JPH05212049A - 超音波診断治療装置 - Google Patents
超音波診断治療装置Info
- Publication number
- JPH05212049A JPH05212049A JP4054340A JP5434092A JPH05212049A JP H05212049 A JPH05212049 A JP H05212049A JP 4054340 A JP4054340 A JP 4054340A JP 5434092 A JP5434092 A JP 5434092A JP H05212049 A JPH05212049 A JP H05212049A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pulse
- continuous wave
- ultrasonic
- oscillating circuit
- switch means
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Investigating Or Analyzing Materials By The Use Of Ultrasonic Waves (AREA)
- Surgical Instruments (AREA)
- Ultra Sonic Daignosis Equipment (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明は、１つの振動子で癌の診断と治療を
行うようにした超音波診断治療装置を提供するものであ
る。 【構成】 スイッチ手段１に振動子２を設け、又、スイ
ッチ手段１の接点ａにパルス発振回路３及び表示装置４
を接続し、スイッチ手段１の接点ｂに連続波発振回路６
を接続し、まず、スイッチ手段１を切り替えてパルス発
振回路３を動作し、振動子２からパルス超音波を発生し
て、癌の患部を診断する。次に、スイッチ手段１を切り
替えて連続波発振回路６を作動し、癌の患部に音圧が１
平方センチメートル当たり０．５ｍＷから０．５Ｗで、
周波数が２０ｋＨｚから１００ＭＨｚである超音波を照
射する。このように、癌の診断と治療の音圧が同じ使用
範囲であるので、１つの振動子を共通に使用することが
でき、操作が簡単で、正確に癌を治療することができ
る。
行うようにした超音波診断治療装置を提供するものであ
る。 【構成】 スイッチ手段１に振動子２を設け、又、スイ
ッチ手段１の接点ａにパルス発振回路３及び表示装置４
を接続し、スイッチ手段１の接点ｂに連続波発振回路６
を接続し、まず、スイッチ手段１を切り替えてパルス発
振回路３を動作し、振動子２からパルス超音波を発生し
て、癌の患部を診断する。次に、スイッチ手段１を切り
替えて連続波発振回路６を作動し、癌の患部に音圧が１
平方センチメートル当たり０．５ｍＷから０．５Ｗで、
周波数が２０ｋＨｚから１００ＭＨｚである超音波を照
射する。このように、癌の診断と治療の音圧が同じ使用
範囲であるので、１つの振動子を共通に使用することが
でき、操作が簡単で、正確に癌を治療することができ
る。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、超音波パルスにより患
部を検出して連続波を照射して癌を治療するようにした
超音波診断治療装置に関するものである。
部を検出して連続波を照射して癌を治療するようにした
超音波診断治療装置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来、超音波パワーを用いて癌の加温治
療が試みられており、さらに、診断装置と治療装置とを
一体化したものが提案されている（特開平３−１６８１
３４号公報参照）。
療が試みられており、さらに、診断装置と治療装置とを
一体化したものが提案されている（特開平３−１６８１
３４号公報参照）。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかし、この装置で
は、加温治療用の超音波パワーと診断用の超音波パワー
が異なり、診断用の超音波振動子で加温治療に必要な超
音波パワーの出力が困難であるため、診断用の超音波振
動子と治療用の超音波振動子の２種類の振動子を設ける
必要がある。
は、加温治療用の超音波パワーと診断用の超音波パワー
が異なり、診断用の超音波振動子で加温治療に必要な超
音波パワーの出力が困難であるため、診断用の超音波振
動子と治療用の超音波振動子の２種類の振動子を設ける
必要がある。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本発明は、パルスを発生
するパルス発振回路と、連続波を発生する連続波発振回
路をスイッチ手段を介して１つの超音波振動子に接続す
るとともに、前記パルス発振回路側に表示装置を接続し
たものである。
するパルス発振回路と、連続波を発生する連続波発振回
路をスイッチ手段を介して１つの超音波振動子に接続す
るとともに、前記パルス発振回路側に表示装置を接続し
たものである。
【０００５】
【作用】本発明では、 癌を治療するための超音波のパ
ワーが癌の診断をするための超音波パワーと同程度又は
より小さい超音波でよいことを発見したので、パルス発
振回路と連続波発振回路とをスイッチ手段により切り替
え、まず、パルス発振回路からのパルスで癌の位置を診
断する。
ワーが癌の診断をするための超音波パワーと同程度又は
より小さい超音波でよいことを発見したので、パルス発
振回路と連続波発振回路とをスイッチ手段により切り替
え、まず、パルス発振回路からのパルスで癌の位置を診
断する。
【０００６】そして、癌の位置が診断された後に、連続
波発振回路に切り替えて、連続波の超音波を予め決めら
れた時間だけ患部に照射すると、癌を効果的に治療する
ことができる。
波発振回路に切り替えて、連続波の超音波を予め決めら
れた時間だけ患部に照射すると、癌を効果的に治療する
ことができる。
【０００７】
【実施例】本出願人は、患部に向けて音圧が１平方セン
チメートル当たり０．５ｍＷから０．５Ｗで、周波数が
２０ｋＨｚから１００ＭＨｚの超音波を照射すると、癌
の増殖が抑えられ、又、癌細胞周辺の正常な細胞は活性
化することを発見した（特願平３−３５４９８２号参
照）。
チメートル当たり０．５ｍＷから０．５Ｗで、周波数が
２０ｋＨｚから１００ＭＨｚの超音波を照射すると、癌
の増殖が抑えられ、又、癌細胞周辺の正常な細胞は活性
化することを発見した（特願平３−３５４９８２号参
照）。
【０００８】図１は、本発明の実施例の超音波診断治療
装置のブロック図で、スイッチ手段１に振動子２が接続
され、又、スイッチ手段１の一方の接点ａにパルス発振
回路３及び表示装置４が接続され、スイッチ手段１他方
の接点ｂにゲインコントローラ５を介して連続波発振回
路６が接続され、又、連続波発振回路６は周波数調整回
路７を介してアースに接続されている。
装置のブロック図で、スイッチ手段１に振動子２が接続
され、又、スイッチ手段１の一方の接点ａにパルス発振
回路３及び表示装置４が接続され、スイッチ手段１他方
の接点ｂにゲインコントローラ５を介して連続波発振回
路６が接続され、又、連続波発振回路６は周波数調整回
路７を介してアースに接続されている。
【０００９】このように構成された本実施例の超音波診
断治療装置では、図２に示すように、振動子２を設けた
プローブ８にコード９を介してパルス発振回路３及び連
続波発振回路６等を装着した本体装置１０を接続し、プ
ローブ８を患者１１に当て、スイッチ手段１でパルス発
振回路３を作動させる。
断治療装置では、図２に示すように、振動子２を設けた
プローブ８にコード９を介してパルス発振回路３及び連
続波発振回路６等を装着した本体装置１０を接続し、プ
ローブ８を患者１１に当て、スイッチ手段１でパルス発
振回路３を作動させる。
【００１０】そして、本体装置１０に設けた表示装置４
を見ながら患者１１の患部１２を診断し、次に、スイッ
チ手段１を切り替えて連続波発振回路６を作動させ、癌
を治療する。
を見ながら患者１１の患部１２を診断し、次に、スイッ
チ手段１を切り替えて連続波発振回路６を作動させ、癌
を治療する。
【００１１】本発明では、このように癌を治療するため
の超音波の音圧が低いため、診断用の振動子と治療用の
振動子を兼ねた１つの振動子２で診断と治療を有効に行
わせることができる。
の超音波の音圧が低いため、診断用の振動子と治療用の
振動子を兼ねた１つの振動子２で診断と治療を有効に行
わせることができる。
【００１２】なお、上記実施例では、パルス発振回路３
と並列に表示装置部５を設けたが、発音装置を接続する
ことにより、パルス発振回路３を作動させているとき
に、発音装置からの音の強弱で癌の位置を診断してもよ
い。
と並列に表示装置部５を設けたが、発音装置を接続する
ことにより、パルス発振回路３を作動させているとき
に、発音装置からの音の強弱で癌の位置を診断してもよ
い。
【００１３】図３は、本発明の他の実施例の超音波診断
治療装置のブロック図で、ＣＰＵ（中央処理装置）を設
けた制御装置１３に記憶装置１４が接続され、又、制御
装置１２にパルス発振回路３及び連続波発振回路６が接
続され、又、制御装置１３の出力側に振動子２及び表示
装置４が接続されている。
治療装置のブロック図で、ＣＰＵ（中央処理装置）を設
けた制御装置１３に記憶装置１４が接続され、又、制御
装置１２にパルス発振回路３及び連続波発振回路６が接
続され、又、制御装置１３の出力側に振動子２及び表示
装置４が接続されている。
【００１４】又、制御装置１３には、振動子２からのパ
ルスの反射波を検出する反射波検出部１５が設けられ、
さらに、パルス発振回路３及び連続波発振回路６の作動
時間を設定するタイマ１６が設けられている。
ルスの反射波を検出する反射波検出部１５が設けられ、
さらに、パルス発振回路３及び連続波発振回路６の作動
時間を設定するタイマ１６が設けられている。
【００１５】このように構成された本実施例の超音波診
断治療装置では、まず、制御装置１３でパルス発振回路
３を作動し、患部に当てられた振動子２より超音波をタ
イマ１６によって設定された時間間隔で発生する。
断治療装置では、まず、制御装置１３でパルス発振回路
３を作動し、患部に当てられた振動子２より超音波をタ
イマ１６によって設定された時間間隔で発生する。
【００１６】そして、振動子２より患部に発射した超音
波の反射波が制御装置１３の反射波検出部１５で検出さ
れると、その検出結果を記憶装置１４で記憶するととも
に、検出結果を表示装置４で表示する。
波の反射波が制御装置１３の反射波検出部１５で検出さ
れると、その検出結果を記憶装置１４で記憶するととも
に、検出結果を表示装置４で表示する。
【００１６】この検出結果により、制御装置１３はパル
ス発振回路３の作動を停止し、自動的に連続波発振回路
６を作動し、タイマ１６で予め決められた時間だけ患部
に音圧が１平方センチメートル当たり０．５ｍＷから
０．５Ｗで、周波数が２０ｋＨｚから１００ＭＨｚの超
音波の連続波を発射して患部を治療する。
ス発振回路３の作動を停止し、自動的に連続波発振回路
６を作動し、タイマ１６で予め決められた時間だけ患部
に音圧が１平方センチメートル当たり０．５ｍＷから
０．５Ｗで、周波数が２０ｋＨｚから１００ＭＨｚの超
音波の連続波を発射して患部を治療する。
【００１７】本実施例では、このように自動的にパルス
発振回路３と連続波発振回路６とを切り替えて診断と治
療を行うようにしたので、診断する者は振動子２を設け
たプローブを患者の患部近くから徐々に移動して正確な
患部を探して治療することができるという利点がある。
発振回路３と連続波発振回路６とを切り替えて診断と治
療を行うようにしたので、診断する者は振動子２を設け
たプローブを患者の患部近くから徐々に移動して正確な
患部を探して治療することができるという利点がある。
【００１８】なお、癌を治療する連続波では、患部の大
きさに応じて集束モード及び非集束モードを使用するこ
とができ、又、整合層は、診断用として１／８波長から
１／４波長のものががよく、連続波用としては、１／２
波長のものがよいが、どちらを優先させるかによって任
意に選択することができる。
きさに応じて集束モード及び非集束モードを使用するこ
とができ、又、整合層は、診断用として１／８波長から
１／４波長のものががよく、連続波用としては、１／２
波長のものがよいが、どちらを優先させるかによって任
意に選択することができる。
【００１８】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の超音波診
断治療装置では、パルス発振回路と連続波発振回路とを
切り替えるスイッチ手段及び制御装置を設けて、癌の診
断と治療を行うようにしたので、作業が非常に簡単にな
り、又、正確に癌を治療することができるという利点が
ある。
断治療装置では、パルス発振回路と連続波発振回路とを
切り替えるスイッチ手段及び制御装置を設けて、癌の診
断と治療を行うようにしたので、作業が非常に簡単にな
り、又、正確に癌を治療することができるという利点が
ある。
【図１】本発明の実施例の超音波診断治療装置のブロッ
ク図である。
ク図である。
【図２】図１の超音波診断超音波装置の使用状態を示し
た図である。
た図である。
【図３】本発明の他の実施例の超音波診断治療装置のブ
ロック図である。
ロック図である。
１ スイッチ手段 ２ 振動子 ３ パルス発振回路 ４ 表示装置 ５ ゲインコントローラ ６ 連続波発振回路 ７ 周波数調整回路 ８ プローブ ９ コード １０ 本体装置 １１ 患者 １２ 患部 １３ 制御装置 １４ 記憶装置 １５ 反射波検出部 １６ タイマ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 青木 祥博 愛知県豊橋市大岩町字小山塚20番地 本多 電子株式会社内
Claims (4)
- 【請求項１】 パルスを発生するパルス発振回路と、連
続波を発生する連続波発振回路をスイッチ手段を介して
１つの超音波振動子に接続するとともに、前記パルス発
振回路側に表示装置を接続したことを特徴とする超音波
診断治療装置。 - 【請求項２】 パルスを発生するパルス発振回路と、連
続波を発生する連続波発振回路をスイッチ手段を介して
１つの超音波振動子に接続するとともに、前記パルス発
振回路側に発音装置を接続したことを特徴とする超音波
診断治療装置。 - 【請求項３】 パルスを発生するパルス発振回路と連続
波を発生する連続波発振回路をスイッチ手段を有する制
御装置を介して１つの超音波振動子に接続し、前記制御
装置に前記パルスの反射波を検出する反射波検出部を設
けて、前記制御装置により前記パルス発振回路を予め決
められた時間間隔で駆動して前記反射波検出部で前記パ
ルスの反射波を検出したとき、前記制御装置で連続波発
振回路に切り替えて連続波を続けて発振することを特徴
とする超音波診断治療装置。 - 【請求項４】 前記連続波発振回路が前記超音波振動子
に接続されたときに、前記超音波振動子から発生する超
音波は２０ｋＨｚ以上１００ＭＨｚ以下の周波数であ
り、１平方センチメートル当たり０．５ｍＷ以上である
ことを特徴とする請求項１から４のいずれか１項記載の
超音波診断治療装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4054340A JPH05212049A (ja) | 1992-02-05 | 1992-02-05 | 超音波診断治療装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4054340A JPH05212049A (ja) | 1992-02-05 | 1992-02-05 | 超音波診断治療装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05212049A true JPH05212049A (ja) | 1993-08-24 |
Family
ID=12967881
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4054340A Pending JPH05212049A (ja) | 1992-02-05 | 1992-02-05 | 超音波診断治療装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05212049A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2011188924A (ja) * | 2010-03-12 | 2011-09-29 | Olympus Corp | 超音波照射装置 |
| WO2012118261A1 (ko) * | 2011-02-28 | 2012-09-07 | 노슨 주식회사 | 초음파 진단 및 치료를 위한 펄스 발생 장치 |
| JP2015524315A (ja) * | 2012-08-02 | 2015-08-24 | バード・ペリフェラル・バスキュラー・インコーポレーテッド | 超音波カテーテルシステム |
-
1992
- 1992-02-05 JP JP4054340A patent/JPH05212049A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2011188924A (ja) * | 2010-03-12 | 2011-09-29 | Olympus Corp | 超音波照射装置 |
| WO2012118261A1 (ko) * | 2011-02-28 | 2012-09-07 | 노슨 주식회사 | 초음파 진단 및 치료를 위한 펄스 발생 장치 |
| JP2015524315A (ja) * | 2012-08-02 | 2015-08-24 | バード・ペリフェラル・バスキュラー・インコーポレーテッド | 超音波カテーテルシステム |
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