JPH05214655A - エレクトレット繊維集合物 - Google Patents

エレクトレット繊維集合物

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JPH05214655A
JPH05214655A JP4041875A JP4187592A JPH05214655A JP H05214655 A JPH05214655 A JP H05214655A JP 4041875 A JP4041875 A JP 4041875A JP 4187592 A JP4187592 A JP 4187592A JP H05214655 A JPH05214655 A JP H05214655A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 高帯電圧で帯電寿命が長いエレクトレット繊
維集合物を得てエアフィルターやワイパーに利用する。 【構成】 平衡水分率2%未満、融点150℃以上のポ
リエステル、ポリオレフィン類及びポリアクリロニトリ
ル等からなる合成繊維の表面を、ポリオレフィン、エチ
レン酢ビ共重合体、アクリル酸エステル等の樹脂で被覆
し、高電圧を印加して帯電させる。表面の樹脂は熱接着
性樹脂としても働く。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は低圧力損失だが極めて捕
塵性に優れたエアーフィルターおよび保塵性に秀でた乾
式ワイパー等の材料としてとして都合よく利用できる、
帯電寿命が長いエレクトレット繊維集合物に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】熱エレクトレットは、特公昭49−84
00号公報に記載のようにポリメチルメタクリレート、
ポリエチレンテレフタレート、ポリカーボネートなどの
有極性高分子が比較的長寿命であり、ポリエチレンおよ
びポリプロピレンなどの無極性高分子物質でもイオン性
不純物によってエレクトレット化が可能である高分子エ
レクトレットシートがある。ポリプロピレンがメルトブ
ローによって繊維化とエレクトレット化が行われる技術
は特公昭59−124号公報および特開昭54−113
900号公報に開示されている。ポリプロピレンフィル
ムをコロナ放電でエレクトレット化し、その後、破砕し
て小繊維化する特公昭56−47299号公報および特
開昭62−102809号公報に開示されている。また
絶縁性高分子物質を溶融紡糸して得られた未延伸糸を延
伸し、緊張下でコロナ放電してエレクトレット繊維とす
るものは特開昭60−199970号公報があり、さら
に長寿命化を狙った中空形状のエレクトレット繊維が特
開昭60−199971号公報に示されている。そして
現在、企業化されているエレクトレットフィルターはポ
リプロピレンでなるもののみである。
【0003】
【発明が解決すべき課題】従来のエレクトレット繊維に
は、ポリプロピレンなど1種類の高分子からなるフィル
ムを破断繊維化したもの、およびメルトブロー手段もし
くはスパンボンド手法で作られた繊維があり、無極性の
ポリプロピレンを用いているため、帯電圧が低く、フィ
ルターとして用いるとエレクトレットフィルターとして
まだまだ不十分なレベルであり、より高帯電圧で、より
長寿命であることが要求されている。また特開昭60−
199971号公報に記載されているように従来のエレ
クトレット繊維集合物は、同一繊維の表面に異なる電荷
が存在し、中和されて電荷密度が低下するため、同公報
に示される中空繊維化し、繊維表面を同一種の電荷のみ
とする試みがあるが、帯電圧の向上の余地は大きい。
【0004】
【発明が解決するための手段】本発明者は、複数のポリ
マーを組み合わせた芯鞘型複合繊維のエレクトレット化
を検討したところ、熱可塑性樹脂の種類によって帯電圧
の大小、荷電の種類が異なり、且つ適当な組み合わせの
繊維は、帯電寿命が長いことを見いだし本発明に至っ
た。本発明は平衡水分率(H%:相対湿度65%、25
℃における吸着水分率)が2%未満で、融点(Tms
℃)が150℃を超える合成繊維の表面の一部または全
部が融点(Tm℃)を70<Tm<Tms−20とする
熱エレクトレット性熱可塑性樹脂で被覆されており、該
熱エレクトレット性熱可塑性樹脂が帯電していることを
特徴とするエレクトレット繊維集合物、である。本発明
は、熱エレクトレット性熱可塑性樹脂で繊維が被覆され
ており、該樹脂の軟化点を超える、最も好ましくは融点
以上の温度で該樹脂を溶融もしくは軟化させながら強直
流電圧で生じる電界中で分極させてエレクトレット化し
た繊維集合物に関する。尚、上記樹脂は熱接着成分とし
て使用可能なため、熱接着とエレクトレット化が同時に
行えて都合がよい。
【0005】本発明の被覆される合成繊維または芯鞘型
複合繊維の芯成分に用いることができる樹脂は、非導電
性が帯電の長寿命化および高帯電圧化のため要求され、
あまり吸湿性が高くない樹脂が好ましく、高温でのエレ
クトレット化処理で望まれるため、エレクトレット化加
工時、溶融しないよう高融点である必要があり、ポリエ
ステル類、ポリオレフィン類およびポリアクリロニトリ
ルなどの平衡水分率が2%未満で、融点が150℃を超
える該樹脂のホモポリマー、共重合体および変性体が好
ましく、ポリアミドは吸湿性の点で好ましくない。ま
た、本発明に用いる繊維は、1種のみならず、複数種の
繊維からなっていてもよく、これらが層状もしくは混合
された形の繊維集合物であってもさしつかえない。
【0006】上記ポリエステル類には、ポリブチレンテ
レフタレート(PBT)およびポリエチレンテレフタレ
ート(PET)など、ポリオレフィン類には、ポリプロ
ピレン(PP)およびポリメチルペンテン(TPX)な
ど、ポリアクリロニトリルは、繊維としてアクリルおよ
びモダアクリル繊維(AF)などのアクリル系繊維が好
ましく、熱エレクトレット性熱可塑性樹脂を含浸などの
手段で被覆する場合には、耐溶剤性の点でポリエステル
類からなる繊維およびアクリル系繊維が特に好ましい。
【0007】本発明に用いる熱エレクトレット性熱可塑
性樹脂は、分子内で分極可能な樹脂であればよく、熱エ
レクトレット化加工時、溶融もしくは軟化し、分子運動
して分極しやすくするため、熱可塑性の必要があり、ま
た使用の都合上、その融点は70℃を超えることが好ま
しい。このような樹脂は、主鎖が分極するよりもあまり
長くない多数の側鎖が分極するほうが高帯電しやすいた
め、分極性側鎖を持つ結晶性の方が帯電寿命を長くする
点で好ましい。尚、側鎖があまり長くなると分極しにく
くなり、不都合である。さらに共重合体であまり側鎖の
数が少ないと分極性が低下するので好ましくなく、少な
くとも分極性側鎖を持つモノマーを2モル%以上含むこ
とが好ましい。
【0008】上記樹脂には、ポリブテン−1およびポリ
4−メチルペンテン−1などの負の電荷に帯電する側鎖
炭素数(n個)が2≦n≦5のα−ポリオレフィン、正
の電荷に帯電する融点が100℃以下のエチレン−酢酸
ビニル共重合体、エチレン−メチルアクリレート共重合
体、エチレン−エチルアクリレート共重合体、エチレン
−メチルメタアクリレート共重合体、エチレン−エチル
メタアクリレート共重合体、エチレン−メチルアクリレ
ート−アクリル酸共重合体などである。またこれも正の
電荷に帯電する融点が100℃以下のアクリル酸エステ
ル、メタアクリル酸エステル、アクリル酸およびメタク
リル酸から選ばれた1つまたは複数種のモノマーとエチ
レンの共重合体が好ましい。これらはポリプロピレンよ
り高い帯電圧を示す。また上記樹脂にはポリスチレン、
ポリメチルメタクリレートおよびポリメチルアクリレー
トなどのポリアルキルアクリレートおよびポリアルキル
メタクリレート、ポリメタアクリロニトリル、ポリメト
キシエチレンおよびアクリル−スチレン共重合体などの
側鎖を有するモノマーからなる高分子および/またはこ
れらのモノマーとエチレン、プロピレン、ブテン−1な
どのα−オレフィンとの共重合体を用いることもでき
る。
【0009】尚、本発明の合成繊維もしくは芯鞘型複合
繊維の芯成分に用いる樹脂は融点(Tms℃)が、熱エ
レクトレット化加工温度(Te℃)より少なくとも20
℃高いものを用いて、エレクトレット化加工と同時に樹
脂が溶融するのを防止しなければならない。前記熱エレ
クトレット性熱可塑性樹脂の融点(Tm℃)は、該樹脂
が溶融している時、エレクトレット化加工をするのが最
も好ましいため、Te≧Tmの関係となり、最も好まし
くは、70<Tm≦Te<Tms−20の関係が成立す
る。本発明にいう繊維集合物とは、紙、不織布、紡績
糸、織編物、フェルトおよび固綿などをいう。
【0010】本発明に用いる繊維は、帯電寿命を長くす
るため、繊維表面および内部に導電性物質を有すること
は極めて好ましくないので界面活性剤などの空気中の水
分を捕集して帯電防止する吸湿性低分子化合物を含む繊
維処理剤を用いることなく、繊維化可能なスパンボンド
紡糸手法、メルトブロー紡糸手法および溶剤を用いた乾
式紡糸手法で製造されることが最も好ましい。また同じ
く繊維処理剤を用いず製造されたマルチフィラメント繊
維を織編物もしくはトウ開繊不織布として繊維集合物と
するのがこれに次ぎ、ステープル繊維を用いスパンレー
ス不織布化したものがこれに次ぐ。従って、含浸法など
を用いて作られる本発明の繊維集合物を構成する合成繊
維は、スパンボンド手法および/またはメルトブロー手
法で作られるのが最も好ましい。このような繊維集合物
をエレクトレット化加工する方法として、含浸法があ
る。上記含浸法では、有機溶剤に熱エレクトレット化熱
可塑性樹脂を溶解し前記繊維集合物をこの中に浸漬し所
定の温度に保ちながら帯電させる方法である。また含浸
法以外の合成繊維への被覆方法は、繊維集合物へパウダ
ー状の熱エレクトレット化樹脂をふりかけ、高温でエレ
クトレット化加工時に溶融付着させて被覆する方法があ
る。
【0011】さらに別の方法として、合成繊維に複合繊
維を用いる方法がある。前記合成繊維を形成する樹脂と
熱エレクトレット化熱可塑性樹脂を並列型もしくは芯鞘
型に溶融紡糸して、所定の形状に整えた後、熱エレクト
レット化熱可塑性樹脂を溶融しつつ電界をかけて帯電さ
せる方法である。本発明に用いるエレクトレット性繊維
集合物は、エレクトレット化処理する以前もしくは同処
理中に物理的交絡法もしくは熱溶融接着法で一体化され
ており、大部分の本発明に用いる熱エレクトレット性熱
可塑性樹脂は、エレクトレット化処理温度で溶融状態で
あり、熱溶融接着機能を生ず。物理的交絡法とは、圧力
水を利用したスパンレース手法およびニードルパンチン
グ手法を指し、熱溶融接着法とは、スポットボンド熱ロ
ール法、カレンダー熱ロール法および熱風熱溶融接着法
を指す。
【0012】本発明の帯電方法は、熱エレクトレット性
熱可塑性樹脂を該樹脂の融点もしくは軟化点以上の温度
で高圧直流電流によって作られた電界中で分極させ、冷
却、固化させた後、電界中より取り出す熱エレクトレッ
ト手法による。具体的には熱風貫通型熱加工機および熱
ロール加工機を改造すると都合よい。また、電界を発生
する電極板等に用いる材質の耐熱性を考慮すると180
℃以下、より好ましくは150℃以下でエレクトレット
化加工が可能であるのが極めて都合よく、融点は240
℃と高いが、120〜180℃でエレクトレット化加工
できるポリ4−メチルペンテン−1を除き、用いる熱エ
レクトレット性熱可塑性樹脂は融点(Tm℃)を150
℃以下とするのが最も好ましい。本発明を構成する繊維
は、中実繊維および中空繊維のいずれであってもよく、
外形は円断面およびT型、十字型などの異形断面の繊維
のいずれでもよい。
【0013】
【発明の作用】本発明のエレクトレット繊維集合物を構
成するエレクトレット繊維は、繊維表面となる熱エレク
トレット性熱可塑性樹脂と他の合成樹脂の少なくとも2
種類でなる。即ち、エレクトレット性の異なる2種類の
樹脂が界面を形成し、接しているため、熱エレクトレッ
ト性熱可塑性樹脂が帯電すると上記界面で図1〜図3に
示すよう繊維断面においてに正と負の電荷が相対し、1
種のコンデンサーを形成し、従来の単一成分からなるエ
レクトレット繊維より高帯電圧と帯電寿命の向上が達成
できる。
【0014】本発明に用いる合成繊維は、界面活性剤な
どの吸湿性低分子化合物を繊維表面および内部に含まな
い平衡水分率が2%未満の合成高分子でなっており、ま
た熱エレクトレット性熱可塑性樹脂によって被覆されて
いるため、通常の状態では空気中より吸湿することも少
なく電気絶縁性に優れており、帯電寿命のアップが達成
できる。本発明に用いる熱エレクトレット性熱可塑性樹
脂の大部分の種類は、溶融状態でエレクトレット化加工
されているため、熱溶融接着作用も同時に行うことがで
き、本発明の繊維集合物の強度向上と同時に達成でき好
都合な場合が多い。
【0015】
【実施例】
[実施例1〜6、比較例1〜2] 表1に示す熱エレク
トレット性熱可塑性樹脂を塩化メチレン(MC)に溶解
した有機溶剤液中に目付60g/m2 で2デニールのポ
リエチレンテレフタレート(PET)スパンボンド不織
布を浸漬し、ドラフト中に放置して溶剤を気化させて除
去し、含浸不織布とした。尚、このスパンボンド不織布
には帯電を妨げるような繊維処理剤は一切使用していな
い。これを加熱し、45KVの直流電圧差を持ち、間隔
が30mmで一方が多針状電極、もう一方がアースされ
た金属板電極である帯電装置の金属板電極上に上記含浸
不織布を1時間位置させ、次いで電圧をかけながら雰囲
気を40℃以下に下げた後、電圧を切ってエレクトレッ
ト不織布サンプルとした。これをポリエチレンの袋に収
納し、1週間後にその残留帯電圧を測定した結果を表1
に示す。
【0016】[実施例7〜8] 実施例1および3の熱
エレクトレット性熱可塑性樹脂について目付60g/m2
2デニールのポリプロピレン(PP)スパンボンド不織
布を用い実施例1と同様にしてエレクトレット不織布を
得た結果は、ポリエチレンテレフタレート(PET)ス
パンボンド不織布と同様であった。
【0017】[実施例9〜14、比較例3〜4] 表2
に示す組み合わせで芯鞘型複合繊維を複合比(芯成分/
鞘成分)が50/50で溶融複合紡糸して未延伸糸と
し、この未延伸糸を熱水中で延伸し、スタフィングボッ
クスを用い機械捲縮加工を行い、コンベア型熱風貫通型
乾燥機で15分間乾燥し、51mmに切断してステープ
ル繊維となした。このステープル繊維を静電中和装置が
付いたローラーカードを用い、目付60g/m2 のウェ
ッブとし、50kg/cm2 の圧力水を用いてスパンレ
ース不織布となし、更に新鮮水で水洗した後、乾燥して
エレクトレット性不織布とした。これを実施例と同様に
して帯電処理し、その残留帯電圧を測定した結果を表2
に示す。
【0018】[実施例15] 実施例12のエレクトレ
ット性不織布を120℃のフラット熱ロールに速度5m
/minで通したところ、正に帯電した熱接着不織布を
得た。
【0019】
【表1】
【0020】
【表2】
【0021】
【発明の効果】本発明のエレクトレット繊維集合物をエ
アーフィルターとして用いれば、圧力損失が少ない高性
能フィルターとして用いることができ、ワイパーとして
用いれば捕塵性に優れたワイパーとして有用であり、大
半が熱接着と熱エレクトレット化加工を同時に行えるた
め、経済的であり、コンデンサー効果のため、長寿命、
高帯電のエレクトレットとして種々の用途に用いること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1〜3】本発明のエレクトレット繊維集合体に用い
る複合繊維の一例を示した繊維断面図である。
【符号の説明】
1 熱エレクトレット性熱可塑性樹脂 2 合成繊維もしくは芯成分の樹脂 3 中空部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 D01F 6/36 7199−3B 8/06 7199−3B 8/14 Z 7199−3B D06M 15/21

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 平衡水分率(H%:相対湿度65%、2
    5℃における吸着水分率)が2%未満で、融点(Tms
    ℃)が150℃を超える合成繊維の表面の一部または全
    部が融点(Tm℃)を70<Tm<Tms−20とする
    熱エレクトレット性熱可塑性樹脂で被覆されており、該
    熱エレクトレット性熱可塑性樹脂が帯電していることを
    特徴とするエレクトレット繊維集合物。
  2. 【請求項2】 合成繊維がポリエステル類、ポリオレフ
    ィン類およびポリアクリロニトリルのホモポリマー、共
    重合体または変性体から選ばれた1つまたは複数の樹脂
    からなり、熱エレクトレット性熱可塑性樹脂が、側鎖炭
    素数(n個)が2≦n≦5のα−ポリオレフィン、エチ
    レン−酢酸ビニル共重合体もしくはアクリル酸エステ
    ル、メタクリル酸エステル、アクリル酸およびメタクリ
    ル酸から選ばれた1つまたは複数種のモノマーとエチレ
    ンの共重合体から選ばれた1又は複数の樹脂であること
    を特徴とする請求項1記載のエレクトレット繊維集合
    物。
  3. 【請求項3】 熱エレクトレット性熱可塑性樹脂の合成
    繊維の被覆が、該合成繊維が芯成分で、熱エレクトレッ
    ト性熱可塑性樹脂が鞘成分となっている芯鞘型複合繊維
    であることを特徴とする請求項1記載のエレクトレット
    繊維集合物。
  4. 【請求項4】 請求項1記載のエレクトレット繊維集合
    物に電気絶縁性繊維を50重量%未満含むことを特徴と
    する請求項1記載のエレクトレット繊維集合物。
  5. 【請求項5】 請求項1および請求項4記載のエレクト
    レット繊維集合物が電気絶縁性繊維集合物と層状に接着
    一体化していることを特徴とするエレクトレット繊維集
    合物。
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