JPH0521957Y2 - - Google Patents

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JPH0521957Y2
JPH0521957Y2 JP1981176495U JP17649581U JPH0521957Y2 JP H0521957 Y2 JPH0521957 Y2 JP H0521957Y2 JP 1981176495 U JP1981176495 U JP 1981176495U JP 17649581 U JP17649581 U JP 17649581U JP H0521957 Y2 JPH0521957 Y2 JP H0521957Y2
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JP
Japan
Prior art keywords
bobbin
groove
winding
coil
bottomed
Prior art date
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Application number
JP1981176495U
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English (en)
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JPS5880763U (ja
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Publication of JPH0521957Y2 publication Critical patent/JPH0521957Y2/ja
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Landscapes

  • Insulation, Fastening Of Motor, Generator Windings (AREA)
  • Synchronous Machinery (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は自動車用交流発電機の回転子に関する
ものである。
〔従来の技術および考案が解決しようとする課題〕
従来、樹脂成形品のボビン、並びに通電性を良
くし交流発電機の出力向上のための鉄板製のボビ
ン2が考案され第1図の様に磁性体(ポールコア
部)3に組み込まれていた。4はコイル、1は回
転シヤフトである。
しかし、これらのボビン2は第2図に示す様巻
線の巻き始め部分が巻線の巻かれるスペースであ
るボビン2の軸部分に侵入し、完全整列巻きが困
難でアンバランス部4aが生じる。また2層目、
3層目、それ以後の巻線が巻き始めの巻線を側面
に押し付け特に鉄板製ではレアーシヨート等の不
具合が生じ易い等の欠点であつた。
そのため、例えば、特開昭52−139950号公報に
示されるように、ボビンの内側面に溝部を設け巻
線の巻き始め口出し線を挿入するものが提案され
ているが、巻線を整列させて巻くには、ボビンの
肉厚を厚くして、線をかくせるだけの深い溝にす
る必要がある。従つて、ボビンの肉厚が厚くなる
ため巻線の占積率は上がらず、しかも、この溝部
の底部は特に肉厚が薄くなるので、応力が集中
し、振動等によりクラツクが入り易い。
また、実開昭56−136470号公報に示されるよう
に、コイルボビンのフランジ部にコイル引出し線
に被せる絶縁チユーブを嵌合させる切欠きを設
け、この切欠きをヨークの穴に収納するものが提
案されているが、この切欠きからは水等が侵入し
易いので、エンジン用としては十分な耐水性が得
にくい。
本考案は上述の問題を解消することを目的とす
る。即ち、本考案は占績率を下げることなく、巻
線の完全整列巻ができ、アンバランス、レアーシ
ヨート等の問題を取り除き、また、ボビンの側面
に凸部ができ、磁性体に組み込む際位置を固定す
ることを可能にする。さらに、ボビンの溝部に応
力集中が少なく、エンジン振動等によるクラツク
等を防止し、また、塩水等の侵入を防止すること
を可能にする。
〔課題を解決するための手段〕
本考案は、上記目的を達成するために、ボビン
2の中に巻回されるコイルの巻き始め部分が収納
される有底の溝2aが設けられると共に、この溝
2aの裏側にこの溝の形状に沿つてほぼ均一な厚
さの壁からなる凸部2a′が形成されたボビン2
と、このボビン2を包み込み、前記ボビン2の溝
2aに対応する位置に前記凸部2a′が嵌合する有
底の溝3aが形成されたポールコア部3を有する
ことを特徴とする交流発電機の回転子という構成
を採用している。
〔実施例〕
以下実施例を説明する。
第3図及び第4図の様にプレス加工にて製作す
る鉄板製のボビン2に接線方向に伸びた有底の溝
2aを設け、この裏側には第3図に示される如
く、ほぼ均一な厚さの壁からなる凸部2a′を形成
し、さらに第6図の様に磁性体(ポールコア)に
も同形状の有底の溝3aを設けて、第5図の様に
前記ボビン2を磁性体3に組み込むという構造に
なつている。第4図に示す様に、巻線の巻き始め
の処理を施す溝部2aは巻線4が巻き易い様に接
線方向に伸びる形状となつている。また、このボ
ビン2が組み込まれる磁性体3側にも溝2aの裏
面の凸部2a′と同形状の溝3aが設けられている
ため、組み込む際位置決めができる。
なお、この接線方向に伸びた溝は複数個でも良
い。
〔考案の効果〕 以上の如く本考案は以下の如き効果を有する。
1 ボビン2側面にその裏側に凸部2a′を有する
溝2aを設け、このボビンを組み込む磁性体3
側にも凸部2a′と同形状の溝3aを設けること
で、占積率を下げることなく、巻き始めの処理
が容易にでき完全整列巻が可能となり、2層
目、3層目それ以後の巻線が巻き始めの巻線を
側面に押し付けることもなく、アンバランス、
レアーシヨート等の問題を解決でき、また、ボ
ビン2と磁性体3との位置決め、及びボビン2
の回動防止を確実に行うことができる。
2 さらに、ボビンの溝部2a及び磁性体の溝部
3aが有底で、溝部2aがほぼ均一な厚さの壁
として形成されるので、溝部2aに応力集中が
少なく、エンジン振動等によるクラツク等を防
止でき、また、塩水等の侵入を有効に防止でき
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の交流発電機の回転子の断面図、
第2図は従来のボビンの正面図、第3図は本考案
ボビンの一実施例を示す断面図、第4図は第3図
のA−A断面図、第5図は上記本考案ボビンを組
み込んだ回転子の断面図、第6図は第5図の磁性
体の詳細図である。 2……ボビン、2a……ボビンの溝、2a′……
凸部、3……ポールコア部、3a……ポールコア
部の溝、4……コイル。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ボビン2の中に巻回されるコイルの巻き始め部
    分が収納される有底の溝2aが設けられると共
    に、この溝2aの裏側にこの溝の形状に沿つてほ
    ぼ均一な厚さの壁からなる凸部2a′が形成された
    ボビン2と、このボビン2を包み込み、前記ボビ
    ン2の溝2aに対応する位置に前記凸部2a′が嵌
    合する有底の溝3aが形成されたポールコア部3
    を有することを特徴とする交流発電機の回転子。
JP17649581U 1981-11-26 1981-11-26 交流発電機の回転子 Granted JPS5880763U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17649581U JPS5880763U (ja) 1981-11-26 1981-11-26 交流発電機の回転子

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17649581U JPS5880763U (ja) 1981-11-26 1981-11-26 交流発電機の回転子

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5880763U JPS5880763U (ja) 1983-06-01
JPH0521957Y2 true JPH0521957Y2 (ja) 1993-06-04

Family

ID=29969532

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP17649581U Granted JPS5880763U (ja) 1981-11-26 1981-11-26 交流発電機の回転子

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JP (1) JPS5880763U (ja)

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS52139950A (en) * 1976-05-17 1977-11-22 Hitachi Ltd Insulating bobbin for electrical machinery and apparatus

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS52139950A (en) * 1976-05-17 1977-11-22 Hitachi Ltd Insulating bobbin for electrical machinery and apparatus

Also Published As

Publication number Publication date
JPS5880763U (ja) 1983-06-01

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