応器は、ガスおよび真空配
管等が複雑に接続し、形状が複雑であるため、洗浄に手
間がかかり、かつ完全に汚染物質を除去するのは困難で
あった。
【0007】上記の課題に鑑み、本発明の目的は、真空
反応器内の汚染物質を容易かつ完全に洗浄することがで
き、生産性を向上させることができる薄膜形成装置を提
供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の薄膜形成装置
は、真空反応器と該真空反応器内に収まる交換可能なカ
ートリッジ容器を有し、そのカートリッジ容器内におい
て部品表面上への薄膜形成を行うことを特徴とする。カ
ートリッジ容器には、皮膜形成に必要なプラズマ、イオ
ン等が通過するための開口部のほか、真空ポンプ等から
なる排気手段へとつながる開口部を設けらることができ
る。また、カートリッジ容器は、ステンレス、アルミ等
の金属等を用いて作ることができ、その形状は、真空反
応器内に収まるものであれば、特に限定されない。例え
ば、SUS304製(厚さ1mm程度)の円筒形のもの
を作成することができる。さらに、カートリッジ容器内
には、処理の対象となる樹脂等の材料からなる部品を支
持または設置するための設置台等の支持手段を設けるこ
とができる。
【0009】本発明の薄膜形成装置によれば、処理され
る部品に付着した以外の薄膜は、カートリッジ容器内に
付着するため、真空反応器は、まったく汚染されない。
また、汚染されたカートリッジ容器は、洗浄された別の
カートリッジ容器に容易に交換できる。
【0010】本発明において採用できるプラズマ重合方
法は、公知のものでよく、特に限定されないが、図1に
示すように、マイクロ波ECRプラズマCVD(Electr
onCyclotron Resonance Plasma Chemical Vapor Deposi
tion) 装置を利用して、本発明の薄膜形成装置とするこ
とができる。他に、内部電極容量型、外部電極容量型あ
るいは外部電極誘導型等のプラズマ重合装置をも利用す
ることができる。また、放電方式は高周波放電、マイク
ロ波放電もしくは低周波放電等のいずれでもよく特に限
定されない。
【0011】本発明の装置により処理される基材は、特
に限定されず、一般によく用いられる有機高分子化合
物、例えばポリカーボネート、ポリメタクリル酸メチル
等の樹脂を挙げることができる。また、樹脂以外の無機
ガラス等のセラミックス材料であっても何らさしつかえ
ない。
【0012】プラズマ重合を利用する場合に使用するプ
ラズマ重合性モノマー化合物(有機化合物)は、プラズ
マ重合により皮膜を形成するモノマーであればいずれの
モノマーでもよく、特に限定されない。モノマー中に金
属原子及びフッ素、ケイ素、リン、イオウ等の炭素以外
の原子を含んでも何らさしつかえない。モノマーは、1
種もしくは2種以上併用してもよい。特に、透明で、光
沢性、耐擦傷性及び耐候性を付与するためには、有機ケ
イ素化合物及びフッ素化合物モノマーが望ましい。ま
た、有機ケイ素化合物及びヨウ素、臭素等のアクセプタ
ー分子や金属原子を含むモノマー等を使用すれば薄膜表
面に帯電防止効果も付与できる。有機ケイ素系化合物と
しては、例えば、テトラクロロシラン、メチルトリクロ
ロシラン、ジメチルジクロロシラン、トリメチルクロロ
シラン、メチルシラン、ジメチルシラン、トリメチルシ
ラン、テトラメチルシラン、テトラメトキシシラン、メ
チルトリメトキシシラン、ジメチルジメトキシシラン、
トリメチルメトキシシラン、フェニルトリメトキシシラ
ン、ビニルトリメトキシシラン、γ−メタクリロキシプ
ロピルトリメトキシシラン、アリルシラン、γ−グリシ
ドキシプロピルトリメトキシシラン、γ−アミノプロピ
ルトリメトキシシラン、γ−クロロプロピルトリクロロ
シラン等を挙げることができる。フッ素系化合物として
は、例えば、モノフルオロメタン、ジフルオロメタン、
トリフルオロメタン、モノフルオロジクロロメタン、モ
ノフルオロエタン、トリフルオロエタン、テトラフルオ
ロエタン、ペンタフルオロエタン、ジフルオロジクロロ
エタン、トリフルオロトリクロロエタン、モノフルオロ
プロパン、トリフルオロプロパン、ペンタフルオロプロ
パン、ジフルオロジクロロプロパン、テトラフルオロジ
クロロプロパン、モノフルオロ−n−ブタン、トリフル
オロ−n−ブタン、テトラフルオロ−n−ブタン、オク
タフルオロ−n−ブタン、ジフルオロ−n−ブタン、モ
ノフルオロイソブタン、ジフルオロイソブタン、ペンタ
フルオロイソブタン、モノフルオロジクロロ−n−ブタ
ン、ジフルオロジクロロイソブタン、テトラフルオロジ
クロイソブタン等を挙げることができる。
【0013】また、必要に応じて、樹脂等の基材表面
へ、第1層のプラズマ重合皮膜形成後、引き続き第1層
とは異なる1種もしくは2種以上混合のモノマーによ
り、第2層のプラズマ重合皮膜を形成させてもよい。こ
のとき、積層の数は特に限定されない。例としては、ま
ずプロパルギルアルコールやメチルメタクリレート等の
酸素原子を含むモノマーによる親水性のプラズマ重合膜
を形成させ、次に疎水性であるテトラメチルシラン等の
有機ケイ素化合物モノマーによるプラズマ重合皮膜を形
成させることができる。
【0014】このように複数の層を積層する場合におい
ても、本発明の薄膜形成装置によれば、不純物の少ない
層を極めて効率よく積層することができる。
【0015】さらに、樹脂等の基体表面への薄膜形成方
法としては、プラズマ重合法のほか、適当な皮膜を形成
できる方法であれば、他の方法であってもよい。例え
ば、反応器内にZnO、ITO、Cu等の金属ターゲッ
ト材を設置し金属薄膜を形成させるスパッタ蒸着法、ポ
リイミドやポリアミド等の高分子薄膜を形成させる蒸着
重合法、あるいは、真空蒸着法、イオンデポジション法
等の薄膜形成方法へも、本発明の薄膜形成装置を応用で
きる。
【0016】
【実施例】以下に、本発明の薄膜形成装置の具体例を図
面に基づき説明する。
【0017】図1は本発明方法の一実施例に係る薄膜形
成装置の全体構成、図2は実施例の装置へのヘッドラン
プレンズ3及びカートリッジ容器15の設置方法、図3
はヘッドランプレンズ3及びカートリッジ15を設置し
た実施例の装置の側面図を示す。なお、図4には、本発
明により製造したヘッドランプレンズの断面図を示す。
【0018】図1の10はマイクロ波発振部で、ここで
は2450MHzのマイクロ波電源を使用し、出力は3
kWとした。このマイクロ波発振部10で発生したマイ
クロ波は真空のプラズマ発生部9に印加され、プラズマ
が発生する。すなわち、図1ではマイクロ波ECRプラ
ズマCVD(Electron Cyclotron Resonance PlasmaCh
emical Vapor Deposition) 装置を使用している。
【0019】本発明の装置を使用して薄膜を形成する場
合には、例えば、次のような手順で操作を行うことがで
きる。
【0020】まず、図2に示す様に、真空反応器1の反
応器扉1aを開け、カートリッジ容器15内の設置台4
上にヘッドランプレンズ3を設置し、カートリッジ容器
15を真空反応器1内に入れる。この時、プラズマ吹出
口2aを全てカートリッジ側吹出口2a’と一致させ、
ヘッドランプレンズ3は分配管2の吹出口2aから放出
されるプラズマガスがヘッドランプレンズ3の表面に均
一に照射される様に設置する。図1および図3に示され
る様に、ヘッドランプレンズ3は分配管2の下部に位置
し、ヘッドランプレンズ3の中心部が分配管2の中心部
と一致するよう設置される。カートリッジ容器15を真
空反応器1内に設置後、カートリッジ容器扉15aと真
空反応器扉1aは完全に閉じられる。
【0021】そして、図1の真空反応器1とカートリッ
ジ容器15内の圧力を真空ポンプ7により10-3Tor
rまで減圧する(このとき排気コントロールバルブ5は
全開、真空ポンプ7は冷却トラップ6で常時冷却され
る)。次にコントロールバルブ11aを開け、ボンベ1
2の不活性ガス、ここではアルゴンガス、をプラズマ発
生部9内に導入し、真空反応器1とカートリッジ内の圧
力を10-1〜1Torrとする(このとき、モノマー化
合物13のコントロールバルブ11b、及び排気コント
ロールバルブ5は閉じられている)。コントロールバル
ブ11aを調節して不活性ガス流量を約20cc(ST
P)/minの一定量にし、排気コントロールバルブ5
を調節して真空反応器1内の圧力を10-1〜1Torr
に保ち、マイクロ波発振部10を作動させプラズマ発生
部9内に酸素プラズマを発生させる。発生したプラズマ
ガスは導入管15を通じて真空反応器1内の分配管2の
各吹出口2aから均等に設置台4上のヘッドランプレン
ズ3の表面に1〜5分間吹き付けられ、プラズマ処理が
行われる。ヘッドランプレンズ3の表面がエッチングさ
れ薄膜の接着性が高まる。マイクロ波発振部10のスイ
ッチを切りプラズマを消滅させ、コントロールバルブ1
1aを閉じ、プラズマ処理を終了する。
【0022】再び真空ポンプ7にて減圧して圧力10-3
Torrとする。次にコントロールバルブ11bを開け
てボンベ13のモノマー化合物を導入管14の途中から
流入させる(コントロールバルブ11bを調節し、例え
ばモノマー化合物流量を40cc(STP)/minと
する)。そして上記モノマー化合物流入と同時に、再び
コントロールバルブ11aを開けてボンベ12の不活性
ガス、ここではアルゴンガスをプラズマ発生部9内に導
入する(コントロールバルブ11bを調節し、不活性ガ
ス流量を10cc(STP)/minとする)。真空反
応器1とカートリッジ容器15内の圧力を、排気コント
ロールバルブ5を調節して10-1〜1Torrに保ち、
マイクロ波発振部10を作動させ、プラズマ発生部9内
にアルゴンプラズマを発生させる。発生したアルゴンプ
ラズマガスが導入管14を通る途中に、モノマー化合物
13が流入され、混合プラズマガスとなり、真空反応器
1内の分配管2の吹出口2a(すなわちカートリッジ容
器15にある吹出口2a’)から均等に設置台4上のヘ
ッドランプレンズ3表面に約10分間吹き付けられプラ
ズマ重合皮膜が形成される。マイクロ波発振部10のス
イッチを切り、プラズマを消滅させ、コントロールバル
ブ11a及び11bを閉じ、プラズマ重合を終了する。
【0023】そして再び真空ポンプ7にて減圧して圧力
を10-3Torrとする。真空ポンプ7を停止し、真空
反応器1内の圧力を大気圧に戻し、真空反応器扉1aと
カートリッジ容器扉15aを開き、ヘッドランプレンズ
3を取り出す。ヘッドランプレンズ3の表面に数μmの
表面硬度が高く、耐擦傷性、耐候性を有する透明なプラ
ズマ重合皮膜を形成した樹脂製ヘッドランプレンズが完
成する(図4)。皮膜形成工程での未反応モノマー及び
不活性ガスは、真空ポンプ7を通じて完全に回収され、
再利用される。
【0024】その後、本発明装置においてはトリクレン
洗浄済みのカートリッジ容器15(洗浄前には、上記同
様モノマー化合物による皮膜形成に使用したもの)に交
換し、真空反応器1内に残存する上記フッ素系化合物の
プラズマ重合膜(汚物)を取り除くことができる。な
お、従来装置においては、真空反応器1内を、例えば、
トリクレン拭きによって洗浄する。
【0025】上述の手順に従って、本発明の装置によ
り、まず、フッ素系モノマー化合物のプラズマ重合皮膜
を、その後に、ケイ素系モノマー化合物のプラズマ重合
皮膜を、別々のヘッドランプレンズ上に形成し、従来の
装置により同様な皮膜を形成した場合と比較した。
【0026】ここで、ヘッドランプレンズは、外形寸法
が重量200g、長さ200×奥行き70×幅130m
mで、肉厚が約4mm均一、断面が略U字状に成形され
たものである。
【0027】本発明の装置と従来装置について、生産性
の比較、および、それぞれの装置により処理されたヘッ
ドランプレンズの表面の分析を行った。
【0028】上述の2種類のヘッドランプの製造工程に
費やす時間(真空反応器内に残存するプラズマ重合膜の
除去を含む)を、本発明の装置と従来装置にて比較する
と、本発明の具体例の装置では約50分、従来の装置で
は約110分であった。ここで、ヘッドランプレンズの
トリクロロエタン蒸気による洗浄は5分、アルゴンプラ
ズマ処理が1分、各モノマー化合物によるプラズマ重合
が10分であった。
【0029】また、本発明の具体例の装置と従来の装置
により製造したケイ素系皮膜を形成させたヘッドランプ
レンズの表面のESCA(electron spectroscopy for
chemical analysis )スペクトルを図5に示す。
【0030】本発明の具体例の装置においては、前回の
皮膜形成時のフッ素化合物はすべてカートリッジ容器内
部に付着し、新しく清潔なカートリッジ容器に交換され
るので、反応器は清潔な状態にある。従って、本発明の
実施例においてはフッ素化合物のピークが発生しなかっ
た。
【0031】しかし、従来装置においては、690eV
のFlsのピークが発生している。これは、真空反応器
内の洗浄が不完全で、前回のフッ素系化合物が残存して
いたため、ケイ素皮膜内にフッ素化合物が取り込まれて
しまったものと考えられる。
【0032】
【発明の効果】本発明の薄膜形成装置を用いた場合、時
間のかかる真空反応器内の洗浄工程を省略でき、従来の
装置に比べて著しく生産性を向上させることができる。
カートリッジ容器を複数準備し、汚染時には、洗浄済み
の容器と随時交換し、薄膜形成を効率的に行うことがで
きる。
【0033】また、本発明の装置においては、カートリ
ッジ容器を新たなものに取り替えるだけで、真空反応器
内を清潔に保つことができるので、不純物質を含まない
高品質な薄膜形成が可能となる。
【0034】さらに、カートリッジ容器は、薄膜形成装
置本体から取り外して洗浄できるので、薄膜形成装置本
体を洗浄する必要がなく、本体を傷めることがないとい
う利点を有する。
【0035】本発明の薄膜形成装置は、生産性に優れ、
形成される皮膜が高品質であるので、自動車のヘッドラ
ンプレンズ、風防、サンルーフ等の製造において、プラ
ズマ重合性モノマー化合物の皮膜を、樹脂または無機ガ
ラス、セラミックス材料等の表面に形成するために広く
利用できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の薄膜形成装置の具体例の全体構成を示
す側面図(真空容器については断面図)である。
【図2】図1の装置へのヘッドランプレンズ及びカート
リッジ容器の設置方法を示す。
【図3】ヘッドランプレンズ及びカートリッジ容器を設
置した図1の装置の断面図を示す。
【図4】本発明の薄膜形成装置により処理されたヘッド
ランプレンズの断面図を示す。
【図5】本発明の薄膜形成装置と従来装置によりプラズ
マ重合皮膜を形成したヘッドランプレンズ表面のESC
Aスペクトルをそれぞれ示す。
【符号の説明】
1 真空反応器 1a 真空反応器扉 2 分配管 2a 吹出口 2a’ カートリッジ側吹出口 3 ヘッドランプレンズ 4 設置台 5 排気コントロールバルブ 6 冷却トラップ 7 真空ポンプ 8 マグネットコイル 9 プラズマ発生部 10 マイクロ波発振部 11a〜d コントロールバルブ 12 不活性ガス 13 モノマー化合物 14 導入管 15 カートリッジ容器 15a カートリッジ容器扉 21 ヘッドランプレンズ断面 22 ヘッドランプ表面 23 プラズマ重合皮膜

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 真空反応器と該真空反応器内に収まる交
    換可能なカートリッジ容器を有し、そのカートリッジ容
    器内において部品表面上への薄膜形成を行うことを特徴
    とする薄膜形成装置。
JP5788291A 1991-02-28 1991-02-28 薄膜形成装置 Pending JPH05222110A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000345347A (ja) * 1999-06-09 2000-12-12 Koito Mfg Co Ltd 自動車用プラスチック部品の保護膜形成方法
JP2011116182A (ja) * 2009-12-01 2011-06-16 Kojima Press Industry Co Ltd 自動車用樹脂ガラス及びその製造方法

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