JPH0522059U - 噴水高さ可変噴水装置 - Google Patents

噴水高さ可変噴水装置

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JPH0522059U
JPH0522059U JP7272891U JP7272891U JPH0522059U JP H0522059 U JPH0522059 U JP H0522059U JP 7272891 U JP7272891 U JP 7272891U JP 7272891 U JP7272891 U JP 7272891U JP H0522059 U JPH0522059 U JP H0522059U
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JP
Japan
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fountain
cylinder
inlet
piston
pressure water
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Pending
Application number
JP7272891U
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English (en)
Inventor
隆晴 角田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 複雑な電気的制御系の使用を省略して、噴水
高さを多様に変動させることができるようにする。 【構成】 入口8A,9A,10Aをシリンダ6の軸方
向に互いに変位して開口した複数のバイパス通路8,
9,10を並列に設け、高圧水供給系1から供給される
高圧水によりシリンダ6に収容されているピストン7を
上昇させて、入口8A,9A,10Aをシリンダ6の入
口6Bに順次連通させ、連通するバイパス通路8,9,
10の数に応じて噴水ノズル5から噴出する水量を変化
させることで、噴水の高さを変動させるようにしてあ
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、噴水高さを変動させることが可能な噴水高さ可変噴水装置に関する 。
【0002】
【従来の技術】
従来より、ポンプの運転台数を制御して、噴水ノズルから噴出させる水量を調 整し、この水量に応じて噴水高さを変動させるようにした噴水高さ可変噴水装置 は知られている。しかし、この種の可変噴水装置では、電気的な制御系が若干複 雑になって構造を複雑にしている。しかも、ポンプ駆動用モ−タの起動頻度が制 約されるため、短時間で噴水高さを多様に変動させることが困難である。したが って、構造噴水のショー的効果が低い欠点を有している。また、噴水ノズルに高 圧水を供給する高圧水供給系に、噴水用開度制御弁を介設した噴水高さ可変噴水 装置も知られている。この種の可変噴水装置では、噴水用開度制御弁の開度調整 によって、噴水ノズルから噴出させる水量を調整し、この水量に応じて噴水高さ を変動させることができるとともに、短時間で噴水高さを多様に変動させること も容易であるから、噴水のショー的効果を高めることができる。しかし、噴水用 開度制御弁は相当高価格であるため経済的に不利である。しかも、噴水用開度制 御弁の開度を調整するための電気的な制御系が必要であるから、構造も複雑にな る難点を有している。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
解決しようとする問題点は、電気的な制御系を必要とするため構造が複雑であ る点と、短時間で噴水高さを多様に変動させることが困難である点および短時間 で噴水高さを多様に変動させるようにするとコスト高を招いて経済的に不利にな るなどの点である。
【0004】
【課題を解決するための手段】 本考案は、噴水ノズルを出口に設けたシリンダと、このシリンダの入口に接続 された高圧水供給系と、前記シリンダに並列に設けられてそれぞれの入口と出口 の少なくとも一方が該シリンダの軸方向に互いに変位して開口している複数のバ イパス通路と、前記シリンダに収容され前記高圧水供給系から供給される高圧水 により前記噴水ノズルを閉じるストロ−ク終端まで前進して前記複数のバイパス 通路それぞれの入口と出口を開閉するピストンと、前記複数のバイパス通路の上 流側に設けた圧力逃がし部とを具備していることを特徴とするものである。
【0005】
【作用】
本考案によれば、高圧水供給系からシリンダに高圧水を送り込むと、ストロ− ク始端にあるピストンがストロ−ク終端まで前進(上昇)する。この前進によっ て複数のバイパス通路の入口をシリンダの入口に順次連通させることができる。 連通するバイパス通路の数に応じて噴水ノズルから噴出する水量が変化して噴水 の高さを変動させる。つまり、連通するバイパス通路の数が増加する毎に、噴水 の高さが高くなる。ピストンが複数のバイパス通路の出口を閉塞した時点で、バ イパス通路を通る高圧水の流動は完了し、ここからは、前記ピストンよりも先ま わりして噴水ノズル側に流動してシリンダ内に残存している水をピストンで押圧 して一気に噴水ノズルから噴出させる。また、ストロ−ク始端にあるピストンが ストロ−ク終端まで前進(上昇)することで、複数のバイパス通路の入口をシリ ンダの入口に同時に連通させ、出口を順次閉塞させることもできる。この場合は 、ピストンにより出口を順次閉塞して、噴水ノズルに連通するバイパス通路の数 を減らすことで噴水の高さが低くなる。ピストンがストロ−ク終端に到達して噴 水ノズルの入口を閉塞し、噴水が完了した後に高圧水の供給を停止すると、圧力 逃がし部の圧力逃がし作用水でシリンダ内の圧力が低下し、ピストンは自重によ って下降しストロ−ク始端に復帰してつぎの噴水に備える。
【0006】
【実施例】
以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。図1において、高圧水供給 系1は、ポンプ2と、このポンプ2の吐出口2Aに接続された噴水用配管3と、 噴水用配管3の途中に介設された電磁弁によってなる制御弁4により構成されて いる。噴水ノズル5はシリンダ6の出口6Aに形成され、シリンダ6の入口6B に噴水用配管3が接続されている。シリンダ6には球形のピストン7が収容され ており、複数(たとえば3つ)のバイパス通路8,9,10が並列に設けられて いる。これらバイパス通路8,9,10の入口8A,9A,10Aは、シリンダ 6の軸方向に互いに変位して開口している。つまり、バイパス通路8の入口8A が低位置に開口し、バイパス通路9の入口9Aが中間位置に開口し、バイパス通 路10の入口10Aが高位置に開口している。また、バイパス通路8,9,10 の出口8B,9B,10Bは、ピストン7のストロ−ク終端近くにおいて同じ高 さに設定して開口している。さらに、噴水用配管3における制御弁4の下流側に 圧力逃がし弁11を設けている。
【0007】 このような構成であれば、圧力逃がし弁11の閉じ状態でポンプ2を起動して 、制御弁4を開くことにより噴水用配管3からシリンダ6に高圧水が送り込まれ る。実線で示すストロ−ク始端にあるピストン7は、シリンダ6に送り込まれた 高圧水によって仮想線で示すストロ−ク終端まで前進(上昇)する。この前進に よって、まず、ピストン7がバイパス通路8の入口8Aを通過して、バイパス通 路8がシリンダ6の入口6Bに連通し、高圧水はバイパス通路8を通って噴水ノ ズル5から噴出する。その結果、バイパス通路8を通る水量によって決まる高さ h1(図2参照)の噴水を得ることができる。ついで、ピストン7がバイパス通 路9の入口9Aを通過して、バイパス通路9がシリンダ6の入口6Bに連通し、 高圧水はバイパス通路9を通って噴水ノズル5から噴出する。つまり、2つのバ イパス通路8,9を通る水量によって決まる高さh2(図3参照)の噴水を得る ことができる。さらに、ピストン7がバイパス通路10の入口10Aを通過して 、バイパス通路10がシリンダ6の入口6Bに連通し、高圧水はバイパス通路1 0を通って噴水ノズル5から噴出する。すなわち、3つのバイパス通路8,9, 10を通る水量によって決まる高さh3(図4参照)の噴水を得ることができる 。ピストン7の前進によりバイパス通路8,9,10それぞれの出口8B,9B ,10Bがピストン7によって閉塞された時点で、バイパス通路8,9,10を 通る高圧水の流動は完了し、ここからは、ピストン7よりも先まわりして噴水ノ ズル5側に流動してシリンダ6内に残存している水をピストン7で押圧して一気 に噴水ノズル5から噴出させる。したがって、シリンダ6の出口6A側の水を全 て排出した時点で噴水が停止されることになるので、図5に示すように、棒状水 塊の終端が真横にシャープに切断された歯切れのよい噴水姿態を実現できる。こ のように、シリンダ6の入口6Bに連通するバイパス通路8,9,10の数に応 じて噴水ノズル5から噴出する水量を変化させて、噴水の高さを変動させること ができるので、電気的な制御系を必要としない簡単な構造で、噴水高さを多様に 変動させることが可能である。また、ピストン7が図1の仮想線で示すストロ− ク終端に到達して噴水ノズル5の入口を閉塞し、噴水が完了した後に制御弁4を 閉じ、高圧水の供給を停止するとともに、圧力逃がし弁11を開放すると、シリ ンダ6内の圧力が低下しピストン7は自重によって実線で示すストロ−ク始端に 復帰してつぎの噴水に備える。
【0008】 図6は、本考案の他の実施例を示し、前記図1の実施例と同一もしくは相当部 分には同一符号を付し、詳しい説明は省略する。この図において、3つのバイパ ス通路8,9,10の入口8A,9A,10Aは、ピストン7のストロ−ク始端 近くにおいて同じ高さに設定して開口している。また、バイパス通路8,9,1 0の出口8B,9B,10Bは、シリンダ6の軸方向に互いに変位して開口して いる。つまり、バイパス通路8の出口8Bが低位置に開口し、バイパス通路9の 出口9Bが中間位置に開口し、バイパス通路10の出口10Bが高位置に開口し ている。
【0009】 このような構成であれば、実線で示すストロ−ク始端にあるピストン7がシリ ンダ6に送り込まれた高圧水によって仮想線で示すストロ−ク終端まで前進する ことによって、まず、ピストン7がバイパス通路8,9,10それぞれの入口8 B,9B,10Bを通過して、バイパス通路8,9,10が同時にシリンダ6の 入口6Bに連通し、高圧水は3つのバイパス通路8,9,10を通って噴水ノズ ル5から噴出する。その結果、バイパス通路8,9,10を通る水量によって決 まる高さh3(図4参照)の噴水を得ることができる。ついで、ピストン7がバ イパス通路8の出口8Bを通過する。これにより、バイパス通路9,10を通る 水量によって決まる高さh2(図3参照)の噴水を得ることができる。さらに、 ピストン7がバイパス通路9の出口9Bを通過して、高圧水はバイパス通路10 を通って噴水ノズル5から噴出する。すなわち、バイパス通路10を通る水量に よって決まる高さh1(図2参照)の噴水を得ることができる。ピストン7がバ イパス通路10の出口10Bを通過した時点で、高圧水の流動は完了し、ここか らは、ピストン7よりも先まわりして噴水ノズル5側に流動してシリンダ6内に 残存している水をピストン7で押圧して一気に噴水ノズル5から噴出させる。し たがって、シリンダ6の出口6A側の水を全て排出した時点で噴水が停止される ことになるので、図5に示すように、棒状水塊の終端が真横にシャープに切断さ れた歯切れのよい噴水姿態を実現できる。このように、ピストン7によりバイパ ス通路8,9,10の入口8A,9A,10Aを同時にシリンダ6の入口6Bに 連通させ、出口8B,9B,10Bを順次閉塞して、噴水ノズル5に連通するバ イパス通路の数を減らすことで、バイパス通路8,9,10の数に応じて噴水ノ ズル5から噴出する水量を変化させて、噴水の高さを変動させることができるの で、電気的な制御系を必要としない簡単な構造で、噴水高さを多様に変動させる ことが可能である。また、ピストン7が図6の仮想線で示すストロ−ク終端に到 達して噴水ノズル5の入口を閉塞し、噴水が完了した後に制御弁4を閉じ、高圧 水の供給を停止するとともに、圧力逃がし弁11を開放すると、シリンダ6内の 圧力が低下しピストン7は自重によって実線で示すストロ−ク始端に復帰してつ ぎの噴水に備える。
【0010】 本考案は、前記実施例の他に、バイパス通路の数、バイパス通路の入口と出口 の位置あるいはバイパス通路の通路断面等を変えることによって、前述の噴水姿 態と異なる様々な姿態で噴水を行うことができる。なお、前記圧力逃がし弁11 に代えて、図1および図6において仮想線で示すような通路断面の小さい圧力逃 がし孔11Aをシリンダ6の入口6Bに形成した構成としてもよい。このように 構成することで、制御弁4の開放時に高圧水は圧力逃がし孔11Aから流出する けれども、圧力逃がし孔11Aの通路断面は小さく設定されているので、前述の 作動の実行に支障を来すことはない。
【0011】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案は、電気的な制御系を必要としない簡単な構造で 噴水高さを多様に変動させることができるとともに、低価格化を達成できるので 経済的にも有利である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す構成図である。
【図2】低噴水状態の説明図である。
【図3】中噴水状態の説明図である。
【図4】高噴水状態の説明図である。
【図5】噴水の終端を示す説明図である。
【図6】本考案の他の実施例を示す構成図である。
【符号の説明】
1 高圧水供給系 5 噴水ノズル 6 シリンダ 6A シリンダの出口 6B シリンダの入口 7 ピストン 8 バイパス通路 8A バイパス通路の入口 8B バイパス通路の出口 9 バイパス通路 9A バイパス通路の入口 9B バイパス通路の出口 10 バイパス通路 10A バイパス通路の入口 10B バイパス通路の出口 11 圧力逃がし弁(圧力逃がし部) 11A 圧力逃がし孔(圧力逃がし部)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 噴水ノズルを出口に設けたシリンダと、
    このシリンダの入口に接続された高圧水供給系と、前記
    シリンダに並列に設けられてそれぞれの入口と出口の少
    なくとも一方が該シリンダの軸方向に互いに変位して開
    口している複数のバイパス通路と、前記シリンダに収容
    され前記高圧水供給系から供給される高圧水により前記
    噴水ノズルを閉じるストロ−ク終端まで前進して前記複
    数のバイパス通路それぞれの入口と出口を開閉するピス
    トンと、前記複数のバイパス通路の上流側に設けた圧力
    逃がし部とを具備していることを特徴とする噴水高さ可
    変噴水装置。
JP7272891U 1991-09-10 1991-09-10 噴水高さ可変噴水装置 Pending JPH0522059U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100886427B1 (ko) * 2008-03-24 2009-03-02 물춤워터아트(주) 우회관이 형성된 분수

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