JPH0522192U - ミラー角度調整機構 - Google Patents

ミラー角度調整機構

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JPH0522192U
JPH0522192U JP1313491U JP1313491U JPH0522192U JP H0522192 U JPH0522192 U JP H0522192U JP 1313491 U JP1313491 U JP 1313491U JP 1313491 U JP1313491 U JP 1313491U JP H0522192 U JPH0522192 U JP H0522192U
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JP
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elastic body
mirror
mirror angle
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angle adjustment
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JP1313491U
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小松  徹
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Murakami Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 超音波振動子による小型軽量静音かつ高出力
のリニアスライド機構を使用したミラー角度調整機構の
実現。 【構成】 筒型の圧電セラミックス2、3の中心筒内に
弾性体6を配設して、その内壁に多数の突起を突設し、
この突起に摩擦接合し、先端にピボットPを突設した作
動杆12を軸支して、ミラーホルダーを可動する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本願考案は、電動によってミラー角度を調整する機構に関し、特に筒型の圧電 セラミックスを採用したミラー角度調整機構に係る。
【0002】
【従来の技術】
一般に、ミラーMの角度を調整する場合には、図3〜4に示すようにミラーハ ウジング30内に設けたモータ31を利用してミラーMの反射角度を遠隔操作するこ とが行なわれている。すなわち、ミラーハウジング30に固定したアクチュエータ ケース32には、適宜の間隔を保ってミラーホルダー33の背面に配設した凹陥部に 係合するピボットPを先端に具備し、ウォームホイール34の作動軸35に嵌合して 、四方向に鏡面移動を可能にする作動杆36と、回動中心となる軸体37とを突設し ている。
【0003】 なお、図3はその調整機構の駆動関係を示すもので、モータ31の駆動軸先端に 配設したウォームギア31aに噛合するウォームホイール34の軸心に刻設した雌ネ ジには、外周に雄ネジを刻設した上記作動杆36を噛合している。
【0004】 上記のミラー角度調整機構は、図示省略の遠隔スイッチによってモータを駆動 すると、前記ウォームギアによってウォームホイールが回動し、その軸心内面に 刻設したネジによってそれと噛合している作動杆を回動して作動杆を可動させ、 作動杆の先端のピボットと係合している凹陥部を介してミラーホルダーを可動し て鏡面角度を調整するものである。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
前記従来例は、モータを使用するとともに各種のギアを組み合わせた減速手段 を採用している。そのために、モータやギアの作動音が過大であって高級感を損 ったりしたり、あるいは各種部品を組み合わせているために多くのスペースを必 要とするなど解決しなければならない課題である。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本願考案は、中心に透孔を有する筒型の圧電セラミックスの上下面に電極を配 設するとともに電極の間にスペーサを配し、このスペーサを境にしてその上下方 向に二以上複数個の圧電セラミックスを積重し、さらに、前記透孔内に弾性体を 配設するとともにこの弾性体内には、先端に係止部を具備する移動杆を軸支し、 前記弾性体または移動杆のいずれか一方に傾斜突起を設けたことを特徴とするミ ラー角度調整機構である。
【0007】
【考案の作用】
本願考案は、筒型の圧電セラミックスの上下面に設けた電極に電界を印加する と振動が発生して径方向の横効果および厚み方向の縦効果による共振が得られる が、本願考案は、圧電セラミックスを径方向に振動させることにより圧電セラミ ックスの透孔内に配置した弾性体を同様に径方向に振動させて前記突起を軸方向 に振動させ、それと摩擦係合している移動杆を移動させる。前記一対をなす電極 の何れかを図示省略のスイッチで選択し、何れか一方の電極に電界を印加して筒 型圧電セラミックスを振動させ、傾斜突起に沿った方向に移動杆を可動させる。
【0008】
【実施例】
図1は本願考案の一実施例を示す斜視図であって一部を切り欠いて示し、図2 は同上縦断面図を示す。本願考案のミラー角度調整機構1は、ミラーハウジング に固定される図示省略のケース内に筒型の圧電セラミックス2,3を配設し、そ の透孔4,5内には、弾性体6,7を固着するとともにこの弾性体6,7の内壁 に多数の突起8,9を施し、しかもこの突起8,9は所定の方向に傾斜した接触 片10,11を具備している。さらに、突起8,9は、一例として、耐摩耗性に優れ た作動杆12を摩擦接合によって後述のように軸支している。
【0009】 すなわち、圧電セラミックス2,3は、一例として酸化ジルコン、酸化チタン および酸化鉛の粉末原料に適当な添加物を微量加え、加圧機で成形し、1200℃前 後で焼成することによって得られるジルコン・チタン酸鉛セラミックス(PZT セラミックス)などを使用するがそれに限定するものではない。
【0010】 また、弾性体6,7は、金属、天然ゴムや合成ゴムなどのゴム、ABS樹脂な どの硬質プラスチックあるいは炭素繊維やガラス繊維の積層体または金属との複 合体などで耐魔耗性がよい材質を適宜使用する。
【0011】 上記弾性体6,7は、圧電セラミックス2,3の透孔4,5内に一体に固定し 、特に作動杆12を直線移動させる突起8,9を内壁面に配設している。作動杆12 は、金属または前記弾性体6,7と同様の材質で構成している。
【0012】 さらに、圧電セラミックス2,3に電界を印加するための電極を厚さ方向の上 下に接続した電極板13,14を形成してそれを図示省略のスイッチ並びに駆動回路 に接続している。
【0013】 本願考案は、前記筒型の圧電セラミックス2,3を上下に配置したものであっ て、特に前記突起8,9の傾斜が逆の向きになるように上下対称に配置している 。また、前記透孔4,5には、上記突起8,9と摩擦接合によって支持され、し かも耐魔耗性に優れた前記作動杆12を配設し、その先端にはミラーホルダー20の 背面に形成した凹陥部21に係止されるピボットPを突設している。
【0014】 上述のように構成した本願考案のミラー角度調整機構は、室内に設けたスイッ チ(図示省略)によって、何れか一方の前記電極に電界を印加すると前記作用に よって突起の傾斜する方向に作動杆を直線移動させるものである。
【0015】 なお、前記弾性体側に突起を設けたが作動杆側に突起を設けてもよく、また、 圧電セラミックスの外周から支持部材を介してこの支持部材に突起を設けてリニ アスライドすることができることはいうまでもない。
【0016】
【考案の効果】
本願考案は、従来のアクチュエータのようにコイル式の小型モータの使用を廃 して、超小型でありながらしかも高トルクを発生し、しかも静音であり、また、 構造もシンプルに構成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願考案の一実施例を示す斜視図。
【図2】同上断面図。
【図3】従来例を示す断面図。
【図4】同上斜視図。
【符号の説明】
1…ミラー角度調整機構、2,3…圧電セラミックス、
4,5…透孔6,7…弾性体、8,9…突起、10,11…
接触片、12…作動杆13…電極板、14…電極板、20…ミラ
ーホルダー、21…凹陥部P…ピボット、M…ミラー。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】中心に透孔を有する筒型の圧電セラミック
    スの上下面に電極を配設するとともに電極の間にスペー
    サを配し、このスペーサを境にしてその上下方向に二以
    上複数個の圧電セラミックスを積重し、さらに、前記透
    孔内に弾性体を配設するとともにこの弾性体内には、先
    端に係止部を具備する移動杆を挿通し、前記弾性体また
    は移動体のいずれか一方に傾斜突起を設けたことを特徴
    とするミラー角度調整機構。
JP1313491U 1991-02-16 1991-02-16 ミラー角度調整機構 Expired - Fee Related JP2517770Y2 (ja)

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JPH0522192U true JPH0522192U (ja) 1993-03-23
JP2517770Y2 JP2517770Y2 (ja) 1996-11-20

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