JPH05220180A - 腰椎前弯用の支持枕 - Google Patents
腰椎前弯用の支持枕Info
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- A—HUMAN NECESSITIES
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- A61F—FILTERS IMPLANTABLE INTO BLOOD VESSELS; PROSTHESES; DEVICES PROVIDING PATENCY TO, OR PREVENTING COLLAPSING OF, TUBULAR STRUCTURES OF THE BODY, e.g. STENTS; ORTHOPAEDIC, NURSING OR CONTRACEPTIVE DEVICES; FOMENTATION; TREATMENT OR PROTECTION OF EYES OR EARS; BANDAGES, DRESSINGS OR ABSORBENT PADS; FIRST-AID KITS
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-
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- A47—FURNITURE; DOMESTIC ARTICLES OR APPLIANCES; COFFEE MILLS; SPICE MILLS; SUCTION CLEANERS IN GENERAL
- A47C—CHAIRS; SOFAS; BEDS
- A47C20/00—Head -, foot -, or like rests for beds, sofas or the like
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-
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明の目的は、使用者が背臥位置にある時
に使用者の仙骨を支持するような形状にされ且つ体重を
利用して腰椎前弯を減少させる、新たに改良された枕を
提供することである。 【構成】 互いに相補するように作用する二つの楔（１
２、１５）を備える脊椎の基部に作用して患者（１６）
の前弯弯曲を逆転させる二重目的の枕（１０）。枕の
（１０）大楔（１２）は患者（１６）の足部方向端で高
く、頭部方向端で低くされており、骨盤を後方傾斜配置
するように作用する。仙骨は、骨盤と一緒に後方傾斜さ
れる。枕（１０）の小楔（１５）もまた患者（１６）の
足部方向端で高く、頭部方向端で低くされており、且
つ、仙骨の後方傾斜を増大させて、仙骨上の円盤楔角を
低減するように作用する。この枕（１０）は、患者が座
っている間に腰部の脊椎及び筋肉構成を支持するのに使
用することができる。
に使用者の仙骨を支持するような形状にされ且つ体重を
利用して腰椎前弯を減少させる、新たに改良された枕を
提供することである。 【構成】 互いに相補するように作用する二つの楔（１
２、１５）を備える脊椎の基部に作用して患者（１６）
の前弯弯曲を逆転させる二重目的の枕（１０）。枕の
（１０）大楔（１２）は患者（１６）の足部方向端で高
く、頭部方向端で低くされており、骨盤を後方傾斜配置
するように作用する。仙骨は、骨盤と一緒に後方傾斜さ
れる。枕（１０）の小楔（１５）もまた患者（１６）の
足部方向端で高く、頭部方向端で低くされており、且
つ、仙骨の後方傾斜を増大させて、仙骨上の円盤楔角を
低減するように作用する。この枕（１０）は、患者が座
っている間に腰部の脊椎及び筋肉構成を支持するのに使
用することができる。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、人が仰向けに寝た状態
における腰椎前弯を減少させると共に人が着座した状態
での腰椎弯曲を支持するための支持枕に関するものであ
る。
における腰椎前弯を減少させると共に人が着座した状態
での腰椎弯曲を支持するための支持枕に関するものであ
る。
【０００３】
【従来の技術】脊椎の腰椎部における背中の痛みは、現
代社会では一般的ものであり、通常悪い姿勢や腹部の重
量が過多になることが原因とされている。
代社会では一般的ものであり、通常悪い姿勢や腹部の重
量が過多になることが原因とされている。
【０００４】腰部の脊椎の正常な湾曲状態は前弯であ
る。ここにいう前弯とは、人体を側面から見たとき腰椎
が人体の前側に突出するように湾曲している状態を言
う。腰椎前弯が進行した状態、即ち、過度の脊柱前弯
は、正常な生理的恒常性を超えて進行した前弯弯曲とし
て説明することができ、このような過度の脊柱前弯は構
造上の不均衡をもたらす。関節刺激、靭帯ストレス、筋
痙攣及び痛みは、全て過度の脊柱前弯に関係している。
る。ここにいう前弯とは、人体を側面から見たとき腰椎
が人体の前側に突出するように湾曲している状態を言
う。腰椎前弯が進行した状態、即ち、過度の脊柱前弯
は、正常な生理的恒常性を超えて進行した前弯弯曲とし
て説明することができ、このような過度の脊柱前弯は構
造上の不均衡をもたらす。関節刺激、靭帯ストレス、筋
痙攣及び痛みは、全て過度の脊柱前弯に関係している。
【０００５】軽度の背中の痛みは、腰椎前弯の程度を減
少させることにより軽減できる。仙骨部を手により操作
して脊椎の腰椎部及び仙骨をそれぞれの正常な姿勢及び
位置に修復することによってこれを行うことができる。
通常、かかる手技は、訓練を積んだ療法士または開業医
によりなされる。
少させることにより軽減できる。仙骨部を手により操作
して脊椎の腰椎部及び仙骨をそれぞれの正常な姿勢及び
位置に修復することによってこれを行うことができる。
通常、かかる手技は、訓練を積んだ療法士または開業医
によりなされる。
【０００６】本発明の目的は、過度の脊柱前弯を軽減
し、また着座した状態での腰椎弯曲を支持するための支
持枕を提供することにある。
し、また着座した状態での腰椎弯曲を支持するための支
持枕を提供することにある。
【０００７】本願によって開示され、且つ特許請求の範
囲に記載された枕は、脊椎基部に作用して前弯弯曲を後
退させ、且つ、各々が相補作用を行う二つの楔を提供す
る。枕の大きいほうの楔は、患者の足部方向端が高く、
頭部方向端が低くなるように形成され、骨盤の後部が少
し持ち上げられる姿勢をとるように作用する。仙骨は、
骨盤と共に後部が少し持ち上げられる傾斜姿勢をとるよ
うにされる。枕の小さい方の楔も、患者の足部方向端が
高く、頭部方向端が低くなるように形成され、これによ
り仙骨の後部が更に持ち上げられるようにして、仙骨上
の円盤楔角（the disc wedge angle）を減少させる。腰
部の脊椎をそれぞれ通る各円盤楔角も同様の影響を受け
る。そして、前弯弯曲が正常な前弯を超えた点まで減少
させられると、枕が取り除かれても、ある程度の矯正が
維持される。
囲に記載された枕は、脊椎基部に作用して前弯弯曲を後
退させ、且つ、各々が相補作用を行う二つの楔を提供す
る。枕の大きいほうの楔は、患者の足部方向端が高く、
頭部方向端が低くなるように形成され、骨盤の後部が少
し持ち上げられる姿勢をとるように作用する。仙骨は、
骨盤と共に後部が少し持ち上げられる傾斜姿勢をとるよ
うにされる。枕の小さい方の楔も、患者の足部方向端が
高く、頭部方向端が低くなるように形成され、これによ
り仙骨の後部が更に持ち上げられるようにして、仙骨上
の円盤楔角（the disc wedge angle）を減少させる。腰
部の脊椎をそれぞれ通る各円盤楔角も同様の影響を受け
る。そして、前弯弯曲が正常な前弯を超えた点まで減少
させられると、枕が取り除かれても、ある程度の矯正が
維持される。
【０００８】腰部の脊椎と筋肉組織が示す弱さや痛み
は、腰椎弯曲と座席との間に支持体を入れると軽減され
る。支持体が腰椎棘及び筋肉構成の形状に近ければ近い
程、圧力がより均一に分布されることから、軽減の程度
が増大する。脊椎の椎骨が背中の支持構造の基本を形成
することから、背中の筋肉構成のみならず椎骨を直接支
持する装置は、その支持の度合いが筋肉構成のみを直接
支持し、腰椎を関節的に支持する装置より大きくなる。
は、腰椎弯曲と座席との間に支持体を入れると軽減され
る。支持体が腰椎棘及び筋肉構成の形状に近ければ近い
程、圧力がより均一に分布されることから、軽減の程度
が増大する。脊椎の椎骨が背中の支持構造の基本を形成
することから、背中の筋肉構成のみならず椎骨を直接支
持する装置は、その支持の度合いが筋肉構成のみを直接
支持し、腰椎を関節的に支持する装置より大きくなる。
【０００９】現在入手可能な腰椎支持枕は、腰椎弯曲に
可能な限り近く弯曲するように設計されているが、筋肉
構造を主として支持するようになっている。
可能な限り近く弯曲するように設計されているが、筋肉
構造を主として支持するようになっている。
【００１０】特に筋肉の発達した人ではそうであるが、
腰椎が背中の腰椎部の筋肉部のかなり前方にあることか
ら、腰椎椎骨及び筋肉構成を同時且つ均等に支持するこ
とが困難となる。支持装置自体、背中の中央に椎骨の形
成する長手方向の窪みを埋めるようになっていなければ
ならない。これを満たそうとする膨らませることのでき
る腰椎支持体があるが、患者の椎骨の形成する長手方向
窪みを完全または十分に埋めることができていない。
腰椎が背中の腰椎部の筋肉部のかなり前方にあることか
ら、腰椎椎骨及び筋肉構成を同時且つ均等に支持するこ
とが困難となる。支持装置自体、背中の中央に椎骨の形
成する長手方向の窪みを埋めるようになっていなければ
ならない。これを満たそうとする膨らませることのでき
る腰椎支持体があるが、患者の椎骨の形成する長手方向
窪みを完全または十分に埋めることができていない。
【００１１】米国特許第４，４８３，３２９号には、背
臥した患者の仙骨部に合致する形状にされて、患者の仙
骨の基部は支持せずに、仙骨の頂部を支持する腰椎前弯
を減少させる装置が開示されている。背臥した患者の体
重が仙骨を付勢して腰椎前弯を減少させて、軽度の背痛
を軽減する。
臥した患者の仙骨部に合致する形状にされて、患者の仙
骨の基部は支持せずに、仙骨の頂部を支持する腰椎前弯
を減少させる装置が開示されている。背臥した患者の体
重が仙骨を付勢して腰椎前弯を減少させて、軽度の背痛
を軽減する。
【００１２】
【発明の概要】特許請求された本発明によれば、背臥位
置における腰椎前弯を減少させ且つ着座位置における腰
椎弯曲を支持する新たに改良されたものが開示される。
置における腰椎前弯を減少させ且つ着座位置における腰
椎弯曲を支持する新たに改良されたものが開示される。
【００１３】このもの、即ち、枕は、患者の腰椎筋肉構
成及び椎骨を同時に支持し、二つの楔を備えている。小
楔は、大楔の中央の頂部に形成される。この枕は、その
狭い端を患者の頭部に向け且つ小楔を患者の背中向けて
腰椎前弯の後ろに配置される。大楔は、腰椎筋肉構成の
形状にされて、該筋肉構成を支持する。小楔は、椎骨の
形成する背中の長手方向窪みに嵌合して、背中の骨構成
を支持する。
成及び椎骨を同時に支持し、二つの楔を備えている。小
楔は、大楔の中央の頂部に形成される。この枕は、その
狭い端を患者の頭部に向け且つ小楔を患者の背中向けて
腰椎前弯の後ろに配置される。大楔は、腰椎筋肉構成の
形状にされて、該筋肉構成を支持する。小楔は、椎骨の
形成する背中の長手方向窪みに嵌合して、背中の骨構成
を支持する。
【００１４】従って、本発明の目的は、使用者が仰向け
に寝た状態にある時に使用者の仙骨を支持するような形
状にされ且つ体重を利用して腰椎前弯を減少させる新た
に改良された枕を提供することである。
に寝た状態にある時に使用者の仙骨を支持するような形
状にされ且つ体重を利用して腰椎前弯を減少させる新た
に改良された枕を提供することである。
【００１５】本発明の別の目的は、使用者が仰向けに寝
た状態にある時に使用者の骨盤を支持する底部表面と、
使用中に仙骨を支持する上部楔状表面とを有する空気で
膨張自在となる枕を提供することである。
た状態にある時に使用者の骨盤を支持する底部表面と、
使用中に仙骨を支持する上部楔状表面とを有する空気で
膨張自在となる枕を提供することである。
【００１６】本発明の更に別の目的は、患者の腰椎前弯
を減少させる新たな方法を提供することである。
を減少させる新たな方法を提供することである。
【００１７】本発明の別の目的は、使用者が着座してい
る時に、腰部脊椎及び筋肉構成を支持するのに使用され
る新たな枕と方法を提供することである。
る時に、腰部脊椎及び筋肉構成を支持するのに使用され
る新たな枕と方法を提供することである。
【００１８】本発明のその他の目的及び利点は、以下の
説明により明白になり、本発明の特徴である新規な特徴
は、別添の本明細書の一部を構成する特許請求の範囲に
より指摘される。
説明により明白になり、本発明の特徴である新規な特徴
は、別添の本明細書の一部を構成する特許請求の範囲に
より指摘される。
【００１９】
【実施例】参照符号を使用してより詳細に図面を参照す
ると、図１乃至図３は、不透過性材料で形成され、適当
なバルブ１１を介して空気で膨らませることのできる、
または、適当な柔らかい弾性ゴムまたはプラスチックフ
ォームまたはその他の任意の弾性ファイバー、ゴムまた
はプラスチック材料が充填された楔状の装置または枕１
０を示す。
ると、図１乃至図３は、不透過性材料で形成され、適当
なバルブ１１を介して空気で膨らませることのできる、
または、適当な柔らかい弾性ゴムまたはプラスチックフ
ォームまたはその他の任意の弾性ファイバー、ゴムまた
はプラスチック材料が充填された楔状の装置または枕１
０を示す。
【００２０】図１乃至図３に示す枕は、図４に示す如
く、水平支持表面１３に当接して配置される第１の楔状
底部１２を備え、該底部から上方及び外側方向に伸長す
る。枕の楔状底部１２は、一方の端で高くされ、他方の
端で低くされ、且つ、患者の骨盤を支持するようにされ
ている。
く、水平支持表面１３に当接して配置される第１の楔状
底部１２を備え、該底部から上方及び外側方向に伸長す
る。枕の楔状底部１２は、一方の端で高くされ、他方の
端で低くされ、且つ、患者の骨盤を支持するようにされ
ている。
【００２１】図面の図１乃至図３より分かる如く、枕１
０には、該枕の略中央で、その頂部表面１４から外側方
向且つ長手方向に伸長する第２の楔状部１５が設けら
れ、該第２の楔状部の高い部分は、枕の第１の楔状部の
高い部分と共通する端に形成されている。この第２の楔
状部１５は、背中の基部の窩内で脊椎の椎骨に圧力を加
える。
０には、該枕の略中央で、その頂部表面１４から外側方
向且つ長手方向に伸長する第２の楔状部１５が設けら
れ、該第２の楔状部の高い部分は、枕の第１の楔状部の
高い部分と共通する端に形成されている。この第２の楔
状部１５は、背中の基部の窩内で脊椎の椎骨に圧力を加
える。
【００２２】図４は、仰向けに寝た状態で表面１３上に
載せられ且つ苦痛を与えるような軽度の背中の痛みを生
じるに十分な程度の腰椎前弯を示す患者１６を例示す
る。
載せられ且つ苦痛を与えるような軽度の背中の痛みを生
じるに十分な程度の腰椎前弯を示す患者１６を例示す
る。
【００２３】図５は、図４に示すものと同様な図であ
り、本発明の教示による腰椎前弯を減少させる枕１０に
載った患者を例示する。
り、本発明の教示による腰椎前弯を減少させる枕１０に
載った患者を例示する。
【００２４】図４と図５を比較すると、仙骨１７の尖１
８が図４の載置表面１３に対して図５のそれとは略異な
る角度を示しているのがわかる。誇張されてはいるが、
これは、枕１０が患者１６の仙骨１７を枢動変位させ
て、仙骨の尖１８が前方に移動する一方で、仙骨の基部
が後方に移動するのを示している。これにより、腰椎部
１９は、自身が略直線状になり、且つ図５に示す如く載
置表面１３に平行になるまで真っすぐに伸張される。
８が図４の載置表面１３に対して図５のそれとは略異な
る角度を示しているのがわかる。誇張されてはいるが、
これは、枕１０が患者１６の仙骨１７を枢動変位させ
て、仙骨の尖１８が前方に移動する一方で、仙骨の基部
が後方に移動するのを示している。これにより、腰椎部
１９は、自身が略直線状になり、且つ図５に示す如く載
置表面１３に平行になるまで真っすぐに伸張される。
【００２５】枕の第２の楔状部１５には本質的には患者
の仙骨が載り、一方枕の第１の楔状部には本質的に骨盤
が載ることを理解する必要がある。枕の第２の楔状部の
機能は、従来のものより一層効果的に腰椎部を真っすぐ
に伸長することにある。
の仙骨が載り、一方枕の第１の楔状部には本質的に骨盤
が載ることを理解する必要がある。枕の第２の楔状部の
機能は、従来のものより一層効果的に腰椎部を真っすぐ
に伸長することにある。
【００２６】図５で腰椎前弯の減少を誇張したように、
図４では、前弯状態が誇張されている点に留意された
い。これは、枕１０によって排除または軽減される問題
点、及びその方法を明確に示すためになされたものであ
る。
図４では、前弯状態が誇張されている点に留意された
い。これは、枕１０によって排除または軽減される問題
点、及びその方法を明確に示すためになされたものであ
る。
【００２７】本書に参考に組み入れた米国特許第４，４
８３，３２９号に記載されている如き実験により、腰仙
角が一度低くされると、概ね、平均的な患者の軽度の背
中の痛みを軽減するに十分な腰椎前弯の減少がなされる
ことが分かっている。
８３，３２９号に記載されている如き実験により、腰仙
角が一度低くされると、概ね、平均的な患者の軽度の背
中の痛みを軽減するに十分な腰椎前弯の減少がなされる
ことが分かっている。
【００２８】図１乃至図３及び図５は、枕１０が、患者
１６の後部骨盤部と該患者が仰向けに寝た状態に載置さ
れた表面１３との間で、この仰向けに寝た状態の患者の
仙骨部に合致するような形状にされること示している。
枕は、本質的に患者の骨盤及び臀部と係合する第１の楔
状部１２と、臀部間の仙骨に合致する第２の楔状部１５
とを形成する。
１６の後部骨盤部と該患者が仰向けに寝た状態に載置さ
れた表面１３との間で、この仰向けに寝た状態の患者の
仙骨部に合致するような形状にされること示している。
枕は、本質的に患者の骨盤及び臀部と係合する第１の楔
状部１２と、臀部間の仙骨に合致する第２の楔状部１５
とを形成する。
【００２９】図６及び図７は、患者の背中下部といす２
０の背２１との間に置かれた時のいす２０に座った位置
での枕１０の使用法を示す。図から分かる如く、第１及
び第２の楔の幅広の部分は、間じゃの脊椎の基部に当た
る。
０の背２１との間に置かれた時のいす２０に座った位置
での枕１０の使用法を示す。図から分かる如く、第１及
び第２の楔の幅広の部分は、間じゃの脊椎の基部に当た
る。
【００３０】枕１０は、膨張されると、長さが約３５．
５６センチメートル（約１４インチ）の矩形底面と約３
０．４８センチメートル（約１２インチ）の幅を有する
第１の楔状部を備え、第２の楔状部は、外底面の軸に沿
って長手方向に伸長し且つ第１の楔状部より幅狭になっ
ている。第２の楔状部は、枕の底面を形成し且つ低い方
の端の幅が約５．０８センチメートル（約２インチ）で
高い方の端の幅が約１．９０５セチメートル（約４分の
３インチ）の楔の高い方の端の上方約６．３５センチメ
ートル（約２．５インチ）を伸長するようにしても良
い。
５６センチメートル（約１４インチ）の矩形底面と約３
０．４８センチメートル（約１２インチ）の幅を有する
第１の楔状部を備え、第２の楔状部は、外底面の軸に沿
って長手方向に伸長し且つ第１の楔状部より幅狭になっ
ている。第２の楔状部は、枕の底面を形成し且つ低い方
の端の幅が約５．０８センチメートル（約２インチ）で
高い方の端の幅が約１．９０５セチメートル（約４分の
３インチ）の楔の高い方の端の上方約６．３５センチメ
ートル（約２．５インチ）を伸長するようにしても良
い。
【００３１】第１の楔状部の頂部は、枕の長手方向に皺
がつけられ、且つ、第２の楔状部の頂部は、所望によ
り、平らにされてもまたは円錐状にされても良い。
がつけられ、且つ、第２の楔状部の頂部は、所望によ
り、平らにされてもまたは円錐状にされても良い。
【００３２】これまで参照してきた米国特許第４，４８
３，３２９号に代表される如き従来技術は、患者の仙骨
の基部は支持せずに、患者の仙骨の尖を支持する。
３，３２９号に代表される如き従来技術は、患者の仙骨
の基部は支持せずに、患者の仙骨の尖を支持する。
【００３３】本書に特許請求されている枕は、使用者の
仙骨に合致することから、仙骨を効果的に揺動する。こ
の揺動効果は、枕が仙骨基部を把持し、枕の楔形状の効
果により患者の体重が頭部方向に変位されると、仙骨を
足部方向に引っ張るのを可能とする。
仙骨に合致することから、仙骨を効果的に揺動する。こ
の揺動効果は、枕が仙骨基部を把持し、枕の楔形状の効
果により患者の体重が頭部方向に変位されると、仙骨を
足部方向に引っ張るのを可能とする。
【００３４】同時に、枕は、仙骨の先端を前方へ変位す
る。正味効果は、足部方向への引っ張り効果を同時に仙
骨に生じさせつつ、仙骨をその長さに垂直な軸の回り
を、その略重心において回転させることである。この点
は、従来技術では、仙骨の基部への接触がないという点
で従来の技術のものとは異なる。
る。正味効果は、足部方向への引っ張り効果を同時に仙
骨に生じさせつつ、仙骨をその長さに垂直な軸の回り
を、その略重心において回転させることである。この点
は、従来技術では、仙骨の基部への接触がないという点
で従来の技術のものとは異なる。
【００３５】また、本書に特許請求された発明は、仙骨
の基部を支持するが、これは、従来の技術では行われな
い。上記した引っ張り効果に加えて、仙骨基部における
接触は、仙腸関節の過度の押し込み合いを防止するのを
助ける。特許請求された枕により圧力が仙骨の尖により
一層強く加えられて仙骨を効果的に回転且つ二つの腸骨
内へ押し込むことになるが、少量のクッションが仙骨基
部に配置されて、仙腸関節の過度の押し込み合いを防止
する。
の基部を支持するが、これは、従来の技術では行われな
い。上記した引っ張り効果に加えて、仙骨基部における
接触は、仙腸関節の過度の押し込み合いを防止するのを
助ける。特許請求された枕により圧力が仙骨の尖により
一層強く加えられて仙骨を効果的に回転且つ二つの腸骨
内へ押し込むことになるが、少量のクッションが仙骨基
部に配置されて、仙腸関節の過度の押し込み合いを防止
する。
【００３６】本発明の実施例を一つだけ示して説明して
来たが、本発明の精神または添付の特許請求の範囲から
逸脱しなければ、種々の変更修正を本発明に加えること
が可能なことは当業者には明白なことである。
来たが、本発明の精神または添付の特許請求の範囲から
逸脱しなければ、種々の変更修正を本発明に加えること
が可能なことは当業者には明白なことである。
【図１】患者の腰椎前弯を減少させる本発明の実施例の
支持枕の斜視図である。
支持枕の斜視図である。
【図２】図１の右側面図である。
【図３】図１の裏面図である。
【図４】腰椎前弯症患者が平面上に仰向けに寝た状態に
あるときの概略部分側面図である。
あるときの概略部分側面図である。
【図５】枕が動作位置に配置されて、腰椎前弯を減少さ
せているのを示す図４と同様な図である。
せているのを示す図４と同様な図である。
【図６】枕を使用して、腰部の脊椎及び筋肉構成を支持
している患者の着座位置における側面図である。
している患者の着座位置における側面図である。
【図７】腰部の脊椎と筋肉構成とを支持するように、枕
を所定位置に配置して、いすに着座した患者を示す、図
６の円形囲み領域の拡大略側面図である。
を所定位置に配置して、いすに着座した患者を示す、図
６の円形囲み領域の拡大略側面図である。
１０ 支持枕、 １２ 大楔、 １３ 支持表面、１５
小楔、１６ 患者、 １７ 仙骨、 １８ 尖。
小楔、１６ 患者、 １７ 仙骨、 １８ 尖。
Claims (7)
- 【請求項１】 使用者の腰椎前弯を減少し、また腰椎前
弯を支持する支持枕において、 平らな支持表面に係合する基部部材を有し、 前記基部部材は第１の楔状部を形成し、該第１の楔状部
は前記基部部材のほぼ全長にわたって外方に延在し、前
記第１の楔状部の高い方の端部は前記枕の一方の端部に
位置し、前記第１の楔状部の低い方の端部は前記枕の他
方の端部に位置し、 前記第１の楔状部の外側に第２の楔状部が延在し、前記
第２の楔状部の高い方の端部は前記第１の楔状部の前記
高い方の端部に位置し、前記第２の楔状部の低い方の端
部は前記第１の楔状部の前記低い方の端部に位置し、 前記第２の楔状部は前記第１の楔状部より幅が狭く、前
記第２の楔状部は前記第１の楔状部の長手方向軸に沿っ
て伸長し、 前記枕の前記第１の楔状部は使用者の骨盤を支持する位
置に置かれ、前記第２の楔状部は使用者が仰向けに寝て
いる状態のときに前記使用者の仙骨を支持して前記仙骨
の先端を前方へ変位させ、 これにより、前記枕は前記仙骨を前記骨盤の腸骨と共に
その関節内に引き入れ、前記使用者が仰向けに寝ている
状態のとき前記使用者の仙腸骨靭帯上の応力を低減する
ことを特徴とする、腰椎前弯用の支持枕。 - 【請求項２】 前記第２の楔状部の幅は、使用者が着座
位置にあるときに、前記使用者の背中の窪み内に前記使
用者の長手方向に嵌まり合うように十分狭くされてい
る、請求項１に記載の支持枕。 - 【請求項３】 前記第２の楔状部の幅は、低い方の端部
で約５．０８センチメートル（約２インチ）であり、高
い方の端部で約１．９０５センチメートル（４分の３イ
ンチ）である、請求項１に記載の支持枕。 - 【請求項４】 前記枕は不透過性材料で形成され、前記
不透過性材料は前記枕内のバルブを介して膨らますこと
ができる、請求項１に記載の支持枕。 - 【請求項５】 前記第２の楔状部は前記仙骨を包み込む
ように位置決めされ、前記支持枕は使用者の前記仙骨を
握持し、前記支持枕の楔形状によって使用者の体重が頭
部方向に変位されると前記仙骨を足部方向にけん引し、
使用者が仰向けに寝ている状態のときに、前記仙骨の基
部を支持する一方で前記仙骨の先端を前方へ変位させ
る、請求項１に記載の支持枕。 - 【請求項６】 使用者が前記枕を使用者自身といすの背
との間に配置して着座姿勢をとると、前記第２の楔状部
が、使用者の腰椎弯曲に一致し且つ前記該腰椎弯曲を支
持するように、位置決めされ得る、請求項１に記載の支
持枕。 - 【請求項７】 前記第２の楔状部は前記仙骨を包み込む
ように位置決めされ、前記支持枕は使用者の前記仙骨を
握持し、前記支持枕の楔形状によって使用者の体重が頭
部方向に変位されると前記仙骨を足部方向にけん引し、 前記枕が、骨盤の腸骨と一緒に仙骨をその関節内に引き
入れて、使用者が背臥位置にある時に、該使用者の仙腸
骨靭帯上の応力を低減する、支持枕。
Applications Claiming Priority (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| US790518 | 1991-11-12 | ||
| US07/790,518 US5201761A (en) | 1991-11-12 | 1991-11-12 | Device and method for reducing lumbar lordosis while supine and supporting the lumbar curve when seated |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05220180A true JPH05220180A (ja) | 1993-08-31 |
Family
ID=25150931
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4238510A Pending JPH05220180A (ja) | 1991-11-12 | 1992-09-07 | 腰椎前弯用の支持枕 |
Country Status (3)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US5201761A (ja) |
| JP (1) | JPH05220180A (ja) |
| KR (1) | KR930009576A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100352217B1 (ko) * | 2000-01-12 | 2002-09-12 | 한헌경 | 경추 교정기구 |
| WO2017003097A1 (ko) * | 2015-06-29 | 2017-01-05 | 박종식 | 후면 지지부가 구비된 마사지용 패드 |
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1992
- 1992-08-18 KR KR1019920014835A patent/KR930009576A/ko not_active Application Discontinuation
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