JP2014213579A - 彫塑制作教材 - Google Patents

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Abstract

【課題】 塑像や彫像の制作で、頼りになるのは自分の感性と手先の器用さだけであり、初心者にとっては、やってみたいと思っても、作品造りへの垣根は結構高いのが現状である。この点に鑑み、本発明ではこの垣根を取り払って、塑像や彫像の制作に誰でも気楽に取り組むことが出来て、しかも、満足度の高い作品が仕上がる喜びが生まれる教材の提供を課題とした。
【解決手段】 彫刻可能な素材によって構成した完成彫刻像の周りを、より彫り易い彫刻素材によって包んで一体化した彫像制作教材である。彫刻素材は、完成彫刻像の外周に近接した薄い注意彫り彫刻層と、注意彫り彫刻層を包む彫り易い荒彫り彫刻層と、荒彫り彫刻層を包む更により軟らかい荒切り彫刻層の3層によって一体的に構成し、それらの各層を色彩的に区分したことを特徴とする。また、彫塑制作教材は、制作目標となる完成塑像の外寸より、数mm程度均一に縮めた形状をもって塑像制作芯体とすることを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、彫塑制作、即ち、彫像や塑像の制作を、初心者でも手軽に試みることができるようにした、彫塑制作教材に関する。
従来の彫像や塑像の制作はすべて手作業であって、自分の感性と手先の器用さを頼りに進めていた。そして、それらの彫像や塑像制作に利用する初心者向けの教材としては、業者が用意した、荒切りした彫刻素材や彫塑用手造り芯などはあるが、それらも全て手造りの商品であった。特許文献においても、量産可能な技術は見当たらなかった。
前述のように、塑像や彫像の制作で、頼りになるのは自分の感性と手先の器用さだけであるから、初心者にとっては、やってみたいと思っても、作品造りへの垣根は結構高いのが現状である。この点に鑑み、本発明ではこの垣根を取り払って、塑像や彫像の制作に誰でも気楽に取り組むことが出来て、しかも、相当良質な作品が仕上る喜びが感じられる教材を提供することを課題とした。
彫刻制作教材は、彫刻可能な素材によって構成した完成彫刻像の周りを、より彫り易い彫刻素材によって包んで一体化し、好ましくは、その彫刻素材を、完成彫刻像の外周に近接した薄い注意彫り彫刻層と、注意彫り彫刻層を包む彫り易い荒彫り彫刻層と、荒彫り彫刻層を包む更により彫り易く切りやすい荒切り彫刻層の3層によって一体的に構成し、それらの各層を色彩的に区分する。
彫刻素材を完成彫刻像の上面のみに設けてレリーフ制作教材とし、場合によっては、完成彫刻像の表層に色彩画像を設けたり、完成彫刻像を透明として、その裏面に、画像写真を設ける。
また、彫塑制作教材は、制作目標となる完成塑像の外寸より、数mm程度均一に縮めた形状をもった塑像制作芯体として構成する。
本発明は、彫像制作や塑像制作の過程を、いわば絵画における大人の塗り絵的な安易さで楽しめるようにすることが可能である。
即ち、従来の木彫手法に準じて、彫像制作素材の側面と上面に、彫像の正面図・側面図・平面図などを示す透視ラインと、荒切りラインを設けているので、おおよその形や方向性をつかむことができる。その上で、荒切りラインを手がかりにして行なう、荒切り素材のカットは、一般のカッターで容易に行なうことができる。従って、従来の木彫の場合のような鋸による切断作業も必要なく、カッターによる大まかな切断の後、鋸ではできないような奥まった細部までも、カッターによる切断や彫刻刀による彫り取りカットを行うことが容易である。そのため、荒切り素材の領域を広げて、荒彫り素材の領域を狭めることが可能となり、彫刻作業が短縮できる効果が生まれる。
荒切り素材に接する荒彫り素材との境界は、色彩の変化とカッターでは切りにくくなる固さの変化で容易に判別でき、その時点で彫刻刀による荒彫りの作業に移る。荒彫り素材の領域は、せいぜい5〜10mm程度で十分であり、非常に彫り易い固さである。そして、次に現れる注意彫り素材層は、赤色などの目立つ色彩で注意を喚起するので、そこまでは、あまり気をつかうことなく、ごく大雑把に彫り進むことが可能である。
赤色などの注意彫り素材層は、ほぼ2〜3mm程度の厚みしかなく、仕上がり目標である完成彫像に最接近しているという注意喚起する効果がある。すなわち、その赤色の層を注意深く慎重に彫り取ってしまうことで、ほぼ完璧な完成彫像の制作が完了する。従って、初めて挑戦する彫刻の初心者でも、安心して彫り進むことができ、ほぼ満足できる彫像制作の仕上がりが期待できる。尚、完成彫像の完成度は、初歩的な利用者向けにはほぼ100%くらいが好ましいが、やや習熟した利用者向けには、完成度を落とすことによって、多少の創意を加える余地を加えることもできる。
以上の彫刻制作は、子供の手でも抵抗なく進められる程度の容易さを実現するものであるが、その制作手法は、従来の木彫手法に準じて構成したもので、発展的に木材や石材の彫刻制作の手ほどきにもなる効果が期待できる。
その一方で、この彫刻教材を謎解きのゲーム感覚で楽しませることも可能である。即ち、彫像制作素材の側面などに彫像の正面図・側面図・平面図などの透視ラインや荒切りラインを設けない彫刻素材とし、中から、どのような完成彫刻が出現するか、分からないまま楽しみにしながら掘り進むことも可能である。それは、既に述べたように、外周の彫刻素材の各層と中核の完成彫像の素材は、切り取り・彫り取りの硬度の違いもあり、その色彩の違いもあるからである。従って、誰が彫っていっても、彫刻刀の当たりや色の違いで完成彫像に近づいたことが分かり、赤色の注意彫り彫刻層を手がかりに、以後丁寧に彫っていけば目的の完成彫像を制作できる。
実施例2のレリーフ彫刻教材は、完成彫像Aの上に彫刻素材Bを設けて一体化した構造であり、彫刻素材Bを彫り取ると、完成彫像Aが作品として仕上がってくる。この点は、上述の彫刻完成彫像A教材と同様である。これらのレリーフ彫刻教材において、実施例3では完成彫像Aそのものに、その原画の画像がそのままプリントされているため、仕上がった作品は、原画そっくりのレリーフ像の感じのものとなる。従って、名画シリーズ・名所風景シリーズ・静物シリーズ・物語シリーズ・アニメシリーズなどの画像レリーフ教材として、学習者のニーズに合わせて提供していくことが期待できる。
実施例4においては、完成彫像Aが透明であるので、その下部に、そのレリーフの原画となっている画像を設けるだけで、そのレリーフ作品に、原画の色彩などの感じを加えることができる。
実施例5の塑像制作教材は、塑像制作の芯自体が、仕上がりの塑像にほぼ近いサイズであり、その外面に所定の薄厚、例えば3mm程度の厚みの粘土を重ねると、設計上は、ほぼ完璧な形状に仕上るようになっている。従って、仕上がりの多少の巧拙はあっても、丁寧にやりさえすれば、誰がやっても、ほぼ満足できる一応の完成度をもった仕上がりを期待できる。
本発明実施例1の基本的な構成を示す断面による説明図。 本発明実施例1の断面を示す説明図。 本発明実施例1の斜面図による説明図。 本発明実施例2の断面を含む説明図。 本発明実施例3の断面を示す説明図。 本発明実施例4の断面を示す説明図。 本発明実施例5の断面を示す説明図。
本発明は、彫刻制作あるいは彫塑制作の難しさを、たとえば絵画における大人の塗り絵的に、ぐっと手軽に楽しめるように構成したものであって、その最良の形態について図に基づいて説明する。
まず、彫像制作教材の実施例1について説明する。彫刻制作教材は、図1に示すように、彫刻可能な素材によって構成した完成彫像Aを、彫刻のより容易な彫刻素材Bによって包んで一体化し構成するものである。
即ち、完成彫像Aは、それ自体が既に完成度の高い作品そのものか、あるいは、その一歩手前の、あと少し手を加えれば完成する完成度の高いもので、彫刻可能な素材によって構成する。完成彫像Aの外周は、完成彫像Aよりも彫刻し易い、軟らかい彫刻素材Bによって包んで一体化し、角柱もしくは円柱などの形状とする。
完成彫像Aと彫刻素材Bは、固さによる彫刻の難易度のほかに、色彩も変えて両者の境界面を明確にする。完成彫像Aを中核として一体化する彫刻素材Bは、最も単純には、図1に示すように同一素材によって構成するが、より理想的には、図2に示すように、固さと色彩の異なる2層とか3層など複数の層によって構成する。
完成彫像Aは、彫刻可能な単一な素材で構成するか、あるいは、図示のように、発泡素材などによって構成する中核の芯材1を、彫刻可能な完成彫像素材2によって包んで一体化する。そして、完成彫像Aの外周に設ける彫刻素材Bは、完成彫像Aの外周に直接接するほぼ2〜3mm厚の注意彫り彫刻層3と、その注意彫り彫刻層3の外周に設ける荒彫り彫刻層4と、荒彫り彫刻層4の外周に設ける荒切り彫刻層5の3層によって構成する。
完成彫像Aならびに彫刻素材Bの組成は、彫刻可能な適度な固さをもつ、水溶性樹脂粉入り石膏や樹脂粘土、あるいは木粉粘土などが利用できるが、特に限定するものではない。その一例を示すと、完成彫像Aを構成する完成彫像素材2は、一般に市販されている水溶性樹脂粉入り石膏100g+水30ccの混合比から、水溶性樹脂粉入り石膏100g+石膏20g+水64ccの混合比によって適度な固さとした。そして、近接する注意彫り彫刻層3は、前記の混合比によって完成彫像Aとほぼ同じ固さとするか、更に石膏の比率を増してやや軟らかく構成させる。あるいは、後述のように、初心者向けに特に軟らかくする場合は、石膏の割合を増やすとか、発泡剤(炭酸水素ナトリウムなど)を加える。次の荒彫り彫刻層4は、水溶性樹脂粉入り石膏50g+石膏50g+水57ccの混合比によって作り、彫刻刀によって楽に削れる適度な固さとした。
そして、一番外郭の層となる荒切り彫刻層5は、カッターでも容易に切れて、彫刻刀でも楽に彫り取れるように、前述の配合素材に発泡剤として炭酸水素ナトリウム(重曹)を加え、例えば、水溶性樹脂粉入り石膏50g+石膏50g+重曹0.5〜1g+水57ccによる混合比でほぼ満足する固さとした。
尚、この完成彫像Aと彫刻素材B各層を構成する樹脂粉末・石膏・発泡剤などの混合比は特に限定するものではない。また、完成彫像Aの外周に設ける彫刻素材Bは、必ずしも3層に限定するものではなく、既に述べたように、単純に1層としてもよいし、あるいは、3層以上としてもよい。また、必ずしも、荒切り彫刻層5・荒彫り彫刻層4・注意彫り彫刻層3と順次固くしていかなくても、たとえば、 注意彫り彫刻層3の目的を、完成彫像Aに接近という注意喚起のみとして、完成彫像Aと荒彫り彫刻層4との境界を示す層として、ごく軟らかい層としてもよい。注意彫り彫刻層3が軟らかいと、彫刻初心者であっても注意彫り彫刻層3が極めて容易となり、力余って完成彫像Aまで彫り込んでしまうという失敗は無くなる利点がある。あるいはその反対に、注意彫り彫刻層3の固さを完成彫像Aの固さとほぼ同じくすることによって、より慎重に彫り進まないと、完成彫像Aの部分まで彫り込んでしまう惧れを設け、彫刻していく人の彫り方の巧拙が、完成する作品の仕上がりに反映する度合いを大きくしてもよい。
尚、彫刻素材Bの外周には、図3に示すように、その四周に、完成彫像Aの正面図・側面図・裏面図などを示す透視ライン6と、荒切りライン7を設ける。荒切りライン7は、木彫などの際に、仕上げる彫像を想定しながら、鋸で荒切りするために行なわれる、荒切りラインに準ずるものである。
あるいは、彫像制作素材の四周などに彫像の正面図・側面図・平面図などの透視ラインや荒切りラインを設けない彫刻素材として提供することも出来る。この場合、外見は角柱状や円柱状の形状というだけで、その内部に、どのような形状の完成彫像Aが内蔵されているかは分からない。しかし、完成彫像Aの周りには、カッターや彫刻刀によって切ったり彫ったりできる荒切り彫刻層5から始まって、やや硬くて彫刻刀でないと彫れない荒彫り彫刻層4があり、最終的には、完成彫像Aの近接を知らせる赤色などと続くので、完成彫像Aを彫り上げることが可能である。これは、彫塑制作教材としては一見不親切なようであるが、中からどのような完成彫刻が出現するか、分からないままに掘り進むというゲーム的な面白さがあるので、若い人たちには喜ばれると思われる。
本発明をレリーフ彫刻教材として実施するための実施例2を、図4によって説明する。
レリーフ彫刻は、一般的に、板状の彫刻素材の上面を彫り込むだけなので、その構成は、レリーフ状の完成彫像Aの上面に、彫刻のより容易な彫刻素材Bを合わせて一体化し、平板状の形状とする。
完成彫像Aは、それ自体が既に完成度の高いレリーフ彫刻作品そのものか、あるいは、その一歩手前の、あと少し手を加えれば完成する完成度の高いものであって、彫刻可能な素材によって構成する。完成彫像Aの上面には、彫刻素材Bを設けて一体化するが、彫刻素材Bをいくつかの層に分けてもよい。例えば、実施例1と同様に、完成彫像Aの外周に直接接するほぼ2〜3mm厚の注意彫り彫刻層3と、その注意彫り彫刻層3の外周に設ける荒彫り彫刻層4を設ける。そして、一般的には実施例1で述べた荒切り彫刻層5は、特に大きな起伏のあるレリーフ彫刻でなければ必要はない。尚、完成彫像Aならびに彫刻素材B各層の組成は、実施例1に準じて構成する。
彫刻素材Bの上面には、完成彫像Aの仕上がりを示す画像8、または実施例1と同様な透視ライン6(図は省略)を設けるが、レリーフ彫刻のため、正面図・側面図・裏面図などは必要としない。
次に、実施例2のレリーフ彫刻の完成彫像Aの表層に、色彩画像をプリントした実施例3を、図5によって説明する。
従来から行われていたレリーフ彫刻は、彫り上げた彫刻そのものが完成した作品であるが、場合によっては、そのあとに色彩を施していくこともあった。実施例2は、そのいずれにも対応できるが、たとえば、名画をモチーフにした名画シリーズのレリーフの場合は、名画のもつ微妙な色彩の再現は非常に困難である。本実施例は、これに鑑み、完成彫像Aの表層にあらかじめ原画の画像をプリントした画像層9を設けておき、注意彫り彫刻層3を彫り取ると、画像層9にプリントされている原画の画像が現れるようにしている。画像層9は、完成彫像Aの表層に画像を直接プリントしたままでもよいが、この場合、注意彫り彫刻層3を彫り取る際に画像を損傷させる恐れがある。したがって、好ましくは、透明な樹脂シートの裏面に、原画の画像を逆転プリントしてから、完成彫像Aのレリーフ面の形状に加熱プレスする。これによって、内面に画像層9を設けたレリーフ表層10を表層とする完成彫像Aが構成される。この構成は、簡易的には、完成彫像Aの表層にプリントした画像層9を、透明な樹脂によってカバーすることでも可能である。しかし、これらの手法は特に限定するものではない。
次に、レリーフ彫刻と画像を重ね合わせて利用する実施例4について、図6によって説明する。
実施例4は、実施例2の完成彫像Aを、透明なレリーフ状の完成彫像Aとして構成したものである。即ち、完成彫像Aを透明な樹脂によって構成し、その上面に、図示は省略しているが、ほぼ2〜3mm厚の注意彫り彫刻層3と荒彫り彫刻層4を設けて一体化し、全体的には、平板状などの形状とし、その上面には、仕上げるレリーフ彫像の形状に対応する原寸の画像8、もしくは線画による透視ライン6を設ける。
従って、この実施例4では、その上面の画像8などを参考にして、荒彫り彫刻層4と注意彫り彫刻層3を彫り進んでいき、レリーフ彫刻が完了すると、裏面が平面で上面がレリーフ状の透明な完成彫像Aが完成する。
従って、この透明なレリーフ状の完成彫像Aの裏面に、レリーフ彫像の原図となった画像写真11を予め貼着しておくか、事後重ね合わせると、彫り上げたレリーフ彫刻から重ね合わせた画像写真11の色彩が浮かび上がってきて、完成彫像Aのレリーフの起伏と重なり、画像写真11がレリーフ化した感じとなる。額装などによって、机上や壁面を飾るインテリアとしての応用が期待できる。また、その裏面にLED電球など配して、点灯して楽しむこともできる。
次に、塑像制作教材について説明する。塑像制作教材は、制作目標として想定される完成塑像Cを基準にして、その完成塑像Cの外寸より、例えば数mm程度縮めた塑像制作芯体Bを設けたもので、その外周面8に、所定の例えば数mm程度の粘土12を重ねていくと、目標とされる完成塑像Cが出来上がるように構成するものである。
塑像制作芯体Cの外周面は、無数の微細な突起または凹凸を設けて構成するが、塑像製作芯Cと使用する粘土の接着性が良好であれば、平滑にしてあっても特に問題ない。
塑像制作芯体Cは、紙粘土・軽量樹脂粘土・石膏などを、所定の型を利用しても作ることは可能であるが、軽量発泡樹脂などによって量産化すると安価に提供できる。
A 完成彫像
B 彫刻素材
C 完成塑像
D 塑像制作芯体
1 芯材
2 彫刻素材
3 注意彫り彫刻層
4 荒彫り彫刻層
5 荒切り彫刻層
6 透視ライン
7 荒切りライン
8 画像
9 画像層
10 レリーフ表層
11 画像写真
12 粘土

Claims (7)

  1. 彫刻可能な素材によって構成した完成彫刻像の周りを、より彫り易い固さの彫刻素材によって包んで一体化したことを特徴とする彫塑制作教材。
  2. 彫刻素材を、彫り易い固さと色彩の違いによって、複数の層に分けて構成し、完成彫刻像の外周を包んで一体化したことを特徴とする請求項1の彫塑制作教材。
  3. 彫刻素材を、完成彫刻像の外周に近接した薄い注意彫り彫刻層と、注意彫り彫刻層を包む彫り易い荒彫り彫刻層と、荒彫り彫刻層を包む更により軟らかい荒切り彫刻層の3層によって一体的に構成したことを特徴とする請求項1の彫塑制作教材。
  4. 彫刻素材を、完成彫刻像の上面のみに設けてレリーフ制作教材としたことを特徴とする請求項1〜3の彫塑制作教材。
  5. 完成彫刻像の表層に、色彩画像を設けたことを特徴とする請求項4の彫塑制作教材。
  6. 完成彫刻像を透明として、その裏面に画像写真を設けたことを特徴とする請求項4の彫塑制作教材。
  7. 制作目標となる完成塑像の外寸より、数mm程度均一に縮めた形状をもって塑像制作芯体とすることを特徴とする彫塑制作教材。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106114037A (zh) * 2016-06-27 2016-11-16 安徽省艺凌模型设计有限公司 一种建筑模块雕刻方法
JP2019101117A (ja) * 2017-11-29 2019-06-24 株式会社第一興商 彫刻のための3dプリンタ用データを提供するサーバ
JP2019130760A (ja) * 2018-01-31 2019-08-08 株式会社第一興商 彫刻システム、立体物の彫刻のための3dプリンタ用データを提供するサーバ

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