JPH05219635A - 海底ケーブル用接地端末構造 - Google Patents
海底ケーブル用接地端末構造Info
- Publication number
- JPH05219635A JPH05219635A JP3311159A JP31115991A JPH05219635A JP H05219635 A JPH05219635 A JP H05219635A JP 3311159 A JP3311159 A JP 3311159A JP 31115991 A JP31115991 A JP 31115991A JP H05219635 A JPH05219635 A JP H05219635A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- seal cap
- submarine cable
- sacrificial electrode
- ground terminal
- terminal
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- Prevention Of Electric Corrosion (AREA)
- Cable Accessories (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】接地端末に犠牲電極を設けて給電によるシール
キャップの溶融を防止しその耐久性を増加させる。 【構成】海底ケーブル5の先端に金属の有底円筒状のシ
ールキャップ1をはめ込み、自己融着テープ等のシール
材7でシールし、内部でアース接続線3を海底ケーブル
5の中心導体6に接続してある。また海底ケーブル5に
半割構造の金属製の犠牲電極2を固定部4により固定
し、アース接続線3の他端を固定部に接続してある。
キャップの溶融を防止しその耐久性を増加させる。 【構成】海底ケーブル5の先端に金属の有底円筒状のシ
ールキャップ1をはめ込み、自己融着テープ等のシール
材7でシールし、内部でアース接続線3を海底ケーブル
5の中心導体6に接続してある。また海底ケーブル5に
半割構造の金属製の犠牲電極2を固定部4により固定
し、アース接続線3の他端を固定部に接続してある。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は海底ケーブル用接地端末
構造に関し、特に海底ケーブル布設の際ケーブル端末を
海水からシールすると同時に給電を行う為のシーアース
をする海底ケーブル用接地端末構造に関する。
構造に関し、特に海底ケーブル布設の際ケーブル端末を
海水からシールすると同時に給電を行う為のシーアース
をする海底ケーブル用接地端末構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来この種の海底ケーブル用端末接地構
造としては、大別して2通りある。第1の構造例は、海
底ケーブル端末に金属製のシールキャップをかぶせ、自
己融着テープ等でシールする図4に示す構造のものであ
る。図4はシールキャップによる従来例の側面図であ
る。海底ケーブル45の端末にシールキャップ41がは
め込まれ、自己融着テープなどのシール材47によりシ
ールされている。端末部の給電用の中心導体46はシー
ルキャップ41の底部に接触している。これを海中に投
入する時は海底ケーブルにプリフォームドストッパーと
呼ばれるケーブルストッパーを巻き、ロープをつけて海
中へ投入する。
造としては、大別して2通りある。第1の構造例は、海
底ケーブル端末に金属製のシールキャップをかぶせ、自
己融着テープ等でシールする図4に示す構造のものであ
る。図4はシールキャップによる従来例の側面図であ
る。海底ケーブル45の端末にシールキャップ41がは
め込まれ、自己融着テープなどのシール材47によりシ
ールされている。端末部の給電用の中心導体46はシー
ルキャップ41の底部に接触している。これを海中に投
入する時は海底ケーブルにプリフォームドストッパーと
呼ばれるケーブルストッパーを巻き、ロープをつけて海
中へ投入する。
【0003】第2の構造例は海底ケーブル内の抗張力線
31留構造を有するエンドボックスと呼ばれる犠牲電極
となる装置を海底ケーブルの先端に取付ける構造で、こ
れを海中に投入する時は抗張力線を引留めた上でロープ
をエンドボックスに付けて海中へ投入する。
31留構造を有するエンドボックスと呼ばれる犠牲電極
となる装置を海底ケーブルの先端に取付ける構造で、こ
れを海中に投入する時は抗張力線を引留めた上でロープ
をエンドボックスに付けて海中へ投入する。
【0004】第1の例はシールから海中投入までの時間
が非常に短かい(数十分)が耐水圧特性がエンドボック
スには及ばない。またシールキャップを海底ケーブルの
給電用の中心導体に容易に接続できるがシールキャップ
が犠牲電極として設計されていない為長時間給電すると
シールキャップ本体が溶融しシールの役目をはたせなく
なる恐れがある。第2の例は、エンドボックスの海底ケ
ーブルへの取付に時間はかかるが(10時間程度)深海
に布設しても十分にシールの役目をはたす。しかしこの
エンドボックスも本来犠牲電極としては設計されていな
い為第1例に比較して長時間持つものの溶融し、抗張力
線等の引留の役目をはたせなくなる恐れがある。
が非常に短かい(数十分)が耐水圧特性がエンドボック
スには及ばない。またシールキャップを海底ケーブルの
給電用の中心導体に容易に接続できるがシールキャップ
が犠牲電極として設計されていない為長時間給電すると
シールキャップ本体が溶融しシールの役目をはたせなく
なる恐れがある。第2の例は、エンドボックスの海底ケ
ーブルへの取付に時間はかかるが(10時間程度)深海
に布設しても十分にシールの役目をはたす。しかしこの
エンドボックスも本来犠牲電極としては設計されていな
い為第1例に比較して長時間持つものの溶融し、抗張力
線等の引留の役目をはたせなくなる恐れがある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】これら従来のシールキ
ャップあるいはエンドボックスによる構造は、本来犠牲
電極としては設計されていないため、長時間給電すると
溶融してしまい、シール性やケーブル引留性に悪影響を
与える問題がある。本発明はこれら2例のうち短時間に
シール可能なシールキャップによる構造の耐溶融性を改
善しようとするものである。
ャップあるいはエンドボックスによる構造は、本来犠牲
電極としては設計されていないため、長時間給電すると
溶融してしまい、シール性やケーブル引留性に悪影響を
与える問題がある。本発明はこれら2例のうち短時間に
シール可能なシールキャップによる構造の耐溶融性を改
善しようとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の海底ケーブル用
接地端末構造は、海底ケーブルの端末にはめ込み前記端
末を海水から絶縁するための有底円筒状のシールキャッ
プと、海水との電気的接触を保持するための金属製の犠
牲電極と、前記端末における給電用の中心導体と前記犠
牲電極とを電気的に接続する接続手段とを備えている。
接地端末構造は、海底ケーブルの端末にはめ込み前記端
末を海水から絶縁するための有底円筒状のシールキャッ
プと、海水との電気的接触を保持するための金属製の犠
牲電極と、前記端末における給電用の中心導体と前記犠
牲電極とを電気的に接続する接続手段とを備えている。
【0007】具体的には例えば前記犠牲電極は前記シー
ルキャップをはめ込んだ端末近傍の前記海底ケーブルに
はさみ込み固定し、前記接続手段は接続線を用いる。
ルキャップをはめ込んだ端末近傍の前記海底ケーブルに
はさみ込み固定し、前記接続手段は接続線を用いる。
【0008】
【実施例】次に本発明の実施例について図を用いて説明
する。図1は第1の実施例の側面図である。海底ケーブ
ル5の先端に金属製の有底円筒状のシールキャップ1を
はめ込み、自己融着テープ等のシール材7でシールし、
内部でアース接続線3を海底ケーブル5の中心導体6に
接続してある。また海底ケーブル5に半割構造の金属製
の犠牲電極2を固定部4により固定し、アース接続線3
の他端を固定部に接続してある。
する。図1は第1の実施例の側面図である。海底ケーブ
ル5の先端に金属製の有底円筒状のシールキャップ1を
はめ込み、自己融着テープ等のシール材7でシールし、
内部でアース接続線3を海底ケーブル5の中心導体6に
接続してある。また海底ケーブル5に半割構造の金属製
の犠牲電極2を固定部4により固定し、アース接続線3
の他端を固定部に接続してある。
【0009】図2は第2の実施例の側面図である。シー
ルキャップ21は底部に突起部28を備えており、犠牲
電極22は第1の実施例と同様に海底ケーブル25に固
定されている。シールキャップ21の内部で端末の中心
導体26とシールキャップ21の突起部28とは、電気
的に接触する構造となっており、シールキャップ21の
外部の突起部28と犠牲電極とは接続線23により接続
されている。この第2の実施例は第1の実施例に対し、
海水のシール性に優れるがシールキャップ21の形状が
複雑になる。図3は第3の実施例の側面図である。中心
導体36は第2の実施例と同様にシールキャップ31に
内部で接触している。シールキャップ31の底部に犠牲
電極32が直接固着されている。
ルキャップ21は底部に突起部28を備えており、犠牲
電極22は第1の実施例と同様に海底ケーブル25に固
定されている。シールキャップ21の内部で端末の中心
導体26とシールキャップ21の突起部28とは、電気
的に接触する構造となっており、シールキャップ21の
外部の突起部28と犠牲電極とは接続線23により接続
されている。この第2の実施例は第1の実施例に対し、
海水のシール性に優れるがシールキャップ21の形状が
複雑になる。図3は第3の実施例の側面図である。中心
導体36は第2の実施例と同様にシールキャップ31に
内部で接触している。シールキャップ31の底部に犠牲
電極32が直接固着されている。
【0010】
【発明の効果】以上説明した様に本発明は、シールキャ
ップによる海底ケーブル接地端末としてシールキャップ
とは別に給電用犠牲電極を設けているので、長時間給電
を行ってもシールキャップが溶融せずこのシール性が劣
化しない。このため接地端末部全体の耐久性を増加させ
る効果がある。
ップによる海底ケーブル接地端末としてシールキャップ
とは別に給電用犠牲電極を設けているので、長時間給電
を行ってもシールキャップが溶融せずこのシール性が劣
化しない。このため接地端末部全体の耐久性を増加させ
る効果がある。
【図1】本発明の第1の実施例の側面図である。
【図2】本発明の第2の実施例の側面図である。
【図3】本発明の第3の実施例の側面図である。
【図4】従来例の側面図である。
1,21,31 シールキャップ 2,22,32 犠牲電極 3,23 接続線 4,24 固定部 5,25,35 海底ケーブル 6,26,36 中心導体 7,27,37 シール材 28 シールキャップ突起部
Claims (4)
- 【請求項1】 海底ケーブルの端末にはめ込み前記端末
を海水から絶縁するための有底円筒状のシールキャップ
と、海水との電気的接触を保持するための金属製の犠牲
電極と、前記端末における給電用の中心導体と前記犠牲
電極とを電気的に接続する接続手段とを備えることを特
徴とする海底ケーブル用接地端末構造。 - 【請求項2】 前記犠牲電極は前記シールキャップをは
め込んだ端末近傍の前記海底ケーブルにはさみ込み固定
され、前記接続手段は接続線を用いることを特徴とする
請求項1記載の海底ケーブル用接地端末構造。 - 【請求項3】 前記シールキャップは底部に突起部を備
え、前記犠牲電極は前記シールキャップをはめ込んだ端
末近傍の前記海底ケーブルにはさみ込み固定され、前記
接続手段は前記シールキャップの内側で前記端末の中心
導体と前記シールキャップの前記突起部とが電気的に接
触する構造とし前記シールキャップの外側で前記突起部
と前記犠牲電極とを接続線を用いて接続することを特徴
とする請求項1記載の海底ケーブル用接地端末構造。 - 【請求項4】 前記接続手段は前記シールキャップの内
側で前記端末の中心導体と前記シールキャップの底部と
が電気的に接触する構造とし前記シールキャップの外側
で前記シールキャップの底部と前記犠牲電極とを直接固
着し電気的に接触する構造を特徴とする請求項1記載の
海底ケーブル用接地端末構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3311159A JP2917630B2 (ja) | 1991-11-27 | 1991-11-27 | 海底ケーブル用接地端末構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3311159A JP2917630B2 (ja) | 1991-11-27 | 1991-11-27 | 海底ケーブル用接地端末構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05219635A true JPH05219635A (ja) | 1993-08-27 |
JP2917630B2 JP2917630B2 (ja) | 1999-07-12 |
Family
ID=18013811
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3311159A Expired - Lifetime JP2917630B2 (ja) | 1991-11-27 | 1991-11-27 | 海底ケーブル用接地端末構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2917630B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1312962A3 (en) * | 2001-10-31 | 2004-09-29 | Alcatel | Earthing electrode assembly for submerged electrical apparatus |
JP5922212B1 (ja) * | 2014-12-11 | 2016-05-24 | ス,キム サン | サブマリンケーブルアーマークランプアセンブリおよびその施工方法 |
KR102334292B1 (ko) * | 2021-04-30 | 2021-12-03 | 주식회사 삼공사 | 자력 고정식 희생양극 조립체 |
-
1991
- 1991-11-27 JP JP3311159A patent/JP2917630B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1312962A3 (en) * | 2001-10-31 | 2004-09-29 | Alcatel | Earthing electrode assembly for submerged electrical apparatus |
EP1674908A1 (en) * | 2001-10-31 | 2006-06-28 | Alcatel | Earthing electrode assembly for submerged electrical apparatus |
JP5922212B1 (ja) * | 2014-12-11 | 2016-05-24 | ス,キム サン | サブマリンケーブルアーマークランプアセンブリおよびその施工方法 |
KR102334292B1 (ko) * | 2021-04-30 | 2021-12-03 | 주식회사 삼공사 | 자력 고정식 희생양극 조립체 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2917630B2 (ja) | 1999-07-12 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19990323 |