JPH0521438Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0521438Y2
JPH0521438Y2 JP16434387U JP16434387U JPH0521438Y2 JP H0521438 Y2 JPH0521438 Y2 JP H0521438Y2 JP 16434387 U JP16434387 U JP 16434387U JP 16434387 U JP16434387 U JP 16434387U JP H0521438 Y2 JPH0521438 Y2 JP H0521438Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
acrylic plate
shaving
engraving
cutting
shavings
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP16434387U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0168896U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP16434387U priority Critical patent/JPH0521438Y2/ja
Publication of JPH0168896U publication Critical patent/JPH0168896U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0521438Y2 publication Critical patent/JPH0521438Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Processing Of Stones Or Stones Resemblance Materials (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (イ) 産業上の利用分野 本考案は、彫像製作の分野で利用される。
本考案は、アクリル板彫刻体に関し、詳しくは
アクリル板に一面から削り加工を加えて他の面か
ら透視される彫像に関する。
(ロ) 従来技術 アクリル成形体は、一般に、硬く、透明、光透
過性に秀れている。このような成形体に、下絵に
沿つて削り溝を刻設し、その削り部を半透明にし
たものが、削り面以外の面からみると、ある彫刻
像として透視される。このようなことは、知られ
ている。
(ハ) 考案が解決しようとする問題点 このような削り加工のみでは、一様な像態様で
しか透視されず、例えば花びらなどの像も半透明
に映つて一色模様となり、妙味感に乏しい。
本考案の目的は、アクリル板に新規な削り加工
を加えて妙味ある彫像が透視されるアクリル板彫
刻体を提供することである。
(ニ) 問題点を解決するための手段 前記した目的は、粘度及び切断・研磨加工の作
業性に優れたアクリル板を切断、面取り及び研磨
して得た立体素材について、その一面に花柄など
の彫刻下絵に応じたシルク印刷を施し、その印刷
に応じて刃物により削り込んで形成するアクリル
板彫刻体において、削り溝ないし削り凹部に削り
屑をアクリル板内部に残留させて削り面上からみ
て白濁色の部分と、削り溝ないし削り凹部に削り
屑を残さず排除して形成される半透明部分とを混
在させることにより、達成される。
(ホ) 作用 アクリル板一面における削り溝ないし削り凹部
に削り屑をアクリル板内部に残留させて削り面上
からみて白濁色の部分は、羽根のような像として
他の面から透視されるので、このような部分を模
様の一部として混在させて、さまざまな彫像が製
作される。
(ヘ) 実施例 本考案の好適な実施例は、図面に基づいて説明
される。
第1図はシルク印刷施し面を有するアクリル板
上面図であり、シルク印刷は一部を示し、他は省
略されている。
第2図はアクリル板一面に削り加工を加えるた
めの電動彫刻機の例示図である。
第3図は例示された電動彫刻機に使用される刃
物である。
第4図は同様の刃物であるが削り後削り屑を内
部に残留させるための刃物例示図である。
第5図はアクリル板一面の削り加工面例示図で
である。
第6図は削り面と反対側の面を表わした例示図
である。
第7図は削り面の左側面図である。
成形材料のアクリル板は、台湾のCHI MEI
INDUSTRIAL CO.,LTD.から
“ACRYPOLY”CAST ACRTLIC SHEETSと
して得られ、紫外線透過性であることが前提条件
である。断面部より、光線を与えることにより、
内部に施された彫刻面に対し、微妙な変化及び色
調を強調するためには、紫外線透過性の材料が必
要とされ、それによりブラツクライト光源の使用
が可能となる。
まず、材料切断加工では、自動切断機にて切断
後、プレーナー及び、トリマー等の面取り機を駆
使し、必要な形状を作成、必要により治具を使用
する。
切断加工により、整えられた外径の切断面に対
し、ライテイングのため、そしてアクリル表裏面
と同等の表面平均度及び光沢を得るために、バフ
にて研磨する。このようにして、アクリル板立体
素材10が得られる。
彫像に従つて、ニーズに応じた図案の決定、原
稿が作成される。
決定されたデザインをもとに立体彫刻用の型を
粘土、石膏等の材料を使用し、必要に応じた倍寸
にて、起型すると同時に原稿をもとに印刷用シル
ク版を作成し、立体素材10の一面10a上にシ
ルク印刷12が施される。
彫刻に当つては、立体彫刻機20とハンデイタ
イプの2種類を使用して行なうのが好ましい。
彫刻作業に入る前に、上述したように、先ずシ
ルク印刷にて被加工表面に原稿と全く同じ原稿を
印刷し、乾燥後、立体彫刻機20上の治具に固定
し、立体彫刻用の型に合わせ彫刻を施し、微修正
は、図示しないハンデイタイプの彫刻機を使用
し、シルク印刷12に合わせて行ない、原稿と同
じものに仕上げる。ただし、彫刻機に使用する刃
物24は、彫刻屑が外部に排出されず、粉状にて
内部に残留するよう構成されている。なお、刃物
22a〜22cなどは、市販のもので足り、削り
後の屑はそのまま外部に排除される。
このようにして、第5図に示すように、立体素
材10の削り面10a上には、屑残留部16aと
屑排除部16bとが混在する。
屑残留部16aの外周縁線は削り面から鋭角に
刃物が挿入されて削られたために表われている。
このように削り深さは、第7図の側面図からさ
まざまに表われている。
このようにした彫刻終了後は、アクリル透明部
の中間部に彫刻された部分のみが、一部半透明
(屑を除去した部分で刃物22などによる)と白
濁部分(屑残留部分)が浮き上がり、或いは沈ん
だ状態で見える。
第6図はこのようにして彫刻が終えた後のアク
リル板後面部10bからみた図である。図面では
明瞭に表わせないが、花びらと葉部が結晶上の乳
白色に、茎部は半透明として素材の透明部分と区
別され、それぞれくつきり透視される。
なお、必要に応じ、後工程として着色される。
着色に際しては特殊インク(耐酸性あるいは、中
性インク)を使用し、注射器状のものを使用し彫
刻部に注入する。
着色工程に於いて、色調の微妙な濃淡を表現す
るため、また安定した色調を表現するためにも彫
刻屑をアクリル板内に粉状で残留させることが必
要不可欠の条件である。
さらに、表面保護と同時に、白濁部及び着色部
の彫刻屑の漏出、散乱を防止するためにポリエチ
レンフイルム等密着性の良い柔らかいものを彫刻
刃物進入部に密着させる。
(ト) 効果 芸術品的な要素を備えながら、立体彫刻用型及
びシルク印刷の技術を駆使することにより同じ物
を多量に生産することが可能であり、アクリル板
の特性を十分に活用した立体感のある彫刻品が得
られる。
また、使用目的に応じた加工、彫刻サイズが選
択され、少数の芸術品から多数の量産まで、臨機
応変の製作が可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図はシルク印刷が施されたアクリル板上面
例示図、第2図は本考案に用いられる彫刻機の例
示図、第3図は市販により得られる刃物の例示
図、第4図は削り屑を残留させる刃物例示図、第
5図は本考案の1実施例を示しているアクリル板
彫刻面例示図、第6図は彫刻面反対面の透視図、
第7図はその側面透視図である。 10はアクリル板、10aはその彫刻面、12
はシルク印刷施し面、16aは削り屑残留部、1
6bは削り屑排除部である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 粘度及び切断・研磨加工の作業性に優れたアク
    リル板を切断、面取り及び研磨して得た立体素材
    について、その一面に花柄などの彫刻下絵に応じ
    たシルク印刷を施し、その印刷に応じて刃物によ
    り削り込んで形成するアクリル板彫刻体におい
    て、削り溝ないし削り凹部に削り屑をアクリル板
    内部に残留させて削り面上からみて白濁色の部分
    と、削り溝ないし削り凹部に削り屑を残さず排除
    して形成される半透明部分とが混在していること
    を特徴とする、アクリル板彫刻体。
JP16434387U 1987-10-27 1987-10-27 Expired - Lifetime JPH0521438Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16434387U JPH0521438Y2 (ja) 1987-10-27 1987-10-27

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16434387U JPH0521438Y2 (ja) 1987-10-27 1987-10-27

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0168896U JPH0168896U (ja) 1989-05-08
JPH0521438Y2 true JPH0521438Y2 (ja) 1993-06-01

Family

ID=31449870

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP16434387U Expired - Lifetime JPH0521438Y2 (ja) 1987-10-27 1987-10-27

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0521438Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0168896U (ja) 1989-05-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US3301725A (en) Sculpturing of art figures
EP1119448B1 (en) Lithophane-like article and method of manufacture
JPH0521438Y2 (ja)
Beedham Wood engraving
US3988520A (en) Three dimensional image reproduction
US2656634A (en) Process for making relief pictures from plane pictures
KR200400382Y1 (ko) 투명 또는 칼라투명 합성수지재 헤어라인 미러
US5484495A (en) Method for carving wood accurately, artistically, and in a time efficient manner
KR20180095377A (ko) 한복 천을 이용한 수공예품 제작방법 및 그 제조방법에 의해 제조된 한복 천을 이용한 수공예 제작 교구
JP2014213579A (ja) 彫塑制作教材
US7133734B2 (en) Method for creating a sculpture
CA2116589A1 (en) Image data integration (idi)
JPS622961B2 (ja)
US3123919A (en) Sculpturing block
WO2000053432A1 (en) Method for engraving glass
JP2000185500A (ja) ガラス立体彫刻法
GB1580297A (en) Production of artistic models or plaques
KR100366127B1 (ko) 머리핀의 꽃무늬 형성방법 및 꽃무늬가 형성된 머리핀
Wright Journey to the Final Medal: Methods and Materials
JP2562313Y2 (ja) 貼り絵キツト
KR790001177B1 (ko) 문양목판(紋樣木板)의 제조법
US20190322122A1 (en) Marquetry template and methods of use thereof
JPH07164103A (ja) 鋳物製品
KR200305664Y1 (ko) 어린이용 조소학습 교구
Hovannes Modern Materials and Tools of the Sculptor