JPH05222046A - 含フッ素フタロシアニン化合物及びその製造方法 - Google Patents

含フッ素フタロシアニン化合物及びその製造方法

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JPH05222046A
JPH05222046A JP4029484A JP2948492A JPH05222046A JP H05222046 A JPH05222046 A JP H05222046A JP 4029484 A JP4029484 A JP 4029484A JP 2948492 A JP2948492 A JP 2948492A JP H05222046 A JPH05222046 A JP H05222046A
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JP
Japan
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difluoro
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phthalonitrile
bis
carbon atoms
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JP4029484A
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English (en)
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Hideki Ito
秀記 伊東
Norie Tamaura
教江 玉浦
Osamu Kaieda
修 海江田
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Nippon Shokubai Co Ltd
Original Assignee
Nippon Shokubai Co Ltd
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Publication date
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  • Disinfection, Sterilisation Or Deodorisation Of Air (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 有機溶剤又は水に可溶性で、脱臭剤又は酸化
還元触媒として有用な含フッ素フタロシアニン化合物及
びその製造方法を提供する。 【構成】 次の式(I): 【化1】 〔式中、R1 〜R8 はそれぞれ独立にフッ素原子又は−
SZ基(ここで、Zは炭素原子数1〜4個のアルキル
基、又はフェニルもしくはナフチル基を表わし、該フェ
ニル又はナフチル基は炭素原子数1〜4個のアルキル基
により、ハロゲンにより又はスルホン酸基により1〜4
ヶ所置換されていてもよい)を表わし;MはFe,Co
又はNiを表わし;COはカルボニル基を表わし;そし
てnは1〜4の数を表わす〕により表わされる含フッ素
フタロシアニン化合物;並びにその製造方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は新規な含フッ素フタロシ
アニン化合物、及びその製造方法に関する。この化合物
は特に、脱臭剤、酸化還元反応における触媒等として好
適である。
【0002】
【従来の技術】本発明の含フッ素フタロシアニン化合物
及びその製造方法は今まで報告されていない。また、フ
タロシアニン化合物を脱臭剤又は酸化還元用触媒として
用いる例は特開昭62−111985に記載されている
が、これらの化合物は有機溶剤又は水にほとんど溶解し
ないため塗布することができず用途が制限されていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従って本発明は、脱臭
能又は酸化還元触媒能を有し、且つ有機溶剤又は水に溶
解しやすいフタロシアニン化合物を提供しようとするも
のである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者は上記の課題を
解決すべく鋭意研究を行った結果、フタロシアニン化合
物の中心金属原子にカルボニル基を配位させることによ
って有機溶剤への溶解度を上げ、且つ触媒能を向上させ
ることができ、さらにフタロシアニン環にアルキル基、
アリール基又は置換アリール基を導入することにより有
機溶剤及び水に対する溶解度を上げることができること
を見出し、本発明を完成した。
【0005】従って本発明は、次の式(I):
【0006】
【化4】
【0007】〔式中、R1 〜R8 はそれぞれ独立にフッ
素原子、−OY基又は−SZ基(ここで、Y及びZは炭
素原子数1〜4個のアルキル基、又はフェニルもしくは
ナフチル基を表わし、該フェニル又はナフチル基は炭素
原子数1〜4個のアルキル基により、炭素原子数1〜4
個のアルコキシ基により、ハロゲンにより又はカルボキ
シル基により1〜4ヶ所置換されていてもよい)を表わ
し;MはFe,Co又はNiを表わし;COはカルボニ
ル基を表わし;そしてnは1〜4の数を表わす〕により
表わされる新規なフタロシアニン化合物を提供する。
【0008】本発明はさらに、次の式(II):
【0009】
【化5】
【0010】〔式中、P及びQはそれぞれ独立にフッ素
原子、−OY基又は−SZ基(ここで、Y及びZは炭素
原子数1〜4個のアルキル基、又はフェニルもしくはナ
フチル基を表わし、該フェニル又はナフチル基は炭素原
子数1〜4個のアルキル基により炭素原子数1〜4個の
アルコキシ基により、ハロゲンにより又はカルボキシル
基により1〜4ヶ所置換されていてもよい)を表わす〕
により表わされるフタロニトリル誘導体と、次の式(II
I ): Mm (CO)n (式中、MはFe,Co又はNiを表わし;mは1〜3
の整数を表わし;そしてnは1〜12の整数を表わす)
により表わされる金属カルボニル化合物とを反応せしめ
ることを特徴とする、前記式(I)で表わされるフタロ
シアニン化合物の製造方法を提供する。
【0011】
【具体的な説明】前記式(I)におけるR1 〜R8 、又
は前記式(II)におけるPもしくはQとしての−OY又
は−SZにおけるY及びZのアルキル基としては、メチ
ル基、エチル基、n−プロピル基、イソプロピル基、n
−ブチル基、イソブチル基、tert−ブチル基が挙げ
られる。Y及びYZであるフェニル基又はナフチル基の
置換基としてのアルキル基も上記のアルキル基であるこ
とができる。
【0012】R1 〜R8 は好ましくはフッ素原子、低級
アルキルチオ基又はフェニルチオ基である。本発明のフ
タロシアニン化合物(I)の製造のための出発物質であ
るフタロニトリル誘導体(II)としては、例えば 3,4,5,6−テトラフルオロフタロニトリル、3,
6−ジフルオロ−4,5−ビスメチルチオフタロニトリ
ル、3,6−ジフルオロ−4,5−ビスエチルチオフタ
ロニトリル、3,6−ジフルオロ−4,5−ビスブチル
チオフタロニトリル、3,6−ジフルオロ−4,5−ビ
ス(ターシャルブチルチオ)フタロニトリル、3,6−
ジフルオロ−4,5−ビスフェニルチオフタロニトリ
ル、3,6−ジフルオロ−4,5−ビス(エチルフェニ
ルチオ)フタロニトリル、3,6−ジフルオロ−4,5
−ビス(プロピルフェニルチオ)フタロニトリル、3,
6−ジフルオロ−4,5−ビス(ブチルフェニルチオ)
フタロニトリル、3,6−ジフルオロ−4,5−ビス
(ターシャルブチルフェニルチオ)フタロニトリル、
3,6−ジフルオロ−4,5−ビス(2−ナフチルチ
オ)フタロニトリル、3,6−ジフルオロ−4,5−ビ
ス(o−トリルチオ)フタロニトリル、3,6−ジフル
オロ−4,5−ビス(p−トリルチオ)フタロニトリ
ル、3,6−ジフルオロ−4,5−ビス(m−トリルチ
オ)フタロニトリル、3,6−ジフルオロ−4,5−ビ
ス(2,4−キシリルチオ)フタロニトリル、3,6−
ジフルオロ−4,5−ビス(2,3−キシリルチオ)フ
タロニトリル、3,6−ジフルオロ−4,5−ビス
(2,6−キシリルチオ)フタロニトリル、3,6−ジ
フルオロ−4,5−ビス(o−クロルフェニルチオ)フ
タロニトリル、3,6−ジフルオロ−4,5−ビス(p
−クロルフェニルチオ)フタロニトリル、3,6−ジフ
ルオロ−4,5−ビス(2,4−ジクロルフェニルチ
オ)フタロニトリル、3,6−ジフルオロ−4,5−ビ
ス(2,6−ジクロルフェニルチオ)フタロニトリル、
3,6−ジフルオロ−4,5−ビス(o−フルオロフェ
ニルチオ)フタロニトリル、3,6−ジフルオロ−4,
5−ビス(p−フルオロフェニルチオ)フタロニトリ
ル、3,6−ジフルオロ−4,5−ビス(2,3,5,
6−テトラフルオロフェニルチオ)フタロニトリル 3,5,6−トリフルオロ−4−メトキシフタロニトリ
ル、3,5,6−トリフルオロ−4−エトキシフタロニ
トリル、3,5,6−トリフルオロ−4−ブトキシフタ
ロニトリル、3,5,6−トリフルオロ−4−ターシャ
リブトキシフタロニトリル、3,5,6−トリフルオロ
−4−フェノキシフタロニトリル、3,5,6−ジフル
オロ−4−(エチルフェノキシ)フタロニトリル、3,
5,6−ジフルオロ−4−(プロピルフェノキシ)フタ
ロニトリル、3,5,6−ジフルオロ−4−(ブチルフ
ェノキシ)フタロニトリル、3,5,6−ジフルオロ−
4−(ターシャリブチルフェノキシ)フタロニトリル、
3,5,6−ジフルオロ−4−(2−ナフトキシ)フタ
ロニトリル、3,5,6−ジフルオロ−4−(o−トリ
ルオキシ)フタロニトリル、3,5,6−ジフルオロ−
4−(p−トリルオキシ)フタロニトリル、3,5,6
−ジフルオロ−4−(m−トリルオキシ)フタロニトリ
ル、3,5,6−ジフルオロ−4−(2,4−キシリル
オキシ)フタロニトリル、3,5,6−ジフルオロ−4
−(p−カルボキシフェノキシ)フタロニトリル、3,
5,6−ジフルオロ−4−(o−メチル−m−カルボキ
シフェノキシ)フタロニトリル、3,5,6−ジフルオ
ロ−4−(2,3−キシリルオキシ)フタロニトリル、
3,5,6−ジフルオロ−4−(2,6−キシリルオキ
シ)フタロニトリル、3,5,6−ジフルオロ−4−
(メトキシフェノキシ)フタロニトリル、3,5,6−
ジフルオロ−4−(エトキシフェノキシ)フタロニトリ
ル、3,5,6−ジフルオロ−4−(o−クロルフェノ
キシ)フタロニトリル、3,5,6−ジフルオロ−4−
(p−クロルフェノキシ)フタロニトリル、3,5,6
−ジフルオロ−4−(2,4−ジクロルフェノキシ)フ
タロニトリル、3,5,6−ジフルオロ−4−(2,6
−ジクロルフェノキシ)フタロニトリル、3,5,6−
ジフルオロ−4−(o−フルオロフェノキシ)フタロニ
トリル、3,5,6−ジフルオロ−4−(p−フルオロ
フェノキシ)フタロニトリル、3,5,6−ジフルオロ
−4−(2,3,5,6−テトラフルオロフェノキシ)
フタロニトリル、3,6−ジフルオロ−4,5−ビスメ
トキシフタロニトリル、3,6−ジフルオロ−4,5−
ビスエトキシフタロニトリル、3,6−ジフルオロ−
4,5−ビスブトキシフタロニトリル、3,6−ジフル
オロ−4,5−ビス(ターシャリブトキシ)フタロニト
リル、3,6−ジフルオロ−4,5−ビスフェノキシフ
タロニトリル、3,6−ジフルオロ−4,5−ビス(エ
チルフェノキシ)フタロニトリル、3,6−ジフルオロ
−4,5−ビス(プロピルフェノキシ)フタロニトリ
ル、3,6−ジフルオロ−4,5−ビス(ブチルフェノ
キシ)フタロニトリル、3,6−ジフルオロ−4,5−
ビス(ターシャリブチルフェノキシ)フタロニトリル、
3,6−ジフルオロ−4,5−ビス(2−ナフトキシ)
フタロニトリル、3,6−ジフルオロ−4,5−(o−
トリルオキシ)フタロニトリル、3,6−ジフルオロ−
4,5−(p−トリルオキシ)フタロニトリル、3,6
−ジフルオロ−4,5−ビス(m−トリルオキシ)フタ
ロニトリル、3,6−ジフルオロ−4,5−ビス(2,
4−キシリルオキシ)フタロニトリル、3,6−ジフル
オロ−4−(p−カルボキシフェノキシ)フタロニトリ
ル、3,6−ジフルオロ−4−(o−メチル−m−カル
ボキシフェノキシ)フタロニトリル、3,6−ジフルオ
ロ−4,5−ビス(2,3−キシリルオキシ)フタロニ
トリル、3,6−ジフルオロ−4,5−ビス(2,6−
キシリルオキシ)フタロニトリル、3,6−ジフルオロ
−4,5−ビス(メトキシフェノキシ)フタロニトリ
ル、3,6−ジフルオロ−4,5−ビス(エトキシフェ
ノキシ)フタロニトリル、3,6−ジフルオロ−4,5
−ビス(o−クロルフェノキシ)フタロニトリル、3,
6−ジフルオロ−4,5−ビス(p−クロルフェノキ
シ)フタロニトリル、3,6−ジフルオロ−4,5−ビ
ス(2,4−ジクロルフェノキシ)フタロニトリル、
3,6−ジフルオロ−4,5−ビス(2,6−ジクロル
フェノキシ)フタロニトリル、3,6−ジフルオロ−
4,5−ビス(o−フルオロフェノキシ)フタロニトリ
ル、3,6−ジフルオロ−4,5−ビス(p−フルオロ
フェノキシ)フタロニトリル、3,6−ジフルオロ−
4,5−ビス(2,3,5,6−テトラフルオロフェノ
キシ)フタロニトリル等が挙げられ、1種または2種以
上を用いることができる。
【0013】フタロシアニン化合物(I)の金属原とし
ては金属カルボニル(III )を用いることができ、例え
ば具体的には五カルボニル鉄Fe(CO)5 、九カルボ
ニル二鉄Fe2 (CO)、十二カルボニル三鉄Fe
3 (CO)12、コバルトテトラカルボニルCo(CO)
4 、コバルトトリカルボニルCo(CO)3 、テトラカ
ルボニルニッケルNi(CO)4 等が上げられる。
【0014】フタロニトリル誘導体(II)と金属カルボ
ニル(III )との反応は、無溶媒反応でも行い得るが、
好ましくは有機溶媒中で行い、フタロシアニン化合物
(I)を得る。有機溶媒中で反応を行う場合、ベンゼ
ン、トルエン、キシレン、ニトロベンゼン、モノクロロ
ベンゼン、ジクロロベンゼン、トリクロロベンゼン、ク
ロロナフタレン、メチルナフタレン、エチレングリコー
ル、ベンゾニトリルなどの不活性溶媒、あるいはジメチ
ルスルホキシド、ジメチルホルムアミド、N−メチル−
2−ピロリドン、ジメチルスルホンなどの非プロトン性
極性溶媒の1種または2種以上を使用することができ、
好ましくはクロロナフタレン、メチルナフタレンN−メ
チル−2−ピロリドン、ニトロベンゼン、エチレングリ
コールまたはベンゾニトリルである。
【0015】反応温度は、原料の種類、溶媒の種類、そ
の他の条件により必ずしも一定しないが、通常100〜
300℃、特に120〜260℃の範囲が選択される。
その場合、発熱反応を制御する為に段階的に温度を上げ
ても良い。前記一般式(I)で示される含フッ素フタロ
シアニンにおいて、−SZ基の具体例としては、例え
ば、フェニルチオ、o−メチルフェニルチオ、p−メチ
ルフェニルチオ、2,4−ジメチルフェニルチオ、2,
3−ジメチルフェニルチオ、2,6−ジメチルフェニル
チオ、o−フルオロフェニルチオ、p−フルオロフェニ
ルチオ、2,3,5,6−テトラフルオロフェニルチ
オ、o−メトキシフェニルチオ、p−メトキシフェニル
チオ、p−エトキシフェニルチオ、ベンジルチオ、α−
ナフチルチオ、β−ナフチルチオ基等が挙げられる。
【0016】また、−OY基としては、炭素数1〜4の
アルキル基、アルコキシ基もしくはハロゲンで置換され
ていてもよいフェノキシ基、ベンジルオキシ基またはナ
フトキシ基であり、例えば、フェノキシ、o−メチルフ
ェノキシ、p−メチルフェノキシ、2,4−ジメチルフ
ェノキシ、2,3−ジメチルフェノキシ、2,6−ジメ
チルフェノキシ、o−フルオロフェノキシ、p−フルオ
ロフェノキシ、2,3,5,6−テトラフルオロフェノ
キシ、o−メトキシフェノキシ、p−メトキシフェノキ
シ、o−エトキシフェノキシ、p−エトキシフェノキ
シ、ベンジルオキシ、p−カルボキシフェノキシ、o−
メチル−m−カルボキシフェノキシ、α−ナフトキシ、
β−ナフトキシ基等が挙げられる。
【0017】以上述べた如く、本発明の新規化合物は、
有機溶媒、あるいはアルコール性溶媒への溶解性が高
く、水に対しても溶解性を有しており、かつ、触媒能が
良いので、脱臭能、酸化還元用触媒として幅広い用途に
使用することができる。
【0018】
【実施例】以下、本発明を実施例により更に具体的に説
明する。本明細書に記載する実施例において、化合物
を、フッ素の数、R1 〜R8 の種類、金属の種類及びカ
ルボニル基の数を用いた略号により表わす。例えばR1
〜R8 がすべてフッ素であり、金属がFeであり、カル
ボニル基の数が1.9である場合F16PcFe(C
O)1.9 で表わし、また例えばR1 〜R8 がすべてブチ
ルチオ基であり、金属がFeであり、カルボニル基の数
が2.2である場合F8(BuS)8PcFe(CO)
2.2で表わす。実施例1. F16PcFe(CO)1.9 F16PcFe(CO)1.9の製造方法 100mLの4つ口フラスコに3,4,5,6テトラフル
オロフタロニトリル5g(25mmol) とメチルナフタレ
ン50mLを仕込みN2気流下200℃に攪拌下保った。
そこにペンタカルボニル鉄1.35g(6.9mmol) を
溶解したメチルナフタレン20mLを約30分かけて滴下
し、そのまま2時間200℃を保った。冷却後、反応生
成物をリグロイン500mLに入れ攪拌後ろ過し、さらに
ベンゼン、水の順で洗浄ろ過し、乾燥して濃紺の粗ケー
キ3.22g(対3,4,5,6テトラフルオロフタロ
ニトリル粗収率60%)が得られた。
【0019】 元素分析値 C(%) H(%) F(%) N(%) Fe(%) 理論値 44.75 0.00 33.44 12.32 6.14 分析値 44.83 0.08 32.92 12.48 5.89 赤外吸収スペクトル(KBr板) この物質の赤外吸収スペクトルを図1に示す。実施例2. F8(BuS)8PcFe(CO)2.2 出発原料の製造 100mLの4つ口フラスコに3,4,5,6−テトラフ
ルオロフタロニトリル19.6g(98mmol) 、ノルマ
ルブタンチオール17.3g(196mmol) 、フッ化カ
リウム17.1g(294mmol) およびアセトニトリル
100mLを仕込み50℃で12時間攪拌を保った。その
後室温に冷却した後フッ化カリウムをろ過さらに溶媒を
留去した。得られた橙色の油状物質を希水酸化ナトリウ
ム水溶液、ついで温水で洗浄することにより3,6−ジ
フルオロ−4,5−ビス(ノルマルブチルチオ)フタロ
ニトリル33.9g(対3,4,5,6−テトラフルオ
ロフタロニトリル収率92.1%)を黄色油状物質とし
て得た。
【0020】F8(BuS)8PcFe(CO)2.2の製造方法 100mLの4つ口フラスコに3,6ジフルオロ−4,5
−ビス(ノルマルブチルチオ)フタロニトリル5g(1
2.2mmol) とメチルナフタレン50mLを仕込みN2気
流下200℃に攪拌下保った。そこにペンタカルボニル
鉄0.65g(3.4mmol) を溶解したメチルナフタレ
ン20mLを約30分かけて滴下し、そのまま4時間20
0℃を保った。冷却後、反応生成物をアセトニトリル9
00mLに入れ攪拌後ろ過し、乾燥して深緑色の粗ケーキ
3.5g(対3,6ジフルオロ−4,5−ビス(ノルマ
ルブチルチオ)フタロニトリル粗収率73.1%)が得
られた。さらにシリカゲルカラムクロマトグラフィーに
よって精製し、深緑色の精製品2gを得た。
【0021】 元素分析値 C(%) H(%) F(%) N(%) Fe(%) 理論値 54.06 4.36 10.34 7.62 3.80 分析値 54.41 4.03 9.87 7.55 3.64赤外吸収スペクトル(KBr板) この物質の赤外吸収スペクトルを図2に示す。実施例3. F8(PhS)8PcFe(CO)2 出発原料の製造 200mLの4つ口フラスコに3,4,5,6−テトラフ
ルオロフタロニトリル19.6g(98mmol) 、チオフ
ェノール21.6g(196mmol) 、フッ化カリウム1
7.1g(294mmol) およびアセトニトリル100mL
を仕込み50℃で12時間攪拌を保った。その後室温に
冷却し得られた黄色のケーキをろ過し、得られた黄色の
ケーキをメタノールついで温水で洗浄して温水で精製し
3,6−ジフルオロ−4,5−ビスフェニルチオフタロ
ニトリル34.5g(対3,4,5,6−テトラフルオ
ロフタロニトリル収率92.5%)を得た。
【0022】F8(PhS)8PcFe(CO)2の製造方法 100mLの4つ口フラスコに3,6−ジフルオロ−4,
5−ビスフェニルチオフタロニトリル5g(13.2mm
ol) とメチルナフタレン50mLを仕込みN2気流下20
0℃に攪拌下保った。そこにペンタカルボニル鉄0.7
1g(3.6mmol) を溶解したメチルナフタレン20mL
を約30分かけて滴下し、そのまま4時間200℃を保
った。冷却後、反応生成物をリグロイン500mLに入れ
攪拌後ろ過しベンゼン、アセトンの順に洗浄し、乾燥し
て深緑色のケーキ3.28g(対3,6−ジフルオロ−
4,5−ビスフェニルチオフタロニトリル粗収率60.
9%)が得られた。
【0023】 元素分析値 C(%) H(%) F(%) N(%) Fe(%) 理論値 60.30 2.45 9.31 6.86 3.42 分析値 60.18 2.68 8.87 6.65 3.25赤外吸収スペクトル(KBr板) この物質の赤外吸収スペクトルを図3に示す。実施例4. F16PcCo(CO)1.5 F16PcCo(CO)1.5の製造方法 100mLの4つ口フラスコに3,4,5,6−テトラフ
ルオロフタロニトリル5g(25mmol) とメチルナフタ
レン50mLを仕込みN2気流下200℃に攪拌下保っ
た。そこにコバルトテトラカルボニル1.2g(3.4
mmol) を溶解したメチルナフタレン20mLを約30分か
けて滴下し、そのまま2時間200℃を保った。冷却
後、反応生成物をリグロイン500mLに入れ攪拌後ろ過
し、さらにベンゼン、水の順で洗浄ろ過し、乾燥して濃
紺の粗ケーキ3.20g(対3,4,5,6−テトラフ
ルオロフタロニトリル粗収率59.7%)が得られた。
【0024】 元素分析値 C(%) H(%) F(%) N(%) Fe(%) 理論値 44.62 0.00 33.74 12.43 6.54 分析値 44.79 0.21 33.28 12.18 6.30 赤外吸収スペクトル(KBr板) この物質の赤外吸収スペクトルを図4に示す。実施例5. F16PcNi(CO)1.8 F16PcCo(CO)1.8の製造方法 100mLの4つ口フラスコに3,4,5,6−テトラフ
ルオロフタロニトリル5g(25mmol) とメチルナフタ
レン50mLを仕込みN2気流下200℃に攪拌下保っ
た。そこにテトラカルボニルニッケル0.58g(3.
4mmol) を溶解したメチルナフタレン20mLを約30分
かけて滴下し、そのまま2時間200℃を保った。冷却
後、反応生成物をリグロイン500mLに入れ攪拌後ろ過
し、さらにベンゼン、水の順で洗浄ろ過し、乾燥して濃
紺の粗ケーキ3.60g(対3,4,5,6−テトラフ
ルオロフタロニトリル粗収率63.0%)が得られた。
【0025】 元素分析値 C(%) H(%) F(%) N(%) Fe(%) 理論値 44.62 0.00 33.44 12.32 6.46 分析値 44.34 0.15 32.66 12.10 6.40赤外吸収スペクトル(KBr板) この物質の赤外吸収スペクトルを図5に示す。実施例6. F12(PhO)4PcFe(CO)1.
・出発原料の製造 テトラフルオロフタロニトリル10g(50mmol)をメ
タノール20.0mlに溶かした溶液にナトリウムフェノ
ラート6.0g(50mmol)を水100mlに溶かした溶
液を室温で攪拌下滴下し、その後1時間攪拌し続けた。
反応生成液からメタノールを留去して、白色沈殿が得ら
れた。これをろ別し水、メタノールで洗浄して、3,
5,6−トリフルオロ−4−フェノキシフタロニトリル
11.5g(対テトラフルオロフタロニトリル、収率8
5.1モル%)が得られた。 ・F12(PhO)4PcFe(CO)1.8の製造 100mlの四つ口フラスコに、先に得られた3,5,6
−トリフルオロ−4−フェノキシフタロニトリル10g
(37mmol)、およびメチルナフタレン50mlを仕込
み、N2 気流下200℃に攪拌下保った。そこにペンタ
カルボニル鉄2.7g(13.7mmol)を溶解させたメ
チルナフタレン20mlを約30分かけて滴下し、そのま
ま4時間200℃を保った。冷却後リブロイン500ml
中に反応物を注ぎ込み、得られた青紫色固型物をろ過
し、次いでベンゼンで洗ってF12(PhO)4PcF
e(CO)1.8 6.8g(対3,5,6−トリフル
オロ−4−フェノキシフタロニトリル、収率63.6モ
ル%)が得られた。 ・元素分析値 C(%) H(%) N(%) F(%) 理論値 57.69 1.66 9.32 18.96 分析値 58.03 1.57 9.45 18.47 ・可視吸収スペクトル(ジメチルホルムアミド中) λmax :690nm(log ε;4.90) 656nm(log ε;4.62)実施例7. F8(PhO)8PcFe(CO)2.1 ・出発原料の製造方法 200mLの4つ口フラスコ中に3,4,5,6−テトラ
フルオロフタロニトリル19.6g(98mmol)、フェ
ノール18.4g(196mmol)、フッ化カリウム1
7.1g(294mmol)およびアセトニトリル100mL
を仕込み5℃で3時間攪拌を保った。その後フッ化カリ
ウムをろ別し溶媒を留去することによって3,6−ジフ
ルオロ−4,5−ビスフェノキシフタロニトリル24.
0g(対3,4,5,6−テトラフルオロフタロニトリ
ル収率70.5%)を得た。 ・F8(PhO)8PcFe(CO)2.1の製造方法 100mLの4つ口フラスコに3,6−ジフルオロ−4,
5−(ビスフェノキシ)フタロニトリル4.59g(1
3.2mmol)とメチルナフタレン50mLを仕込みN2
流下200℃に攪拌下保った。そこにペンタカルボニル
鉄0.71g(3.6mmol)を溶解したメチルナフタレ
ン20mLを約30分かけて滴下し、そのまま4時間20
0℃を保った。冷却後、反応生成物をリグロイン500
mLに入れ攪拌後ろ過しベンゼン、アセトンの順に洗浄
し、乾燥して深緑色のケーキ3.49g(対3,6−ジ
フルオロ−4,5−ビスフェニルチオフタロニトリル粗
収率(70.0%)が得られた。
【0026】 元素分析値 C(%) H(%) F(%) N(%) Fe(%) 理論値 63.60 2.65 10.07 7.42 3.88 分析値 63.72 2.55 9.88 7.54 3.91 合成した各種のフタロシアニンについてその触媒能を評
価し公知のフタロシアニンと比較したものを実施例8及
び9に示す。実施例8. ベンゼンからフェノールの酸化反応の触媒
種々のフタロシアニンについて過酸化水素の存在下にお
けるベンゼンからフェノールへの一段の酸化反応の触媒
能の評価を下記条件下で行い、その評価結果を示す。F
16PcFe(CO)1.9やF16PcCo(CO)
1.5のようにCOが配位したフタロシアニンはCOが
配位していないものに比べて良い触媒特性を示してい
る。
【0027】条件 CH2 Cl2 (1ml) 及びベンゼン(30m)中被検触
媒1×10-4M、並びに35%H2 2 (1ml) を室温
にて2時間反応させ、生成したフェノールの量(液体ク
ロマトグラフィーによる組成比%)を求めた。結果は次
の表1の通りであった。
【0028】 表1 Bz→PhOHの触媒能の評価 ──────────────────────────────── 触媒の種類 PhOH(%) 触媒の種類 PhOH(%) 液クロ組成比 液クロ組成比 ──────────────────────────────── PcCo 0.0 PcNi 0.0 F16PcCo 0.02 F16PcNi(CO) 0.05 F16PcCo(CO) 0.1 (t-bu)4PcFe 0.153 PcFe 0.0 (COOH)8PcFe 0.145 F16PcFeCl 0.07 F16PcFe(CO) 0.2 F8(BuS)8PcFe(CO) 0.4 F8(PhS)8PcFe(CO) 0.19 F12(PhO)4PcFe(CO) 0.25 F8(PhO)8PcFe(CO) 0.22 ────────────────────────────────実施例8. 脱臭能 1Lのナスフラスコ中にフタロシアニン100mgと臭い
の成分(3%アンモニア水1mL、0.6%イソプロピル
メルカプタン0.5mL)を加え空気存在下密閉した後、
各種の臭いの濃度を検知管にて一定時間毎に測定しその
時の残存濃度を測定する事によって脱臭能を評価し、そ
の結果を表2に示す。
【0029】 表2 ──────────────────────────────── 残存濃度(10hr後) NH3 イソプロピルメルカプタン Pc (%) (%) ──────────────────────────────── F16PcFe(CO)1.9 20 0 F16PcFeCl 70 20 F12(PhO)4PcFe(CO)1.8 20 0 F12(HOOC-phO)4PcFe(2.2) 10 0 PcFe 90 70 F16PcCo(CO)1.5 50 20 PcCo 90 90 F16PcNi(CO)1.8 40 20 PcNi 90 90 ────────────────────────────────
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は実施例1の化合物F16PcFe(C
O)1.9の赤外線吸収スペクトルである。
【図2】図2は実施例2の化合物F8(BuS)8Pc
Fe(CO)2.2の赤外線吸収スペクトルである。
【図3】図3は実施例3の化合物F8(PhS)8Pc
Fe(CO)2の赤外線吸収スペクトルである。
【図4】図4は実施例4の化合物F16PcCo(C
O)1.5の赤外線吸収スペクトルである。
【図5】図5は実施例5の化合物F16PcNi(C
O)1.8の赤外線吸収スペクトルである。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 次の式(I): 【化1】 〔式中、R1 〜R8 はそれぞれ独立にフッ素原子、−O
    Y基又は−SZ基(ここで、Y及びZは炭素原子数1〜
    4個のアルキル基、又はフェニルもしくはナフチル基を
    表わし、該フェニル又はナフチル基は炭素原子数1〜4
    個のアルキル基により、炭素原子数1〜4個のアルコキ
    シ基により、ハロゲンにより又はカルボキシル基により
    1〜4ヶ所置換されていてもよい)を表わし;MはF
    e,Co又はNiを表わし;COはカルボニル基を表わ
    し;そしてnは1〜4の数を表わす〕により表わされる
    含フッ素フタロシアニン化合物。
  2. 【請求項2】 次の式(II): 【化2】 〔式中、P及びQはそれぞれ独立にフッ素原子、−OY
    基又は−SZ基(ここで、Y及びZは炭素原子数1〜4
    個のアルキル基、又はフェニルもしくはナフチル基を表
    わし、該フェニル又はナフチル基は炭素原子数1〜4個
    のアルキル基により、炭素原子数1〜4個のアルコキシ
    基により、ハロゲンにより又はカルボキシル基により1
    〜4ヶ所置換されていてもよい)を表わす〕により表わ
    されるフタロニトリル誘導体と、次の式(III ): Mm (CO)n (式中、MはFe,Co又はNiを表わし;mは1〜3
    の整数を表わし;そしてnは1〜12の整数を表わす)
    により表わされる金属カルボニル化合物とを反応せしめ
    ることを特徴とする、次の式(I): 【化3】 〔式中、R1 〜R8 はそれぞれ独立にフッ素原子、−O
    Y基又は−SZ基(ここで、Y及びZは炭素原子数1〜
    4個のアルキル基又はフェニルもしくはナフチル基を表
    わし、該フェニル基又はナフチル基は炭素原子数1〜4
    個のアルキル基により、炭素原子数1〜4個のアルコキ
    シ基により、ハロゲンにより又はカルボキシル基により
    1〜4ヶ所置換されていてもよい)を表わし;MはF
    e,Co又はNiを表わし;COはカルボニル基を表わ
    し;そしてnは1〜4の数を表わす〕により表わされる
    含フッ素フタロシアニン化合物の製造方法。
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CN113083367A (zh) * 2021-04-08 2021-07-09 郑州大学 一种高效光催化二氧化碳还原的单原子催化材料NiPc-MPOP及其制备方法

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