JP2000354314A - 管内への線状体布設用治具および線状体布設方法 - Google Patents

管内への線状体布設用治具および線状体布設方法

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JP2000354314A
JP2000354314A JP16105999A JP16105999A JP2000354314A JP 2000354314 A JP2000354314 A JP 2000354314A JP 16105999 A JP16105999 A JP 16105999A JP 16105999 A JP16105999 A JP 16105999A JP 2000354314 A JP2000354314 A JP 2000354314A
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JP
Japan
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jig
linear body
laying
cable
pipeline
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JP16105999A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Kamoshita
博史 鴨志田
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Hitachi Cable Ltd
Original Assignee
Hitachi Cable Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 線状体の引入布設および引抜撤去がスムーズ
に行える管内への線状体布設用治具および線状体布設方
法を提供する。 【解決手段】 管路2内の底部に布設された既設ケーブ
ル3に沿って線状体4を追加して布設するための治具1
であって、上記既設ケーブル3を上方から抱き込むよう
に形成され既設ケーブル3に沿って移動自在な治具本体
5と、該治具本体5に既設ケーブル3の軸方向に沿って
形成され線状体4が通線される通線穴12と、上記治具
本体5に既設ケーブル3を挟んでその左右にそれぞれ形
成され管路内周面2aに当接する摺動部13とを備え、
治具全体1の重心が上記摺動部13付近またはそれより
下方に設定されているもの。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、管内への線状体布
設用治具および線状体布設方法に関する。
【0002】
【従来の技術】既設のケーブルが布設された管路内に新
たな線状体を布設する方法としては、例えば線状体がプ
ラスチックパイプ等の場合には、そのプラスチックパイ
プを管路端部から押し込み、管路内に布設する方法があ
る。また、線状体がケーブルの場合には、竹通しでワイ
ヤを管路に通線し、そのワイヤにケーブルを接続して牽
引することにより、ケーブルを管路内に布設する方法が
ある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述の方法に
よって管路内に線状体を布設すると、多数の回線(線状
体)を布設した場合には、線状体の布設自体は可能であ
るが、引き抜きが不可能になる可能性がある。
【0004】以上の事情を考慮して創案された本発明の
目的は、線状体の引入布設および引抜撤去がスムーズに
行える管内への線状体布設用治具および線状体布設方法
を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成すべく本
発明に係る管内への線状体布設用治具は、管路内の底部
に布設された既設ケーブルに沿って線状体を追加して布
設するための治具であって、上記既設ケーブルを上方か
ら抱き込むように形成され既設ケーブルに沿って移動自
在な治具本体と、該治具本体に既設ケーブルの軸方向に
沿って形成され線状体が通線される通線穴と、上記治具
本体に既設ケーブルを挟んでその左右にそれぞれ形成さ
れ管路内周面に当接する摺動部とを備え、治具全体の重
心が上記摺動部付近またはそれより下方に設定されてい
るものである。
【0006】また、本発明に係る管内への線状体布設方
法は、管路内の底部に布設された既設ケーブルに沿って
線状体を追加して布設する方法であって、管路内周面に
摺接しつつ既設ケーブルに沿って移動自在であり線状体
の通線穴が形成された治具を複数用意し、各治具を連結
ワイヤで所定間隔を隔てて複数直列に連結し、先頭の治
具の通線穴に線状体引入ワイヤを接続してそれを後列の
治具の通線穴に順次挿通し、それら各治具を牽引によっ
て管路内に引き入れた後、線状体引入ワイヤに線状体を
接続して各通線穴に引き込むことにより線状体を既設ケ
ーブルに沿って布設するようにしたものである。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明の一実施形態を添付図面に
基いて説明する。
【0008】図2は本実施形態に係る管内への線状体布
設用治具の説明図、図1はその線状体布設用治具の使用
状態を示す説明図である。かかる線状体布設用治具1
は、管路2内の底部に布設された既設ケーブル3に沿っ
て線状体4を追加して布設する際に用いられる。
【0009】図示するように、線状体布設用治具1は、
既設ケーブル3を上方から抱き込むように形成された治
具本体5を有する。治具本体5は、ケーブル3の上部に
配置された上部部材5aと、ケーブル3の側部に配置さ
れた下部部材5bとからなり、ケーブル3に沿って移動
自在となるように形成されている。
【0010】上部部材5aは、ケーブル3の上部周方向
に沿って略C字状に湾曲形成された板体6を有し、その
板体6がケーブル3の軸方向に所定間隔を隔てて2枚配
置されて構成されている。下部部材5bは、上部部材5
aの下部にケーブル3を挟むようにそれぞれボルト7に
よって取り付けられており、ケーブル3の側部周方向に
沿って湾曲成形された板体8を有する。
【0011】下部部材5bは、ボルト7によって上部部
材5aに取り付けられる取付部9と、取付部9、9の間
に設けられケーブル3の側部周方向に沿って湾曲成形さ
れた板体8とからなる。上部部材5aおよび下部部材5
bのケーブル3に臨む部分11は、円状に滑らかに形成
されており、ケーブル3の表面から所定間隔Lが隔てら
れ、少なくともケーブル3を半周以上囲繞する寸法に形
成されている。これにより、かかる上部部材5aと下部
部材5bとからなる治具本体5は、ケーブル3に案内さ
れて脱線することなくそれに沿って移動自在となる。
【0012】上部部材5aには、線状体4が通線される
通線穴12が、ケーブル4の軸方向に沿って形成されて
いる。通線穴12の穴縁周囲は、線状体4を傷付けない
ように、エッジが丸められている。図例では、通線穴1
2は、ケーブル4の周方向に所定間隔を隔てて複数(5
個)形成されているが、1個以上であれば何個でもよ
い。また、図例では、通線穴12は、長円状に形成され
ているが、円状であってもよい。但し、通線穴12を長
円にすれば、そこに通線される線状体4の左右方向への
遊びが大きくなるので、管路2が左右方向にカーブして
いる箇所において線状体4に加わるストレスが小さくな
る。
【0013】下部部材5bには、ケーブル3を挟んでそ
の左右に位置させて、それぞれ管路2の内周面2aに当
接する摺動部13が、ボルト14によって装着されてい
る。摺動部13は、ボルト14によって下部部材5bに
装着されるロッド状の装着部15と、装着部15の両端
部に設けられ樽状に形成されて実質的に管路内周面2a
に当接する当接部16とかなる。かかる摺動部13は、
図1(b) に示すように当接部16が管路内周面2aに当
接したとき、治具本体5とケーブル3との間に所定間隔
Lが形成される寸法に設定されている。
【0014】摺動部13の材質は、管路内周面2aとの
摩擦抵抗を小さくすべく、油含浸プラスチック、ナイロ
ン、テフロン等の低摩擦係数の材質が用いられる。な
お、かかる低摩擦係数の材質は、摺動部13の当接部1
6のみに用いられてもよい。他方、それ以外の部品(治
具本体5、摺動部13の装着部15)の材質は、使用環
境を考慮し、耐蝕性に優れ且つ鋳造性の高い材質、例え
ばアルミ合金、銅系合金(黄銅)、マルテンサイト系ス
テンレス等が用いられる。また、これらの材質は、非磁
性体であるため、単心ケーブル3が布設されている管路
2に使用しても、誘導の問題が生じない。
【0015】上記構成からなる線状体布設用治具1は、
その重心位置が摺動部13付近またはそれより下方に位
置するように、各部の形状・重量・材質が設定されてい
る。すなわち、治具本体5を、上部部材5aと下部部材
5bとから構成し、その上部部材5aを比較的薄い2枚
の板体6、6から構成することにより、相対的に上部部
材5aを下部部材5bよりも軽量とし、全体の重心位置
を摺動部13付近またはそれより下方に下げているので
ある。この場合、下部部材5bが重心位置を下げるため
の「重り」として機能する。
【0016】以上の構成からなる線状体布設用治具1を
用いて、図3乃至図5に基き、管路2内の底部に布設さ
れた既設ケーブル3に沿って線状体4を追加して布設す
る方法について説明する。
【0017】先ず、図3に示すように、ケーブル3布設
後の管路2に、治具引入用ワイヤ17を竹通しで通線す
る。次に、前述した図2に示す治具1を連結ワイヤ18
で所定間隔(図例では1m間隔)を隔てて複数直列に連
結する。連結ワイヤ18は、各治具1の摺動部13(当
接部16)に、夫々取り付けられる。次に、先頭の治具
1の通線穴12に線状体引入ワイヤ19を接続してそれ
を後列の治具1の通線穴12に順次挿通する。
【0018】次に、その先頭の治具1の連結ワイヤ1
8、18を集合させて、そこに上記治具引入用ワイヤ1
7に接続し、治具引入用ワイヤ17を引っ張ることによ
り、各治具1を既設ケーブル3に係合させこれをガイド
としつつ順次管路2内に引き入れる。このとき、各治具
1は、管路2内の既設ケーブル3に、これを少なくとも
半周以上は抱き込むように係合されるため、ケーブル3
から脱線することはない。
【0019】また、各治具1は、管路2内を移動すると
き、摺動部13(当接部16)のみが管路内周面2aに
摺接するため、その材質(油含浸プラスチック等)の特
性および樽型形状とも相俟って抵抗が極めて小さくな
り、スムーズに引き込むことができる。また、各治具1
はその重心が摺動部13付近またはそれより下方に位置
しているため、摺動部13(当接部16)による左右か
らの支持とも相俟って安定して管路2内を移動する。
【0020】こうして、各治具1を管路2内に引き込
み、先頭の治具1が管路2の反対側まで至ったならば、
最後列の治具1の通線穴12に通線された線状体引入ワ
イヤ19に、紡錘状のアタッチメント20を介して新た
に布設すべき線状体4を接続し、先頭の治具1の通線穴
12に接続された線状体引入ワイヤ19を取り外して引
っ張る。これにより、図4に示すように、線状体4が各
治具1の通線穴12内を通線して既設ケーブル3に沿っ
て管路2内に引き込まれる。このとき、各通線穴12の
エッジが丸められているため、線状体4が傷付くことは
なく、また、アタッチメント20は、紡錘状なので通線
穴12を通過するときの抵抗が小さい。
【0021】かかる作業を、布設を必要とする線状体4
の数に応じた通線穴12について夫々行うことにより、
図5に示すように、線状体4の布設が完了する。布設完
了後、不要となったため又は点検等するために任意の線
状体4を引き抜くときには、各線状体4が各治具1の各
通線穴12に管路内周面2aから浮いた状態で夫々独立
に支持されているので、他の線状体4および管路内周面
2aと干渉することなくスムーズに引き抜くことができ
る。
【0022】なお、各治具1は、その材質がアルミ合金
や油含浸プラスチック等からなっているので、単心ケー
ブル3等の誘導が懸念される場合であっても、問題なく
使用できる。
【0023】
【発明の効果】以上説明したように本発明にかかる管内
への線状体布設用治具および線状体布設方法によれば、
線状体の引入布設および引抜撤去をスムーズに行うこと
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示す「管内への線状体布
設用治具」の使用状態を示す説明図であり、図1(a) は
側面図、図1(b) は図1(a) のI-I 線断面図である。
【図2】上記線状体布設用治具の説明図であり、図2
(a) は側面図、図2(b) は図2(a) のII-II 線断面図で
ある。
【図3】上記線状体布設用治具を用い、管路内の底部に
布設された既設ケーブルに沿って線状体を追加して布設
する方法を示す第1工程図である。
【図4】続く第2の工程図である
【図5】続く第3の工程図である。
【符号の説明】
1 線状体布設用治具 2 管路 2a 管路内周面 3 既設ケーブル 4 線状体 5 治具本体 12 通線穴 13 摺動部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 管路内の底部に布設された既設ケーブル
    に沿って線状体を追加して布設するための治具であっ
    て、上記既設ケーブルを上方から抱き込むように形成さ
    れ既設ケーブルに沿って移動自在な治具本体と、該治具
    本体に既設ケーブルの軸方向に沿って形成され線状体が
    通線される通線穴と、上記治具本体に既設ケーブルを挟
    んでその左右にそれぞれ形成され管路内周面に当接する
    摺動部とを備え、治具全体の重心が上記摺動部付近また
    はそれより下方に設定されていることを特徴とする管内
    への線状体布設用治具。
  2. 【請求項2】 管路内の底部に布設された既設ケーブル
    に沿って線状体を追加して布設する方法であって、管路
    内周面に摺接しつつ既設ケーブルに沿って移動自在であ
    り線状体の通線穴が形成された治具を複数用意し、各治
    具を連結ワイヤで所定間隔を隔てて複数直列に連結し、
    先頭の治具の通線穴に線状体引入ワイヤを接続してそれ
    を後列の治具の通線穴に順次挿通し、それら各治具を牽
    引によって管路内に引き入れた後、線状体引入ワイヤに
    線状体を接続して各通線穴に引き込むことにより線状体
    を既設ケーブルに沿って布設するようにした管内への線
    状体布設方法。
JP16105999A 1999-06-08 1999-06-08 管内への線状体布設用治具および線状体布設方法 Pending JP2000354314A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103532054A (zh) * 2013-09-30 2014-01-22 无锡市神力通信工程有限公司 电缆敷设的线号管
CN115102105A (zh) * 2022-07-05 2022-09-23 惠州市广信电气工程有限公司 一种线槽铺线用引线装置

Cited By (3)

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