JPH0521149Y2 - - Google Patents

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JPH0521149Y2
JPH0521149Y2 JP1986148453U JP14845386U JPH0521149Y2 JP H0521149 Y2 JPH0521149 Y2 JP H0521149Y2 JP 1986148453 U JP1986148453 U JP 1986148453U JP 14845386 U JP14845386 U JP 14845386U JP H0521149 Y2 JPH0521149 Y2 JP H0521149Y2
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sheet
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circular electrode
dot
coordinate
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Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 この考案は、例えばコンピユータに文字や図形
を手書き入力したり、編集機能付きコピーマシン
で複写領域等を指定したりするのに使用される座
標入力装置に関する。
〈従来の技術〉 従来この種座標入力装置には、第3図に示す如
く、X座標位置検出用の座標入力シート(以下、
「X座標入力シート」という)1AとY座標位置
検出用の座標入力シート(以下、「Y座標入力シ
ート」という)1Bとを上下に重合したものが用
いられている。各座標入力シート1A,1Bは対
向電極2,3間の絶縁シート面に面抵抗体4A,
4Bが形成されたものであり、これら座標入力シ
ート1A,1Bを対向電極2,3の位置が相手シ
ートに対し90度ずれるよう位置決めされている。
この座標入力装置に対しスタイラスペンのペン
先を接触させた場合、スイツチSW1,SW2を閉じ
てX座標入力シート1Aに電圧E1を与えること
によつて、そのシートにおける入力点PAの分圧
がY座標入力シート1Bの分圧出力端6からX座
標位置情報として取り出されることになり、同様
にスイツチSW3,SW4を閉じてY座標入力シート
1Bに電圧E1を与えれば、そのシートにおける
入力点PBの分圧がX座標入力シート1Aの分圧
出力端7からY座標位置情報として取り出される
ことになる。
第4図は上記座標入力シート1A,1Bの重合
状態を示すもので、各座標入力シート1A,1B
は絶縁シート8A,8Bの表面に抵抗材を一様に
印刷して面抵抗体4A,4Bが形成されている。
このうちY座標入力シート1Bはその表面に複数
個のドツト状スペーサ9を均一に分散配置して、
面抵抗体4A,4B相互間にギヤツプ10を形成
してある。なおX座標入力シート1Aはその上面
にカーバーシート11およびトツプシート12が
重合配備される。
上記重合構造の座標入力シート1A,1Bに対
しペン接触による押圧力を作用させると、その押
圧点がちようどドツト状スペーサ9の頂上位置
P1に対応するときは、座標入力シート1A,1
Bはその可撓性により変形して、第5図に示す如
く、押圧位置P1より離れた位置R1でリング状に
接触する。また押圧点がドツト状スペーサ9の頂
上より若干ずれた位置P2にあるときは、接触位
置がずれ方向のR2の位置へ移り、同様に押圧点
がさらにP3,P4へずれるに従つて、接触位置が
ずれ方向のR3,R4の位置に移行してゆく。かく
て押圧点がドツト状スペーサ9より十分に離れた
位置P5に至つたとき、ようやくその押圧点の直
下の位置R5で座標入力シート1A,1Bが接触
することになる。
第6図は上記の各押圧位置P1〜P5と座標入力
シート1A,1Bの分圧出力端6,7より出力さ
れる出力電圧との関係を示している。
同図中、Tは理想状態を示す理想直線であつ
て、押圧位置がP5のときは出力電圧としてこの
理想直線T上の電圧V5が得られるが、押圧位置
がP2〜P4に移るとその出力電圧V2〜V4は理想直
線Tからずれ、理想値との間に誤差が生ずる。な
お押圧位置がP1の場合はリング状の接触点が合
成される結果、仮想的に理想直線T上の出力電圧
V1が得られる。
ところで上記の各座標入力シート1A,1Bに
おいて、面抵抗体4A,4Bは印刷精度によつて
対向電極間の抵抗値の直線性が左右される。これ
を改善するため、出願人は先般、前記面抵抗体4
A,4Bの全面にわたり等電位線をなす複数本の
補助電極を前記対向電極2,3と平行して設ける
ことを提案した。
第7図は、一例としてY座標入力シート1Bに
設けられた補助電極13B,13Bを示してい
る。これら補助電極13Bは面抵抗体4Bの電位
を揃えたい方向に沿つて細幅のストライプ状に形
成され、絶縁シートの表面に対し銀ペーストのよ
うな高導電率のインクをもつて印刷される。
この方式によれば、各補助電極13Bに沿う方
向の電位は同一値に揃えることができる。
さらに出願人は、これら補助電極13B上に円
形電極部14Bをシート面に沿い一連に形成し
て、各円形電極部14Bの上面に前記ドツト状ス
ペーサ9を上下に重ねて対応位置させる構造のも
のを提案した。そして第7図に示す例の場合、隣
合う補助電極13B,13Bの中間位置にも同様
の補助電極16B,17Bを増設すると共に、外
側位置の補助電極16B,16Bには前記円形電
極部14Bの外形に沿う湾曲部15を形成して、
前記円形電極部14Bの存在を考慮した等電位線
を形成するようにしている。
この構造によれば、ドツト状スペーサ9が押圧
されて座標入力シート1A,1B間の接触位置が
ずれた場合は、そのずれた位置に円形電極部14
Bが対応位置するため、補助電極13Bを介して
押下位置が正確に検出されることになる。なお補
助電極13B,13B間の中間位置が押圧された
場合は、中間の補助電極16B,17Bが形成す
る等電位線に基づきその押圧位置が高精度に検出
される。
〈考案が解決しようとする問題点〉 ところが上記の座標入力装置において、各補正
電極13B,16B,17Bは高価な銀ペースト
印刷により形成されているため、その本数を増加
させると、装置が著しくコスト高となる。特にド
ツト状スペーサの数を増してその分布密度を高め
ると、シート面に手が接触することによる装置の
誤動作を防止できる利点があるが、この場合にド
ツト状スペーサの増設は補正電極の増設につなが
ることになるため、一層装置のコスト高を招き、
これが装置の性能を向上させるのに大きな障害と
なつている。
この考案は、上記問題を解消するためのもので
あつて、前記円形電極部とドツト状スペーサとの
配置を工夫することにより、電極材料の節約をは
かり、もつて製作コストを低減する新規な座標入
力装置を提供することを目的とする。
〈問題点を解決するための手段〉 上記目的を達成するため、この考案では、 シート面に面抵抗体が形成されたX座標および
Y座標位置検出用の座標入力シートを備え、両座
標入力シートは面抵抗体相互間にギヤツプを形成
保持するための複数個のドツト状スペーサを介し
て上下に重合されて成る座標入力装置において、 前記の各座標入力シートは、前記面抵抗体部分
のシート面に等電位線をなす複数本の補助電極を
ストライプ状に設けると共に、これら補助電極上
および隣合う補助電極の中間位置に円形電極部を
シート面に沿つて設け、各円形電極部の上面に前
記ドツト状スペーサを上下に重ねて対応配置する
ことにした。
〈作用〉 座標入力シートに対しペン接触による押圧力を
作用させた場合において、その押圧点にドツト状
スペーサが対応位置して接触点の移動が生じて
も、そのずれた位置に円形電極部が存在するた
め、押下位置が正確に検出されることになる。
従つてドツト状スペーサを増設して性能の向上
をはかる場合、補助電極間の中間位置に円形電極
部を形成して、その位置にドツト状スペーサを対
応位置させるだけでよいから、中間の補助電極を
増設することなく、押圧位置の検出精度を向上し
得、電極材料の節約による装置のコストダウンを
はかることができる。
〈実施例〉 第1図および第2図はこの考案の一実施例にか
かる座標入力装置を示しており、このうち第1図
はX座標入力シート1Aの構成を、また第2図は
Y座標入力シート1Bの構成を、それぞれ示して
いる。
各座標入力シート1A,1Bにはポリエステル
フイルムのような可撓性を有する絶縁シートが用
いられ、この絶縁シートの表面には陽極および陰
極を構成する対向電極(図示せず)と、これら対
向電極間のシート面上に複数本の補正電極13
A,13Bとが銀ペーストでスクリーン印刷され
ている。これら補正電極13A,13Bは等電位
性能およびその方向に流れる電流の直線性を高め
るためのものであり、前記対向電極と平行して適
当間隔でストライプ状に並列配置される。
また前記絶縁シートの表面にはカーボンレジン
等の抵抗材を一様に印刷して面抵抗体4A,4B
が形成されており、これら面抵抗体4A,4Bの
対向面間にはY座標入力シート1B側に分散配置
された絶縁性を有するドツト状スペーサ9が位置
して、その間にギヤツプを形成する。
前記Y座標入力シート1Bにおいて、各補助電
極13B上には第1の円形電極部20Bがシート
面に沿い補助電極13Bと一連に形成されると共
に、隣合う補助電極13B,13Bの中間位置に
は第2の円形電極部21Bが同様に形成されてお
り、これら各円形電極部20B,21Bの上面に
前記ドツト状スペーサ9が上下に重ねて対応配置
されている。
図示例の場合、前記第1の円形電極部20Bは
各補助電極13Bにつき所定間隔毎に、しかも同
一X座標位置(図中、Xo,Xo-1で示す)に配設
してある。また第2の円形電極部21Bは隣合う
補助電極13B,13Bの中間位置であつて、し
かも第1の円形電極部20Bの配設間隔の中間位
置(図中、Xo+Xo-1/2で示す)に配設してあ
る。
またX座標入力シート1AについてもY座標入
力シート1Bと同様であり、第1の円形電極部2
0Aが各補助電極13A上の所定間隔毎に、しか
も同一Y座標位置(図中、Yo,Yo-1で示す)に
一連に形成され、さらに第2の円形電極部21A
が隣合う補助電極13A,13Aの中間位置であ
つて、しかも第1の円形電極部20Aの配設間隔
の中間位置(図中、Yo+Yo-1/2で示す)に形
成されている。
前記Y座標入力シート1BにX座標入力シート
1Aを重合する際、上下の補助電極13A,13
Bの交叉地点で第1の円形電極部20A,20B
同志がドツト状スペーサ9を挟んで上下に対向位
置し、また第2の円形電極部21A,21B同志
もドツト状スペーサ9を挟んで対向位置するよう
に各座標入力シート1A,1Bが互いに位置決め
される。
しかして重合された座標入力シート1A,1B
に対しペン接触による押圧力を作用させると、そ
の押圧点が補正電極13A,13Bの交叉地点の
ドツト状スペーサ9上に位置するときは、接触点
の移動が生ずることになるが、そのずれた位置に
第1の円形電極部20A,20Bが存在するた
め、補正電極13A,13Bを介して押下位置が
正確に検出されることになる。
また押圧点が補正電極13A,13B間の中間
位置のドツト状スペーサ9上であるときは、同様
に接触点の移動が生ずるが、そのずれた位置に第
2の円形電極部21A,21Bが存在するため、
この第2の円形電極部21A,21Bによつて押
下位置が正確に検出されることになる。
なお補正電極13A,13B間の領域について
は第1の円形電極部20A,20Bおよび第2の
円形電極部21A,21Bの存在により第1,2
図中、点線で示すひずみ形状の等電位線が形成さ
れるもので、押圧点がドツト状スペーサ9上以上
の位置のときは、この等電位線に対応して押圧位
置が正確に検出されることになる。
〈考案の効果〉 この考案は上記の如く、X座標およびY座標位
置検出用の各座標入力シートの面抵抗体部分に等
電位線をなす複数の補助電極を設けると共に、こ
れら補助電極上および隣合う補助電極の中間位置
に円形電極部を設けて、各円形電極部上に前記ド
ツト状スペーサを対応配置するようにしたから、
座標入力シートにペン接触した場合に、その押圧
点にドツト状スペーサが対応位置して接触点の移
動が生じても、そのずれた位置に円形電極部が存
在するため、押下位置が正確に検出されることに
なる。
またドツト状スペーサを増設することにより、
シート面への手の接触による装置の誤動作を防止
するなど、装置の性能の向上をはかる場合に、補
助電極間の中間位置に円形電極部を形成して、そ
の位置にドツト状スペーサを対応位置させるだけ
でよいから、中間の補助電極を増設することな
く、検出位置の精度向上を実現し得、電極材料の
節約による装置のコストダウンをはかることがで
きる。さらに各円形電極部はシート面に沿つて設
けられると共に、各ドツト状スペーサは円形電極
部の上面に上下に重ねて配置されているから、ド
ツト状スペーサに作用した押圧力は円形電極部の
上面に対して同方向に作用することになるため、
円形電極部に無理が力が加わらず、その変形は小
さなものとなり、寿命が長く、高い信頼性が得ら
れる等、考案目的を達成した顕著な効果を奏す
る。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例にかかるY座標入
力シートの拡大平面図、第2図はX座標入力シー
トの拡大平面図、第3図は従来の座標入力装置の
構成を示す図、第4図は従来の座標入力装置の拡
大断面図、第5図は異なる押圧位置に対する座標
入力シート間の接触位置を示す図、第6図は第4
図に示す従来例の出力電圧特性を示す図、第7図
は補助電極が設けられた座標入力シートの構成例
を示す平面図である。 1A,1B……座標入力シート、4A,4B…
…面抵抗体、9……ドツト状スペーサ、13A,
13B……補助電極、20A,20B……第1の
円形電極部、21A,21B……第2の円形電極
部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 シート面に面抵抗体が形成されたX座標および
    Y座標位置検出用の座標入力シートを備え、両座
    標入力シートは面抵抗体相互間にギヤツプを形成
    保持するための複数個のドツト状スペーサを介し
    て上下に重合されて成る座標入力装置において、 前記の各座標入力シートには、前記面抵抗体部
    分のシート面に等電位線をなす複数本の補助電極
    をストライプ状に設けると共に、これら補助電極
    上および隣合う補助電極の中間位置に円形電極部
    をシート面に沿つて設け、各円形電極部の上面に
    前記ドツト状スペーサを上下に重ねて対応配置し
    て成る座標入力装置。
JP1986148453U 1986-09-27 1986-09-27 Expired - Lifetime JPH0521149Y2 (ja)

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5933564B2 (ja) * 1974-07-15 1984-08-16 武田薬品工業株式会社 利胆剤の製造法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5933564U (ja) * 1982-08-25 1984-03-01 日本電気ホームエレクトロニクス株式会社 タツチセンサパネル

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