JPH05212005A - 馬用心拍計 - Google Patents

馬用心拍計

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JPH05212005A
JPH05212005A JP4023785A JP2378592A JPH05212005A JP H05212005 A JPH05212005 A JP H05212005A JP 4023785 A JP4023785 A JP 4023785A JP 2378592 A JP2378592 A JP 2378592A JP H05212005 A JPH05212005 A JP H05212005A
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electrode
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Ichinosuke Ishii
市之助 石井
Hiroki Yajima
広樹 矢嶋
Kenju Seki
健樹 関
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Japan Precision Instruments Inc
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  • Measuring Pulse, Heart Rate, Blood Pressure Or Blood Flow (AREA)
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  • Measurement And Recording Of Electrical Phenomena And Electrical Characteristics Of The Living Body (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 心電信号を検出するための電極等を異物感を
与えることなく馬体に装着できる馬用心拍計を提供する
こと。 【構成】 心電信号を検出するための一対の電極を馬体
に密着させるための電極保持部材4には、鞍を固定する
ための腹帯の内面に添う一対の薄板状の電極取付部23
a,23bと前記腹帯の外面に添う発信器取付部24と
を装備し、各電極取付部23a,23bに貼着される電
極1,2を薄板状にして、腹帯を馬体に装着することに
よって電極1,2を馬体に密着させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、馬用心拍計に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】最近では、運動機能の向上や調整のため
のトレーニング法として、有酸素運動であるエアロビク
スが普及し、また、より効果的に運動機能を向上させる
ために有酸素運動と無酸素性運動とを組合わせたサーキ
ット・トレーニングなども種々紹介されているが、いず
れにしても、最近のトレーニング法は、トレーニング中
の心拍数を監視することによって、体に必要以上の負担
をかけずに最大限にトレーニング効果を引き出す科学的
なものになる傾向にある。
【0003】トレーニング中の心拍数を監視する手段と
しては、携帯用の心拍計が開発されている。この心拍計
は、トレーニングする人の体に装着する心電信号検出用
の電極と、該電極の検出した心電信号に基づいて心電検
出信号を出力する脈拍発信器と、この脈拍発信器の出力
する心電検出信号に応じた心拍数を表示する脈拍受信器
などから構成されるもので、軽量化や小型化が要点とさ
れている。
【0004】ところで、心拍数を監視しながらトレーニ
ングを行うというトレーニング法は、競争馬をトレーニ
ングさせるトレーナからも注目され、人間用に開発され
た心拍計を流用しての試みが検討された。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、一般的に、馬
は、かなり神経質で、異物が体に触れるのを嫌い、心電
信号を検出するための電極等を馬体に装着した場合に、
その電極等が馬に異物感を与えるようであると、そのこ
とで、トレーニング自体が正常にできなくなる虞れがあ
る。
【0006】従って、異物感を与えることなく馬体に装
着することのできる馬用心拍計の開発が、トレーナ等か
ら強く要望されていた。
【0007】本発明は、前記事情に鑑みてなされたもの
で、心電信号を検出するための電極等を異物感を与える
ことなく馬体に装着でき、トレーニング中の馬の心拍数
を監視することによって、無理な負担をかけずに効果的
にトレーニングを進めることができる馬用心拍計を提供
することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明に係る馬用心拍計
は、心電信号を検出するための一対の電極を馬体に密着
させるための電極保持部材と、この電極保持部材に取り
付けられて前記一対の電極によって検出した心電信号に
基づいて心電検出信号を発信する脈拍発信器と、この脈
拍発信器の発信した心電検出信号を受信して受信した心
電検出信号に基づいて心拍数を表示する携帯用脈拍受信
器とを具備する。
【0009】ここに、前記電極保持部材は、鞍を固定す
るための腹帯の内面に添う一対の薄板状の電極取付部と
前記腹帯の外面に添う発信器取付部とを具備して前記腹
帯に固定される絶縁材料製の保持部材本体と、各電極取
付部に貼着される薄板状の電極と、前記脈拍発信器を発
信器取付部に固定するために前記発信器取付部に装備さ
れた発信器固定手段と、この発信器固定手段によって固
定された脈拍発信器の信号入力端子と対応する電極とを
電気的に接続する導通路体とを具備した構成とする。
【0010】
【作用】本発明に係る馬用心拍計は、鞍を固定するため
の腹帯に電極保持部材を取り付けることによって、腹帯
の内面に心電信号を検出するための一対の電極を配備す
るもので、電極保持部材を取り付けた腹帯を馬体に固定
することによって、一対の電極を馬体に装着することが
できる。しかも、前記腹帯の内面に配備された状態とな
る電極取付部や各電極は、いずれも薄板状で腹帯の内面
に密着し、突起物等がないため、馬に異物感を与えな
い。
【0011】そして、電極保持部材の発信器取付部に脈
拍発信器を取り付ければ、馬の心拍数を携帯用脈拍受信
器で監視することができ、心拍数を監視しながらトレー
ニングを進めることができる。
【0012】
【実施例】図10は本発明に係る馬用心拍計の第1実施
例の使用状態を示したもので、図11は図10における
C−C線に沿う断面図である。この第1実施例の馬用心
拍計は、心電信号を検出するための一対の電極(図1の
符号1,2参照)を馬体3に密着させるための電極保持
部材4と、この電極保持部材4に取り付けられて前記一
対の電極(図1の符号1,2)によって検出した心電信
号に基づいて心電検出信号を発信する脈拍発信器5と、
この脈拍発信器5の発信した心電検出信号を受信して受
信した心電検出信号に基づいて心拍数を表示する携帯用
脈拍受信器6とから構成されている。なお、図10にお
いて、符号7は馬のトレーニングを行っている騎手(ト
レーナ)であり、8は鞍、9は前記鞍8を馬体3に固定
するための腹帯である。また、図11において符号10
は馬の心臓である。
【0013】次に、図1乃至図5に基づいて第1実施例
の電極保持部材4について説明する。この電極保持部材
4は、図3に示すように、ナイロン織布(あるいはナイ
ロンシート)等の絶縁材料で形成した薄板状(または薄
膜状)の第1の芯材12と、この第1の芯材12の上に
互いに離間して配置された一対の導電板13,14と、
これらの導電板13,14に跨がるようにこれらの導電
板13,14の上に重ねられた薄板状の座板15と、座
板15および導電板13,14の一部を覆う如く導電板
13,14の上に積層される第2の芯材16と、第1の
ホック17および第2のホック18と、固定手段19,
20,21とで構成されている。
【0014】前記第1の芯材12は、前記腹帯9の外面
に重ねる縦帯部分12aと、この縦帯部分12aから横
に延びた3つの横帯部分12b,12c,12dとを具
備して、全体としては、E字状を呈している。各横帯部
分12b,12c,12dは、腹帯9に巻き付けるため
のものである。
【0015】前記導電板13,14はいずれも軟質の導
電性材で薄板状に形成されたものである。なお、この導
電性材としては、延伸多孔質ポリテトラフロロエチレン
等の多孔質繊維で織られた布に導電性ゴム等の導電性材
を含浸させたもの(例えば、ジャパンゴアテックス社か
ら販売されている導電性ゴアテックス(商品名)等があ
る)や、シリコンゴム中に炭素粉末を混在させた導線性
シリコンゴム等がある。導電板13は横帯部分12bの
基端側(縦帯部分12a寄りの側)の一部と縦帯部分1
2aの一部に重なる鉤状を呈し、導電板14は横帯部分
12dの基端側(縦帯部分12a寄りの側)の一部と縦
帯部分12aの一部に重なる鉤状を呈している。また、
これらの導電板13,14は、いずれも、接着剤等によ
って第1の芯材12に接着される。
【0016】前記座板15は、プラスチック等の絶縁材
料で形成されたもので、前述のホック17,18を取り
付ける際の補強板として利用される。
【0017】第2の芯材16は、ナイロン織布(あるい
はナイロンシート)等の絶縁材料で薄板状(または薄膜
状)に形成されたもので、前記第1の芯材12の縦帯部
分12aに相当する帯状を呈している。
【0018】前記第1のホック17,18は、導電性に
優れた金属で形成されている。そして、第1のホック1
7は、かしめリング17aによって、導電板13と座板
15の一端と第2の芯材16とを共締めすることによっ
て取り付けられ、導電板13とは電気的に接続した状態
にされる。また、前記第2のホック18は、かしめリン
グ18aによって、導電板14と座板15の他端と第2
の芯材16とを共締めすることによって取り付けられ、
導電板14とは電気的に接続した状態にされる。
【0019】前記固定手段19,20,21は、電極保
持部材4を腹帯9に固定するためのもので、この第1実
施例では、いわゆるマジックファスナで、第2の芯材1
6上に接着固定された雄形ファスナ19a,20a,2
1aと、横帯部分12b,12c,12dの先端側の裏
面に接着固定された雌形ファスナ19b,20b,21
bとで構成されている。各固定手段19,20,21の
雄形ファスナ19a,20a,21aと雌形ファスナ1
9b,20b,21bとは、雄形と雌形とを一定以上の
力で密着させることによって連結状態になり、また一定
以上の力で引き剥がすことによって、連結状態を解除す
ることができる。
【0020】図1は完成した電極保持部材4の平面図で
あり、図2は図1のA−A線に沿う断面図である。前述
の第1の芯材12および第2の芯材16およびホック1
7,18は、前記腹帯9に固定される絶縁材料性の保持
部材本体23として機能する。そして、図3に示すよう
に、横帯部分12b,12dの基端側の部分は、腹帯9
の内面(即ち、馬体に接触する側の面)に添う一対の薄
板状の電極取付部23a,23bとして機能し、前記第
2の芯材16のホック17,18が取り付けられる付近
は、前記腹帯9の外面に添う発信器取付部24として機
能する。
【0021】また、導電板13,14の横帯部分12
b,12dに重なる部分は、前述の各電極取付部23
a,23bに貼着されて馬体3から心電信号を検出する
薄板状の電極1,2として機能する。
【0022】そして、前述のホック17,18は、前記
脈拍発信器5を発信器取付部24に固定するために前記
発信器取付部24に装備された発信器固定手段として機
能すると同時に、前記電極1,2で検出した心電信号を
脈拍発信器5に入力する信号入力端子として機能する。
【0023】また、前記導電板13,14の縦帯部分1
2aと重なる範囲は、ホック17,18によって固定さ
れた脈拍発信器5と電極とを電気的に接続するための導
通路体26,27として機能する。
【0024】以上の構成をなす電極保持部材4は、縦帯
部分12aの裏面を腹帯9の外面に密着させ、さらに、
図4および図5に示すように、横帯部分12b,12
c,12dを腹帯9の内面側を通すことによって腹帯9
に巻き付け、各固定手段19,20,21を連結状態に
することによって腹帯9に固定する。ここで、図4に示
したように、導電板13の表面であって馬体3に接する
部分に、導電性粘着ゴムであるカラヤゴムのシート13
aを貼り付けると、馬体3と導電板13との接触をより
良好にすることができる。
【0025】なお、図11に示すように、電極保持部材
4の腹帯9に沿う方向の長さ寸法は、前記電極1,2が
心臓10を挟んで一定距離離間するように、選定されて
いる。また、電極保持部材4に取り付けた脈拍発信器5
に指向性がある場合は、その指向方向が、携帯用脈拍受
信器6の存在方向となるように、発信器取付部24に配
備するホック17,18の配列方向を設定しておく。
【0026】次に、図6および図7に基づいて、第1実
施例で使用している脈拍発信器5について説明する。こ
の脈拍発信器5は、図6に示すように、裏面には、前記
ホック17,18に嵌合する嵌合部5a,5bが装備さ
れていて、これらの嵌合部5a,5bをホック17、1
8に嵌合させることによって、電極保持部材4の発信器
取付部24に固定される。
【0027】この脈拍発信器5は、図7に示すように、
装着検出回路31と帯域増幅回路32と単安定マルチバ
イブレータ33とからなる検出・増幅部34と、発振回
路35とコイル駆動回路36と送信コイル37とからな
る送信部38と、電源である電池39と、電源制御回路
40とから構成されている。ここに、前記装着検出回路
31は、前記電極1,2が馬体3の胸部に装着されたこ
とを検出し、その検出結果を電源制御回路40に通知す
る。この電源制御回路40は、前記装着検出回路31の
検出結果に基づいて、前記装着検出回路前記帯域増幅回
路32と単安定マルチバイブレータ33への電源の供給
をオン・オフする。即ち、当該脈拍発信器5では、電極
1,2が馬体3の胸部に装着されれば、自動的に電源を
onにする。そして、帯域増幅回路32は、電極1,2
の検出した心電信号を増幅し、雑音(アーチファクト
等)と信号とを弁別して出力する。単安定マルチバイブ
レータ33では、前記帯域増幅回路32の出力をトリガ
として、送信時間を決める。一方、送信部35では、発
振回路35によって発振した信号をコイル駆動回路36
によって増幅して送信コイル37を駆動し、これによっ
て磁界を発生させ、心電信号の検出毎に、心電検出信号
を送信する。
【0028】次に、図8および図9に基づいて、第1実
施例で使用している携帯用脈拍受信器6について説明す
る。この携帯用脈拍受信器6は、図8に示すように、腕
時計タイプのもので、心拍数や時刻を表示させたりある
いはストップウオッチとしての表示をさせる表示器6a
が装備され、また、ブザーも装備されている。
【0029】この携帯用脈拍受信器6は、図9に示すよ
うに、受信コイル42と増幅回路43と信号弁別回路4
4とからなる受信部45と、マイクロコンピュータ本体
46と前記表示器(液晶表示装置)6aとブザー駆動回
路47とスイッチマトリクス48とからなるマイクロコ
ンピュータ部49と、電源である電池50と、電源制御
回路51とを具備している。
【0030】携帯用脈拍受信器6は、次のように動作す
る。まず、前記脈拍発信器5の送信コイル37の発生し
た磁界によって受信コイル42が誘導され、これによっ
て、前記増幅回路43が受信した心電検出信号を一定信
号レベルまで増幅する。そして増幅された信号は、信号
弁別回路44によって搬送波と受信信号とに分別されて
ディジタル信号に変換される。すると、マイクロコンピ
ュータ本体46が、前記ディジタル信号に基づいて1分
毎の心拍数を演算し、演算結果を前記表示器6aに表示
する。また、マイクロコンピュータ本体46では、スイ
ッチ48の操作によって演算結果の心拍数をマイクロコ
ンピュータ本体46内部の記憶回路に記憶させることが
でき、さらに、記憶させたデータを呼び出して前記表示
器6aに表示させることもできる。なお、時刻表示やス
トップウオッチとして利用する場合は、前記スイッチマ
トリクス48によって、動作モードを切り換えする。
【0031】以上に説明した第1実施例の馬用心拍計
は、図5に示したように電極保持部材4を腹帯9に取り
付けることによって、腹帯9の内面に心電信号を検出す
るための電極1,2を配備するもので、電極保持部材4
を取り付けた腹帯9を馬体に固定することによって、電
極1,2を馬体に装着することができる。しかも、前記
腹帯9の内面に配備された状態となる電極取付部23
a,23bや電極1,2は、いずれも薄板状で腹帯9の
内面に密着し、突起物等がないため、馬に異物感を与え
ない。
【0032】そして、電極保持部材4の発信器取付部2
4に脈拍発信器5を取り付ければ、馬の心拍数を携帯用
脈拍受信器6で監視することができ、この携帯用脈拍受
信器6は、腕時計タイプであるため騎手が腕にはめてお
くことによって、トレーニング中の心拍数を随時確認す
ることができ、心拍数を監視しながらトレーニングを進
めることができる。
【0033】また、前記第1実施例では、電極保持部材
4は、いわゆるマジックファスナによる固定手段19,
20,21を利用することによって簡単に腹帯9に巻き
付けて固定する構造であるため、着脱等の取り扱い性も
良い。
【0034】なお、前記第1実施例では、電極保持部材
4の電極取付部23a,23bは、ナイロン織布または
ナイロンシートとしたが、絶縁性があり、薄くて、腹帯
9に密着させることができるものなら、その他の材質で
形成しても良い。また、馬体3に密着させる電極1,2
は、薄く、導電性が高ければ、第1実施例以外のもの、
例えば、導電性プラスチックなども使用することが可能
である。さらに、第1実施例では、導通路体26,27
は電極1,2と一体構造としたが、導通路体26、27
には通常の細径の被覆電線を利用するようにしても良
い。
【0035】さらに、第1実施例では、ホック17,1
8に、脈拍発信器5の固定手段として機能させると同時
に、信号入力端子として機能させたが、電極保持部材4
に別に信号入力部を装備した構成とすれば、脈拍発信器
5の定手段としてホック以外の連結手段(例えば、接着
とか、脈拍発信器5の外部ケースを電極保持部材4と一
体構造にするなど……)を採用することも考えられる。
【0036】図12は、本発明の第2実施例を示したも
のである。この実施例は、電極保持部材4を3つのクリ
ップ53,54,55と、クリップ53,55の裏面に
貼着した一対の電極56,57と、クリップ54の表面
に突設した発信器固定手段58,59と、各発信器固定
手段58,59を対応する電極56,57と電気的に接
続する導通路体60,61とで構成したものである。こ
こに、前記クリップ53,54,55は、プラスチック
等の絶縁材料で形成されたもので、図13に示すよう
に、表面側を腹帯9の外面側にして、腹帯9を挟む構造
とする。また、腹帯9に取り付けた際に腹帯9の内面に
添う各クリップ53,54,55の裏面側部材53a,
54a,55aは、いずれも薄板状に形成されている。
これらのクリップ53,54,55は、腹帯9に固定す
るための強度メンバである保持部材本体として機能し、
クリップ53,55の裏面側部材53a,55aは腹帯
9の内面に添う電極取付部として機能し、また、クリッ
プ54の表面側部材54bは脈拍発信器5を取り付ける
ための発信器取付部として機能している。前述の各電極
56,57は、材質は第1実施例と同じで、同様に薄板
状に形成されている。また、各発信器固定手段58,5
9は、第1実施例と同様のホックで、脈拍発信器5の信
号入力端子としても機能する。導通路体60,61は、
被覆電線を利用している。
【0037】図14は、本発明の第3実施例を示した斜
視図である。この実施例は、第2実施例における3つの
クリップ53,54,55を一体化したクリップ体63
に置き換えたものである。
【0038】図15は、本発明の第4実施例を示した斜
視図である。この実施例は、第2実施例における3つの
クリップ53,54,55を連結棒64を介して連結し
たものである。連結棒64は、絶縁材料で形成された円
柱体で、接着材等によって各クリップ53,54,55
に固定されている。
【0039】図16は、本発明の第5実施例の示した斜
視図である。この実施例は、保持部材本体65と、電極
66,67と、両面粘着テープ68,69と、絶縁性の
被覆テープ70と、発信器固定手段71,72と、導通
路体73,74等から構成されている。前記保持部材本
体65は、腹帯9の内面に添う電極取付部65a,65
bと腹帯9の外面に添う発信器取付部65cとを絶縁材
料により一体成形したもので、前記電極取付部65a,
65bは薄板状に形成され、それぞれの下面には前記電
極66,67が貼着されている。また、前記発信器取付
部65cには、前記発信器固定手段71,72が固定さ
れている。これらの発信器固定手段は、前述の各実施例
で使用したホックで、脈拍発信器5へ信号入力端子も兼
ねている。また、前記両面粘着テープ68,69は、前
述の電極取付部65a,65bの上面に貼付されてい
る。この実施例のものは、前記両面粘着テープ68,6
9を腹帯9の内面に密着させることによって、腹帯9へ
固定する。
【0040】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
に係る馬用心拍計は、鞍を固定するための腹帯に電極保
持部材を取り付けることによって、腹帯の内面に心電信
号を検出するための一対の電極を配備するもので、電極
保持部材を取り付けた腹帯を馬体に固定することによっ
て、一対の電極を馬体に装着することができる。しか
も、前記腹帯の内面に配備された状態となる電極取付部
や各電極は、いずれも薄板状で腹帯の内面に密着し、突
起物等がないため、馬に異物感を与えない。
【0041】そして、電極保持部材の発信器取付部に脈
拍発信器を取り付ければ、馬の心拍数を携帯用脈拍受信
器で監視することができ、心拍数を監視しながらトレー
ニングを進めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る馬用心拍計の第1実施例の要部の
平面図である。
【図2】図1のA−A線に沿う断面図である。
【図3】本発明の第1実施例の要部の分解斜視図であ
る。
【図4】本発明の第1実施例の取付状態の説明図であ
る。
【図5】図4のB−B線に沿う断面図である。
【図6】本発明の第1実施例の脈拍発信器の斜視図であ
る。
【図7】本発明の第1実施例の脈拍発信器の構成図であ
る。
【図8】本発明の第1実施例の携帯用脈拍受信器の正面
図である。
【図9】本発明の第1実施例の携帯用脈拍受信器の構成
図である。
【図10】本発明の第1実施例の取付状態の説明図であ
る。
【図11】図10のC−C線に沿う断面図である。
【図12】本発明の第2実施例を示す斜視図である。
【図13】本発明の第2実施例の取付説明図である。
【図14】本発明の第3実施例を示す斜視図である。
【図15】本発明の第4実施例を示す斜視図である。
【図16】本発明の第5実施例を示す斜視図である。
【符号の説明】 1,2 電極 3 馬体 4 電極保持部材 5 脈拍発信器 5a,5b 嵌合部 6 携帯用脈拍受信器 6a 表示器 7 騎手(トレーナ) 8 鞍 9 腹帯 10 心臓 17,18 ホック 23a,23b 電極取付部 24 発信器取付部 26,27 導通路体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 A61B 5/0478 A61D 13/00 Z 7108−4C

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 心電信号を検出するための一対の電極を
    馬体に密着させるための電極保持部材と、この電極保持
    部材に取り付けられて前記一対の電極によって検出した
    心電信号に基づいて心電検出信号を発信する脈拍発信器
    と、この脈拍発信器の発信した心電検出信号を受信して
    受信した心電検出信号に基づいて心拍数を表示する携帯
    用脈拍受信器とを具備し、馬の心拍測定に使用される馬
    用心拍計であって、 前記電極保持部材は、鞍を固定するための腹帯の内面に
    添う一対の薄板状の電極取付部と前記腹帯の外面に添う
    発信器取付部とを具備して前記腹帯に固定される絶縁材
    料製の保持部材本体と、各電極取付部に貼着される薄板
    状の電極と、前記脈拍発信器を発信器取付部に固定する
    ために前記発信器取付部に装備された発信器固定手段
    と、この発信器固定手段によって固定された脈拍発信器
    の信号入力端子と対応する電極とを電気的に接続する導
    通路体とを具備した構成としたことを特徴とした馬用心
    拍計。
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