JPH05215651A - 試験装置 - Google Patents

試験装置

Info

Publication number
JPH05215651A
JPH05215651A JP1998892A JP1998892A JPH05215651A JP H05215651 A JPH05215651 A JP H05215651A JP 1998892 A JP1998892 A JP 1998892A JP 1998892 A JP1998892 A JP 1998892A JP H05215651 A JPH05215651 A JP H05215651A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
force
unit
test apparatus
test
section
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP1998892A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3107631B2 (ja
Inventor
Yasuyuki Nakada
康之 中田
Mitsuru Shiraishi
満 白石
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu Ltd filed Critical Fujitsu Ltd
Priority to JP04019988A priority Critical patent/JP3107631B2/ja
Publication of JPH05215651A publication Critical patent/JPH05215651A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3107631B2 publication Critical patent/JP3107631B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 試験対象物の特性をロボット等を用いて評価
する為に特定の操作を所定回数実行させる装置に於い
て、ロボットに操作の軌道を教示すること無く、又操作
中に対象物を試験装置から取り外す事なく、疲労度等の
物理的特性を容易に測定する。 【構成】 把持操作部2が特定の操作を実行する間に被
試験対象物から受ける力を検出する力検出部4、その出
力に応答する力制御部7、被試験対象物の存在位置を検
出する位置検出部3、その出力に応答する位置制御部
6、力制御部7と位置制御部6の情報から、把持操作部
を制御する操作制御部5に対して力制御指令値及び位置
制御指令値の少なくとも一方を供給する動作シークエン
ス生成部10とからなる制御系と有し、且つ把持操作部
2が特定の操作を連続して反復実行している間に被試験
対象物の特性評価を実行し、停止条件、疲労等の評価条
件を発生する通知手段11を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、被試験対象物に特定の
操作を所定回数実行させて、当該被検査対象物の特性を
評価する試験装置に関するもので有って、特に詳しく
は、試験対象物に対して特定の試験の為の操作を繰り返
して与える事によって当該試験対象物の特性、特に物理
的特性を評価するロボット機能を有する試験装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】本発明は、上記した様に、特にロボット
の制御装置に係わり、力制御動作と位置制御動作を組み
合わせて例えばラップトップパソコンや端末装置の蓋の
連続開閉動作を実行し、蓋の支持部分の耐久性を検査す
るロボットを使用した開閉装置及びその制御方法に関す
るものであるが、従来は、パソコン、端末装置の軽量
化、小型化に伴い、製品の構成材料は軽量化、薄肉化さ
れる傾向にある。
【0003】ラップトップパソコン等では蓋を開閉する
際、可動部分に力が加わるため材料が薄くなると強度、
耐久性が問題がでてくる。そこで、設計、試作段階で製
品の耐久度を調べておく必要がある。従来、試作された
製品の開閉試験は人手あるいは専用機で行われていた。
しかし、耐久試験は数千〜数万回行われるため、人手で
試験するときには大きな負担となっていた。
【0004】また、専用機で試験する時には蓋の回転軌
道を教示する必要があり、軌道を教示する際の設定が煩
雑であった。更に、疲労度を測定するには、開閉装置か
ら試作した製品を外してトルク計などで測り、測定後に
再度軌道の教示を行う必要があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、上記
した従来技術の欠点を改良し、上記した様な試験対象物
に対してロボット等を用いてその部品等の特性を評価す
る為に特定の操作を所定回数実行させる装置に於いて、
当該ロボットに当該操作の軌道を教示することを必要と
せず、当該所定の操作を実行中に該試験対象物を当該試
験装置から取り外す事なく、疲労度等の物理的特性を容
易に測定する事の出来る試験装置を提供するものであ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上記した目的を
達成するため、以下に記載されたような技術構成を採用
するものである。即ち、被試験対象物に特定の操作を所
定回数実行させて、当該被検査対象物の特性を評価する
試験装置で有って、当該試験装置は、被試験対象物の所
定の部分を把持して該被試験対象物に特定の操作を付与
する把持操作部、該把持操作部が該特定の操作を実行す
る間に当該被試験対象物から受ける力を検出する力検出
部、該力検出部の出力に応答して該把持操作部に対して
力制御を行う力制御部、該被試験対象物の存在位置を検
出する位置検出部、該位置検出部の出力に応答して該被
試験対象物の位置を制御する位置制御部、該力制御部と
位置制御部の情報から、該把持操作部を制御する操作制
御部に対して力制御指令値及び位置制御指令値の少なく
とも一方を供給する動作シークエンス生成部とから構成
された制御系と有しており、且つ該把持操作部が該特定
の操作を連続して反復実行している間に当該被試験対象
物の特性評価を実行する手段が設けられている試験装置
である。
【0007】
【作用】本発明に係る試験装置に於いては、上記した様
な技術構成を採用しているので、ロボット等の機構から
なる把持操作部が、当該試験対象物の部品の動作に応答
する軌道を、位置検出部からの位置情報と力検出部から
の力情報を適宜の演算処理により自動的に求めて、記憶
させておき、以後の操作は、該記憶された軌道情報を基
に、該把持操作部に位置を逐次演算しながら当該軌道に
沿って該把持操作部を移動させる様に操作し、係る操作
を連続的に繰り返す間に該試験対象物の物理的特性に関
する情報も収集して、当該試験対象物の特性評価するも
のであるから、当該試験対象物に関する特性評価が迅速
に実行しえるものである。
【0008】
【実施例】以下に、本発明に係る試験装置の具体例を図
面を参照しながら詳細に説明する。即ち、図1は、本発
明に係る試験装置の原理を説明する図であると同時に、
本発明に係る試験装置の一具体例を示すブロックダイア
グラムである。
【0009】図1に於いては、被試験対象物に特定の操
作を所定回数実行させて、当該被検査対象物の特性を評
価する試験装置1が示されており、当該試験装置1は、
被試験対象物の所定の部分を把持して該被試験対象物に
特定の操作を付与する把持操作部2、該把持操作部2が
該特定の操作を実行する間に当該被試験対象物から受け
る力を検出する力検出部4、該力検出部4の出力に応答
して該把持操作部2に対して力制御を行う力制御部7、
該被試験対象物の存在位置を検出する位置検出部3、該
位置検出部3の出力に応答して該被試験対象物の位置を
制御する位置制御部6、該力制御部7と位置制御部6の
情報から、該把持操作部を制御する操作制御部5に対し
て力制御指令値及び位置制御指令値の少なくとも一方を
供給する動作シークエンス生成部10とから構成された
制御系と有しており、且つ該把持操作部が該特定の操作
を連続して反復実行している間に当該被試験対象物の特
性評価を実行し、停止条件、疲労等の評価条件を発生す
る通知手段11が設けられている試験装置である。
【0010】更に本発明に係る試験装置に於いては、該
把持操作部によって測定されたすべての測定データが格
納される測定データ記憶部12が設けられているもので
ある。本発明に係る試験装置に於いて試験を受ける被試
験対象物は、それが実用に供される場合に、特定の同一
動作が繰り返し反復して実行される様な構成を有してい
るものであって、該被試験対象物としては、ラップトッ
プパソコン、ワープロ、その他多数の装置、機械、機器
が対象になるものであり、特に対象となる機器類は例え
ば開閉部、切替部、摺動部、回転部、押圧部、伸縮部等
を有するものである事が好ましい。
【0011】又、係る試験対象物に於ける該特性評価
は、被試験対象物の所定の部品における疲労度、破壊
度、変形度、摩耗度、劣化度、脆化度等に関する物理的
特性である事が好ましい。更に、本発明に係る試験装置
に於いて、当該被検査対象物の特性を評価する為に該被
試験対象物に特定の操作を所定回数実行させる目的で、
被試験対象物の所定の部分を把持して特定の操作を付与
する把持操作部2は、特に限定されるものではないが、
当該試験対象物の試験対象部品を把持する機能と該部品
の動作の方向に一致する軌道に沿って移動しえる機能、
更には、その位置と特定の操作を実行している間に該試
験対象物から受ける力とを検知する機能を有している事
が望ましい。
【0012】その一例として、通常マニュピレータと称
されるロボットの一種を使用する事も可能である。図2
は、本発明に係る試験装置の一例を示す概略図であり、
ラップトップパソコン20の蓋部21の開閉操作を試験
する場合を示したものであり、該ラップトップパソコン
20の蓋部21の先端を把持する把持部24と該把持部
24に接続され、該把持24が該蓋部21から受ける力
の程度及びその方向を検出する力覚センサ25とを含む
マニュピレータ23、即ち、把持操作部が使用され、該
把持操作部は、適宜の数のアーム26〜28により試験
装置のX、Y、Zの3軸を有する機台部30に適宜の電
動モータを含む間接部を介して取付けられている。
【0013】尚、該各アームの接続部にも所定の間接部
が設けられている。以下、本発明に係る試験装置の具体
例を図2に示すラップトップパソコン20の蓋部21の
開閉操作を試験する場合に付いて説明するが、本発明は
係る具体例に限定されるものではない事は、言うまでも
ない。図1において制御対象、力検出部、力制御部、操
作部が構成する力制御ループでは、把持操作部2である
ロボットの先端に取りつけられた力検出部(6軸力覚セ
ンサ)25で検出された力Fと力制御部7へ指令された
力指令F0 の差F−F 0 をゼロにするように操作制御部
5へ操作指令を送り、把持操作部2を動作させる。同様
に、把持操作部、位置検出部、位置制御部、操作制御部
が構成する位置制御ループでは、把持操作部の位置検出
部3で検出されたロボットの先端位置Xと位置制御部6
へ指令された位置指令X0 の差X−X0 を、ゼロにする
ように操作制御部5へ操作指令を送り、把持操作部を動
作させる。力制御ループで実行される力制御動作と位置
制御ループで実行される位置制御動作から適当な動作シ
ーケンスを組合せて、蓋21の開閉動作を実行する。
【0014】蓋21の開閉動作では、ロボットの把持部
24が把持している点は蓋21の支持部分を中心とした
円軌道を描く。蓋21の開閉動作は、円の法線方向の力
がゼロになるように力制御を行い、円の接線方向へ把持
点を移動するように位置制御を行って実行する。そこ
で、ロボットと蓋の接触力から把持点の法線方向を算出
する法線ベクトル算出部8と、算出した法線ベクトルと
動作シーケンス生成部10から指示された進行方向とか
らロボットの移動方向を算出する移動方向ベクトル算出
部9を用いて、開閉動作のためのロボットの軌道を生成
する。
【0015】蓋21の開閉動作は、上記したように毎回
力制御動作と位置制御動作の組合せで行ってもよいが、
一度、円軌道が算出されれば、位置制御動作のみでロボ
ットがその円軌道を移動するように指令しても実行でき
る。そこで、位置制御動作のみで開閉する場合は、円軌
道算出部13が設けられ、上記の様にして、少なくとも
一回当該蓋21の開閉操作を実行する事により、該蓋部
21の描く円軌道が決定されるので、その情報を該円軌
道算出部13に記憶させておく。
【0016】つまり、第1回目に得られた情報の内、力
制御と位置制御の組み合わせて実行した開閉動作中の各
把持点における倣い座標系を該円軌道算出部13内に形
成させておき、第2回目以降の反復繰り返し操作に於い
ては、その都度、該把持点が描く円軌道を、位置情報か
ら逐次算出し、算出した円軌道のデータを動作シーケン
ス生成部へ受け渡す事により同じ操作が実行される事に
なる。
【0017】動作シーケンス生成部10では、記憶して
あるシーケンスに従って動作を順次実行し、動作に必要
なパラメータ、位置指令、速度指令、力指令を力制御
部、位置制御部へ指令する。蓋の開閉動作は、力制御動
作・位置制御動作の組合せで行う場合と、位置制御動作
のみで行う場合があり、それぞれの開閉動作に対応した
動作シーケンスの選択を行う。
【0018】蓋の開閉を力制御動作・位置制御動作の組
合せで行ったときに得られた、法線ベクトル、移動方向
ベクトル等のデータは、動作終了後に円軌道算出部13
へ転送する。蓋の支持部の耐久度を調べるための開閉時
の位置データ、力データは測定データ記憶部へ適当なタ
イミングで転送する。動作シーケンス生成部10には、
停止条件・疲労条件通知部11が備えられており、予め
与えられた停止条件、疲労条件を満たした時に、通知信
号を発生し、実行している動作シーケンスの切り換え、
停止を行う。
【0019】測定データ記憶部12は、動作シーケンス
記憶部10から送られてきた位置データ、力データを記
憶する。全ての開閉動作終了後、記憶してあるデータを
収集、解析することによって耐久性を求めることができ
る。以上のように制御対象となるロボットアームに、制
御装置を接続して、自動的に開閉軌道を算出し、蓋の支
持部分の耐久度を測定する開閉装置を実現する。
【0020】次に、本発明に係る試験装置の具体例を図
3を参照しながら説明する。図3は、本発明に係る試験
装置の具体例の構成を示すブロックダイアグラムであ
り、基本的な構成は、図1の同一であるが、幾つかの構
成部分が詳細に説明されている。即ち、本具体例に於い
ては、図3に示すように、アーム51の制御を行う操作
部5を備えている。この操作部5はサーボ・モータ52
aと、パワー・アンプ52bと、D/Aコンバータ52
cと、補償器52dとを有している。
【0021】また、本発明に係る試験装置は、マニプレ
ータ51の図示しないハンド部の先端位置の検出を行う
位置検出部3を備えており、この位置検出部3はカウン
タ及びエンコーダ36aとタコ・メータ36bとを有し
ている。更に、該試験装置は、マニプレータ51のハン
ド部が受ける力の検出を行う力検出部4を備えている。
この力検出部4は力覚センサ43aとハンド部座標系か
らロボット基準座標系への座標変換部43bとを有して
いる。
【0022】更にまた、該試験装置の力制御部7は、力
検出部4により検出された力Fと動作シークエンス生成
部10に於いて予め定められた設定力(力指令F0 )と
の差を算出する偏差部74a及び力フィードバックゲイ
ン74に基づいて力速度指令信号Vf を発する様に構成
されており、又位置制御部6は、位置検出部3で検出さ
れた位置Xと動作シークエンス生成部10に於いて予め
定められた位置指令X O との差を算出する偏差部65a
及び位置フィードバックゲイン65に基づいて速度指令
信号Vp を発する様に構成されている。
【0023】更に、該試験装置は、動作シーケンス生成
部10から指令される目標速度と前記力制御部7及び位
置制御部6から出力された速度についての加算を行う加
算部30bと、加算された速度をマニプレータ51の各
関節の角速度θ’に変換する逆ヤコビ変換部30aとを
有している。又、該位置検出部3と 該位置制御部6と
の間には座標変換部100が設けられており、該座標変
換部100では、位置検出部3で検出されたマニプレー
タの関節角θS を基準座標系での位置Xに変換する。
【0024】動作シーケンス生成部10では、力制御動
作、位置制御動作のシーケンス生成、目標力、目標位
置、目標速度、制御パラメータの設定、円軌道算出のた
めの倣い座標系データの転送、疲労計測のための開閉動
作時の位置・力データの転送、を行う。又、該動作シー
ケンス生成部10は、作業の動作シーケンスを記述した
プログラム10a、オペレータが与えた停止条件、疲労
条件によって動作シーケンスの停止、切り換えを通知す
る停止条件・疲労条件通知部11から構成される。
【0025】測定データ記憶部12は、動作シーケンス
記憶部10から送られてきた位置データ、力データを記
憶する。又、該試験装置には、倣い動作で得た倣い座標
系のデータから位置制御動作のみで開閉動作を行うため
の円軌道を算出する、円軌道算出部13がある。次に、
以上のような構成を有する試験装置の各部の動作に付い
て詳細に説明する。
【0026】先ず、力覚センサ43aで検出された力F
h は、把持部23の座標、即ちハンド部座標系で記述さ
れており、座標変換部43bにより機台30を基準とす
る基準座標系での力Fに変換される。つまり、ハンド部
座標系を直交座標系とし、反力をゼロに保つように力制
御を行う力制御方向の単位ベクトルをn、nに直交する
位置制御方向の単位ベクトルをo、aとする。ただし、
n、o、aは、 a=n×o を満たすものとする。
【0027】そこで、n、o、aを基準座標系で記述す
ると、
【0028】
【数1】
【0029】で表される。Tは、転置行列を示す。各ベ
クトルの成分は、関節角θs を例えば同次変換やデナヴ
ィト─ハルテンベルグ(Denavit-Hartenberg)記法で変
換して求めることができる。又力覚センサ43aで検出
された力Fh を基準座標系での力Fへ変換する座標変換
行列は並進3自由度、回転1自由度の場合、
【0030】
【数2】
【0031】となる。力フィードバックゲインcf は、
基準座標系に関して、
【0032】
【数3】
【0033】で与えられる。また、位置フィードバック
ゲインcp は同様にして、
【0034】
【数4】
【0035】で与えられる。係る本発明の構成に於い
て、先ず該把持部を所定の軌道に沿って移動させる為の
座標系、即ち該蓋部21の先端部が描く円軌道の座標の
算出方法を以下に説明する。先ず、該試験装置が最初に
該蓋部を動かす様に操作する場合には、係る蓋部21の
先端部が描く円軌道の座標が全く該試験装置内には存在
していないので、蓋の開閉軌道が不定である。 係る場
合には、力制御動作と、位置制御動作の組合せで、動作
方向を自動的に生成しながら蓋を開閉する操作を1サイ
クル実行しその時に得られたデータをもとに円軌道の座
標を求める事になる。
【0036】係る工程では、力制御動作と、位置制御動
作の組合せて開閉操作を実行するが、ロボットが蓋を把
持している点において図2のように倣い座標系を設定す
る。即ち、倣い座標系OW −XW W W は、被試験対
象物、本具体例では、パソコンの蓋部21に対するロボ
ット先端部の位置・姿勢により決定される座標系であ
り、原点をロボットの把持部23の把持中心と一致させ
る。
【0037】ベクトルn,o,aはそれぞれ倣い座標系
の座標軸XW ,YW ,ZW についての単位ベクトルであ
る。 又nは被試験対象物への接触力を制御する力
の制御方向を示し、蓋21の開閉軌道が描く円軌道上の
各点の法線ベクトルと同じ方向である。 更にo
は、nと直交関係にあり、倣い動作時のロボット先端の
移動方向を示し、蓋の開閉軌道が描く円軌道上の各点の
接線ベクトルと同じ方向である。aは、n、oに直交す
るように定められ、 a=n×o で与えられるn,o,aの基準座標系XO O O につ
いての成分表示を行うと、
【0038】
【数5】
【0039】となる。ただし、添字Tは転置行列を示
す。次に、本発明に於ける動作開始点での法線ベクトル
の算出方法に付いて説明すると、動作開始点PB での法
線ベクトルnを次のようにして求める。即ち、図4
(a)は、上記したハンド系座標を機台30の基準座標
系に重複させた図を示しており、両者の関係は可変状態
にある。
【0040】処で、該ロボットと該蓋との接触力Fと、
力覚センサ座標系OS −XS S S の関係を示した図
である。力覚センサ43aでは、反力 SFのXS
S 、Z S 方向のそれぞれの分力fX 、fY 、fZ が検
出される。(以下、力覚センサの検出するトルク成分に
ついての説明は省略する。)反力 SFをベクトル表示す
ると、S F=(fX Y Z T となる。(此処で、sは力覚センサに関するハンド座標
系OS −XS S Sで記述されていることを示す。)
又、図4(B)に示す様に、力覚センサ座標系で表した
単位法線ベクトル Snは、 SFと逆向きのベクトルであ
り、成分表示すると、
【0041】
【数6】
【0042】尚、| SF|は、ベクトルの大きさであ
る。法線ベクトル Snを基準座標系で表してみる。力覚
センサ座標系の各座標軸XS 、YS 、ZS の基準座標系
に対する単位ベクトルを OS OS OS とする
(Oは、基準座標系で記述されていることを示す。)。
成分表示すると、OS =(nSxSySzT OS =(oSxSySzT OS =(aSxSySzT である。このとき、力覚センサ座標系から基準座標系へ
の座標変換行列 OS は、OS =( OS OS OS ) で与えられる。基準座標系で表した法線ベクトル O
(基準座標系に対するベクトルnの式)は、座標変換行
OS を用いて、O n= OS Sn となる。
【0043】又、法線ベクトルは、図3の法線ベクトル
算出部8で算出される。また、始点以外の他の把持点で
の法線ベクトルの算出も同様の操作で行われる。次に、
動作開始点での移動方向ベクトルの算出に付いて説明す
る。先ず、最初にオペレータがマニュアルで、若しく
は、コンピュ−タ−のプログラムから選択された移動方
向ベクトルoOPが与えられると、上記方法で求められた
法線ベクトル Onとを用いて、始点PB における移動方
向ベクトルoを算出する。ただし、ベクトルoOPとベク
トル Onは、 oOP On または oOP=− On を満たさないものとする。
【0044】移動方向ベクトルoは、法線ベクトル O
に直交し、移動方向ベクトルoOPと法線ベクトル Onの
成す平面上にあるベクトルである。このとき、倣い座標
系の座標軸を表す単位ベクトルの1つであるaは、 O
とoOPを用いて、O a=( On×oOP)/| On×oOP| で表される。
【0045】更に、移動方向ベクトル Ooは、ベクトル
On、 Oaとの直交関係により、O o= Oa× On で求められる。移動方向ベクトルは、図3の移動方向ベ
クトル算出部9で算出される。次に、開閉動作中の把持
点Pi での倣い座標系の算出方法について説明する。
【0046】点Pi での法線ベクトルni の算出方法
は、始点PB での法線ベクトルの算出方法と同様であ
り、次式で表される。ただし、点Pi での反力 S
i を、S i =(fXiYiZiT とする。
【0047】
【数7】
【0048】OSiは、点Pi の力覚センサ座標系から
基準座標系への座標変換行列である。次に、点Pi での
移動方向ベクトルの算出方法に付いて説明する。ロボッ
トの先端位置は、ベクトルa方向にも位置制御されてい
るので、先端位置が常にベクトルn、oが成す平面上に
あるように制御される。したがって、把持部23に於け
る把持点の描く軌跡は、始点で与えられたベクトルn、
oの成す平面上の曲線となる。このことから、点Pi
の移動方向ベクトルoi は、始点で求めたベクトルaに
垂直に与えられればよいことがわかる。
【0049】また、移動方向ベクトルoi は、法線ベク
トルni にも直交するので、ベクトル Oi は、Oi =( Oa× Oi )/| Oa× Oi | のように表される。更に、倣い座標系の座標軸を表す単
位ベクトルの1つであるai は、ベクトル Oi O
i との直交関係により、Oi Oi × Oi で求められる。
【0050】以上のように、対象物体上の点Pi に対応
して、倣い座標系 Oi Oi Oi が実時間で算
出される。開閉動作を位置制御のみで行う時は、算出し
た倣い座標系から円軌道を求めて動作を行う。算出した
倣い座標系のデータは、動作シーケンス生成部を介して
円軌道算出部13へ転送される。次に、上記の様な方法
により算出した倣い座標系を元に、開閉動作を実行する
ための力制御指令と位置制御指令の生成について、説明
する。
【0051】力制御指令は、開閉動作中、法線方向の力
はゼロになるように制御する。従って、設定力ベクトル
Or は、O0 =0 で与えられる。目標位置の設定は、点Pi でのロボット
の進行方向は、点Pi からの相対位置指令で与える。点
i からの移動方向は、前述の様に移動方向ベクトル O
i で与えられており、 Oi を用いて相対位置を表す
と、Oi =α・ Oi となる。αは、適当な定数である。
【0052】目標力、目標位置は図3の動作シーケンス
生成部10で設定する。以上説明した本発明に係る試験
装置1の基本的作動機構に関しては、本願発明者が既に
特許出願をしている特願平3ー79290号及び特願平
3ー184786号に詳しく記載されているので、詳細
は上記の各特許出願明細書を参照されたい。
【0053】又、本発明に係る試験装置に於いて、該把
持操作部による被試験対象物与えられる該特定の操作
は、該力制御部に於ける力の方向と位置制御部に於ける
位置の方向を連続的に切替える倣い動作により実行され
るものであるが、場合によっては、該倣い動作の実行時
に検出した該把持操作部の先端位置と倣い座標系とか
ら、該位置制御部からの出力のみに基づき、該把持操作
部による試験対象物の操作軌道が演算される様に構成す
る事も出来る。
【0054】即ち、該試験装置が所定の測定を実施する
場合に、最初の第1回目の操作サイクルに於いては、当
該試験装置は何らの軌道情報を持っていないので、上記
した方法により倣い座標系を記憶しながら操作を連続的
に実行して行くが、第2回目以降の各操作サイクルに於
いては、既に記憶されている該倣い座標系の情報を使用
する事が出来るので、位置制御部からの出力される逐次
の位置データを該倣い座標系に適用する事によって、該
把持部が移動すべき軌道は容易に求められる事になる。
【0055】具体的には、円軌道算出部13では、倣い
制御で開閉動作を実行したときに得られる位置Pi と、
法線ベクトルni から、端末装置の蓋の回転中心と半径
を算出する。図5に2つの点Pi 、Pj の法線ベクトル
i 、nj が与えられている時、中心位置PC と半径r
を求める方法を示す。図からわかるように、中心位置の
位置ベクトルPC は、位置ベクトルPi 、Pj 、単位ベ
クトルni 、nj 、半径rを用いて、 PC =Pi +rni =Pj +rnj である。従って、上式をr、PC について解くと、 r=|Pi −Pj |/|ni −nj | PC =Pi +ni ・|Pi −Pj |/|ni −nj | となる。r、PC は、開閉動作中の多数点を上式に代入
して算出し、平均を取ってもよい。位置制御動作のみ
で、開閉動作を行う時の目標位置PO は、例えば、図2
のようにYO 、ZO 面内で動作する場合、算出したr、
C を用いて、 PO =(0,PCy+r・cosθ,PCz+r・sin
θ) で表される。
【0056】次に、本発明に係る試験装置に於ける開閉
動作の終了と被試験対象物の物理的特性を評価する方法
と手順に付いて説明する。先ず、本発明に於ける該試験
装置に於いては、次のような条件を満たした時に倣い動
作を終了する。即ち、 1)オペレータから終了の指令があったとき 2)一定回数の開閉動作を終えたとき 3)衝突したとき、または、把持部が被試験対象物から
離れた時 4)ロボットの可動範囲を越えた時 次に、本発明に係る該試験装置に於いて、被試験対象物
に特定の操作を所定回数実行させて、当該被検査対象物
の特性を評価する方法に付いて説明する。
【0057】本発明の試験装置に於いては、当該試験装
置は、被試験対象物の所定の部分を把持し該位置情報、
及び力情報の少なくとも一方を、所定のしきい値と比較
する手段と、該比較手段からの出力に応答して、該試験
対象物に付加されている特定の操作を停止若しくは他の
操作に切り換える手段とを有するもので有って、当該被
試験対象物の例えば蓋部21の開閉部に於ける耐久性を
測定する場合には、係る試験装置の該把持部が当該蓋部
21の先端部を把持しつつ、上記した倣い座標系に沿っ
て所定の複数回往復運動を行って、該蓋部21の開閉動
作を実行させると同時に、該把持部が該蓋部から受ける
力を検出し、当該力が、所定のレベル以下と成った場
合、或いは所定のレベル以上と成った場合に、当該開閉
部に異常が発生したものと判断する。
【0058】つまり、当該開閉部が正常な状態に有る場
合には、該把持部が受ける力は、所定のレベルで一定で
あるが、仮に、該開閉部のヒンジ部が破壊された様な場
合には、当該力のレベルが急激に低下するか、上昇する
ので、そのレベル適当なしきい値として設定しておき、
該レベルを基準値として逐次入力される力データと比較
する事によって、当該開閉部の寿命が来たか否かを判断
する事が可能となる。
【0059】又、係るシステムを導入しておくと、該試
験装置に於ける試験操作中に何らかの異常事態が発生し
た場合にも対応でき、即時に該試験装置の操作を停止さ
れる事も可能となる。そこで、本発明に於いては、停止
条件・疲労条件通知部11に於いて、位置ベクトルある
いは力ベクトルがある条件を満たした時に、動作シーケ
ンスのプログラムへ停止指令、シーケンス切り換え指令
を通知する。例えば、次のような停止条件、疲労条件が
ある。
【0060】一度目の開閉動作では、蓋の可動範囲が
不明なので、進行方向の力成分Fiを監視しておき、予
め定められた所定の基準値FTHとの間に Fi >FTH なる関係が満たした時に、蓋がストッパに当たったと判
断して開閉動作の停止指令を通知する。それによって、
該把持部は元の位置にもどり第2回目の操作を実行す
る。
【0061】位置制御動作のみで開閉動作を実行する
ときは、で検出したストッパの位置へ到達したときに
開閉動作を停止する。 位置制御動作のみで開閉動作を実行中、ストッパに達
する前に移動方向の力成分が、 Fi >FTH を満たした時に、蓋に支持部に異常が発生したと判断し
て開閉動作の停止指令を通知する。 位置制御動作のみで開閉動作を実行中、移動方向の力
成分が、 Fi <FTH2 を満たした時に、蓋に支持部が疲労したと判断して開閉
動作の停止指令を通知する。
【0062】図6に、上記した蓋の開閉動作を行うため
の動作シーケンス生成部10の処理の手順を示すフロー
チャートを示す。即ち、スタート後、ステップ(1)で
該把持部は、初期位置に移動し、カウンタを0にセット
する。ステップ(2)では、現在位置Pi現在の力Fi
を受信する。
【0063】ステップ(3)では、法線ベクトルniを
受信する。ステップ(4)では、移動方向ベクトルを受
信する。ステップ(5)において、力制御動作指令Fo
と位置制御動作指令Xoが生成されステップ(6)に於
いて、ステップ(5)の情報に基づいて倣い動作が実行
される。
【0064】その後、ステップ(7)に於いて円軌道算
出用のデータを円軌道算出部へ転送する。次いで、ステ
ップ(8)に於いて停止指令或いは切替え指令の有無が
判断され、NOであればステップ(2)に戻り、上記の
各工程が繰返されるが、YESであればステップ(9)
に進み、円軌道データを受信し、それによりステップ
(10)に於いて円軌道の位置制御指令を生成する。
【0065】係るステップ(10)に於いて、該試験装
置が所定の円軌道に沿って所定の試験測定の為の操作を
実行するが、ステップ(11)に於いて停止指令或いは
疲労条件発生通知の有無が判断されYESであれば操作
が中止されるが、若しNOであれば、予め定められた設
定された所定の操作回数を記憶したカウンタ値を用い
て、操作回数が該所定のカウンタ値を越たか否かが判断
され、NOであればステップ(10)に戻り、上記の各
工程が繰り返されるが、YESであればその時点で操作
を中止する。
【0066】回数本発明においては、蓋の開閉操作は、
(a)力制御動作・位置制御動作を用いた倣い動作によ
る開閉操作を実行した後、(b)位置制御動作のみによ
る開閉操作によって開閉試験を行う。動作シーケンスは
図6に示されるように繰り返し行われ、カウンタの最大
値Nを耐久度試験その他の物理的な測定試験項目に適し
た必要な回数、例えば数千〜数万回にセットしておく。
【0067】
【発明の効果】本発明により、端末装置の蓋の開閉動作
の様な、被試験対象物の部品に対する物理的特性を評価
するのに自動化試験を実施することができ、作業者が人
手で試験していた場合に比べて負担を大幅に軽減するこ
とができる。 また、ロボットへの軌道の教示を必要と
せず、開閉動作中に開閉装置から取り外しをすることな
く疲労度を測定することができるため、専用機を使用す
る場合に比べてオペレータの負担を軽減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明に係る試験装置の原理を説明す
る図であると共に、本発明に係る試験装置の一具体例の
構成を示すブロックダイアグラムである。
【図2】図2は、本発明に係る試験装置と被試験対象物
との関係を示す概略図である。
【図3】図3は、本発明に係る試験装置の他の具体例の
構成を示すブロックダイアグラムである。
【図4】図4は、本発明に於ける力ベクトルを説明する
図である。
【図5】図5は、本発明に於いて使用される円軌道を説
明する図である。
【図6】図6は、本発明に於ける試験装置の操作手順を
説明するフローチャートである。
【符号の説明】
1…試験装置 2…把持操作部 3…位置検出部 4…力検出部 5…操作制御部 6…位置制御部 7…力制御部 8…法線ベクトル算出部 9…移動ベクトル算出部 10…動作シークエンス生成部 11…停止条件、疲労条件通知部 12…測定データ記憶部 13…円軌道算出部 20…被試験対象物、ラップトップパソコン 21…ラップトップパソコンの蓋部 23…把持操作部、マニュピレータ 24…把持部 25…力覚センサ 26〜28…アーム 30…機台

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被試験対象物に特定の操作を所定回数実
    行させて、当該被検査対象物の特性を評価する試験装置
    で有って、当該試験装置は、被試験対象物の所定の部分
    を把持して該被試験対象物に特定の操作を付与する把持
    操作部、該把持操作部が該特定の操作を実行する間に当
    該被試験対象物から受ける力を検出する力検出部、該力
    検出部の出力に応答して該把持操作部に対して力制御を
    行う力制御部、該被試験対象物の存在位置を検出する位
    置検出部、該位置検出部の出力に応答して該被試験対象
    物の位置を制御する位置制御部、該力制御部と位置制御
    部の情報から、該把持操作部を制御する操作制御部に対
    して力制御指令値及び位置制御指令値の少なくとも一方
    を供給する動作シークエンス生成部とから構成された制
    御系と有しており、且つ該把持操作部が該特定の操作を
    連続して反復実行している間に当該被試験対象物の特性
    評価を実行する手段が設けられている事を特徴とする試
    験装置。
  2. 【請求項2】 被試験対象物は、それが実用に供される
    場合に、特定の同一動作が繰り返し反復して実行される
    様な構成を有しているものである事を特徴とする請求項
    1記載の試験装置。
  3. 【請求項3】 該把持操作部による被試験対象物与えら
    れる該特定の操作は、該力制御部に於ける力の方向と位
    置制御部に於ける位置の方向を連続的に切替える倣い動
    作により実行される事を特徴とする請求項1記載の試験
    装置。
  4. 【請求項4】 該倣い動作の実行時に検出した該把持操
    作部の先端位置と倣い座標系とから、該位置制御部から
    の出力に基づき、該把持操作部による試験対象物の操作
    軌道が演算される様に構成されている事を特徴とする請
    求項3記載の試験装置。
  5. 【請求項5】 該位置情報、及び力情報の少なくとも一
    方を、所定のしきい値と比較する手段と、該比較手段か
    らの出力に応答して、該試験対象物に付加されている特
    定の操作を停止若しくは他の操作に切り換える手段とを
    有する事を特徴とする請求項1記載の試験装置。
JP04019988A 1992-02-05 1992-02-05 試験装置 Expired - Fee Related JP3107631B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP04019988A JP3107631B2 (ja) 1992-02-05 1992-02-05 試験装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP04019988A JP3107631B2 (ja) 1992-02-05 1992-02-05 試験装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH05215651A true JPH05215651A (ja) 1993-08-24
JP3107631B2 JP3107631B2 (ja) 2000-11-13

Family

ID=12014561

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP04019988A Expired - Fee Related JP3107631B2 (ja) 1992-02-05 1992-02-05 試験装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3107631B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018069441A (ja) * 2016-10-20 2018-05-10 セイコーエプソン株式会社 制御装置、ロボットおよびロボットシステム

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018069441A (ja) * 2016-10-20 2018-05-10 セイコーエプソン株式会社 制御装置、ロボットおよびロボットシステム

Also Published As

Publication number Publication date
JP3107631B2 (ja) 2000-11-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9731419B2 (en) System and method for programming robots
US11701775B2 (en) Method of setting target force upper limit and robot system
US11931905B2 (en) Failure prediction method and failure prediction apparatus
Offodile et al. Evaluating the effect of speed and payload on robot repeatability
JP2021000692A (ja) ツールの状態を学習する機械学習装置、ロボットシステム、及び機械学習方法
Lanni et al. An optimization problem algorithm for kinematic design of mechanisms for two-finger grippers
Falco et al. Performance metrics and test methods for robotic hands
Asada et al. Direct teaching and automatic program generation for the hybrid control of robot manipulators
Su et al. Adaptive sliding mode coordinated control of multiple robot arms attached to a constrained object
CN110405729B (zh) 机器人控制装置
JP4054984B2 (ja) ロボットの制御装置および制御方法
Canfield et al. Zero moment control for lead-through teach programming and process monitoring of a collaborative welding robot
JP2021003771A (ja) ロボットシステム
JP3107631B2 (ja) 試験装置
CN113290542A (zh) 机器人装置及控制方法
He et al. A distributed optimal control framework for multi-robot cooperative manipulation in dynamic environments
JP2006071605A (ja) 6軸材料試験機
Li et al. Dual loop compliant control based on human prediction for physical human-robot interaction
JP3119729B2 (ja) 開閉試験装置
Tinós et al. Fault detection and isolation in cooperative manipulators via artificial neural networks
Hao et al. Development and evaluation of a 7-DOF haptic interface
Kawasaki et al. Teaching for multi-fingered robots based on motion intention in virtual reality
EP3878605A1 (en) Robot control device, robot control method, and robot control program
Dupont et al. Experimental identification of kinematic constraints
Ottaviano et al. A performance analysis of a 4 cable-driven parallel manipulator

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20000801

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080908

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080908

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090908

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090908

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100908

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100908

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110908

Year of fee payment: 11

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees