JPH0522203A - フエージング検出による搬送波周波数の切替方式 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 （修正有） 【目的】 無線通信装置のフェージング対策の為の搬送
波周波数の切替を、無線通信装置を使用したデータ伝送
または通話が不具合になる前に行う。 【構成】 無線通信装置１−１，１−２は、ＡＧＣ電圧
出力部と、搬送波周波数の切替部とを有し、端末装置４
−１，４−２は、ＡＧＣ電圧を検出しセンター装置６に
伝送する機能と、センター装置からの制御信号を無線通
信装置へ伝送する機能とを有し、センター装置は、端末
装置からのＡＧＣ電圧を任意に設定された閾値と比較す
る機能と、閾値を越えている時には端末装置を介して無
線通信装置に制御信号を伝送する機能とを有している。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】波は無線通信に関し、特に無線通
信装置のフェージング検出による搬送波周波数の切替方
式に関する。

【０００２】

【従来の技術】従来、この種の無線通信装置のフェージ
ング対策の為の無線周波数の切替は、キャリア断等の発
生でデータ伝送または通話等が不具合になった時に切替
えているのみで、事前の切替を行っていなかった。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】上述して、この種の無
線通信装置のフェージング対策の為の搬送波周波数の切
替は、無線通信装置を使用したデータ伝送または通話が
不具合になった時に行っているのみであり、無線周波数
の切替等の対策が遅れる為、データが欠落する等の欠点
がある。

【０００４】本発明の目的は、このような欠点を解消
し、データ転送または通話にフェージングの影響を及ぼ
さないことを可能にする、フェージング検出による搬送
波周波数の切替方式を提供することにある。

【０００５】

【課題を解決するための手段】本発明のフェージング検
出による搬送波周波数の切替方式は、無線通信装置と端
末装置とセンター装置とを備え、無線通信装置のフェー
ジング検出による搬送波周波数の切替方式であって、前
記無線通信装置はＡＧＣ電圧出力部と、搬送波周波数の
切替部とを有し、前記端末装置は、前記無線通信装置か
らのＡＧＣ電圧を検出して前記センター装置に伝送し、
前記センター装置からの搬送波周波数の切替部制御信号
を前記無線通信装置へ伝送し、前記センター装置は、前
記端末装置からのＡＧＣ電圧を任意に設定された閾値と
比較し、閾値を越えている時には前記端末装置を介して
前記無線通信装置に搬送波周波数の切替部制御信号を伝
送する、ことを特徴とする。

【０００６】

【実施例】次に、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。

【０００７】図１は本発明の一実施例を示す回路ブロッ
ク図である。図には、２つの無線通信装置１−１，１−
２と、２つの端末装置４−１，４−２と、センター装置
６とを示している。

【０００８】無線通信装置１−１，１−２では、受信し
た搬送波の信号レベルによりＡＧＣを行いこの時のＡＧ
Ｃ電圧をＡＧＣ電圧出力部からＡＧＣ電圧出力端子２−
１，２−２に出力する。

【０００９】無線通信装置１−１，１−２から出力され
たＡＧＣ電圧は、ＡＧＣ電圧入力端子３−１，３−２よ
り端末装置４−１，４−２のＡＧＣ電圧入力部に入力さ
れ、データ処理部で決められたデータ処理をされた後、
端末装置４−１，４−２から伝送路インタフェースを介
して、伝送路５−１，５−２に送出され、センター装置
６にデータ伝送される。

【００１０】センター装置６では端末装置４−１，４−
２から伝送されてきたＡＧＣ電圧を、閾値判定部で任意
に設定された閾値と比較し、閾値を越えた時に、フェー
ジング発生として無線通信装置制御部より伝送路インタ
フェースを介して、伝送路５−１，５−２に搬送波周波
数切替制御信号を送出する。

【００１１】端末装置４−１，４−２では上記の制御信
号を受信した時にはデータ処理部から無線通信装置に対
して搬送波周波数制御出力端子８−１，８−２を介して
搬送波周波数切替制御信号を出力する。

【００１２】無援通信装置１−１，１−２では、搬送波
周波数制御入力端子７−１，７−２より入力された制御
信号に従い、搬送周波数切替部が搬送波周波数をフェー
ジングの無い周波数に切り替えることで、データ伝送ま
たは通話にフェージングの影響を及ぼさないことが可能
となる。

【００１３】また、ＡＧＣ電圧を利用して統計処理等を
行いフェージングの発生に対する対策も種々可能とな
る。

【００１４】以上の実施例では、無線通信装置が２つの
場合について説明したがそれ以上の複数の無線通信装置
を制御可能なことは言うまでもない。

【００１５】

【発明の効果】以上説明したように本発明はセンター装
置では、端末装置を介して常時無線通信装置のＡＧＣ電
圧が入力されＡＧＣ電圧の変動からフェージングの発生
が判定ができ、フェージングが発生すれば無線通信装置
を制御して影響の無い搬送波周波数を使用することがで
きる為、データ伝送または通話にフェージングの影響を
及ぼさないことが可能となる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の一実施例であるフェージング検出によ
る搬送波周波数の切替方式を示す図である。

【符号の説明】

１−１，１−２ 無線通信装置 ２−１，２−２ ＡＧＣ電圧出力端子 ３−１，３−２ ＡＧＣ電圧入力端子 ４−１，４−２ 端末装置 ５−１，５−２ 伝送路 ６ センター装置 ７−１，７−２ 搬送波周波数制御入力端子 ８−１，８−２ 搬送波周波数制御出力端子

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】無線通信装置と端末装置とセンター装置と
   を備え、無線通信装置のフェージング検出による搬送波
   周波数の切替方式であって、 前記無線通信装置は、ＡＧＣ電圧出力部と、搬送波周波
   数の切替部とを有し、 前記端末装置は、前記無線通信装置からのＡＧＣ電圧を
   検出して前記センター装置に伝送し、前記センター装置
   からの搬送波周波数の切替部制御信号を前記無線通信装
   置へ伝送し、 前記センター装置は、前記端末装置からのＡＧＣ電圧を
   任意に設定された閾値と比較し、閾値を越えている時に
   は前記端末装置を介して前記無線通信装置に搬送波周波
   数の切替部制御信号を伝送する、 ことを特徴とするフェージング検出による搬送波周波数
   の切替方式。
2. 【請求項２】前記端末装置は、前記無線通信装置からの
   ＡＧＣ電圧を検出して前記センター装置に伝送する手段
   と、前記センター装置からの搬送波周波数の切替部制御
   信号を前記無線通信装置へ伝送する手段とを有し、前記
   センター装置は、前記端末装置からのＡＧＣ電圧を任意
   に設定された閾値と比較する手段と、 閾値を越えている時には前記端末装置を介して前記無線
   通信装置に搬送波周波数の切替部制御信号を伝送する手
   段とを有する、 ことを特徴とする請求項１記載のフェージング検出によ
   る搬送波周波数の切替方式。