JPH0521961U - カテーテル - Google Patents

カテーテル

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JPH0521961U
JPH0521961U JP8032891U JP8032891U JPH0521961U JP H0521961 U JPH0521961 U JP H0521961U JP 8032891 U JP8032891 U JP 8032891U JP 8032891 U JP8032891 U JP 8032891U JP H0521961 U JPH0521961 U JP H0521961U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 使い捨て可能なコストで提供でき、しかも注
入薬液・造影剤等に排泄物が混入することのない、衛生
的なカテーテルを提供すること。 【構成】 主管2を紙製とする替わりに管壁を蛇腹状に
成形することで可撓性をもたせる。そして、その主管2
内に薬液注入パイプ9及び空気注入パイプ10を配し、
主管2後端の分岐コネクタ11でもって薬液注入口1
4、空気注入口15に各々分岐させる。又、主管2の残
存する内部空間を排泄物の排出路18として排出口17
に連通させる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、直腸・膣等に挿入して造影剤等の薬液を注入してX線検査・洗浄等 を行う直腸カテーテル・膣カテーテルに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のカテーテルは、薬液等の注入路、腸内への空気圧送路及び排泄物排出路 を兼用する主管のみで構成されていた。そのため、薬液注入時に主管に残った排 泄物排泄後に2回目の薬液注入をする時に、又は使用後の充分に洗浄されていな いカテーテルの再使用時に、排泄物・薬液が再び腸・膣内へ流戻されることが多 々あり、細菌等が拡散することによって病状を悪化させる等の問題があった。
【0003】 又、従来のカテーテルは、主管及び先端のバルーンをシリコンゴム・ゴム等で 一体成形して製造されていた。そのため、製造コストが高くなり、本来使い捨て されるべきカテーテルを消毒して再使用するという不衛生的な使用法を招くこと となっていた。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
本考案は上記した問題点を解消し、使い捨て可能なコストで提供でき、しかも 注入薬液・造影剤等に排泄物が混入することのない、衛生的なカテーテルを提供 することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
かかる課題を解決した本考案の要旨は、 1) 直腸・膣内に主管を挿入して薬剤・空気の注入と排出を行うカテーテルに おいて、紙・合成紙・合成樹脂等の折曲し易い素材を用いて可撓性をもたせるよ うに製作された主管内に、薬液注入パイプと空気注入パイプをその先端が主管の 先端近くに来るよう配し、薬液注入口及び空気注入口及び排出口を備えた分岐コ ネクタを該主管の後端に嵌着し、前記薬液注入口に前記薬液注入パイプを又前記 空気注入口に前記空気注入パイプを夫々取付け、主管内の残存空間と前記排出口 とを連通させ、分岐コネクタの外側各注入口・排出口夫々チューブを接続したこ とを特徴とするカテーテル 2) 主管外周の先端付近にカテーテル固定用のバルーン又はストッパーを備え ている請求項1記載のカテーテル 3) 紙・合成紙・合成樹脂等の折曲し易い素材を用いた主管の管壁を蛇腹状に 成形して主管に可撓性をもたせた請求項1又は2記載のカテーテル 4) 紙・合成紙・合成樹脂等の折曲し易い素材を用いた主管の管壁の外周又は 内周に1又は複数の紐材を螺旋状に貼設して主管に可撓性をもたせた請求項1又 は2記載のカテーテル 5) カテーテルが分岐コネクタに薬液注入パイプ及び空気注入パイプを取付け 、同分岐コネクタと主管とを接合してなるものである請求項1乃至4のいずれか に記載のカテーテル にある。
【0006】
【作用】
本考案のカテーテルは、その主管を腸・膣内に挿入し、薬液注入口及び空気注 入口より主管内部に配されたパイプを通じて、腸・膣内に薬液・造影剤や空気を 送入し、主管内部の残存空間を排出路として排出口より排泄物等を排出するもの である。 つまり、注入薬液・造影剤の送入路と排泄物の排出路が独立しているので、薬 液等に排泄物が混入し腸・膣内に流戻することはなく衛生的である。
【0007】 又、本考案では腸・膣内に挿入する主管を紙・合成紙・合成樹脂等の安価な素 材を用いて製作することで、カテーテルの製造コストを低く抑えている。と同時 に、患者の動き等によってカテーテルが使用中に折曲することのないよう主管に は可撓性をもたせてある。これによって、カテーテル使用中に主管が折曲し、排 泄物排出路となる空間が圧潰され、排泄物等が腸・膣内に流戻することのないよ う、且つ主管の折曲部によって腸・膣の内面を傷つけることのないよう考慮され ており、従来のゴム製のカテーテルに比べ低コストでありながらも作用的には何 ら孫色のないものとなっている。 本考案では、主管管壁を蛇腹状に成形し、或いは管壁外周又は内周に紐材を螺 旋状に貼設して主管に可撓性をもたせたものもある。
【0008】 本考案によれば、カテーテルを主管・パイプ・分岐コネクタの3部材を各々製 造して接合するだけでカテーテルを製造できる。単純な形状の部材を製作し、そ れらを接合して組立てるだけのシンプルな製造工程でよくなるので、一層容易且 つ低コストで製造できる。
【0009】
【実施例】
実施例については、以下の図面に基づき説明する。図1は第1実施例を示す斜 視図、図2は同分解斜視図、図3は同断面図、図4は図1のA−A断面図、図5 は同B−B断面図、図6は同C−C断面図、図7は同D−D断面図、図8は第2 実施例を示す斜視図である。
【0010】 第1実施例(図1〜図7参照) 本実施例のカテーテル1の主管2は、紙製管体の表面を所定色に着色した後、 シリコンゴム等に浸漬して防水加工を施したものである。シリコンゴムは主管に 又可撓性を与える作用もする。又、主管2の管壁は蛇腹状に成形してあり、可撓 性を有する。主管2の先端は外径を小さく且つ丸く加工してあり、患者への挿入 をできるだけ容易なものとしている。又、管壁には排出用開口部3が対向して2 ケ所穿設してあり、排泄物の排出性を高めている。
【0011】 該排出用開口部3の後方の主管管壁外周には、カテーテル固定用バルーン4を 2ケ有している。同バルーン4は、シリコンのチューブ材5を主管2に緩嵌し、 その上から熱収縮性樹脂よりなるバンド材6を用いて緊締して固定した後、該チ ューブ材5の非固定部分を反転重合して接合する方法でもって製造されている。 尚、同バルーン4の膨縮用空気は、先端をバルーン4内に有する空気チューブ 7でもって出入される。8はバルーン4内の空気圧を保持するための逆止弁であ る。
【0012】 主管2内には、薬液注入パイプ9及び空気注入パイプ10をその両先端部が主 管2先端近くに来るよう配してある。又、前記パイプ9,10はその側壁を互い に接合して剛性を高め、薬液等の注入に支障のないよう構成している。 又、前記パイプ9,10は、夫々主管2後端に嵌着された分岐コネクタ11の 分岐管12,13に継合され、薬液注入口14及び空気注入口15と連通する。
【0013】 分岐コネクタ11は、主管2の後端へ嵌着可能な外装部材11aに栓部材11 bを嵌合して接合したものである。プラスチック製とすることで大量生産でき、 しかも構造もシンプルで組立も容易であるのでコストを低減できる。 又、分岐コネクタ11の分岐管16は主管2の残存する内部空間と連通し、排 泄物排出口17となる。即ち、薬液・空気は前記パイプ9,10で送入され、排 泄物は主管2の残存する内部空間を排出路18として排出されるので、細菌等が 再び腸内に流戻せず衛生的である。さらに、各注入口14,15及び排出口17 には、夫々分岐管内に逆止弁19を備えておくとよい。
【0014】 第2実施例(図5参照) 本実施例のカテーテル20は、主管21管壁外周に沿って螺旋状にビニル紐2 2が貼設してある。これにより、紙等の折曲し易い素材に可撓性をもたせてある 。又、カテーテル固定用のバルーン23は1ケで挿入時の内部固定用である。外 部固定用として、本実施例ではツバ状のストッパー24を主管2に嵌装してある 。他の構成や作用は第1実施例と同様でよいので省略する。
【0015】 本考案は上記した実施例に限定されるものではなく、バルーンの製造方法やバ ルーンへの空気送入法は適当としてよい。又、主管に可撓性をもたせるための紐 材は防湿性のものが好ましいが、素材は適当に選べる。又、紐でなくとも合成樹 脂膜を主管管壁の外周又は内周に張設することでもよい。 又、上記実施例では主管の素材を紙としたが、もちろん合成紙や合成樹脂或い はビニル等を紙で挟装した重層紙等でもよい。
【0016】
【考案の効果】
本考案は以上説明したように材料費を低減できるので、低コストでカテーテル を製造できる。さらに、その製造工程をシンプルな構造の部材を製作し、それら を接着剤等で接合するというシンプルな工程にすることができるので、一層低価 格なカテーテルを提供でき、使い捨てを促進できる。又、注入薬液に排泄物が混 入することがないので、大変衛生的である。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例を示す斜視図である。
【図2】第1実施例を示す分解斜視図である。
【図3】第1実施例を示す断面図である。
【図4】図1のA−A断面図である。
【図5】図1のB−B断面図である。
【図6】図1のC−C断面図である。
【図7】図1のD−D断面図である。
【図8】第2実施例を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 カテーテル 2 主管 3 開口部 4 バルーン 5 チューブ材 6 バンド材 7 空気チューブ 8 逆止弁 9 薬液注入パイプ 10 空気注入パイプ 11 分岐コネクタ 12 分岐管 13 分岐管 14 薬液注入口 15 空気注入口 16 分岐管 17 排出口 18 排出路 19 逆止弁 20 カテーテル 21 主管 22 ビニル紐 23 バルーン 24 ストッパー

Claims (5)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 直腸・膣内に主管を挿入して薬剤・空気
    の注入と排出を行うカテーテルにおいて、紙・合成紙・
    合成樹脂等の折曲し易い素材を用いて可撓性をもたせる
    ように製作された主管内に、薬液注入パイプと空気注入
    パイプをその先端が主管の先端近くに来るよう配し、薬
    液注入口及び空気注入口及び排出口を備えた分岐コネク
    タを該主管の後端に嵌着し、前記薬液注入口に前記薬液
    注入パイプを又前記空気注入口に前記空気注入パイプを
    夫々取付け、主管内の残存空間と前記排出口とを連通さ
    せ、分岐コネクタの外側各注入口・排出口夫々チューブ
    を接続したことを特徴とするカテーテル。
  2. 【請求項2】 主管外周の先端付近にカテーテル固定用
    のバルーン又はストッパーを備えている請求項1記載の
    カテーテル。
  3. 【請求項3】 紙・合成紙・合成樹脂等の折曲し易い素
    材を用いた主管の管壁を蛇腹状に成形して主管に可撓性
    をもたせた請求項1又は2記載のカテーテル。
  4. 【請求項4】 紙・合成紙・合成樹脂等の折曲し易い素
    材を用いた主管の管壁の外周又は内周に1又は複数の紐
    材を螺旋状に貼設して主管に可撓性をもたせた請求項1
    又は2記載のカテーテル。
  5. 【請求項5】 カテーテルが分岐コネクタに薬液注入パ
    イプ及び空気注入パイプを取付け、同分岐コネクタと主
    管とを接合してなるものである請求項1乃至4のいずれ
    かに記載のカテーテル。
JP1991080328U 1991-09-07 1991-09-07 カテーテル Expired - Lifetime JPH0644436Y2 (ja)

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