JPH05215119A - プロペラシャフトの製造方法 - Google Patents

プロペラシャフトの製造方法

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JPH05215119A
JPH05215119A JP4019883A JP1988392A JPH05215119A JP H05215119 A JPH05215119 A JP H05215119A JP 4019883 A JP4019883 A JP 4019883A JP 1988392 A JP1988392 A JP 1988392A JP H05215119 A JPH05215119 A JP H05215119A
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JP
Japan
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yoke
connecting end
adhesive
cylindrical body
propeller shaft
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JP4019883A
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Yasuyuki Toyoda
靖之 豊田
Masashi Matsuura
正史 松浦
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Toray Industries Inc
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ヨークと繊維強化プラスチック管とを強固に
接続したプロペラシャフトの製造方法を提供する。 【構成】 ヨーク1の円筒状接続端部2の外側に繊維強
化プラスチック管からなる本体5の接続端部5aを嵌挿
するとともにそれらヨーク1と本体5とを接着剤で接合
してプロペラシャフトを製造するに際し、ヨーク1の接
続端部2を囲むように円筒体3を配置してその円筒体3
とヨーク1との間に空隙4を形成し、その空隙4に接着
剤6を貯留した後、その貯留した接着剤中に本体5の接
続端部5aを挿入する。 【効果】 空隙内の接着剤に静圧が発生して、接着剤は
接着面に充分良好に充填されるので、接着強度は非常に
大きくなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はプロペラシャフトの製造
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車工業の分野では、車輌重量を軽く
して燃費節減を図るために、各種の部材を繊維強化プラ
スチック材で代替することが試みられている。これら部
材のうち、たとえば、プロペラシャフトは、繊維強化プ
ラスチック管の両端部に、駆動軸や従動軸と連結してそ
のトルクを伝達するための接続継手を接続した構造にな
っている。このようなプロペラシャフトにおいては、ト
ルク伝達時に、繊維強化プラスチック管と接続継手との
接続部に応力集中が発生しやすく、そのため、当該接続
部は充分大きい破壊強度を有する接続状態になっている
ことが必要とされる。
【0003】ところで、繊維強化プラスチック管と継手
部材とを接続する方法としては、従来から、様々な方法
が提案されている。たとえば、繊維強化プラスチック管
の端部内壁に周方向に延びる2条の溝を平行に周設し、
これらの溝に弾力性を有するOリングを嵌め込み、前記
管に継手部材を挿入した後Oリング間に接着剤を注入し
て接続する方法が、特開昭52−127552号公報に
開示されている。
【0004】しかしながら、この方法では、接続部に充
分な量の接着剤を配置することができないため、形成さ
れた接続部は、強度が小さく、しかも耐久性に劣るとい
う問題があり、前記したプロペラシャフトのような過酷
な条件下で使用される部材に適用することはほとんどで
きない。また、特開昭58−211011号公報には、
繊維強化プラスチック管の端部にテーパ部を設け、また
接続継手の端部にもテーパ部を設け、両者のテーパ面に
接着剤を配して繊維強化プラスチック管と継手とを両者
のテーパ部で圧接して、相互に接着する方法が開示され
ている。
【0005】この方法によれば、両者の接着面を広くす
ることができ、接着剤の充填率を高めることができる。
しかし、この方法を実施するためには、可成り高い精度
でテーパ加工を行うことが必要である。また、両者の接
着面を圧接したときに、両テーパ部間における接着剤の
厚みが均一になりにくく、そのため接着強度にばらつき
が生じやすく、信頼性に富みしかも高い強度の接着状態
が得にくいという問題がある。さらに、この方法は、接
着後に、全体の長さに誤差が生じやすく、必ずしも満足
のいく接着方法とはいいがたい。
【0006】また、特開昭55−159314号には、
繊維強化プラスチック管の端部内壁に金属製スリーブを
組み込んだシャフトの製造方法が開示されている。この
方法によれば、フィラメントワインディング法で繊維強
化プラスチック管を成形するときに、まずマンドレルの
所定位置に、外周の断面形状が多角形になっている金属
製スリーブを配置し、この上から樹脂含浸強化繊維を巻
付けることにより、前記金属製スリーブが一体に組込ま
れた繊維強化プラスチック管が製造される。そして、接
続継手と前記金属製スリーブを溶接して両者の接続がな
されている。
【0007】しかしながら、この方法においても、つぎ
のような問題がある。すなわち、まず、接続継手との正
確な接続との関係で、マンドレルへの金属製スリーブの
配置作業は可成り煩雑となり、そのため、生産性の低下
を招きやすい。また、金属製スリーブの外周の断面形状
は多角形になっているので、ここに巻付けられた強化繊
維は前記多角形の頂部で応力集中を受けやすくなり、そ
の結果、強化繊維が金属製スリーブの表面から剥離して
しまうこともある。さらには、接続継手と金属製スリー
ブとの溶接時に、その熱によって、成形されている繊維
強化プラスチック管の一部が劣化するという問題も発生
する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、繊維
強化プラスチック管と接続継手との接続における上記し
たような問題を解決することにより、トルク伝達軸とし
ての充分なトルク伝達力を有するとともに、製造が比較
的簡単で、したがって安価に製造することができるプロ
ペラシャフトの製造方法を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ために、本発明においては、ヨークの円筒状接続端部の
外側に繊維強化プラスチック管からなる本体の接続端部
を嵌挿するとともにそれらヨークと本体とを接着剤で接
合してプロペラシャフトを製造するに際し、ヨークの接
続端部を囲むように円筒体を配置してその円筒体とヨー
クとの間に空隙を形成し、その空隙に接着剤を貯留した
後、その貯留した接着剤に本体の接続端部を挿入するこ
とを特徴とする、プロペラシャフトの製造方法が提供さ
れ、また、接続端部が上側になるように置いたヨークの
その接続端部を囲むように円筒体を配置してその円筒体
とヨークとの間に空隙を形成し、その空隙に接着剤を貯
留した後、その貯留した接着剤にヨークの上方から本体
の接続端部を挿入することを特徴とする、プロペラシャ
フトの製造方法が提供される。
【0010】
【作用】本発明方法によれば、繊維強化プラスチック管
の接続端部をヨーク接続端部の外側に形成されている空
隙に挿入すると、空隙に貯留されている接着剤に静水圧
が発生し、ヨーク接続端部の外周面と繊維強化プラスチ
ック管の接続端部の内周面との間に形成されているクリ
アランスに、接着剤は均一に浸透していく。そのため、
繊維強化プラスチック管の接続端部とヨーク接続端部と
の接着部における接着剤の充填率は高くなり、両者の接
着状態は非常に強固になる。
【0011】
【実施態様】以下に、添付図面に基づいて実施態様を説
明する。図1において、ヨーク1はその接続端部2が上
側になるように置かれ、ヨーク1(外径D1 )の接続端
部2(外径D2 )の外側には後述する薄肉の円筒体3
(内径D3 )がヨークの接続端部2を囲むように配置さ
れ、ヨーク接続端部2の外周面2aと円筒体3の内周面
3aとの間には、環状の空間である空隙4が形成されて
いる。
【0012】円筒体の内周面3aの下端部にヨーク1の
外周面1aを弾発的に押圧する弾性リング3bが配設さ
れることにより、円筒体3の心とヨーク1の心とが一致
していて、同時に、空隙4は下部が閉塞され、上部は開
口している。この空隙4の開口部付近においては、円筒
体3の内周面3aにも弾性リング3cが配設され、図に
示した繊維強化プラスチック管からなる本体5の接続端
部5aを上記空隙4に挿入したときに、この弾性リング
3cが繊維強化プラスチック管の接続端部5aの外周面
5bを弾発的に押圧して、繊維強化プラスチック管から
なる本体5の心と円筒体1の心を一致させることができ
るようになっている。
【0013】このときのD2 とD4 の関係は、−0.1mm
≦D4 −D2 ≦0.1mmであることが好ましい。D4 −D
2 の値が−0.1mmより小さい場合は、繊維強化プラスチ
ック管の接続端部5aをヨーク接続端部2に外嵌するこ
とが困難となり、無理に外嵌すると繊維強化プラスチッ
ク管の接続端部5aを破壊することがあり得るからであ
る。
【0014】また、D4 −D2 の値が0.1mmより大きい
場合は、ヨーク接続端部2の外周面2aと繊維強化プラ
スチック管の接続端部5aの内周面5cとの間のクリア
ランスが大きくなりすぎているため、この空隙4に、図
2で示したように接着剤6を貯留し、ここに繊維強化プ
ラスチック管5の接続端部5aを挿入したときに、貯留
していた接着剤6が空隙4の上部から溢流しやすくなっ
てしまうからである。
【0015】図1で示したように、ヨーク接続端部2の
外側に円筒体3を配置したのち、形成されている空隙4
に所望の接着剤6を貯留する(図2)。ついで、図3で
示したように、空隙4に貯留されている接着剤6の中
に、繊維強化プラスチック管5の接続端部5aを徐々に
挿入する。繊維強化プラスチック管の接続端部5aの外
周面5bは、円筒体3の弾性リング3bで押圧されるの
で、接続端部5aの内周面5cはヨーク接続端部2の外
周面2aと摺接する。そして空隙4の下部は弾性リング
3bによって液密にシールされているので、この空隙4
には接着剤が充満し、空隙4内の接着剤6には、繊維強
化プラスチック管の接続端部5aの挿入した体積に相当
する静圧が発生する。
【0016】繊維強化プラスチック管の接続端部5aを
空隙4に挿入していくと、内部の接着剤6に発生する静
圧は増大するとともに、余分の接着剤6は空隙4から溢
流しようとする。逃げ口がない場合は、接着剤6によっ
て弾性リング3b,3cによるシール構造が破壊される
ことがある。そのため、円筒体3には、空隙4と外系と
の間を連通するノズル7を配設しておくことが好まし
い。用いる接着剤の粘度に応じて、このノズル7の口径
を適宜に選択することにより、繊維強化プラスチック管
の接続端部5aを空隙4に挿入したときに、余剰の接着
剤を回収すると同時に、空隙内の接着剤の静圧を所望の
適正値に保持することができる。
【0017】かくして、ヨーク接続端部2の外周面2a
と繊維強化プラスチック管の接続端部5aの内周面5c
との間のクリアランスには、発生した静圧によって接着
剤が充分に浸透するので、ヨーク接続端部と繊維強化プ
ラスチック管の接続端部の間では接着剤の充填率は高く
なり、両者間では良好な接着状態を実現することができ
る。
【0018】また、ヨーク接続端部2の外周面の全体を
取り巻くようにして、深さが0.1〜1.0mmで適当な幅の
凹部2bを形成しておくと、ヨーク接続端部2と繊維強
化プラスチック管の接続端部5aの上記接着時に、接着
剤6はこの凹部2bの中に充填されて凹部の深さに相当
する厚みの接着剤層を形成するので、ヨーク接続端部2
と繊維強化プラスチック管の接続端部との間で充分大き
な接着強度を実現することができる。
【0019】なお、円筒体3は、軸方向に複数個に分割
できる分割構造のものにすると、ヨーク接続端部と繊維
強化プラスチック管の接続端部の接着作業時に、ヨーク
の所定位置に簡単にセットすることができ、また接着作
業終了後は、この円筒体を簡単に分解除去できるので好
適である。
【0020】
【実施例】東レ株式会社製の炭素繊維“トレカ”T30
0−12kdを4本引き揃え、エポキシ樹脂を含浸した
状態で、フィラメントワインディング法によって8層積
層したのち全体を回転加熱してエポキシ樹脂を硬化し、
ついでマンドレルを拭き取って、図1で示したような、
外径60mm、内径(D4 )55mmの繊維強化プラスチッ
ク管を製造した。この繊維強化プラスチック管5の接続
端部5aの内周面5cをアセトンで脱脂して離型剤など
を除去したのち、サンドペーパー#240で研磨し、研
磨面を再びアセトンで洗浄した。
【0021】鋼製で全体の外径(D1 )が60mm、接続
端2の外径(D2 )が55mm、外周面に深さ0.3mmで幅
40mmの凹部2bが周設されているヨーク1を用意し、
その表面を、アセトンで脱脂して油分や塵埃を除去した
のち、サンドブラスト#150で表面処理を行い、更に
再びアセトンで洗浄した。このヨーク1の接続端部2の
外側に、内径(D3 )が54.95mmで、内周面3aの下
端部と上端部の2個所に直径2mmのゴム製のOリング3
b、3cが配設され、ノズル7を備えた円筒体3を配置
して、ヨーク接続端部2の外周を囲った。
【0022】空隙4に、粘度10000cpのエポキシ
樹脂系樹脂剤を深さ50mm程度で貯留した。ついで、前
記した繊維強化プラスチック管の接続端部5aを徐々に
接着剤の中に挿入した。円筒体のノズル7からは余分な
接着剤が排出された。この状態のまま、温度100℃、
時間2時間の条件で接着剤を硬化したのち、円筒体3を
除去した。繊維強化プラスチック管とヨークが接続した
シャフトが得られた。
【0023】このシャフトの接続部の静的ねじり破壊試
験を行ったところ、ねじり破壊トルクは350kg・mで
あり、充分、車輌用のプロペラシャフトとして使用でき
ることが確認された。また、シャフトの接続部を破壊
し、その破面を観察して接着剤の充填率を測定したとこ
ろ、100%であった。
【0024】
【発明の効果】本発明方法によれば、繊維強化プラスチ
ック管とヨークを強固に接続することができ、得られた
シャフトは、車輌用のプロペラシャフトとして充分使用
できるものである。本発明方法は、接着に要する工程は
少なく、また、ヨーク接続端部の外側に円筒体を配置す
るだけでよいので、繊維強化プラスチック管とヨークと
の接続を非常に簡単に行うことができ、その製造コスト
は、従来のテーパ加工の場合に比べて大幅に低減する。
【0025】さらに、接着作業時の余分な接着剤は円筒
体のノズルから回収できて無駄が生じないとともに、円
筒体の内周面に配設されている弾性リングの働きで、接
着剤は空隙内に封入されるので、得られたシャフト製品
の表面の汚れは少なくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ヨーク接続端部の外側に円筒体を配置し、その
上方に接続すべき繊維強化プラスチック管を配置した状
態を示す要部断面図である。
【図2】空隙に接着剤を貯留した状態を示す要部断面図
である。
【図3】空隙内の接着剤に繊維強化プラスチック管の接
続端部を挿入した状態を示す要部断面図である。
【符号の説明】
1 ヨーク 1a ヨーク1の外周面 2 ヨーク1の接続端部 2a ヨーク接続端部2の外周面 2b 外周面2aに形成された凹部 3 円筒体 3a 円筒体3の内周面 3b、3c 弾性リング 4 空隙 5 繊維強化プラスチック管からなる本体 5a 繊維強化プラスチック管からなる本体5の接続端
部 5b 接続端部5aの外周面 5c 接続端部5aの内周面 6 接着剤 7 ノズル(開口)

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ヨークの円筒状接続端部の外側に繊維強
    化プラスチック管からなる本体の接続端部を嵌挿すると
    ともにそれらヨークと本体とを接着剤で接合してプロペ
    ラシャフトを製造するに際し、ヨークの接続端部を囲む
    ように円筒体を配置してその円筒体とヨークとの間に空
    隙を形成し、その空隙に接着剤を貯留した後、その貯留
    した接着剤に本体の接続端部を挿入することを特徴とす
    る、プロペラシャフトの製造方法。
  2. 【請求項2】 円筒体とヨークとの間に弾性リングを介
    在させ、円筒体の心とヨークの心とを一致させる、請求
    項1の、プロペラシャフトの製造方法。
  3. 【請求項3】 ヨークの円筒状接続端部の外側に繊維強
    化プラスチック管からなる本体の接続端部を嵌挿すると
    ともにそれらヨークと本体とを接着剤で接合してプロペ
    ラシャフトを製造するに際し、接続端部が上側になるよ
    うに置いたヨークのその接続端部を囲むように円筒体を
    配置してその円筒体とヨークとの間に空隙を形成し、そ
    の空隙に接着剤を貯留した後、その貯留した接着剤にヨ
    ークの上方から本体の接続端部を挿入することを特徴と
    する、プロペラシャフトの製造方法。
  4. 【請求項4】 円筒体の下部において円筒体とヨークと
    の間に弾性リングを介在させ、円筒体とヨークとの間に
    下部が閉塞され、上部が開放された空隙を形成するとと
    もに円筒体の心とヨークの心とを一致させる、請求項3
    の、プロペラシャフトの製造方法。
  5. 【請求項5】 円筒体の内側に弾性リングを介在させ、
    本体の挿入時にその本体の心とヨークの心とを一致させ
    る、請求項2または4の、プロペラシャフトの製造方
    法。
  6. 【請求項6】 本体の挿入時に余剰の接着剤を排出する
    とともに空隙内における接着剤の静水圧を調整するため
    の、外部に連通する開口を備えた円筒体を使用する、請
    求項1、2、3、4または5の、プロペラシャフトの製
    造方法。
  7. 【請求項7】 接続端部の外周面に接着剤を受用するた
    めの凹部を備えたヨークを使用する、請求項1、2、
    3、4、5または6の、プロペラシャフトの製造方法。
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