JPH05219639A - ケーブルの接続部における浸水検知センサ - Google Patents

ケーブルの接続部における浸水検知センサ

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JPH05219639A
JPH05219639A JP2132592A JP2132592A JPH05219639A JP H05219639 A JPH05219639 A JP H05219639A JP 2132592 A JP2132592 A JP 2132592A JP 2132592 A JP2132592 A JP 2132592A JP H05219639 A JPH05219639 A JP H05219639A
Authority
JP
Japan
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water
cable
contact
cable joint
mechanical contact
Prior art date
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Pending
Application number
JP2132592A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuo Takahashi
一雄 高橋
Susumu Uchida
進 内田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
SANKOOSHIYA KK
Hitachi Cable Ltd
Sankosha Co Ltd
Original Assignee
SANKOOSHIYA KK
Hitachi Cable Ltd
Sankosha Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by SANKOOSHIYA KK, Hitachi Cable Ltd, Sankosha Co Ltd filed Critical SANKOOSHIYA KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 浸水を接点の導通により検知できるようにし
て信頼性を高めたケーブルの接続部における浸水検知セ
ンサを提供する。 【構成】 ケーブルの接続部にその内部に浸水した水分
を吸収して溶解する吸水溶解部材4を設けると共に吸水
溶解部材4が溶解することにより、閉動作する機械的接
点3を設け、接点3に、これが閉動作することにより浸
水の有無を表示する浸水検知回路23を接続した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ケーブルの接続部にお
ける浸水検知センサに係り、特に、浸水を接点の導通に
より検知できるようにして信頼性を高めたケーブルの接
続部における浸水検知センサに関するものである。
【0002】
【従来の技術】伝送ケーブル等のように長距離に亘って
布設されるケーブルには、これを継ぎ合わせるために接
続部が設けられている。ケーブルの接続部にはケーブル
本体と同等の耐環境性が要求される。これに対してスリ
−ブ方式、テ−プ巻き方式、メカニカル方式等の方式が
採用されている。これらの接続部に万一浸水が発生した
場合、水分によって線心接続部の絶縁抵抗が低下する。
線心接続部の絶縁抵抗の低下は、回線使用時に通話不良
を引き起こすが、この通話不良によって初めて絶縁抵抗
の低下が判明するという問題があった。そこで、被覆さ
れない複数の導体をケーブル及び接続部内に連続的に配
置し、常時これら導体間の絶縁抵抗を監視することによ
り接続部の浸水からの保守に役立てるようにしている。
このような導体を警報回線と呼んでいるが、図4にその
構成を示す。ケーブル41、ケーブル接続部42内に
は、被覆されない複数の導体43が連続的に配置され警
報回線44が形成されている。警報回線44の終端には
これら警報回線44間の絶縁抵抗を監視する監視装置4
5が接続されている。次にその動作の様子は図5に示さ
れる。図5(a)はケーブル接続部42の平常状態を示
している。このケーブル接続部42に浸水が発生する
と、図5(b)に示されるようにケーブル接続部42に
浸水した水分Wが警報回線44間にも存在するようにな
る。警報回線44間即ち被覆されない導体43間の絶縁
抵抗Rは図5(a)の平常状態では無視できるほど大で
あったものが、水分Wの介在によって有意レベルまで小
さくなる。監視装置45はこの絶縁抵抗Rを監視するこ
とにより、浸水の有無を検知できることになる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ケーブ
ル内には浸水による水分のほかに湿気があることがあ
り、上記絶縁抵抗Rはこのような湿気によっても低下す
る。このため上述のような絶縁抵抗Rを監視する方式で
は、このような湿気を浸水と誤認することがあり、浸水
の有無の判定に信頼性がなかった。とはいえ、湿気によ
る誤認を除くために絶縁抵抗Rの浸水の有無の判定に対
する基準値を下げることは、浸水の早期発見の妨げとな
り好ましくない。
【0004】そこで、本発明の目的は、上記湿気による
誤認をなくすると共に簡便さ、安価をも目論むものであ
り、浸水を接点の導通により検知できるようにして信頼
性を高めたケーブルの接続部における浸水検知センサを
提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、ケーブルの接続部にその内部に浸水した水
分を吸収して溶解する吸水溶解部材を設けると共に該吸
水溶解部材が溶解することにより、閉動作する機械的接
点を設け、この機械的接点に、これが閉動作することに
より浸水の有無を表示する浸水検知回路を接続した。
【0006】
【作用】上記構成により、ケーブルの接続部の内部に浸
水した水分が吸水溶解部材に吸収される。水分を吸収し
た吸水溶解部材は軟化或いは溶解し、機械的接点が閉動
作することになる。浸水検知回路は、この機械的接点の
閉動作を検知して浸水の有無を表示する。即ち、浸水が
接点の導通により検知されることになる。
【0007】
【実施例】以下本発明の一実施例を添付図面に基づいて
詳述する。
【0008】図1に示されるように、浸水検知センサ1
は、主に、上部が解放され、有底筒体或いは箱状に形成
された筐体2と、筐体2内に設けられた機械的接点3
と、水分の吸収により溶解して機械的接点3を閉じさせ
る吸水溶解部材4とから構成されている。
【0009】筐体2内部には、導体からなり、一端が筐
体2底部に挿通させて支持され他端が上方に延出された
一対の板バネ部材5が相対して設けられている。両板バ
ネ部材5の上端部は、機械的接点3を形成している。こ
の機械的接点3は、両板バネ部材5が付勢されない時閉
成されるように構成されている。両板バネ部材5は、機
械的接点3を開放させるように互いに反対方向に付勢さ
れ、両板バネ部材5の間には吸水溶解部材4が挟み込ま
れている。筐体2上部には、機械的接点3を検査するた
めの開口部7が設けられている。また、筐体2側面に
は、軸方向に沿って浸水を一層容易にするための開口部
6が設けられている。
【0010】吸水溶解部材4は、水を含まない状態では
所定の固さを有する固形物であり、付勢された両板バネ
部材5間に挟まれている。吸水溶解部材4はこのように
固形一体のもの或いは、中空の固体でもよいが、粉状、
粒状のものを溶解性の(例えばゼラチン)袋体やカプセ
ルに封入したものでもよい。
【0011】筐体2に底部に挿通された両板バネ部材5
基端部には、警報回線を接続するためにそれぞれ絶縁被
覆されたリード線8が接続されている。
【0012】上記浸水検知センサ1を備えたケーブルを
図2、3に示す。ケーブル20の各接続部21にはそれ
ぞれ1以上の浸水検知センサ1が備えられている。ケー
ブル20内には複数の絶縁被覆された警報回線22が設
けられている。一対の警報回線22、22に上記リード
線8が接続され、この接続部は絶縁被覆されている。警
報回線22、22の一端はこれら警報回線22、22間
の導通を監視する浸水検知回路23に接続されている。
浸水検知回路23は、機械的接点3の閉動作による警報
回線22、22間の導通から浸水の有無を判定して表示
することができる。
【0013】次に実施例の作用を述べる。
【0014】浸水検知センサ1を備えたケーブル20の
接続部21に浸水Wが発生すると、その水分は浸水検知
センサ1の開口部6、7から筐体2内に取り込まれるこ
とになる。筐体2内に取り込まれた水分は、吸水溶解部
材4に吸収される。水分を吸収した吸水溶解部材4は溶
解し軟化する。このため吸水溶解部材4は、両板バネ部
材5の付勢圧を支えられなくなり、両板バネ部材5が互
いに接近し、やがてその先端部が接触することになる。
このようにして機械的接点3が閉じられる。図2(a)
は、機械的接点3の閉成前、図2(b)は閉成後を示し
ている。
【0015】このようにして機械的接点3が閉成される
と、警報回線22、22間が導通することになり、浸水
検知回路23が働いて浸水の有ることを表示することに
なる。機械的接点3の接点抵抗は警報回線22、22間
や浸水検知センサ1内での漏洩抵抗に比べて充分に小さ
いので、誤動作の発生がなく信頼性の高い浸水検知が可
能になる。
【0016】次に、本発明の応用実施例について説明す
る。
【0017】図3に示されるように、ケーブル20の距
離を隔てた2箇所の接続部21a、21bにはそれぞれ
浸水検知センサ1a、1bが備えられている。これら浸
水検知センサ1a、1bは同一対の警報回線22、22
に並列接続されている。警報回線22、22の一端に設
けられた浸水検知回路23は、警報回線22、22間の
導通を監視するのみならず抵抗値をも測定することがで
きるように構成されている。図示するように接続部21
aに浸水Wがある時、浸水検知センサ1aがその接点を
閉成してル−プを形成する。このときル−プの抵抗値は
警報回線22を構成する導体の単位長さ当たりの抵抗値
と距離Laとの積(回線抵抗値Ra)に浸水検知センサ
1aの内部抵抗値を加えたものである。一方、接続部2
1bに浸水がある時は同様に距離Lbでの回線抵抗値R
bに浸水検知センサ1bの内部抵抗値を加えたものであ
る。浸水検知センサ1の内部抵抗値のばらつきが無視し
得るほど小さいとすれば、上記距離LaとLbとの差は
回線抵抗値Raと回線抵抗値Rbとの差に比例して現れ
るので、浸水検知回路23は測定した抵抗値から算出し
て閉成した浸水検知センサ1までの距離を求めることが
できる。また、このような抵抗値の測定は粗く行って
も、離散的に設けられた多数の接続部21のうち、どの
辺りに浸水したかを見当をつけるのには充分であり、ケ
ーブルの保守を容易にするものである。
【0018】
【発明の効果】本発明は次の如き優れた効果を発揮す
る。
【0019】(1)浸水を接点の導通により検知できる
ようにしたことで、湿気による絶縁抵抗の低下による誤
動作がなくなり、信頼性が向上する。
【0020】(2)機械的接点を使用したことにより構
造が簡単且つ安価である。
【0021】(3)設置及び取扱いが簡単なためケーブ
ル保守費用が節約される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す断面図である。
【図2】本発明の動作状態を示す概略図である。
【図3】本発明の一実施例及び、応用実施例を示す概略
図である。
【図4】従来のケーブルを示す概略図である。
【図5】従来例を示す概略図である。
【符号の説明】
1 浸水検知センサ 3 機械的接点 4 吸水溶解部材 20 ケーブル 21 接続部 23 浸水検知回路

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケーブルの接続部にその内部に浸水した
    水分を吸収して溶解する吸水溶解部材を設けると共に該
    吸水溶解部材が溶解することにより、閉動作する機械的
    接点を設け、該接点に、これが閉動作することにより浸
    水の有無を表示する浸水検知回路を接続したことを特徴
    とするケーブルの接続部における浸水検知センサ。
JP2132592A 1992-02-06 1992-02-06 ケーブルの接続部における浸水検知センサ Pending JPH05219639A (ja)

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JP2132592A JPH05219639A (ja) 1992-02-06 1992-02-06 ケーブルの接続部における浸水検知センサ

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JP2132592A Pending JPH05219639A (ja) 1992-02-06 1992-02-06 ケーブルの接続部における浸水検知センサ

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021147860A (ja) * 2020-03-18 2021-09-27 旭化成ホームズ株式会社 液体検出装置及び建物

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS516781A (en) * 1974-07-08 1976-01-20 Asahi Giken Kk Sekyupaipurainno roeikenchiho
JPS5435797A (en) * 1977-08-24 1979-03-16 Nec Corp Water leakage detector
JPS607056B2 (ja) * 1976-12-30 1985-02-22 アイシン精機株式会社 模様の移動が可能な手編機

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