JPH05217993A - 半導体基板とその作製方法 - Google Patents

半導体基板とその作製方法

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JPH05217993A
JPH05217993A JP1651292A JP1651292A JPH05217993A JP H05217993 A JPH05217993 A JP H05217993A JP 1651292 A JP1651292 A JP 1651292A JP 1651292 A JP1651292 A JP 1651292A JP H05217993 A JPH05217993 A JP H05217993A
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porous
layer
single crystal
etching
hydrofluoric acid
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JP1651292A
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Kiyobumi Sakaguchi
清文 坂口
Takao Yonehara
隆夫 米原
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【構成】 第1のSi基体11を多孔質化する工程、該
多孔質Si12上に単結晶Si層13を形成する工程、
該単結晶Si層上に絶縁層14を形成する工程、該絶縁
層上に最終的に支持基体15となる十分に厚い層を形成
する工程と、該多孔質Si12を弗酸、弗酸にアルコー
ルおよび過酸化水素水の少なくともどちらか一方を添加
した混合液、あるいは、バッファード弗酸あるいはバッ
ファード弗酸にアルコールおよび過酸化水素水の少なく
ともどちらか一方を添加した混合液の少なくとも1つ
に、浸潤させることによって、前記多孔質Siを選択的
に無電解湿式化学エッチングすることにより、除去する
エッチング工程、とを有することを特徴とする半導体基
板の作製方法。 【効果】 絶縁物基板上に結晶性の良い単結晶Si層を
得るうえで、生産性、均一性、制御性、経済性の面にお
いて卓越した方法を提供することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体基板及びその作
製方法に関する。更に詳しくは、誘電体分離あるいは、
絶縁物上の単結晶半導体層に作成される電子デバイス、
集積回路に適する半導体基板及びその作製方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】絶縁物上の単結晶Si半導体層の形成
は、シリコン オン インシュレーター(SOI)技術
として広く知られ、通常のSi集積回路を作製するバル
クSi基板では到達しえない数々の優位点をSOI技術
を利用したデバイスが有することから多くの研究が成さ
れてきた。すなわち、SOI技術を利用することで、 1.誘電体分離が容易で高集積化が可能、 2.対放射線耐性に優れている、 3.浮遊容量が低減され高速化が可能、 4.ウエル工程が省略できる、 5.ラッチアップを防止できる、 6.薄膜化による完全空乏型電界効果トランジスタが可
能、 等の優位点が得られる。
【0003】上記したようなデバイス特性上の多くの利
点を実現するために、ここ数十年に渡り、SOI構造の
形成方法について研究されてきている。この内容は、例
えば以下の文献にまとめられている。
【0004】Special Issue:“Sing
le−crystal silicon on non
−single−crystal insulator
s”;edited by G.W.Cullen,
Journal of Crystal Growt
h, volume 63,no 3,pp 429〜
590(1983)。
【0005】また、古くは、単結晶サファイア基板上
に、SiをCVD(化学気相法)で、ヘテロエピタキシ
−させて形成するSOS(シリコン オン サファイ
ア)が知られており、最も成熟したSOI技術として一
応の成功を収めはしたが、Si層と下地サファイア基板
界面の格子不整合により大量の結晶欠陥、サファイア基
板からのアルミニュ−ムのSi層への混入、そして何よ
りも基板の高価格と大面積化への遅れにより、その応用
の広がりが妨げられている。比較的近年には、サファイ
ア基板を使用せずにSOI構造を実現しょうという試み
が行なわれている。この試みは、次の二つに大別され
る。
【0006】1.Si単結晶基板を表面酸化後に、窓を
開けてSi基板を部分的に表出させ、その部分をシ−ド
として横方向へエピタキシャル成長させ、SiO2上へ
Si単結晶層を形成する(この場合には、SiO2上に
Si層の堆積をともなう。)。
【0007】2.Si単結晶基板そのものを活性層とし
て使用し、その下部にSiO2を形成する(この方法
は、Si層の堆積をともなわない。)。
【0008】
【発明が解決しようとしている課題】上記1を実現する
手段として、CVDにより、直接、単結晶層Siを横方
向エピタキシャル成長させる方法、非晶質Siを堆積し
て、熱処理により固相横方向エピタキシャル成長させる
方法、非晶質あるいは、多結晶Si層に電子線、レ−ザ
−光等のエネルギ−ビ−ムを収束して照射し、溶融再結
晶により単結晶層をSiO2上に成長させる方法、そし
て、棒状ヒ−タ−により帯状に溶融領域を走査する方法
(Zone Melting Recrystalli
zation)が知られている。これらの方法にはそれ
ぞれ一長一短があるが、その制御性、生産性、均一性、
品質に多大の問題を残しており、いまだに、工業的に実
用化したものはない。たとえば、CVD法は平坦薄膜化
するには、犠牲酸化が必要となり、固相成長法ではその
結晶性が悪い。また、ビ−ムアニ−ル法では、収束ビ−
ム走査による処理時間と、ビ−ムの重なり具合、焦点調
整などの制御性に問題がある。このうち、Zone M
elting Recrystallization法
がもっとも成熟しており、比較的大規模な集積回路も試
作されてはいるが、依然として、亜粒界等の結晶欠陥
は、多数残留しており、少数キャリヤ−デバイスを作成
するにいたってない。
【0009】上記2の方法であるSi基板をエピタキシ
ャル成長の種子として用いない方法に於ては、次の4種
類の方法が挙げられる。
【0010】1.V型の溝が表面に異方性エッチングさ
れたSi単結晶基板に酸化膜を形成し、該酸化膜上に多
結晶Si層をSi基板と同じ程厚く堆積した後、Si基
板の裏面から研磨によって、厚い多結晶Si層上にV溝
に囲まれて誘電分離されたSi単結晶領域を形成する。
この手法に於ては、 活性層がすでに分離されている 薄膜のSi層の作製が困難 均一な研磨が難しい 等の、制御性、と生産性の点から問題がある。
【0011】2.サイモックス(SIMOX:Sepe
ration by ion implanted o
xygen)と称されるSi単結晶基板中に酸素のイオ
ン注入によりSiO2層を形成する方法であり、Siプ
ロセスと整合性が良いため現在もっとも成熟した手法で
ある。しかしながら、SiO2層形成をするためには、
酸素イオンを1018ions/cm2以上も注入する必
要があるが、その注入時間は長大であり、生産性は高い
とはいえず、また、ウエハ−コストは高い。更に、結晶
欠陥は多く残存し、工業的に見て、少数キャリヤ−デバ
イスを作製できる充分な品質に至っていない。
【0012】3.多孔質Siの酸化による誘電体分離に
よりSOI構造を形成する方法。この方法は、P型Si
単結晶基板表面にN型Si層をプロトンイオン注入、
(イマイ他,J.Crystal Growth,vo
l.63,547(1983)),もしくは、エピタキ
シャル成長とパタ−ニングによって島状に形成し、表面
よりSi島を囲むようにHF溶液中の陽極化成法により
P型Si基板のみを多孔質化したのち、増速酸化により
N型Si島を誘電体分離する方法である。本方法では、
分離されているSi領域は、デバイス工程のまえに決定
されており、デバイス設計の自由度を制限する場合があ
るという問題点がある。
【0013】また、本発明は、SOI構造の大規模集積
回路を作製する際にも、高価なSOSや、SIMOXの
代替足り得る半導体基板の作製方法を提案することを目
的とする。
【0014】次に、本方法に必須である多孔質層の化学
エッチングによる除去について論じる。
【0015】一般に、 P=(2.33−A)/2.33 (1) をPorosityといい、陽極化成時に、この値を変
化させることが可能であり、次のように、表せる。
【0016】 P=(m1−m2)/(m1−m3) (2) または、 P=(m1−m2)/ρAt (3) m1:陽極化成前の全重量 m2:陽極化成後の全重量 m3:多孔質Siを除去した後の全重量 ρ:単結晶Siの密度 A:多孔質化した面積 t:多孔質Siの厚さ で表されるが、多孔質化する領域の面積を正確に算出で
きない場合も多々ある。この場合は、式(2)が有効で
あるが、m3を測定するためには、多孔質Siをエッチ
ングしなければならない。
【0017】また、上記した多孔質Si上のエピタキシ
ャル成長において、多孔質Siはその構造的性質のた
め、ヘテロエピタキシャル成長の際に発生する歪みを緩
和して、欠陥の発生を抑制することが可能である。しか
しながら、この場合も、多孔質SiのPorosity
が非常に重要なパラメ−タ−となることは明らかであ
る。したがって、上記のPorosityの測定は、こ
の場合も必要不可欠である。
【0018】多孔質Siをエッチングする方法としては 1.NaOH水溶液で多孔質Siをエッチングする
(G.Bonchil,R.Herino,K.Bar
la,and J.C.Pfister,J.Elec
trochem.Soc.,vol.130,no.
7,1611(1983))。 2.単結晶Siをエッチングすることが可能なエッチン
グ液で多孔質Siをエッチングする。 が知られている。
【0019】上記2の方法は、通常、フッ硝酸系のエッ
チング液が用いられるが、このときのSiのエッチング
過程は、 Si+2O → SiO2 (4) SiO2+4HF → SiF4+H2O (5) に示される様に、Siが硝酸で酸化され、SiO2に変
質し、そのSiO2をフッ酸でエッチングすることによ
りSiのエッチングが進む。
【0020】結晶Siをエッチングする方法としては、
上記フッ硝酸系エッチング液の他に、 エチレンジアミン系 KOH系 ヒドラジン系 などがある。
【0021】これらのことから、多孔質Siの選択エッ
チングを行うためには、上記Siエッチング液以外で多
孔質Siをエッチングすることのできるエッチング液を
選ぶ必要がある。従来行われている多孔質Siの選択エ
ッチングは、NaOH水溶液をエッチング液としたエッ
チングのみである。
【0022】また、上記したように、フッ硝酸系のエッ
チング液では、多孔質Siがエッチングされるが、結晶
Siもエッチングされてしまう。
【0023】従来行われているNaOH水溶液を用いた
多孔質Siの選択エッチング方法では、Naイオンがエ
ッチング表面に吸着することは避けられない。このNa
イオンは、不純物汚染の主たる原因となり、界面準位を
形成するなどの悪影響を与えるのみで、半導体プロセス
において導入されてはならない物質である。
【0024】
【課題を解決するための手段および作用】本発明の半導
体基板の第1の態様は、第1のSi基体を多孔質化する
工程、該多孔質Si上に単結晶Si層を形成する工程、
該単結晶Si層上に絶縁層を形成する工程、該絶縁層上
に最終的に支持基体となる十分に厚い層を形成する工程
と、該多孔質Siを弗酸、弗酸にアルコールおよび過酸
化水素水の少なくともどちらか一方を添加した混合液、
あるいは、バッファード弗酸あるいはバッファード弗酸
にアルコールおよび過酸化水素水の少なくともどちらか
一方を添加した混合液の少なくとも1つに、浸潤させる
ことによって、前記多孔質Siを選択的に無電解湿式化
学エッチングすることにより、除去するエッチング工
程、とを経て得られたことを特徴とする半導体基板であ
る。
【0025】本発明の半導体基板の第2の態様は、第1
のSi基体を主面側の表面層を除いてすべて多孔質化す
る工程、該主面側の残留単結晶Si層上に絶縁層を形成
する工程、該絶縁層上に最終的に支持基体となる十分に
厚い層を形成する工程と、該多孔質Siを弗酸、弗酸に
アルコールおよび過酸化水素水の少なくともどちらか一
方を添加した混合液、あるいは、バッファード弗酸ある
いはバッファード弗酸にアルコールおよび過酸化水素水
の少なくともどちらか一方を添加した混合液の少なくと
も1つに、浸潤させることによって、前記多孔質Siを
選択的に無電解湿式化学エッチングすることにより、除
去するエッチング工程、とを経て得られたことを特徴と
する半導体基板である。
【0026】又、本発明の半導体基板の作製方法の第1
の態様は、第1のSi基体を多孔質化する工程、該多孔
質Si上に単結晶Si層を形成する工程、該単結晶Si
層上に絶縁層を形成する工程、該絶縁層上に最終的に支
持基体となる十分に厚い層を形成する工程と、該多孔質
Siを弗酸、弗酸にアルコールおよび過酸化水素水の少
なくともどちらか一方を添加した混合液、あるいは、バ
ッファード弗酸あるいはバッファード弗酸にアルコール
および過酸化水素水の少なくともどちらか一方を添加し
た混合液の少なくとも1つに、浸潤させることによっ
て、前記多孔質Siを選択的に無電解湿式化学エッチン
グすることにより、除去するエッチング工程、とを有す
ることを特徴とする半導体基板の作製方法である。
【0027】本発明の半導体基板の作製方法の第2の態
様は、第1のSi基体を主面側の表面層を除いてすべて
多孔質化する工程、該主面側の残留単結晶Si層上に絶
縁層を形成する工程、該絶縁層上に最終的に支持基体と
なる十分に厚い層を形成する工程と、該多孔質Siを弗
酸、弗酸にアルコールおよび過酸化水素水の少なくとも
どちらか一方を添加した混合液、あるいは、バッファー
ド弗酸あるいはバッファード弗酸にアルコールおよび過
酸化水素水の少なくともどちらか一方を添加した混合液
の少なくとも1つに、浸潤させることによって、前記多
孔質Siを選択的に無電解湿式化学エッチングすること
により、除去するエッチング工程、とを有することを特
徴とする半導体基板の作製方法である。
【0028】本発明は、経済性に優れて、大面積に渡り
均一平坦な、極めて優れた結晶性を有するSi単結晶基
板を用いて、表面にSi活性層を残して、その片面から
該活性層までを除去して、絶縁物上に欠陥の著しく少な
いSi単結晶層を得ることにある。
【0029】また、本発明は、SOI構造の大規模集積
回路を作製する際にも、高価なSOSや、SIMOXの
代替足り得る半導体基板の作製方法を提案することを目
的とする。
【0030】さらに、本発明は、半導体プロセス上悪影
響をおよぼさない湿式化学エッチング液を用いて、結晶
Siをエッチングせずに、多孔質Siを選択的に化学エ
ッチングすることにより、達成されるものである。
【0031】とりわけ本発明に於いて重要な、多孔質S
iの選択エッチング方法は、結晶Siに対してはエッチ
ング作用を持たない弗酸、あるいは弗酸にアルコールお
よび過酸化水素水の少なくともどちらか一方を添加した
混合液を、あるいは、バッファード弗酸、あるいはバッ
ファード弗酸にアルコールおよび過酸化水素水の少なく
ともどちらか一方を添加した混合液を、選択エッチング
液としてもちいることを特徴とする。
【0032】本発明の多孔質Siの選択湿式化学エッチ
ング液中の過酸化水素は、酸化剤として作用し、過酸化
水素の比率を変えることにより反応速度を制御すること
が可能である。
【0033】本発明の多孔質Siの選択湿式化学エッチ
ング液中のアルコ−ルは、表面活性剤として作用し、エ
ッチングによる反応生成気体の気泡を瞬時にエッチング
表面から除去し、均一に、かつ効率良く多孔質Siの選
択エッチングが可能となる。
【0034】〔実施態様例1〕Si基板はHF溶液を用
いた陽極化成法によって多孔質化させる。この多孔質S
i層は、単結晶Siの密度2.33g/cm3に比べ
て、HF溶液濃度を50〜20%に変化させることでそ
の密度を1.1〜0.6g/cm3の範囲に変化させる
ことができる。この多孔質層は、下記の理由により、N
型Si層には形成されず、P型Si基板のみに形成され
る。この多孔質Si層は、透過電子顕微鏡による観察に
よれば、平均約600Å程度の径の孔が形成される。
【0035】多孔質Siは、Uhlir等によって19
56年に半導体の電解研磨の研究過程において発見され
た(A.Uhlir,Bell Syst.Tech.
J.,vol.35,333(1956))。
【0036】また、ウナガミ等は陽極化成におけるSi
の溶解反応を研究し、HF溶液中のSiの陽極反応には
正孔が必要であり、その反応は、次のようであると報告
している(T.ウナガミ、J.Electroche
m.Soc.,vol.127,476(198
0))。
【0037】Si+2HF+(2−n)e+ → Si
2+2H++ne- SiF2+2HF → SiF4+H2 SiF4+2HF → H2SiF6 または、 Si+4HF+(4−λ)e+ → SiF4+4H+
λe- SiF4+2HF → H2SiF6
【0038】ここで、e+およびe-はそれぞれ正孔と電
子を表している。また、nおよびλはそれぞれSi1原
子が溶解するために必要な正孔の数であり、n>2また
はλ>4なる条件が満たされた場合に多孔質Siが形成
されるとしている。
【0039】以上のことから、正孔の存在するP型Si
は多孔質化されるが、N型Siは多孔質化されない。こ
の多孔質化における選択性は長野等および今井によって
実証されている(長野、中島、安野、大中、梶原、電子
通信学会技術研究報告、vol.79,SSD79−9
549(1979))、(K.Imai,Solid−
State Electronics,vol.24,
159(1981))。
【0040】しかし、高濃度N型Siであれば多孔質化
されるとの報告もあり(R.P.Holmstrom
and J.Y.Chi,Appl.Phys.Let
t.,vol.42,386(1983))、P型、N
型の別にこだわらず、多孔質化を実現できる基板を選ぶ
ことが重要である。
【0041】多孔質Si層には、透過電子顕微鏡による
観察によれば、平均約600Å程度の径の孔が形成され
ており、その密度は単結晶Siに比べると、半分以下に
なるにもかかわらず、単結晶性は維持されており、多孔
質層の上部へ単結晶Si層をエピタキシャル成長させる
ことも可能である。ただし、1000℃以上では、内部
の孔の再配列が起こり、増速エッチングの特性が損なわ
れる。このため、Si層のエピタキシャル成長には、分
子線エピタキシャル成長、プラズマCVD、減圧CVD
法、光CVD、バイアス・スパッタ−法、液相成長法等
の低温成長が好適とされている。
【0042】また、多孔質層はその内部に大量の空隙が
形成されている為に、密度が半分以下に減少する。その
結果、体積に比べて表面積が飛躍的に増大するため、そ
の化学エッチング速度は、通常の単結晶層のエッチング
速度に比べて、著しく増速される。
【0043】図1(a)に示すように、まず第1のSi
単結晶基板11を用意して、その基板すべてを多孔質化
12する。さらに、多孔質Si上に単結晶Si層13を
形成し、さらに単結晶Si層13上に絶縁層14を形成
する(図1(b))。
【0044】図1(c)に示すように、絶縁層上に最終
的に支持基板となるように厚い層15を形成する。
【0045】次に、下記8種類の多孔質Siの選択エッ
チング液の少なくとも1種類を用いて、多孔質Si12
のみを無電解湿式化学エッチングして絶縁性基板15+
14上に薄膜化した単結晶Si層13を残存させ形成す
る。
【0046】図1(d)には、本発明で得られる半導体
基板が示される。絶縁性基板15+14上に単結晶Si
層13が平坦に、しかも均一に薄層化されて、ウエハ全
域に、大面積に形成される。こうして得られた半導体基
板は、絶縁分離された電子素子作製という点から見ても
好適に使用することができる。
【0047】多孔質Siのみを無電解湿式エッチングす
る選択エッチング法について、以下に述べる。
【0048】図4に、多孔質Siと単結晶Siを49%
弗酸に撹はんしながら浸潤したときのエッチングされた
多孔質Siと単結晶Siの厚みのエッチング時間依存性
を示す。多孔質Siは単結晶Siを陽極化成によって作
成し、その条件を以下にしめす。陽極化成によって形成
する多孔質Siの出発材料は、単結晶Siに限定される
ものではなく、他の結晶構造のSiでも可能である。
【0049】印加電圧:2.6(V) 電流密度:30(mA・cm-2) 陽極化成溶液:HF:H2O:C25OH=1:1:1 時間:2.4(時間) 多孔質Siの厚み:300(μm) Porosity:56(%)
【0050】上記条件により作成した多孔質Siを室温
において49%弗酸(白丸)に撹はんしながら浸潤し
た。のちに、該多孔質Siの厚みの減少を測定した。多
孔質Siは急速にエッチングされ、40分ほどで90μ
m、更に、80分経過させると205μmも、高度の表
面性を有して、均一にエッチングされる。エッチング速
度は溶液濃度及び、温度に依存する。
【0051】また、500μm厚の非多孔質Siを室温
において49%弗酸(黒丸)に撹はんしながら浸潤し
た。のちに、該非多孔質Siの厚みの減少を測定した。
非多孔質Siは、80分経過した後にも、50Å以下し
かエッチングされなかった。
【0052】エッチング後の多孔質Siと非多孔質Si
を水洗し、その表面を二次イオンにより微量分析したと
ころ何等不純物は検出されなかった。
【0053】溶液濃度および温度の条件は、多孔質Si
のエッチング速度および多孔質Siと非多孔質Siとの
エッチングの選択比が製造工程等で実用上差し支えない
範囲、および上記アルコールの効果を奏する範囲で設定
される。
【0054】図5に、多孔質Siと単結晶Siを49%
弗酸とアルコールとの混合液(10:1)に撹はんする
ことなしに浸潤したときのエッチングされた多孔質Si
と単結晶Siの厚みのエッチング時間依存性を示す。多
孔質Siは単結晶Siを陽極化成によって作成し、その
条件を以下にしめす。陽極化成によって形成する多孔質
Siの出発材料は、単結晶Siに限定されるものではな
く、他の結晶構造のSiでも可能である。
【0055】印加電圧:2.6(V) 電流密度:30(mA・cm-2) 陽極化成溶液:HF:H2O:C25OH=1:1:1 時間:2.4(時間) 多孔質Siの厚み:300(μm) Porosity:56(%)
【0056】上記条件により作成した多孔質Siを室温
において49%弗酸とアルコールとの混合液(10:
1)(白丸)に撹はんすることなしに浸潤した。のち
に、該多孔質Siの厚みの減少を測定した。多孔質Si
は急速にエッチングされ、40分ほどで85μm、更
に、80分経過させると195μmも、高度の表面性を
有して、均一にエッチングされる。エッチング速度は溶
液濃度及び、温度に依存する。
【0057】また、500μm厚の非多孔質Siを室温
において49%弗酸とアルコールとの混合液(10:
1)(黒丸)に撹はんすることなしに浸潤した。のち
に、該非多孔質Siの厚みの減少を測定した。非多孔質
Siは、80分経過した後にも、50Å以下しかエッチ
ングされなかった。
【0058】特に、アルコールを添加することによっ
て、エッチングによる反応生成気体の気泡を、瞬時にエ
ッチング表面から、撹はんすることなく、除去でき、均
一にかつ効率よく多孔質Siをエッチングすることがで
きる。
【0059】エッチング後の多孔質Siと非多孔質Si
を水洗し、その表面を二次イオンにより微量分析したと
ころ何等不純物は検出されなかった。
【0060】溶液濃度および温度の条件は、多孔質Si
のエッチング速度および多孔質Siと非多孔質Siとの
エッチングの選択比が製造工程等で実用上差し支えない
範囲、および上記アルコールの効果を奏する範囲で設定
される。
【0061】図6に、多孔質Siと単結晶Siを49%
弗酸と30%過酸化水素水との混合液(1:5)に撹は
んしながら浸潤したときのエッチングされた多孔質Si
と単結晶Siの厚みのエッチング時間依存性を示す。多
孔質Siは単結晶Siを陽極化成によって作成し、その
条件を以下にしめす。陽極化成によって形成する多孔質
Siの出発材料は、単結晶Siに限定されるものではな
く、他の結晶構造のSiでも可能である。
【0062】印加電圧:2.6(V) 電流密度:30(mA・cm-2) 陽極化成溶液:HF:H2O:C25OH=1:1:1 時間:2.4(時間) 多孔質Siの厚み:300(μm) Porosity:56(%)
【0063】上記条件により作成した多孔質Siを室温
において49%弗酸と30%過酸化水素水との混合液
(1:5)(白丸)に撹はんすることなしに浸潤した。
のちに、該多孔質Siの厚みの減少を測定した。多孔質
Siは急速にエッチングされ、40分ほどで112μ
m、更に、80分経過させると256μmも、高度の表
面性を有して、均一にエッチングされる。エッチング速
度は溶液濃度及び、温度に依存する。
【0064】また、500μm厚の非多孔質Siを室温
において49%弗酸と30%過酸化水素水との混合液
(1:5)(黒丸)に撹はんしながら浸潤した。のち
に、該非多孔質Siの厚みの減少を測定した。非多孔質
Siは、80分経過した後にも、50Å以下しかエッチ
ングされなかった。
【0065】特に、過酸化水素水を添加することによっ
て、シリコンの酸化を増速し、反応速度を無添加にくら
べて増速することが可能となり、更に過酸化水素水の比
率を変えることにより、その反応速度を制御することが
できる。
【0066】エッチング後の多孔質Siと非多孔質Si
を水洗し、その表面を二次イオンにより微量分析したと
ころ何等不純物は検出されなかった。
【0067】溶液濃度および温度の条件は、多孔質Si
のエッチング速度および多孔質Siと非多孔質Siとの
エッチングの選択比が製造工程等で実用上差し支えない
範囲、および上記アルコールの効果を奏する範囲で設定
される。
【0068】図7に、多孔質Siと単結晶Siを49%
弗酸とアルコールと30%過酸化水素水との混合液(1
0:6:50)に撹はんすることなしに浸潤したときの
エッチングされた多孔質Siと単結晶Siの厚みのエッ
チング時間依存性を示す。多孔質Siは単結晶Siを陽
極化成によって作成し、その条件を以下にしめす。陽極
化成によって形成する多孔質Siの出発材料は、単結晶
Siに限定されるものではなく、他の結晶構造のSiで
も可能である。
【0069】印加電圧:2.6(V) 電流密度:30(mA・cm-2) 陽極化成溶液:HF:H2O:C25OH=1:1:1 時間:2.4(時間) 多孔質Siの厚み:300(μm) Porosity:56(%)
【0070】上記条件により作成した多孔質Siを室温
において49%弗酸とアルコールと30%過酸化水素水
との混合液(10:6:50)(白丸)に撹はんするこ
となしに浸潤した。のちに、該多孔質Siの厚みの減少
を測定した。多孔質Siは急速にエッチングされ、40
分ほどで107μm、更に、80分経過させると244
μmも、高度の表面性を有して、均一にエッチングされ
る。エッチング速度は溶液濃度及び、温度に依存する。
【0071】また、500μm厚の非多孔質Siを室温
において49%弗酸とアルコールと30%過酸化水素水
との混合液(10:6:50)(黒丸)に撹はんするこ
となしに浸潤した。のちに、該非多孔質Siの厚みの減
少を測定した。非多孔質Siは、80分経過した後に
も、50Å以下しかエッチングされなかった。
【0072】特に、過酸化水素水を添加することによっ
て、シリコンの酸化を増速し、反応速度を無添加にくら
べて増速することが可能となり、更に過酸化水素水の比
率を変えることにより、その反応速度を制御することが
できる。
【0073】特に、アルコールを添加することによっ
て、エッチングによる反応生成気体の気泡を、瞬時にエ
ッチング表面から、撹はんすることなく、除去でき、均
一にかつ効率よく多孔質Siをエッチングすることがで
きる。
【0074】エッチング後の多孔質Siと非多孔質Si
を水洗し、その表面を二次イオンにより微量分析したと
ころ何等不純物は検出されなかった。
【0075】溶液濃度および温度の条件は、多孔質Si
のエッチング速度および多孔質Siと非多孔質Siとの
エッチングの選択比が製造工程等で実用上差し支えない
範囲、および上記アルコールの効果を奏する範囲で設定
される。
【0076】図8に、多孔質Siと単結晶Siをバッフ
ァード弗酸(NH4F36%、HF4.5%)に撹はん
しながら浸潤したときのエッチングされた多孔質Siと
単結晶Siの厚みのエッチング時間依存性を示す。多孔
質Siは単結晶Siを陽極化成によって作成し、その条
件を以下にしめす。陽極化成によって形成する多孔質S
iの出発材料は、単結晶Siに限定されるものではな
く、他の結晶構造のSiでも可能である。
【0077】印加電圧:2.6(V) 電流密度:30(mA・cm-2) 陽極化成溶液:HF:H2O:C25OH=1:1:1 時間:2.4(時間) 多孔質Siの厚み:300(μm) Porosity:56(%)
【0078】上記条件により作成した多孔質Siを室温
においてバッファード弗酸(白丸)に撹はんしながら浸
潤した。のちに、該多孔質Siの厚みの減少を測定し
た。多孔質Siは急速にエッチングされ、40分ほどで
70μm、更に、120分経過させると118μmも、
高度の表面性を有して、均一にエッチングされる。エッ
チング速度は溶液濃度及び、温度に依存する。
【0079】また、500μm厚の非多孔質Siを室温
においてバッファード弗酸(黒丸)に撹はんしながら浸
潤した。のちに、該非多孔質Siの厚みの減少を測定し
た。非多孔質Siは、120分経過した後にも、50Å
以下しかエッチングされなかった。
【0080】エッチング後の多孔質Siと非多孔質Si
を水洗し、その表面を二次イオンにより微量分析したと
ころ何等不純物は検出されなかった。
【0081】溶液濃度および温度の条件は、多孔質Si
のエッチング速度および多孔質Siと非多孔質Siとの
エッチングの選択比が製造工程等で実用上差し支えない
範囲、および上記アルコールの効果を奏する範囲で設定
される。
【0082】図9に、多孔質Siと単結晶Siをバッフ
ァード弗酸(NH4F36%、HF4.5%)とアルコ
ールとの混合液(10:1)に撹はんすることなしに浸
潤したときのエッチングされた多孔質Siと単結晶Si
の厚みのエッチング時間依存性を示す。多孔質Siは単
結晶Siを陽極化成によって作成し、その条件を以下に
しめす。陽極化成によって形成する多孔質Siの出発材
料は、単結晶Siに限定されるものではなく、他の結晶
構造のSiでも可能である。
【0083】印加電圧:2.6(V) 電流密度:30(mA・cm-2) 陽極化成溶液:HF:H2O:C25OH=1:1:1 時間:2.4(時間) 多孔質Siの厚み:300(μm) Porosity:56(%)
【0084】上記条件により作成した多孔質Siを室温
においてバッファード弗酸とアルコールとの混合液(1
0:1)(白丸)に撹はんすることなしに浸潤した。の
ちに、該多孔質Siの厚みの減少を測定した。多孔質S
iは急速にエッチングされ、40分ほどで67μm、更
に、120分経過させると112μmも、高度の表面性
を有して、均一にエッチングされる。エッチング速度は
溶液濃度及び、温度に依存する。
【0085】また、500μm厚の非多孔質Siを室温
においてバッファード弗酸とアルコールとの混合液(1
0:1)(黒丸)に撹はんすることなしに浸潤した。の
ちに、該非多孔質Siの厚みの減少を測定した。非多孔
質Siは、120分経過した後にも、50Å以下しかエ
ッチングされなかった。
【0086】特に、アルコールを添加することによっ
て、エッチングによる反応生成気体の気泡を、瞬時にエ
ッチング表面から、撹はんすることなく、除去でき、均
一にかつ効率よく多孔質Siをエッチングすることがで
きる。
【0087】エッチング後の多孔質Siと非多孔質Si
を水洗し、その表面を二次イオンにより微量分析したと
ころ何等不純物は検出されなかった。
【0088】溶液濃度および温度の条件は、多孔質Si
のエッチング速度および多孔質Siと非多孔質Siとの
エッチングの選択比が製造工程等で実用上差し支えない
範囲、および上記アルコールの効果を奏する範囲で設定
される。
【0089】図10に、多孔質Siと単結晶Siをバッ
ファード弗酸(NH4F36%、HF4.5%)と30
%過酸化水素水との混合液(1:5)に撹はんしながら
浸潤したときのエッチングされた多孔質Siと単結晶S
iの厚みのエッチング時間依存性を示す。多孔質Siは
単結晶Siを陽極化成によって作成し、その条件を以下
にしめす。陽極化成によって形成する多孔質Siの出発
材料は、単結晶Siに限定されるものではなく、他の結
晶構造のSiでも可能である。
【0090】印加電圧:2.6(V) 電流密度:30(mA・cm-2) 陽極化成溶液:HF:H2O:C25OH=1:1:1 時間:2.4(時間) 多孔質Siの厚み:300(μm) Porosity:56(%)
【0091】上記条件により作成した多孔質Siを室温
においてバッファード弗酸と30%過酸化水素水との混
合液(1:5)(白丸)に撹はんすることなしに浸潤し
た。のちに、該多孔質Siの厚みの減少を測定した。多
孔質Siは急速にエッチングされ、40分ほどで88μ
m、更に、120分経過させると147μmも、高度の
表面性を有して、均一にエッチングされる。エッチング
速度は溶液濃度及び、温度に依存する。
【0092】また、500μm厚の非多孔質Siを室温
においてバッファード弗酸と30%過酸化水素水との混
合液(1:5)(黒丸)に撹はんしながら浸潤した。の
ちに、該非多孔質Siの厚みの減少を測定した。非多孔
質Siは、120分経過した後にも、50Å以下しかエ
ッチングされなかった。
【0093】特に、過酸化水素水を添加することによっ
て、シリコンの酸化を増速し、反応速度を無添加にくら
べて増速することが可能となり、更に過酸化水素水の比
率を変えることにより、その反応速度を制御することが
できる。
【0094】エッチング後の多孔質Siと非多孔質Si
を水洗し、その表面を二次イオンにより微量分析したと
ころ何等不純物は検出されなかった。
【0095】溶液濃度および温度の条件は、多孔質Si
のエッチング速度および多孔質Siと非多孔質Siとの
エッチングの選択比が製造工程等で実用上差し支えない
範囲、および上記アルコールの効果を奏する範囲で設定
される。
【0096】図11に、多孔質Siと単結晶Siをバッ
ファード弗酸(NH4F36%、HF4.5%)とアル
コールと30%過酸化水素水との混合液(10:6:5
0)に撹はんすることなしに浸潤したときのエッチング
された多孔質Siと単結晶Siの厚みのエッチング時間
依存性を示す。多孔質Siは単結晶Siを陽極化成によ
って作成し、その条件を以下にしめす。陽極化成によっ
て形成する多孔質Siの出発材料は、単結晶Siに限定
されるものではなく、他の結晶構造のSiでも可能であ
る。
【0097】印加電圧:2.6(V) 電流密度:30(mA・cm-2) 陽極化成溶液:HF:H2O:C25OH=1:1:1 時間:2.4(時間) 多孔質Siの厚み:300(μm) Porosity:56(%)
【0098】上記条件により作成した多孔質Siを室温
においてバッファード弗酸とアルコールと30%過酸化
水素水との混合液(10:6:50)(白丸)に撹はん
することなしに浸潤した。のちに、該多孔質Siの厚み
の減少を測定した。多孔質Siは急速にエッチングさ
れ、40分ほどで83μm、更に、120分経過させる
と140μmも、高度の表面性を有して、均一にエッチ
ングされる。エッチング速度は溶液濃度及び、温度に依
存する。
【0099】また、500μm厚の非多孔質Siを室温
においてバッファード弗酸とアルコールと30%過酸化
水素水との混合液(10:6:50)(黒丸)に撹はん
することなしに浸潤した。のちに、該非多孔質Siの厚
みの減少を測定した。非多孔質Siは、120分経過し
た後にも、50Å以下しかエッチングされなかった。
【0100】特に、過酸化水素水を添加することによっ
て、シリコンの酸化を増速し、反応速度を無添加にくら
べて増速することが可能となり、更に過酸化水素水の比
率を変えることにより、その反応速度を制御することが
できる。
【0101】特に、アルコールを添加することによっ
て、エッチングによる反応生成気体の気泡を、瞬時にエ
ッチング表面から、撹はんすることなく、除去でき、均
一にかつ効率よく多孔質Siをエッチングすることがで
きる。
【0102】エッチング後の多孔質Siと非多孔質Si
を水洗し、その表面を二次イオンにより微量分析したと
ころ何等不純物は検出されなかった。
【0103】溶液濃度および温度の条件は、多孔質Si
のエッチング速度および多孔質Siと非多孔質Siとの
エッチングの選択比が製造工程等で実用上差し支えない
範囲、および上記アルコールの効果を奏する範囲で設定
される。
【0104】〔実施態様例2〕図2(a)に示すよう
に、まず第1のSi単結晶基板21を用意して、その表
面層を多孔質化22する。さらに、多孔質Si上に単結
晶Si層23を形成し、さらに単結晶Si層23上に絶
縁層24を形成する(図2(b))。
【0105】図2(c)に示すように、絶縁層上に最終
的に支持基板となるように厚い層25を形成する。
【0106】次に、該Si単結晶基板21を研磨、研削
により除去する(図2(d))。
【0107】さらに、上記8種類の多孔質Siの選択エ
ッチング液の少なくとも1種類を用いて、多孔質Si2
2のみを無電解湿式化学エッチングして絶縁性基板25
+24上に薄膜化した単結晶Si層23を残存させ形成
する。
【0108】図2(e)には、本発明で得られる半導体
基板が示される。絶縁性基板25+24上に単結晶Si
層23が平坦に、しかも均一に薄層化されて、ウエハ全
域に、大面積に形成される。こうして得られた半導体基
板は、絶縁分離された電子素子作製という点から見ても
好適に使用することができる。
【0109】〔実施態様例3〕図3(a)に示すよう
に、まず第1のSi単結晶基板31を用意して、その表
面層33残して他をすべて多孔質化32する。さらに、
残留単結晶Si層33上に絶縁層34を形成する(図3
(b))。
【0110】図3(c)に示すように、絶縁層上に最終
的に支持基板となるように厚い層35を形成する。
【0111】次に、上記8種類の多孔質Siの選択エッ
チング液の少なくとも1種類を用いて、多孔質Si32
のみを無電解湿式化学エッチングして絶縁性基板35+
34上に薄膜化した単結晶Si層33を残存させ形成す
る。
【0112】図3(d)には、本発明で得られる半導体
基板が示される。絶縁性基板35+34上に単結晶Si
層33が平坦に、しかも均一に薄層化されて、ウエハ全
域に、大面積に形成される。こうして得られた半導体基
板は、絶縁分離された電子素子作製という点から見ても
好適に使用することができる。
【0113】
【実施例】以下、具体的な実施例を挙げて本発明を説明
するが、本発明はこれら実施例に限定されるものではな
い。
【0114】(実施例1)525μmの厚みを持った比
抵抗0.01Ω・cmのP型あるいはN型の4インチ径
の第1の(100)単結晶Si基板を、HF溶液中にお
いて陽極化成を行った。
【0115】陽極化成条件は以下のとおりであった。
【0116】電流密度:5(mA・cm-2) 陽極化成溶液:HF:H2O:C25OH=1:1:1 時間:12(分) 多孔質Siの厚み:10(μm) Porosity:45(%)
【0117】多孔質Si上にCVD(Chemical
Vapor Deposition)法により単結晶
Siを1μmエピタキシャル成長した。成長条件は以下
の通りである。
【0118】ソ−スガス:SiH2Cl2/H2 ガス流量:0.5/180l/min ガス圧力:80Torr 温度:950℃ 成長速度:0.3μm/min
【0119】さらに、このエピタキシャルSi層表面に
熱酸化により500nmのSiO2層を形成した。
【0120】該SiO2層表面上に多結晶Siを500
μm形成した後、単結晶Si基板を多孔質Siが表出す
るまで研削した。
【0121】その後、多孔質Si層を49%弗酸とアル
コールと30%過酸化水素水との混合液(10:6:5
0)で撹はんすることなく選択エッチングする。11.
4分後には、単結晶Siはエッチングされずに残り、単
結晶Siをエッチ・ストップの材料として、多孔質Si
基板は選択エッチングされ、完全に除去された。
【0122】非多孔質Si単結晶の該エッチング液にた
いするエッチング速度は、極めて低く11.4分後でも
50Å以下程度であり、多孔質層のエッチング速度との
選択比は十の五乗以上にも達し、非多孔質層におけるエ
ッチング量(数十Å)は実用上無視できる膜厚減少であ
る。
【0123】すなわち、絶縁性基板上に1μmの厚みを
持った単結晶Si層が形成できた。多孔質Siの選択エ
ッチングによっても単結晶Si層には何ら変化はなかっ
た。
【0124】透過電子顕微鏡による断面観察の結果、S
i層には新たな結晶欠陥は導入されておらず、良好な結
晶性が維持されていることが確認された。
【0125】多孔質Siのエッチングにおいて、上記詳
述した8種類のエッチング液のどれを用いても同様の最
終結果がえられた。
【0126】(実施例2)625μmの厚みを持った比
抵抗0.01Ω・cmのP型あるいはN型の5インチ径
の第1の(100)単結晶Si基板を、HF溶液中にお
いて陽極化成を行った。
【0127】陽極化成条件は以下のとおりであった。
【0128】電流密度:10(mA・cm-2) 陽極化成溶液:HF:H2O:C25OH=1:1:1 時間:330(分) 多孔質Siの厚み:625(μm) Porosity:47(%)
【0129】多孔質Si上にMBE(Molecula
r Beam Epitaxy)法により単結晶Siを
0.5μmエピタキシャル成長した。成長条件は以下の
通りである。
【0130】温度:700℃ 圧力:1×10−9Torr 成長速度:0.1nm/sec
【0131】さらに、このエピタキシャルSi層表面に
熱酸化により500nmのSiO2層を形成した。
【0132】該SiO2層表面上に多結晶Siを500
μm形成した。
【0133】その後、多孔質Si層を49%弗酸と30
%過酸化水素水との混合液(1:5)で撹はんしながら
選択エッチングする。160分後には、単結晶Siはエ
ッチングされずに残り、単結晶Siをエッチ・ストップ
の材料として、多孔質Si基板は選択エッチングされ、
完全に除去された。
【0134】非多孔質Si単結晶の該エッチング液にた
いするエッチング速度は、極めて低く160分後でも5
0Å以下程度であり、多孔質層のエッチング速度との選
択比は十の五乗以上にも達し、非多孔質層におけるエッ
チング量(数十Å)は実用上無視できる膜厚減少であ
る。
【0135】すなわち、絶縁性基板上に0.5μmの厚
みを持った単結晶Si層が形成できた。多孔質Siの選
択エッチングによっても単結晶Si層には何ら変化はな
かった。
【0136】透過電子顕微鏡による断面観察の結果、S
i層には新たな結晶欠陥は導入されておらず、良好な結
晶性が維持されていることが確認された。
【0137】多孔質Siのエッチングにおいて、上記詳
述した8種類のエッチング液のどれを用いても同様の最
終結果がえられた。
【0138】(実施例3)625μmの厚みを持った比
抵抗0.01Ω・cmのPあるいはN型の6インチ径の
第1の(100)単結晶Si基板の表面に、プロトンの
イオン注入によって、N型Si層を1ミクロン形成し
た。H+注入量は、5×1015(ions/cm2)であ
った。その後、HF溶液中において陽極化成を行った。
【0139】陽極化成条件は以下のとおりであった。
【0140】電流密度:5(mA・cm-2) 陽極化成溶液:HF:H2O:C25OH=1:1:1 時間:650(分) 多孔質Siの厚み:622(μm) Porosity:45(%)
【0141】この陽極化成により、表面層1μmを残し
て他の領域は多孔質化された。
【0142】さらに、このSi層表面に熱酸化により5
00nmのSiO2層、さらにSi34を100nm形
成した。その後、Si34上にSiO2を200μm形
成した。
【0143】その後、SiO2側のみSi34でエッチ
ング防止マスクをして後、多孔質Si層を49%弗酸と
アルコールとの混合液(10:1)で撹はんすることな
く選択エッチングする。200分後には、単結晶Siは
エッチングされずに残り、単結晶Siをエッチ・ストッ
プの材料として、多孔質Si基板は選択エッチングさ
れ、完全に除去された。
【0144】非多孔質Si単結晶の該エッチング液にた
いするエッチング速度は、極めて低く200分後でも5
0Å以下程度であり、多孔質層のエッチング速度との選
択比は十の五乗以上にも達し、非多孔質層におけるエッ
チング量(数十Å)は実用上無視できる膜厚減少であ
る。
【0145】すなわち、裏面のSi34を除去した後に
は、絶縁性基板上に1μmの厚みを持った単結晶Si層
が形成できた。多孔質Siの選択エッチングによっても
単結晶Si層には何ら変化はなかった。
【0146】透過電子顕微鏡による断面観察の結果、S
i層には新たな結晶欠陥は導入されておらず、良好な結
晶性が維持されていることが確認された。
【0147】多孔質Siのエッチングにおいて、上記詳
述した8種類のエッチング液のどれを用いても同様の最
終結果がえられた。
【0148】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
上記したような問題点および上記したような要求に答え
得る半導体基板及び半導体基板の作製方法を提供するこ
とができる。
【0149】また、本発明によれば、絶縁物基板上に結
晶性の良い単結晶Si層を得るうえで、生産性、均一
性、制御性、経済性の面において卓越した方法を提供す
ることができる。
【0150】さらに、本発明によれば、従来のSOIデ
バイスの利点を実現し、応用可能な半導体基板の作製方
法を提案することができる。
【0151】また、本発明によれば、SOI構造の大規
模集積回路を作製する際にも、高価なSOSや、SIM
OXの代替足り得る半導体基板の作製方法を提案するこ
とができる。
【0152】本発明によれば、元々良質な単結晶Si基
板を出発材料として、単結晶層を残して下部のSi基板
を化学的に除去して絶縁物上に形成させるものであり、
実施例にも詳細に記述したように、多数処理を短時間に
行うことが可能となり、その生産性と経済性に多大の進
歩がある。
【0153】本発明によれば、多孔質Siのエッチング
において、半導体プロセス上悪影響をおよぼさない湿式
化学エッチング液用いることができ、かつ、多孔質Si
と非多孔質Siとのエッチングの選択比が5桁以上もあ
り、制御性、生産性に多大の進歩がある。
【0154】とりわけ本発明に於いて重要な、多孔質S
iの選択エッチング方法は、結晶Siに対してはエッチ
ング作用を持たない弗酸、あるいは弗酸にアルコールお
よび過酸化水素水の少なくともどちらか一方を添加した
混合液を、あるいは、バッファード弗酸、あるいはバッ
ファード弗酸にアルコールおよび過酸化水素水の少なく
ともどちらか一方を添加した混合液を、選択エッチング
液としてもちいることを特徴とする。
【0155】本発明の多孔質Siの選択湿式化学エッチ
ング液中の過酸化水素は、酸化剤として作用し、過酸化
水素の比率を変えることにより反応速度を制御すること
が可能である。
【0156】本発明の多孔質Siの選択湿式化学エッチ
ング液中のアルコ−ルは、表面活性剤として作用し、エ
ッチングによる反応生成気体の気泡を瞬時にエッチング
表面から除去し、均一に、かつ効率良く多孔質Siの選
択エッチングが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の工程を説明するための模式図である。
【図2】本発明の工程を説明するための模式図である。
【図3】本発明の工程を説明するための模式図である。
【図4】多孔質と非多孔質Siとの弗酸に対するエッチ
ング特性を示すグラフである。
【図5】多孔質と非多孔質Siとの弗酸とアルコールと
の混合液に対するエッチング特性を示すグラフである。
【図6】多孔質と非多孔質Siとの弗酸と過酸化水素水
との混合液に対するエッチング特性を示すグラフであ
る。
【図7】多孔質と非多孔質Siとの弗酸とアルコールと
過酸化水素水との混合液に対するエッチング特性を示す
グラフである。
【図8】多孔質と非多孔質Siとのバッファード弗酸に
対するエッチング特性を示すグラフである。
【図9】多孔質と非多孔質Siとのバッファード弗酸と
アルコールとの混合液に対するエッチング特性を示すグ
ラフである。
【図10】多孔質と非多孔質Siとのバッファード弗酸
と過酸化水素水との混合液に対するエッチング特性を示
すグラフである。
【図11】多孔質と非多孔質Siとのバッファード弗酸
とアルコールと過酸化水素水との混合液に対するエッチ
ング特性を示すグラフである。
【符号の説明】
11 Si基板 12 多孔質Si 13 単結晶Si層 14 絶縁層 15 支持層 21 Si基板 22 多孔質Si層 23 単結晶Si層 24 絶縁層 25 支持層 31 Si基板 32 多孔質Si 33 単結晶Si層 34 絶縁層 35 支持層

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1のSi基体を多孔質化する工程、該
    多孔質Si上に単結晶Si層を形成する工程、該単結晶
    Si層上に絶縁層を形成する工程、該絶縁層上に最終的
    に支持基体となる十分に厚い層を形成する工程と、該多
    孔質Siを弗酸、弗酸にアルコールおよび過酸化水素水
    の少なくともどちらか一方を添加した混合液、あるい
    は、バッファード弗酸あるいはバッファード弗酸にアル
    コールおよび過酸化水素水の少なくともどちらか一方を
    添加した混合液の少なくとも1つに、浸潤させることに
    よって、前記多孔質Siを選択的に無電解湿式化学エッ
    チングすることにより、除去するエッチング工程、とを
    有することを特徴とする半導体基板の作製方法。
  2. 【請求項2】 第1のSi基体を主面側の表面層を除い
    てすべて多孔質化する工程、該主面側の残留単結晶Si
    層上に絶縁層を形成する工程、該絶縁層上に最終的に支
    持基体となる十分に厚い層を形成する工程と、該多孔質
    Siを弗酸、弗酸にアルコールおよび過酸化水素水の少
    なくともどちらか一方を添加した混合液、あるいは、バ
    ッファード弗酸あるいはバッファード弗酸にアルコール
    および過酸化水素水の少なくともどちらか一方を添加し
    た混合液の少なくとも1つに、浸潤させることによっ
    て、前記多孔質Siを選択的に無電解湿式化学エッチン
    グすることにより、除去するエッチング工程、とを有す
    ることを特徴とする半導体基板の作製方法。
  3. 【請求項3】 前記多孔質化する工程は陽極化成である
    請求項1あるいは請求項2に記載の半導体基板の作製方
    法。
  4. 【請求項4】 前記陽極化成はHF溶液中で行われる請
    求項3に記載の半導体基板の作製方法。
  5. 【請求項5】 第1のSi基体を多孔質化する工程、該
    多孔質Si上に単結晶Si層を形成する工程、該単結晶
    Si層上に絶縁層を形成する工程、該絶縁層上に最終的
    に支持基体となる十分に厚い層を形成する工程と、該多
    孔質Siを弗酸、弗酸にアルコールおよび過酸化水素水
    の少なくともどちらか一方を添加した混合液、あるい
    は、バッファード弗酸あるいはバッファード弗酸にアル
    コールおよび過酸化水素水の少なくともどちらか一方を
    添加した混合液の少なくとも1つに、浸潤させることに
    よって、前記多孔質Siを選択的に無電解湿式化学エッ
    チングすることにより、除去するエッチング工程、とを
    経て得られたことを特徴とする半導体基板。
  6. 【請求項6】 第1のSi基体を主面側の表面層を除い
    てすべて多孔質化する工程、該主面側の残留単結晶Si
    層上に絶縁層を形成する工程、該絶縁層上に最終的に支
    持基体となる十分に厚い層を形成する工程と、該多孔質
    Siを弗酸、弗酸にアルコールおよび過酸化水素水の少
    なくともどちらか一方を添加した混合液、あるいは、バ
    ッファード弗酸あるいはバッファード弗酸にアルコール
    および過酸化水素水の少なくともどちらか一方を添加し
    た混合液の少なくとも1つに、浸潤させることによっ
    て、前記多孔質Siを選択的に無電解湿式化学エッチン
    グすることにより、除去するエッチング工程、とを経て
    得られたことを特徴とする半導体基板。
  7. 【請求項7】 前記多孔質化する工程は陽極化成である
    請求項6あるいは請求項7に記載の半導体基板。
  8. 【請求項8】 前記陽極化成はHF溶液中で行われる請
    求項7に記載の半導体基板。
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