JPH05221837A - 角質繊維染色剤組成物 - Google Patents

角質繊維染色剤組成物

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JPH05221837A
JPH05221837A JP30719192A JP30719192A JPH05221837A JP H05221837 A JPH05221837 A JP H05221837A JP 30719192 A JP30719192 A JP 30719192A JP 30719192 A JP30719192 A JP 30719192A JP H05221837 A JPH05221837 A JP H05221837A
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hair
red
acid
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dye
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Takashi Imamura
孝 今村
Michiko Murai
通子 村井
Yutaka Shibata
裕 柴田
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 (A)直接染料、(B)分子中にポリオキシ
アルキレン基を3〜30重量%含み、かつ水中に分散可
能なポリオキシアルキレン変性オルガノポリシロキサ
ン、及び(C)有機溶剤を含有し、pHが2.0〜4.5
である角質繊維染色剤組成物。 【効果】 この角質繊維染色剤組成物は、染毛効果に優
れ、かつコンディショニング効果に優れているため、す
すぎ時及び仕上がり時の毛髪の感触が極めて良好であ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は角質繊維染色剤組成物に
関し、更に詳細には染色性に優れ、かつコンディショニ
ング効果の良好な角質繊維染色剤組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より広く使用されている酸化染毛剤
は、基本的に酸化染料と酸化剤とからなり、施術時にア
ルカリ存在下で過酸化水素を作用させるために、その扱
い方によっては毛髪の損傷や頭皮に対し一次刺激を生じ
る危険がある。このような酸化染毛剤の毛髪や頭皮への
悪影響を克服した染毛剤として、直接染料を用いた毛
髪、頭皮に対して影響の少ない半永久染毛剤が開発され
ている。
【0003】しかし、一般にかかる半永久染毛剤は、比
較的多量の溶剤を用いるために、すすぎ時及び仕上がり
時の髪の指通り、滑り及び柔かさ等の髪の感触が悪くな
るという欠点がある。特に近年上市されたヘアリンスの
様に素手で、剤を毛髪へ塗布した後、すすいで用いる半
永久染毛剤では、ヘアリンスと同様の使い方をするため
すすぎ時から乾燥時までの髪の感触が、重要なポイント
となり、より高いコンディショニング効果を有するもの
が求められている。
【0004】一方、毛髪にコンディショニング効果を付
与する方法として、特公昭61−55887号公報で
は、ポリエーテル変性シリコーン等のシリコーン誘導体
を染毛剤組成物に配合する方法が、特開昭58−157
713号公報では、水溶性陽イオン重合体と水溶性陰イ
オン性活性剤を用いて、ある程度持続性のある整髪効果
を付与する方法が、英国特許第21753515号で
は、直接染料とカチオン性シリコーン活性剤、水酸化シ
リコーン誘導体を組み合わせて、毛髪にコンディショニ
ング効果を付与する方法が開示されているが、いずれも
すすぎ時及び仕上がり時のコンディショニング効果は充
分満足できるものではなかった。また、直接染料のなか
でも酸性染料を用いた染毛剤においては、ヘアコンディ
ショニング剤としてヘアケア製品に汎用されている四級
塩型カチオン界面活性剤を配合すると、酸性染料とイオ
ン結合し、水に不溶なコンプレックスを形成するため、
染色性が低下するという問題があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従って本発明の目的
は、直接染料を配合した角質繊維染色剤であって、染色
性に優れ、かつコンディショニング効果の良好な角質繊
維染色剤組成物を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】かかる実情において本発
明者らは直接染料、特定のポリオキシアルキレン変性オ
ルガノポリシロキサン及び有機溶剤を組み合わせ、特定
のpHに調整して用いれば、すすぎ時及び仕上がり時のい
ずれにおいても髪等の感触が良好な角質繊維染色剤組成
物が得られることを見出し、本発明を完成するに至っ
た。
【0007】すなわち、本発明は次の成分(A)、
(B)及び(C): (A)直接染料、(B)分子中にポリオキシアルキレン
基を3〜30重量%含み、かつ水中に分散可能なポリオ
キシアルキレン変性オルガノポリシロキサン、(C)有
機溶剤、を含有し、pHが2.0〜4.5であることを特
徴とする角質繊維染色剤組成物を提供するものである。
【0008】本発明に用いられる直接染料(A)として
は、例えば、ニトロ系の染料である3−アミノ−4−ヒ
ドロキシニトロベンゼン、2−アミノ−5−ヒドロキシ
ニトロベンゼン、2−アミノ−3−ヒドロキシニトロベ
ンゼン、2−アミノ−5−N,N−ビス−β−ヒドロキ
シエチルアミノニトロベンゼン、2−アミノ−4−クロ
ロ−5−N−β−ヒドロキシエチルアミノニトロベンゼ
ン、2−アミノ−4−メチル−5−N−β−ヒドロキシ
エチルアミノニトロベンゼン、3,4−ビス−(N−β
−ヒドロキシエチルアミノ)ニトロベンゼン、2−アミ
ノ−4−メチル−5−N−β,γ−ジヒドロキシプロピ
ルアミノニトロベンゼン、2−アミノ−4−メチル−5
−β−アミノエチルアミノニトロベンゼン、2−アミノ
−4−ヒドロキシニトロベンゼン、及び特に有利なもの
として;3,4−ジアミノニトロベンゼン、2,5−ジ
アミノニトロベンゼン、2−アミノ−5−N−β−ヒド
ロキシエチルアミノニトロベンゼン、2−N−β−ヒド
ロキシエチルアミノ−5−N,N−ビス−β−ヒドロキ
シエチルアミノニトロベンゼン、2−N−メチルアミノ
−5−N,N−ビス(β−ヒドロキシエチル)アミノニ
トロベンゼン、2−N−メチルアミノ−5−N−メチル
−N−β−ヒドロキシエチルアミノニトロベンゼン、2
−N−β−ヒドロキシエチルアミノ−5−ヒドロキシニ
トロベンゼン、3−メトキシ−4−N−β−ヒドロキシ
エチルアミノニトロベンゼン、4−ニトロ−3−メチル
アミノフェノキシエタノール、2−N−β−ヒドロキシ
エチルアミノ−5−アミノニトロベンゼン、2−N−β
−ヒドロキシエチルアミノニトロベンゼン、3−アミノ
−4−N−β−ヒドロキシエチルアミノニトロベンゼ
ン、3−β−ヒドロキシエチロキシ−4−N−β−ヒド
ロキシエチルアミノニトロベンゼン、2−アミノ−5−
N−メチルアミノニトロベンゼン、2−アミノ−3−メ
チルニトロベンゼン、2−N−β−ヒドロキシエチルア
ミノ−5−β,γ−ジヒドロキシプロピロキシニトロベ
ンゼン、3−ヒドロキシ−4−N−β−ヒドロキシエチ
ルアミノニトロベンゼン、3−ヒドロキシ−4−アミノ
ニトロベンゼン、2,5−N,N′−β−ヒドロキシエ
チルアミノニトロベンゼン、2−N−メチルアミノ−4
−o−β,γ−ジヒドロキシプロピロキシニトロベンゼ
ン、2−N−β−アミノエチルアミノ−5−N,N−ビ
ス−(β−ヒドロキシエチル)アミノニトロベンゼン、
2−N−β−アミノエチルアミノ−4−メトキシニトロ
ベンゼン、2−N−β−アミノエチルアミノ−5−β−
ヒドロキシエチロキシニトロベンゼン、1−アミノ−4
−メチルアミノアントラキノン、1,4−ジアミノアン
トラキノン;酸性染料である赤色2号、赤色3号、赤色
102号、赤色104号、赤色105号、赤色106
号、黄色4号、黄色5号、緑色3号、青色1号、青色2
号、赤色201号、赤色227号、赤色230号、赤色
231号、赤色232号、橙色205号、橙色207
号、黄色202号、黄色203号、緑色201号、緑色
204号、緑色205号、青色202号、青色203
号、青色205号、かっ色201号、赤色401号、赤
色502号、赤色503号、赤色504号、赤色506
号、橙色402号、黄色402号、黄色403号、黄色
406号、黄色407号、緑色401号、緑色402
号、紫色401号、黒色401号;油溶性染料である赤
色215号、赤色218号、赤色225号、橙色201
号、橙色206号、黄色201号、黄色204号、緑色
202号、紫色201号、赤色501号、赤色505
号、橙色403号、黄色404号、黄色405号、青色
403号;分散染料である赤色215号、赤色218
号、赤色223号、赤色225号、橙色201号、橙色
206号、黄色201号、黄色204号、緑色202
号、紫色201号、赤色501号、赤色505号、黄色
404号、黄色405号、青色403号;塩基性染料で
ある赤色213号、赤色214号;及びWilliam
s社の塩基性染料であるSienna Brown、M
ahogany、Madder Red、Steel
Blue、Straw Yellow、分散染料である
Disperse Black 9、Disperse
Blue 1、Disperse Blue 3、D
isperse Violet 1、Disperse
Violet 4等が挙げられる。
【0009】本発明染色剤組成物を素手で使用し得るリ
ンスタイプの形態とする場合には、これらの直接染料の
うち酸性染料が好ましく、特に黄色4号、緑色204
号、赤色2号、赤色102号、緑色3号、青色1号、青
色205号、黄色403号、赤色106号、赤色201
号、橙色205号、黒色401号、緑色201号又は紫
色401号が好ましく、その中でも更に黒色401号、
紫色401号、橙色205号、黄色403号又は赤色1
06号が好ましい。
【0010】これらの直接染料は単独で、又は二種以上
を混合して用いることができ、本発明染色剤組成物中に
好ましくは0.02〜5重量%(以下、単に%で示
す)、特に好ましくは0.02〜1.0%配合される。
直接染料の配合量が0.01%未満の場合には充分な染
色効果が得られず、5%を超えると手肌の汚れが著し
く、実使用上問題がある。本発明染色剤組成物を素手で
使用し得るリンスタイプの形態とする場合には、染毛力
と手肌の汚れの抑制を両立させる観点より、0.02〜
0.1%程度が好ましい。
【0011】本発明に用いられる分子中にポリオキシア
ルキレン基を3〜30%含み、かつ水中に分散可能なポ
リオキシアルキレン変性オルガノポリシロキサン(B)
としては、ポリシロキサン鎖のいずれの位置にポリオキ
シアルキレン基が結合していてもよいが、例えば次の式
(B−1)〜(B−4)で表わされる構造を有するもの
が挙げられる。
【0012】
【化1】
【0013】
【化2】
【0014】〔上記式において、R1 は炭素数1〜3の
アルキル基又はフェニル基を示し、R 2 は水素原子又は
炭素数1〜12のアルキル基を示し、mは20〜200
の整数、nは1〜10の整数、xは0〜15の整数、y
は0〜10の整数、zは0〜15の整数、pは1〜5の
整数、tは0〜10の整数を示し、かつx+y+zは1
以上、20以下の整数である。〕
【0015】本発明で用いるポリオキシアルキレン変性
オルガノポリシロキサン(B)においては、その分子中
に含まれるポリオキシアルキレン基は、3〜30%であ
り、好ましくは5〜25%である。含有量が3%未満で
ある場合には、ポリオキシアルキレン変性オルガノポリ
シロキサンが水中に分散しにくくなり、優れたコンディ
ショニング効果が得られにくくなり、またすすぎ時にき
しみを感じることが多くなる。また、含有量が30%を
超えると、変性オルガノポリシロキサンが水に溶解し易
くなるため、すすぎ時に洗い流され易く、上記同様に目
的のコンディショニング効果が得られにくくなる。本発
明で用いるポリオキシアルキレン変性オルガノポリシロ
キサンは、25℃の水に分散可能であり、すすぎ時にき
しみ感がないか、又は極めて少なく、乾燥後は適度の滑
り、柔らかさ等の優れたコンディショニング効果を示
す。ここで水中に分散可能なポリオキシアルキレン変性
オルガノポリシロキサンとは、1%水溶液を調製すると
き25℃で肉眼的に透明に溶解しないポリオキシアルキ
レン変性オルガノポリシロキサンであり、その一部が溶
解せずに浮遊するもの及び沈降するものも含むものであ
る。
【0016】これらのポリオキシアルキレン変性オルガ
ノポリシロキサンは単独で、又は二種以上を混合して用
いることができ、本発明染色剤組成物中に好ましくは
0.01〜10%、特に好ましくは0.1〜4%配合さ
れる。変性オルガノポリシロキサンの配合量が0.01
%未満の場合には充分なコンディショニング効果が得ら
れず、10%を超えるとべたつきが生じるため好ましく
ない。
【0017】また、本発明染色剤組成物は、手袋等を使
用して毛髪等の角質繊維に塗布し、一定時間放置後洗い
流すことによって使用する通常の染色剤の形態とするこ
ともできるが、手袋等を用いず、素手で毛髪等に直接塗
布し、30〜300秒の短時間放置した後、すすぐこと
により使用するヘアリンスタイプの染色剤の形態とする
ことが好ましい。後者のようなヘアリンスタイプとした
場合、髪質や使用方法によっても異なるが、通常約5〜
10回の使用で白髪が目立たなくなる等の染毛効果が得
られる。
【0018】本発明に用いられる有機溶剤(C)として
は、次式(C−1)で表わされる化合物、次式(C−
2)で表わされるN−アルキルピロリドン又は炭素数1
〜4のアルキレンカーボネートが挙げられる。
【0019】
【化3】
【0020】
【化4】
【0021】これらの有機溶剤の具体例としては、例え
ばエタノール、イソプロパノール、n−プロパノール、
n−ブタノール、イソブタノール、エチレングリコー
ル、プロピレングリコール、イソプレングリコール、
1,3−ブタンジオール、ベンジルアルコール、シンナ
ミルアルコール、フェネチルアルコール、p−アニシル
アルコール、p−メチルベンジルアルコール、フェノキ
シエタノール、2−ベンジルオキシエタノール、メチル
カルビトール、エチルカルビトール、プロピルカルビト
ール、ブチルカルビトール、トリエチレングリコールモ
ノエチルエーテル、トリエチレングリコールモノブチル
エーテル、グリセリン、N−メチルピロリドン、N−オ
クチルピロリドン、N−ラウリルピロリドン等が挙げら
れる。かかる有機溶剤(C)の配合量は本発明染色剤組
成物中0.5〜50%、特に1〜35%が好ましい。
0.5%未満では、本発明染色剤組成物を素手で使用す
る形態にした場合、短かい放置時間で充分な染毛効果が
得られず、50%を超えて配合しても、効果の向上は認
められない。
【0022】本発明染色剤組成物のpH(10%水溶液と
して測定)は2.0〜4.5が好ましく、より好ましく
は2.5〜4.5、特に好ましくは2.5〜4.0であ
る。pHが4.5を超えると、本発明染色剤組成物を素手
で使用する形態とした場合、組成物を毛髪に塗布した後
の放置時間が短縮されず好ましくなく、pHが2.0未満
であると酸成分による手肌への刺激が問題となる。
【0023】また、本発明染色剤組成物は、その10%
水溶液の緩衝能が0.01〜0.2グラム当量/lを示
すような組成を持つ場合、塗布後の放置時間が短縮され
るため、特に好ましい。ここで、本発明における緩衝能
とは、25℃における染色剤組成物の10%水溶液のpH
を初期の値から1上昇させるのに要する塩基の濃度を尺
度として次式により求められる値である。
【0024】
【数1】
【0025】当該緩衝能が0.01グラム当量/l未満
であると短い放置時間では充分な効果が得られず、0.
2グラム当量/lを超えると、染毛効果の目立った向上
は見られず、緩衝能を付与するpH緩衝剤やその他の配合
成分が溶解しにくくなる等の理由から好ましくない。な
お、より好ましい緩衝能は0.01〜0.05グラム当
量/lである。
【0026】このような緩衝能は、染色剤組成物にpH緩
衝剤、界面活性剤、キレート剤、防腐剤等を添加するこ
とによって付与することができる。このうち、pH緩衝剤
としては、pH2.0〜4.5の範囲で緩衝作用を有する
有機酸又は無機酸及び/又はその塩を用いることができ
る。有機酸としては、例えばクエン酸、グリコール酸、
コハク酸、酒石酸、乳酸、フマル酸、リンゴ酸、レブリ
ン酸、酪酸、吉草酸、シュウ酸、マレイン酸、フマル
酸、マンデル酸等を挙げることができ、無機酸として
は、例えばリン酸、硫酸、硝酸等を挙げることができ
る。また、これらの酸の塩としては、例えばナトリウム
塩、カリウム塩、アンモニウム塩、トリエタノールアミ
ン塩などのアルカノールアミン塩等を挙げることができ
る。緩衝能を与える化合物の配合量は特に規定されるも
のではなく、緩衝能を与える化合物の種類によって異な
る。例えば、主に緩衝能を与える化合物として、クエン
酸ナトリウム塩を用いた場合は、約2〜2.5%以上の
濃度で配合される。
【0027】また、本発明の染色剤組成物には、本発明
の効果を損なわない範囲で各種界面活性剤、カチオン性
重合体、油性成分、ヒドロキシエチルセルロースやキサ
ンタンガム等の増粘剤、前記成分(B)以外のシリコー
ン誘導体、香料、防腐剤、紫外線吸収剤、酸化防止剤、
殺菌剤、パール化剤、濁り剤等を配合してもよい。ここ
で界面活性剤としてはオレフィンスルホン酸、アルカン
スルホン酸、脂肪酸アルキルエーテルカルボン酸、N−
アシルアミノ酸等のアニオン界面活性剤;アミドベタイ
ン、カルボベタイン、ヒドロキシスルホベタイン等の両
性界面活性剤;モノもしくはジアルキル第4級アンモニ
ウム塩等のカチオン界面活性剤;ポリオキシアルキレン
アルキルエーテル等の非イオン界面活性剤のいずれも用
いることができる。また、カチオン性重合体としてはカ
チオン化セルロース、カチオン化澱粉、カチオン化グア
ーガム、ジアリル4級アンモニウム塩重合物、ジアリル
4級アンモニウム塩/アクリルアミド共重合物、ヒドロ
キシエチルセルロースジメチルジアリル4級アンモニウ
ム共重合物等が挙げられる。また、油性成分としては脂
肪酸エステル類、直鎖又は分岐鎖のアルキルグリセリル
エーテル、分岐の高級アルコール等が挙げられる。
【0028】本発明染色剤組成物は上記成分を混合して
常法により製造でき、その使用方法は前述の通りであ
る。
【0029】
【発明の効果】本発明の角質繊維染色剤組成物は、染毛
効果に優れ、かつコンディショニング効果に優れている
ため、すすぎ時及び仕上がり時の毛髪の感触が極めて良
好である。
【0030】
【実施例】次に実施例を挙げて本発明を更に詳細に説明
するが、本発明はこれに限定されるものではない。
【0031】実施例1〜3 乾燥した白髪の毛束約10gをシャンプーした後、水を
切り、これに表1の組成物各3gを素手で素早く均一に
塗布した。35℃にて30秒間放置し、すすいで、乾燥
させ、すすぎ時及び乾燥時の毛髪に対して、専門パネラ
ー10名で、以下の評価を行った。得られた結果を表1
に示す。コンディショニング効果の評価 a)すすぎ時の指通り ◎:きしみがなく、指通りが非常に良い。 ○:きしみが弱く、指通りが良い。 △:きしみがやや強く、指が通りづらい。 ×:きしみが強く、指通りが悪い。 b)すすぎ時及び乾燥時の柔らかさ ○:非常に柔らかく、しなやか。 △:柔らかい。 ×:柔らかさにかける。 c)乾燥時のくし通り ○:くし通りが良く滑らか。 △:くしを通すのに多少ひっかかる。 ×:毛先等のくし通りが悪くひっかかる。
【0032】
【表1】
【0033】実施例4 前頭部の白髪率が約10%である40歳台の女性モニタ
ー10名に対して、シャンプーした後、美容師が実施例
3(表1)の組成物を約15g塗布し、35℃で60秒
間放置した後、すすぎ、更にドライヤーで乾燥させた。
同様な操作を更に4回繰り返した後、10名のパネラー
により白髪の目立ちを目視で評価した。その結果を表2
に示した。
【0034】
【表2】
【0035】実施例5 下記組成物を、欧米人ブロンド毛束約5gに対して、
2.5g塗布し、30℃で30分間放置した。その後、
流水ですすぎ、乾燥させた。すすぎ時及び乾燥時の髪の
感触が良好であった。
【0036】
【表3】 (組成) (%) (1)Steel Blue 0.025 (2)2−アミノ−5−β−N−ヒドロキシエチル アミノニトロベンゼン 0.050 (3)塩化ベヘニルトリメチルアンモニウム 1.0 (4)セトステアリルアルコール 4.0 (5)プロピレングリコール 7.0 (6)ポリオキシエチレン変性オルガノポリシロキサン (ポリオキシエチレン基20重量%,分子量約5,5000 のもの)、一般式(B−1);R1 =CH3 ,R2 =水 素原子、m=50〜55,n=2〜3,x=9〜11, y=z=0、p=3) 2.0 (7)NaOH(pH4.3に調整) 適量 (8)リン酸(pH4.3に調整) 適量 (9)水 バランス
【0037】実施例6 下記組成物を、欧米人ブロンド毛束約5gに対して、
2.5g塗布し、30℃で30分間放置した。その後、
流水ですすぎ、乾燥させた。すすぎ時及び乾燥時の髪の
感触が良好であった。
【0038】
【表4】 (組成) (%) (1)1,3−ブチレングリコール 20.0 (2)2−ベンジルオキシエタノール 7.0 (3)乳酸 2.0 (4)黒色401号 0.02 (5)紫色401号 0.02 (6)橙色205号 0.04 (7)ポリオキシエチレン変性オルガノポリシロキサン (ポリオキシエチレン基18重量%、分子量約6,700 、 一般式(B−2);R1 =CH3 ,R2 =水素原子, m=65〜75,n=1,x=8〜10,y=z=0, p=3) 1.5 (8)ヒドロキシエチルセルロース 1.5 (9)NaOH(pH3.5に調整) 適量 (10)水 バランス
【0039】実施例7 下記組成物を、欧米人ブロンド毛束約5gに対して、
2.5g塗布し、30℃で30分間放置した。その後、
流水ですすぎ、乾燥させた。すすぎ時及び乾燥時の髪の
感触が良好であった。
【0040】
【表5】 (組成) (%) (1)エタノール 20.0 (2)ベンジルアルコール 7.0 (3)乳酸 2.0 (4)黒色401号 0.01 (5)紫色401号 0.01 (6)赤色227号 0.03 (7)ポリオキシエチレン変性オルガノポリシロキサン (ポリオキシエチレン基7重量%、分子量約13,000、 一般式(B−3);R1 =CH3 ,R2 =水素原子, m=150〜170,x=8〜12,y=z=0, p=3) 2.5 (8)キサンタンガム 1.0 (9)NaOH(pH3.0に調整) 適量 (10)水 バランス
【0041】実施例8 下記組成物を、欧米人ブロンド毛束約5gに対して、
2.5g塗布し、30℃で30分間放置した。その後、
流水ですすぎ、乾燥させた。すすぎ時及び乾燥時の髪の
感触が良好であった。
【0042】
【表6】 (組成) (%) (1)エタノール 20.0 (2)ベンジルアルコール 3.0 (3)クエン酸 2.0 (4)黒色401号 0.01 (5)紫色401号 0.01 (6)橙色227号 0.03 (7)ポリオキシエチレン変性オルガノポリシロキサン (ポリオキシエチレン基19重量%、分子量約4,200 、 一般式(B−1);R1 =CH3 、R2 =水素原子、 m=35〜45,n=1〜3,x=8〜10,y=z =0、p=3) 0.5 (8)ヒドロキシエチルセルロース 1.5 (9)NaOH(pH4.0に調整) 適量 (10)水 バランス

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 次の成分(A)、(B)及び(C): (A)直接染料 (B)分子中にポリオキシアルキレン基を3〜30重量
    %含み、かつ水中に分散可能なポリオキシアルキレン変
    性オルガノポリシロキサン (C)有機溶剤 を含有し、pHが2.0〜4.5であることを特徴とする
    角質繊維染色剤組成物。
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