JPH0521823Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0521823Y2 JPH0521823Y2 JP1015488U JP1015488U JPH0521823Y2 JP H0521823 Y2 JPH0521823 Y2 JP H0521823Y2 JP 1015488 U JP1015488 U JP 1015488U JP 1015488 U JP1015488 U JP 1015488U JP H0521823 Y2 JPH0521823 Y2 JP H0521823Y2
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- JP
- Japan
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- collector
- vacuum envelope
- metal vacuum
- radiation
- porcelain insulating
- Prior art date
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- Expired - Lifetime
Links
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Landscapes
- Microwave Tubes (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本考案は衛星に搭載される高出力進行波管に主
として用いられる輻射冷却形多段コレクタに関す
る。
として用いられる輻射冷却形多段コレクタに関す
る。
衛星に搭載される高出力の進行波管では、コレ
クタにおいて熱損失として消費される電力をでき
るだけ少なくして能率の向上を図るため、コレク
タ電極を複数個に分割してそれぞれに異なつた電
圧を印加することにより、高周波との相互作用を
終えて速度分布をもつようになつた電子ビームを
それぞれの速度に応じて弁別してできるだけ熱損
失を発生しないように捕捉する多段コレクタが一
般に用いられる。また、コレクタで発生する熱が
多いので衛星本体の温度上昇を防ぐため、コレク
タを衛星外壁の外に突き出した状態で進行波管を
衛星に据えつけて、コレクタで発生する熱を直接
に宇宙空間に輻射によつて方散する輻射冷却形コ
レクタが用いられる。このような衛星搭載用進行
波管に用いられる輻射冷却形多段コレクタには、
小形軽量、振動および温度などの環境条件に対す
る信頼性が特に要求される。
クタにおいて熱損失として消費される電力をでき
るだけ少なくして能率の向上を図るため、コレク
タ電極を複数個に分割してそれぞれに異なつた電
圧を印加することにより、高周波との相互作用を
終えて速度分布をもつようになつた電子ビームを
それぞれの速度に応じて弁別してできるだけ熱損
失を発生しないように捕捉する多段コレクタが一
般に用いられる。また、コレクタで発生する熱が
多いので衛星本体の温度上昇を防ぐため、コレク
タを衛星外壁の外に突き出した状態で進行波管を
衛星に据えつけて、コレクタで発生する熱を直接
に宇宙空間に輻射によつて方散する輻射冷却形コ
レクタが用いられる。このような衛星搭載用進行
波管に用いられる輻射冷却形多段コレクタには、
小形軽量、振動および温度などの環境条件に対す
る信頼性が特に要求される。
このような輻射冷却形多段コレクタの従来のも
のは、薄い金属板で所要の形状に作つたコレクタ
電極と磁器製絶縁部材を介して金属製真空外囲器
にろう付して配置される。この場合、コレクタ電
極、金属製真空外囲器と磁器製絶縁部材との熱膨
張の違いによる破壊をさけるために、コレクタ電
極、金属製真空外囲器の材質を磁器製絶縁部材の
熱膨張係数の近いものにするか、コレクタ電極、
金属製真空外囲器と磁器製絶縁部材の間に熱膨張
係数の小さい金属をはさんでろう付するなどの熱
応力を小さくする手段が取られている。
のは、薄い金属板で所要の形状に作つたコレクタ
電極と磁器製絶縁部材を介して金属製真空外囲器
にろう付して配置される。この場合、コレクタ電
極、金属製真空外囲器と磁器製絶縁部材との熱膨
張の違いによる破壊をさけるために、コレクタ電
極、金属製真空外囲器の材質を磁器製絶縁部材の
熱膨張係数の近いものにするか、コレクタ電極、
金属製真空外囲器と磁器製絶縁部材の間に熱膨張
係数の小さい金属をはさんでろう付するなどの熱
応力を小さくする手段が取られている。
従来の輻射冷却形多段コレクタの構造は、第３
図に示すように、複数個のコレクタ電極８，９，
１０，１１の外周上に、ほぼ等間隔で複数個の磁
器製絶縁部材２０が軸方向の一直線上の位置にろ
う付等にて配置され、それぞれのコレクタ電極
８，９，１０，１１は軸方向の一直線上に配置さ
れた磁器製絶縁部材２０を介して金属製真空外囲
器にろう付等にて固定されている。
図に示すように、複数個のコレクタ電極８，９，
１０，１１の外周上に、ほぼ等間隔で複数個の磁
器製絶縁部材２０が軸方向の一直線上の位置にろ
う付等にて配置され、それぞれのコレクタ電極
８，９，１０，１１は軸方向の一直線上に配置さ
れた磁器製絶縁部材２０を介して金属製真空外囲
器にろう付等にて固定されている。
また、一般に、金属製真空外囲器の外表面に
は、輻射率を大きくするために、溶射等により、
セラミツク系のアルミナ・スピネル等のコーテイ
ングが施されている。
は、輻射率を大きくするために、溶射等により、
セラミツク系のアルミナ・スピネル等のコーテイ
ングが施されている。
上述した従来の輻射冷却形多段コレクタの構造
は、それぞれのコレクタ電極を絶縁し、かつ、強
固に支持するための磁器製絶縁部材がそれぞれの
コレクタ電極の外周上にほぼ等間隔で軸方向の一
直線上の位置に配置されているため、このような
磁器製絶縁部材がろう付固定されている金属製真
空外囲器では、極部的に力が加わり変形する。金
属製真空外囲器の変形が大きいとアルミナ・スピ
ネル等のコーテイングがはがれてしまい、熱輻射
による熱放散が妨げられるという欠点があつた。
は、それぞれのコレクタ電極を絶縁し、かつ、強
固に支持するための磁器製絶縁部材がそれぞれの
コレクタ電極の外周上にほぼ等間隔で軸方向の一
直線上の位置に配置されているため、このような
磁器製絶縁部材がろう付固定されている金属製真
空外囲器では、極部的に力が加わり変形する。金
属製真空外囲器の変形が大きいとアルミナ・スピ
ネル等のコーテイングがはがれてしまい、熱輻射
による熱放散が妨げられるという欠点があつた。
本考案の目的は、熱輻射による熱放散の良い輻
射冷却形多段コレクタを提供することにある。
射冷却形多段コレクタを提供することにある。
本考案は、金属製真空外囲器と、該金属製真空
外囲器の内面に配設された複数個の磁器製絶縁部
材と、該磁器製絶縁部材を介して前記金属製真空
外囲器に支持固定された複数のコレクタ電極とを
有する輻射冷却形多段コレクタにおいて、前記磁
器製絶縁部材が前記コレクタ電極外周上のそれぞ
れ隣接する前記コレクタ電極の軸方向の一直線上
に重なり合わないように配置されている。
外囲器の内面に配設された複数個の磁器製絶縁部
材と、該磁器製絶縁部材を介して前記金属製真空
外囲器に支持固定された複数のコレクタ電極とを
有する輻射冷却形多段コレクタにおいて、前記磁
器製絶縁部材が前記コレクタ電極外周上のそれぞ
れ隣接する前記コレクタ電極の軸方向の一直線上
に重なり合わないように配置されている。
次に、本考案の実施例について図面を参照して
説明する。
説明する。
第１図は本考案の一実施例の断面図、第２図は
第１図Ａ部の斜視図である。
第１図Ａ部の斜視図である。
第１図及び第２図に示すように、それぞれのコ
レクタ電極８，９，１０，１１にろう付された磁
器製絶縁部材２０は、それぞれのコレクタ電極
８，９，１０，１１の外周上の数箇所にろう付に
て配置され、隣接したそれぞれのコレクタ電極
８，９，１０，１１の磁器製絶縁部材２０の軸方
向の中間の位置になるように配置される。磁器製
絶縁部材２０は、さらに、金属製真空外囲器４に
ろう付固定されることにより、それぞれのコレク
タ電極８，９，１０，１１は、金属製外囲器４に
固定される。
レクタ電極８，９，１０，１１にろう付された磁
器製絶縁部材２０は、それぞれのコレクタ電極
８，９，１０，１１の外周上の数箇所にろう付に
て配置され、隣接したそれぞれのコレクタ電極
８，９，１０，１１の磁器製絶縁部材２０の軸方
向の中間の位置になるように配置される。磁器製
絶縁部材２０は、さらに、金属製真空外囲器４に
ろう付固定されることにより、それぞれのコレク
タ電極８，９，１０，１１は、金属製外囲器４に
固定される。
以上説明したように本考案は、それぞれのコレ
クタ電極を支持するための磁器製絶縁部材がとな
りに位置するそれぞれのコレクタ電極を支持する
ための磁器製絶縁部材間の軸方向の中間に位置す
るように配置することにより、磁器製絶縁部材が
ろう付固定されている金属製真空外囲器に、局部
的な力が加わらないようにすることができる。つ
まり、金属製真空外囲器は全体に微少変形をする
ことはあつても、局部的に大きな変形をすること
はないので、金属製真空外囲器の外表面の輻射率
を大きくするために施こされているコーテイング
材にはがれが生じ輻射による熱放散を妨げること
を防止することができるという効果がある。
クタ電極を支持するための磁器製絶縁部材がとな
りに位置するそれぞれのコレクタ電極を支持する
ための磁器製絶縁部材間の軸方向の中間に位置す
るように配置することにより、磁器製絶縁部材が
ろう付固定されている金属製真空外囲器に、局部
的な力が加わらないようにすることができる。つ
まり、金属製真空外囲器は全体に微少変形をする
ことはあつても、局部的に大きな変形をすること
はないので、金属製真空外囲器の外表面の輻射率
を大きくするために施こされているコーテイング
材にはがれが生じ輻射による熱放散を妨げること
を防止することができるという効果がある。
また、ろう付により、磁器製絶縁部材の表面に
ろう材の流れや飛着等の微小な汚れが付着するこ
とがあるが、磁器製絶縁部材の位置が相互に異な
つているため、金属製真空外囲器をろう付けした
後でも、ノズルを使用することにより、磁器製絶
縁部材表面に微少研磨粉をふきつけることによる
表面研磨が可能になり、絶縁性の劣化を防止でき
るという効果もある。
ろう材の流れや飛着等の微小な汚れが付着するこ
とがあるが、磁器製絶縁部材の位置が相互に異な
つているため、金属製真空外囲器をろう付けした
後でも、ノズルを使用することにより、磁器製絶
縁部材表面に微少研磨粉をふきつけることによる
表面研磨が可能になり、絶縁性の劣化を防止でき
るという効果もある。
第１図は本考案の一実施例の断面図、第２図は
第１図Ａ部の斜視図、第３図は従来の輻射冷却形
多段コレクタのコレクタの一例の斜視図である。 １……ボデー、３……ベローズ、４……金属製
真空外囲器、６……支持管、７……金属製支持部
材、８，９，１０，１１……コレクタ電極、１
９，２０……磁器製絶縁部材。
第１図Ａ部の斜視図、第３図は従来の輻射冷却形
多段コレクタのコレクタの一例の斜視図である。 １……ボデー、３……ベローズ、４……金属製
真空外囲器、６……支持管、７……金属製支持部
材、８，９，１０，１１……コレクタ電極、１
９，２０……磁器製絶縁部材。
Claims (1)
- 金属製真空外囲器と、該金属製真空外囲器の内
面に配設された複数個の磁器製絶縁部材と、該磁
器製絶縁部材を介して前記金属製真空外囲器に支
持固定された複数のコレクタ電極とを有する輻射
冷却形多段コレクタにおいて、前記磁器製絶縁部
材が前記コレクタ電極外周上のそれぞれ隣接する
前記コレクタ電極の軸方向の一直線上に重なり合
わないように配置されていることを特徴とする輻
射冷却形多段コレクタ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1015488U JPH0521823Y2 (ja) | 1988-01-27 | 1988-01-27 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1015488U JPH0521823Y2 (ja) | 1988-01-27 | 1988-01-27 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH01113950U JPH01113950U (ja) | 1989-07-31 |
| JPH0521823Y2 true JPH0521823Y2 (ja) | 1993-06-04 |
Family
ID=31217562
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1015488U Expired - Lifetime JPH0521823Y2 (ja) | 1988-01-27 | 1988-01-27 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0521823Y2 (ja) |
-
1988
- 1988-01-27 JP JP1015488U patent/JPH0521823Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH01113950U (ja) | 1989-07-31 |
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