JPS62183831A

JPS62183831A - 除塵布

Info

Publication number: JPS62183831A
Application number: JP62005855A
Authority: JP
Inventors: チャールズ　ジェイ　モレル; マーク　ディー　ストリックランド
Original assignee: Kimberly Clark Corp
Current assignee: Kimberly Clark Corp
Priority date: 1986-01-13
Filing date: 1987-01-13
Publication date: 1987-08-12
Also published as: US4636429A; EP0234963A2; AU6719287A; KR870006881A

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔産業上の利用分野〕一般に、本発明はちり拭きに使用されるワイプや布に関
するものであり、特に、不織ポリプロピレンウェブをワ
イプあるいはほこり拭き布として使用する場合、ウェブ
のほこりを引き付けたり保持する能力を高めるように不
織ポリプロピレンウェブに対して行なう処理に関するも
のである。

〔従来技術〕

布やモツプで表面を拭く場合、布やモツプの塵粉を引き
付けたり保持する力を高めるため、織布や不織はこり拭
き布及びモツプに対して油や他の添加剤が長い間使用さ
れていた。けれども、このような添加剤は、はこり拭き
布やモツプにいつも完全に付着しているとはかぎらず、
拭き取り表面や使用者の手にこすり付く傾向がある。多
くの適用例において、はこりを拭いた後に残るこのよう
な付着残分は、ある工業的及び商業的情況では容認する
ことができない汚れに相当する。

さらに、市販のワイプやほこり拭き布は、ボリプロピレ
ン等の不織ポリオレフィン材料のウェブから作られるこ
とが多くなっている。この様なウェブば、ポリマー樹脂
を加熱して溶融物を作り、ダイオリフイスから出てくる
溶融物に加熱流体の蒸気（通常は空気）を向けて不連続
の細長いフィラメント又はファイバーを作り、ドラムス
は有孔ベルト上にファイバーを集めてウェブを作ること
から成る溶融吹込工程によって作られる。ファイバーは
集められる時にまだ粘着性があるため、−緒に接着して
総合ウェブが作られる。ステープル又はパルプファイバ
ー等の他のファイバーを溶融吹込ファイバーに加えてい
わゆる共成形ウェブを作ることもできる。

この様なワイプや除塵布を作るのに使用することのでき
る溶融吹込工程は良く知られているものであり、Ｖ、Ａ
、Ｗｅｎｄｔ、　Ｅ、Ｌ、Ｂｏｏｎ、　Ｃ，Ｄ、ＦＩｕ
ｈａｒｔｙらによるＮＲＬ　Ｒｅｐｏｒｔ４３６４の「
超細有機ファイバーの製造」、に、Ｄ、　Ｌａｗｒｅｎ
ｃｅ　、　Ｒ，Ｔ、Ｌｎｋａｓ　＋　Ｊ、Ａ。

ＹｏｕｎｇらによるＮＲＬ　Ｒｅｐｏｒｔ５２６５の「
超細熱可塑性ファイバーの形成の改良装置」、１９７４
年１）月１９日、Ｂｕｔｉｎらに交付された米国特許３
．８４９，２４１等の種々の特許や論文に記載されてい
る。

除塵布のための不織ウェブは、ポリプロピレンを加熱し
、連続の細いフィラメント状に押し出し、このフィラメ
ントを集合ドラム又はベルト上にランダムに交差して置
くスパン接着工程によって作ることもできる。フィラメ
ントは集められる時まだ粘着性があるため、交差する所
で接着して粘着性ウェブが作られる。

また、除塵布はスパン接着と溶融吹込の材料の層を一つ
の層を他の層の上に重さなるように順次成形してウェブ
を作ることによってもできる。スパン接着及び溶融吹込
層はきわめて近接した時間内で同一の集合ベルト上に置
かれるため、フィラメントはまだ粘着性があり、層はお
互いに接着する。溶融吹込とスパン接着ウェブの積層物
は、除塵布として使用するために作ることもできる。

けれども、塵粉と未処理不織ポリプロピレンウェブとの
間には、引き付は力はほとんどない。主としてウェブの
ファイバーが塵粉を物理的に捕えるためにこの様なウェ
ブ上にほこりが集められ、従って、不織ポリプロピレン
ウェブの除塵能力を高めるために添加物や処理が必要で
あることが認められる。

従来技術は、不織ポリプロピレンウェブの除塵力を強化
するためにウェブを処理する問題を特定的に扱ってはい
ないが、従来技術は、他の特徴を強化するためにポリプ
ロピレンウェブに対して行なう処理をいくつか開示して
いる。

Ｖｏｎ　Ｂｏｎｉｎ特許４，２６４．６４５は、合成ポ
リオレフィンフリースを親水性化剤で処理してフリース
の水蒸気吸収容量を改良することを開示している。親水
性化剤は、分子量が約５００から８５００の長鎖重合ポ
リエチレンオキサイドやポリプロピレンオキサイドであ
る有機高分子化合物である。重合親水性化剤は、加えら
れた合成フリース材料に水吸収性を付与するが、架橋重
合鎖はワイプとして使用してもこすり付かないことを確
証するほど十分（こフリースに接着していない。

高橋らの特許４，０６５，５９８は、合成ポリオレフィ
ン繊維に帯電防止性、防汚性、水吸収性を与える工程を
開示している。−例では（例４）、ポリオレフィン糸を
処理するのにポリエチレングリコールトリメタアクリレ
ートを用いている。この処理が不織ポリエチレンやポリ
プロピレンウェブのほこりを引き付ける力を高めるよう
には思えない。

従って、本発明の目的は、不織ポリプロピレンウェブに
対して、そのウェブのほこりを引き付け、保持する力を
高め、拭き取り表面上にこすり付かないような処理を提
供することである。

上記目的を達成するために、我々は、不織ポリプロピレ
ンウェブを分子ｔ４００から１０００のポリプロピレン
グリコールで処理すると、不織ウェブのほこりを引き付
ける力を１００％も高めることを見い出した。この処理
は、重量でほぼ０．１％から５．０％の付加になり、０
．４％と２．０％の間の低い付加量において特に良い結
果が生ずる。

本発明の他の目的や利点は下の詳細な説明を読むことに
より明らかになる。

本発明を好ましい実施例に関連して説明するが、本発明
をその実施例に制限するつもりはないことはわかるであ
ろう。それとは反対に、添付したクレームで限定される
ような本発明の精神や範囲内に含まれるあらゆる選択、
変更、同等物をカバーするものである。

ポリプロピレン繊維の不織ウェブは、使い捨ての経済を
保証する価格で種々の物性を与える種々の方法で形成で
きるため、このようなウェブは、使い捨て除塵布を作る
ための魅力のある材料を提供する。典型的なポリプロピ
レンの不織ウェブは溶融吹込あるいはスパン接着によっ
て作られる。

ポリプロピレンの溶融吹込ウェブは、ポリマー樹脂を加
熱して溶融物を作り、この溶融物をグイヘッド内のグイ
オリフィスを通して押し出し、グイオリフィスから出て
くる溶融物の方向に流体の蒸気（通常は空気）を向けて
不連続で細長いフィラメントやファイバーを作り、この
ファイバーをドラム又は有孔ベルト上に集めてウェブを
作ることにより形成される。溶融吹込ポリプロピレンの
物性は、従来技術においてよく知られている原理によっ
て、溶融吹込工程を行なう際に使用する様々な工程パラ
メーターを操作することによって調節できる。

はこり拭き布のためのポリプロピレンウェブは、ポリマ
ー樹脂を加熱して溶融物を作り、この溶融物をグイヘッ
ドのグイオリフィスを通して押し出して連続フィラメン
トを作り、このフィラメントをドラム又は有孔ベルト上
に集めてウェブを作ることから成るスパン接着工程によ
っても形成することができる。スパン接着ウェブの物性
は、従来技術においてよく知られている原理により、ス
パン接着工程を行なう際に使用される様々な工程パラメ
ーターを操作することにより調節できる。

溶融吹込ウェブやスパン接着ウェブの他に、はこり拭き
布として使用できる複合ウェブをポリプロピレン材料で
作ってもよい。このような複合ウェブの一例は、スパン
接着ポリプロピレン繊維の層を成形ベルト上に置き、直
接続けてすぐ次に溶融吹込ポリプロピレン繊維の層をス
パン接着層の上に載せ、最後に、スパン接着材料の別の
層を溶融吹込材料の上に直接数せて作る。これらの層は
、きわめて近接した時間内で１つの層を他の層の上に置
いているため、層にはまだ粘着性があり、お互いに接着
して総合ウェブが作られる。

本発明に関連する使用のためのほこり拭き布の他の候補
は、同時成形ウェブを作ることである。

同時成形は、溶融吹込ファイバーを成形しながら、グイ
オリフィスの出口で溶融吹込ファイバーにステープル又
はバルブファイバーを混ぜる結果として生じる。ステー
プルやバルブファイバーが成形ベルト上に集められる前
に、初め、溶融吹込ファイバーと接触する時、溶融吹込
ファイバーは粘着性があるため、結果として生じたウェ
ブは、溶融吹込ポリプロピレンファイバーと密接に混合
して、溶融吹込ファイバーと接着しているステープル又
はバルブファイバーを有している。

けれども、従来技術において一般によく知られている上
記の工程に従い作ったほこり拭き布は、はこり拭き布と
して有用であるほど十分なほこり引き付は力を有してい
ない。このことに関して、我々は、分子量が約４００か
ら１０００のポリプロピレングリコールでポリプロピレ
ンウェブを処理することにより、ポリプロピレンウェブ
は、はこりを引き付け、取り上げる力がほぼ２倍になる
ことを見い出した。分子量４２５のポリプロピレンが好
ましい。さらに、ポリプロピレングリコールはポリプロ
ピレンファイバーに十分接着しているため、ウェブをほ
こり拭き布として使用する場合に、拭き取り表面上にす
りつくことはない。

ポリプロピレングリコールは、使用している特殊グレー
ドのボ１ノプロピレングリコールの溶解度に依存して、
溶液中か又は乳濁液としての水性の担体系を介してポリ
プロピレンウェブに適用することができる。適用方法に
は、ウェブ成形の後噴霧する、ウェブの急冷システムの
一部としてウェブ成形中に噴霧し、飽和させ、乾燥する
もの°や、いくつかの既知被覆方法がある。

我々は、ポリプロピレンウェブを０．１から０．５重量
％の範囲のポリプロピレングリコールで処理すると、重
要な改良がなされることを見い出した。

けれども、０．４％から２．０％の範囲の低い付加量で
もこすり付くことなく良い結果を生ずる。好ましくは、
０．５％から１．０％の付加量によって最良の結果が得
られる。

以下に示す例は、未処理のポリプロピレンウェブに較べ
て本発明に従い処理したポリプロピレンウェブのほこり
引き付は力や取り上げ性が改善したことを示している。

また、本発明に従い作った例は、ポリプロピレングリコ
ール添加剤の拭き取り表面上へのこすり付きが低い。

開土１０、１６ａａＸ　１０．１６ｃｍ　（４インチ×４イ
ンチ）の対照試料を基本型１）８１．３８　ｇ／ｒｄ　
（２，４ｏｚ／ｙｄ”　）の溶融吹込ポリプロピレンウ
ェブから切り取る。

廻」工例１における試料と同じ１０．１６ｃｍＸ１０．１６ａ
ｍ（４インチ×４インチ）の試料を分子量４２５のポリ
プロピレングリコールを４．０％付加して処理する。

班ユ例１における試料と同じ１０．１６ｃｍＸ１０．１６ｃ
ｍ（４インチ×４インチ）の試料を分子量４２５のポリ
プロピレングリコールを０．４％付加して処理する。

班↓ 総基本重ｆｆ１８１．３８　ｇ／ｎｒ　（２，４ｏｚ／
ｙｄ”）で、スパン接着ポリプロピレンの２つの外層と
溶融吹込ポリプロピレンの内層から成るｆｉ！ｉ層物か
ら１０、１６ａａＸ　１０．１６Ｃ１）（４インチ×４
インチ）の試料を切り取る。

肛例４における試料と同じ１０．１６ｃｍＸ１０．１６ｃ
ｍ（４インチ×４インチ）の試料を、分子量４２５のポ
リプロピレングリコールを４．３％付加して処理する。

本発明に従ってなされた処理の有効性を調°べるため次
のような試験原案が作られた。

材杢ｌα装置ボールミル円筒状キャニスタ−Ｗ／バッフル（高さ−１６，５ｃｍ　（６，５“）直径＝　１７．１ｃｍ　（６，７５’）　）ケイ素ガラ
ス球（３２５メツシユ以下）天びんストップウォッチ１抜試験する前に１０．１６ａａＸ　１０．１６３の試料（
４“Ｘ４’）の重さをはかりキャニスタ−の中に置く。

キャニスタ−を横にして置き、１５ｇの合成塵（ガラス
球）を側面に沿った線に均等に流し込む。キャニスタ−
にふたをしてボールミルの上に置き、ボールミルを始動
させる。キャニスタ−を１５秒間転がし、再び試料の重
量をはかる。

この時の試料の重量と最初の試料重量との差を取り上げ
た塵（ダラム）として記録する。

表１は、試験の結果を示している。

表１

Claims

【特許請求の範囲】

（１）約０．１から５．０重量％の分子量４００から１
００のポリプロピレングリコールで処理した不織ポリプ
ロピレンウェブから成る除塵布。
（２）ポリプロピレンウェブは、溶融吹込成形ウェブで
ある特許請求の範囲第（１）項に記載の除塵布。
（３）ポリプロピレンウェブは、スパン接着ウェブであ
る特許請求の範囲第（１）項に記載の除塵布。
（４）ポリプロピレンウェブは、同時成形ウェブである
特許請求の範囲第（１）項に記載の除塵布。
（５）ポリプロピレンウェブは、溶融吹込ウェブとスパ
ン接着ウェブとの積層物である特許請求の範囲第（１）
項に記載の除塵布。
（６）ポリプロピレングリコールは分子量が４２５であ
る特許請求の範囲第（１）項に記載の除塵布。
（７）ポリプロピレンウェブは、約０．４から２．０重
量％のポリプロピレングリコールで処理する特許請求の
範囲第（１）項に記載の除塵布。