JPH05215723A - 磁気検査装置 - Google Patents

磁気検査装置

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JPH05215723A
JPH05215723A JP4276033A JP27603392A JPH05215723A JP H05215723 A JPH05215723 A JP H05215723A JP 4276033 A JP4276033 A JP 4276033A JP 27603392 A JP27603392 A JP 27603392A JP H05215723 A JPH05215723 A JP H05215723A
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foils
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】加工片を通り過ぎて動くか、または装置を通り
過ぎて動かして、その加工片を連続的に検査することの
できる磁気検査装置を提供する。 【構成】担体は、磁束をパイプラインの壁へ送り、また
壁から送り返される箔の2つの集合体を持つ。磁束は、
コイル20から、または、1つか複数の永久磁石から出
される。各集合体は、スペーサー69と共通箔部分の単
独集合体もしくは、たとえば6組の扇形をしたものなど
の何組かの共通箔要素を含む。箔とスペーサー69は、
ステンレス鋼などの鋼から切り取られ、弾力的に変形可
能な箔で、好ましくはV型をしたスロットによって分離
され保持器73とピン71によって固定される。パイプ
10中では箔は、破線32、34の如く変形する。箔の
長さは、少なくとも箔の厚さの200倍で、箔間の距離
を厚さで割った値は、少なくとも1である。センサー2
8は、壁からの磁束の漏洩を検出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、磁気検査装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術およびその問題点】担体の形をとる磁気検
査装置は、パイプラインの状態を検査するために使用さ
れる。また、そのような担体では、永久磁石から、また
は電磁石からの磁束が、ブラシのようなグループで配置
された、鋼の剛毛を通して、包囲しているパイプライン
の壁へ入り、壁から戻ってくる。そのような鋼の剛毛
は、担体がパイプラインを通るようにパイプラインの壁
の表面の内側を押し流れる。
【0003】剛毛でできているブラシのようなグループ
は、それぞれ一組の穴を持つ比較的厚い鋼の板を一つ以
上有する。各穴の中に、一束の鋼の剛毛が固定される。
箔が剛毛の替わりに使用されてもよく、また剛毛の使用
することに比べて箔が使われたとき、同じ体積量を比較
すれば、より多くの金属が存在していることが発見され
た。さらに、剛毛が装架されている板に応じて、板を取
り替える必要性もなく、箔を取り替えることを可能にす
るそれぞれの部分の間で、箔は自身を固定することによ
りしっかりとする。
【0004】箔に関する初期の提案は、英国特許第20
34122号、第2086051号にによりなされてい
る。その中で、剛毛や箔は、パイプラインの壁の長さに
沿ってパイプラインの内部直径が変化するのにもかかわ
らず、パイプラインの壁と常に接している必要がある
と、説明されている。また、パイプラインの縦の長さに
対して横に担体が動くことにより、担体の一部重量と力
は、パイプラインの壁と、重量やその他の力によって壁
の方に押しやられる剛毛が箔との間で起こる反応によっ
て反作用する。これらの特許で説明されているように、
剛毛や箔に課されている重量やそのようなその他の力の
大きさは、担体の設計による。
【0005】英国特許第2034122号では、パイプ
ラインの内部直径を変化させることが、組になっている
箔のセットをそれぞれの磁気の戻り経路部分の上に装架
することで調節さされている。その各磁気帰り経路部分
は、バネによってビッグのボディにつながれている。英
国特許第2086051号では、箔が担体の共通の本体
にしっかりと固定されているように詳述されている。し
かし、箔は2034122で開示されたのと同じ種類の
箔であると述べられている。
【0006】英国特許第2034122号では、いくつ
かの箔が共通の部材8の一体部分として表されている。
箔は、スリット11で、共通の部材を切り離すように形
成されている。これらのスリットは、隣接する箔の間
に、いかなる隙間をも与えていない。箔は、また、タン
クフロアの状態を検査するのに使用される磁気検査担体
で用いられてもよく、さらに、箔と板との間で対応する
動きにより板の状態を検査するのに使用される磁気検査
装置で用いられてもよい。
【0007】
【発明の目的】本発明の目的は、加工片を通り過ぎて動
くか、または加工片が装置を通り過ぎて動く磁気検査装
置で、加工片を連続的に検査することのできる磁気検査
装置を提供することにある。
【0008】
【発明の構成】本発明に係る磁気検査装置は、加工片に
係合可能な先端を有する2つのグループの箔を有してお
り、その2つのグループの箔は、先端から離れた箔の端
部で、磁気的に磁気のソースに連結されている。また、
箔が、箔の平面を横切る第一の方向に弾力的に変形する
ことが可能であり、各グループでの各箔は、スペースを
介在させることにより、前記第一の方向において、隣接
する箔から離間するとともに、スロットを介在させるこ
とにより、前記第一方向を横切る第二の方向において、
隣接する箔から分離されている。
【0009】本明細書では、「装置」という用語は、板
が検査される磁気検査装置と、パイプライン検査か、ま
たはタンクのベースかフロアを検査するための磁気検査
担体を意味する。
【0010】
【実施例】以下、添付図面に基づいて、本発明の実施例
につき、詳細に説明を加える。図1ないし図5は、パイ
プライン検査担体の形をとった磁気検査装置を示し、こ
れは、延性鋳鉄ガス分配パイプラインを検査するための
ものである。本実施例においては、パイプラインは、1
2インチである(すなわち、パイプラインの内径は、名
目上、12インチ、すなわち、300ミリメートルであ
る。)。本発明は、異なったサイズのパイプライン、た
とえば、6インチや8インチのガス分配パイプライン
を、また、6インチかそれ以上の内径を有するスチール
ガス伝送ラインを検査するための担体に適用可能であ
る。本発明は、また、たとえば、スチール製の水や石油
などのガス以外の流体用パイプラインを検査する担体に
も適用できる。
【0011】本実施例では、パイプラインは、それが、
「デッド」、すなわち、その中に、ガスが存在していな
い間に検査されて、担体は、ウインチに取り付けられた
ケーブルによりパイプラインを通して引っ張られるよう
になっている。伝送ラインでは、担体は、通常、パイプ
の壁に係合するカップを備えており、担体が、パイプラ
インを通して送られる生成物の圧力の差(カップを横切
って生成される)によって進まされる。
【0012】他に考えられる駆動の選択例の一つとし
て、パイプの壁に係合しているドライブカップにより、
駆動されている係留担体の使用がある(たとえば、担体
が、アンビリカルケーブルにより繋がれていてもよ
い。)。カップを横切る圧力差は、「デッド」パイプラ
インを検査する際に、パイプに沿って流れる空気、その
他の流体によるものでも、あるいは、圧力が充分に高い
場合に、カップを横切る圧力差が、中間圧力(もっと高
い圧力)分配ライン中と同じように、パイプラインの中
を移動しているガスよるものでもよい。さらに、他の駆
動の選択例として、検査担体を引いたり、またはトラク
ター担体の中に含まれる検査設備を持つようなトラクタ
ー担体の使用がある。トラクター担体は、ガス分配ライ
ン、ガス伝送ライン、水か石油かその他のラインで使用
可能である。
【0013】さらに変形例として、トラクター担体はパ
イプの壁に対して反応してもよく、もしくは、もしパイ
プの壁が反力に耐えられないならば、静止した「前もっ
て置かれた」ケーブルに対して反応してもよい。図1
で、パイプライン10の最小口径は12に示されてお
り、最大口径は14に示されている。パイプライン10
は、延性鋳鉄からできており、口径は、示された最小値
と最大値との間を変化する。
【0014】担体16は、以下の主な構成部分から構成
されている。すなわち、本体18、フォーマー22を巻
いている電磁コイル20、箔のグループ24、26およ
び担体16の本体18の回りに等しい角度で配置されて
いる36個のセンサアセンブリ28(図には、このうち
一つだけが示されている)を備えている。箔24、26
の各グループは、数多くの共通の箔部材59からできて
おり、そのそれぞれの箔の部材は、図2に示されるよう
な形状をしている。この形状は、12の箔25を有して
いることが好ましい。
【0015】箔を使用することにより、パイプの壁に送
られる束に足りるように必要とされる金属の領域に与え
られる占有体積が、より小さくてすむという主な利点が
得られる。この明細書では、各グループ24と26は、
「磁束導体」と表現されている。箔24、26のグルー
プの機能は、以下に説明される。この場合の担体は、パ
イプの壁に係合しているいかなる釣り下げコンポーネン
トもなしに、箔のグループの上を走る。担体の別の形と
して、担体の重量をすべてを、またはいくらかを支える
ため、担体の上に、パイプの壁に沿って走る車輪を使用
してもよい。この車輪は、バネに対する本体に応じて置
き換えられてもよい。車輪の代わりに、または車輪に加
えて、担体の重量の一部、または全部が、上記に言及さ
れたドライブカップに支えられてもよい。
【0016】各アセンブリ28は、一本のベルト44を
ともなったセンサーハウジング42に固定されているオ
ーステナイトのステンレス鋼のスレッジ40を備え、ベ
ルト44は、センサーハウジング42とステンレス鋼の
スレッジ40との間にサンドイッチされている。ベルト
44の端部は、それぞれ、スレッジ40のリーディング
端部とトレーリング端部とを、担体に連結するリーディ
ング部材46とトレーリング部材48とを形成する。ベ
ルト44は、ポリエステル繊維で覆われているポリウレ
タンから形成されており、実質的に伸縮性ではない。
【0017】リーディング部材46とトレーリング部材
48との両端は、ねじ50により支持されており、ねじ
50は、丸いヘッドを有し、ベルト46、または、48
に対して、丸いエッジ部を有するワッシャーを保持して
いる。さらに、ねじ50は、ベース板を形成しているス
テンレス鋼のプレス加工物58に対して、リーディング
部材46とトレーリング部材48を保持しており、ステ
ンレス鋼のプレス加工物58は、それ自身、フォーマー
22の外側先端60と62の上に位置して保持されてい
る。
【0018】アセンブリ28は、バネ64に抗して位置
しており、また、担体に抗して、より正確には、それぞ
れのプレス加工物、すなわち、ベース板58に抗して、
位置している。バネ64は、ほぼ0の形状をなしてお
り、ポリウレタンエラストマー材料により形成されてい
る。バネ40は、ベース板58を係合している部分66
において、平らな形状を有している。また、バネ64
は、ベース板58に抗する位置に、ピン68により保持
されており、ピン68は、U字状断面を有するベース板
58の両側にある穴に係合している。その反対側で、バ
ネ64は、センサハンジング42上に形成された耳片7
0により、保持されている。耳片70は、バネ64の各
側上にそれぞれ一つのびており、バネ64の平面に対し
て垂直な横方向変位に抗して、バネ64を保持してい
る。
【0019】検査担体16は、パイプラインに挿入され
る前に、担体にあてはめた状態で表されている。担体
が、図1に示されている矢30の方向に動くことになっ
ていると仮定すると、担体16がパイプラインに挿入さ
れたとき、箔グループ24、26は、右の方に変形し
て、その結果32、34の破線で示されているようにカ
ープすると考えられる。
【0020】アセンブリ28も、また変形して、担体1
6がパイプラインの中で静止している間、リーディング
部材46とトレーリング部材48はゆるい状態にあり、
バネ64だけが、パイプラインの壁に対して実質的に垂
直なスレッジ40に力を及ぼす。担体16が動くとき
(たとえば、図1に示されている矢30の方向に)、リ
ーディング部材46がピンと張り、担体の動きが、部材
16により、スレッジ40に伝達される。スレッジ40
がパイプの壁の内側に沿って走っている限り、トレーリ
ング部材48は、ゆるい状態になり、アセンブリ28を
制御するのに何の役目も果たさない。
【0021】スレッジ40がパイプ物の中の空洞を横切
って動くとき(たとえば、分岐パイプラインにつながる
部分で)、スレッジ40は、半径方向外方に向かって動
き、リーディング部材46とトレーリング部材48の双
方は、スレッジ40上に内方に向かう力を及ぼし、バネ
64の外方に向かう力に反作用する。もし、担体16を
前方に動かすことが不可能であると判明した場合には、
担体16は、後方に動くように設計されている。その場
合、リーディング部材46とトレーリング部材48の役
割は逆となる。箔グループ24、26は、右方向ではな
く、左方向にカーブして反対方向に変形される。
【0022】各アセンブリ28は、パイプライン10の
口径とパイプライン内にある担体の横への動きとを変化
させることに適応しなければならない。さらに、担体は
パイプラインの中にある湾曲部分をうまく通り抜ける必
要がある。そのような湾曲部分は、1つの直径と同じぐ
らいきつい、すなわち、湾曲部分の曲率半径が(パイプ
の中心に対して測定された)、湾曲部分の内側直径と等
しい。そのような湾曲部分は、6インチパイプの場合に
特に難関となる。このことは図6に表されており、図
中、6インチの担体が、分配ラインの中で一つの直径湾
曲部分をうまく通り抜けているところを表している。し
かし、湾曲部分の内側にあるアセンブリ28は、担体が
パイプラインの外側にあるときにとるような状態で示さ
れている。そのような湾曲部分をうまく通り抜けるため
には、センサアセンブリ28が湾曲部分の内側で完全に
つぶれる必要がある。このことは、リーディング部材4
6とトレーリング部材48の性質により可能である。そ
のような状況下で、湾曲部の内側にある箔グループ24
は、最後尾の箔25が担体本体18によって運ばれたス
トップ71(図1と図6に示されている)と、プレス形
成してできたもの58の翼の上部先端72とに対して水
平になるまで、右に変形することが必要であると思われ
る。箔グループ26は、ひどく変形して、パイプライン
の外側の壁に隣接する。そして、最後尾の箔25は、担
体本体18によって運ばれたストップ74(図1と図6
に示されている)に一致する。
【0023】ある状況のもとでは、バネ64は、リーデ
ィング部材46とトレーリング部材48とに係合してい
てもよい。たとえば、パイプの大きさによっては、バネ
が、リーディング部材46とトレーリング部材48との
間にあるほとんどすべてのスペースを占有するというよ
うな特徴が必要とされるかもしれない。パイプライン1
0におけるこのような状況下では、バネ64は、リーデ
ィング部材46を外側に下げてしまう原因となることが
考えられる。
【0024】しかし、そのような状況下でさえ、バネ
は、パイプの壁に実質的に垂直になっているスレッジ4
0の上に力を及ぼす。また、リーディング部材46が下
がってしまったにもかかわらず、リーディング部材46
により、担体の動きが、スレッジ40に依然送られる。
上述されたように、担体16は、通常図1に表されてい
る矢30の方向に送られるようになっており、本体18
の引く先端に固定されているピン57上に装架された旋
回アセンブリ61に取り付けてある運搬ケーブル(図中
には示されていない)により引っ張られる。担体16を
逆に引き戻すために別の運搬ケーブル(図中には示され
ていない)が、本体18の引っ張られる先端に固定され
ているアイ55に取り付けられている。
【0025】検査は、磁束漏洩方式を用いて行なわれ
る。強力な磁場が、電気磁気コイル20によって発生
し、箔グループ24、26によりパイプライン10の壁
へ送り、または壁から送り返される。電気磁気コイル2
0を付勢する電流が、コイルに結合しているアンビリカ
ル供給ケーブル(図中には示されていない)を経由して
表面から供給される。この場合、たとえばパイプの壁の
腐食が原因でおこる金属の損失などという欠陥のため、
磁束がパイプの壁から漏洩するという結果をもたらす。
このことは、ハウジング42内にあるセンサーにより検
出される。各センサーは、ピグがパイプラインを通って
動くとき、連続的な信号を発信し、この信号は、他のセ
ンサーからの複数の信号と共に、担体から地表で設備を
記録しているハードディスクのついたパソコンにのびて
いる第二アンビリカルケーブル(図中には示されていな
い)に送られる。パイプラインに沿った担体の位置は、
ウィンチによってときはなたれた運搬ケーブルの長さを
測定するモニターからわかる。
【0026】担体は、たとえば図6に示されているよう
に、1直径湾曲部分をうまく通り抜けるときは、パイプ
の壁の状態を検査しない。しかし、センサーが湾曲部分
を抜けてパイプの壁を通ることができるもっと大きい直
径湾曲部分では、完全な検査が行なわれる。このこと
は、ほとんどの伝送パイプライン検査に当てはまること
になる。湾曲部分の領域で、検査が行なわれないのは、
1直径やそれに似たような非常にきつい湾曲部分に遭遇
するような分配パイプラインのみである。
【0027】ある場合(たとえば、アンビリカル供給ケ
ーブルを使用できない場合)で、電気磁気コイル20の
代わりに、一つの、または複数の永久磁石をおいてもよ
い。電磁石20でつくられた磁束は、経路の中を循環す
る、すなわち、パイプライン10と、磁束導体か箔グル
ープ26と、本体18により与えられた帰り経路と、も
う一方の磁束導体を形成するもう一方の箔グループ24
とを含む経路の中を循環するのである。
【0028】他の変更態様で(図には示されていな
い)、前記経路が、帰り経路を設けている本体自身の代
わりに、本体により運ばれている部分により形成されて
いる磁束帰り経路を含んでいてもよい。たとえば、永久
磁石が電気磁石の代わりに使用されているところでは、
アレンジの仕方は英国特許出願GB−B−153525
2号で詳述されているようにしてもよい。その明細書で
は、磁石がその幅の広い平面で磁極を持つ平らな板とな
っている。その幅の広い平面は、表面内でパイプに平行
になるように配置される。磁石は、本体の回りに配置さ
れた磁束帰り経路部分の各端にそれぞれ一つずつおかれ
ている。磁束帰り経路部分は、バネの上に装架されてお
り、その結果として、パイプラインの直径が変わるのに
適応できるように、半径方向に内側や外側に動く。磁束
導体は磁石の上に装架されている。アセンブリ28は、
本体自身の上ではなく、「フローティングしている」輪
の上に装架されるようにアレンジされると考えられる。
すなわち、輪は磁束経路部分を取り囲んでおり、輪の穴
を通り抜ける半径方向の柱により、磁束経路部分に結合
されている。それゆえ、担体が湾曲部分をうまく通り抜
けるときに、輪は、磁束帰り経路に関して半径方向に動
くことができるので或る。
【0029】各箔グループ24、26は、図2で表され
ているように、それぞれ90の箔から成っている。共通
の箔部分59は、それぞれ、この例でいうと厚さ0.3ミ
リメートルのフェライトステンレス鋼か、またはマルテ
ィンサイトステンレス鋼の薄板から切りとられた環状で
ある。各共通箔部分59の全体の直径は、共通箔部分5
9がそっていない状態で、345ミリメートルである。
箔グループ24、26は、図1中に、実線で変形してい
ない状態を、破線32で変形した状態を示している。
【0030】各共通箔部分59は、隣り同志にある指型
薄板間の角度30度で、V型に介在しているスロット6
3によって離されているような弾力的に変形することが
可能な箔25を12枚有している。各共通箔部分59の
中央開口部65は、呼び直径寸法90ミリメートルであ
る。各箔グループ24、26は、共通箔部分59の中央
開口部65を通ってのびている本体18により位置ずけ
されている。それぞれの箔グループ24、26で、隣あ
わせになっている共通箔部材59は、図1、図5、図6
に表されている単一環状スペーサーによって分離されて
いる。この例では、各スペーサー69は、共通箔部分5
9用に使用されているのと同じ薄板材質から切り取られ
ており、各スペーサーの外径は、125ミリメートルで
ある。内部開口部の呼び直径寸法90ミリメートルであ
る。各箔グループ24、26には、グループにある穴7
5を通ってのびているピン67がある。保持装置73
が、ピン67と本体18の上に位置しているグループと
を保持している。
【0031】各スペーサーは、厚さ0.3ミリメートルで
ある。これにより、この例では、各グループ24、26
で隣あっている共通箔部材59の間の長さを、各共通箔
部材59の厚さで割った商が、1なのである。この商は
「充填密度」と称される。本発明は、例により上記に引
用された値と異なる厚さの箔とスペーサー使用して実施
されてもよい。しかし、充填密度が1と等しいか、また
はそれ以上であることが好ましく、また、充填密度が1
から2の範囲になることが特に好ましい。
【0032】8インチの担体上にある共通箔部分59
(すなわち、箔25)は、厚さ0.15ミリメートルの材
質からできているのが好ましく、スペーサー69も、ま
た同じ厚さであることが好ましい。6インチの担体上に
ある共通箔部分59(すなわち、箔25)は、厚さ0.0
75ミリメートルの材質からできているのが好ましく、
スペーサー69も、また同じ厚さであることが好まし
い。8インチ担体には、各共通箔部材59上に、担体の
回りに等距離に配置された箔が12枚あるのが好まし
い。さらに、8インチの担体は、24のセンサーを有す
ることが好ましい。また、6インチの担体には、各共通
箔部分59上に、担体の回りに等距離に配置された箔2
5が9枚あるのが好ましい。さらに、6インチの担体
は、18のセンサーを有することが好ましい。
【0033】各スペーサー69の外側先端は、グループ
24、26で、2つのお互いに隣合っている共通箔部分
59中にあるV型スロット63の最内部先端と、ちょう
ど重なりあっている。その結果として、各箔25の一定
していない長さは、110ミリメートルになる。箔25
の長さをその厚さで割った商は、この例で、366であ
る。その商は、箔の「細長比」と呼ばれてもよい。本発
明は、例により上記に引用された寸法と異なる寸法を持
つ箔を使用して行なわれてもよいが、細長比は、通常3
00より大きいことが好ましい。このことは、大きな変
形をしたときに、箔の材質が曲がりやすくなってしまう
ことを避けるためである。
【0034】各グループ24、26の共通箔部分59
は、列82で一列に並べられた箔25とともに配置され
ている。それに応じて、各グループ24、26は、一列
に並べられたスロット63によって分離された箔25の
列82を有している。すべての箔、または少なくともほ
とんどの箔が、列になって並べられていることが好まし
いのではあるが、必ずしも必要ではなく、本発明の他の
実施例において、別の配置方法が用いられてもよい。
【0035】配置方法がいかなるものであろうとも、箔
の各グループは、担体の回りにのびている配列を形成す
る箔を有する。上述された第一実施例は、鋳造天然ガス
分配パイプラインを検査するのに使われることを目的と
している。担体は、検査されるパイプラインの縦の長さ
を通って、ウィンチ(図中にはない)に取り付けられて
いる牽引番号80(図1)を用いて引っ張られる。パイ
プラインの中は、検査中、「デッド」(すなわち、ガス
が流れていない)状態である。コイル20が付勢され
て、磁束をつくりだし、その磁束はパイプラインの壁1
0へ送られて、箔グループ24、26によりコイルへ送
りかえされる。グループは、図1のゴーストライン3
2、34で示されているようにそっており、壁10の内
部表面をすべって進む。腐食による壁10からの金属の
損失が原因で、磁束が壁10から漏洩することをまね
き、センサー28が漏洩磁束に反応するのに一致して、
センサーは信号を発する。その信号は、アンビリカルケ
ーブル(図中には示されていない)を通って記録装置
(図中には示されていない)に移動する。電力は、電力
ケーブル(図中には示されていない)を経由してコイル
20に供給される。
【0036】担体の第二実施例は、図7から9に表され
ている。担体は、伝送パイプライン、すなわち、圧力下
で天然ガス、石油、他の生産物を扱っているパイプライ
ン、の「オンライン」検査をするのに使われることを目
的としている。たとえば、一般的にいって、そのような
パイプラインは、その内部直径が416ミリメートルか
ら446ミリメートルの範囲で変化する。それで、担体
は「ピグ」を形成する一つか、それ以上の他の担体とと
もに、列になって用いられると考えられる。そのピグ
は、パイプラインを流れる流体によってピグを通ってで
きた圧力の差により、パイプラインを通って移動させら
れる。たとえば、ピグ列にある担体の一つは、パイプラ
インの表面内部に沿ってすべるゴムシールカップが備え
付けられていてもよく、少なくとも一つのカップを通る
圧力差が、ピッグを進ませる。
【0037】担体は、軟鋼でできている固定体90と、
二組の永久磁石92、94と、磁石92、94に、それ
ぞれ固定されている2つの箔グループ100、102と
を有する。前記各永久磁石92、94は、本体90の、
六角形をした先端部分96、98の平らな平面に固定さ
れている。磁場センサーは、担体上に装架されてもよい
のであるが、図7、8、9では省略されている。
【0038】箔の各グループ、100、102は、六組
104の共通箔部分から成っている(図8、9)。各組
104は、この例で、複数の介在するスペーサー(図中
には示されていない)と一緒に固定されている175個
の共通箔部分106を有する。前記各介在スペーサー
は、留め金台108の一つと同じ外形をしている。共通
箔部分106は、ボルト112とナット114とによ
り、台108と第二の台110との間で、先細くなった
先端スペーサー116とともに固定される。
【0039】各共通箔部材106は、扇形をしており、
V型をしたスロット122によって分離された、弾力的
に変形することができる、完全な5枚の箔120を有し
ている。この例では、一般的に、各共通箔部分106の
もっと狭くて低い先端の横幅は140ミリメートルであ
り、各箔120の最大自由縦の長さは110ミリメート
ルである。共通箔部分106とスペーサーとは、それぞ
れ厚さ0.3ミリメートルである。それゆえ、充填要素が
1となり、細長比は367となる。2つの最外側箔12
0の間の角度は、48度であり、互いに隣接する箔の角
度は12度である。六組104が箔グループ100か1
02をつくりだすとき、互いに隣あっている組での互い
に隣接する箔120の間での角度もまた、12度であ
る。先細になっているスペーサー116間で測定され
た、図8に表されている箔の一組の引く先端と引っ張ら
れる先端の間の距離は、105ミリメートルである。
【0040】留め金台108、110は、磁石92か9
4に固定される。図8と9で、箔は変形していないとこ
ろを表されている。箔の各グループ100、102は、
担体の回りにのびている配列を形成する共通箔部分10
6を有する。この例では、各グループの箔が、一直線に
なったスロット122により分離されて一直線になった
列130箔120の状態で配置される。しかし、前述し
たようにこのことは必ずしも必要ではない。
【0041】この例で、共通箔部分106は、共通箔部
分106の外側両先端が、変形していない状態のときで
さえ、図7と8の矢で示されているような担体が前に動
く方向に関して見ると、内側先端に対して後向に位置す
るように、各グループ100、102で傾いている。こ
のように箔120が後に動くことが好ましいが、必ずし
も必要ではない。これは、担体の箔に加えられた効力を
減少するために用いられてもよいデザインの選択であ
る。
【0042】図7は、グループ100、102の箔が、
パイプラインの壁140と係合することにより変形して
いる状態を表している。通常、どのような実施例でも、
変形が行なわれる範囲で、充填密度により左右される
が、箔が曲げられる半径の変形度は30%までであるこ
とが好ましい。半径の変形は、商X/L100%として
限定され、ここでLは、図8に示されているように箔の
変形していない自由な「高さ」であり、Xは、Lと箔の
変形している高さとの相違を表している。
【0043】図10から12に表されている第三の実施
例は、一般的にいって、担体が、たとえば、名目上内部
直径が204ミリメートル(8インチ)である伝送パイ
プラインを検査するのに使われることを目的としてい
る。担体は、2つの固体円筒形軟鋼160、162の間
に環状の永久磁石164をともなった前記軟鋼160、
162からなる本体を持っており、アセンブリはボルト
166によりいっしょに固定されている。担体は、箔の
2つのグループ168、170を有し、各グループは、
単独共通箔部分172を含む(図11、12)。各共通
箔部分172は、環状であり、本体部分、160、16
2上にある縮小された直径部分、174か176の上に
位置している。担体上に装架されてもよい磁場センサー
は、図10、11、12から省略されている。
【0044】共通箔部分のグループは、また、縮小され
た直径部分を取り巻くような介在環状スペーサー(図中
には示されていない)とともに、部品160、162の
それぞれ上にある肩部178、180と、輪、182、
184との間で固定される。それぞれの輪182、18
4は、縮小された直径部分174、176を取り囲み、
3つのネジ(186に示されているネジが1つ、ボルト
192、194により、該当の本部部分160か162
に固定されているさらに別の輪188か192に装架さ
れているネジ186が2つ)より共通箔部分のグループ
に対して力が押さえつけられている。
【0045】この例では、普通、各共通箔部分が、直径
85ミリメートルの中央開口部を持ち、V型スロット1
98により分離された、弾力的に変形することが可能な
完全である箔196を12枚有している。各共通箔部分
は、一般的に、厚さ0.125ミリメートルのフェライト
ステンレス鋼の薄板か、マルティンサイトステンレス鋼
の薄板から切り取られており、スペーサー(図中には示
されていない)も同じ材質から切り取られている。それ
ゆえ、充填密度は1となる。軟鋼を含めて、いかなる適
切な材質を共通箔部分に使用してもよい。
【0046】スロット198の頂点は、各肩部178、
180と、各輪182、184との最大直径と一致して
いる。そのような直径は、図11で破線200により示
されており、また、この例では、長さが115ミリメー
トルとなる。各共通箔部分172の全直径は、この例で
は代表的に、235ミリメートルであり、箔196は、
共通箔部分172の内部環状部分202の平面に対し
て、15度の角度でそれぞれ示されている。箔グループ
168、170は、共通箔部材172の外側両先端が、
図10から12に示されているように、変形していない
状態のときでさえ、図10の矢で示されている担体が前
に動く方向に関して見ると、内側先端に対して後向に位
置する状態になるように配置されている。
【0047】担体が、パイプライン中にあるとき、箔グ
ループ168、170が図7に示されているのと似たよ
うな方法で後向きに進む。この例では、各箔の長さは6
0ミリメートルであり、細長比は480ミリメートルで
ある。箔は、各グループ168、170中に、一直線に
なったスロット198により分離された列、210(図
10)で一列になっている箔196の状態で配置されて
いる。しかし、このことは必ずしも必要ではない。
【0048】図9、10、11で表された担体は、ビグ
を形成するのに少なくとももう一つ別の担体(図中には
示されていない)と列になって使用することを目的とし
ている。ピグは、パイプラインを通して、第二実施例に
関して説明したように、発生してきた液体圧力差によっ
て進む。上述されたそれぞれの実施例で、箔は、担体の
全重量を支えており、ピグがパイプラインに沿って進む
とき、箔もまた、パイプライン中の担体の動きによって
パイプの壁で発生する反力を受けやすい。
【0049】他の実施例(図中には示されていない)
で、担体の設計に左右されて、壁からのそのような反力
の合計の力が担体の全重量より少ないとき、箔は、担体
の重量を全部支えなくてもよい。しかし、全実施例にお
いて、本発明は、磁束をパイプの壁へ送り、またパイプ
の壁から送り返す箔によって、利用できる体積が効率的
に使用されることを可能とする。同じように支えること
を遂行するために(すなわち、全部の、または一部の担
体の重量や、壁の反力を支えること)、磁束を送るの
に、比較的もっと多くの金属を、利用できる体積中で収
容することができ、その結果として、鋼の剛毛を使用す
るのに比較して、高い磁気効率が得られる。逆に言え
ば、担体は、同じ高い磁気効率を持つとともに、湾曲部
分通過効率性が高くなる。(担体が比較的短い。) 設計を変えることは容易にできる。箔の変換は簡単であ
り、剛毛ブラシ部の形成部分などのような重い板を取り
替えることは必要ではない。箔に備える圧力/変形の特
性は、剛毛に比べて正確に予測でき、実験方法をあげれ
ば十分である。
【0050】箔は、磁石から、また磁石へ磁束を送るた
めの経路を提供し、また担体を支えるため懸架装置を提
供する。剛毛に比べて、箔は、同じ磁気機能や釣り下げ
機能を果たすのに、より少ないスペースで前記の特質が
設けられる。このことは、湾曲通過効率性が高いことが
必修条件であるパイプ検査をする担体において、特に重
要である。剛毛に比べて、箔は独立的であるので、もっ
と分析的に予測できるように動く。さらに、箔は、剛毛
に比較して、安価であり、特定の口径範囲に調節するか
合わせることがもっと容易にでき、また特定の磁気回路
にも合わせることができる。
【0051】箔の間隔の厚さに対する比率は、(箔がパ
イプライン検査担体上に装架されているものとして)箔
一枚が隣の箔に接触する状態となる半径方向の変形を決
める。この状態は、臨界点であって、これを超えると、
すべての箔が「くさび型に重なりあって」第一の箔の後
側において、パイプの壁と箔との間に空隙が形成される
状態となる。この影響は、担体が普通に検査している間
は、避けられることになる。しかし、この影響は、磁気
効力が、上記の空隙によって減少されるので、担体が制
限パイプ口径(クラッシュ口径)にさしかかったところ
で有益となる。普通の口径範囲内では、懸架装置が、箔
の半径方向圧縮をうまくこの臨界点の圧縮値以下におさ
えておくように、設計されなければならない。
【0052】比較してみると、剛毛の束内にある個別の
ワイヤ剛毛は、半径方向の変形値0からすぐに、隣合っ
ているワイヤ剛毛と干渉しあう傾向があり、本質的に磁
気回路の完成が、もっと不完全である。箔間隔と箔の厚
さの比率が1:1であることは、箔の独立性に半径方向
の圧縮が約30%までを、与えることになる。箔の先端
で磁気固定力によっておこされた余分な効力が、半径方
向の力/変形の特性を強化する原因となる。「スイープ
ブラシ」検査担体上で、この微妙な点を、もっと薄い箔
の使用を可能にすることによって、全担体抗力を減少さ
せるのに使用してもよい。磁気抗力は、担体を持ちあげ
るのに役立つ。箔は、他の部分と比べて薄い部分でいき
てくるという利点があり、この強力効果は、細長比が大
きくなればなるほど、顕著になる。それゆえ、設計士
は、箔のもっと広い適応範囲を持つのである。
【0053】比較的大きな変形に対して曲がってしまう
ことを避けるために、約300かそれ以上の細長比が、
フェライト材質には必要である。前もって傾斜した箔
(最適には約30度)は、剛性にたいした変化をおこす
ことなく、さらに、抗力のベースレベルを引き下げるこ
とができる(初期の半径方向の範囲が同じであるとすれ
ば)。抵抗力が大切であるところでこのことは行なう価
値がある。しかし、抗力対口径は、よくならない。
【0054】本発明は、また、タンクフロアか、タンク
ベースの状態を検査するのに使う検査担体にも適応す
る。タンクフロアが平らでないとき、箔は、タンクフロ
アに垂直な方向で曲がって、戻る必要がある。このこと
は、パイプ検査担体の場合、半径方向の圧縮、または回
復と呼ばれていたものである。タンクフロアが重なり合
っている板でできているところでは、箔はそのようにタ
ンクフロアが平らでないことに適応できるように、曲が
って、回復する必要がある。
【0055】本発明は、また、磁気検査装置にも適応す
る。この装置では、磁石と箔アセンブリとが検査される
べき板の方に動くか、板が磁石と箔アセンブリとを過ぎ
て動くかする。図13ないし図15は、曲がる種類の箔
を示している(例として、図7ないし図9、または図1
0ないし図12を参照)。しかし、次に言及すること
は、変形していない状態で平らである箔にも等しく適応
することと考えられる。
【0056】図面は、加工片、308に係合している先
端304、306を有する2つの箔、300、302を
図解して表している。ここで、加工片308は、どのよ
うな装置が使用されているかにより、パイプの壁でもよ
いし、タンクか板のベースでもよい。変形していない状
態での箔の高さは“L”で表されており、箔の厚さは
“t”で、互いに隣り合っている間の距離は“s”であ
る。
【0057】図13は、箔が変形していない状態を表し
ている。図14は、箔の一つ302の先端306が、も
う一つの箔300にちょうど係合するのに十分に曲がっ
たときの箔を表している。加工片308と先端304と
の間の角度“A”(各箔に対して同じである)は、その
とき箔のグループでは臨界点となる。さらに箔が変形す
ると図15で示されたような位置になってしまう。
【0058】図15で、1つのグループのすべての箔
が、「くさび型に重なり合って」しまい、加工片308
に接触している唯一の箔は、310にある第一の箔だけ
である。残りの箔は、加工片308から離れて持ちあが
ってしまい、空隙312が、箔のグループと加工片30
8との間にある磁気回路にできてしまう。空隙が現われ
ることで、担体の動く方向“C”と反対に矢の示す方向
“B”で、加工片308の表面に沿って働く磁気抗力が
小さくなる。
【0059】臨界点となる角度“A”は、充填密度s/
tの関数であり、そこで箔は、曲がり角度“D”で曲げ
られる。1から2に変化する実際の充填密度を得るため
には、極限は30度から20度の間で変化する。その極
限を越えるまでは、互いに隣り合っている箔の間で干渉
がおこらずに(ワイヤの剛毛束ではおこるが)、それ
で、全アセンブリの懸架特性が正確に計算される。ここ
までの点で、機械的履歴現象がほとんどないということ
にも注目される。極限角度に達した圧縮度(すなわち、
パイプライン検査の場合、半径応力)は、箔の変形の形
に左右される。この変形の形は、変形が30%圧縮の範
囲内で生じるようなすべての実用目的において、箔の幾
何学的形状や負荷状態にかかわりなく正確に計算されえ
る。
【0060】箔の曲折は、その箔の細長比L/tに左右
される。曲折が、ある材質が与えられたときおこる以下
の最小L/t率がある。磁束にさらされている箔では、
飽和した箔で、正規化された磁気固定力はL/tに比例
して変化することが示される。すなわち、同じL/tで
は、同じ正規化された特性が得られる。それゆえ、すべ
ての箔をおおっている曲線が容易につくり出される。正
規化された負荷は、負荷値を箔に与えられるオイラー座
屈負荷で割った結果得られる。それから、磁束がない場
合、箔と加工片308との間に摩擦係数がある場合、曲
がり角度“D”がある場合は、いつも同じ正規化された
力/圧縮曲線を得る。
【0061】箔に使われる適切な材質の特性の中には、
高い降伏応力、すぐれた磁気特性があり、薄い部分でそ
の材質を利用でき、さらに好ましくはすぐれたさび止め
特性があることである。このような例として、EN56
A(英国基準BS970 410S21)、EN60
(英国基準1449)、EN57(英国基準1449、
2056、1554)、EN43(英国基準1449)
がある。
【0062】
【発明の効果】本発明によれば、加工片を通り過ぎて動
くか、または加工片が装置を通り過ぎて動く磁気検査装
置で、加工片を連続的に検査することのできる磁気検査
装置を提供することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、第一実施例の垂直縦断面図である。
【図2】図2は、第一実施例で用いられた箔の正面図で
ある。
【図3】図3は、図2で表されている箔の先端図であ
る。
【図4】図4は、第一実施例で用いられたスペーサーの
正面図である。
【図5】図5は、図4で表されているスペーサーの先端
図である。
【図6】図6は、第二実施例を表している。
【図7】図7は、第三実施例の垂直縦断面図である。
【図8】
【図9】図9は、図8で示された一組の箔の一断片の正
面図である。
【図10】図10は、第四実施例の垂直縦断面図であ
る。
【図11】図11は、それぞれ、図10で示された実施
例で使用された箔の正面図と先端図である。
【図12】図12は、それぞれ、図10で示された実施
例で使用された箔の正面図と先端図である。
【図13】図13は、箔の断片図であり、さらに、変形
が大きくなっていく箔の状態を図解している。
【図14】図14は、箔の断片図であり、さらに、変形
が大きくなっていく箔の状態を図解している。
【図15】図15は、箔の断片図であり、さらに、変形
が大きくなっていく箔の状態を図解している。
【符号の説明】
12 パイプラインの最小口径 14 パイプラインの最大口径 16 担体 20 コイル 24、26 箔のグループ 25 箔 28 センサーアセンブリ 32、34 変形した状態の箔 59 共通箔部分 60、62 外側先端 63 V型介在スロット 65 中央開口部 69 スペーサー 100、102 箔 104 共通箔部分 122 V型スロット 168、170 箔グループ 172 共通箔部分 174、176 縮小された直径部分 178、180 肩部 198 V型スロット 312 空隙
フロントページの続き (72)発明者 ロジャー フィリップ アッシュワース イギリス ニューキャッスル アポン タ イン エヌイー12 9エヌアール フォレ スト ホール ノーザンバーランド アベ ニュー 30

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 磁気検査装置が加工片を通りすぎて動く
    か、または前記加工片が前記装置を通りすぎて動くかす
    ることにより、加工片を漸進的に検査することを目的と
    している前記磁気検査装置において、前記装置が、前記
    加工片に係合することを目的としている複数の先端を持
    つ箔の2つのグループを有しており、前記グループが、
    前記先端から離れた箔の両先端で、磁気的に磁性のソー
    スに結合しており、前記箔が、箔の平面に対して横向き
    になった第一の方向に、弾力的に変形することができ、
    各グループの各箔が、介在空間により前記第一の方向
    で、隣接する箔から離されており、介在スロットにより
    前記第一の方向に対して横向きになった第二の方向で、
    隣接する箔から離されていることを特徴とする前記磁気
    検査装置。
  2. 【請求項2】 各グループに多数の共通箔部材があり、
    その各共通箔部材はいくつかの箔が集まって完全になっ
    ており、前記共通箔部材は、それぞれ、介在スペーサー
    により離されており、その結果として、互いに隣接する
    箔の間に前記介在空間を設けることを特徴とする請求項
    1に記載の磁気検査装置。
  3. 【請求項3】 前記各グループで前記各共通箔部材が環
    状であることを特徴とする請求項2に記載の磁気検査装
    置。
  4. 【請求項4】 前記各グループで前記共通箔部材が円錐
    台形をしていることを特徴とする請求項3に記載の磁気
    検査装置。
  5. 【請求項5】 前記各グループで前記共通箔部材が扇形
    をしていることを特徴とする請求項2に記載の磁気検査
    装置。
  6. 【請求項6】 各箔の長さが、その厚さの少なくとも2
    00倍であり、前記各グループで互いに隣り合っている
    箔の間の距離を前記箔の厚さで割った値が1から2の範
    囲であることを特徴とする請求項1ないし5のいずれか
    1項に記載の磁気検査装置。
  7. 【請求項7】 箔が変形していないときでさえ、箔の先
    端が、前記装置の動く方向に関して見ると、内側両端に
    対して後向に位置するか、または、前記加工片が動くと
    き、箔の先端が、前記装置の動く方向に関して見ると、
    箔の両端に対して後向きに位置するかのように箔が傾い
    ていることを特徴とする請求項1ないし6のいずれか1
    項に記載の磁気検査装置。
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