JPH0467009B2 - - Google Patents

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JPH0467009B2
JPH0467009B2 JP59281993A JP28199384A JPH0467009B2 JP H0467009 B2 JPH0467009 B2 JP H0467009B2 JP 59281993 A JP59281993 A JP 59281993A JP 28199384 A JP28199384 A JP 28199384A JP H0467009 B2 JPH0467009 B2 JP H0467009B2
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fuel
chamber
timing fluid
timing
injection
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JP59281993A
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Daburiu Kyarei Junia Arufuretsudo
Eru Piitaasu Resutaa
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Cummins Inc
Original Assignee
Cummins Engine Co Inc
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Publication of JPH0467009B2 publication Critical patent/JPH0467009B2/ja
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02MSUPPLYING COMBUSTION ENGINES IN GENERAL WITH COMBUSTIBLE MIXTURES OR CONSTITUENTS THEREOF
    • F02M59/00Pumps specially adapted for fuel-injection and not provided for in groups F02M39/00 -F02M57/00, e.g. rotary cylinder-block type of pumps
    • F02M59/20Varying fuel delivery in quantity or timing
    • F02M59/205Quantity of fuel admitted to pumping elements being metered by an auxiliary metering device
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02MSUPPLYING COMBUSTION ENGINES IN GENERAL WITH COMBUSTIBLE MIXTURES OR CONSTITUENTS THEREOF
    • F02M59/00Pumps specially adapted for fuel-injection and not provided for in groups F02M39/00 -F02M57/00, e.g. rotary cylinder-block type of pumps
    • F02M59/20Varying fuel delivery in quantity or timing
    • F02M59/32Varying fuel delivery in quantity or timing fuel delivery being controlled by means of fuel-displaced auxiliary pistons, which effect injection

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Fuel-Injection Apparatus (AREA)
  • High-Pressure Fuel Injection Pump Control (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は内燃機関用の燃料噴射装置に関し、特
にエンジンの運転状態の変化に対応して燃料噴射
時期を変えることのできる容積型燃料噴射装置に
関する。
(従来技術) 通常、市販の燃料噴射装置は、低価格、高性能
及び信頼性という相反する条件が基本的に要求さ
れるので、ある程度の問題が残ることは避けられ
ない。例えば、単一の集中型高圧ポンプを設け、
ポンプから複数の噴射ノズルへ送られる燃料の計
量及びタイミング設定を分配バルブで行うように
した燃料噴射装置では、他の型式の噴射装置に比
べて製造コストが低いが、その反面、その分配式
装置では、集中型高圧燃料ポンプと個々の噴射ノ
ズルを連結する燃料ライン内での高圧流体の動作
を予測したり制御したりすることが不可能である
ので、他の型式の装置に比べ、動作に信頼性がな
い。分配型装置の欠点の多くは、米国特許第
3544008号に記載されたように、カム駆動式ユニ
ツトインジエクタをエンジンの各シリンダ毎に独
立させて設けることにより解決できる。そのよう
にすると、噴射に必要な高圧は、エンジンシリン
ダに隣接したインジエクタ内のカム駆動ポンプに
より供給できるので、各インジエクタには低圧の
燃料を供給するだけでよい。ところが、ユニツト
インジエクタ装置は、分配式装置に比べ、製造コ
ストが高いという問題がある。
将来、市販の燃料噴射装置には、大気汚染の防
止及び燃費の向上を図るために、エンジンの運転
状態の変化に応じて噴射タイミングをある程度制
御できることが、ほぼ確実に必要となる。ところ
が高圧分配式装置では、本来、精度を所望値まで
高めることは不可能であり、又タイミング調整の
可能なユニツトインジエクタでは著しく構造が複
雑になり、又コストも著しく増加する。
米国特許2997994及び2863438はこのジレンマの
解決策の例を示すもので、ユニツトインジエクタ
でのタイミングを調整するための機構としてかな
り簡単な構造を開示している。特にこれらの特許
では、カム駆動式燃料噴射プランジヤの有効長さ
を調節するために、折畳み構造の油圧式リンクを
使用することが開示されている。ところが、これ
らの油圧式タイミング制御装置では、油圧式リン
クを一杯に伸ばした状態と一杯に折り畳んだ状態
とのいずれかだけで作動させる場合にのみ、構造
を簡単化できる。従つて、エンジンの運転中に
は、通常、広範囲にわたつて状態が変化するが、
上記装置では、噴射動作のタイミングは段階的に
変更できるだけであるので、そのような状態の変
化に対応できないことがある。油圧式リンクを使
用し、しかも噴射タイミングを無段階に変更しよ
うとする場合には、一般に、各インジエクタに機
械的に連結するラツクを使用し、油圧式リンクの
長さや折目の位置を制御するようにした構造が採
用される。このような油圧・機械式装置の例は米
国特許3847510号に開示されている。
大気を汚染せずに燃料噴射式内燃機関を効率良
く運転させるためには、燃料噴射のタイミングと
噴射量を別々に制御することが重要になる。とこ
ろがそのような制御装置でも信頼性や経済性を犠
牲にすることはできない。米国特許第4249499号
及び第3951117号には、噴射タイミングと噴射量
とを独立して制御するようにした燃料インジエク
タが開示されている。これらの特許には、それぞ
れ、噴射タイミングを制御するために可変油圧信
号に応答する圧力・時間式ユニツトインジエクタ
の例が開示されている。上記特許第4249499号及
び第3951117号に開示されたインジエクタは、目
的達成に役立つが、調時動作(タイミング設定動
作)と燃料計量動作とを完全には分離しておら
ず、又構造が複雑であるので所望のレベルまで低
コスト化及び信頼性の向上を図ることができな
い。例えば、米国特許第3951117号のインジエク
タでは、一定距離を往復するピストンにより可変
式調時室及び可変式計量室が分離されているだけ
であり、一方の室の容積変化に対応したピストン
の動きにより、他方の室の流体の体積や圧力に即
座に影響を及ぼすようになつている。米国特許
4249499号の装置では、無段階にタイミングを変
更できるが、構造がかなり複雑になり、調時室や
スプリング付勢式の1対のピストンを設けねばな
らず、更に一般的なインジエクタボデイの外側に
付属品を設ける必要がある。そのような装置は、
市販のインジエクタとしては、価格が高くなりす
ぎる恐れがある。
ビンセントの米国特許第1991586号等に開示さ
れているように、ユニツトインジエクタに、分配
燃料ポンプで行うような燃料計量機能を与りた改
良品もいくつか提案されている。該特許の燃料噴
射装置は圧縮点火機関用で、対応するシリンダに
燃料を噴射するための複数のカム駆動式ポンプユ
ニツトにストローク可変式の燃料ポンプ(第5
図、第6図)を組み合せ、各インジエクタが噴射
時期に到達する直前に、所定量の燃料を分配通路
から各カム駆動式インジエクタに次々と供給する
ようになつている。詳細な説明は省略するが、ビ
ンセントの特許には、6頁左欄57−62行に、噴射
開始時期を遅らせたり早めたりすることも場合に
よつては望ましく、又そのようなことは「衆知の
方法により行える」と記載されている。しかしな
がら、燃料ポンプとカム駆動式ユニツトをつなぐ
供給ラインが高圧になると、先の分配型噴射装置
に関連して述べたような高圧による問題がビンセ
ントの装置にも生じると予測できる。
ブリンクマンの米国特許第3885982には、内燃
機関の各シリンダに設けた噴射ノズルへ計量した
燃料を供給するために、往復動式のプランジヤを
設けた噴射装置が開示されている。その装置によ
ると、機械的なストツパにより各ポンプのプラン
ジヤのストローク長さを調整し、それにより各燃
焼室へ送られる燃料の量を制御するようになつて
いる。プランジヤの往復運動は流体の圧力により
行われる。ところがブリンクマンの特許にはタイ
ミングを変えるための制御装置は開示されていな
い。
要するに、従来技術では、噴射タイミングを高
い精度で制御し、かつ燃料噴射装置のコストを下
げる技術は示されていない。
(本発明の説明) 本発明は、サイクル動作を行う内燃機関の燃焼
室へ燃料を間欠的に噴射するためのタイミング可
変式の容積型燃料噴射装置の新規かつ改良した構
造を供給することを主要な目的としている。タイ
ミング可変式の容積型燃料噴射装置は、低圧の液
体燃料を供給する燃料供給装置と、内燃機関の燃
焼室に隣接して取り付けられ、上記燃料供給装置
に接続し、上記燃料供給装置から燃料を吸入して
高圧で燃料を燃焼室へ周期的に噴射するようにし
たインジエクタ装置とを備えている。該インジエ
クタには、インジエクタ装置に吸入されるタイミ
ング流体のスラグ(本発明においては、流体の一
定量を「スラグ」(流体塊)と称する)の体積に
応じてエンジン運転中の燃料噴射タイミングを制
御するためのタイミング流体吸入装置が設けてあ
る。タイミング流体形成ポンプは、インジエクタ
から離して取り付けられ、タイミング流体のスラ
グ(流体塊)を計量するとともに、タイミングが
制御される燃料噴射の開始に先行して上記インジ
エクタへタイミング流体の各予計量スラグを送り
込むようになつている。
本発明の他の目的は、内燃機関の燃焼室に併設
される燃料噴射装置であつて、複雑なタイミング
進角調整機構が不要で、しかも燃料噴射タイミン
グ進角をサイクル毎に変更して燃料噴射タイミン
グを正確かつ高い信頼性で設定できる新規な改良
構造を提供することにある。該燃料噴射装置は、
タイミング流体の予計量スラグを形成して吐出す
るための燃料ポンプと、該燃料ポンプに併設さ
れ、該燃料ポンプにより送り込まれたタイミング
流体の予計量スラグの体積に対応するタイミング
進角に対応し、かつエンジンの作動状態に対応し
て、エンジンの燃焼室へ燃料を送り込むようにし
たユニツトインジエクタが設けてある。燃料噴射
装置には制御装置が設けてある。該制御装置は燃
焼室への燃料噴射のタイミングを制御し、ユニツ
トインジエクタに送り込まれたタイミング流体の
予計量スラグを使用することによりサイクル毎に
燃料噴射タイミングを変更するようになつてい
る。
本発明の更に他の目的は、少なくとも1個の燃
焼室を有する内燃機関に使用するための新規かつ
改良構造の燃料噴射装置を提供することにある。
該燃料噴射装置では、燃料ポンプが、燃料及びタ
イミング流体の低圧予計量スラグを形成し、ユニ
ツトインジエクタがスラグ吸入モードにある時に
予計量スラグを吸入する燃焼室に併設したユニツ
トインジエクタへ吐出する。各予計量スラグの体
積は、ユニツトインジエクタにより燃焼室へ高圧
で噴射される燃料の量に基づいてサイクル毎に燃
料ポンプにより変更できる。サイクル毎の噴射タ
イミングは各サイクルにおいてユニツトインジエ
クタに吸入される予計量スラグの体積に対応し、
ユニツトインジエクタにより噴射される燃料の量
と噴射タイミングはサイクル毎に変更可能であ
り、かつ正確で精度が高い。
本発明の更に他の目的は、内燃機関に使用する
ための新規かつ改良構造の燃料噴射装置を提供す
ることにある。該燃料噴射装置は、容積型の燃料
ポンプを備え、該燃料ポンプにより燃料及びタイ
ミング流体の予計量スラグを正確かつ高精度に形
成して、内燃機関の各燃焼室に併設したユニツト
インジエクタへ吐出する。上記燃料ポンプには、
予計量スラグの形態で燃料及びタイミング流体を
形成・吐出するために、ピストンと該ピストンの
ストロークを調整するための制御装置とが設けて
ある。制御装置は、電気式、機械式、油圧式の構
造あるいはそれらの組合せ構造とすることがで
き、又エンジンの作動に対応させて設定できる。
複数のユニツトインジエクタを使用することもで
き、その場合には、共通分配管を介して燃料ポン
プが各ユニツトインジエクタに接続される。
本発明の更に他の目的は、内燃機関に使用する
ための新規かつ改良構造の燃料噴射装置を提供す
ることにある。該燃料噴射装置は、内燃機関の各
燃焼室に併設されて、吸入モードにある時に燃料
及びタイミング流体を吸入するユニツトインジエ
クタを備えている。これにより燃料噴射装置の各
ユニツトインジエクタは開閉(バルビング)・分
配作用を行う。開閉・分配作用は、機関に併設し
たユニツトインジエクタの全てにタイミング流体
及び燃料のスラグを送り込むために単一の共通連
絡管だけが必要なように設定することもできる。
各ユニツトインジエクタはカム駆動式噴射プラン
ジヤを備え、該プランジヤはエンジンに機械的に
連結され、ユニツトインジエクタを併設したエン
ジンピストンの往復運動に同期して作動するよう
になつている。更に、各ユニツトインジエクタは
タイミングピストンを備え、該ピストンは、ロス
トモーシヨン継手を介して機械的に噴射プランジ
ヤに連結されている。ユニツトインジエクタが燃
料を吐出する時期は、燃料及びタイミング流体の
予計量スラグがユニツトインジエクタに吸入され
た後、ならびにタイミング流体のスラグにより形
成された油圧リンクにより噴射プランジヤがタイ
ミングピストンに連結された後だけであり、従つ
て燃料噴射開始時期はタイミング流体の予計量ス
ラグの体積により設定される。ユニツトインジエ
クタの燃料及びタイミング流体の吸入モードの開
始時期ならびに噴射終了時期は、ユニツトインジ
エクタに形成した溝及びポートにより決まる。
上記及びそれ以外の目的は、容積型燃料スラグ
形成装置と容積型タイミング流体スラグ形成装置
とを有する燃料ポンプを備えた本発明の燃料噴射
装置により達成できる。これらのスラグ形成装置
で形成されるスラグの体積は、サイクル毎に変更
できる調整装置により制御できる。
(実施例) 第1図に示す燃料ポンプ10は、往復動式エン
ジンピストン(図示せず)を内蔵した複数のエン
ジンシリンダや燃料タンクRを備えた内燃機関に
使用される。本発明による燃料噴射装置は、上記
シリンダ内に燃料を噴射する場合に、各シリンダ
に対する燃料噴射のタイミングの設定及び制御を
行い、シリンダ内の上記ピストンの往復動作に基
づいて、サイクル毎に燃料噴射タイミングを制御
できるようになつている。
燃料ポンプ10には、タンクRから燃料Fを引
き入れる燃料供給装置20が設けてある。該燃料
供給装置20には、その入口24をタンクR内に
位置させた状態で供給パイプ22が設けてある。
定量吐出ポンプ28は、その入口30が供給パイ
プ22に接続され、出口32が供給ライン34に
接続している。ライン34は油圧調整弁36の入
口38に接続している。油圧調整弁36は燃料ポ
ンプ10内の油圧を一定値に保つようになつてお
り、その出口40は供給パイプ22に接続してい
る。燃料噴射には、通常、非常に高い圧力が必要
であるが、弁36ではそれよりも低いレベルに圧
力を設定してもよい。
燃料ポンプ10には、燃料供給装置20から燃
料ポンプ10のその他の部分への流れを制御する
ために、第1燃料流量制御装置50が設けてあ
る。第1燃料流量制御装置50は3方弁52を備
え、弁52には、入口ポート56と出口ポート5
8を形成した可動弁体54が設けてある。弁体5
4は、第1図の状態において、ポート56が入口
通路62を介して供給ライン34に接続してお
り、定量吐出ポンプ28から送られた燃料を受け
取るようになつている。弁体54には、弁通路6
6,68が設けてある。これらの通路66,68
は、図示の第1状態において、入口ポート56及
び出口ポート58に接続し、又第2状態におい
て、出口58が戻しライン72に接続するように
なつている。以下の説明から明らかなように、弁
体54の第1状態はスラグ吐出モードであり、弁
体54の第2状態は燃料ポンプ10用のスラグ形
成モードである。戻しライン72はその出口74
がタンクR内に位置しており、タンクRに燃料を
送るようになつている。弁体54には通路80が
接続している。通路80は、第1燃料流量制御装
置50がスラグ吐出モードにある時、出口ポート
58に接続して燃料供給装置20からの燃料を受
け入れるようになつており、第1燃料流量制御装
置50がスラグ形成モードにある時、入口ポート
56に接続して戻しライン72からタンクRへ燃
料を戻すようになつている。
容積型燃料スラグ形成装置90のハウジング9
2には、通路80に接続する入口94と、出口9
6が設けてある。ハウジング92内には燃料ピス
トン98が移動自在に位置しており、その第1端
部100が入口94に面し、第2端部102が出
口96に面している。ピストン98の第1端部1
00は、ハウジング92と共に、燃料吸入室10
6を形成し、ピストン98の第2端部102は、
ハウジング92と共に、燃料スラグを形成して吐
出するための室108を形成している。燃料供給
装置20から第1燃料流量制御装置50を経て室
106に流入した燃料は、燃料スラグ輸送工程に
おいて燃料ピストン98を出口96に向けて移動
させようとし、室108に流入した燃料は、スラ
グ形成工程の間、燃料ピストン98を入口94に
向けて移動させようとする。
スラグ形成装置90は容積型であるので、燃料
は、所定量ずつ互いに分離したスラグ状態で、ス
ラグ形成装置90に吸入され、又吐出される。こ
れらの分離した燃料スラグは予計量スラグと呼ば
れており、その量は燃料スラグ形成装置90の室
108の寸法に対応して正確かつ高精度に計量・
設定されている。
燃料ポンプ10には、所定量のタイミング流体
スラグを形成して吐出するための容積型タイミン
グ流体スラグ形成装置130も設けられている。
タイミング流体スラグ形成装置130のハウジン
グ132には、通路80に接続する入口134
と、出口136が設けてある。ハウジング132
内には、タイミング流体ピストン138が移動自
在に設けてあり、その第1端部140は入口13
4に面し、第2端部142が出口136に面して
いる。ハウジング132内には、ピストン138
の第1端部140に隣接させて燃料吸入室146
が形成され、又ピストン138の第2端部142
とハウジング132により、タイミング流体を形
成して吐出するための室148が形成されてい
る。燃料供給装置20から第1燃料流量制御装置
50を経て室146に流入した燃料は、タイミン
グ流体スラグ吐出工程においてタイミング流体ピ
ストン138を出口136に向けて移動させよう
とし、室148に流入した燃料は、タイミング流
体スラグの形成工程の間、タイミング流体ピスト
ン138を入口134に向けて移動させようとす
る。
タイミング流体スラグ形成装置130は容積型
であるので、流体は、所定量ずつ互いに分離した
スラグ状態で、タイミング流体スラグ形成装置1
30に吸入され、又吐出される。これらの分離し
たスラグは予計量タイミング流体スラグと呼ばれ
ており、その量はタイミング流体スラグ形成装置
130の室148の容積に対応して正確かつ高精
度に計量・設定され、換言すれば、タイミング流
体ピストン138のストローク長さにより正確か
つ高精度に設定される。
ピストン98,138のストローク長さは調整
制御装置150により設定され、それにより、燃
料ポンプ10を併設した内燃機関の運転中にサイ
クル毎に燃料スラグ及びタイミングスラグの体積
を変更するようになつている。調整制御装置15
0には、燃料用可動ストツプアーム152とタイ
ミング流体用可動ストツプアーム154が適当な
制御機構(図示せず)に取り付けられて設けてあ
り、又第1流体吸入室106,146内には、ピ
ストン98,138の第1端部100,140に
当接してそれらのストローク長さを設定するため
のヘツドストツプ156,158が設けてある。
調整制御装置150に組み合せる制御機構は、機
械的、電気的、油圧式等のいずれであつてもよ
く、サイクル毎に調整できるようになつており、
それにより、スラグ形成装置90及びタイミング
流体スラグ形成装置130により形成・吐出され
る燃料スラグ及びタイミング流体スラグの予計量
体積を、サイクル毎に制御するようになつてい
る。燃料用可動ストツプアーム152はタイミン
グ流体用可動ストツプアーム154とは独立して
調節及び制御を行えるようになつており、燃料の
計量とタイミング設定を独立して制御して、広範
囲にわたるエンジン作動状態に対して最良のエン
ジン性能を発揮させ得るようになつている。
更に、燃料ポンプ10は第2燃料流量制御装置
200を備えている。該装置200には、燃料ス
ラグ形成装置の出口96に通路204を介して接
続する3方弁構造の第1流量制御弁202と、タ
イミング流体スラグ形成装置の出口136に通路
208を介して接続する3方弁構造の第2流量制
御弁206とが設けてある。3方弁構造の流量制
御弁202,206の可動弁体210,211
は、それぞれ、入口ポート212,213と出口
ポート214,215を備えている。これら3方
弁構造の流量制御弁の入口ポート及び出口ポート
は、それぞれ、弁体210,211に形成した通
路216,217,218,219により互いに
接続されている。第1図の状態において燃料ポン
プ10がスラグ吐出モードにある時、第2燃料流
量制御装置200の入口ポート212,213
は、それぞれ、通路204,208に接続してお
り、燃料スラグ形成装置90及びタイミング流体
スラグ形成装置130からの予計量スラグを受け
入れるようになつている。弁体210,211は
第1図のスラグ吐出モード状態から次のような状
態へ移動できる。該状態では、第2燃料流量制御
装置200の出口ポート214,215が通路2
04,208に接続するとともに、入口ポート2
12,213が供給ライン34を介して燃料供給
装置20に接続し、燃料ポンプ10が形成モード
にある時、燃料供給装置20から燃料が室10
8,148に流入する。
第2燃料流量制御装置200の第1流量制御弁
202には燃料共通連絡管220の入口222が
接続しており、燃料ポンプ10がスラグ吐出状態
ある時、弁体210の弁出口ポート214が共通
連絡管入口222と並ぶと、予計量燃料スラグが
共通連絡管220に流入するようになつている。
第2燃料流量制御装置200の流量制御弁206
の出口ポート215には燃料共通連絡管230の
入口232が接続しており、燃料ポンプ10がス
ラグ吐出状態ある時、制御弁206の弁出口ポー
ト215が共通連絡管入口232に並ぶと、タイ
ミング流体の予計量スラグが共通連絡管230に
流入するようになつている。
燃料ポンプ10がスラグ形成モードで作動する
場合、第1燃料流量制御装置50は室106,1
46を戻しライン72に接続し、第2流量制御装
置200は室108,148を燃料供給装置20
に供給ライン34を介して接続する。可動ストツ
プアーム152,154は、燃料噴射装置の個々
のサイクルについて、ピストン98,138のス
トロークを最適長さに設定するように、その位置
が決定され、燃料及びタイミング流体の予計量ス
ラグが形成される。次に、第1燃料流量制御装置
50は、室106,146を燃料供給装置20に
接続する状態となり、第2流量制御装置200
は、室108,148を共通連絡管220,23
0に接続する状態となる。室106,146で生
じた流体圧力により、燃料ポンプ10がスラグ吐
出モードにある間に、予計量スラグは共通連絡管
へ送られる。
更に、本発明の燃料噴射装置では、内燃機関の
各シリンダ毎に、ユニツトインジエクタ300が
設けてある。各ユニツトインジエクタは、内燃機
関の対応するシリンダ内のピストンの往復運動に
同期して作動して、対応する燃焼室に燃料を噴射
するようになつており、又その場合の噴射燃料の
量とタイミングは、エンジンの運転状態ならびに
燃料ポンプ10から吐出される燃料とタイミング
流体の予計量スラグの大きさにより決定される。
各ユニツトインジエクタ300は共通連絡管22
0,230に接続しており、燃料ポンプ10から
燃料及びタイミング流体の予計量スラグが送られ
てくるようになつている。第2図Aに示す如く、
ユニツトインジエクタ300のハウジング302
は、第1端部304と第2端部306を壁308
で連結した構造となつており、内部に空間309
が形成されている。
更に、ユニツトインジエクタ300には噴射プ
ランジヤ310が設けてある。プランジヤ310
はハウジング302の内部空間309に位置して
おり、適当な機構(図示せず)により、エンジン
の動作に同期してハウジング302内で往復動さ
れるようになつている。この機構は、適当なカ
ム、リターンスプリング、リンク機構により、ハ
ウジングの第1端部304に向う方向及びそこか
ら離れる方向に噴射プランジヤ310を往復動さ
せるように構成することができる。噴射プランジ
ヤ310は側部312と端部314を備えてい
る。噴射プランジヤ310の端部314にはロス
トモーシヨン継手(から動き継手)320が取り
付けてある。ロストモーシヨン継手320の第1
取付ピン324はプランジヤ端部314上に設け
てあり、ヨーク326を第1取付ピン324に移
動自在に連結することにより、ヨーク326とピ
ン324が相対的に移動できるようになつてい
る。ヨーク326には第2取付ピン330も移動
自在に連結されている。
ハウジング302の内部空間309にはタイミ
ングピストン340が位置している。該ピストン
340は、ハウジング302内を第1端部304
に向う方向と端部304から離れる方向に往復動
するようになつている。タイミングピストン34
0の本体342は側部344と第1及び第2の端
部346,348とを備えている。ロストモーシ
ヨン継手の第2ピン330はタイミングピストン
340の第1端部346に固定されており、タイ
ミングピストン340はロストモーシヨン継手3
20を介して噴射プランジヤ310に連結してい
る。ロストモーシヨン継手320の寸法は次のよ
うに設定されている。すなわち、噴射プランジヤ
310がハウジング302内の所定位置に達する
と、該プランジヤ310がタイミングピストン3
40を上昇させるが、噴射プランジヤ310のハ
ウジング第1端部304側への動作の初期には、
誤動作がタイミングピストン340に機械的に伝
わらないように上記寸法が設定されている。
更に、ユニツトインジエクタ300には燃料吸
入装置360が設けてある。該装置360は燃料
共通連絡管220に接続しており、ユニツトイン
ジエクタ300が燃料吸入モードにある時、予計
量燃料スラグを吸入するようになつている。燃料
吸入装置360は、燃料共通連絡管220に接続
する燃料供給ライン362と、ハウジング壁30
8に形成される燃料入口ポート364と、噴射プ
ランジヤ本体312に形成される溝366と、ハ
ウジング壁308に形成される燃料出口方向36
8とを備えており、噴射プランジヤ310がハウ
ジング302内の所定位置へ移動すると、出口ポ
ート368が溝366と並んで燃料供給ライン3
62に接続するようになつている。第2図Aの如
く、溝366がポート364,368に並ぶと、
燃料インジエクタ300は燃料吸入モードとな
り、燃料ポンプ10から予計量燃料スラグを吸入
する。
更に、燃料吸入装置360には燃料移送ライン
370が設けてある。該ライン370は燃料出口
ポート368に接続しており、流量制御弁372
を備えている。ハウジング壁308には第2燃料
ポート入口ポート376が設けてあり、該第2燃
料入口ポート376に燃料移送ライン370が接
続している。更に、燃料吸入装置360には容積
可変型噴射室380が設けてある。該室380は
タイミングピストンの第2端部348とハウジン
グの第1端部304の間に形成されている。ユニ
ツトインジエクタ300が燃料吸入モードにある
時、予計量燃料スラグが共通連絡管220から容
積可変型噴射室380に移送される。噴射プラン
ジヤ310の往復動動作により、ユニツトインジ
エクタ300は燃料吸入モードへ周期的に移行
し、予計量燃料スラグが室308内に吸入保持さ
れる。
更に、ユニツトインジエクタ300にはタイミ
ング流体吸入装置390が設けてある。該装置3
90はタイミング流体共通連絡管230に接続し
ており、ユニツトインジエクタ300がタイミン
グ流体吸入モードにある時、燃料ポンプ10で形
成されたタイミング流体スラグを吸入するように
なつている。ユニツトインジエクタ300に吸入
されたタイミング流体の予計量スラグにより、そ
の予計量スラグの体積に応じて、ユニツトインジ
エクタ300を併設した燃焼室への燃料噴射開始
時期が設定される。タイミング流体吸入装置39
0には、タイミング流体共通連絡管230に接続
するタイミング流体供給ライン392が設けてあ
る。該ライン392は、流量制御弁394と、ハ
ウジング壁308に形成されるタイミング流体入
口ポート396と、容積可変型タイミング流体室
400とを備えている。室400は噴射プランジ
ヤ310の端部314とタイミングピストン34
0の端部346の間に形成されており、室400
内にロストモーシヨン継手320が配置してあ
る。更に、ハウジング壁308にはタイミング流
体出口ポート402が設けてあり、燃料噴射動作
の終了時に室400からタイミング流体を逃がす
ようになつている。
容積可変式タイミング流体室400内のタイミ
ング流体は、噴射プランジヤ310とタイミング
ピストン340との間の油圧リンクを形成してい
る。この油圧リンクの長さは、ハウジング壁30
8の寸法に関連し、タイミング流体の予計量スラ
グの体積により決定される。又ロストモーシヨン
継手320が前述の特性を有しているので、噴射
プランジヤ端部314がタイミング流体室400
内のタイミング流体に接触して油圧によりタイミ
ングピストン340に連結されるまでは、噴射プ
ランジヤ310のハウジング端部304側への動
きはタイミングピストン340に伝わらない。噴
射プランジヤ310の移動タイミングは、噴射プ
ランジヤ310を内燃機関につなぐ機構を調整す
ることにより設定できる。又、噴射プランジヤ3
10は油圧リンクとタイミングピストン340だ
けを介して容積可変型噴射室380内の燃料に連
結されているので、対応する燃焼室への燃料噴射
開始時期、すなわちユニツトインジエクタ300
の作動開始時期は、噴射プランジヤ端部314と
タイミングピストン端部346の間の油圧リンク
の長さにより制御される。
室400内のタイミング流体の予計量スラグの
体積は、タイミング流体スラグ形成装置130と
それに併設した調整制御装置150により設定さ
れ、又該装置150はサイクル毎に変更可能であ
るので、燃料ポンプ10から共通連絡管230を
経てユニツトインジエクタへ送られるタイミング
流体の予計量スラグの体積を変えることにより、
ユニツトインジエクタ300による燃料噴射の開
始時期をサイクル毎に変更できる。従つて、この
噴射タイミングは、ノズルやオリフイスの仕様等
や燃料噴射装置の複雑な機械的リンクに左右され
ることなく、速やかかつ正確に変更できる。タイ
ミング流体の予計量スラグの体積をそれまでより
も増加させると、噴射開始時期は早くなる。
ユニツトインジエクタ300には戻し装置45
0が併設されており、タイミング流体及び未噴射
燃料をタンクR等の適当な回収装置へ戻すように
なつている。戻し装置450には、出口ポート4
02を回収装置につなぐ戻しライン452と、ハ
ウジング壁308に形成されるポート454と、
ポート454を戻しライン452につなぐ通路4
56とが設けてある。更に、戻し装置450に
は、タイミングピストン340の軸方向に延びる
通路460と、タイミングピストン340の内部
において通路460と交差する溝462とが設け
てある。溝462が出口ポート454に並んだ状
態では、室380と戻しライン452をつなぐ流
体通路が形成され、ユニツトインジエクタ300
が戻しモードになつた時、燃料が回収装置へ戻る
ようになつている。
燃料噴射ノズルNはハウジング端部304に設
けてあり、燃料吸入装置の容積可変型噴射室38
0とユニツトインジエクタ300を併設した燃焼
室とを接続している。ノズルNには適当な任意の
構造を採用できる。ユニツトインジエクタ300
が燃料及びタイミング流体吸入モードにある時に
燃料ポンプ10によりユニツトインジエクタ30
0へ燃料及びタイミング流体の予計量スラグが送
られてくるが、ノズルNから燃焼室へ噴射される
燃料の量及び噴射タイミングは、そのスラグの体
積に応じて、サイクル毎に、内燃機関の運転動作
に対して適用な時間関係をもつて設定される。
第2図A、第2図B、第2図Cを比較しなが
ら、ユニツトインジエクタ300の動作を説明す
る。ユニツトインジエクタ300は、第2図Aで
は、一杯に後退した燃料・流体スラグ吸入モード
にある。このモードでは、溝366は燃料入口ポ
ート364と燃料出口ポート368と並んでお
り、これにより燃料スラグ共通連絡管220と容
積可変型噴射室380の間に流体通路が形成さ
れ、所定体積の予計量燃料スラグが室380へ送
られる。ユニツトインジエクタ300がタイミン
グ流体スラグ吸入モードにある時、タイミング流
体入口ポート396は容積可変型タイミング室4
00とタイミング流体スラグ共通連絡管230の
間に流路を形成するように開口しており、それに
より所定体積の予計量タイミング流体スラグが室
400へ送られる。エンジンが上記運転状態にあ
る時、ユニツトインジエクタ300をエンジンに
連結する機構により、噴射プランジヤ310はハ
ウジング端部304に向つて動かされる。この下
向きの動きによりポート364,368,396
が閉鎖され、それによりユニツトインジエクタの
燃料スラグ及びタイミング流体スラグの吸入モー
ドが終了し、室380,400が閉鎖される。
噴射プランジヤ端部314が室400内のタイ
ミング流体に接触するまでは、噴射プランジヤ3
10の下向きの動きがタイミングピストン340
に伝わることはなく、従つて、ユニツトインジエ
クタ300に併設した移動機構により噴射プラン
ジヤがハウジング端部304側へ移動され始めて
から、噴射プランジヤ端部314と室400内の
タイミング流体と接触し始めるまでの時間遅れに
より、噴射プランジヤのタイミング進角が設定さ
れる。このタイミング進角、又は遅れ時間は予計
量タイミング流体スラグの大きさだけにより設定
され、燃料ポンプ10に併設した制御装置により
設定できる。
噴射プランジヤ端部314が室400内のタイ
ミング流体に接触した後に、噴射プランジヤ31
0が更に移動すると、その動きは室400内のタ
イミング流体により形成される油圧リンクを介し
て室380内の燃料に伝わる。その噴射プランジ
ヤの動きにより、燃料はノズルNから燃焼室へ押
し出される。
噴射は、タイミングピストン端部346が出口
ポート402を通過するまで続き、それ以後は、
噴射プランジヤ310が下方へと動くと、タイミ
ング流体が戻し装置450へ押し出される。この
状態は第2図Bに示されており、戻しモードと呼
ぶことができる。溝462も出口ポート454に
並び、室380から戻し装置450へ燃料が流出
する。
第2図Cに示す如く、流出が完了すると、ユニ
ツトインジエクタ300に併設した機構により、
噴射プランジヤ310はハウジング端部306側
へ戻され、ロストモーシヨン継手320を介して
タイミングピストン340を第2図Aの流体吸入
モードへ機械的に戻す。噴射プランジヤ310が
ハウジング302内の所定位置に戻つてタイミン
グピストン340を第2図Aの流体吸入位置へ移
動させると、次の動作が繰り返される。
6気筒エンジンでは、各気筒について約120度
のクランク運動を利用でき、本発明の燃料噴射装
置では、予計量スラグをユニツトインジエクタへ
送る際に、流れに抵抗を及ぼしたり高圧を発生さ
せたりする必要がないので、独立したインジエク
タパイプを使用せずに共通連絡管を使用している
にもかかわらず、各サイクル毎に、各ユニツトイ
ンジエクタに吸入される燃料及びタイミング流体
のスラグの体積は、燃料ポンプ10から共通連絡
管220,230へ導入された燃料及びタイミン
グ流体と、実際に同一となる。
別の実施例の燃料噴射装置を第3図及び第4図
A,B,Cに示す。この別実施例の燃料噴射装置
は、共通連絡管220,230に代えて1本の単
一共通連絡管500が燃料ポンプ10′に設けて
ある点を除いて、前述の燃料噴射装置と同じであ
る。燃料ポンプ10は3系統ポンプであるが、こ
の燃料ポンプ10′は2系統ポンプである。1本
の単一共通連絡管500を使用するには、第1燃
料制御装置を変形して、1個の弁体52を備えた
制御装置50に代えて制御装置50′を使用し、
該制御装置50′に2個の弁体52′,52″と2
個の通路80′,80″を設けて、燃料ポンプ1
0′の容積型燃料スラグ形成装置90と容積型タ
イミングスラグ形成装置130を的確に制御する
必要がある。これらの弁体52′,52″は位相差
をもつて作動し、燃料及びタイミング流体のスラ
グが正確かつ異なる時間に連絡管500へ確実に
送られる。第3図に示す如く、共通連絡管500
は燃料ポンプ10′の第2燃料流量制御装置20
0′の両方の流量制御3方弁202,206に接
続している。
この別の実施例の燃料噴射装置はユニツトイン
ジエクタ300′を備えている。該ユニツトイン
ジエクタ300′は以下の点を除いてユニツトイ
ンジエクタ300と同じである。すなわちユニツ
トインジエクタ300′の噴射プランジヤ31
0′は、噴射プランジヤ310の溝366の位置
に比べて、噴射プランジヤ端部314から離れた
位置に溝366′を備えており、下側の噴射プラ
ンジヤ314がタイミング流体入口ポート396
を通過して閉鎖した後に、噴射プランジヤ31
0′の溝366′が燃料入口ポート364に並び、
インジエクタ300′が燃料スラグ吸入モードに
なるようになつている。このように、ユニツトイ
ンジエクタ300′のタイミング流体スラグ吸入
モードは燃料スラグ吸入モードに先行する。単一
の共通連絡管500が燃料及びタイミング流体の
両方に使用されており、インジエクタ300′で
は通路502が燃料ポート364をタイミング流
体ポート396に接続している。パワープランジ
ヤ310′を正しく作動させるために、ある種の
ステツプカムが必要である。
(産業上の応用性) 以上説明した燃料噴射装置は圧縮内燃機関に最
も適しているが、噴射燃料の量及び噴射タイミン
グが重要なそれ以外の内燃機関にも使用できる。
弁体52,52′,52″,202,206は、エ
ンジン駆動のロータリバルブの軸のポート部分を
設けた油圧機械式にすることもでき、又電気油圧
式等とすることもできる。可動ストツプ152,
154の位置をエンジン速度及び噴射燃料の量の
両方に対応させると、あらゆる負荷状態及び速度
状態について最適のタイミングを設定することが
できる。ロストモーシヨン継手320は、適当で
さえあれば、どのような形態であつてもよく、又
戻し装置450も任意の構造を採用できる。スラ
グ形成装置90,130は、それぞれ単一な動作
ピストンを有する構造を記載したが、場合によつ
ては、2個の(ダブル)作動ピストンを使用して
もよい。燃料ポンプ10,10′には適当な任意
の制御装置を設けることができ、デジタル又はア
ナログ式制御装置や、電子式、油圧機械式、純機
械式等の適当な制御装置を使用できる。ユニツト
インジエクタをエンジンのカム軸に連結して、1
個以下のユニツトインジエクタが1回の燃料及び
(又は)タイミング流体の吸入モードとなるよう
に構成し、燃料及びタイミング流体の予計量スラ
グの体積を制御することにより燃料ポンプで計量
燃料の量及び噴射進角を制御しながらユニツトイ
ンジエクタに開閉(バルビング)・分配及び吐出
作用を行わせることもできる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、1対の容積型ポンプと、それらのポ
ンプをユニツトインジエクタに接続する1対の共
通連絡管とを備えた本発明実施例の燃料噴射装置
の略図、第2図Aは、第1図の燃料噴射装置に使
用されるユニツトインジエクタの、最も後退した
状態、すなわち、燃料スラグ及びタイミング流体
スラグの吸入モードを示す断面略図、第2図Bは
第2図Aのユニツトインジエクタの、噴射モード
が終わり、かつ戻しモードが始まつた状態を示す
断面略図、第2図Cは第2図Aのユニツトインジ
エクタの戻しモードが終わつた状態を示す断面略
図、第3図は1対の容積型ポンプと、単一の共通
連絡管とを備えた本発明の別の実施例の略図、第
4図Aは、第3図の燃料噴射装置に使用されるユ
ニツトインジエクタの、最も後退した状態、すな
わちタイミング流体スラグの吸入モードを示す断
面略図、第4図Bは、第4図Aのユニツトインジ
エクタの燃料スラグ吸入モードを示す断面略図、
第4図Cは第4図Aのユニツトインジエクタの戻
しモードが終わつた状態を示す断面略図である。 10……燃料ポンプ、20……燃料供給装置、
50……第1燃料制御装置、90……容積型燃料
スラグ形成装置、130……容積型タイミング流
体スラグ形成装置、150……調整制御装置、2
00……第2燃料流量制御装置、300……ユニ
ツトインジエクタ、360……燃料吸入装置、3
80……容積可変型噴射室、390……タイミン
グ流体吸入装置、400……容積可変型タイミン
グ流体室、450……戻し装置、N……ノズル。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 低圧の液体燃料を供給する燃料供給装置20
    と、 該燃料供給装置20に流体的に接続された燃料
    スラグ形成装置90とタイミング流体スラグ形成
    装置130と、 前記燃料スラグ形成装置90とタイミング流体
    スラグ形成装置130とに流体的に接続されて内
    燃機関の燃焼室近傍に配置されたユニツトインジ
    エクタ300とを有し、 前記燃料スラグ形成装置90とタイミング流体
    スラグ形成装置130との各々は、ハウジング9
    2,132と、該ハウジング92,132内に往
    復移動自在に設けられたピストン98,138
    と、該ピストン98,138によつて前記ハウジ
    ング92,132内に区画成形され且つ前記燃料
    供給装置20に流体的に接続された吐出室10
    8,148と、前記ピストン98,138のスト
    ロークを調整して前記吐出室108,148の容
    積を可変調整するストローク調整装置150とを
    有し、且つ、前記各ピストン98,138は内燃
    機関の一サイクル毎に往復動するよう構成され、 前記ユニツトインジエクタ300は、ハウジン
    グ302と、該ハウジング302の内部空間30
    9に直列状に且つ往復移動自在に収納されたプラ
    ンジヤ310及びタイミングピストン340と、
    該プランジヤ310とタイミングピストン340
    間のハウジング内部空間309に形成されたタイ
    ミング流体室400と、タイミングピストン34
    0のタイミング流体室400とは反対側のハウジ
    ング内部空間309に形成された噴射室380
    と、該噴射室380と前記内燃機関の燃焼室とを
    連通する噴射ノズルNとを有し、 前記プランジヤ310は内燃機関の回転に連動
    して往復駆動されるように内燃機関に連動連結さ
    れ、 前記タイミング流体室400は、前記タイミン
    グ流体スラグ形成装置130の吐出室148に流
    体的に接続され、 前記噴射室380は、前記燃料スラグ形成装置
    90の吐出室108に流体的に接続されているこ
    とを特徴とする容積型燃料噴射装置。 2 前記燃料スラグ形成装置90とタイミング流
    体スラグ形成装置130との各々は、前記ピスト
    ン98,132により前記吐出室108,148
    とは反対側のハウジング92,132内に区画成
    形され且つ前記燃料供給装置20に流体的に接続
    された吸入室106,146を有することを特徴
    とする特許請求の範囲第1項に記載の容積型燃料
    噴射装置。 3 前記燃料スラグ形成装置90とタイミング流
    体スラグ形成装置130の各吸入室106,14
    6は、第1流量制御装置50を介して前記燃料供
    給装置20に夫々接続され、 前記燃料スラグ形成装置90とタイミング流体
    スラグ形成装置130の各吐出室108,148
    は、第2流量制御装置200を介して前記燃料供
    給装置20に夫々接続され、 前記第1流量制御装置50は、スラグ形成モー
    ドで前記各吸入室106,146を戻しライン7
    2に接続し、スラグ吐出モードで前記各吸入室1
    06,146を前記燃料供給装置20に接続し、 前記第2流量制御装置200は、スラグ形成モ
    ードで前記各吐出室108,148を前記燃料供
    給装置20に接続し、スラグ吐出モードで前記各
    吐出室108,148を前記ユニツトインジエク
    タ300に接続することを特徴とする特許請求の
    範囲第2項に記載の容積型燃料噴射装置。 4 前記ストローク調整装置150は、 燃料スラグ形成装置90の吸入室106内に突
    出して前記ピストン98に接離自在当接するスト
    ツパ装置152,156と、該ストツパ装置15
    2,156の前記突出量を調整する制御機構と、 タイミング流体スラグ形成装置130の吸入室
    146内に突出して前記ピストン138に接離自
    在当接するストツパ装置154,158と、該ス
    トツパ装置154,158の前記突出量を調整す
    る制御機構とから成ることを特徴とする特許請求
    の範囲第2項に記載の容積型燃料噴射装置。 5 前記ユニツトインジエクタ300のプランジ
    ヤ310が吸入モードにあるとき、前記燃料スラ
    グ形成装置90の吐出室108から前記噴射室3
    80に燃料を吸入するための燃料吸入装置360
    と、前記タイミング流体スラグ形成装置130の
    吐出室148から前記タイミング流体室400に
    タイミング流体を吸入するためのタイミング流体
    吸入装置390とが該ユニツトインジエクタ30
    0に設けられたことを特徴とする特許請求の範囲
    第1項に記載の容積型燃料噴射装置。 6 内燃機関が複数の燃焼室を備え、各燃焼室に
    対応して前記ユニツトインジエクタ300が複数
    個備えられ、各ユニツトインジエクタ300の噴
    射室380と前記燃料スラグ形成装置90の吐出
    室108とが一つの第1通路220により接続さ
    れ、 各ユニツトインジエクタ300のタイミング流
    体室400と前記タイミング流体スラグ形成装置
    130の吐出室148とが一つの第2通路230
    により接続されていることを特徴とする特許請求
    の範囲第3項に記載の容積型燃料噴射装置。 7 前記ユニツトインジエクタ300のプランジ
    ヤ310とタイミングピストン340は、ロスト
    モーシヨン継手320により連動連結されている
    ことを特徴とする特許請求の範囲第1項に記載の
    容積型燃料噴射装置。 8 前記ユニツトインジエクタ300の燃料吸入
    装置360は、前記ハウジング302の内部空間
    309に連通すべく該ハウジング302に設けら
    れた燃料供給ポート364と、該ユニツトインジ
    エクタ300が吸入モードにあるとき、前記燃料
    供給ポート364と前記噴射室380とを連通す
    べく前記プランジヤ310に設けられた燃料通路
    366とを有し、且つ、該ユニツトインジエクタ
    300が噴射及び戻しモードにあるとき、前記プ
    ランジヤ310が前記燃料供給ポート364を閉
    じるよう構成され、 前記ユニツトインジエクタ300のタイミング
    流体吸入装置390は、前記ハウジング内部空間
    309に連通すべく該ハウジング302に設けら
    れたタイミング流体供給ポート396を有し、該
    ユニツトインジエクタ300が吸入モードにある
    とき、前記タイミング流体供給ポート396が前
    記タイミング流体室400に連通し、該ユニツト
    インジエクタ300が噴射及び戻しモードにある
    とき、前記プランジヤ310が前記タイミング流
    体供給ポート396を閉じるよう構成されている
    ことを特徴とする特許請求の範囲第5項に記載の
    容積型燃料噴射装置。 9 前記ユニツトインジエクタ300は戻し装置
    450を有し、該戻し装置450は、該ユニツト
    インジエクタ300のハウジング内部空間309
    に連通すべく該ハウジング302に上下に離間し
    て設けられた一対の戻しポート402,454を
    有し、該戻しポート402,454は、ユニツト
    インジエクタ300の噴射モード終了時点で前記
    タイミング流体室400と噴射室380とに各々
    連通する位置に設けられていることを特徴とする
    特許請求の範囲第8項に記載の容積型燃料噴射装
    置。 10 前記第1流量制御装置50は、前記燃料ス
    ラグ形成装置90と前記タイミング流体スラグ形
    成装置130の両吸入室106,146と、前記
    燃料供給装置20と、前記戻しライン72との三
    者を択一的に接続する3方弁構造の制御弁52を
    有し、 前記第2流量制御装置200は、前記燃料スラ
    グ形成装置90の吐出室108と前記燃料供給装
    置20と前記第1通路220との三者を択一的に
    接続する3方弁構造の第1流量制御弁202と、
    前記タイミング流体スラグ形成装置130の吐出
    室148と前記燃料供給装置20と前記第2通路
    230との三者を択一的に接続する3方弁構造の
    第2流量制御弁206とを有することを特徴とす
    る特許請求の範囲第6項に記載の容積型燃料噴射
    装置。 11 内燃機関が複数の燃焼室を備え、各燃焼室
    に対応して前記ユニツトインジエクタ300′が
    複数個備えられ、各ユニツトインジエクタ30
    0′の噴射室380と前記燃料スラグ形成装置9
    0の吐出室108の間、及び、各ユニツトインジ
    エクタ300′のタイミング流体室400と前記
    タイミング流体スラグ形成装置130の吐出室1
    48の間が1本の単一共通連絡管500により接
    続されていることを特徴とする特許請求の範囲第
    3項に記載の容積型燃料噴射装置。 12 前記第1流量制御装置50′は、前記燃料
    スラグ形成装置90の吸入室106と、前記燃料
    供給装置20と、前記戻しライン72との三者を
    択一的に接続する3方弁構造の制御弁52′と、
    前記タイミング流体スラグ形成装置130の吸入
    室106と、前記燃料供給装置20と、前記戻し
    ライン72との三者を択一的に接続する3方弁構
    造の制御弁52″とを有し、 前記第2流量制御装置200′は、前記燃料ス
    ラグ形成装置90の吐出室108と前記燃料供給
    装置20と前記共通連絡管500との三者を択一
    的に接続する3方弁構造の第1流量制御弁202
    と、前記タイミング流体スラグ形成装置130の
    吐出室148と前記燃料供給装置20と前記共通
    連絡管500との三者を択一的に接続する3方弁
    構造の第2流量制御弁206とを有することを特
    徴とする特許請求の範囲第11項に記載の容積型
    燃料噴射装置。 13 前記ユニツトインジエクタ300′は、前
    記ハウジング302の内部空間309に連通すべ
    く該ハウジング302に設けられた燃料供給ポー
    ト364と、該ユニツトインジエクタ300′が
    燃料吸入モードにあるとき、前記燃料供給ポート
    364と前記噴射室380とを連通すべく前記プ
    ランジヤ310′に設けられた燃料通路366′と
    を有し、且つ、該ユニツトインジエクタ300′
    がタイミング流体吸入モード、噴射モード及び戻
    しモードにあるとき、前記プランジヤ310′が
    前記燃料供給ポート364を閉じるよう構成さ
    れ、且つ、 前記ユニツトインジエクタ300′は、前記ハ
    ウジング内部空間309に連通すべく該ハウジン
    グ302に設けられたタイミング流体供給ポート
    396を有し、該ユニツトインジエクタ300′
    がタイミング流体吸入モードにあるとき、前記タ
    イミング流体供給ポート396が前記タイミング
    流体室400に連通し、該ユニツトインジエクタ
    300′が燃料吸入モード、噴射モード及び戻し
    モードにあるとき、前記プランジヤ310′が前
    記タイミング流体供給ポート396を閉じるよう
    構成され、 更に、前記燃料供給ポート364及びタイミン
    グ流体供給ポート396は前記共通連絡管500
    に接続されていることを特徴とする特許請求の範
    囲第12項に記載の容積型燃料噴射装置。
JP59281993A 1983-12-30 1984-12-27 容積型燃料噴射装置 Granted JPS60156939A (ja)

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