JPH0521336Y2 - - Google Patents

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JPH0521336Y2
JPH0521336Y2 JP1987116480U JP11648087U JPH0521336Y2 JP H0521336 Y2 JPH0521336 Y2 JP H0521336Y2 JP 1987116480 U JP1987116480 U JP 1987116480U JP 11648087 U JP11648087 U JP 11648087U JP H0521336 Y2 JPH0521336 Y2 JP H0521336Y2
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JP
Japan
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piston
cylinder
damper
piston damper
main valve
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  • Portable Nailing Machines And Staplers (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の利用分野〕 本考案は空気打込機に使用されるピストンの衝
撃力を緩衝する打込機のピストンダンパに関する
ものである。
〔考案の背景〕
従来のピストンダンパを備えた打込機を第4図
に示す。シリンダ4は上部をボデー17とエキゾ
ーストカバー2間で固定されており、ピストン9
上部にはヘツドバルブ1がエキゾーストカバー2
に上下動可能に取付けられている。操作弁11を
操作するとヘツドバルブ1が上方へ移動して主弁
5が開き、圧縮空気12がピストン9上部に流入
しピストン9が下降して打込動作を行う。一方、
シリンダ4下部には打込時のピストン9の衝撃力
を緩衝するためのピストンダンパ7が設けられて
いる。
以上の構造において打込動作を繰返し行つてい
くと、ピストン9の衝撃力を緩衝するピストンダ
ンパ7の上面18に破損を生じ、ピストン9下面
とピストンダンパ7の上面18のシールが不完全
になり射出口19から空気が漏れる。従つて、ピ
ストンダンパ7の破損は射出口19からの空気漏
れにより判断できる操作者の感知に頼らざるを得
なかつた、そのため空気漏れに気付かずに使用を
続けるとピストンダンパ7の上面18の破損が進
行し、ピストンダンパ7のバネ定数が著しく高く
なり、ピストン9の衝撃力を緩衝できなくなるた
め過大な衝撃力が加わり、ピストンダンパ7以外
の例えばピストン9、シリンダ4等の他部品まで
破損してしまうという欠点があつた。
〔考案の目的〕
本考案の目的は、上記した従来技術の欠点をな
くし、この種のピストンダンパの破損の感知を容
易にすることである。
〔考案の概要〕
本考案は、ヘツドバルブが一定以上下降すると
エキゾーストカバーからヘツドバルブのシール部
が脱落する点に着目し、ピストンダンパの破損時
には、シリンダが下降してヘツドバルブが一定量
以上下降するように、シリンダの取付け、ピスト
ンダンパの形状を工夫したものである。
〔考案の実施例〕
以下、第1図〜第3図に示す実施例を参照して
本考案を説明する。
ヘツドバルブ1はエキゾーストカバー2に上下
動可能に取付けられ、通常はスプリング3により
シリンダ4側に押圧され主弁5を閉じている。シ
リンダ4がガイド6により上方への動きが阻止さ
れ、下方への動きはピストンダンパ7外周の一部
に設けられた複数個の突起部材8により阻止され
ている。シリンダ4内にはピストン9が上下動可
能に支持され、シリンダ4下部にはピストンダン
パ7が設けられている。
以上の構成において、トリツガ10を引いて操
作弁11を操作すると、ヘツドバルブ1が上方へ
移動して主弁5が開き、圧縮空気12がピストン
9上部に流入しピストン9が下降して釘を打つた
後の余剰エネルギを持つているピストン9がピス
トンダンパ7に衝突する。また、主弁5が開くと
シリンダ4の上面13に圧縮空気12が加わりシ
リンダ4を下降させる荷重とヘツドバルブ1が主
弁5を閉じる荷重の両方がピストンダンパ7の突
起部材8に打込動作の都度繰り返し加わる。ここ
でシリンダ4を下方に押し下げる荷重とピストン
ダンパ7本体に加わる衝撃荷重の関係から、ピス
トンダンパ7の突起部材8の寿命がピストンダン
パ7本体の寿命と同等もしくは若干短か目になる
よう、ピストンダンパ7の突起部材8の許容面圧
をピストンダンパ7本体の許容面圧より小さく設
定しておく。
以上の構造においては打込動作を繰返して行
い、前記突起部材8が破損したとすると、シリン
ダ4が下方へ移動する。シリンダ4が下がると、
ヘツドバルブ1は第3図に示す如く、スプリング
3により押圧され所定位置より下方へ移動して、
エキゾーストカバー2の摺動面14からヘツドバ
ルブ1のシール部15が脱落しヘツドバルブ1の
上部16に高圧の圧縮空気12が加わるので、ト
リツガ10を引いて操作弁11を操作しても、ヘ
ツドバルブ1の上部16に加わつている圧縮空気
は大気圧近くまで低下しないためヘツドバルブ1
が上昇せず打込動作不能となる。従つて、打込機
が動作しなくなるので、ダンパ7が破損したこと
が容易に分かるようになる。
〔考案の効果〕
本考案によれば、ピストンダンパが破損すると
ヘツドバルブが動作しない構造としたので、ピス
トンダンパの寿命を容易に感知することができ
る。従つて、ピストンダンパの破損により他の部
品が更に破損するという波及事故を阻止すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案ピストンダンパを採用した打込
機の一実施例を示す一部断面正面図、第2図は本
考案ピストンダンパの一実施例を示す拡大斜視
図、第3図はヘツドバルブのシール部が脱落した
状態を説明用要部拡大図、第4図は従来の打込機
の一例を示す一部断面正面図である。 図において、2はエキゾーストカバー、4はシ
リンダ、5は主弁、7はピストンダンパ、8は突
起部材、9はピストンである。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 上下動可能に支持されたシリンダの上部に上下
    動可能に設けられ、シリンダの上面をシールする
    主弁と、該主弁の上方に設けられ、主弁の所定ス
    トロークの上下動を案内するエキゾーストカバー
    と、シリンダ内に上下動可能に設けられたピスト
    ンと、シリンダ内の下方に設けれら、ピストンの
    衝撃力を緩衝するピストンダンパとを有し、前記
    主弁を開いてシリンダ上部に圧縮空気を流入し、
    ピストンを急激に下降させて打込動作を行う打込
    機において、 前記ピストンダンパの外周の一部に、シリンダ
    の底に当接する突起部材を複数個設け、該突起部
    材の破損により前記シリンダが所定量以上下降
    し、主弁がエキゾーストカバーの案内部から脱落
    するようにしたことを特徴とする打込機のピスト
    ンダンパ。
JP1987116480U 1987-07-29 1987-07-29 Expired - Lifetime JPH0521336Y2 (ja)

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JPS6423376U JPS6423376U (ja) 1989-02-07
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JPS6423376U (ja) 1989-02-07

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