JPH05215620A - トルク検出装置 - Google Patents

トルク検出装置

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JPH05215620A
JPH05215620A JP1786992A JP1786992A JPH05215620A JP H05215620 A JPH05215620 A JP H05215620A JP 1786992 A JP1786992 A JP 1786992A JP 1786992 A JP1786992 A JP 1786992A JP H05215620 A JPH05215620 A JP H05215620A
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torque
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原 幹 弥 篠
Hiroyuki Aoki
木 博 幸 青
Itaru Shibata
田 格 柴
Munekatsu Shimada
田 宗 勝 島
Masa Nagata
田 雅 永
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 コイルなどよりなる検出手段の位置を被測定
軸毎に調整しなくとも、被測定軸が軸心方向に変位した
ときのトルク検出出力の誤差を低減する。 【構成】 被測定軸2と、被測定軸2を磁路の一部とす
る磁気回路を形成する励磁用コイル6a,6bと、被測
定軸2の磁歪成分を検出する検出用コイル6a,6bを
具備してなり、被測定軸2は高降伏点を有する材料を基
体2aとしてその表面に高磁歪材料2bを金属組織的に
融合させたものとし、被測定軸2の高磁歪材料2bの部
分が軸心方向2Aに2ケ所に分割され、それぞれの高磁
歪材料2bの部分に形状磁気異方性部5a,5bを形成
したものであり、検出用コイル6a,6bは各形状磁気
異方性部5a,5bの近傍でかつインダクタンスLが極
大となる位置に配設された構成のトルク検出装置1。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、磁気ひずみ効果を利用
してトルクの検出を行うのに利用される磁歪式トルク検
出装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種のトルク検出装置として
は、例えば、特開平2−107910号号公報に示され
たものがあり、図8に示すようなものがある。
【0003】図8に示すトルク検出装置51は、被測定
軸52として磁気ひずみ効果を有する材料を用い、表面
に、軸心方向52Aと所定角度をなし、且つ円周方向に
複数の部分ら旋状溝53a,53bを左右において対称
となるように形成して、これらの部分に特定の方向の応
力が印加された場合に透磁率の変化が最大となる性質、
すなわち形状磁気異方性を持たせた溝形成部54a,5
4bを設けたものを用いている。
【0004】そして、各溝形成部54a,54bの位置
には、励磁手段兼検出手段として機能するコイル55
a,55bを配設し、さらにコイル55a,55bの外
側には被測定軸52との間で隙間56をおいて高透磁率
材料よりなるヨーク57を設けた構造をなしている。
【0005】このような構造において、被測定軸52の
材料としては、例えば、動力伝達用構造材として使用で
きる高い降伏点を持ち、磁歪感度は低いがトルク検出特
性が高トルク領域まで良好な直線性を示す機械構造用鋼
(例えば、JISに制定するSC鋼,SCM鋼,SNC
M鋼およびそれを母材として磁気特性を改良した鋼等に
浸炭・高周波焼入れを施したものなど)や、降伏点が低
くトルク検出特性も低トルクで飽和するため、大トルク
伝達用構造材としての使用には適さないが、磁歪感度が
高く微小トルク検出に向く高磁歪材料のFe−Al,F
e−Ni,Fe−Co合金などが使用されている。
【0006】この被測定軸52は、図9に示すように、
単体コイル55を軸心方向52Aへ挿引したときに、コ
イル55のインピーダンスZのインダクタンス成分L
と、抵抗成分Rとが、図10のような分布を示し、トル
ク検出装置51に使用されることの多い10kHz〜1
00kHzの周波数帯域では、コイル55のインピーダ
ンスZに支配的であるインダクタンス成分Lの極大とな
る位置P,Pが、溝形成部54a,54bのそれぞ
れの中心位置54a−C,54b−Cに対して、内側に
δだけずれている。
【0007】このような分布特性を持つ被測定軸52に
対して、図8のトルク検出装置51においては、図10
のインダクタンス成分Lの極大となる位置P,P
に、コイル55a,55bの中心55a−C,55b
−Cを一致させた位置に当該コイル55a,55bを配
設してあり、前記コイル55a,55bの外周部分に、
被測定軸52との間で間隙56をおいて、高透磁率材料
よりなるヨーク57を設けた構造を成すものもある。
【0008】このような構造を持つ磁歪式トルク検出装
置51を用いてトルクを検出する原理は、次のように説
明される。
【0009】まず、トルクの検出に先立って、図11に
示すように、二つのコイル55a,55bと二つの抵抗
59a,59bとでブリッジ回路を形成し、対向する一
方の接続点C−D間を交流電源60の供給側Vin
し、対向する他方の接続点A−B間を出力側(差動増幅
器61からの出力V=V−V)とした回路構成と
し、接続点C−D間を介して両コイル55a,55bに
各々交流の一定電圧(Vin)を加えておく。
【0010】このようにすると、部分ら旋状溝53a,
53bによって形成された形状磁気異方性を持つ溝形成
部54a,54bと、間隙56と、ヨーク57を通る磁
気回路が両コイル55a,55bのまわりにそれぞれ形
成される。
【0011】この状態において、被測定軸52に対して
捩りトルクTが加わると、例えば、一方の部分ら旋状溝
53aによって形成された一方の溝形成部54aに引張
りひずみが生じると共に、他方の部分ら旋状溝53bに
よって形成された他方の溝形成部54bには圧縮ひずみ
が生じる。
【0012】そのため、例えば、磁歪定数λ>0を有す
る被測定軸52を用いた場合には、引張りひずみで透磁
率が増加し、圧縮ひずみで透磁率が減少する。これによ
って、一方のコイル55aのインダクタンスLは増加
し、他方のコイル55bのインダクタンスLは減少す
ることになる。また、被測定軸52に対して上記とは逆
向きの捩りトルクが付加されたときには上記の場合とは
逆になる。
【0013】そこで、交流電源60により交流の一定電
圧(Vin)を加えた状態で被測定軸52にトルクTが
加えられると、接続点A−B間には差動増幅器61を経
て作動出力電圧V(=V−V)が生じ、図12の
特性Aに示すようなトルク検出特性が得られる。
【0014】さらに、このトルク検出装置51において
は、前述したように、コイル55a,55bの中心55
a−C,55b−Cを図10に示したインダクタンス成
分Lの極大となる位置P,Pに一致させたものとし
てあるため、機械的ながたつきなどによって被測定軸5
2がコイル55a,55bに対して軸心方向に変位して
も、この変位によるコイル55a,55bのインダクタ
ンス成分Lの変化は、他のどの位置にコイル55a,5
5bの中心55a−C,55b−Cを一致させた場合よ
りも小さい。
【0015】それゆえ、被測定軸52の軸心方向の変位
による図11のブリッジ回路の接続点A−B間での作動
出力電圧Vへの影響、すなわち、図12のトルク検出
特性の誤差は、最小に抑えられている。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図10
に示すインダクタンス成分Lの極大となる位置P,P
は、通常の場合、被測定軸52の溝形成部54a,5
4bの中心位置54a−C,54b−Cに対して内側に
δだけずれており、その位置は各被測定軸52毎に溝形
状による形状磁気異方性,材料の透磁率等の磁気的物性
や、熱処理等で生じる局部的な磁気特性の変動などが原
因で異なってくる。
【0017】そのため、被測定軸52の設計寸法や材料
を変更する度に被測定軸52のインダクタンス成分Lの
極大となる位置P,Pを測定してコイル55a,5
5bの中心位置を決めなければならず、被測定軸52の
物性や形状にばらつきが出るとコイル55a,55bの
中心位置がインダクタンス成分Lの極大となる位置
,Pからずれて、被測定軸52が軸心方向に変位
した時におけるコイル55a,55bのインダクタンス
変化が大きくなり、図12の特性Bに示すようにトルク
検出出力に生じる誤差ΔVが大きくなるという問題が
あった。
【0018】さらに、最近になって、次に述べるよう
に、新しく開発された構造を持つ被測定軸に対しては、
従来の手法が適用できないことがわかった。
【0019】この新しく開発された構造を持つ被測定軸
は、例えば、特願平3−99000号明細書および図面
に記載されており、図13に示すような構造となってい
る。この被測定軸62は、高降伏点を有する機械構造用
鋼(例えば、JISに制定するSC鋼,SCM鋼,SN
CM鋼等)を基体62aとし、その表面に高磁歪材料
(例えば、Fe−Al,Fe−Ni,Fe−Co合金
等)62bを金属組織的に融合させて、この高磁歪材料
62bの部分には左右対称で所定の角度をなしかつ円周
方向に複数の凹状部63a,63bを形成してなる形状
磁気異方性部を設けた構造となっている。
【0020】この場合、基体62aの表面に高磁歪材料
62bを金属組織的に融合させたものとするに際して
は、TIG溶接,プラズマ粉末溶接,レーザー溶接,電
子ビーム溶接,拡散等の手段が用いられる。そして、こ
のような構造のものとすることにより、被測定軸62
は、機械構造用鋼だけのものよりも高感度でかつ高磁歪
材料だけのものよりも高いトルク領域まで直線性の良い
特性を示し、機械構造用鋼並の高降伏点を有し、高磁歪
材料62bの剥離も生じないといった長所を持ってい
る。
【0021】しかしながら、図13に示したような複合
構造の材料を使用した被測定軸62の場合には、高磁歪
材料62bを基体62aに融合させる時に基体62aの
一部が高磁歪材料62bに溶け込むため、両方の凹状部
63a,63bの広い領域にわたって磁気特性を均一に
そろえるのが難しく、インダクタンス成分Lの極大とな
る位置P,Pは、各被測定軸62ごとに異なったも
のとなりやすい。
【0022】そのため、特定の被測定軸62に対してコ
イル55a,55bの中心55a−C,55b−Cの位
置をインダクタンス成分Lの極大となる位置P,P
に調整して決めたとしても、別の被測定軸62に対して
は、インダクタンス成分Lの極大となる位置P,P
にコイル55a,55bの中心55a−C,55b−C
がないため、被測定軸62が軸心方向へ変位したときの
トルク検出出力の誤差(図12のΔV)が大きくな
り、コイル位置を調整しない場合と同じになってしまう
という問題があった。
【0023】さらに、基体62aや高磁歪材料62bの
原料ロットごとにもばらつきが出ることがあるため、ほ
とんど被測定軸一本毎にコイル位置の調整を行わなけれ
ばならなくなり、この複合構造の被測定軸62に対して
は、従来の手法が量産に適用できないという問題を生じ
ていたことから、これらの問題を解決することが課題と
なっていた。
【0024】
【発明の目的】本発明は、このような従来の課題に鑑み
てなされたもので、各被測定軸毎にコイルなどよりなる
検出手段の位置を調整しなくとも、被測定軸が軸心方向
に変位したときのトルク検出出力の誤差ΔVを低減で
きるようにすることを目的としている。
【0025】
【課題を解決するための手段】本発明は、図10に示し
たインダクタンス成分Lの極大となる位置P,P
が、図8に示した溝形成部54a,54bの中心位置
54a−C,54b−Cよりも内側にある原因を以下の
ように推察することによりなされた。
【0026】図8や図13に示すような構造の被測定軸
52,62において、その表面の磁気浸透深さに相当す
る部分の透磁率は、少なくとも両溝形成部54a,54
bの間にわたって同一であることから、溝形成部54a
と54bの間に被測定軸自体を通して磁気回路的なつな
がりが生じ、コイル55aから見た場合、一方の溝形成
部54aの形状磁気異方性によるインダクタンス成分L
の増加に、他方の溝形成部54bの形状磁気異方性の影
響が現われ、図10に示すインダクタンス成分Lの分布
の極大となる位置Pが溝形成部54aの中心位置54
a−Cよりも他方の溝形成部54bの方向へシフトした
位置(すなわち、図10の54a−Cと54b−Cの内
側の位置P,P)に現われていると考えられる。
【0027】従って、インダクタンス成分Lの極大とな
る位置P,Pが前述のように磁気特性の局部的な変
動や、溝形状の影響を受けて被測定軸52,62ごとに
ばらつくのを防ぐためには、被測定軸自体の溝形成部5
4aと54bの間を磁気回路的に遮断することが本質的
な手段であると考え、以下の構成を発明するに至った。
【0028】すなわち、本発明は、被測定軸と、前記被
測定軸を磁路の一部とする磁気回路を形成する励磁手段
と、前記被測定軸の磁歪成分を検出する検出手段を具備
してなるトルク検出装置において、前記被測定軸は高降
伏点を有する材料を基体としてその表面に高磁歪材料を
金属組織的に融合させたものとし、前記被測定軸の高磁
歪材料の部分が軸心方向に少なくとも2ケ所に分割さ
れ、それぞれの高磁歪材料の部分に例えば形状磁気異方
性部を形成したものであり、前記検出手段は各形状磁気
異方性部の近傍でかつインダクタンスが極大となる位置
に配設された構成としたことを特徴としている。
【0029】そして、実施態様において、軸心方向に分
割された高磁歪材料の部分の間の部分は、前記高磁歪材
料よりも透磁率が低い構成とし、同じく実施態様におい
て、軸心方向に分割された各高磁歪材料の部分の透磁率
が等しく、軸心方向の長さおよび断面形状が各々同一で
ある構成とし、同じく実施態様において、軸心方向に分
割された高磁歪材料の部分の間の部分は、高降伏点を有
する材料が露出している構成とし、同じく実施態様にお
いて、高磁歪材料は、Fe,Ni,Al,Coのうちよ
り選ばれる元素から成る結晶質合金である構成とし、同
じく実施態様において、形状磁気異方性部は、軸心方向
に対し所定の角度をなす凹状部および/または凸状部に
より形成されている構成としたことを特徴としており、
このようなトルク検出装置に係わる発明の構成を前述し
た従来の課題を解決するための手段としている。
【0030】本発明に係わるトルク検出装置において、
被測定軸は、高降伏点を有する材料を基体として、その
表面に高磁歪材料を金属組織的に融合させたものとして
いるが、ここで用いられる高降伏点を有する材料として
は、JISに制定する機械構造用鋼鋼材、例えば、機械
構造用炭素鋼鋼材(SC材,S−CK材など)や、機械
構造用合金鋼鋼材(SCr材,SCM材,SNC材,S
NCM材など)が用いられ、適宜、添加成分や組成を変
えることにより、降伏点等の材料強度特性や磁気ヒステ
リシス等の磁気的特性を改良したものが用いられる。
【0031】また、被測定軸の表面において用いられる
高磁歪材料としては、Fe,Ni,Al,Coのうちよ
り選ばれる元素からなる結晶質合金が用いられ、例え
ば、金属Fe,金属Ni,Fe−Al合金,Fe−Ni
合金,Fe−Co合金等が用いられ、適宜、添加成分や
組成を変えることにより、磁歪や磁気ヒステリシス等の
磁気特性を向上させたものが用いられる。
【0032】さらに、これら高降伏点を有する基体材料
と、高磁歪材料との界面は互いに金属組織的に融合して
合金化しているものとなっており、機械構造用鋼並みの
高降伏点を有すると共に、大トルクの繰り返し印加に対
しても高磁歪材料の剥離が生じないような構造となって
いる。
【0033】このように高降伏点を有する材料を基体と
し、その表面に高磁歪材料を金属組織的に融合させたも
のとするに際しては、TIG溶接,プラズマ粉末溶接,
レーザー溶接,電気ビーム溶接,拡散等の手段が用いら
れる。
【0034】そして、前記基体の表面に設けた高磁歪材
料の部分が軸心方向に少なくとも2ケ所に分割され、そ
れぞれの高磁歪材料の部分に形状磁気異方性部を形成し
た構成となっていることが重要であり、実施態様におい
ては、前記少なくとも2ケ所の形状磁気異方性部のあい
だに、前記高磁歪材料よりも低透磁率となる部分を設け
た構成とすることが望ましく、このような構成とするこ
とにより、図9,図10に示すように、被測定軸のイン
ダクタンス成分Lの分布を測定したときにおいて、イン
ダクタンス成分Lの極大となる位置P,Pが形状磁
気異方性部あるいは高磁歪材料の融合された部分の中心
に位置させてあって、この位置に検出手段が配設される
ものとしている。
【0035】
【発明の作用】本発明において、被測定軸は高降伏点を
有する材料を基体として、その表面に高磁歪材料を金属
組織的に融合させたもので、被測定軸の少なくとも高磁
歪材料の部分の2ケ所に、形状磁気異方性部が分割形成
してあり、少なくとも2ケ所の形状磁気異方性部の間に
は高磁歪材料の存在しない部分が設けてあり、より望ま
しくは前記高磁歪材料よりも低透磁率となる部分が設け
てあるため、この高磁歪材料の存在しない部分、より望
ましくは低透磁率の部分が少なくとも2ケ所に分割され
た形状磁気異方性部の間で磁気抵抗として働き、検出コ
イルなどの検出手段から見たインダクタンスLの極大と
なる位置は形状磁気異方性部の中心か、もしくは設計的
に意図的に検出コイルなどの検出手段の位置にくるよう
に設定できることとなる。
【0036】従って、検出コイルなどの検出手段の位置
を各被測定軸ごとに調整する必要はなく、前記インダク
タンスLの極大となる位置は、常に検出コイルなどの検
出手段の中心位置にあり、被測定軸の軸心方向の変位に
対して、インダクタンスLの変化量が最小になる。これ
により、各被測定軸ごとに検出コイルなどの検出手段の
位置を調整しなくとも、トルク検出出力の誤差ΔV
最小になる。
【0037】さらに、この被測定軸は高降伏点を有する
材料を基体として、その表面に高磁歪材料を金属組織的
に融合させた構成となっているので、機械構造用鋼より
も高感度でかつ機械構造用鋼並みの高降伏点を有するこ
ととなり、図13に示した従来の複合構造の被測定軸本
来の特徴も損なわれないものとなる。
【0038】
【実施例】次に、本発明に係わるトルク検出装置の実施
例について説明する。
【0039】図1は、本発明に係わるトルク検出装置の
一実施例を示すものであって、このトルク検出装置1
は、高降伏点を有する材料を基体2aとして、その表面
に二つの高磁歪材料2b,2bの部分を間隔をおいて金
属組織的に融合させて設けたものとした被測定軸2をそ
なえ、図2の(A)(B)にも示すように、相互に分割
された二つの高磁歪材料2b,2bからなり且つ前記被
測定軸2の軸心方向2Aに対し左右対称の所定角度をな
す凹状部3a,3bを円周方向に複数形成することによ
って、これら凹状部3a,3bの間で円周方向に複数の
凸状部4a,4bが形成されることにより形成される形
状磁気異方性部5a,5bを設け、凹状部3a,3b/
凸状部4a,4bを設けた二つの形状磁気異方性部5
a,5bの間に高磁歪材料2b,2bよりも低透磁率で
ある材料で構成された低透磁率材料部分2cを設けてあ
る。この場合、低透磁率材料部分2cは、被測定軸2の
基体2aが露出することによって形成されるものとなっ
ている。
【0040】そして、前記形状磁気異方性部5a,5b
に対向させて被測定軸2の外周側に励磁手段兼検出手段
としてのコイル6a,6bを配置した構成をなすもので
あり、コイル6a,6bの外側に被測定軸2との間で間
隙7をおいてヨーク8a,8bを設けたものとしてもよ
い。
【0041】そして、コイル6a,6bは、図11に示
したのと同様の回路の構成要素として抵抗59a,59
bと共にブリッジ回路を構成し、被測定軸2を磁路の一
部とする磁気回路を形成する励磁手段と、被測定軸2の
磁歪成分を検出する検出手段とを兼ねたものとなってい
る。
【0042】図1および図2に示したトルク検出装置1
で用いられる被測定軸2において、被測定軸2の基体2
aの素材となる高降伏点を有する材料としてJIS S
25Cに相当する炭素鋼を使用し、これを直径31mm
に加工して浸炭焼入れを施したものを用いると共に、高
磁歪材料2bとして、Ni:45重量%を含み残部Fe
よりなる合金を用い、TIG溶接により基体2aの表面
に金属組織的に融合させてある。
【0043】その後、外周の切削により高磁歪材料2b
の融合部の外径を35mmとして、転造法により幅1.
5mm,深さ1.5mmの凹状部3a,3bを軸心方向
に間隔をおいてそして円周方向に等間隔で32個所形成
することにより相対的に凸状部4a,4bを軸心方向に
間隔をおいて円周方向に等間隔で32個所形成すること
によって、軸心方向の2個所に形状磁気異方性部5a,
5bを設ける。
【0044】次いで、2個所の凹状部3a,3b/凸状
部4a,4bよりなる形状磁気異方性部5a,5bを形
成した高磁歪材料2bの部分(軸心方向長さ20mm)
以外の高磁歪材料2bの部分を削り取ることによって、
基体2aの素材であるS25Cを表面に露出させて低透
磁率材料部分2cを形成させる。この実施例の場合にお
いては、2ケ所の凹状部3a,3b/凸状部4a,4b
よりなる形状磁気異方性部5a,5bの間にあって表面
に露出している低透磁率材料部分2c(この場合はS2
5C材料よりなる部分)の軸心方向の長さは、10mm
である。
【0045】この実施例における被測定軸2に対して、
図9に示したように単体コイル55を軸心方向に挿引し
ながら、単体コイル55のインピーダンスZの各成分を
測定すると、図3に示すように、インダクタンス成分L
および抵抗成分Rは、分割されたそれぞれの高磁歪材料
2b,2bの中心位置、即ちこの実施例では、凹状部3
a,3b/凸状部4a,4bよりなる形状磁気異方性部
5a,5bの中心位置2b−Cで極大および極小とな
り、低透磁率材料部分2cが磁気抵抗として働いている
ことが確認されたのである。
【0046】この実施例の構成において、低透磁率材料
部分2cの軸心方向の長さは、前記のとおり5mmであ
り、低透磁率材料部分2cで検出されるインダクタンス
成分Lが凹状部3a,3b/凸状部4a,4bにおいて
インダクタンス成分Lが示す極大値の93%であった。
従って、図1に示したトルク検出装置1のコイル6a,
6bは、その中心が、インダクタンス成分Lの極大位置
として高磁歪材料2b,2bの中心2b−C,2b−C
に位置するように、配設されている。
【0047】そして、この実施例のトルク検出装置1の
スラストドリフトを測定したところ、図4に示すよう
に、従来例の複合構造の被測定軸62に従来のスラスト
ドリフトを抑制する手法を採用した場合の結果において
は、インダクタンス成分Lの極大位置がばらつくため
に、スラストドリフトが低減できないのに比べて、本発
明の構成によればコイル位置を調整しなくともスラスト
ドリフトは低減されていた。
【0048】この実施例の構成によれば、両凹状部3
a,3b/凸状部4a,4bの間の低透磁率材料部分2
cが磁気抵抗として作用し、さらには凹状部3a,3b
/凸状部4a,4bを形成している高磁歪材料2b,2
bの部分の両側に露出している低透磁率材料(基体2
a)の影響で、インダクタンス成分Lの極大となる位置
は高磁歪材料2b,2bの中心2b−C、すなわち凹状
部3a,3b/凸状部4a,4bの中心となっている。
【0049】したがって、高磁歪材料2bを基体2aに
融合させるときにおける基体2aの一部の溶け込みによ
り生じる程度の透磁率の局部的不均一が高磁歪材料2b
に発生したとしても、前記インダクタンス成分Lの極大
となる位置は影響をうけない。そして、この実施例に示
す程度(20mm程度)の凹状部3a,3b/凸状部4
a,4bの軸心方向長さの領域であれば、融合された高
磁歪材料2bの特性を均一に保つのは容易であり、この
実施例の構成の被測定軸2を数十本試作しても、各被測
定軸2においてインダクタンス成分Lの極大となる位置
は全て凹状部3a,3b/凸状部4a,4bの中心にあ
り、コイル6a,6bの位置を各被測定軸2ごとに調整
しなくとも、図4に示した効果が得られた。
【0050】図5には、本発明に係わるトルク検出装置
1の被測定軸2の他の実施例を示す。
【0051】図5は、図1に示した構造のトルク検出装
置1において被測定軸2の応力磁気異方性部5a,5b
が設けられた部分を拡大して示すものであって、被測定
軸2の基体2aの素材となる高降伏点を有する材料とし
て、JIS S45Cに相当する炭素鋼を使用してい
る。
【0052】そして、図5の(A)に示すように、この
基体2aの図1における励磁手段兼検出手段構成用コイ
ル6a,6bが配置される位置に合わせて円周溝2d,
2dを切削により形成し、次いで前記円周溝2d,2d
の部分に高磁歪材料としてAl:13重量%を含み残部
Feよりなる合金をプラズマ粉末溶接により肉盛溶接す
ることによって基体2aの表面に金属組織的に融合させ
る。
【0053】次いで、被測定軸2の基体2aの外周に切
削加工を施し、外径を31mmに整えた後、図5の
(B),(C)に示すように、図1に示したトルク検出
装置1における励磁手段兼検出手段構成用コイル6a,
6bが配置される位置に幅1.5mm,深さ1.5mm
の凹状部3a,3bを切削加工によって軸心方向の2個
所で且つ円周方向に等間隔で24個所形成することによ
り、相対的に凸状部4a,4bを軸心方向の2箇所で且
つ円周方向に等間隔で2個所形成して、形状磁気異方性
部5a,5bを2ケ所に設ける。この後、前記被測定軸
基体2aの全体に高周波焼入れ処理を施し、基体2aに
高降伏点を示す性質を付与することによって被測定軸2
を得る。
【0054】この実施例においては、高磁歪材料2bが
融合される部分の軸心方向長さWが、凹状部3a,3
b/凸状部4a,4bの軸心方向長さWから独立して
任意に設定できることが特徴である。この場合、形状磁
気異方性を付与する目的で形成される凹状部3a,3b
/凸状部4a,4bは、その効果をより多く得るために
は軸心方向長さWが図1に示したコイル6a,6bの
幅よりも大きいことが望ましく、加工時間との兼ね合い
から10〜20mmとすることが望ましい。これに対し
て、高磁歪材料2bが融合される部分の軸心方向幅W
は、コイル6a,6bより狭いものとしても感度は基体
2aの素材のみからなる場合よりも高くなることが確認
されている。したがって、被測定軸2が基体2aの素材
のみからなる場合の例えば5倍以上の感度が必要であれ
ば、高磁歪材料2bが融合される部分の軸心方向幅W
は、コイル6a,6bの幅1/2以上であることが望ま
しい。
【0055】この実施例における被測定軸2に対して
も、図9に示したように単体コイル55を軸心方向に挿
引しながら、インピーダンスZの各成分を測定すると、
図6に示すように、インダクタンス成分Lおよび抵抗成
分Rは高磁歪材料2b,2bが融合された部分の中心位
置2b−C,2b−Cで極大および極小となり、低透磁
率材料部分(この実施例ではS45Cの部分)2cが磁
気抵抗として働いていることが確認された。
【0056】この実施例では、高磁歪材料2b,2bの
軸心方向長さWを10mm,低透磁率材料部分2cの
軸心方向長さを10mmとしてあり、低透磁率材料部分
2cで検出されるインダクタンス成分Lは高磁歪材料2
bの中心位置2b−Cで検出されるインダクタンス成分
Lの極大値の90%であった。そしてこの実施例では、
図1に示したトルク検出装置1の励磁兼検出用コイル6
a,6bは、その中心が、高磁歪材料2bの中心2b−
Cに位置するように配設される。
【0057】この実施例における被測定軸2のスラスト
ドリフトも、従来例のものに比較して、図7に示すよう
に、著しく低減されており、励磁兼検出コイル6a,6
bの位置調整の必要もないことが確認された。そして、
この実施例に示すように、凹状部3a,3b/凸状部4
a,4bの軸心方向長さWよりも、高磁歪材料2bが
融合された部分の軸心方向長さWの方が短い場合は、
インダクタンス成分Lの極大となる位置は高磁歪材料2
bの部分の中心2b−Cになる。
【0058】そして、W<Wとなるような短い高磁
歪材料2bの軸心方向長さWでは、第一の実施例と同
様の理由で、この構造をもつ被測定軸2を数十本試作し
ても、インダクタンス成分Lの極大となる位置は全て高
磁歪材料2bの部分の中心にあり、励磁兼用の検出コイ
ル6a,6bの位置を各被測定軸2ごとに調整する必要
はない。
【0059】さらに、この実施例においては、高磁歪材
料2bを融合する部分の位置を変えることにより、イン
ダクタンス成分Lの極大となる位置を図5の長さW
範囲内で、凹状部3a,3b/凸状部4a,4bの中心
位置以外の任意の位置に設定できるという設計上の自由
度があり、凹状部3a,3b/凸状部4a,4bの形状
を変更しなくともコイル6a,6bの位置すなわち検出
手段の位置に合せた被測定軸2の設計が可能であるとい
う特徴もある。
【0060】
【発明の効果】本発明に係わるトルク検出装置は、被測
定軸と、前記被測定軸を磁路の一部とする磁気回路を形
成する励磁手段と、前記被測定軸の磁歪成分を検出する
検出手段を具備してなるトルク検出装置において、前記
被測定軸は高降伏点を有する材料を基体としてその表面
に高磁歪材料を金属組織的に融合させたものとし、前記
被測定軸の高磁歪材料の部分が軸心方向に少なくとも2
ケ所に分割され、それぞれの高磁歪材料の部分に形状磁
気異方性部を形成したものであり、前記検出手段は各形
状磁気異方性部の近傍でかつインダクタンスが極大とな
る位置に配設された構成としたから、励磁兼検出コイル
などの検出手段の位置を被測定軸ごとに調整することな
く、被測定軸のインダクタンス成分Lの極大となる位置
が励磁兼検出コイルなどの検出手段の中心位置に一致す
るようになり、被測定軸が軸心方向に変位したときのス
ラストドリフトの低減を図ることが可能であってトルク
検出出力の誤差ΔVを低減することが可能となり、機
械構造用鋼並みの高降伏点を有し、かつ機械構造用鋼よ
りも高感度であるという従来の複合構造型の被測定軸の
特徴も損なわない著大なる効果がもたらされる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一実施例によるトルク検出装置の構
成を示す説明図である。
【図2】本発明の第一実施例によるトルク検出装置の被
測定軸の構成を示し、図2の(A)は正面説明図、図2
の(B)は断面説明図である。
【図3】本発明の第一実施例による被測定軸の各位置で
のコイル特性を示す説明図である。
【図4】従来例と本発明第一実施例とにおける被測定軸
のスラスト方向変位と図11のブリッジ回路差動出力と
の関係を示すグラフである。
【図5】本発明の第二実施例によるトルク検出装置の被
測定軸の構成を示し、図5の(A)は基体に円周方向溝
を形成した被測定軸素材の正面説明図、図5の(B)は
円周方向溝に高磁歪材料を肉盛溶接したのち凹状部/凸
状部を形成した被測定軸の正面図、図5の(C)は図5
の(B)の断面図説明図である。
【図6】本発明の第二実施例による被測定軸の各位置で
のコイル特性を示す説明図である。
【図7】従来例と本発明第二実施例とにおける被測定軸
のスラスト方向変位と図11のブリッジ回路差動出力と
の関係を示すグラフである。
【図8】従来のトルク検出装置の構成を示す説明図であ
る。
【図9】被測定軸の各位置でのコイル特性の測定方法を
示す説明図である。
【図10】従来の被測定軸の各位置でのコイル特性を示
す説明図である。
【図11】トルク検出装置のトルク−出力特性検出回路
の一例を示す説明図である。
【図12】トルク検出装置の出力特性図を示すグラフで
ある。
【図13】従来の複合構造型の被測定軸の構成を示し、
図13の(A)は正面図、図13の(B)は断面説明図
である。
【符号の説明】
1 トルク検出装置 2 被測定軸 2A 被測定軸の軸心方向 2a 被測定軸の基体 2b 被測定軸の高磁歪材料 2b−C 高磁歪材料の中心位置 2c 低透磁率材料部分 3a,3b 凹状部 4a,4b 凸状部 5a,5b 形状磁気異方性部 6a,6b コイル(励磁手段兼検出手段)
フロントページの続き (72)発明者 柴 田 格 神奈川県横浜市神奈川区宝町2番地 日産 自動車株式会社内 (72)発明者 島 田 宗 勝 神奈川県横浜市神奈川区宝町2番地 日産 自動車株式会社内 (72)発明者 永 田 雅 愛知県名古屋市緑区鳴海町字伝治山98−3

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被測定軸と、前記被測定軸を磁路の一部
    とする磁気回路を形成する励磁手段と、前記被測定軸の
    磁歪成分を検出する検出手段を具備してなるトルク検出
    装置において、前記被測定軸は高降伏点を有する材料を
    基体としてその表面に高磁歪材料を金属組織的に融合さ
    せたものとし、前記被測定軸の高磁歪材料の部分が軸心
    方向に少なくとも2ケ所に分割され、それぞれの高磁歪
    材料の部分に形状磁気異方性部を形成したものであり、
    前記検出手段は各形状磁気異方性部の近傍でかつインダ
    クタンスが極大となる位置に配設されたことを特徴とす
    るトルク検出装置。
  2. 【請求項2】 軸心方向に分割された高磁歪材料の部分
    の間の部分は、前記高磁歪材料よりも透磁率が低いこと
    を特徴とする請求項1に記載のトルク検出装置。
  3. 【請求項3】 軸心方向に分割された各高磁歪材料の部
    分の透磁率が等しく、軸心方向の長さおよび断面形状が
    各々同一であることを特徴とする請求項1または2に記
    載のトルク検出装置。
  4. 【請求項4】 軸心方向に分割された高磁歪材料の部分
    の間の部分は、高降伏点を有する材料が露出しているこ
    とを特徴とする請求項1,2または3のいずれかに記載
    のトルク検出装置。
  5. 【請求項5】 高磁歪材料は、Fe,Ni,Al,Co
    のうちより選ばれる元素から成る結晶質合金であること
    を特徴とする請求項1,2,3または4のいずれかに記
    載のトルク検出装置。
  6. 【請求項6】 形状磁気異方性部は、軸心方向に対し所
    定の角度をなす凹状部および/または凸状部により形成
    されている請求項1,2,3,4または5のいずれかに
    記載のトルク検出装置。
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