JP3061764U - 同軸ケ―ブルのコネクタ - Google Patents

同軸ケ―ブルのコネクタ

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JP3061764U
JP3061764U JP1999001067U JP106799U JP3061764U JP 3061764 U JP3061764 U JP 3061764U JP 1999001067 U JP1999001067 U JP 1999001067U JP 106799 U JP106799 U JP 106799U JP 3061764 U JP3061764 U JP 3061764U
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JP
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connector
sensor head
coaxial cable
coaxial
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JP1999001067U
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俊一 渡辺
義孝 山田
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NHK Integrated Technology Inc
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NHK Integrated Technology Inc
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  • Coupling Device And Connection With Printed Circuit (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】同軸コネクタを改良して、同軸ケーブルあるい
はコネクタ付近に絶縁不良の主原因となる媒体が浸入し
た場合には素早く報知するための構成を開示する。 【解決手段】一対の雌雄コネクタの少なくとも何れか一
方側のコネクタキャビティ内に、導電体からなるセンサ
ヘッドを電気的に絶縁状態で設けた。センサヘッドはコ
ネクタキャビティに対して非接触かつ近傍に設けた。ま
た、センサヘッドはケーブルに対して同軸にリング状と
した。センサヘッドにはリード線を接続し、このリード
線をコネクタの外部まで延長した。あるいは選択的に、
コネクタの外周の一部に端子を設け、この端子とセンサ
ヘッドとをリード線で接続した。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、同軸ケーブルを接続する場合に利用するコネクタの改良に関するも のである。
【0002】
【考案が解決しようとする課題】
従来から、同軸ケーブルはノイズに影響されにくいので、例えばアンテナから の延長ケーブルとして広く利用されている。ところで、同軸ケーブルは無線系の 小規模室外アンテナのみならず、大規模アンテナからの信号の取得に際しても利 用されているが、保守点検が非常に困難である。即ち、屋外に曝された状態で設 置されたケーブルは、紫外線や化学物質あるいは温度変化などによって経時的に 劣化するので、定期的な保守点検が必要となる。また、落雷などによる不慮の被 覆破壊や、鳥害による被覆の破壊があった場合には、この部分から雨水が浸入し てしまう。そして、いったん浸入した雨水は毛管現象によって両方向へ浸透し、 同軸コネクタのキャビティ内に漏れ込むことになるが、キャビティ内には接続用 の信号ピンが露出しているので、ピンに雨水が接触すれば絶縁不良が生じてしま う。従って、このような場合にはいち早く交換しなければ、信号線として利用す ることができなくなる。また、同軸コネクタのキャビティ内は厳密な気密構造で はないので、温度変化によって結露が発生する可能性があるが、この場合でも絶 縁不良の問題を考慮する必要がある。
【0003】 ところが、従来のこの種のケーブルは、常時絶縁状態を監視しているものでは ないので、ノイズが増大するなどの不都合が発生すれば始めて原因がわかるとい う状況にある。従って、未然にこれらの不都合を回避することができない構成に なっている。しかも、日常の保守点検に際しても、システムを一時停止して行う 必要があるため、利用率の低い深夜に行われることが通常であるが、深夜であれ ば目視による点検が困難であるという問題も有している。
【0004】 本考案はこれらの従来の不都合を解消するものであり、同軸コネクタを改良し て、同軸ケーブルあるいはコネクタ付近に絶縁不良の主原因となる媒体が浸入し た場合には素早く報知することができる構成を開示することを目的とするもので ある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案では上記目的を達成するために、同軸ケーブルのコネクタであって、一 対の雌雄コネクタの少なくとも何れか一方側のコネクタキャビティ内に、導電体 からなるセンサヘッドを電気的に絶縁状態で設けるという手段を用いた。センサ ヘッドは電気的に絶縁されているので、その状態は絶縁抵抗値を示す。一方、雨 水などの良導体がセンサヘッドに接触した場合には抵抗値は極端に低下する。そ して、この抵抗値を常時監視すれば、コネクタキャビティ内に何らかの理由によ って絶縁不良の因子が存在することを検知することができる。また、センサヘッ ドをコネクタキャビティに対して非接触かつ近傍位置に設ける手段においては、 外部から浸入した絶縁不良因子をいち早く検知する構成としている。
【0006】 センサヘッドをケーブルに対して同軸にリング状とする手段では、絶縁不良因 子がどの方向から浸入した場合であっても、確実かつ早期に検知できることにな る。
【0007】 センサヘッドに接続したリード線は、センサヘッドの電気的状態を外部に導出 するための機能を有するものであり、請求項4のようにリード線を外部に延長し て直接機器に接続する手段か、請求項5のように端子に別のラインを接続する手 段の何れかが選択的に採用される。
【0008】
【考案の実施の形態】
以下、本考案の好ましい実施形態を、添付した図面に従って説明する。先ず、 図1は本考案の同軸コネクタを設置するシステムの一例を示したものであって、 1はアンテナなどの空中線、2は空中線1から引かれた同軸ケーブルであり、一 般的には同軸ケーブル2の途中で屋外から屋内に引き込まれている。3は同軸ケ ーブル2と屋内配線4を接続するための同軸コネクタであり、本考案の基本的な 構造を有するものである。5は通信機器、6は同軸ケーブル2および同軸コネク タ3の浸水状況を検知するための浸水警報装置、7は同軸コネクタ3と浸水警報 装置6を接続するセンサケーブルである。
【0009】 次に、図2は同軸コネクタの構成を示す断面図であって、11は雄のコネクタ ユニット、12はコネクタキャビティ、13はコネクタピンであり、コネクタキ ャビティ12が同軸ケーブル2のアースと接続される一方、コネクタピン13は 同軸ケーブル2の信号線に接続されている。14はリング状のセンサヘッドであ って、電気的にはコネクタピン13およびアースとは絶縁された状態で同軸コネ クタ内部に設置されている。15はセンサ端子であって、センサヘッド14とは リード線16で接続されている。そして、センサ端子15には図1におけるセン サケーブル7を介して浸水警報装置6が接続され、常時センサヘッド14の状態 を監視している。なお、図3にセンサヘッド14を示し、センサヘッドは一定の 幅を有するリング状に構成されている。リング状としたのは、同軸コネクタに対 して360度何れの方向から浸水した場合であっても確実に監視することを目的 としたものである。ただし、浸水に一定の方向性があることが明確であるときに は、例えば円周下面の180度だけの半円形状とすることも可能である。また、 4分の3周をカバーするなど、自由に設定することも本考案の範囲に入ることは いうまでもない。さらに、本実施形態ではセンサヘッドの幅は一定であると説明 しているが、浸水を検知できる構造であれば一定幅に限定する必要はなく、櫛形 や波形など自由に設定することも可能である。また、線状の導電体をリング状と することも本考案の範囲に含まれる。必要なことは、センサヘッド14が電気的 に絶縁状態を維持するように設置されることであり、より好ましくは雨水の浸入 をいち早く検知するために、コネクタキャビティに非接触ではあるが極力近傍に 設けられることであり、これを充足する限りにおいて必要な修正が施される。
【0010】 図4は被覆破壊部分から浸入した雨水などが同軸コネクタまで到達した状態を 示した図であって、21は同軸ケーブルの外部被覆、21aは破壊部分、22は 同軸ケーブル絶縁物、23は同軸ケーブル外部導体、24は同軸コネクタ、25 はコネクタピン、26はコネクタボス、27はセンサヘッド、28はセンサ端子 、30は同軸ケーブル内部導体である。図からも明らかなように、センサヘッド 27は電気的に信号線およびアースラインからは十分に絶縁された状態で設置さ れている。なお、29はコネクタキャビティ内に溜まった絶縁不良因子たる水滴 を示したもので、破壊部分21aから浸入した雨水が外部被覆21内を伝達した ものである。センサヘッド27には、センサ端子28に対して接続された浸水警 報装置から微弱な電圧が常時印加されており、センサヘッド27が電気的に絶縁 状態にある場合には絶縁抵抗値が示されている。しかしながら、図示したように 抵抗値が極めて低い水滴29がセンサヘッド27に接触した場合には抵抗値が極 端に低下するので、例えばしきい値を設定しておくことによって浸水警報装置を 作動させることができる。警報装置の作動は、監視員に何らかの手段で報知する ことができれば十分であり、音による警報や、ディスプレイ面に警報画面を表示 するなど、公知の報知手段が含まれる。なお、監視する同軸コネクタが複数ある 場合には、浸水警報装置から複数の同軸コネクタに対して並列でそれぞれ検出線 を接続し、1台の浸水警報装置において常時並列に監視することによって、どの 同軸コネクタに故障が発生したかを検出することができる。また、浸水警報装置 については、実施形態では据置型を前提としたが、装置の形態はこれに限ること はなく、例えばセンサ端子28をオープン端子としておき、監視員が携帯するテ スターなどを接続して、絶縁抵抗値を定期的に確認することを排除するものでは ない。
【0011】 なお、上記実施形態ではセンサヘッド27の状態はセンサ端子28を介して外 部に報知される構成としているが、センサ端子28を省略してリード線をそのま ま延長して、直接浸水警報装置に接続することも可能である。また、実施形態で はセンサヘッドを雄コネクタに設置した構成を説明したが、雌コネクタに設置す る場合であっても基本的構成は何ら変わるところはない。
【0012】
【考案の効果】
本考案では、一対の雌雄コネクタの少なくとも何れか一方側のコネクタキャビ ティ内に、導電体からなるセンサヘッドを電気的に絶縁状態で設けたので、この センサヘッドの絶縁状態、即ち絶縁抵抗値を監視することにより、キャビティ内 に絶縁不良因子が浸入したかどうかを確実に検知することができる。従って、通 信システムがダウンする前に不都合な個所を修理、あるいは交換することが可能 となり、日常の点検維持を容易とすることができた。また、センサヘッドをコネ クタキャビティに対して非接触かつ近傍に設けた場合には絶縁不良因子がキャビ ティに浸入すれば即刻これを検知することができるので、故障の発生までの時間 的余裕を確保することができ、補修も事前に行うことができるようになる。
【0013】 さらにまた、センサヘッドをケーブルに対して同軸にリング状とすることによ って、因子がどの方向から浸入しても確実に検知することができ、機器の信頼性 を高めることができるなど、通信技術におけるシステムの安定化に大きく寄与す ることが可能となった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の同軸コネクタを適用するシステムの一
【図2】本考案の同軸コネクタの一実施形態を示す断面
【図3】センサヘッドの構成を示す正面図
【図4】雨水が浸水した状態を示す同軸コネクタの一部
断面図
【符号の説明】
1 空中線 2 同軸ケーブル 3 同軸コネクタ 4 屋内配線 5 通信機器 6 浸水警報装置 7 センサケーブル 11 コネクタユニット 12 コネクタキャビティ 13 コネクタピン 14 センサヘッド 15 センサ端子 16 リード線 21 外部被覆 21a 破壊部分 22 同軸ケーブル絶縁物 23 同軸ケーブル外部導体 24 同軸コネクタ 25 コネクタピン 26 コネクタボス 27 センサヘッド 28 センサ端子 30 同軸ケーブル内部導体

Claims (5)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】同軸ケーブルのコネクタであって、一対の
    雌雄コネクタの少なくとも何れか一方側のコネクタキャ
    ビティ内に、導電体からなるセンサヘッドを電気的に絶
    縁状態で設けたことを特徴とする同軸ケーブルのコネク
    タ。
  2. 【請求項2】センサヘッドはコネクタキャビティに対し
    て非接触かつ近傍に設けられた請求項1記載の同軸ケー
    ブルのコネクタ。
  3. 【請求項3】センサヘッドはケーブルに対して同軸にリ
    ング状とした請求項1または2記載の同軸ケーブルのコ
    ネクタ。
  4. 【請求項4】センサヘッドにはリード線が接続され、こ
    のリード線はコネクタの外部まで延長されている請求項
    1〜3の何れか記載の同軸ケーブルのコネクタ。
  5. 【請求項5】コネクタの外周の一部に端子が設けられ、
    この端子とセンサヘッドとをリード線で接続した請求項
    1〜3の何れか記載の同軸ケーブルのコネクタ。
JP1999001067U 1999-03-01 1999-03-01 同軸ケ―ブルのコネクタ Expired - Lifetime JP3061764U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2020090107A1 (ja) * 2018-11-02 2020-05-07 株式会社オートネットワーク技術研究所 コネクタ

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