JPH05213276A - 船舶推進機用操舵装置 - Google Patents
船舶推進機用操舵装置Info
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- JPH05213276A JPH05213276A JP4054110A JP5411092A JPH05213276A JP H05213276 A JPH05213276 A JP H05213276A JP 4054110 A JP4054110 A JP 4054110A JP 5411092 A JP5411092 A JP 5411092A JP H05213276 A JPH05213276 A JP H05213276A
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- steering
- cable
- cylinder
- fixed
- tilt shaft
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-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B63—SHIPS OR OTHER WATERBORNE VESSELS; RELATED EQUIPMENT
- B63H—MARINE PROPULSION OR STEERING
- B63H20/00—Outboard propulsion units, e.g. outboard motors or Z-drives; Arrangements thereof on vessels
- B63H20/08—Means enabling movement of the position of the propulsion element, e.g. for trim, tilt or steering; Control of trim or tilt
- B63H20/12—Means enabling steering
Landscapes
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Combustion & Propulsion (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Ocean & Marine Engineering (AREA)
- Actuator (AREA)
- Fluid-Pressure Circuits (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 推進機に操舵装置を組付けるに際し、チルト
軸の防水、腐食防止構造を簡略化でき、かつ操舵シリン
ダに操舵ケーブルを連結した組立体の推進機回りへの取
付作業性、取付精度を向上すること。 【目的】 船舶推進機用操舵装置１０において、ケーブ
ルガイド１０１と操舵シリンダ１０２とを組立体１００
とし、該組立体１００をチルト軸１６と別体として該チ
ルト軸１６の側傍に取付けてなるようにしたものであ
る。
軸の防水、腐食防止構造を簡略化でき、かつ操舵シリン
ダに操舵ケーブルを連結した組立体の推進機回りへの取
付作業性、取付精度を向上すること。 【目的】 船舶推進機用操舵装置１０において、ケーブ
ルガイド１０１と操舵シリンダ１０２とを組立体１００
とし、該組立体１００をチルト軸１６と別体として該チ
ルト軸１６の側傍に取付けてなるようにしたものであ
る。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、船外機等の船舶推進機
用操舵装置に関する。
用操舵装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、特開昭61-1599 号公報に記載の如
くの船舶推進機用操舵装置がある。この操舵装置は、船
体に固定されるクランプブラケットにスイベルブラケッ
トを揺動可能に支持し、スイベルブラケットに回動可能
に支持される転舵軸に推進ユニットを固定し、船体内に
操舵ハンドルを設け、操舵ハンドルに連結された操舵ケ
ーブルをケーブルガイドによって案内し、該操舵ケーブ
ルの端部を操舵アームに連結すると共に、更に、スイベ
ルブラケットに操舵シリンダを固定し、操舵シリンダの
ピストンロッドを上記操舵アームに連結し、前記操舵ケ
ーブルの変位に連動して駆動され、上記操舵シリンダの
ピストンロッドを該操舵ケーブルの操作方向に移動せし
めるように該操舵シリンダへの流体圧供給状態を切換え
る流体圧切換装置を備えて構成されている。
くの船舶推進機用操舵装置がある。この操舵装置は、船
体に固定されるクランプブラケットにスイベルブラケッ
トを揺動可能に支持し、スイベルブラケットに回動可能
に支持される転舵軸に推進ユニットを固定し、船体内に
操舵ハンドルを設け、操舵ハンドルに連結された操舵ケ
ーブルをケーブルガイドによって案内し、該操舵ケーブ
ルの端部を操舵アームに連結すると共に、更に、スイベ
ルブラケットに操舵シリンダを固定し、操舵シリンダの
ピストンロッドを上記操舵アームに連結し、前記操舵ケ
ーブルの変位に連動して駆動され、上記操舵シリンダの
ピストンロッドを該操舵ケーブルの操作方向に移動せし
めるように該操舵シリンダへの流体圧供給状態を切換え
る流体圧切換装置を備えて構成されている。
【０００３】そして、従来技術では、スイベルブラケッ
トを揺動可能に支持するためのクランプブラケットに固
定されるチルト軸を中空とし、このチルト軸の中空部を
上記操舵ケーブルのためのケーブルガイドとしている。
トを揺動可能に支持するためのクランプブラケットに固
定されるチルト軸を中空とし、このチルト軸の中空部を
上記操舵ケーブルのためのケーブルガイドとしている。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】然しながら、従来技術
には、下記、の問題点がある。 ケーブルガイドとして用いている中空チルト軸は、ス
イベルブラケットを介して推進ユニットを支持するもの
である。従って、チルト軸は、推進力、流木衝突力等を
支持するための強度を確保するため、鉄系材料を用いて
いる。このため、チルト軸は、腐食による操舵ケーブル
の作動不良を防止するため、複雑な防水構造と腐食防止
構造を必要としていた。
には、下記、の問題点がある。 ケーブルガイドとして用いている中空チルト軸は、ス
イベルブラケットを介して推進ユニットを支持するもの
である。従って、チルト軸は、推進力、流木衝突力等を
支持するための強度を確保するため、鉄系材料を用いて
いる。このため、チルト軸は、腐食による操舵ケーブル
の作動不良を防止するため、複雑な防水構造と腐食防止
構造を必要としていた。
【０００５】ケーブルガイドを中空チルト軸に挿通し
て推進機本体に組み込むものであるため、操舵シリンダ
に予め操舵ケーブルを連結した組立体をサブ組付完了す
ることができない。このため、取付作業に困難を伴い、
取付精度の向上にも困難がある。
て推進機本体に組み込むものであるため、操舵シリンダ
に予め操舵ケーブルを連結した組立体をサブ組付完了す
ることができない。このため、取付作業に困難を伴い、
取付精度の向上にも困難がある。
【０００６】本発明は、推進機に操舵装置を組付けるに
際し、チルト軸の防水、腐食防止構造を簡略化でき、か
つ操舵シリンダに操舵ケーブルを連結した組立体の推進
機回りへの取付作業性、取付精度を向上することを目的
とする。
際し、チルト軸の防水、腐食防止構造を簡略化でき、か
つ操舵シリンダに操舵ケーブルを連結した組立体の推進
機回りへの取付作業性、取付精度を向上することを目的
とする。
【０００７】
【課題を解決するための手段】本発明は、船体に固定さ
れる固定ブラケットにチルト軸を介して傾動ブラケット
を傾動可能に支持し、該傾動ブラケットに回動可能に支
持される転舵軸に推進ユニットを固定し、船体内に操舵
ハンドルを設け、操舵ハンドルに連結された操舵ケーブ
ルをケーブルガイドによって案内し、該操舵ケーブルの
端部を操舵アームに連結すると共に、更に、船体或いは
固定ブラケットに対し操舵方向には不動に操舵シリンダ
を取付け、操舵シリンダのピストンロッドを上記操舵ア
ームに連結し、前記操舵ケーブルの変位に連動して駆動
され、上記操舵シリンダのピストンロッドを該操舵ケー
ブルの操作方向に移動せしめるように該操舵シリンダへ
の流体圧供給状態を切換える流体圧切換装置を備えて構
成される船舶推進機用操舵装置において、前記ケーブル
ガイドと前記操舵シリンダとを組立体とし、該組立体を
前記チルト軸と別体として該チルト軸の側傍に取付けて
なるようにしたものである。
れる固定ブラケットにチルト軸を介して傾動ブラケット
を傾動可能に支持し、該傾動ブラケットに回動可能に支
持される転舵軸に推進ユニットを固定し、船体内に操舵
ハンドルを設け、操舵ハンドルに連結された操舵ケーブ
ルをケーブルガイドによって案内し、該操舵ケーブルの
端部を操舵アームに連結すると共に、更に、船体或いは
固定ブラケットに対し操舵方向には不動に操舵シリンダ
を取付け、操舵シリンダのピストンロッドを上記操舵ア
ームに連結し、前記操舵ケーブルの変位に連動して駆動
され、上記操舵シリンダのピストンロッドを該操舵ケー
ブルの操作方向に移動せしめるように該操舵シリンダへ
の流体圧供給状態を切換える流体圧切換装置を備えて構
成される船舶推進機用操舵装置において、前記ケーブル
ガイドと前記操舵シリンダとを組立体とし、該組立体を
前記チルト軸と別体として該チルト軸の側傍に取付けて
なるようにしたものである。
【０００８】
【作用】本発明によれば、下記、の作用がある。 ケーブルガイドをチルト軸とは別体に設けた。従っ
て、ケーブルガイドの腐食を防止するために、チルト軸
の防水等を行なう必要がなくなり、チルト軸の防水、腐
食防止構造を簡略化できる。尚、ケーブルガイドは、操
舵ケーブル自重と操舵荷重のみを支えれば足り、強度的
に有利になり、アルミ等の耐腐食性材料の選択自由度が
増し、操舵ケーブルの作動不良を防止できる。
て、ケーブルガイドの腐食を防止するために、チルト軸
の防水等を行なう必要がなくなり、チルト軸の防水、腐
食防止構造を簡略化できる。尚、ケーブルガイドは、操
舵ケーブル自重と操舵荷重のみを支えれば足り、強度的
に有利になり、アルミ等の耐腐食性材料の選択自由度が
増し、操舵ケーブルの作動不良を防止できる。
【０００９】ケーブルガイドと操舵シリンダを組立体
として、推進機回りに組付できる。このため、ケーブル
ガイドに挿通した操舵ケーブルを、予め操舵シリンダに
連結した組立体をサブ組付完了し、取付作業性、取付精
度を向上できる。
として、推進機回りに組付できる。このため、ケーブル
ガイドに挿通した操舵ケーブルを、予め操舵シリンダに
連結した組立体をサブ組付完了し、取付作業性、取付精
度を向上できる。
【００１０】
【実施例】図１は本発明の一実施例が適用された操舵装
置を示す要部断面図、図２は図１の側面図、図３は図１
のIII −III 線に沿う断面図、図４は図１のIV−IV線に
沿う断面図、図５は操舵装置の全体構成を示す模式図で
ある。
置を示す要部断面図、図２は図１の側面図、図３は図１
のIII −III 線に沿う断面図、図４は図１のIV−IV線に
沿う断面図、図５は操舵装置の全体構成を示す模式図で
ある。
【００１１】操舵装置１０は、船外機１１の推進ユニッ
ト１２を操舵ケーブル１３により操舵可能とする。
ト１２を操舵ケーブル１３により操舵可能とする。
【００１２】ここで、推進ユニット１１は、船体に固定
されるクランプブラケット１５にチルト軸１６を介して
スイベルブラケット１７を揺動可能に支持し、スイベル
ブラケット１７に回動可能に支持される転舵軸１８に推
進ユニット１２を固定している。
されるクランプブラケット１５にチルト軸１６を介して
スイベルブラケット１７を揺動可能に支持し、スイベル
ブラケット１７に回動可能に支持される転舵軸１８に推
進ユニット１２を固定している。
【００１３】然るに、スイベルブラケット１７の前面に
は、ケーブルガイド１０１と操舵シリンダ１０２とを一
体に成形した組立体１００が取付けられている。組立体
１００は、チルト軸１６と別体とされ、該チルト軸１６
の側傍に、該チルト軸１６に対し平行配置される状態で
スイベルブラケット１７に取付けられている。このと
き、組立体１００にはボルト１０３により取付板１０４
が固定され、取付板１０４がボルト１０５によりスイベ
ルブラケット１７に固定されるようになっている。
は、ケーブルガイド１０１と操舵シリンダ１０２とを一
体に成形した組立体１００が取付けられている。組立体
１００は、チルト軸１６と別体とされ、該チルト軸１６
の側傍に、該チルト軸１６に対し平行配置される状態で
スイベルブラケット１７に取付けられている。このと
き、組立体１００にはボルト１０３により取付板１０４
が固定され、取付板１０４がボルト１０５によりスイベ
ルブラケット１７に固定されるようになっている。
【００１４】そして、操舵装置１０は、船体内の操縦席
に、操舵ハンドル１９を設け、操舵ハンドル１９のピニ
オン２０にラックバー２１にて連結された操舵ケーブル
１３のインナケーブル１３Ａの他端ロッドエンド２２を
上述のケーブルガイド１０１によって案内し、該ロッド
エンド２２の端部をリンク２３を介して操舵アーム２４
にヒンジ２４Ａにより連結している。操舵アーム２４は
転舵軸１８と一体である。
に、操舵ハンドル１９を設け、操舵ハンドル１９のピニ
オン２０にラックバー２１にて連結された操舵ケーブル
１３のインナケーブル１３Ａの他端ロッドエンド２２を
上述のケーブルガイド１０１によって案内し、該ロッド
エンド２２の端部をリンク２３を介して操舵アーム２４
にヒンジ２４Ａにより連結している。操舵アーム２４は
転舵軸１８と一体である。
【００１５】尚、操舵ケーブル１３はアウタチューブ１
３Ｂ内にインナケーブル１３Ａを挿通しており、アウタ
チューブ１３Ｂの一端部はラックバー２１のガイドハウ
ジング２１Ａに固定され、アウタチューブ１３Ｂの他端
部は後に詳述する油圧切換装置４１のスプール４４に連
結具４５を介して連結されている。
３Ｂ内にインナケーブル１３Ａを挿通しており、アウタ
チューブ１３Ｂの一端部はラックバー２１のガイドハウ
ジング２１Ａに固定され、アウタチューブ１３Ｂの他端
部は後に詳述する油圧切換装置４１のスプール４４に連
結具４５を介して連結されている。
【００１６】また、操舵装置１０は、上述の操舵シリン
ダ１０２のピストン２７に連結されているピストンロッ
ド２８の端部を、後に詳述する如くの構造により、前記
ロッドエンド２２の端部と共に前記リンク２３を介して
前記操舵アーム２４に連結している。
ダ１０２のピストン２７に連結されているピストンロッ
ド２８の端部を、後に詳述する如くの構造により、前記
ロッドエンド２２の端部と共に前記リンク２３を介して
前記操舵アーム２４に連結している。
【００１７】操舵シリンダ１０２は上記ピストン２７の
ための左右室３０Ａ、３０Ｂを有しており、ピストンロ
ッド２８が突出する側の端部にはキャップ３１が螺着さ
れている。キャップ３１の内径部にはシールリング３２
Ａが装着され、その外径部にはシールリング３２Ｂが装
着されている。
ための左右室３０Ａ、３０Ｂを有しており、ピストンロ
ッド２８が突出する側の端部にはキャップ３１が螺着さ
れている。キャップ３１の内径部にはシールリング３２
Ａが装着され、その外径部にはシールリング３２Ｂが装
着されている。
【００１８】ケーブルガイド１０１は操舵シリンダ１０
２と平行をなすように設定されており、操舵ケーブル１
３のロッドエンド２２が摺接するガイド面３３を備えて
いる。そして、ケーブルガイド１０１において、ロッド
エンド２２が突出する側の端部にはキャップ３４が封着
されている。キャップ３４の内径部にはシールリング３
５が装着されている。
２と平行をなすように設定されており、操舵ケーブル１
３のロッドエンド２２が摺接するガイド面３３を備えて
いる。そして、ケーブルガイド１０１において、ロッド
エンド２２が突出する側の端部にはキャップ３４が封着
されている。キャップ３４の内径部にはシールリング３
５が装着されている。
【００１９】操舵シリンダ１０２から突出するピストン
ロッド２８の端部には接続ブロック３６が螺着され、こ
の接続ブロック３６には、ケーブルガイド１０１から突
出する操舵ケーブル１３のロッドエンド２２がボルト３
７により連結されている。そして、接続ブロック３６に
はヒンジ２４Ｂにより前述のリンク２３が連結される。
これにより、操舵ケーブル１３のロッドエンド２２の端
部と、操舵シリンダ１０２のピストンロッド２８の端部
とが共にリンク２３を介して操舵アーム２４に連結され
ることになる。
ロッド２８の端部には接続ブロック３６が螺着され、こ
の接続ブロック３６には、ケーブルガイド１０１から突
出する操舵ケーブル１３のロッドエンド２２がボルト３
７により連結されている。そして、接続ブロック３６に
はヒンジ２４Ｂにより前述のリンク２３が連結される。
これにより、操舵ケーブル１３のロッドエンド２２の端
部と、操舵シリンダ１０２のピストンロッド２８の端部
とが共にリンク２３を介して操舵アーム２４に連結され
ることになる。
【００２０】更に、操舵装置１０は、不図示のポンプユ
ニットからオイルクーラ、オイルフィルタを介して圧送
される油を操舵シリンダ１０２の左右室３０Ａ、３０Ｂ
に導き、操舵ハンドル１９に加える操舵力をアシストす
るための油圧切換装置４１を備えている。
ニットからオイルクーラ、オイルフィルタを介して圧送
される油を操舵シリンダ１０２の左右室３０Ａ、３０Ｂ
に導き、操舵ハンドル１９に加える操舵力をアシストす
るための油圧切換装置４１を備えている。
【００２１】油圧切換装置４１は、操舵シリンダ１０２
のピストンロッド２８が突出しない側の端部において、
ボルト４２によって操舵シリンダ１０２に固定されるス
プールハウジング４３と、ハウジング４３内に収容され
るスプール４４とを有して構成されている。そして、ス
プールハウジング４３から突出しているスプール４４の
端部には連結具４５の一端部が固定されている。連結具
４５の下端部は操舵ケーブル１３のインナケーブル１３
Ａ回りを包囲する環状部４５Ａとされ、この環状部４５
Ａの一端部に接続されている筒状ねじ部４５Ｂには、ア
ウタチューブ１３Ｂの他端部に係着されているねじキャ
ップ４６が螺着されている。環状部４５Ａの他端部と、
これに相対するケーブルガイド１０１の端部とには、イ
ンナケーブル１３Ａの挿通路回りを囲むベローズシール
４７の両端部がバンド締結されている。
のピストンロッド２８が突出しない側の端部において、
ボルト４２によって操舵シリンダ１０２に固定されるス
プールハウジング４３と、ハウジング４３内に収容され
るスプール４４とを有して構成されている。そして、ス
プールハウジング４３から突出しているスプール４４の
端部には連結具４５の一端部が固定されている。連結具
４５の下端部は操舵ケーブル１３のインナケーブル１３
Ａ回りを包囲する環状部４５Ａとされ、この環状部４５
Ａの一端部に接続されている筒状ねじ部４５Ｂには、ア
ウタチューブ１３Ｂの他端部に係着されているねじキャ
ップ４６が螺着されている。環状部４５Ａの他端部と、
これに相対するケーブルガイド１０１の端部とには、イ
ンナケーブル１３Ａの挿通路回りを囲むベローズシール
４７の両端部がバンド締結されている。
【００２２】尚、ケーブルガイド１０１は、上述の如
く、その一端部にはキャップ３４が封着され、その他端
部にはベローズシール４７が被着され、結果としてロッ
ドエンド２２のガイド面３３を完全密封可能としてい
る。４８はガイド面３３へのグリース注入部である。
く、その一端部にはキャップ３４が封着され、その他端
部にはベローズシール４７が被着され、結果としてロッ
ドエンド２２のガイド面３３を完全密封可能としてい
る。４８はガイド面３３へのグリース注入部である。
【００２３】また、この実施例において、ケーブルガイ
ド１０１と操舵シリンダ１０２の組立体１００は、図
３、図４に示す如くの取付状態下で、ケーブルガイド１
０１、操舵シリンダ１０２の両中心軸を含む水平面に対
し、上下対称形状である。従って、組立体１００は、取
付板１０４に固定するためのボルト１０３の取付ボスと
して、上記水平面に対して上下対称をなす２つのボス１
０６Ａ、１０６Ｂを有しており（図４参照）、スイベル
ブラケット１７に対する組立体１００の取付姿勢を容易
に上下反転可能としている。組立体１００の取付姿勢を
上述の如くに上下反転する場合には、操舵ケーブル１３
の取回し位置を、図５の右舷側から容易に左舷側に変更
できる。
ド１０１と操舵シリンダ１０２の組立体１００は、図
３、図４に示す如くの取付状態下で、ケーブルガイド１
０１、操舵シリンダ１０２の両中心軸を含む水平面に対
し、上下対称形状である。従って、組立体１００は、取
付板１０４に固定するためのボルト１０３の取付ボスと
して、上記水平面に対して上下対称をなす２つのボス１
０６Ａ、１０６Ｂを有しており（図４参照）、スイベル
ブラケット１７に対する組立体１００の取付姿勢を容易
に上下反転可能としている。組立体１００の取付姿勢を
上述の如くに上下反転する場合には、操舵ケーブル１３
の取回し位置を、図５の右舷側から容易に左舷側に変更
できる。
【００２４】次に、上記操舵装置１０の作動について説
明する。 (1) 中立モード 操舵ハンドル１９が中立位置にあるとき、スプール４４
が中立位置に設定され、油圧切換装置４１は操舵シリン
ダ１０２の両室３０Ａ、３０Ｂの圧力をバランスさせ
る。このため、ピストン２７、ピストンロッド２８の移
動はなく、操舵アーム２４に操舵アシスト力の付与はな
い。
明する。 (1) 中立モード 操舵ハンドル１９が中立位置にあるとき、スプール４４
が中立位置に設定され、油圧切換装置４１は操舵シリン
ダ１０２の両室３０Ａ、３０Ｂの圧力をバランスさせ
る。このため、ピストン２７、ピストンロッド２８の移
動はなく、操舵アーム２４に操舵アシスト力の付与はな
い。
【００２５】(2) 操舵ハンドル１９が左操舵せしめられ
ると、操舵ケーブル１３のインナケーブル１３Ａとロッ
ドエンド２２が図中左方向に移動せしめられる。このと
き、ロッドエンド２２、及びインナケーブル１３Ａには
推進ユニット１２側に作用する操舵抵抗力が作用し、該
ロッドエンド２２を右方向へ戻そうとする。然るに、操
舵ケーブル１３の配索状態は図５の如くの曲げ部を有し
ており、中間部は屈曲自在となっている。このため、操
舵ケーブル１３のアウタチューブ１３Ｂは、上記ロッド
エンド２２、及びインナケーブル１３Ａの右方向への移
動力を受けて、当該右方向へ移動せしめられる。ここ
で、アウタチューブ１３Ｂの端部はスプール４４と一体
であり、結果として、スプール４４は上記インナケーブ
ル１３Ａの右方向への移動とともに右方向へ移動するこ
ととなる。これにより、油圧切換装置４１はポンプユニ
ットからの高圧油を操舵シリンダ２６の右室３０Ｂに流
入し、ピストン２７、ピストンロッド２８をインナケー
ブル１３Ａの操作方向と同一の左方向へ移動し、操舵ア
ーム２４に左操舵の操舵アシスト力を付与する。
ると、操舵ケーブル１３のインナケーブル１３Ａとロッ
ドエンド２２が図中左方向に移動せしめられる。このと
き、ロッドエンド２２、及びインナケーブル１３Ａには
推進ユニット１２側に作用する操舵抵抗力が作用し、該
ロッドエンド２２を右方向へ戻そうとする。然るに、操
舵ケーブル１３の配索状態は図５の如くの曲げ部を有し
ており、中間部は屈曲自在となっている。このため、操
舵ケーブル１３のアウタチューブ１３Ｂは、上記ロッド
エンド２２、及びインナケーブル１３Ａの右方向への移
動力を受けて、当該右方向へ移動せしめられる。ここ
で、アウタチューブ１３Ｂの端部はスプール４４と一体
であり、結果として、スプール４４は上記インナケーブ
ル１３Ａの右方向への移動とともに右方向へ移動するこ
ととなる。これにより、油圧切換装置４１はポンプユニ
ットからの高圧油を操舵シリンダ２６の右室３０Ｂに流
入し、ピストン２７、ピストンロッド２８をインナケー
ブル１３Ａの操作方向と同一の左方向へ移動し、操舵ア
ーム２４に左操舵の操舵アシスト力を付与する。
【００２６】(3) 右転舵モード 上記(2) の左転舵モードと逆方向の作動となる。
【００２７】次に、本実施例の作用について説明する。 ケーブルガイド１０１をチルト軸１６とは別体に設け
た。従って、ケーブルガイド１０１の腐食を防止するた
めに、チルト軸１６の防水等を行なう必要がなくなり、
チルト軸１６の防水、腐食防止構造を簡略化できる。
尚、ケーブルガイド１０１は、操舵ケーブル１３自重と
操舵荷重のみを支えれば足り、強度的に有利になり、ア
ルミ等の耐腐食性材料の選択自由度が増し、操舵ケーブ
ル１３の作動不良を防止できる。
た。従って、ケーブルガイド１０１の腐食を防止するた
めに、チルト軸１６の防水等を行なう必要がなくなり、
チルト軸１６の防水、腐食防止構造を簡略化できる。
尚、ケーブルガイド１０１は、操舵ケーブル１３自重と
操舵荷重のみを支えれば足り、強度的に有利になり、ア
ルミ等の耐腐食性材料の選択自由度が増し、操舵ケーブ
ル１３の作動不良を防止できる。
【００２８】ケーブルガイド１０１と操舵シリンダ１
０２を組立体１００として、船外機１１回りに組付でき
る。このため、ケーブルガイド１０１に挿通した操舵ケ
ーブル１３を、予め操舵シリンダ１０２に連結した組立
体１００をサブ組付完了し、取付作業性、取付精度を向
上できる。
０２を組立体１００として、船外機１１回りに組付でき
る。このため、ケーブルガイド１０１に挿通した操舵ケ
ーブル１３を、予め操舵シリンダ１０２に連結した組立
体１００をサブ組付完了し、取付作業性、取付精度を向
上できる。
【００２９】尚、上記実施例の組立体１００は、スイベ
ルブラケット１７への取付状態下で、ケーブルガイド１
０１を、操舵シリンダ１０２の反チルト軸１６側に配置
した。但し、ケーブルガイド１０１は、操舵シリンダ１
０２のチルト軸１６側に配置しても良い。
ルブラケット１７への取付状態下で、ケーブルガイド１
０１を、操舵シリンダ１０２の反チルト軸１６側に配置
した。但し、ケーブルガイド１０１は、操舵シリンダ１
０２のチルト軸１６側に配置しても良い。
【００３０】また、上記実施例のケーブルガイド１０
１、操舵シリンダ１０２は組立体１００として一体成形
した。但し、ケーブルガイド１０１と操舵シリンダ１０
２は、機械的に一体結合されて組立体１００となるもの
であっても良い。
１、操舵シリンダ１０２は組立体１００として一体成形
した。但し、ケーブルガイド１０１と操舵シリンダ１０
２は、機械的に一体結合されて組立体１００となるもの
であっても良い。
【００３１】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、推進機に
操舵装置を組付けるに際し、チルト軸の防水、腐食防止
構造を簡略化でき、かつ操舵シリンダに操舵ケーブルを
連結した組立体の推進機回りへの取付作業性、取付精度
を向上することができる。
操舵装置を組付けるに際し、チルト軸の防水、腐食防止
構造を簡略化でき、かつ操舵シリンダに操舵ケーブルを
連結した組立体の推進機回りへの取付作業性、取付精度
を向上することができる。
【図１】図１は本発明の一実施例が適用された操舵装置
を示す要部断面図である。
を示す要部断面図である。
【図２】図２は図１の側面図である。
【図３】図３は図１のIII −III 線に沿う断面図であ
る。
る。
【図４】図４は図１のIV−IV線に沿う断面図である。
【図５】図５は操舵装置の全体構成を示す模式図であ
る。
る。
１０ 操舵装置 １１ 船外機 １２ 推進ユニット １３ 操舵ケーブル １５ クランプブラケット １６ チルト軸 １７ スイベルブラケット １８ 転舵軸 １９ 操舵ハンドル ２４ 操舵アーム ２８ ピストンロッド ４１ 油圧切換装置 １００ 組立体 １０１ ケーブルガイド １０２ 操舵シリンダ
Claims (1)
- 【請求項１】 船体に固定される固定ブラケットにチル
ト軸を介して傾動ブラケットを傾動可能に支持し、該傾
動ブラケットに回動可能に支持される転舵軸に推進ユニ
ットを固定し、船体内に操舵ハンドルを設け、操舵ハン
ドルに連結された操舵ケーブルをケーブルガイドによっ
て案内し、該操舵ケーブルの端部を操舵アームに連結す
ると共に、更に、船体或いは固定ブラケットに対し操舵
方向には不動に操舵シリンダを取付け、操舵シリンダの
ピストンロッドを上記操舵アームに連結し、前記操舵ケ
ーブルの変位に連動して駆動され、上記操舵シリンダの
ピストンロッドを該操舵ケーブルの操作方向に移動せし
めるように該操舵シリンダへの流体圧供給状態を切換え
る流体圧切換装置を備えて構成される船舶推進機用操舵
装置において、前記ケーブルガイドと前記操舵シリンダ
とを組立体とし、該組立体を前記チルト軸と別体として
該チルト軸の側傍に取付けてなることを特徴とする船舶
推進機用操舵装置。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4054110A JPH05213276A (ja) | 1992-02-06 | 1992-02-06 | 船舶推進機用操舵装置 |
| US08/014,650 US5330375A (en) | 1992-02-06 | 1993-02-08 | Steering system for marine propulsion unit |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4054110A JPH05213276A (ja) | 1992-02-06 | 1992-02-06 | 船舶推進機用操舵装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05213276A true JPH05213276A (ja) | 1993-08-24 |
Family
ID=12961463
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4054110A Pending JPH05213276A (ja) | 1992-02-06 | 1992-02-06 | 船舶推進機用操舵装置 |
Country Status (2)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US5330375A (ja) |
| JP (1) | JPH05213276A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2005239126A (ja) * | 2004-01-26 | 2005-09-08 | Marol Ltd | 船外機用液圧式操舵装置 |
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| US6402577B1 (en) * | 2001-03-23 | 2002-06-11 | Brunswick Corporation | Integrated hydraulic steering system for a marine propulsion unit |
| US6821168B1 (en) * | 2003-12-03 | 2004-11-23 | Brunswick Corporation | Power steering system for a marine vessel |
| US7901258B1 (en) | 2007-11-30 | 2011-03-08 | Brp Us Inc. | Hydraulic system for a marine outboard engine |
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| JPH02144295A (ja) * | 1988-11-28 | 1990-06-04 | Kayaba Ind Co Ltd | 船外機付ボートのパワーステアリング装置 |
-
1992
- 1992-02-06 JP JP4054110A patent/JPH05213276A/ja active Pending
-
1993
- 1993-02-08 US US08/014,650 patent/US5330375A/en not_active Expired - Fee Related
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2005239126A (ja) * | 2004-01-26 | 2005-09-08 | Marol Ltd | 船外機用液圧式操舵装置 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| US5330375A (en) | 1994-07-19 |
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Legal Events
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