JPH05220137A - 超音波受信回路 - Google Patents

超音波受信回路

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Publication number
JPH05220137A
JPH05220137A JP3312474A JP31247491A JPH05220137A JP H05220137 A JPH05220137 A JP H05220137A JP 3312474 A JP3312474 A JP 3312474A JP 31247491 A JP31247491 A JP 31247491A JP H05220137 A JPH05220137 A JP H05220137A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
circuit
delay line
group
impedance matching
buffer circuit
Prior art date
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Pending
Application number
JP3312474A
Other languages
English (en)
Inventor
Akihiko Hanaoka
明彦 花岡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Healthcare Manufacturing Ltd
Original Assignee
Hitachi Medical Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Medical Corp filed Critical Hitachi Medical Corp
Priority to JP3312474A priority Critical patent/JPH05220137A/ja
Publication of JPH05220137A publication Critical patent/JPH05220137A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 超音波断層装置の超音波受信回路4におい
て、バッファ回路4b1の入出力インピーダンスとディ
レイライン4b2の特性インピーダンスとを整合させ、
エコー信号を、不整合反射による波形歪を抑えて正しく
遅延伝送させる。 【構成】 バッファ回路4b1とディレイライン4b2
とが交互に接続されてなる整相回路4bを備えた超音波
受信回路4において、前記バッファ回路4b1とディレ
イライン4b2相互間にインピーダンス整合回路4b3
を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、超音波断層装置の超音
波受信回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種の超音波受信回路は、主として超
音波ビームの集束(フォーカス)調整のために、バッフ
ァ回路とディレイラインとが交互に接続されてなる整相
回路を備えてなる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような超音波受信
回路において、バッファ回路は主としてディレイライン
を経て減衰した受信信号を増幅するもので、良好な画像
を得るために不可欠のものである。
【0004】しかし従来の超音波受信回路では、整相回
路は単にそれだけの構成であり、前記バッファ回路とデ
ィレイライン相互間のインピーダンス整合(マッチン
グ)については何ら考慮が払われていなかった。
【0005】このため、前記バッファ回路の入出力イン
ピーダンスとディレイラインの特性インピーダンスとの
整合がとれず、不整合反射によりエコー信号(受信信
号)の一部が反射して波形歪が生じ、エコー信号の遅延
伝送が正しく行われないという問題点があった。
【0006】本発明の目的は、バッファ回路の入出力イ
ンピーダンスとディレイラインの特性インピーダンスと
を整合させ、エコー信号を正しく遅延伝送させることの
できる超音波受信回路を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的は、バッファ回
路とディレイラインとが交互に接続されてなる整相回路
を備えた超音波受信回路において、前記バッファ回路と
ディレイライン相互間にインピーダンス整合回路を設け
ることにより達成される。
【0008】
【作用】インピーダンス整合回路は、整相回路におい
て、バッファ回路の入出力インピーダンスとディレイラ
インの特性インピーダンスとを整合させ、不整合反射に
よるエコー信号(受信信号)の一部反射に起因する波形
歪をなくし、エコー信号を正しく遅延伝送させる。
【0009】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を説明
する。図1は、本発明による超音波受信回路が適用され
た超音波断層装置の超音波送受信回路の一例を示すブロ
ック図である。この図1において、1は多数の振動子を
配列してなる振動子群、2はこの振動子群1の通電路を
オン,オフする高圧スイッチ群、3は振動子群1へ高圧
パルスを与えるための送信回路である。4は本発明によ
る受信回路で、振動子群1からのエコー信号(群)を受
信する。5は振動子群1への回路を超音波送信時には送
信回路3に、受信時には受信回路4に選択的に接続し、
送受信号を分離する送受信分離回路である。
【0010】前記受信回路4は、振動子群1からの各エ
コー信号を予め増幅するプリアンプ群4a及び集束(フ
ォーカス)調整のための整相回路4bを前段側に備え
る。ここで、整相回路4bは、従来回路と同様にバッフ
ァ回路群4b1とディレイライン群4b2とが交互に接
続されていると共に、本発明回路では、そのバッファ回
路群4b1とディレイライン群4b2の相互間に各々イ
ンピーダンス整合回路群4b3が挿入されている。
【0011】なお、上記各群2、4a、4b1、4b2
及び4b3は、振動子群1を構成する各振動子に各別に
対応する高圧スイッチ、プリアンプ、バッファ回路、デ
ィレイライン及びインピーダンス整合回路が各々集合し
てなるものである。
【0012】次に動作について説明する。送信回路3か
らの高圧パルスは、送受信分離回路5、高圧スイッチ群
2を介して振動子群1に印加され、被検体(図示せず)
へ超音波パルスが放射される。
【0013】被検体からのエコー信号は、振動子群1で
受信され、高圧スイッチ群2、送受信分離回路5を介し
て、プリアンプ群4aで増幅され、整相回路4bへ入力
される。
【0014】整相回路4に入力されたエコー信号(群)
は、バッファ回路群4b1を通り、インピーダンス整合
回路群4b3を介してディレイライン群4b2に入力さ
れて所定のディレイを受けるもので、これが所定の段数
繰り返され、加算器4b4により整相加算されて整相出
力となる。
【0015】この間、インピーダンス整合回路群4b3
は、ディレイライン群4b2の入出力側に位置するバッ
ファ回路群4b1,4b1の入出力インピーダンス
1,Z2とディレイライン群4b2の特性インピーダン
スZ0を整合させ、エコー信号を正しく遅延伝送させ
る。
【0016】インピーダンス整合回路群4b3を構成す
るインピーダンス整合回路の具体例について以下に述べ
る。図2はマッチングトランスを用いてなるインピーダ
ンス整合回路を備えた整相回路4中の1のエコー信号ラ
インの一例を示す回路図で、図中21はバッファ回路、
22はディレイライン、23はマッチングトランスMT
からなるインピーダンス整合回路である。この例におい
ては、マッチングトランスMTの1次側,2次側の巻数
比は、下式(1),(2)に示すように、ディレイライ
ン22の特性インピーダンスZ0とバッファ回路21の
入出力インピーダンスZ1,Z2との比となっている。
【0017】
【数1】
【0018】
【数2】
【0019】なお、第2図及び式(1),(2)におい
て、n1はディレイライン22を挟んで左側のマッチン
グトランスMTの1次側の巻数、n2は同じく2次側の
巻数、n3はディレイライン22を挟んで右側のマッチ
ングトランスMTの1次側の巻数、n4は同じく2次側
の巻数である。
【0020】図3は抵抗T型回路を用いてなるインピー
ダンス整合回路を備えた整相回路4中の1のエコー信号
ラインの一例を示す回路図で、図中21はバッファ回
路、22はディレイライン、24は抵抗T型回路RTか
らなるインピーダンス整合回路である。この例において
は、抵抗T型回路RTを構成する各抵抗の抵抗値R1
6は下式(3)〜(8)で与えられる。
【0021】
【数3】
【0022】
【数4】
【0023】
【数5】
【0024】
【数6】
【0025】
【数7】
【0026】
【数8】
【0027】なお、第3図及び式(3)〜(8)におい
て、K1,K2は上記インピーダンス整合回路24におけ
るインピーダンス整合時の最小挿入損失で、下式
(9),(10)で与えられる。
【0028】
【数9】
【0029】
【数10】
【0030】図2及び図3に示す例によれば、マッチン
グトランスMT又は抵抗T型回路RTからなるインピー
ダンス整合回路23又は24により、ディレイライン2
2の特性インピーダンスZ0とバッファ回路21の入出
力インピーダンスZ1,Z2の整合(マッチング)がとれ
るので、エコー信号の不整合反射による波形歪が抑えら
れ、正しい遅延伝送を行うことができる。
【0031】なお整相回路出力(整相出力)は、図示し
ない画像処理回路を経てディジタル・スキャン・コンバ
ータに与えられ、ディジタル・スキャン・コンバータの
出力は表示装置に与えられ断層像として表示される。
【0032】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、バ
ッファ回路とディレイライン相互間にインピーダンス整
合回路を設けたので、バッファ回路の入出力インピーダ
ンスとディレイラインの特性インピーダンスとを整合さ
せ、エコー信号を、不整合反射による波形歪を抑えて正
しく遅延伝送させることができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明回路が適用された超音波断層装置の超音
波送受信回路の一例を示すブロック図である。
【図2】マッチングトランスを用いてなるインピーダン
ス整合回路を備えた整相回路中の1のエコー信号ライン
の一例を示す回路図である。
【図3】抵抗T型回路を用いてなるインピーダンス整合
回路を備えた整相回路中の1のエコー信号ラインの一例
を示す回路図である。
【符号の説明】
1 振動子群 2 高圧スイッチ群 3 送信回路 4 本発明受信回路 4a プリアンプ群 4b 整相回路 4b1 バッファ回路群 4b2 ディレイライン群 4b3 インピーダンス整合回路群 4b4 加算器 21 バッファ回路 22 ディレイライン 23 マッチングトランスMTからなるインピーダン
ス整合回路 24 抵抗T型回路RTからなるインピーダンス整合
回路

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 バッファ回路とディレイラインとが交互
    に接続されてなる整相回路を備えた超音波受信回路にお
    いて、前記バッファ回路とディレイライン相互間にイン
    ピーダンス整合回路を具備することを特徴とする超音波
    受信回路。
JP3312474A 1991-11-27 1991-11-27 超音波受信回路 Pending JPH05220137A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3312474A JPH05220137A (ja) 1991-11-27 1991-11-27 超音波受信回路

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3312474A JPH05220137A (ja) 1991-11-27 1991-11-27 超音波受信回路

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05220137A true JPH05220137A (ja) 1993-08-31

Family

ID=18029645

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3312474A Pending JPH05220137A (ja) 1991-11-27 1991-11-27 超音波受信回路

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH05220137A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20180041507A (ko) * 2016-10-14 2018-04-24 삼성메디슨 주식회사 초음파 영상 장치 및 그 제어 방법

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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